JPH01204529A - ラジオデータ受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ラジオデータシステム用受信機（以下、ＲＤ
Ｓ受信機と称する）の制御方法に関するものである。

背景技術 放送局の放送の際にその番組内容に関連する情報等の放
送関連情報をデータとして多重変調にて送信し、受信側
にてこれを復調したデータに基づいて所望の番組内容を
選択できるようにしてラジオ聴取者に対してそのサービ
スを提供できるようにしたラジオデータシステム（ＲＤ
Ｓ）がある。

このラジオデータシステムにおいては、ＦＭ変調波の周
波数帯域外で１９ＫＨｚのステレオパイロット信号の３
次高調波である５７ＫＨｚを副搬送波とし、この副搬送
波をフィルタリングされかつパイフェーズ（Ｂｉｐｈａ
ｓｃ）コード化された番組内容等の放送に関連する情報
を示すデータ信号により振幅変調してラジオデータ信号
とし、この振幅変調された副搬送波を主搬送波に周波数
変調して放送するようになされている。

ラジオデータ信号は、そのベースバンドコーディング構
造を示す第３図から明らかなように、１０４ビツトを１
グループとして繰り返し多重伝送される。１つのグルー
プは各々２６ビツト構成の４ブロツクからなり、また各
ブロックは１６ビツトの情報ワードと１０ビツトのチエ
ツクワードとからなっている。第４図において、ブロッ
ク１にはネットワークを表わす番組認、２　（Ｐ　Ｉ）
データが、ブロック２には交通番組認識（ＴＰ）データ
や交通アナウンス認識（Ｔ　Ａ）データが、ブロック３
には同一番組を放送しているネットワーク局群の周波数
（ＡＦ）データが、ブロック４には放送局名やネットワ
ーク名等の番組サービス名情報（Ｐ　Ｓ）データがそれ
ぞれ配置される。また、各グループはその内容に応じて
４ビツトにてタイプ０〜１５の１６通りに区別され、さ
らに各タイプ（０〜１５）に対しそれぞれＡ、　Ｂの２
つのバージョンが定義されており、これらの認識コード
はブロック２に配置されている。なお、ネットワーク局
のＡＦデータはタイプＯＡグループのみで伝送されるよ
うになっている。

ところで、車載受信機の場合には、車両の走行に伴って
受信中の放送波の受信状態が悪化して来ることがある。

ＲＤＳ放送の場合、上述したように１つのＲＤＳ放送波
を受信すると同一番組の放送を行なっているネットワー
ク局群のＡＦデータを得ることができるので、このＡＦ
データを活用して受信状態の良好な他の同一ネットワー
ク局周波数に受信周波数を切り換えることが可能である
。

しかしながら、同一ネットワーク局群のＡＦデータの中
には他の異なるネットワーク局でも用いている周波数が
含まれている場合があり、このような場合には他の同一
ネットワーク局周波数への受信周波数の切り換えが素早
く行なわれない可能性がある。

発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、受信中の
放送波の受信状態が悪化して来た場合に他の受信状態が
良好な同一ネットワーク局周波数への受信周波数の切り
換えを素早く行なうことができるＲＤＳ受信機の制御方
法を提供することである。

本発明のＲＤＳ受信機の制御方法は、ネットワークを表
わす番組認識データを含むＲＤＳ放送波を受信可能でか
つ同一ネットワーク局群の周波数データリストを備えた
ＲＤＳ受信機において同一番組追従指令がされた場合に
周波数データリストから周波数データを順次読み出す読
出行程と、該読出行程にて読み出された周波数データで
与えられる周波数へ受信周波数を切り換える切換行程と
、該切換行程にて受信周波数を切換える毎に受信信号レ
ベルが設定レベル以上でかつ受信していた放送波と番組
認識データが一致する放送波を受信したか否かを判別す
る判別行程と、該判別行程における受信信号レベルの設
定レベル以上かつ番組認識データの一致の判別結果に応
じて切換行程における受信周波数の切換えを停止させる
制御行程とを含む制御方法であり、判別行程における判
別結果を記憶し、読出行程においては周波数データの読
出が一巡したときには判別行程において番組認識データ
が一致しないと判別した周波数データの読出を中止する
ことを特徴としている。

実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

本発明による制御方法が適用されるＲＤＳ受信機の構成
の一例を示す第１図において、アンテナ１で受信された
ＦＭ多重放送波はフロントエンド２で希望の局が選択さ
れ、中間周波数（ＩＦ）に変換された後、ＩＦアンプ３
を介してＦＭ検波器４に供給される。フロントエンド２
は、例えば、プログラマブル分周器を含むＰＬＬ回路を
用いたＰＬＬシンセサイザ一方式を採り、プログラマブ
ル分周器の分周比が後述するコントローラ１４によって
制御されることにより選局動作を行なう構成となってい
る。ＦＭ検波器４の検波出力はＭＰＸ（マルチプレクス
）復調回路５に供給され、ステレオ放送の場合にはＬ（
左）、Ｒ（右）チャンネルのオーディオ信号に分離され
て再生オーディオ出力となる。ミューティング回路２０
はコントローラ１４によって、オン・オフ制御される。

また、ＦＭ検波器４の検波出力がフィルタ６を通過する
ことにより、パイフェーズコード化されたデータ信号に
よって振幅変調された５７ＫＨｚの副搬送波、すなわち
ラジオデータ信号が抽出されＰＬＬ回路７で復調される
。この復調出力はディジタル（Ｄ）ＰＬＬ回路８及びデ
コーダ９に供給される。Ｄ−ＰＬＬ回路８では、ＰＬＬ
回路７の復調出力に基づいてデータ復調用のクロックが
生成される。生成されたクロックはゲート回路１０に供
給される。ロック検出回路１１はＤ−ＰＬＬ回路８がロ
ックしたことを検出してロック検出信号を発生し、これ
をゲート回路１０に供給して当該回路１０を開（オープ
ン）状態とすべく制御する。デコーダ９では、ＰＬＬ回
路７の復調出力であるバイフェーズコード化されたデー
タ信号がＤ−ＰＬＬ回路８で生成されたクロックに同期
してデコードされる。

デコーダ９の出力データは、第３図に示す如く、２６ビ
ツト構成の４ブロツクからなる１０４ビツトのグループ
単位となっており、順次グループ。

ブロック同期＆エラー検出回路１２に供給される。

グループ、ブロック同期＆エラー検出回路１２では、各
ブロックの１０ビツトのチエツクワードにそれぞれ割り
当てられた１０ビツトのオフセットワードに基づいてグ
ループとブロック同期がとられると共に、チエツクワー
ドに基づいて１６ビツトの情報ワードのエラー検出が行
なわれる。そして、エラー検出されたデータは次段のエ
ラー訂正回路１３でエラー訂正された後コントローラ１
４に供給される。

コントローラ１４はマイクロコンピュータによって構成
され、グループ単位で順次入力されるラジオデータ中の
各ブロックのコード情報、すなわち現在受信中の放送局
の番組内容に関連するラジオデータ情報（上記したＰＩ
データ、ＡＦデータ、ＰＳデータ等）を取り込んでメモ
リ１５に記憶しておき、操作部１６からの選局指令に基
づいてフロントエンド２の一部を構成するＰＬＬ回路の
プログラマブル分周器（図示せず）の分周比を定める受
信周波数データ値を制御することによって選局動作を行
なう。

また、ＩＦアンプ３におけるＩＦ信号レベルに基づいて
受信信号レベル（電界強度）を検出するレベル検出回路
１７と、ＩＦアンプ３におけるＩＦ信号レベルが所定レ
ベル以上でかつＦＭ検波器４におけるいわゆるＳカーブ
特性の検波出力が所定レベル範囲内にあるとき受信局を
検出して局検出信号を出力する局検出回路１８とが設け
られており、レベル検出回路１７によって検出された受
信信号レベル及び局検出回路１８から出力される局検出
信号はコントローラ１４に供給される。

次に、コントローラ１４のプロセッサによって実行され
る本発明による制御方法の手順について第２図（田、山
）に示したフローチャートに従って説明する。なお、メ
モリ１５の第１記憶エリアには、受信放送を復調して得
られるＡＦデータが取り込まれて現在受信中の放送局と
同一ネットワーク局のｎ個のＡＦデータリストｆ、、ｆ
２・・・・・・ｆｎが既に格納されているものとする。

プロセッサは先ず、レベル検出回路１７からの受信信号
レベルＶｓが設定レベルＶｏ以下か否かを監視すること
によって現受信周波数による放送波の受信状態が悪化し
たか否かを判断しくステップＳ１）、ｖｓ≦Ｖｏであれ
ば、受信状態が悪化して来た訳であり、メモリ１５にＡ
Ｆデータリストが存在するか否かを判断する（ステップ
３２）。

ＡＦデータリストが存在すれば、同一番組追従モードと
なり、現受信放送波から得られたＰＩデータ及びそのＡ
Ｆデータを取り込んでレジスタ等に保持する（ステップ
Ｓ３）。続いて、変数Ｍを０に等しくしかつ変数Ｎを１
に等しくシ（ステップ８４）　、ＡＦデータリストに従
ってリスト中のＮ番目のＡＦデータｆＮをメモリ１５か
ら読み出し（ステップＳ５）、このＡＦデータをフロン
トエンド２におけるＰＬＬ回路（図示せず）に出力する
ことによりチューニング動作を行なう（ステップＳ６）
。そして、レベル検出回路１７から得られる受信信号レ
ベルＶｓが設定レベルＶｏを越えるか否かを判断しくス
テップＳ７）　、ＶＳ　＞ＶＯてあれば、その受信局の
ネットワークを表わすＰＩデータを取り込み（ステップ
Ｓ８）、このＰＩデータがレジスタ等に保持しているＰ
Ｉデータと一致するか否かを判断する（ステップＳ９）
。

ステップＳ７においてＶｓ≦Ｖｏと判定した場合、又は
ステップＳ９においてＰＩデータが一致と判定した場合
には、変数Ｍに１を加算しくステップ５１０）、読み出
したＮ番組のＡＦデータをメモリ１５の既に格納された
第１記憶エリアとは別の第２記憶エリアのＭ番目位置に
書き込み（ステップ５１１）、メモリ１５の第１記憶エ
リアに記憶されたＡＦデータ全てを読み出したか否か（
Ｎ−ｎであるか否か）を判別する（ステップ５１２）。

一方、ステップＳ９においてＰＩデータが不一致と判定
した場合には他の異なるネットワーク放送波を受信した
訳であり、この場合には直ちにステップＳ１２に進み、
第２記憶エリアへの書き込みを行なわない。ステップＳ
１２においてＡＦデータ全てを読み出していない（Ｎｕ
ｎ）と判別したならば変数Ｎに１を加算しくステップ８
１３）、そしてステップＳ５に戻って新たなＡＦデータ
を第１記憶エリアから読み出す。メモリ１５の第１記憶
エリアからＡＦデータ全てを読み出したならば、タイマ
（図示せず）に所定時間Ｔ（例えば、６０ｓｅｃ）をセ
ットして時間計測を開始させ（ステップ５１４）、変数
Ｎを１に等しくする（ステップ５１５）。そしてメモリ
１５の第２記憶エリアのＮ番目のＡＦデータを読み出し
くステップ５１６）、このＡＦデータをフロントエンド
２のＰＬＬ回路に出力することによりチューニング動作
を行なう（ステップ５１７）。次いで、レベル検出回路
１７から得られる受信信号レベルＶｓが設定レベルＶｏ
を越えるが否かを判別しくステップ５１８）　、ＶＳ　
＞ＶＯであれば、その受信局のネットワークを表わすＰ
Ｉデータを取り込み（ステップ５１９）、取り込んだＰ
Ｉデータがレジスタ等に保持しているＰＩデータと一致
するか否かを判断する（ステップ５２０）。Ｖｓ≦Ｖｏ
の場合、又はＶＳ　＞Ｖ□であってもステップＳ２０に
おいてＰＩデータが不一致と判別した場合にはメモリ１
５の第２記憶エリアに記憶されたＡＦデータを全て読み
出したか否か（Ｎ−Ｍであるか否か）を判別する（ステ
ップ５２１）。ＡＦデータ全てを第２記憶エリアがら読
み出していない（Ｎ＜Ｍ）と判別したならば、変数Ｎに
１を加算しくステップ５２２）、そしてステップｓ１６
に戻って、第２記憶エリアのＮ番目のＡＦデータを読み
出す。一方、第２記憶エリアからＡＦデータを全て読み
出したと判別したならば、タイマが所定時間Ｔの時間計
測を完了したが否がを判別する（ステップ８２３）。タ
イマが時間計測を完了していない場合にはステップＳ１
５に戻って第２記憶エリアのＡＦデータリストに従って
受信状態の良好な同一ネットワーク局の選局を繰り返す
。

タイマが時間計測を完了した場合には現時点において受
信状態の良好な同一ネットワーク局を選局することは不
可能な状態であるとして本ルーチンを終了して同一番組
追従モード開始直前の受信周波数に戻る。

ステップＳ２０においてＰＩデータが一致と判別した場
合には現在受信中の同一ネットワーク局周波数を受信周
波数として通常の受信モードに移行する。

このように、同一番組追従モードにおいては先ず、受信
放送波から得てメモリ１５の第１記憶エリアに格納され
たＡＦデータが順次読み出されてそのＡＦデータで与え
られる周波数が受信周波数となる。そして受信信号レベ
ルＶｓが設定レベルＶｏ以下であったＡＦデータ及び受
信信号レベルＶｓが設定レベルＶｏを越えかつ同一番組
追従モード開始直前まで受信していたネットワーク局と
ＰＩデータが一致したＡＦデータがメモリ１５の第２記
憶エリアに書き込まれ、ＰＩデータが一致しなかったＡ
Ｆデータは第２記憶エリアに書き込まれない。次いで、
メモリ１５の第２記憶エリアに書き込まれたＡＦデータ
が順次読み出されてそのＡＦデータで与えられる周波数
が受信周波数となる。そして所定時間Ｔが経過するまで
においては受信信号レベルＶｓが設定レベルＶｏを越え
かつＰＩデータが一致するＡＦデータで与えられる周波
数が受信周波数となるまで第２記憶エリアからＡＦデー
タが繰り返し順次読み出されるのである。

なお、上記した実施例においては、ステップＳ７におい
てＶｓ＞ＶｏでかつステップＳ９においてＰＩデータが
一致した場合でも第１記憶エリアの全てのＡＦテータを
読み出して受信周波数をそのＡＦデータに応じた周波数
とし、そしてステップＳ１３に進むが、かかる場合には
同一番組追従モードを終了してそのＰＩデータが一致し
たＡＦデータで与えられる周波数を受信周波数として通
常の受信モードに戻るようにしても良い。

また、上記した実施例においては受信信号レベルＶｓが
設定レベルＶｏ以下に低下すると自動的に同一番組追従
指令が発生して同一番組追従モードになるが、ユーザに
よるボタン操作等によって同一番組追従指令が発生して
同一番組追従モードになる場合にも本発明を適用するこ
とができる。

発明の効果 以上の如く、本発明のＲＤＳ受信機の制御方法において
は、現受信周波数での放送波の受信状態の悪化等により
同一番組追従指令が発せられた場合には記憶された同一
ネットワーク局群のＡＦデータを順次読み出してそのＡ
Ｆデータで与えられる周波数へ受信周波数を切り換えて
受信信号レベル及びＰＩデータをチエツクし、全ての周
波数データによる受信周波数の切り換えを終えた後はＰ
Ｉデータが受信していた放送波のデータと一致しないＡ
Ｆデータについては無視して他のＡＦデータのみによっ
て与えられる周波数へ受信周波数を切り換えて受信状態
の良好な同一ネットワーク局の放送波を捜し出すことが
行なわれる。よって、同一ネットワーク局群のＡＦデー
タの中に他の異なるネットワーク局でも用いられている
周波数が含まれていても早期に異なるネットワーク局の
ＡＦデータを排除するので違和感をほとんど感すること
なく同一番組を良好な受信状態で聴取できる放送波に素
早く切り換えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による制御方法が適用されるＲＤＳ受信
機の構成を示すブロック図、第２図（ω。 山）は第１図のコントローラ内のプロセッサによって実
行される本発明による制御方法の手順を示すフローチャ
ート、第３図はラジオデータ信号のベー°スパントコー
ディング構造を示す図、第４図はタイプＯＡグループの
フォーマットを示す図である。 主要部分の符号の説明 ２・・・・・・フロントエンド ４・・・・・・ＦＭ検波器 ５・・・・・・マルチブレクス復調回路８・・・・・・
ディジタルＰＬＬ回路 ９・・・・・・デコーダ １４・・・・・・コントローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ネットワークを表わす番組認識データを含むＲＤＳ放送
   波を受信可能でかつ同一ネットワーク局群の周波数デー
   タリストを備えたＲＤＳ受信機において同一番組追従指
   令がされた場合に前記周波数データリストから周波数デ
   ータを順次読み出す読出行程と、該読出行程にて読み出
   された周波数データで与えられる周波数へ受信周波数を
   切り換える切換行程と、該切換行程にて受信周波数を切
   換える毎に受信信号レベルが設定レベル以上でかつ受信
   していた放送波と番組認識データが一致する放送波を受
   信したか否かを判別する判別行程と、前記判別行程にお
   ける受信信号レベルの設定レベル以上かつ番組認識デー
   タの一致の判別結果に応じて前記切換行程における受信
   周波数の切換えを停止させる制御行程とを含む制御方法
   であって、前記判別行程における判別結果を記憶し、前
   記読出行程においては周波数データの読出が一巡したと
   きには前記判別行程において番組認識データが一致しな
   いと判別した周波数データの読出を中止することを特徴
   とする制御方法。