JPH0337647Y2 - - Google Patents

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JPH0337647Y2
JPH0337647Y2 JP1985010997U JP1099785U JPH0337647Y2 JP H0337647 Y2 JPH0337647 Y2 JP H0337647Y2 JP 1985010997 U JP1985010997 U JP 1985010997U JP 1099785 U JP1099785 U JP 1099785U JP H0337647 Y2 JPH0337647 Y2 JP H0337647Y2
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JP
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thin
leather
rubber
adhesive
layer
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JP1985010997U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、衝撃時の感触を柔らかくした革貼り
ボールに関する。
〈従来の技術〉 従来、空気封入構造の競技用革貼りボールにお
いて、表面を形成する皮革パネルと、チユーブの
間にスポンゴムジ等の緩衝層を介在させることが
知られている(実公昭30−10612号、実公昭33−
11935号、実公昭36−25331号等)。然しながら、
かかる従来公知のボールにあつては、皮革パネル
が緩衝層を介して、下層の例えば糸巻補強層に接
着されているか、若しくは皮革パネルが直接糸巻
補強層に接着されている場合であつてもパネル周
辺等極めて小さい領域に限られる等の構造を有し
ている。それ故、ボールに加わる衝撃により、機
械的強度が最も弱い緩衝層がまず破れ皮革パネル
が剥離してしまうという問題を生じていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案は、衝撃を吸収する緩衝材薄膜を内部に
収容して衝撃緩和作用を得ると同時に、皮革パネ
ルの接着強度を向上させた革貼りボールを実現す
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案に係る革貼りボールにあつては、その皮
革パネルは、周辺に形成された傾斜肉薄部と、該
傾斜肉薄部内側に所定幅をもつて形成された接着
補強部と、該接着補強部にて囲繞された肉薄部
と、該肉薄部内に装填された緩衝材薄膜にて構成
される。
〈作用〉 皮革パネルは、少なくともその傾斜肉薄部及び
接着補強部にて、ゴム中貼層に直接接着固定され
る。特に、接着補強部による接着により、皮革パ
ネルは、強固にゴム中貼層に接着される。一方、
皮革パネルの上記接着補強部で囲繞される領域
は、肉薄に形成され、この肉薄部に緩衝材薄膜が
装填されているから、ボールに加わる衝撃は、該
薄膜にて吸収緩和される。
〈実施例〉 以下、バレーボールに適用した場合の実施例に
つき説明する。第1図ないし第3図において、1
は、気体を封入して膨張させた球形のゴムチユー
ブ、2は、このゴムチユーブ1表面にナイロン等
の糸を約3000m程度巻き付けて形成した糸巻補強
層である。尚、この糸巻補強層2に代えて綿布片
を貼りつけて補強層を形成してもよい。3は、糸
巻補強層2上に形成されたゴム中貼層、4,4…
は、このゴム中貼層3を被覆して接着固定された
皮革パネルである。これら皮革パネル4,4…
は、予め接着剤が塗布されたゴム中貼層3表面に
載置押圧することにより接着される。5は、皮革
パネル4裏側周辺約3mmないし5mmを削減して形
成した傾斜肉薄部、6は、この傾斜肉薄部5の内
側に約5mm程度の幅に設けられた接着補強部、7
は、この接着補強部6にて囲繞された肉薄部で、
前述の傾斜肉薄部5の形成と同時に削減形成され
る。8は、肉薄部7内に装填された緩衝材薄膜で
接着剤にて支持されるが、これは、皮革パネル4
の接着作業を容易なものにするためであり、仮止
め程度でよい。この緩衝材薄膜8の材料として
は、市販の衝撃吸収ゴムが使用できる。第3図に
示すように緩衝材薄膜8と、肉薄部7の合計厚さ
は、接着補強部6の厚さに略等しい。
上記例では、皮革パネル4は、その裏面全体に
てゴム中貼層3に接着されるが、前述した如く緩
衝材薄膜8部分の接着は、皮革パネル4自体の固
定強化に寄与することは言い難いから、この部分
の接着は不要としてもよい。即ち、傾斜肉薄部5
及び接着補強部6にて、ゴム中貼層3に接着すれ
ば充分であり、この場合、ゴム中貼層3への接着
材塗布は、皮革パネル4の傾斜肉薄部5及び接着
補強部6に対応する位置のみなされる必要があ
る。
第4図は、ゴム中貼層3を、皮革パネル4の傾
斜肉薄部5及び接着補強部6に対応する部分の
み、テープ状に形成した例を示す。皮革パネル4
は、その傾斜肉薄部5及び接着補強部6におい
て、ゴム中貼層3に接着剤を介して接着される。
かかる構造にすれば、ゴム中貼層3のゴムの量が
減るから、ボールの軽量化が図られる。本例にお
いても緩衝材薄膜8は、皮革パネル4の肉薄部7
若しくは糸巻補強部5へ仮止めされる程度でよ
い。
第5図は、前述の如くして形成されたバレーボ
ール9の外観を示す。10は、空気注入用バルブ
である。
〈考案の効果〉 本考案によれば、次のような効果が得られる。
皮革パネルの接着は、主として皮革パネル周
辺付近に設けられた接着補強部により、ゴム中
貼層へ直接行われるから、その接着強度を衝撃
に充分耐え得るものとすることができる。ま
た、かかる接着補強部の存在により、これに囲
まれた緩衝材薄膜装填領域の接着が不要とな
り、従来、この領域に塗布されていた接着剤の
硬化による感触悪化が阻止される。
皮革パネルの略中央部分は、広い範囲にわた
つて肉薄とされ、この肉薄部に緩衝材薄膜が装
填されているから、ボールに加わつた衝撃は、
この緩衝材薄膜にてある程度吸収緩和される。
それ故、手等に衝突した際の痛みを、和らげる
ことができる。
緩衝材薄膜は、肉薄部に装填されたとき、両
者合計厚さが接着補強部の厚さ、即ち皮革パネ
ルの削徐前の厚さに略等しいから、皮革パネル
の表面(辺縁を徐く)に凹凸を生じず、ボール
全体として球形が維持される。
緩衝材薄膜を皮革パネル下面に配置したにも
かかわれず、チユーブから皮革パネル表面まで
の厚さは、従来のボールと同一である。それ故
厚さの増大によるボール衝撃時等の触感の変化
はない。
皮革パネルの裏面を除去して形成した肉薄部
に緩衝材薄膜を配置するから、皮革パネルの徐
去分だけ軽くなり、緩衝材薄膜による重量増加
を低い抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案一実施例断面図、第2図は、
皮革パネルの裏側を示す平面図、第3図は、第2
図−断面を示す断面図、第4図は、他の実施
例断面図、第5図は、バレーボールの外観を示す
正面図である。 1……チユーブ、2……糸巻補強層、3……ゴム
中貼層、4……皮革パネル、5……傾斜肉薄部、
6……接着補強部、7……肉薄部、8……緩衝材
薄膜、9……バレーボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気体を封入した球形のゴムチユーブ、該チユー
    ブ表面に糸を巻き付け或いは綿布を被覆すること
    により形成された補強層、該補強層上に形成され
    たゴム中貼層、該ゴム中貼層上に接着された複数
    枚の皮革パネルを有してなる革貼りボールにおい
    て、上記皮革パネルは、周辺に形成された傾斜肉
    薄部と、該傾斜肉薄部内側に所定幅をもつて形成
    された接着補強部と、該接着補強部にて囲繞され
    た肉薄部と、該肉薄部内に装填された緩衝材薄膜
    とを備えてなり、該緩衝材薄膜と上記肉薄部の合
    計厚さが上記接着補強部の厚さに略等しいことを
    特徴とする革貼りボール。
JP1985010997U 1985-01-28 1985-01-28 Expired JPH0337647Y2 (ja)

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JP1985010997U JPH0337647Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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Publication Number Publication Date
JPS61127764U JPS61127764U (ja) 1986-08-11
JPH0337647Y2 true JPH0337647Y2 (ja) 1991-08-08

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WO1999015242A1 (en) * 1997-09-22 1999-04-01 Molten Corporation Ball for game

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JPS61127764U (ja) 1986-08-11

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