JP2920871B2 - スパイクシューズの前踏側靴底構造 - Google Patents
スパイクシューズの前踏側靴底構造Info
- Publication number
- JP2920871B2 JP2920871B2 JP9477495A JP9477495A JP2920871B2 JP 2920871 B2 JP2920871 B2 JP 2920871B2 JP 9477495 A JP9477495 A JP 9477495A JP 9477495 A JP9477495 A JP 9477495A JP 2920871 B2 JP2920871 B2 JP 2920871B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- present
- sole structure
- front sole
- shoes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばゴルフシューズ
やサッカーシューズ等のスパイクシューズに適用される
前踏側靴底構造の改良に関する。
やサッカーシューズ等のスパイクシューズに適用される
前踏側靴底構造の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種のスパイクシューズは、
靴底が柔軟素材で形成される通常のシューズとは相違
し、鋲による突き上げを防止する必要があり、このため
従来に於いては、例えば底面に鋲が取着される本底上に
可撓性を有しない金属板や肉厚のある樹脂板等を配し、
さらにこの上に中底材を積層した３層構造からなるもの
が採用されている。
靴底が柔軟素材で形成される通常のシューズとは相違
し、鋲による突き上げを防止する必要があり、このため
従来に於いては、例えば底面に鋲が取着される本底上に
可撓性を有しない金属板や肉厚のある樹脂板等を配し、
さらにこの上に中底材を積層した３層構造からなるもの
が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは可撓性を有しない金属板や樹脂板等が使用さ
れるために、靴着用者による歩行や走行が非常に困難な
ものとなって足にかかる負担も大きく、実用性に欠ける
という大なる問題点があった。
来のものは可撓性を有しない金属板や樹脂板等が使用さ
れるために、靴着用者による歩行や走行が非常に困難な
ものとなって足にかかる負担も大きく、実用性に欠ける
という大なる問題点があった。
【０００４】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、鋲の突き上げから足
を適切に保護でき、且つ歩行等に支障を与えることのな
い前踏側靴底構造の提供を課題とする。
決するためになされたものであり、鋲の突き上げから足
を適切に保護でき、且つ歩行等に支障を与えることのな
い前踏側靴底構造の提供を課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明が上記課題
を解決するために採った手段は、底面に鋲３が取着され
る本底２上に硬質で且つ可撓性に富む中物心４と、衝撃
を吸収可能な緩衝材６とを介して中底材７が設けられて
なる点にある。
を解決するために採った手段は、底面に鋲３が取着され
る本底２上に硬質で且つ可撓性に富む中物心４と、衝撃
を吸収可能な緩衝材６とを介して中底材７が設けられて
なる点にある。
【０００６】
【作用】従って、上記構成を特徴とする前踏側靴底構造
に於いては、多層構造からなると共に、鋲３が取着され
た本底２上に硬質で且つ可撓性に富む中物心４を設けて
なるために、該中物心４で前記鋲３による突き上げが阻
止される一方、前踏部が適度の可撓性を有するので、靴
着用者の歩行等に支障を与えることもない。
に於いては、多層構造からなると共に、鋲３が取着され
た本底２上に硬質で且つ可撓性に富む中物心４を設けて
なるために、該中物心４で前記鋲３による突き上げが阻
止される一方、前踏部が適度の可撓性を有するので、靴
着用者の歩行等に支障を与えることもない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明をゴルフシューズに適用した場
合の一実施例について図面に従って説明する。
合の一実施例について図面に従って説明する。
【０００８】図１に於いて、１はゴルフシューズを示す
が、その靴底の前踏部は以下のような構成からなる。
が、その靴底の前踏部は以下のような構成からなる。
【０００９】即ち、図中２は底面に複数の鋲３が所定位
置に取着された本底で、ポリウレタンやゴム等で構成さ
れている。４は比較的硬質で且つ可撓性に富む素材、即
ちグラスファイバー，カーボン，革等からなる中物心
で、前記本底２の前踏部の上面に形成した凹部５内に配
されている。６は中物心４上に設けられた緩衝材で、衝
撃を吸収可能な不織布等の繊維素材で構成されてなる。
７は裏面にウレタン系素材からなる他の緩衝材８を接着
せしめた中底材で、該中底材７は革等で構成されてな
り、前記一方の緩衝材６上に着脱自在に設けられてい
る。本実施例に係る靴底の前踏部は以上のような５層構
造からなる。
置に取着された本底で、ポリウレタンやゴム等で構成さ
れている。４は比較的硬質で且つ可撓性に富む素材、即
ちグラスファイバー，カーボン，革等からなる中物心
で、前記本底２の前踏部の上面に形成した凹部５内に配
されている。６は中物心４上に設けられた緩衝材で、衝
撃を吸収可能な不織布等の繊維素材で構成されてなる。
７は裏面にウレタン系素材からなる他の緩衝材８を接着
せしめた中底材で、該中底材７は革等で構成されてな
り、前記一方の緩衝材６上に着脱自在に設けられてい
る。本実施例に係る靴底の前踏部は以上のような５層構
造からなる。
【００１０】而して、中物心４は硬質な素材で構成され
ると共に、靴底は素材の異なる数種類のものを積層した
５層構造からなるために、これを実際に着用した場合、
鋲３の突き上げ力やその他の外力は中物心４で抑制され
ると共に、各構成部材により分散吸収されることとな
り、これら両者が相俟って靴着用者の足を適切に保護し
得る結果となる。
ると共に、靴底は素材の異なる数種類のものを積層した
５層構造からなるために、これを実際に着用した場合、
鋲３の突き上げ力やその他の外力は中物心４で抑制され
ると共に、各構成部材により分散吸収されることとな
り、これら両者が相俟って靴着用者の足を適切に保護し
得る結果となる。
【００１１】また、前記中物心４は可撓性を具備してな
るために、靴着用者の歩行等に支障を与えることなく、
足にかかる負担も軽減されて長時間の着用にも耐え得る
ことになり、ゴルフシューズとしては最適なものであ
る。
るために、靴着用者の歩行等に支障を与えることなく、
足にかかる負担も軽減されて長時間の着用にも耐え得る
ことになり、ゴルフシューズとしては最適なものであ
る。
【００１２】さらに、本実施例に係る靴底は非常に簡易
な構成からなるため、その製作も容易で且つ安価に行え
ると共に、軽量化が図れるという利点も有する。
な構成からなるため、その製作も容易で且つ安価に行え
ると共に、軽量化が図れるという利点も有する。
【００１３】
【００１４】また、中底材７は着脱自在に設ける必要は
なく、緩衝材６上に接着して一体的に設けてもよい。
なく、緩衝材６上に接着して一体的に設けてもよい。
【００１５】さらに、靴底の中間部分及び後部側踵部分
の具体的な構成も問わないが、踵部分は可撓性を考慮す
る必要は少なく、むしろ硬質素材で中物心を構成する方
が歩行上望ましい。
の具体的な構成も問わないが、踵部分は可撓性を考慮す
る必要は少なく、むしろ硬質素材で中物心を構成する方
が歩行上望ましい。
【００１６】また、ゴルフシューズ１に適用した場合に
ついて説明したが、本発明はその他サッカー用や陸上競
技用等の各種スパイクシューズについて幅広く適用可能
であることは言う迄もない。
ついて説明したが、本発明はその他サッカー用や陸上競
技用等の各種スパイクシューズについて幅広く適用可能
であることは言う迄もない。
【００１７】その他、靴底の前踏側を構成する各部材の
具体的な素材も本発明の意図する範囲内に於いて任意に
設計変更自在である。
具体的な素材も本発明の意図する範囲内に於いて任意に
設計変更自在である。
【００１８】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は靴底を４層以上の
積層構造とし、且つその中物心を従来とは異なり可撓性
に富む素材で構成してなるために、鋲による突き上げか
ら靴着用者の足を適切に保護し得ると共に、歩行に支障
を与えることなく、足にかかる負担も大幅に軽減され
て、長時間の着用も耐え得るという格別の効果を得るに
至った。
積層構造とし、且つその中物心を従来とは異なり可撓性
に富む素材で構成してなるために、鋲による突き上げか
ら靴着用者の足を適切に保護し得ると共に、歩行に支障
を与えることなく、足にかかる負担も大幅に軽減され
て、長時間の着用も耐え得るという格別の効果を得るに
至った。
【００１９】また、本発明に係る前踏部構造は非常に簡
易な構成からなるために、容易で且つ安価に製作できる
と共に、軽量化にも大いに寄与し得るという実用的な効
果も奏するのである。
易な構成からなるために、容易で且つ安価に製作できる
と共に、軽量化にも大いに寄与し得るという実用的な効
果も奏するのである。
【図１】本発明の一実施例を示す一部切欠断面を含むゴ
ルフシューズの側面図。
ルフシューズの側面図。
２…本底 ３…鋲 ４…中物心 ６…緩衝材 ７…中底材 ８…緩衝材
Claims (1)
- 【請求項１】 底面に鋲(3)が取着される本底(2)上に硬
質で且つ可撓性に富む中物心(4)と、衝撃を吸収可能な
緩衝材(6)とを介して中底材(7)が設けられているととも
に、前記緩衝材(6)と中底材(7)間に該緩衝材(6)とは素
材の異なる他の緩衝材(8)が介装されてなり、かつ上記
各部材は、それぞれ異なる素材からなる積層構成である
ことを特徴とするスパイクシューズの前踏側靴底構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9477495A JP2920871B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | スパイクシューズの前踏側靴底構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9477495A JP2920871B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | スパイクシューズの前踏側靴底構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08289803A JPH08289803A (ja) | 1996-11-05 |
| JP2920871B2 true JP2920871B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=14119452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9477495A Expired - Fee Related JP2920871B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | スパイクシューズの前踏側靴底構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2920871B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002125709A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-08 | Shimano Inc | 釣り用靴 |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP9477495A patent/JP2920871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08289803A (ja) | 1996-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4251932A (en) | Foot cushioning device | |
| US6205683B1 (en) | Shock diffusing, performance-oriented shoes | |
| US4559724A (en) | Track shoe with a improved sole | |
| US9713357B2 (en) | Asymmetric shoes | |
| EP3094202B1 (en) | Footwear having sensory feedback outsole | |
| US4562651A (en) | Sole with V-oriented flex grooves | |
| US4255877A (en) | Athletic shoe having external heel counter | |
| US7685741B2 (en) | Multilayered footwear | |
| US7434337B2 (en) | Footwear item comprising built-in dynamic element | |
| US7143530B2 (en) | Soccer shoe having independently supported lateral and medial sides | |
| US4756098A (en) | Athletic shoe | |
| US7464490B2 (en) | Multilayered sole | |
| JPH0380001B2 (ja) | ||
| US4594799A (en) | Tennis shoe construction | |
| US20170000213A1 (en) | Sole, particularly for sports shoes | |
| JPS602201A (ja) | 運動靴底 | |
| WO2014134024A1 (en) | Article of footwear with reinforced elastic upper | |
| WO2004084667A3 (en) | Stable footwear that accommodates shear forces | |
| US20010032397A1 (en) | Footwear with fixedly secured insole for structural support | |
| US20040068892A1 (en) | Cushion assembly for shoes | |
| KR20140020550A (ko) | 충격 흡수 및 통기성을 갖는 신발 | |
| JP2920871B2 (ja) | スパイクシューズの前踏側靴底構造 | |
| KR200376979Y1 (ko) | 신발용 바닥판 | |
| JP3174314U (ja) | 靴用中底及び靴 | |
| US20200359738A1 (en) | FlooRunner |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |