JPH029882A - フタロシアニン類の製造法 - Google Patents
フタロシアニン類の製造法Info
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- JPH029882A JPH029882A JP15994988A JP15994988A JPH029882A JP H029882 A JPH029882 A JP H029882A JP 15994988 A JP15994988 A JP 15994988A JP 15994988 A JP15994988 A JP 15994988A JP H029882 A JPH029882 A JP H029882A
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Landscapes
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ガスセンサー、有機半導体、光デスクメモリ
ー材、液晶等への使用に適するフタロシアニン類、とく
に3:1型非対称フタロシアニン類を製造する方法に関
する。
ー材、液晶等への使用に適するフタロシアニン類、とく
に3:1型非対称フタロシアニン類を製造する方法に関
する。
[従来の技術]
フタロシアニン類の製造法については各種の方法が提案
されてきたが、いずれも種々のフタロシアニン類の混合
物が生成し、その中から目的とするフタロシアニン類を
単離することは容易ではなかった。
されてきたが、いずれも種々のフタロシアニン類の混合
物が生成し、その中から目的とするフタロシアニン類を
単離することは容易ではなかった。
例えば従来提案されてきた3、1型非対称フタロシアニ
ンの製造法は、ジイミノインインドリンとその誘導体、
もしくはフタロニトリルとその誘導体からなる2Mの原
料を、金属塩等とともに混合加熱する方法である。これ
らの方法では、目的とする3:1型非対称フタロシアニ
ンの他にそれ以外のフタロシアニンおよび/4たはその
誘導体がかなり多量に生成するため、生成した混合物中
から3:1型非対称フタロシアニンを単離する必要があ
った。しかし、フタロシアニンおよびその誘導体は各種
の溶媒に対し難溶性であるため、その単離は非常に困難
である。
ンの製造法は、ジイミノインインドリンとその誘導体、
もしくはフタロニトリルとその誘導体からなる2Mの原
料を、金属塩等とともに混合加熱する方法である。これ
らの方法では、目的とする3:1型非対称フタロシアニ
ンの他にそれ以外のフタロシアニンおよび/4たはその
誘導体がかなり多量に生成するため、生成した混合物中
から3:1型非対称フタロシアニンを単離する必要があ
った。しかし、フタロシアニンおよびその誘導体は各種
の溶媒に対し難溶性であるため、その単離は非常に困難
である。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は、目的生成物であるフタロシアニン類例えば3
:1型非対称フタロシアニン類以外のフタロシアニン類
を生成しないフタロシアニン類の製造法を提供すること
により、各種混合物中から目的生成物を単離するという
前記従来技術が有していた課題を解決するフタロシアニ
ン類の製造法を提供する。
:1型非対称フタロシアニン類以外のフタロシアニン類
を生成しないフタロシアニン類の製造法を提供すること
により、各種混合物中から目的生成物を単離するという
前記従来技術が有していた課題を解決するフタロシアニ
ン類の製造法を提供する。
[課題を解決するための手段]
本発明は1式で1)
(式中、R4−R1は相互に独立に、水素原子、アルキ
ル基、ニトロ基、アルコキシル基またはハロゲン原子を
示し、Xはハロゲン原子またはアルコキシル基を示す) の5ub−フタロシアニンホウ素錯体と、式(2)(式
中、R′1〜R°、は相互に独立に、水素原子、アルキ
ル基、ニトロ基、アルコキシル基、ハロゲン原子、ニト
ロ基またはシアン基を示す)のジイミノイソインドリン
と念、式(1)および式(2)の両化合物を溶解する溶
媒中で反応させ、式(3) (式中、R1−R1およびRo1〜R゛4は式(1)お
よび式(2)と同じ意味を有する) のフタロシアニン類を製造する方法を提供する。
ル基、ニトロ基、アルコキシル基またはハロゲン原子を
示し、Xはハロゲン原子またはアルコキシル基を示す) の5ub−フタロシアニンホウ素錯体と、式(2)(式
中、R′1〜R°、は相互に独立に、水素原子、アルキ
ル基、ニトロ基、アルコキシル基、ハロゲン原子、ニト
ロ基またはシアン基を示す)のジイミノイソインドリン
と念、式(1)および式(2)の両化合物を溶解する溶
媒中で反応させ、式(3) (式中、R1−R1およびRo1〜R゛4は式(1)お
よび式(2)と同じ意味を有する) のフタロシアニン類を製造する方法を提供する。
さらに本発明は、式(1)の5ub−フタロシアニンホ
ウ素錯体と式(2)においてR′、〜R°、の少なくと
も1個はそれぞれが対応するR1−R1と異なるジイミ
ノイソインドリン(以下式(2°)のジイミノイソイン
ドリンという)とを反応させ、3:1型非対称フタロシ
アニン類(以下式(3′)のフタロシアニン類という)
の製造に適した方法を提供する。
ウ素錯体と式(2)においてR′、〜R°、の少なくと
も1個はそれぞれが対応するR1−R1と異なるジイミ
ノイソインドリン(以下式(2°)のジイミノイソイン
ドリンという)とを反応させ、3:1型非対称フタロシ
アニン類(以下式(3′)のフタロシアニン類という)
の製造に適した方法を提供する。
本発明においてそれぞれが対応するとは、RがR3に、
Ro2がR2に、Ro、がR1に、Ro、がR4に対応
することを意味する。
Ro2がR2に、Ro、がR1に、Ro、がR4に対応
することを意味する。
本発明で用いる5ub−フタロシアニンボウ索i13体
のハロゲン化物およびその誘導体はモチ1〜シエエテフ
ユルケミー(Monatshefte fur
Chemie 、 150 頁 、 1972
) 3己載の合成法によって得ることができる。さら
にこの化合物のハロゲン配位子のアルコキシル基への置
換は、例えば該化合物のα−クロルナフタリン溶液を大
過剰のアルコール中で加熱することによって達成される
。
のハロゲン化物およびその誘導体はモチ1〜シエエテフ
ユルケミー(Monatshefte fur
Chemie 、 150 頁 、 1972
) 3己載の合成法によって得ることができる。さら
にこの化合物のハロゲン配位子のアルコキシル基への置
換は、例えば該化合物のα−クロルナフタリン溶液を大
過剰のアルコール中で加熱することによって達成される
。
本発明で用いる溶媒は、式(1)および式(2)の化合
物の少なくとも一部をともに溶解し、かつ式(4) に示す反応を、反応温度内で生じせしめない溶媒である
。式(4)の反応はジメチルエタノールアミン等のアミ
ン系溶媒を使用したときに生じ易いことが知られている
。即ち本発明での使用に適する溶媒としては、具体的に
は例えばα−クロルナフタリンとジメチルスルホキシド
(DMSO)の1=1〜1:2の混合溶媒である。外に
もアミルアルコール、ジメチルホルムアミド等上記条件
を満足する溶媒であればいずれも使用できる。溶媒の使
用量は式(1)および式(2)の化合物の両者を全部溶
解する量が好ましいが、両者の一部づつを溶解する星で
あってもよい。
物の少なくとも一部をともに溶解し、かつ式(4) に示す反応を、反応温度内で生じせしめない溶媒である
。式(4)の反応はジメチルエタノールアミン等のアミ
ン系溶媒を使用したときに生じ易いことが知られている
。即ち本発明での使用に適する溶媒としては、具体的に
は例えばα−クロルナフタリンとジメチルスルホキシド
(DMSO)の1=1〜1:2の混合溶媒である。外に
もアミルアルコール、ジメチルホルムアミド等上記条件
を満足する溶媒であればいずれも使用できる。溶媒の使
用量は式(1)および式(2)の化合物の両者を全部溶
解する量が好ましいが、両者の一部づつを溶解する星で
あってもよい。
反応温度は100℃以下が好ましく、さらに好ましくは
70〜100℃である。70℃より下では反応速度が遅
く、100℃を超えると目的生成物以外の副生物を生じ
易くなるので好ましくない。
70〜100℃である。70℃より下では反応速度が遅
く、100℃を超えると目的生成物以外の副生物を生じ
易くなるので好ましくない。
しかし本発明において反応温度は上記範囲に限定される
ものではなく、目的生成物の種類によっては反応温度が
100℃を超えても副生物を生じない場合があり、目的
生成物の種類によって反応温度を適宜還択することがで
きる。
ものではなく、目的生成物の種類によっては反応温度が
100℃を超えても副生物を生じない場合があり、目的
生成物の種類によって反応温度を適宜還択することがで
きる。
反応時間は、反応温度、原料の溶媒への溶解状態によっ
て異なるが、反応終点は式(1)の化合物の色がほとん
ど消失する時点によって判断できる。
て異なるが、反応終点は式(1)の化合物の色がほとん
ど消失する時点によって判断できる。
[実施例]
以下実施例により、本発明をより具体的に説明する。各
実施例中、部は重量部を示す。
実施例中、部は重量部を示す。
実施例I
DMSO16,000部、α−クロルナフタリンs、o
oo部の溶媒中に5ub−フタロシアニンポウ素錯体塩
化物(式(1)中、R3−R1がI−Tであり、Xが0
1である)200部、4.5−ジメチルイミノインドリ
ン(式(2゛)中、R’ + 、 R’ +がHであり
、Ro2+ R’、がCH*’である)800部を加え
、80℃で4時間撹拌すると、沈澱として青色の2.3
−ジメチルフタロシアニン(式(3%式% R′コがCH,である)を得た。沈澱を濾過し、つぃで
熱したDMSO、メタノール、アセトンのjlliTで
洗浄し、50〜60°Cで乾燥した。
oo部の溶媒中に5ub−フタロシアニンポウ素錯体塩
化物(式(1)中、R3−R1がI−Tであり、Xが0
1である)200部、4.5−ジメチルイミノインドリ
ン(式(2゛)中、R’ + 、 R’ +がHであり
、Ro2+ R’、がCH*’である)800部を加え
、80℃で4時間撹拌すると、沈澱として青色の2.3
−ジメチルフタロシアニン(式(3%式% R′コがCH,である)を得た。沈澱を濾過し、つぃで
熱したDMSO、メタノール、アセトンのjlliTで
洗浄し、50〜60°Cで乾燥した。
2.3−ジメチルフタロシアニンの量は28部であった
。得られた2、3−ジメチルフタロシアニンの硫酸溶媒
中での吸収スペクトルを、フタロシアニンおよび2.3
.6.7.10.11.14.15−オクタメチルフタ
ロシアニンのスペクトルと比較して第1図に示す。
。得られた2、3−ジメチルフタロシアニンの硫酸溶媒
中での吸収スペクトルを、フタロシアニンおよび2.3
.6.7.10.11.14.15−オクタメチルフタ
ロシアニンのスペクトルと比較して第1図に示す。
2.3−ジメチルフタロシアニンとLi塩とし、CD3
0D中で測定したH −N M Rのデータを以下に示
す。
0D中で測定したH −N M Rのデータを以下に示
す。
δ=9.42 (6H,q)、9.15 (2H,S)
、 8.03 (6H,CI) 、 2.86
<611 、S)実施例2 sub−フタロシアニンホウ素錯体塩化物のα−クロル
ナフタリン溶液を大過剰のエタノール中で温度78℃で
加熱することにより、5ub−フタロシアニンポウ素釦
体エトキシ化物(式(1)中R1〜R4がHであり、X
がQC,H5である)を得た。
、 8.03 (6H,CI) 、 2.86
<611 、S)実施例2 sub−フタロシアニンホウ素錯体塩化物のα−クロル
ナフタリン溶液を大過剰のエタノール中で温度78℃で
加熱することにより、5ub−フタロシアニンポウ素釦
体エトキシ化物(式(1)中R1〜R4がHであり、X
がQC,H5である)を得た。
このエトキシ化物のCDCl3中で測定したH−NMR
データは次のとおりである。
データは次のとおりである。
δ−8,85,(6H,q)、7.89 (61(、q
>、1.52 (2H,q)、0.17 (31−1,
t)実施例1と同じ溶媒24.000部中に、得られた
5ub−フタロシアニンホウ素錯体エトギシ化物100
部、4.5−ジメチlレジイミノイソイン・ドリフ10
0部を加え、90℃で3時間撹拌して沈澱を得た。この
沈澱を実施例1と同様の方法で洗浄し乾燥した。得られ
た生成物は、青色の2.3−ジメチルフタロシアニンで
あった。
>、1.52 (2H,q)、0.17 (31−1,
t)実施例1と同じ溶媒24.000部中に、得られた
5ub−フタロシアニンホウ素錯体エトギシ化物100
部、4.5−ジメチlレジイミノイソイン・ドリフ10
0部を加え、90℃で3時間撹拌して沈澱を得た。この
沈澱を実施例1と同様の方法で洗浄し乾燥した。得られ
た生成物は、青色の2.3−ジメチルフタロシアニンで
あった。
実施例3
sub−フタロシアニンホウ素錯体塩化物のα−クロル
ナフタリン溶液を大過剰のt−ブタノール中で温度11
8℃で加熱することにより、5ub−フタロシアニンホ
ウ素錯体t−ブトキシ化物(式(1)%式% る)を得た。このt−ブトキシ化物のCDC1j中で測
定したH−NMRデータは次のとおりである。
ナフタリン溶液を大過剰のt−ブタノール中で温度11
8℃で加熱することにより、5ub−フタロシアニンホ
ウ素錯体t−ブトキシ化物(式(1)%式% る)を得た。このt−ブトキシ化物のCDC1j中で測
定したH−NMRデータは次のとおりである。
δ−8,85(6H,q>、7.88 (6H,q)、
0.04 (9H,S) 実施例1と同じ溶媒24000部中に、得られた5ub
−フタロシアニンホウ素銘体t−ブトキシ化物100部
、4.5−ジメチルジイミノイソインドリン100部を
加え、90℃で3時間撹拌して沈澱を得た。この沈澱を
実施例1と同様の方法で洗浄し乾燥した。得られた生成
物は、青色の2.3−ジメチルフタロシアニンであった
。
0.04 (9H,S) 実施例1と同じ溶媒24000部中に、得られた5ub
−フタロシアニンホウ素銘体t−ブトキシ化物100部
、4.5−ジメチルジイミノイソインドリン100部を
加え、90℃で3時間撹拌して沈澱を得た。この沈澱を
実施例1と同様の方法で洗浄し乾燥した。得られた生成
物は、青色の2.3−ジメチルフタロシアニンであった
。
実施例4
アミルアルコール24.000部中に実11ON2で得
られたs u b−フタロシアニンボウ素錯体エトキシ
化物100部、4.5−ジメチルジイミノイソインドリ
ン100部を加え、90°Cで1時間撹拌して沈澱を得
た。この沈澱を実施例1と同様の方法で洗浄し乾燥した
。得られた生成物は青色の2.3−ジメチルフタロシア
ニンであった。
られたs u b−フタロシアニンボウ素錯体エトキシ
化物100部、4.5−ジメチルジイミノイソインドリ
ン100部を加え、90°Cで1時間撹拌して沈澱を得
た。この沈澱を実施例1と同様の方法で洗浄し乾燥した
。得られた生成物は青色の2.3−ジメチルフタロシア
ニンであった。
[発明の効果]
本発明によれば、目的生成物であるフタロシアニン化合
物、あるいは3:1型非対称フタロシアニン化合物のみ
が反応終了時に沈澱として生成するので、単に沢過し、
洗浄するのみで該化合物を得ることができる。このため
従来の合成法では困難であったフタロシアニン化合物あ
るいは3・1型非対称フタロシアニン化合物からの他の
フタロシアニン化合物等の副生物の単離を不要とすると
いう顕著な効果を奏する。
物、あるいは3:1型非対称フタロシアニン化合物のみ
が反応終了時に沈澱として生成するので、単に沢過し、
洗浄するのみで該化合物を得ることができる。このため
従来の合成法では困難であったフタロシアニン化合物あ
るいは3・1型非対称フタロシアニン化合物からの他の
フタロシアニン化合物等の副生物の単離を不要とすると
いう顕著な効果を奏する。
第1図は、実施例1で得られた本発明の2.3−ジメチ
ルフタロシアニンの硫酸溶媒中での吸収スペクトルを、
フタロシアニンおよび2.3.6.7.10.11.1
4.15−オクタメチルフタロシアニンの吸収スペクト
ルと比較して示す。 a:2.3−ジメチルフタロシアニンの吸収スペクトル b=フタロシアニンの吸収スペク1〜ルC:2.3.6
.7.10.11.14.15−オクタメチルフタロシ
アニンの吸収スペクトル特許出願人 東洋インキ製造株
式会社
ルフタロシアニンの硫酸溶媒中での吸収スペクトルを、
フタロシアニンおよび2.3.6.7.10.11.1
4.15−オクタメチルフタロシアニンの吸収スペクト
ルと比較して示す。 a:2.3−ジメチルフタロシアニンの吸収スペクトル b=フタロシアニンの吸収スペク1〜ルC:2.3.6
.7.10.11.14.15−オクタメチルフタロシ
アニンの吸収スペクトル特許出願人 東洋インキ製造株
式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R_1〜R_4は相互に独立に、水素原子、ア
ルキル基、ニトロ基、アルコキシル基またはハロゲン原
子を示し、Xはハロゲン原子またはアルコキシル基を示
す) のsub−フタロシアニンホウ素錯体と、式(2)▲数
式、化学式、表等があります▼(2) (式中、R′_1〜R′_4は相互に独立に、水素原子
、アルキル基、ニトロ基、アルコキシル基、ハロゲン原
子、ニトロ基またはシアノ基を示す) のジイミノイソインドリンとを、式(1)および式(2
)の両化合物の少なくとも1部を溶解する溶媒中で反応
させ、式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式中、R_1〜R_4およびR′_1〜R′_4は式
(1)および式(2)と同じ意味を有する) のフタロシアニン類を製造する方法。 2、式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R_1〜R_4は相互に独立に、水素原子、ア
ルキル基、ニトロ基、アルコキシル基またはハロゲン原
子を示し、Xはハロゲン原子またはアルコキシル基を示
す) のsub−フタロシアニンホウ素錯体と、式(2′)▲
数式、化学式、表等があります▼(2′) (式中、R′_1〜R′_4は相互に独立に、水素原子
、アルキル基、ニトロ基、アルコキシル基、ハロゲン原
子、ニトロ基またはシアノ基を示す、ただしR′_1〜
R′_4の少なくとも1個は式(1)のそれぞれが対応
するR_1〜R_4と異なる) のジイミノイソインドリンとを、式(1)および式(2
′)の両化合物の少なくとも1部を溶解する溶媒中で反
応させ、式(3′) ▲数式、化学式、表等があります▼(3′) (式中、R_1〜R_4およびR′_1〜R′_4は式
(1)および式(2′)と同じ意味を有する) の3:1型非対象フタロシアニン類を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15994988A JPH029882A (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | フタロシアニン類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15994988A JPH029882A (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | フタロシアニン類の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029882A true JPH029882A (ja) | 1990-01-12 |
Family
ID=15704680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15994988A Pending JPH029882A (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | フタロシアニン類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH029882A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994024612A1 (en) * | 1993-04-15 | 1994-10-27 | Zeneca Limited | Chemical compounds |
US5776656A (en) * | 1995-07-28 | 1998-07-07 | Tdk Corporation | Optical recording medium |
WO2002080158A1 (de) * | 2001-03-30 | 2002-10-10 | Interaxia Ag | Optisches aufzeichnungsmedium und verfahren zu seiner herstellung |
WO2006011446A1 (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | カラーフィルター用組成物及びカラーフィルター |
-
1988
- 1988-06-28 JP JP15994988A patent/JPH029882A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2006011446A1 (ja) * | 2004-07-27 | 2008-07-31 | 新日鐵化学株式会社 | カラーフィルター用組成物及びカラーフィルター |
JP4571138B2 (ja) * | 2004-07-27 | 2010-10-27 | 新日鐵化学株式会社 | カラーフィルター用組成物及びカラーフィルター |
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