JPH02591A - 感熱転写材及び感熱転写記録方法 - Google Patents

感熱転写材及び感熱転写記録方法

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JPH02591A
JPH02591A JP63299075A JP29907588A JPH02591A JP H02591 A JPH02591 A JP H02591A JP 63299075 A JP63299075 A JP 63299075A JP 29907588 A JP29907588 A JP 29907588A JP H02591 A JPH02591 A JP H02591A
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Masanobu Asaoka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱転写記録に用いられる感熱転写材で表面平
滑性の低い被記録体に対し、印字品位の良く、しかもリ
フトオフ消去が可能な記録像が得られる感熱転写材及び
感熱転写記録方法に関するものである。
〔従来の技術〕
感熱転写記録は、使用する装置が軽量かつコンパクトで
騒音がなく、操作性、保守性に優れるという感熱記録の
一般的特徴に加えて発色型の加工紙が不要であり、また
記録像の耐久性にも優れるという特徴を有しており、最
近法(使用されている。しかしながら、このような感熱
転写記録方法においても、なおいくつか改良すべき点が
ある。
第1点は表面平滑性の悪い紙等の被記録体に対する転写
記録像の品位が悪いという点である。
その第2点は、感熱転写記録方法により得られた転写記
録像は、たとえそれが誤印字によるものであっても容易
に消去することができないということである。
一般的な誤記録の消去手段としては、近年広く用いられ
るようになった隠蔽性の塗料の使用があり、感熱転写記
録方法においても被記録体の色とほぼ同色の隠蔽性着色
材を含有する熱転写性インク層を有する感熱転写材を用
い、誤記録部分をこの転写インク層で被覆する方法も既
に提案されている。しかし、転写インク層で被覆する方
法では被記録体と隠蔽性着色材の色が完全に同一でなく
、且つインク層の被覆で消去部分が盛り上がることによ
り、消去部分の判別が容易となり外観上好ましいもので
はない。また、他の消去手段として、被記録体に形成さ
れた誤記録像を感熱接着テープにより接着剥離させる方
法、すなわちリフトオフ消去法が提案されている。
しかしながら、これら消去方法は被記録体上に転写記録
像を与える感熱転写材、及び転写記録像を消去するため
の消去用シートの双方が必要となり、感熱転写プリンタ
において印字時と消去時でのテープの切り換え機構が必
要となり、プリンタ装置の構造が複雑で大型化するとい
う欠点があった。
上記欠点を改良する方法として、被記録紙に転写記録像
を与える感熱転写材をそのまま用いてリフトオフ消去も
行なうことができる(セルフコレクタプル)感熱転写材
が提案されている。特開昭58−74368号公報にお
いては、抵抗性支持体上の活性層により記録と消去の双
方を行うことができる感熱積層体が開示されている。す
なわち、この活性層は記録時の加熱温度より低い温度に
加熱された時に接着力を発現し、転写記録像を剥離する
ことによって消去できるように構成されている。また、
特開昭61−23992号公報においては、支持体上に
着色剤、バインダー剤および該バインダー剤より高軟化
点を有する熱粘着剤材料からなる感熱転写材が提案され
ており、熱源としてサーマルヘッドを用い、低い熱エネ
ルギーで記録を行い、記録時より高い熱エネルギーを印
加して誤記録像の剥離消去を行うことが開示されている
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、表面平滑性の低い被記録体に対しても記
録品位の良い転写記録像を与えるとともにセルフコレク
ト作用をも満足する感熱転写材は得られておらず、その
開発が望まれている。従来のセルフコレクタプルな感熱
転写材によると、特に平滑性の低い被記録体では被記録
体の白部分にある誤記録像しか剥離できず、凹部分に入
った記録像は剥離できない場合が生じ、消去が不完全と
なってしまう場合が多かった。
また、時開62−156993号公報には、比較的溶融
粘度の低い分離層を支持体上に有するセルフコレクタプ
ルの感熱転写材が開示されている。この分離層に使用す
る材料は保存等で変質せず、かつ溶融粘度の低いことが
必要であるが、このような材料は、一般に硬くもろい傾
向が有り、リフトオフの消去を行う時、支持体からイン
ク層全体が剥がれ落ちる等の不良が発生し易い。そのた
め、印加エネルギー等の使用条件のラチチュードがせま
(、また消去が不完全になり易いという欠点を有する。
これを解消するために分離層に比較的粘度の高い成分を
使用せざるを得ず、このようにすると今度は記録時に支
持体からの分離に大きな力が必要となり、表面平滑度の
低い被記録体に対しては欠けの多い記録像となり易い。
本発明は前記従来技術の欠点を解決し、表面平滑性が良
好な被記録体に対しては勿論のこと、表面平滑性の低い
被記録体に対しても濃度が高く、かつ印字切れが良(、
しかも転写欠けのない転写記録像が得られ、更に転写記
録像をリフトオフにより消去することができる感熱転写
材及び該感熱転写材を用いる感熱転写記録方法を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の感熱転写材は、支持体上に少なくとも第1のイ
ンク層、第2のインク層及び第3のインク層を支持体側
から順に有するもので、第1のインク層は実質的に非転
写性の層で加熱時も強固に支持体に密着しており、第2
のインク層は加熱して記録を行うときには、第2のイン
ク層の内部において分断するものであり、第3のインク
層は熱可塑性樹脂を主成分とする層であり、更に少なく
とも第3のインク層に着色剤を含有するものである。
また、本発明の感熱転写記録方法は、支持体上に少なく
とも第1のインク層、第2のインク層及び第3のインク
層を支持体側から順に有する感熱転写材を用いて被記録
体上に転写記録を行うに際し、前記感熱転写材をパター
ン状に加熱した直後、第2のインク層の強度が十分強く
なる前に、前記感熱転写材を被記録体から剥離すること
により、第2のインク層の内部で分断して被記録体上に
記録像を形成し、更に前記記録像に前記感熱転写材を当
接して加熱した後、第2のインク層の強度が十分に強く
なったときに被記録体から前記感熱転写材を剥離するこ
とにより被記録体上の前記記録像を前記被記録体から前
記感熱転写材側に引き剥すものである。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ本発明の一例を詳
細に説明する。以下の記載において、量比を表わす「%
」および「部」は特に断りのない限り重量基準とする。
第1図に示すように、本発明の感熱転写材1は支持体2
上に支持体側から第1のインク層3.第2のインク層4
.第3のインク層5を順次積層してなる。
第1インク層3は加熱による記録時も、支持体2との界
面あるいはその内部においても分断することな(、支持
体2と強固に密着している。つまり、第1のインク層3
は、加熱により軟化はしても完全溶融せず、支持体lと
の密着力が低下しないで被記録体側に実質的に転写しな
い、すなわち実質的に非転写性の層である。第2のイン
ク層4は加熱による記録時には該インク層4の内部にお
いて分断し、第3のインク層5が被記録体に転移し易く
する。しかしながら、第2のインク層4の非加熱部は溶
融あるいは軟化していないため、第1のインク層3及び
第3のインク5と強固に接着し、該インク層5の被記録
体への転写を抑止する。この加熱部と非加熱部のコント
ラストが、特に転写記録像の″切れ”に大きく影響する
本発明の感熱転写材lは、パターン状に加熱された直後
、第2のインク層4の強度が十分強くなる前に、感熱転
写材1を被記録体から剥離することにより、第2のイン
ク層4で分断して被記録体上に記録像が形成され、更に
被記録体上記録像に感熱転写材1を当接して加熱した後
、第2のインク層4の強度が十分に強くなったときに被
記録体から感熱転写材1を剥離することにより被記録体
上の記録像が剥離消去される。
本発明において、支持体2と第2のインク層4の間に設
けられた第1インク層3は塗工によって形成される層で
、この層が支持体2とインク層全体との密着性を向上さ
せ、リフトオフ消去を可能にしている。これは、感熱転
写材に使用される支持体2には、一般的にプラスチック
フィルムが多く用いられ、耐熱性、引張り強さ、伸び、
引き裂き強さなどの諸特性を満足するように、プラスチ
ックフィルムには一軸あるいは二軸延伸処理が施される
ため、前記フィルムの分子鎖は一定方向に配向されてい
る。その結果、プラスチックフィルムの上記諸特性は向
上し、満足し得る水準に至るも、他の特性が低下してし
まう場合がある。例えばその表面接着性の低下があげら
れる。例えばポリエステルフィルムにおいては接着性が
悪く、第2のインク層4のごときシャープメルト性があ
り、かつ溶融粘度の低い材料を主体とする成分をインク
層としてポリエステルフィルム上に形成した場合、イン
ク剥れ等の不良が極めて発生し易い。従って、リフトオ
フ消去の機能を持たない従来の感熱転写材で、リフトオ
フ消去を行うと、感熱転写材側に誤記録像を引き剥すこ
とができずに、支持体とインク層との界面で剥離し、被
記録体側に感熱転写材のインク層が引き剥がされる「逆
転写」が生じる。この点、本発明の感熱転写材は、プラ
スチックフィルム等の支持体上に第1のインク層のよう
に塗工によるインク層を形成することにより、塗工膜中
の分子鎖はランダムに存在するため、第2のインク層と
支持体2との接着性が改善され、インク剥れを回避する
ことができる。
特に、第1インク層の主成分に、ガラス転移温度の低い
ものを使用することにより、第1インク層の可撓性が向
上して、支持体から第1インク層が剥離することがなく
なり、リフトオフ消去を行っても逆転写の発生すること
がない。また、第1インク層3に可撓性をもたすことに
より、誤記録像を剥離消去する際に第3のインク層5が
誤記録像の凹凸にうまく追随して十分に接触するように
なり好ましい。
第1のインク層3は、熱時に凝集力が高く、しかも支持
体に対して密着力が高くなるように熱可塑性樹脂を含有
して構成される。第1のインク層3に含有される熱可塑
性樹脂は、ガラス転移温度が一り0℃〜30°01更に
は一30°C−15℃、特に=18°C〜15℃である
ことが好ましい。熱可塑性樹脂が複数種の熱可塑性樹脂
の混合されたものである場合、このような熱可塑性樹脂
の混合体のガラス転移温度TgMを、 と定義すると、TgMもやはり上記温度範囲が好ましい
。つまり、熱可塑性樹脂を複数種の樹脂の混合体とした
場合も、混合体のガラス転移温度を上記式(A)のよう
に定義すれば、熱可塑性樹脂の混合体を単一の樹脂によ
り構成された熱可塑性樹脂として考えることができる。
尚、上記式(A)でT gnは熱可塑性樹脂混合体を構
成する1つの熱可塑性樹脂のガラス転移温度、Wは熱可
塑性樹脂混合体の全重量、W、は熱可塑性樹脂混合体を
構成する1つの熱可塑性樹脂の重量である。熱可塑性樹
脂のガラス転移温度が高すぎると柔軟性が失われ支持体
との密着力が低下する。またガラス転移温度が低すぎる
と粘着性が過度に出て製造時の取扱いに支障を来す。
更に第1のインク層3の凝集力を高くするために、第1
のインク層3に含有する熱可塑性樹脂の重量平均分子量
は1万以上、更には5万以上であることが好ましい。尚
、ここでいう重量平均分子量はGPC(ゲルパーミェー
ションクロマトグラフィ)により測定した値をいう。ま
た、熱可塑性樹脂が?Jfaの樹脂の混合されたもので
ある場合には、重量平均分子量は混合物全体としての重
量平均分子量をいう。
第1のインク層3に使用する熱可塑性樹脂としては、例
えば酢酸ビニル−エチレン共重体などのポリ酢酸ビニル
系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン−ブタジェン
ゴム、イソプレンゴムなどのエラストマー類を用いるこ
とができる。この中でも特に酢酸ビニル−エチレン共重
体、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂が好ましく使用できる。さらには石油系樹脂、フェノ
ール系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂を適宜混合して用いてもよい。また、上記材料
に必要に応じて、酸化チタン、クレー亜鉛華、アルミナ
水和物等の充填剤や可塑剤、安定剤等を適宜混合させて
用いることもできる。
第1のインク層3は、上記した材料の分子量、結晶化度
を適度調節したり、あるいは複数混合して得ることがで
きる。
第1のインク層3に占める熱可塑性樹脂の含有量は70
%以上100%以下、更には90%以上100%以下が
好ましい。
第1インク層3は記録時に第2のインク層で分断するこ
とを阻害しなければ、完全溶融しても支障はない。溶融
時の粘度、特に150℃における粘度が5000cps
以上、好ましくは10,0OOcps以上であればよい
第2のインク層4としては、加熱によりシャープメルト
するものが好ましい。第1のインク層3および第3のイ
ンク層4は熱時凝集力が高く、更に熱可塑性樹脂を比較
的多量に含有する。よって第2のインク層4はシャープ
メルト性の要求から融点が50℃以上であり、150℃
における溶融粘度が500cps以下であることが好ま
しい。第2のインク層4を構成する材料としては以下の
材料が好ましく、特にワックス類が好適である。
上記ワックス類としては、天然ワックスではカルナバワ
ックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、木ろ
うなどの植物系ワックス、セレシンワックス、モンタン
ワックスなどの鉱物系ワックス、及びそれらの誘導体、
例えばモンタンワックスの誘導体の例として酸ワツクス
、エステルワックス、部分ケン化エステルワックスなど
がある。また、石油ワックスではパラフィンワックス。
マイクロクリスタリンワックスなどがある。合成ワック
スではポリエチレンワックス、特に低分子量酸化ポリエ
チレン、フィッシャートロプシュワックスなどが使用可
能である。上記ワックス類は、第2のインク層4に対し
て80%以上、更には90%以上含有し、単独もしくは
混合して上記融点及び溶融粘度を満足するよう調製する
第2のインク層4の溶融粘度は、特に150℃において
200cps以下、更には100cps以下であること
が好ましい。上記条件及びシャープメルト特性において
カルナバワックス、パラフィンワックスが極めて好適で
ある。前記カルナバワックス。
パラフィンワックスを第2のインク層4に含有する全ワ
ックスに対して40%以上、更には50%以上含有する
ことによっても、前記特性は十分に満足される。
本発明で云う溶融粘度は、***国ハーケ社製のロトビス
コRV12型回転粘度計を使用し測定したものである。
この回転粘度計のコーンの種類は、PKIO13° (
直径28 m m 、ステンレス鋼)であった。
また上記ワックス類に必要に応じて、酸化チタン、クレ
ー、酸化亜鉛、アルミナ水和物等の充填剤や、可塑剤、
界面活性剤、安定剤等を適宜混合して第2のインク層4
とすることもできる。
第3のインク層5は、平滑性の低い被記録体に対しても
リフトオフ消去が可能な転写像を与える機能を有する。
第3インク層5は熱溶融性材料を主成分として形成し、
熱溶融性材料に加えて必要に応じて着色剤1分散剤、可
塑剤、油剤、充填剤などを成分として構成される。
第3インク層5を構成する熱溶融性材料としては、熱可
塑性樹脂を使用することにより、平滑性の低い被記録体
に対してもインク層が被記録体表面の凸部と凸部を橋か
けするように転写されるため転写欠け、字くずれがなく
、しかも耐擦過性に優れた転写記録像が得られる。熱可
塑性樹脂は第3のインク層5に対して50%以上、更に
は70%以上含有するのが好ましい。表面平滑性の低い
被記録体に対し良好な転写性を得る為には熱可塑性樹脂
の凝集力1分子量は高い方が望ましい。
表面平滑性の低い被記録体に対し良好な転写性を得るた
め、第3インク層の150℃における溶融粘度は、60
0cps以上、更には1000cps以上、特に500
0cpsとするのが好ましい。また、第3のインク層5
の示差走査熱量計(DSC)(以下、本発明において融
点は、DSC(使用機種:パーキン−エルマー セブン
 シリーズ サーマル アナリシス システム)により
、昇温速度5℃/ m i nで測定したときの吸熱ピ
ークの温度とする)による融点は特に制限されないが、
50°C以上200°C以下、更には70℃以上150
℃以下であることが望ましい。
融点に関しては200°Cを越えると、支持体に対する
耐熱性問題から、支持体の種類が著しく制限されたり、
サーマルヘッドの耐久性を悪化させたりする為好ましく
なく、50℃よりも低いと、樹脂系の熱溶融性材料を用
いても汚れ等不都合が生じ易いため余り好ましくない。
第3のインク層5に含有する熱溶融性材料としては、ポ
リオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂。
ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系
梼指、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セ
ルロース系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂2右油系
樹脂、フェノール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、酢酸ビ
ニル系樹脂、天然ゴム。
スチレンブタジェンゴム、イソプレンゴム、クロロブレ
ンゴムなどのエラストマー類、ポリイソブチレン、ポリ
ブテンなどが好ましく用いられ、中でもオレフィンを主
成分としたポリマー材料、例えばエチレン−酢酸ビニル
共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−メタアクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等、又ポリ
アミド、ポリエステルなどを第3インク層に含有する熱
溶融性材料に対して50%以上用いるのが好ましい。そ
の他、場合により樹脂以外の鯨ロウ、ミツロウ、ラノリ
ン、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンク
ンワックス、セレシンワックスなどの天然ワックス、パ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなど
の石油ワックス、酸化ワックス、エステルワックス、フ
ィッシャートロプシュワックスなどの合成ワックス、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸
、ベヘニン酸などの高級脂肪酸、ステアリルアルコール
、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール、ショ糖の
脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステルなどのエ
ステル類、オレイルアミドなどのアミド類、あるいは可
塑剤、鉱油植物油などの、伯剤を適宜混合させ、第3の
インク層5の融点を50℃以上200℃以下に調製して
用いることが好ましい。
着色剤としては印刷記録の分野で広く用いられている各
種の染料、顔料が使用される。着色剤は少なくとも第3
のインク層5には含有する。着色剤の含有量は第1.第
2.第3のインク層の全体に対し3〜60%の範囲が適
当である。特に、第3のインク層5には着色剤を第3イ
ンク層5に対して3〜80%、更には5〜60%含有す
るのが好ましい。又、第3のインク層5には必要により
更に分散剤あるいは金属微粉末、無機微粉末、金属酸化
物等からなる充填剤などの添加剤を適宜加えても良い。
本発明の記録媒体に使用する着色剤を具体的に示すと、
例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、ランプ黒
、スーダンブラックSM、ファースト・エロー〇、ベン
ジジン・二ロー、ピグメント・二ロー インドファース
ト・オレンジ、イルガジン・レッド、バラニトロアニリ
ン・レッド、トルイジン・レッド、カーミンFB、パー
マネント・ボルドーFRR,ピグメント・オレンジR,
リソール・レッド2G、  レーキ・レッドC,ローダ
ミンFB。
ローダミンBレーキ、メチル・バイオレッドBレーキ、
フタロシアニンブルー、ピグメントブルーブリリアント
・グリーンB、フタロシアニングリーン、オイルイエロ
ーGG、ザポン・ファースト二ロー〇GG、カヤセット
Y963.カヤセットYG、スミプラスト・エローGG
、ザポン・ファーストオレンジRR,オイル・スカーレ
ット、スミブラストオレンジG、オラゾール・ブラウン
G、ザボンファーストスカーレットCG、アイゼンスビ
ロン・レッド・BEH,オイルピンクOP、ビクトリア
ブルーF4R。
ファーストケンブルー500フ、スーダンブルー、オイ
ルピーコックブルーなどの公知の染・顔料の1種又は2
種以上を使用することができる。
第3のインク層5の層構成は、前述した熱溶融材料1着
色剤9分散剤、可塑剤、充填剤などを含有する単層構成
に特に限定するものではなく、サーマルヘッドにより加
熱されたときに被記録体への接着力を発現する機能をも
つ層と着色機能をもつ層の2層に更に機能分離してもよ
いし、さらに3層以上の層構成となってもよい。
第2図のごとく、第3のインク層5を2層構成とした場
合(支持体側から順に、第1のインク層、第2のインク
層、第3のインク層、第4のインク層とする)、第3イ
ンク層51は着色機能を有し、第4インク層52は熱印
加部の紙に対して接着性する機能を有する。そして、第
3インク層51及び第4インク層52共に第1図に示す
第3インク層5と同様に適度な膜強度を有し、平滑性の
低い被記録体に対しても被記録体表面の凸部間に橋かけ
するように転写する。第3インク層51及び第4インク
層52を構成する材料には先に揚げた第3インク層5の
材料がそのまま使用できる。第3インク層51及び第4
インク層52のいずれにも、熱可塑性樹脂をそれぞれの
層に対して50%以上、更には70%以上含有するのが
好ましい。
また、第3インク層51、及び第4インク層52の15
0℃における溶融粘度も、第1図に示す第3インク層5
と同様に600cps以上、更には1000cps以上
、特に5000cpsとするのが好ましい。
第3のインク層5が2層構成の場合、着色剤は第3イン
ク層51のみに含有させるのが好ましいが、第2のイン
ク層4あるいは第4インク層52に含有されていてもか
まわない。着色剤の含有率は第1゜第2.第3.第4イ
ンク層全体に対して3〜60%の範囲が好ましい。3%
よりも少ないと濃度が低(,60%よりも多いと転写性
が劣化する。第3インク層51には、特に着色剤を第3
インク層5に対して3〜80%、更には5〜60%含有
するのが好ましい。
第3インク層51と第4インク層52とは、着色剤の含
有ユ以外は、基本的に同じ材料を使用することができる
が、第4インク層52には被記録体との接着力が大きな
材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソ
ブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重
合体等のオレフィンの単独または共重合体あるいはこれ
らの誘導体や、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタ
ン或はアクリル系の感熱接着剤、またスチレン−イソブ
チレン1スチレン−ブタジェン、スチレン−エチレン−
ブチレン等のスチレン系ブロック共重合体などの単独ま
たは二種以上の物質を適宜混合してもよい。また、指環
族炭化水素、テルペン、ロジン等の粘着付与剤やタルク
、炭酸カルシウム等の充填剤、酸化防止剤等の安定剤を
配合してもよい。
第1のインク層3の厚さは、表面平滑性の低い被記録体
への追随性を考慮すると、0.5μm以上が好ましく、
熱伝導を考慮すると10μm以下、更には5μm以下が
好ましい。
第2のインク層4及び第3のインク層5の厚さは、各々
0.5〜10μm1更には0.5〜5μmの範囲が好ま
しく、第3のインク層5を2層以上に機能分離する場合
も各層について上記範囲が好ましい。更に第1.2.3
のインク層全体の厚さは2〜20μm1好ましくは3〜
15μmが良い。第3インク層を2層以上に機能分離し
た場合、インク層全体の厚みは13〜30μm1更には
15〜25μmが好ましい。
支持体2としては、従来より公知のフィルムをそのまま
使用することができ、例えばポリエステル。
ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ポリアミ
ド、ポリイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチックの
フィルムなどが好適に使用できる。
また感熱転写材に熱を印加する手段として、熱ヘツドを
使用する場合に、熱ヘツドと接触する支持体の表面に、
シリコーン樹脂、ふっ素樹脂、ポリイミド樹脂、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂。
メラミン樹脂、ニトロセルロース等からなる耐熱性保護
層を設けることにより支持体の耐熱性を向上することが
でき、あるいは従来用いることのできなかった支持体材
料を用いることも出来る。
支持体2の厚みは、熱転写に際しての熱源として熱ヘツ
ドを考慮する場合には1〜15μ程度であることが望ま
しいが、たとえばレーザー光等の熱転写性インク層を選
択的に加熱できる熱源を使用する場合には特に制限はな
い。
本発明の感熱転写材1を得るには、まず前記した熱溶融
性材料と必要に応じて加えられる着色剤。
添加剤とともに、アトライター等の分散装置を用いて溶
融混練するか、あるいは適当な溶剤とともに混練して熱
溶融性あるいは溶液状ないしは分散液状の塗工インクを
得る。次に該塗工インクを支持体2上にアプリケーター
あるいはメイヤバー等を用いて塗工し、必要に応じて乾
燥させ、感熱転写材1を完成する。
つぎに、本発明の感熱転写材を用いる感熱転写記録方法
について第1図に示した感熱転写材lを用いた場合を例
にとり説明する。
第3図において、感熱転写材lは第3のインク層5が、
被記録体7と当接され、支持体2側から感熱記録ヘッド
8の発熱素子9からパターン状に熱エネルギーが印加さ
れる。この熱エネルギー印加の直後、第2のインク層の
強度が十分強くなる前(好ましくは、該エネルギーの印
加後、20m5ec、以下、より好ましくは10m5e
c、以下の間)に、感熱転写材lを被記録体7から剥離
する。前記感熱転写材lの第1のインク層3は前記熱エ
ネルギー印加によっても支持体2に強固に密着して被記
録体7側に転写しない。しかしながら、第3のインク層
5は被記録体7に対して接着力が発現するとともに、適
度な膜強度をもって、被記録体7に転写する。またこの
とき、第2のインク層4の熱印加部はシャープメルトし
、半液体状あるいは液体状になり、溶融粘度も低下し、
凝集破壊を非常に起しやすくなる。
ところが、第2のインク層4の非熱印加部は溶融しない
ため、高い凝集力を保持したままとなり、第1のインク
層3と第3のインク層5と強固な接着を維持する。その
結果、熱印加部と非熱印加部との接着力のコントラスト
が極めて明確となり、得られる転写像6の“切れ”が向
上する。更には第2のインク層4のシャープメルト性か
ら印加熱エネルギーの低減も可能となる。
つぎに本発明の感熱転写体を用いた消去方法について説
明する。第4図において、被記録体7上には、本発明の
感熱転写材により転写記録像6が形成されている。この
転写記録像6と感熱転写材Iの第3のインク層5が当接
され、転写記録像6と同一あるいはより拡大された領域
に支持体2側から感熱記録ヘッド8の発熱素子9より熱
エネルギーが印加される。これにより、感熱転写材1の
第3のインク層5は記録時と同様に接着力を発現し、被
記録体7上の転写記録像6と接着する。このとき感熱転
写材1の第2のインク層4は凝集力が低下するが、第5
図に示すごと(剥離部材lOを突出させて被記録体7と
感熱転写材1の剥離を前記第2のインク層の強度、すな
わち、第1のインク層3と第3のインク層5との接着力
及び第2のインク層の凝集力が回復したのち(好ましく
は、該エネルギーの印加後、50m5ec。
以上、より好ましくは100m5ec、以上の間に)、
被記録体と感熱転写材1を剥離する。このとき、第3の
インク層5と転写記録像6との接着力も増大し、前記感
熱転写材1を用いて転写記録像6のリフトオフ消去が達
成される。
以下本発明を実施例により更に具体的に説明する。尚、
以下に示す重量比率は固形分の比率である。
〔実施例1〕 ガラス転移温度O℃、重量平均分子量779000の酢
酸ビニル−エチレン共重合樹脂(エチレン含有20%)
を使ったエマルジョン(不揮発分40%)を6μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム上にアプリケーター
を用いて塗工し、80℃の熱風乾燥中において1分間の
乾燥を行い、厚さ2.0μmの第1のインク層を得た。
次に前記第1のインク層上に下記の処方1の水分散液を
2倍に希釈し、アプリケーターを用いて塗工し、60℃
の熱風乾燥中において1分間の乾燥を行い、厚さ1.5
μmの第2のインク層を設けた。この第2のインク層の
融点は80℃で、150℃における溶融粘度は20cp
sであった。
上記処方2の配合物をプロペラ式撹拌機により均一混合
し、塗工液2を得た。塗工液2を前記第2のインク層の
上にアプリケーターを用いて塗工し、6゜’C1分間の
熱風乾燥を行い、厚さ3.5μmの第3のインク層を形
成し、感熱転写材(I)を得た。
〔実施例2〕 施例1の第2のインク層の上にアプリケーターを用いて
塗工し、60°CI分間の熱風乾燥を行い、層厚1.5
μmの第3のインク層を得た。その上に塗工液4をアプ
リケーターを用いて塗工し、60℃1分間の熱風乾燥に
より層厚1.7μmの第4の/ンク層を設け、感熱転写
材(n)を得た。
〔実施例3〕 上記処方3.4の配合物をプロペラ式撹拌機により均一
混合し、塗工液3,4を得た。塗工液3を実実施例1の
処方lを、加圧加熱のもとて乳化した上記処方5の酸化
ポリエチレンエマルジョンの25%溶液にかえ、その他
は実施例1と同様にして感熱転写材(I[[)を得た。
この第2のインク層の融点は100°Cで、150°C
における溶融粘度は120cpsであった。
〔実施例4〕 実施例の1の処方lを、加圧加熱のもとて乳化した上記
処方6の酸化ポリエチレンエマルジョンの25%溶液に
かえ、その他は実施例1と同様にして感熱転写材(IV
)を得た。この第2のインク層の融点は130℃で、1
50℃における溶融粘度は5500cpsであった。
〔実施例5〕 実施例1の厚さ2.0μmの第1のインク層を、ガラス
転移温度−18℃、重量平均分子量1,000,000
の酢酸ビニル−エチレン共重合樹脂(エチレン含有35
%)ヲ使ったエマルジョンにかえ、第2.第3のインク
層は実施例1と同様にして感熱転写材(V)を得た。
〔実施例6〕 実施例1の厚さ2.0μmの第1のインク層を、ガラス
転移温度7℃のアクリル樹脂エマルジョン(三菱油化パ
ーデイツシュ@製 アクロナールYJ−1600D)で
形成し、第2.第3のインク層は実施例1と同様にして
感熱転写材(VT)を得た。
〔実施例7〕 実施例1の厚さ2.0μmの第1のインク層を、ガラス
転移温度15°Cのアクリル樹脂エマルジョン(三菱油
化パーデイツシュ(掬製 アクロナールYJ−1560
D)で形成し、第2.第3のインク層は実施例1と同様
にして感熱転写材(■)を得た。
〔比較例1〕 実施例1の第1のインク層を設けないこと以外は実施例
1と同様にして感熱転写材(■)を得た。
〔比較例2〕 実施例3の第1のインク層を設けないこと以外は実施例
3と同様にして感熱転写材(■)を得た。
〔比較例3〕 実施例2において第1のインク層を設けず、更に実施例
2の第2のインク層を実施例3の処方5にかえ、その他
は実施例2と同様にして感熱転写材(X)を得た。
次に上記実施例及び比較例で得た感熱転写材(I)〜(
X)を8mm巾に裁断し、キャノン(株)製、電子タイ
プライタ−5P400Xを使用し、被記録体としては平
滑性の低いボンド紙(ベック平滑度2〜3秒)と平滑性
の高い熱転写専用紙(ベック平滑度200秒)を用いて
記録及びリフトオフ消去の評価を行った。前記タイプラ
イタ−3P400Xは記録動作に先立ち感熱転写材を室
温以上に加熱する目的で、感熱記録ヘッドに加熱ヒータ
ーが組み込まれているが、本評価においては該ヒーター
が作動しないようにした。また、リフトオフ消去は前記
5P400Xの感熱修正用テープ収納部に前記感熱転写
材(I)〜(X)を装填することにより、その評価が可
能となる。
評価結果を第1表に示す。
第 ■ 表 以上、説明したように、本発明によれば支持体」二に印
字時に支持体と強固に密着している第1のインク層、印
字時に内部において印字を分断する第2のインク層、及
び熱可塑性樹脂を主成分とする第3のインク層を少なく
とも設けた感熱転写材により、平滑性の高い被記録体は
もとより、平滑性の低い被記録体に対しても印字品位の
良い転写記録像が得られ、更に前記感熱転写材を用いて
リフトオフ消去が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の感熱転写材の模式断面図、
第3図は本発明の感熱転写材の一例を用いた時の感熱転
写記録方法を説明する模式断面図、第4図及び第5図は
りフトオフ消去方法を説明する模式断面図である。 l ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・感熱転写材2・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持体3・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1のインク層4・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・第2のインク層5.51・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3のインク
層52・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・−・・・・・・・・・・・・・・・
・・第4のインク層6・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・転写記録像7・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・被記録体8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・感熱記録ヘッド9・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発
熱素子特許出願人  キャノン株式会社

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に少なくとも第1のインク層、第2のイ
    ンク層及び第3のインク層を支持体側から順に有する感
    熱転写材において、第1のインク層は実質的に非転写性
    の層で加熱時も強固に支持体に密着しており、第2のイ
    ンク層は加熱して記録を行うときには、第2のインク層
    の内部において分断するものであり、第3のインク層は
    熱可塑性樹脂を主成分とする層であり、更に少なくとも
    第3のインク層に着色剤を含有するものであることを特
    徴とする感熱転写材。
  2. (2)前記第1インク層中に、熱可塑性樹脂を70〜1
    00%含有する請求項第1項記載の感熱転写材。
  3. (3)前記熱可塑性樹脂の含有量が90〜100%であ
    る請求項第2項記載の感熱転写材。
  4. (4)前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度が−40〜3
    0℃である請求項第2項記載の感熱転写材。
  5. (5)前記ガラス転移温度が−30〜15℃である請求
    項第4項記載の感熱転写材。
  6. (6)前記ガラス転移温度が−18〜15℃である請求
    項第5項記載の感熱転写材。
  7. (7)前記第2のインク層の融点が50℃以上で、溶融
    粘度が150℃において500cps以下である請求項
    第1項記載の感熱転写材。
  8. (8)前記第2インク層中に、ワックスを80%以上含
    有する請求項第1項記載の感熱転写材。
  9. (9)前記ワックスの含有量が90%以上である請求項
    第1項記載の感熱転写材。
  10. (10)支持体上に少なくとも第1のインク層、第2の
    インク層及び第3のインク層を支持体側から順に有する
    感熱転写材を用いて被記録体上に転写記録を行うに際し
    、前記感熱転写材をパターン状に加熱した直後、第2の
    インク層の強度が十分強くなる前に、前記感熱転写材を
    被記録体から剥離することにより、第2のインク層の内
    部で分断して被記録体上に記録像を形成し、更に前記記
    録像に前記感熱転写材を当接して加熱した後、第2のイ
    ンク層の強度が十分に強くなったときに被記録体から前
    記感熱転写材を剥離することにより被記録体上の前記記
    録像を前記被記録体から前記感熱転写材側に引き剥すこ
    とを特徴とする感熱転写記録方法。
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