JPH0238680B2 - Sankahimakuojusuruaruminiumukeikinzokunohyomenshorihoho - Google Patents

Sankahimakuojusuruaruminiumukeikinzokunohyomenshorihoho

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JPH0238680B2
JPH0238680B2 JP25416086A JP25416086A JPH0238680B2 JP H0238680 B2 JPH0238680 B2 JP H0238680B2 JP 25416086 A JP25416086 A JP 25416086A JP 25416086 A JP25416086 A JP 25416086A JP H0238680 B2 JPH0238680 B2 JP H0238680B2
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aluminum
metal
oxide film
surface treatment
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Seishiro Ito
Shiro Manaka
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NIPPON ARUMINIUMU KOGYO KK
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FUJITA SHOJI KK
NIPPON ARUMINIUMU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野 本発明は、酸化皮膜を有する、アルミニウム又
はアルミニウムを含む合金などのアルミニウム系
金属における当該酸化皮膜部を耐色性、耐候性の
優れた不透明な白色乃至灰白色の皮膜を形成した
り、或いはパステル調の着色皮膜を形成させる、
酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理
方法に関する。 (b) 従来の技術 近時、生活様式や嗜好の変化に伴い、建材、銘
板、装飾用品、日用品又は車両等に使用されるア
ルミニウム系金属製品を着色することが要求され
ており、特に、日用品、装飾用品、車両や建材等
の分野ではパステル調に着色したアルミニウム系
金属製品が看者に穏やか且つ暖かい感じを与える
ことから強く要請されている。 ところで、アルミニウム系金属製品をパステル
調に着色するには、先ず、アルミニウム系金属半
製品を、基本となる不透明な白色乃至灰白色に着
色することが必要である。 従来、アルミニウム系金属半製品をパステル調
に着色する方法として、以下に述べる表面処理方
法が提案されている。 即ち、陽極酸化皮膜を有するアルミニウム系金
属半製品を、カルシウム塩、マグネシウム塩、
亜鉛塩及びアルミニウム塩の少なくとも1種の塩
と硫酸を含む溶液に浸漬又はその溶液中で電解し
た後、この処理した陽極酸化皮膜の微細孔中に
おける上記塩からの生成物と反応して白色乃至灰
白色の化合物となる物質の1種以上を含む溶液に
浸漬又はその溶液中で電解し、これによつて、上
記陽極酸化皮膜を白色乃至灰白色に着色した後、
金属塩或いは染色を用いて着色するものであ
る。(特開昭60−197897号公報)。 (c) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この方法は陽極酸化皮膜を有す
るアルミニウム系金属半製品を上記のおよび
の工程を経て白色乃至灰白色に着色するものであ
るが、上記アルミニウム系金属半製品を上記の工
程及びに示す水溶液に浸漬しても陽極酸化皮
膜の表面や内部において、金属塩の加水分解が効
果的に行なわれず、この結果、当該陽極酸化皮膜
を不透明な白色乃至灰白色に均一に着色できない
のである。 又、この方法により得られた不透明な白色乃至
灰白色の皮膜は、アルミニウム系金属における陽
極酸化皮膜との密着性が乏しく、このため、当該
陽極酸化皮膜を不透明な白色乃至灰白色に着色し
たのち、水洗、乾燥、更に封孔等の工程中に、皮
膜破壊(皮膜ロス)や封孔の際の脱色、更に封孔
後の皮膜の剥れ、等の問題があり、これら金属塩
を用いて得られた白色乃至灰白色の皮膜は耐候性
が劣ると共に白色乃至灰白色の皮膜の着色成分の
屈折率が小さく白色度が低いという致命的な欠点
がある。 又、上記との工程で用いられる表面処理剤
ではアルミニウム系金属の陽極酸化皮膜を均一に
着色することができず、色ムラも発生して実用に
耐えるものではなかつた。 (d) 問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記問題点を一挙に解決すべく
多年に亘つて鋭意検討を重ねてきた。 その結果、酸化皮膜を有するアルミニウム系金
属半製品の当該酸化皮膜部を不透明な白色乃至灰
白色に着色するにあたり、得られた不透明な白色
乃至灰白色の皮膜が均一であり、しかもその皮膜
破壊(皮膜ロス)や封孔の際の脱色、更に、封孔
後の皮膜の剥がれ、等の問題の発生を防止するに
は、先ず、酸化皮膜を有するアルミニウム系金属
の当該酸化皮膜部の微細孔を拡大してチタニウム
塩等の金属塩の侵入を容易にし、次いでこの拡大
された微細孔内に、チタニウム塩等の金属塩にお
ける金属イオンと結合してこれを微細孔内に固着
する固着剤をプールし、該金属イオンと固着剤と
を上記酸化皮膜部で結合させて白色乃至灰白色の
物質をこの酸化皮膜部に均一に且つ緻密に生成さ
せることを見い出した。 又、この白色乃至灰白色の皮膜は染色又は電解
により優れた特性のパステルカラーに着色しうる
との知見も得た。 そこで、本発明者らは、かかる知見に基づき、
この着色に好適に用いられる、酸化皮膜を有する
アルミニウム系金属の表面処理剤につき再度検討
を重ねたところ、特定の固着剤を用いると、驚く
べきことに、PHが0.5〜8.5の拡範囲でもこの酸化
皮膜を均一に且つ緻密に着色しうることを見い出
し、本発明を完成するに至つたものである。 即ち、本願第1の発明の酸化皮膜を有するアル
ミニウム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有
するアルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イ
オンと結合して白色乃至灰白色の物質を生成する
固着剤を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電
解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(C)、 よりなることを特徴とするものである。 又、本願第2の発明の酸化皮膜を有するアルミ
ニウム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有す
るアルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオ
ンと結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固
着剤を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
はその水溶液中で電解する工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 更に、本願第3の発明の酸化皮膜を有するアル
ミニウム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有
するアルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イ
オンと結合して白色乃至灰白色の物質を生成する
固着剤を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電
解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色する工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 更に、本願第4の発明の酸化皮膜を有するアル
ミニウム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有
するアルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イ
オンと結合して白色乃至灰白色の物質を生成する
固着剤を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電
解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(C)、 上記工程(C)で得られるアルミニウム系金属を、
上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
はその水溶液中で電解する工程(D)、 上記工程(D)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色する工程(E)、 よりなることを特徴とするものである。 本願第5の発明の酸化皮膜を有するアルミニウ
ム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有するア
ルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオンと
結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着剤
を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する
工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(C)、 よりなることを特徴とするものである。 本願第6の発明の酸化皮膜を有するアルミニウ
ム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有するア
ルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオンと
結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着剤
を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する
工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
はその水溶液中で電解する工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 本願第7の発明の酸化皮膜を有するアルミニウ
ム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有するア
ルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオンと
結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着剤
を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する
工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 本願第8の発明の酸化皮膜を有するアルミニウ
ム系金属の表面処理方法は、酸化皮膜を有するア
ルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオンと
結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着剤
を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する
工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
はその水溶液中で電解する工程(D)、 上記工程(D)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色する工程(E)、 よりなることを特徴とするものである。 以下、先ず、本願の第1の発明について詳細に
説明する。 本発明においては、先ず、酸化皮膜を有するア
ルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオンと
結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着剤
を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する
工程(A)を実施する。 本発明に用いられる、酸化皮膜を有するアルミ
ニウム系金属とは、アルミニウム又はアルミニウ
ムを含む合金の表面に、化学的或いは電気化学的
(陽極酸化)に酸化皮膜を形成したアルミニウム
系金属をいうが、特に陽極酸化皮膜を形成したも
のが、一層優れた特性のパステル調の皮膜が得ら
れるから好ましい。 そして、上記アルミニウム系金属に陽極酸化皮
膜を形成するには、公知の陽極酸化法が採用され
る。 例えば、硫酸、リン酸、クロム酸等からなる無
機酸、シユウ酸、パラフエノールスルホン酸、ス
ルホサリチル酸、マロン酸等からなる有機酸又は
水酸化ナトリウム、リン酸三ナトリウム等からな
る水溶液中で、直流、交流、パルス、PR波又は
交直重畳法による電解によつて陽極酸化皮膜が形
成される。 本発明に用いられる固着剤としては、下記金属
塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白色の物質
を生成するものである。 上記固着剤とは、上記の酸化皮膜を有するアル
ミニウム系金属の当該酸化皮膜部の微細孔を拡大
して下記金属塩の侵入を容易にし、この拡大され
た微細孔内に下記金属塩を侵入させ、この侵入さ
れた金属塩の金属イオンと結合してこの生成物を
微細孔内に固着するものであり、該金属イオンと
固着剤とが結合して得られた白色乃至灰白色の生
成物を上記酸化皮膜部に均一且つ緻密に固着させ
るためのものである。 上記固着剤の具体例としては、リン酸、リン酸
ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸カリ
ウム、リン酸水素カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナト
リウム、ホウ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケ
イ酸カリウム、クロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナ
トリウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸カリウム、
硫酸水素カリウム、アルカリ金属の水酸化物、炭
酸塩或いは重炭酸塩が挙げられるが、これらの固
着剤は1種、又は所望により2種以上を併用して
もよく、この2種以上の併用が一層有効なばあい
もある。 上記固着剤の濃度としては0.1〜300g/、好
ましくは0.5〜200g/、特に好ましくは1〜
100g/とするのが望ましく、0.1g/未満で
は濃度が薄くなり過ぎて固着剤としての効果が不
充分となり、逆に300g/を超えると濃度が高
くなり過ぎてアルミニウム系金属の酸化皮膜が破
壊されたり、液温が下がると(例えば冬季)固着
剤が析出して濃度が変化するばあいがあり、この
結果、皮膜の特性が悪化する場合があるから好ま
しくない。 本発明において、酸化皮膜を有するアルミニウ
ム系金属を上記固着剤を含む水溶液に浸漬し、そ
の表面を前処理するにあたり、この水溶液を処理
槽に仕込み、所望により水で濃度調整を行い、該
水溶液の温度を、通常、室温〜75℃、好ましくは
40〜70℃に調節し、この溶液に上記アルミニウム
系金属を通常10秒〜30分、好ましくは1分〜20分
間浸漬すればよいのである。 又、本発明において、酸化皮膜を有するアルミ
ニウム系金属を上記水溶液に浸漬し、その溶液中
で電解することによつてその表面を前処理しても
よく、この場合、この水溶液を処理槽に仕込み、
上記と同様に濃度調整を行い、該水溶液中におい
て、直流法、交流法、パルス法、PR法又は交直
重畳法等の公知の方法により電解処理してもよい
のである。 この場合、電解条件は、液温が室温〜80℃、好
ましくは20〜70℃、電圧1〜50V、電流密度1〜
150A/m2、電解時間10秒〜30分、好ましくは1
分〜20分間である。 本発明においては、上記工程(A)で処理したアル
ミニウム系金属を、チタニウム塩、亜鉛塩、カル
シウム塩、バリウム塩、ストロンチウム塩、マグ
ネシウム塩又はアルミニウム塩の少なくとも1種
の金属塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(B)を実施する。 本発明に用いられる金属塩は、上記固着剤と結
合して白色乃至灰白色の物質を生成したり、加水
分解により白色乃至灰白色の水和金属酸化物類を
生成するものであつて、水に可溶性或いは難溶性
の金属塩である。 上記金属塩としては、チタニウム塩、亜鉛塩、
カルシウム塩、バリウム塩、ストロンチウム塩、
マグネシウム塩又はアルミニウム塩からなる少な
くとも1種が挙げられる。 上記金属塩の濃度としては0.01〜200g/、
好ましくは0.1〜150g/、特に好ましくは1〜
100g/とするのが望ましく、0.01g/未満
では濃度が薄くなり過ぎて充分に緻密な皮膜が得
られない場合があり、逆に200g/を超えると
濃度が高くなり過ぎて液温が下がると(例えば冬
季)金属塩が析出して濃度が変化し、この結果、
水溶液の管理が困難になつたり、或いは特性が悪
化あうる場合があるから好ましくない。 そして、上記金属塩を含む水溶液はそのPHが
0.5〜8.5の範囲、特に1.5〜6.5の範囲に調整する
のが望ましく、PHが0.5未満になると酸性度が高
くなり過ぎてアルミニウム系金属表面の酸化皮膜
が破壊される恐れがあり、又、逆にPHが8.5を超
えるとアルミニウム系金属の酸化皮膜が破壊され
る恐れがあるから好ましくない。 そして、上記PHの範囲では、水和金属酸化物類
が数分子集合した無色透明乃至わずかに濁りのあ
るヒドロゾルになつているものと解される。 上記PH調整剤としては、硫酸、リン酸等の無機
酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、グルコン酸、グ
リシン、マロン酸、シユウ酸、ギ酸等の有機酸、
アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩又は重炭酸塩、
アンモニア、有機酸のアルカリ金属塩等が挙げら
れる。 これらの酸又は塩基或いは有機酸のアルカリ金
属塩は1種類を用いてもよいし、2種以上を併用
してもよく、特にその併用がより有効な場合もあ
る。 本発明において、酸化皮膜を有するアルミニウ
ム系金属を上記水溶液に浸漬し、その表面を前処
理するにあたり、上記水溶液を処理槽に仕込み、
所望により水で濃度調整を行い、該水溶液の温度
を、通常、室温〜75℃、好ましくは40〜70℃に調
節し、この溶液に上記アルミニウム系金属を、通
常10秒〜30分、好ましくは1分〜20分間浸漬すれ
ばよいのである。 又、本発明において、酸化皮膜を有するアルミ
ニウム系金属を上記水溶液に浸漬し、その溶液中
で電解することによつてその表面を前処理しても
よく、この場合、上記水溶液を処理槽に仕込み、
上記と同様に濃度調整を行い、該水溶液中におい
て、直流法、交流法、パルス法、PR法又は交直
重畳法等の公知の方法により電解処理してもよい
のである。 この場合、電解条件は、液温が室温〜80℃、好
ましくは20〜70℃、電圧1〜50V、電流密度1〜
150A/m2。電解時間10秒〜30分、好ましくは1
分〜20分間である。 本発明においては、次に、上記工程(B)で得られ
たアルミニウム系金属の処理物を、チタニウム
塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム塩、ストロ
ンチウム塩、マグネシウム塩又はアルミニウム塩
の少なくとも1種の金属塩および有機系極性溶媒
及び/又はキレート化合物を含むPH0.5〜8.5の水
溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する工程(C)を
実施する。 この工程(C)は、上記工程(B)で得られたアルミニ
ウム系金属の処理物の表面を白色乃至灰白色の緻
密且つ均一な皮膜を化学的又は電解により形成す
るためのものである。 この工程(C)で用いられる水溶液は、上記工程(B)
で用いられる水溶液に有機系極性溶媒又はキレー
ト化合物のうち少なくとも1種を含有させたもの
であり、その他の要件、例えば金属塩の種類や濃
度、PHの範囲、更に浸漬条件および電解条件等は
上記工程(B)と同様である。 工程(C)で用いられる水溶液は上記工程(B)の水溶
液に有機系極性溶媒及び/又はキレート化合物が
含有されたものである。 即ち、 上記金属塩及び有機系極性溶媒を含むPH0.5
〜8.5の水溶液でもよく、これに代えて、 上記金属塩及びキレート化合物を含むPH0.5
〜8.5の水溶液でもよく、更に、これらに代え
て、 上記金属塩、有機系極性溶媒及びキレート化
合物を含むPH0.5〜8.5の水溶液でもよいのであ
る。 そして、本発明に用いられる有機系極性溶媒と
しては、水溶性の極性溶媒であれば特に限定され
るものではなく、具体的には、例えばメタノー
ル、エタノール等の低級アルコール、アセトン、
メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトン
類、エーテル、ジエチルエーテル等のエーテル
類、メチルアミン、エチルアミン、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン又はトリエタノー
ルアミン等のアミン類、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール等のグリコール類、グリセ
リン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等が挙げられるが、こ
れらのうち低級アルコールやアミン類が封孔の
際、上記金属塩からの生成物の脱離、つまり脱色
を防止しうるから好ましい。 又、上記有機系極性溶媒の濃度としては0.1〜
50容量%とするのが好ましい。 即ち、工程(C)で用いられる水溶液中には、上記
有機系極性溶媒が含有されていることによつて、
酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を浸漬する
だけでその表面部に優れた特性の白色乃至灰白色
の緻密且つ均一な皮膜を形成し得るのであるが、
有機系極性溶媒の濃度が0.1容量%未満では薄く
なり過ぎて充分な効果が得られない場合があり、
逆に50%容量を超えると濃度が高くなり過ぎて金
属塩の溶解性に影響を与えるから好ましくない。 又、本発明に用いられるキレート化合物は、工
程(C)で用いられる水溶液中における金属イオンの
安定性や、該水溶液中において、上記アルミニウ
ム系金属を浸漬又は電解した際、その表面部(酸
化皮膜部)で生成する水和金属酸化物類や、金属
イオンと上記固着剤との生成物(以下、水和金属
酸化物類等という)のゾルを安定化させるだけで
なく、特に、酸化皮膜を有するアルミニウム系金
属の当該酸化皮膜部に上記水和金属酸化物類等を
極めて容易に、しかも均一且つ強固に結合させう
るのである。 上記水和金属酸化物類とは金属酸化物に1以上
の水分子が配位しているもの、水和金属酸化物又
は金属酸化物或いはこれらの集合物等をいう。 上記キレート化合物の具体的な代表例として
は、エチレンジアミン四酢酸やそのナトリウム
塩、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレジ
アミン二酢酸、3,6−ジオキサ−1,8−オク
タンジアミン四酢酸、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)イミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢
酸等のポリアミノカルボン酸類、エチレンジアミ
ン等ののジアミン類、トリエタノールアミン、ト
リエチレンテトラミン等の一分子中に2以上のア
ミン基を有するアミン化合物、アセト酢酸エチ
ル、ニトリロ三酢酸、ホルマリン、修酸、マレイ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸、
グルコン酸又はグリシン等の多塩基酸及びこれら
の可溶性金属塩が挙げられる。 これらの中には水に不溶のキレート化合物も含
まれるが、有機系極性溶媒を加えることにより、
つまり水と有機系極性溶媒との混合物には溶解す
るのである。 上記キレート化合物の濃度としては、用いる金
属塩、又必要により添加される有機系極性溶媒の
種類や濃度によつても異なるが、一般に0.1〜50
g/の範囲が好ましく、0.1g/未満では効
果が乏しくなり、逆に50g/を超えると効果に
限界が生じると共に金属塩の溶解性に影響を与え
る場合があるから望ましくない。 次に、本願の第2の発明について詳細に説明す
る。 本願の第2の発明は、上記第1の発明の改良に
かかるものであり、上記第1の発明で得られる、
不透明な白色乃至灰白色に着色されたアルミニウ
ム系金属より一層特性の優れた、不透明な白色乃
至灰白色に着色されたアルミニウム系金属を得る
ためのものである。 即ち、本願の第2の発明は酸化皮膜を有するア
ルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオンと
結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着剤
を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する
工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
はその水溶液中で電解する工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 本願の第2の発明は、上記第1の発明において
金属塩からの不透明な白色乃至灰白色の生成物
(金属塩の金属イオンと固着剤との生成物および
水和金属酸化物類)を、酸化皮膜を有するアルミ
ニウム系金属の当該酸化皮膜部に一層均一且つ緻
密に固着させるためのものである。 つまり、本願の第2の発明は、酸化皮膜を有す
るアルミニウム系金属を、上記第1の発明の工程
(A)乃至工程(C)と同様に処理し、かくして得られた
アルミニウム系金属の酸化皮膜部における微細孔
中に、チタニウム等の金属塩をプールし、このア
ルミニウム系金属をこの酸化皮膜部における金属
塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白色の物質
を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又はその水
溶液中で電解する工程(D)、を加えた点に特徴を有
するものである。 本願第2の発明は、本願第1の発明の改良にか
かるものであり、したがつて、本発明の工程(A)乃
至工程(C)に用いられる、酸化皮膜を有するアルミ
ニウム系金属、固着剤、金属塩、有機系極性溶
媒、キレート化合物、浸漬条件や電解条件等は本
願第1の発明と同様である。 そして、本発明における、工程(D)で用いられる
固着剤としては、リン酸、リン酸ナトリウム、リ
ン酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水
素カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ケイ酸
ナトリウム、ケイ酸カリウム、クロム酸カリウ
ム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウ
ム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウム、アルカリ
金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭酸塩が挙げら
れる。 又、この固着剤の濃度としては、0.1〜300g/
、好ましくは0.5〜200g/、特に好ましくは
1〜100g/とするのが望ましく、0.1g/未
満では濃度が薄くなり過ぎて固着剤としての効果
が不充分となり、逆に300g/を超えると濃度
が高くなり過ぎてアルミニウム系金属の酸化皮膜
が破壊されたり、液温が下がると(例えば冬季)
固着剤が析出して濃度が変化するばあいがあり、
この結果、皮膜の特性が悪化するばあいがあるか
ら好ましくない。 次に、本願第3の発明について詳細に説明す
る。 即ち、酸化皮膜を有するアルミニウム系金属
を、下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至
灰白色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸
漬又はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属をチ
タニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色する工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 本願の第3の発明は、上記第1の発明で得られ
た、白色乃至灰白色に着色したアルミニウム系金
属をパステルカラーに着色するものであつて、酸
化皮膜を有するアルミニウム系金属を白色乃至灰
白色に着色する工程、つまり、本願の第1発明の
工程(A)ないし工程(C)に、更に工程(D)を加えたもの
である。 本発明においては、酸化皮膜を有するアルミニ
ウム系金属を上記第1の発明と同様の工程(A)ない
し工程(C)を経て当該アルミニウム系金属の表面に
不透明な白色乃至灰白色の皮膜を形成する工程
(AないしC)を実施する。 この工程(AないしC)の条件は上記第1の発
明と同様である。 上記の工程(A)ないし工程(C)を経て得られた白色
乃至灰白色の皮膜を有するアルミニウム系金属
を、染色又は電解により着色する工程(D)を実施す
る。 この工程(D)の着色工程では、染色による着色お
よび金属塩による着色のいずれの着色方法も採用
しうる。 上記染料には、水溶性染料、油溶液染料のいず
れも使用でき、具体的には、一般にアルミニウム
系金属の白色乃至灰白色の皮膜の着色に用いられ
る、市販の酸性染料、塩基性染料、直接染料、食
用色素、媒染染料及び油溶液染料等が挙げられる
のであり、又、染料による着色方法としては、公
知の着色方法、例えば染料槽に浸漬、スプレー、
タンボ、転写、スクリーン印刷、コイル等の方法
を採用しうる。 又、上記着色用金属塩の具体的な代表例として
は、鉄、ニツケル、コバルト、マンガン、クロ
ム、カドミウム、錫、銅、鉛、インジウム、又は
バナジウム等の各種の金属塩が挙げられる。これ
らの着色用金属塩は1種類を使用してもよいし、
2種以上を併用してもよく、又2種以上の併用が
有効なばあいもある。 又、上記着色用金属塩の濃度としては、用いる
着色用金属塩の種類や組合わせ等によつても異な
るが、通常1〜200g/、好ましくは3〜100
g/の範囲内から適宜に選定される。 上記着色用金属塩を用いて、白色乃至灰白色の
皮膜を有するアルミニウム系金属の表面部を着色
するにあたり、上記着色用金属塩の水溶液を処理
槽に仕込み、更に有機系極性溶媒及び/又はキレ
ート化合物を加えたり、更に水を加えて濃度調整
をしたり、PH調整剤でPH調整を行い、該水溶液の
温度を、通常、室温〜95℃、好ましくは40〜90℃
に調節し、この溶液に上記アルミニウム系金属
を、通常10秒〜30分、好ましくは1分〜20分間浸
漬するか、或いは電解により特性の優れたパステ
ルカラーの緻密且つ均一な皮膜が一回の処理で得
られるのである。 又、電解による着色方法としては、公知の電解
着色法、例えば交流電解着色法、直流電解着色
法、又は交直重畳法等のその他の電解着色法を採
用しうるのである。 この場合、電解条件は、液温が室温〜95℃、好
ましくは30〜80℃、電圧1〜50V、電流密度1〜
150A/m2、電解時間1分〜60分間である。 次に、本願の第4の発明について詳細に説明す
る。 即ち、本願の第4の発明は、酸化皮膜を有する
アルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオン
と結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着
剤を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解す
る工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(C)、 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、上記
金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白色の
物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(D)、 上記工程(D)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色する工程(E)、 よりなることを特徴とするものである。 本願の第4の発明は、上記第2の発明で得られ
た、白色乃至灰白色に着色したアルミニウム系金
属をパステルカラーに着色するものであつて、酸
化皮膜を有するアルミニウム系金属を白色乃至灰
白色に着色する工程、つまり、本願の第2の発明
の工程(A)ないし工程(D)に、更に工程(E)を加えたも
のである。 本発明においては、酸化皮膜を有するアルミニ
ウム系金属を第2の発明と同様の工程(A)ないし工
程(D)を経て当該アルミニウム系金属の表面に不透
明な白色乃至灰白色の皮膜を形成する工程(Aな
いしD)を実施する。 この工程(AないしD)の条件は上記第2の発
明と同様である。 上記の工程(A)ないし工程(D)を経て得られた白色
乃至灰白色の皮膜を有するアルミニウム系金属
を、浸漬又は電解により着色する工程(E)を実施す
る。 本発明は、酸化皮膜を有するアルミニウム系金
属を工程(A)ないし工程(D)を経て当該酸化皮膜を一
層均一且つ緻密で不透明な白色乃至灰白色に着色
し、この白色乃至灰白色の酸化皮膜をパステルカ
ラーに着色するものである。 この工程(E)の着色工程では、本願第3の発明の
工程(D)の着色工程と同様の方法で着色しうるので
ある。 次に、本願の第5の発明について詳細に説明す
る。 即ち、酸化皮膜を有するアルミニウム系金属
を、下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至
灰白色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸
漬又はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られた処理物を、チタニウム
塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム塩、ストロ
ンチウム塩、マグネシウム塩又はアルミニウム塩
の少なくとも1種の金属塩および有機系極性溶媒
及び/又はキレート化合物、更に定着性珪酸塩を
含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中
で電解する工程(C)、 よりなることを特徴とするものである。 本願の第5の発明は、本願の第1の発明の改良
にかかるものであり、該第1の発明において工程
(C)で用いられる水溶液中に定着性珪酸塩を添加し
たものであり、その他の条件は本願の第1の発明
と同様である。 即ち、本願の第1の発明において工程(C)で用い
られる水溶液中に定着性珪酸塩を添加すると、酸
化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面部(酸
化皮膜部)を白色乃至灰白色の生成物(金属塩の
金属イオンと固着剤との生成物や水和金属酸化物
類)で着色し、その後の水洗、乾燥、更に封孔等
の際に定着性珪酸塩が上記生成物を上記表面部に
一層確実に定着してその脱離(脱色)や皮膜破壊
(皮膜ロス)等を防止し、これによつて封孔等の
工程中に皮膜が破壊されるのを一層防止するので
ある。 かかる定着性珪酸塩としては、水と有機系極性
溶媒及び/又はキレート化合物の水溶液に溶解或
いは微粉子状で分散するものであれば特に限定さ
れるものではなく、具体的な代表例としては、珪
酸ナトリウム、珪酸カリウム又は珪酸リチウム等
の可溶性珪酸アルカリ、又、珪酸アルミニウム、
珪酸アルミニウムカリウム、珪酸アルミニウムナ
トリウム、珪酸アルミニウムカルシウムの微粒子
状水分散液等が挙げられる。 又、上記定着性珪酸塩の濃度としては、用いる
有機系極性溶媒やキレート化合物の種類や濃度、
更に珪酸塩の種類等によつても異なるが、通常、
0.1〜100g/、好ましくは0.5〜50g/の範
囲とするのが望ましい。 更に、本願の第6の発明について詳細に説明す
る。 即ち、本願の第6の発明は、酸化皮膜を有する
アルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオン
と結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着
剤を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解す
る工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
はその水溶液中で電解する工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 本願の第6の発明は、上記第2の発明の改良に
かかるものであり、上記第2の発明において工程
(C)で用いられる水溶液中に定着性珪酸塩を添加し
たものであり、その他の条件は本願の第2の発明
と同様である。 つまり、本願の第2の発明において工程(C)で用
いられる水溶液中に定着性珪酸塩を添加すると、
至極優れた特性の白色乃至灰白色の不透明な酸化
皮膜が得られるのである。 かかる定着性珪酸塩の種類や濃度等は、本願の
第5の発明と同様である。 更に、本願の第7の発明について詳細に説明す
る。 即ち、酸化皮膜を有するアルミニウム系金属
で、下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至
灰白色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸
漬又はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色する工程(D)、 よりなることを特徴とするものである。 本願の第7の発明は、上記第3の発明の改良に
かかるものであり、上記第3の発明において工程
(C)で用いられる水溶液中に定着性珪酸塩を添加し
たものであり、その他の条件は上記第3の発明と
同様である。 そして、本願の第7の発明において用いられる
定着性珪酸塩は、封孔等の際の脱離(脱色)や皮
膜破壊(皮膜ロス)等を一層防止するためのもの
であり、上記第5の発明で用いられる定着性珪酸
塩と同様のものを使用できる。 又、上記定着性珪酸塩の濃度としては、用いる
有機系極性溶媒やキレート化合物の種類や濃度、
更に珪酸塩の種類によつても異なるが、通常0.1
〜100g/、好ましくは0.5〜50g/の範囲と
するのが望ましい。 更に、本願の第8の範囲について触細に説明す
る。 即ち、本願の第8の発明は、酸化皮膜を有する
アルミニウム系金属を、下記金属塩の金属イオン
と結合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着
剤を含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解す
る工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
はその水溶液中で電解する工程(D)、 上記工程(D)で得られたアルミニウム系金属を、
染色又は電解により着色する工程(E)、 よりなることを特徴とするものである。 本願の第8の発明は、上記第7の発明の改良に
かかるものであり、該第7の発明において工程(A)
ないし工程(C)を経て処理された透明な白色乃至灰
白色の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
その酸化皮膜部における金属塩の金属イオンと結
合して白色乃至灰白色の物質を生成する固着剤を
含む水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解する工
程(D)、を加えた点に特徴を有するものである。 本発明に用いられる固着剤の種類や濃度は、上
記発明と同様である。 本願第8の発明は、酸化皮膜を有するアルミニ
ウム系金属を、チタニウム等の金属塩で処理する
前に、予め、固着剤で処理し、これによつて、該
金属塩からの白色乃至灰白色の生成物をアルミニ
ウム系金属の酸化皮膜部に固着し、しかる後、こ
の白色乃至灰白色の生成物を、アルミニウム系金
属の酸化皮膜部に一層確実に固着し、かくして得
られた不透明な白色乃至灰白色の酸化皮膜を染色
又は電解により一層均一且つ繊密に着色するもの
である。 かかる染色又は電解による着色には、上記第3
の発明に示した染料や着色用金属塩が用いられ、
その濃度や着色方法は、上記第3の発明と同様に
してなしうるのである。 そして、上記の方法で得られた着色皮膜は公知
の方法で封孔すればよいのである。 (e) 作用 本発明の表面処理剤は、上記構成を有し、工程
(A)で用いる表面処理剤中の固着剤が、先ず、酸化
皮膜を有するアルミニウム系金属の当該酸化皮膜
部の微細孔を拡大し、これによつて、後工程での
チタニウム塩等の金属塩の侵入を容易にし、次い
で、この拡大されて微細孔内に該金属塩を侵入さ
せ、この侵入させた金属塩における金属イオンと
微細孔内にプールさせた固着剤を結合させ、この
金属イオンと固着剤とを結合させて生成した白色
乃至灰白色の物質を上記酸化皮膜部に均一で、し
かも強固且つ繊密に生成させることができ、これ
によつて、その後、この不透明な白色乃至灰白色
の皮膜の破壊(皮膜ロス)や封孔の際の脱色、更
に、封孔後の皮膜の剥がれなどを阻止する作用を
有するのである。 又、本発明は、固着剤で処理した、酸化皮膜を
有するアルミニウム系金属を、上記工程(B)で処理
することによつて、後の工程(C)での白色乃至灰白
色の生成物類(金属塩と固着剤との反応生成物や
水和金属酸化物類)の析出を容易になさしめると
共にこの2工程(B)、(C)を経ることにより一層繊密
且つ均一な皮膜を形成する作用を有するのであ
る。 又上記工程(C)で用いられる水溶液には有機系極
性溶媒が含有されることによつて白色乃至灰白色
の生成物類のヒドロゾルの自由度が小さくなり、
酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を浸漬又は
電解することによるPHの変化によつて当該酸化皮
膜部に上記生成物類が析出する。 又、上記工程(C)で用いられる水溶液中に有機系
極性溶媒を加えると、該有機系極性溶媒が白色乃
至灰白色の生成物類のヒドロゾル中のコロイド粒
子に配位している水分子や上記当該酸化皮膜に配
位している水分子を奪つて上記アルミニウム系金
属の表面部において、微細な生成物類のヒドロゾ
ルを連続的に生成させる作用も有するのである。 更に、上記工程(C)で用いられる水溶液中にキレ
ート化合物を用いると、該キレート化合物が金属
イオンや、PHの変化により生成した生成物類のゾ
ルを安定化させるだけでなく、特に、酸化皮膜を
有するアルミニウム系金属の当該酸化皮膜部に上
記生成物類を極めて容易に、しかも均一且つ強固
に結合させる作用を有するのである。 このキレート化合物のうち、特にポリアミノカ
ルボン酸類を用いると、酸化皮膜を有するアルミ
ニウム系金属の当該酸化皮膜内に金属塩からの生
成物が固定され易い。その理由としては、ポリア
ミノカルボン酸類において、一方の窒素原子と結
合している−COO-と金属塩からの生成物とが結
合し、また他方の窒素原子と結合している−
COO-がアルミニウム系金属の酸化皮膜における
微細孔内に静電気的に配位しているAl3+と結合
し、このため酸化皮膜の微細孔内に金属塩からの
生成物が固定されるためと解される。 特に、上記工程(C)で用いられる水溶液中に定着
性珪酸塩を添加するとPHの変化などによつて生成
した生成物類をアルミニウム系金属の酸化皮膜部
に定着させ、これによつて封孔の際の生成物類の
脱離、つまりアルミニウム系金属の脱色を確実に
防止することができ、この結果、一層優れた白色
乃至灰白色の皮膜を得ることができる。 又、固着剤で処理した、酸化皮膜を有するアル
ミニウム系金属を、工程(B)と工程(C)を経て金属塩
で処理した後、更に、固着剤を含む水溶液で処理
することにより上記酸化皮膜部と金属塩からの白
色乃至灰白色の生成物類との密着性が一層向上す
る作用を有するのである。 そして、本願発明によつて得られた白色乃至灰
白色の皮膜は、特殊な技術を要することなく、公
知の染色又は電解着色によつて均一且つ繊密なパ
ステルカラーに着色しうる作用を有するのであ
る。 (f) 実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではい。 陽極酸化皮膜を有する純アルミニウム板の作成 以下に述べる、各実施例及び各比較例において
用いた陽極酸化皮膜は、純アルミニウム板を通常
の脱脂等の前処理を行つた後、硫酸濃度180g/
、浴温20℃、電流密度2A/dm2の条件下、25
分間直流電解して得た。 この場合、陽極酸化皮膜の厚さは15μmであつ
た。 実施例 1〜11 上記アルミニウム板を、第1表()に示す固
着剤を含む水溶液に浸漬し、温度20℃、電圧10〜
20V、電流密度1〜2A/dm2の条件下、10分間
直流電解し(工程A)、かくして得られたアルミ
ニウム板を、第1表()に示す水溶液中に温度
65℃で15分間浸漬し(工程B)、この工程(B)で得
られたアルミニウム板を、第1表()に示す水
溶液中に温度65℃で15分間浸漬して不透明な白色
皮膜を得た(工程C)。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 12〜25 上記アルミニウム板を、第2表()に示す固
着剤を含む水溶液に浸漬し、温度20℃、電圧10〜
20V、電流密度1〜2A/dm2の条件下、10分間
直流電解し(工程A)、かくして得られたアルミ
ニウム板を、第2表()に示す水溶液中で温度
65℃で15分間浸漬し(工程B)、この工程(B)で得
られたアルミニウム板を、第2表()に示す水
溶液中に温度65℃で15分間浸漬して不透明な白色
皮膜を得た(工程C)。 実施例 26〜36 上記アルミニウム板を、第3表()に示す固
着剤を含む水溶液に浸漬し、温度20℃、電圧10〜
20V、電流密度1〜2A/dm2の条件下、10分間
直流電解し(工程A)、かくして得られたアルミ
ニウム板を、第3表()に示す水溶液中に温度
65℃で15分間浸漬し(工程B)、この工程(B)で得
られたアルミニウム板を、第3表()に示す水
溶液中に温度65℃で15分間浸漬して不透明な白色
皮膜を得た(工程C)。 実施例 37〜72 実施例1〜36においてその各々の工程(A)ないし
工程(C)を経て不透明な白色の酸化皮膜を得た後、
この白色の酸化皮膜を、更に各実施例に対応する
固着剤を含む水溶液に浸漬して同一条件で電解し
たものを用いた。 実施例 73〜144 実施例1〜72で得られた白色の皮膜を第4表に
示す水溶液中に温度65℃で20分間浸漬して着色し
た。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 145〜155 上記アルミニウム板を、第5表()に示す固
着剤を含む水溶液に浸漬し、温度20℃、電圧10〜
20V、電流密度1〜2A/dm2の条件下、10分間
直流電解し(工程A)、かくして得られたアルミ
ニウム板を、第5表()に示す水溶液中に温度
65℃で15分間浸漬し(工程B)、この工程(B)で得
られたアルミニウム板を、第5表()に示す水
溶液中に温度65℃で15分間浸漬して不透明な白色
皮膜を得た(工程C)。 実施例 156〜166 実施例145〜155においてその各々の工程(A)ない
し工程(C)を経て不透明な白色の酸化皮膜を得た
後、この色白の酸化皮膜を、更に各実施例に対応
する固着剤を含む水溶液に浸漬して同一条件で電
解したものを用いた。 実施例 167〜188 実施例145〜166で得られた白色の皮膜を第6表
に示す水溶液中に温度65℃で20分間浸漬して着色
した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 上記各実施例の着色状態を、第7表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 が生じ、淡白色で、しかも色ムラが認め
られた。
比較例 1 上記アルミニウム板を、酢酸カルシウム30g/
および硫酸0.5g/の水溶液(30℃)で交流
電圧20Vで20分間電解し、水洗後、リン酸30g/
の水溶液(30℃)で交流電圧20Vで20分間電解
してアルミニウム板の表面に不透明白色皮膜を得
た。 比較例 2 上記アルミニウム板を、硫酸アルミニウム50
g/および硫酸0.5g/の水溶液(60℃)で
20分間浸漬し、水洗後、リン酸20g/の水溶液
(40℃)に20分間浸漬してアルミニウム板の表面
に不透明白色皮膜を得た。 比較例 3 上記アルミニウム板を、硫酸亜鉛15g/およ
び硫酸0.5g/の水溶液(25℃)で交流電圧
20Vで10分間電解し、水洗後、シユウ酸20g/
の水溶液(25℃)で直流電圧15Vで20分間電解し
てアルミニウム板の表面に不透明白色皮膜を得
た。 比較例 4 上記アルミニウム板を、酢酸カルシウム20g/
および硫酸0.5g/の水溶液(60℃)に30分
間浸漬し、水洗後、硫酸20g/の水溶液(35
℃)にて交流電圧20Vで20分間電解してアルミニ
ウム板の表面に不透明白色皮膜を得た。 比較例 5 上記アルミニウム板を、亜セレン酸ソーダ10
g/および硫酸15g/の水溶液(30℃)で交
流電圧15Vで5分間電解し、黄色に着色し、水洗
後、硫酸マグネシウム15g/および硫酸0.5
g/の水溶液(60℃)で20分間浸漬し、水洗
後、リン酸30g/の水溶液(30℃)で交流電圧
20Vで20分間電解してアルミニウム板の表面に不
透明クリーム色の皮膜を得た。 比較例 6 上記アルミニウム板を、酢酸カルシウム15g/
および硫酸0.5g/の水溶液(25℃)で直流
電圧15Vで5分間電解し、水洗後、リン酸三ソー
ダ30g/の水溶液(40℃)に20分間浸漬してア
ルミニウム板の表面に不透明白色皮膜を得た。 比較例 7 上記アルミニウム板を、硝酸マグネシウム30
g/および硫酸1g/の水溶液(30℃)で交
流電圧20Vで10分間電解し、水洗後、炭酸ソーダ
30g/の水溶液(40℃)に20分間浸漬して、ア
ルミニウム板の表面に不透明白色皮膜を得た。 比較例 8 アルミニウム板を、硫酸第一錫4g/および
硫酸15g/の着色液(25℃)で交流電圧15Vで
5分間電解し、オリーブ色に着色し、水洗後、酢
酸カルシウム10g/および硫酸0.5g/の水
溶液(30℃)で交流電圧20Vで5分間電解し、水
洗後、リン酸三ソーダ10g/の水溶液(40℃)
に20分間浸漬して、アルミニウム板の表面に不透
明ベージユ色の皮膜を得た。 比較例 9〜19 実施例1〜11において、工程(C)で用いられる水
溶液から有機系極性溶媒を除いた以外は、実施例
1〜11と同様にして着色皮膜を得た。 第7表に色調の結果を示す通り、本願の第1の
発明により得られた白色皮膜は、均一且つ緻密
で、しかも色ムラはほとんど認められなかつた。
また、封孔等の処理を行つたが、その際の脱色や
封孔後の皮膜の剥がれ、更に、被膜破壊(皮膜ロ
ス)等はほとんど認められなかつた。 本願の第2の発明により得られた白色皮膜は、
一層均一且つ緻密で、しかも色ムラは認められな
かつた。又、封孔等の処理を行つたが、その際の
脱色や封孔後の皮膜の剥がれ、更に、皮膜破壊
(皮膜ロス)等はほとんど認められなかつた。 本願の第3の発明により得られたパステルカラ
ーの皮膜は均一且つ緻密であり、しかも鮮やかで
あつた。 本願の第4の発明により得られたパステルカラ
ーの皮膜は、一層均一且つ緻密であり、しかも鮮
やかさの点では上記第3の発明の着色皮膜より優
れていた。 本願の第5の発明により得られた白色皮膜は、
均一且つ緻密であり、しかも、定着性珪酸塩によ
り白色皮膜がアルミニウム板に密着されており、
封孔の際の脱色や皮膜破壊(皮膜ロス)等の問題
はほとんど認められなかつた。 本願の第6の発明により得られた白色皮膜は、
均一且つ緻密で、しかも鮮やかな白色を呈してい
た。 又、本願の第7の発明により得られたパステル
カラーの皮膜は、一層均一且つ緻密で、鮮やかで
あり、皮膜の剥がれや脱色等は認められなかつ
た。 更に、本願の第8の発明により得られたパステ
ルカラーの皮膜は、色調の鮮明さ、緻密性や密着
性などの特性が最も優れていた。 上記各実施例は電解法によつて固着剤を酸化皮
膜部に固定したものであるが、これに代えて、浸
漬法でも良好な着色皮膜が得られ、更に、染料を
用い、公知のスクリーン印刷法、熱転写法、更に
浸漬法などで着色し、公知の方法で封孔したとこ
ろ、均一且つ緻密なパステルカラーの鮮やかな皮
膜が得られた。 これらに対して各比較例のものは色ムラが大で
あり、しかも封孔の際の脱色や乾燥による皮膜の
剥がれなどが認められた。 (g) 発明の効果 本発明の表面処理方法は、酸化皮膜を有するア
ルミニウム系金属の当該酸化皮膜部に特定の固着
剤を固定し、この固着剤を用いて白色乃至灰白色
の生成物を酸化皮膜部に密着させて固定したもの
であるから、当該酸化皮膜部にこの白色乃至灰白
色の皮膜が固着され、その結果、その後の封孔の
際の脱色や皮膜破壊、更に皮膜の剥がれ等の問題
がほとんど生じず、均一且つ緻密な皮膜が得られ
る効果を有するのである。 又、酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
不透明な白色乃至灰白色に着色した後に固着剤に
より処理を行うと、一層優れた特性の不透明な白
色乃至灰白色の皮膜が得られるのであり、しかも
この皮膜は染色又は電解によつて一層均一且つ緻
密に着色しうる効果を奏するのである。 更に、上記工程Cで用いる水溶液中に定着性珪
酸塩を添加すると、該定着性珪酸塩が、封孔の際
において、金属塩からの白色乃至灰白色の生成物
をアルミニウム系金属の表面部(酸化皮膜部)に
定着してその脱離、つまり脱色を防止し、これに
よつて一層優れた特性の皮膜が得られる効果を有
するのである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、下
    記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白色
    の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又は
    その水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(C)、 よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 2 固着剤がリン酸、リン酸ナトリウム、リン酸
    水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カ
    リウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリ
    ウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、クロ
    ム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水素
    ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウム、
    アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭酸塩
    である特許請求の範囲第1項に記載の酸化皮膜を
    有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 3 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許請
    求の範囲第1項又は第2項に記載の酸化皮膜を有
    するアルミニウム系金属の表面処理方法。 4 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載
    の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処
    理方法。 5 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%であ
    る特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 6 キレート化合物がポリアミノカルボン酸類、
    多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基を有
    するアミン化合物である特許請求の範囲第1項な
    いし第5項のいずれかに記載の酸化皮膜を有する
    アルミニウム系金属の表面処理方法。 7 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/であ
    る特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 8 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、下
    記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白色
    の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又は
    その水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
    上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(D)、 よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 9 固着剤が、リン酸、リン酸ナトリウム、リン
    酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素
    カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カ
    リウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ク
    ロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水
    素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウ
    ム、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭
    酸塩である特許請求の範囲第8項に記載の酸化皮
    膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 10 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許
    請求の範囲第8項又は第9項に記載の酸化皮膜を
    有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 11 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特
    許請求の範囲第8項ないし第10項のいずれかに
    記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表
    面処理方法。 12 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%で
    ある特許請求の範囲第8項ないし第11項のいず
    れかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金
    属の表面処理方法。 13 キレート化合物がポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基
    を有するアミン化合物である特許請求の範囲第8
    項ないし第12項のいずれかに記載の酸化皮膜を
    有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 14 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/で
    ある特許請求の範囲第8項ないし第13項のいず
    れかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金
    属の表面処理方法。 15 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
    下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(C) 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
    染色又は電解により着色する工程(D) よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 16 固着剤がリン酸、リン酸ナトリウム、リン
    酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素
    カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カ
    リウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ク
    ロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水
    素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウ
    ム、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭
    酸塩である特許請求の範囲第15項に記載の酸化
    皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方
    法。 17 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許
    請求の範囲第15項又は第16項に記載の酸化皮
    膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 18 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特
    許請求の範囲第15項ないし第17項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 19 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%で
    ある特許請求の範囲第15項ないし第18項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 20 キレート化合物がポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基
    を有するアミン化合物である特許請求の範囲第1
    5項ないし第19項のいずれかに記載の酸化皮膜
    を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 21 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/で
    ある特許請求の範囲第15項ないし第20項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 22 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
    下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
    上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程工程(D) 上記工程(D)で得られたアルミニウム系金属を、
    染色又は電解により着色する工程(E) よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 23 固着剤がリン酸、リン酸ナトリウム、リン
    酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素
    カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カ
    リウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ク
    ロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水
    素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウ
    ム、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭
    酸塩である特許請求の範囲第22項に記載の酸化
    皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方
    法。 24 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許
    請求の範囲第22項又は第23項に記載の酸化皮
    膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 25 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特
    許請求の範囲第22項ないし第24項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 26 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%で
    ある特許請求の範囲第22項ないし第25項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 27 キレート化合物がポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基
    を有するアミン化合物である特許請求の範囲第2
    2項ないし第26項のいずれかに記載の酸化皮膜
    を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 28 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/で
    ある特許請求の範囲第22項ないし第27項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 29 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
    下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
    性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
    の水溶液中で電解する工程(C)、 よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 30 固着剤がリン酸、リン酸ナトリウム、リン
    酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素
    カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カ
    リウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ク
    ロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水
    素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウ
    ム、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭
    酸塩である特許請求の範囲第29項に記載の酸化
    皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方
    法。 31 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許
    請求の範囲第29項又は第30項に記載の酸化皮
    膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 32 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特
    許請求の範囲第29項ないし第31項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 33 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%で
    ある特許請求の範囲第29項ないし第32項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 34 キレート化合物がポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基
    を有するアミン化合物である特許請求の範囲第2
    9項ないし第33項のいずれかに記載の酸化皮膜
    を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 35 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/で
    ある特許請求の範囲第29項ないし第34項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 36 定着性珪酸塩が珪酸アルカリである特許請
    求の範囲第29項ないし第35項のいずれかに記
    載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面
    処理方法。 37 定着性珪酸塩の濃度が0.1〜100g/であ
    る特許請求の範囲第29項ないし第36項のいず
    れかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金
    属の表面処理方法。 38 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
    下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
    性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
    の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
    上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(D)、 よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 39 固着剤がリン酸、リン酸ナトリウム、リン
    酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素
    カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カ
    リウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ク
    ロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水
    素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウ
    ム、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭
    酸塩である特許請求の範囲第38項に記載の酸化
    皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方
    法。 40 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許
    請求の範囲第38項又は第39項に記載の酸化皮
    膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 41 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特
    許請求の範囲第38項ないし第40項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 42 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%で
    ある特許請求の範囲第38項ないし第41項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 43 キレート化合物がポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基
    を有するアミン化合物である特許請求の範囲第3
    8項ないし第42項のいずれかに記載の酸化皮膜
    を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 44 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/で
    ある特許請求の範囲第38項ないし第43項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 45 定着性珪酸塩が珪酸アルカリである特許請
    求の範囲第38項ないし第44項のいずれかに記
    載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面
    処理方法。 46 定着性珪酸塩の濃度が0.1〜100g/であ
    る特許請求の範囲第38項ないし第45項のいず
    れかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金
    属の表面処理方法。 47 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
    下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B)、 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
    性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
    の水溶液中で電解する工程(C) 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
    染色又は電解により着色する工程(D) よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 48 固着剤がリン酸、リン酸ナトリウム、リン
    酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素
    カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カ
    リウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ク
    ロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水
    素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウ
    ム、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭
    酸塩である特許請求の範囲第47項に記載の酸化
    皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方
    法。 49 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許
    請求の範囲第47項又は第48項に記載の酸化皮
    膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 50 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特
    許請求の範囲第47項ないし第49項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 51 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%で
    ある特許請求の範囲第47項ないし第50項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 52 キレート化合物がポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基
    を有するアミン化合物である特許請求の範囲第4
    7項ないし第51項のいずれかに記載の酸化皮膜
    を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 53 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/で
    ある特許請求の範囲第47項ないし第52項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 54 定着性珪酸塩が珪酸アルカリである特許請
    求の範囲第47項ないし第53項のいずれかに記
    載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面
    処理方法。 55 定着性珪酸塩の濃度が0.1〜100g/であ
    る特許請求の範囲第47項ないし第54項のいず
    れかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金
    属の表面処理方法。 56 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属を、
    下記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(A)、 上記工程(A)で処理したアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩を含むPH
    0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はその水溶液中で電解
    する工程(B) 上記工程(B)で得られたアルミニウム系金属を、
    チタニウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、バリウム
    塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩又はアル
    ミニウム塩の少なくとも1種の金属塩および有機
    系極性溶媒及び/又はキレート化合物、更に定着
    性珪酸塩を含むPH0.5〜8.5の水溶液に浸漬又はそ
    の水溶液中で電解する工程(C)、 上記工程(C)で得られたアルミニウム系金属を、
    上記金属塩の金属イオンと結合して白色乃至灰白
    色の物質を生成する固着剤を含む水溶液に浸漬又
    はその水溶液中で電解する工程(D)、 上記工程(D)で得られたアルミニウム系金属を、
    染色又は電解により着色する工程(E) よりなることを特徴とする酸化皮膜を有するアル
    ミニウム系金属の表面処理方法。 57 固着剤がリン酸、リン酸ナトリウム、リン
    酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素
    カリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カ
    リウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ク
    ロム酸カリウム、硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸水
    素ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素カリウ
    ム、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩或いは重炭
    酸塩である特許請求の範囲第56項に記載の酸化
    皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方
    法。 58 固着剤の濃度が0.1〜300g/である特許
    請求の範囲第56項又は第57項に記載の酸化皮
    膜を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 59 金属塩の濃度が0.01〜200g/である特
    許請求の範囲第56項ないし第58項のいずれか
    に記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の
    表面処理方法。 60 有機系極性溶媒の濃度が0.1〜50容量%で
    ある特許請求の範囲第56項ないし第59項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 61 キレート化合物がポリアミノカルボン酸
    類、多塩基酸類又は一分子中に2以上のアミン基
    を有するアミン化合物である特許請求の範囲第5
    6項ないし第60項のいずれかに記載の酸化皮膜
    を有するアルミニウム系金属の表面処理方法。 62 キレート化合物の濃度が0.1〜50g/で
    ある特許請求の範囲第56項ないし第61項のい
    ずれかに記載の酸化皮膜を有するアルミニウム系
    金属の表面処理方法。 63 定着性珪酸塩が珪酸アルカリである特許請
    求の範囲第56項ないし第62項のいずれかに記
    載の酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面
    処理方法。 64 定着性珪酸塩の濃度が0.1〜100g/であ
    る特許請求の範囲第56項ないし第63項のいず
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