JPH02277854A - 織機の給糸体の内外層排出方法と、それに使用する排出制御装置 - Google Patents

織機の給糸体の内外層排出方法と、それに使用する排出制御装置

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JPH02277854A
JPH02277854A JP9965689A JP9965689A JPH02277854A JP H02277854 A JPH02277854 A JP H02277854A JP 9965689 A JP9965689 A JP 9965689A JP 9965689 A JP9965689 A JP 9965689A JP H02277854 A JPH02277854 A JP H02277854A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、緯糸の供給源となる給糸体の内層部分と外
層部分とが織布に織り込まれることを阻止するための、
織機の給糸体の内外層排出方法と、それに使用する排出
制御装置に関する。
従来技術 ジェットルームにおいては、緯糸は、給糸体スタンド上
に装架された給糸体から供給されるが、この給糸体は、
複数個のものの糸端を順次接続して、いわゆるテールエ
ンドを行なうことにより、織機の稼動効率を高めること
ができる。
この場合、1個の給糸体が消費され、緯糸が新しい給糸
体から供給されるようになる時点では、緯糸の継ぎ目が
織布に織り込まれることになるが、一般の織布では、継
ぎ目の織込みは、何ら格別の織り欠点とはならない。
しかしながら、特に高品質を要求される織布の製織に際
しては、緯入れされる緯糸に継ぎ目が含まれてはならず
、これを厳密に排除することが必要である。たとえば、
電子部品としてのプリント基板用のガラスクロスでは、
継ぎ目の存在は嵩高欠点となり、銅箔の信頼性を損う原
因となるために、これを極少にしなければならない。
そこで、テールエンドされた給糸体を使用する場合にお
いて、緯糸の継ぎ目部分く継ぎ目を含み、継ぎ目の前後
所定長さの緯糸部分をいう、以下同じ)のみを確実に外
部へ排出し、継ぎ目が織布に織り込まれることを防止す
るための技術が提案されている(たとえば、特公昭60
−14137号公報、特開昭62−141155号公報
)。
これらの技術は、いずれも、使用中の給糸体の残量(給
糸体上の緯糸の残り量をいう、以下同じ)が所定量以下
になったことを検出するパッケージセンサを設け、これ
が作動したとき、織機の運転を一時的に中断して緯糸を
連続的に機外に排出することにより、継ぎ目が織布に織
り込まれないようにすることができるものである。
発明が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術によるときは、継ぎ目部分を含
め、給糸体の内層部分と、外層部分とに相当する糸を適
確に排出することが難しいという問題があった。
すなわち、給糸体中の糸は、その内層部分は、正規の撚
りが入っていなかったり、ボビンの表面の汚れが付着し
たりする上、巻径が小さいために、糸物性が変化してい
たりするおそれがあり、また、外層部分は、給糸体を取
り扱う際に汚れが付着したり、毛羽立っていたりするお
それがあり、いずれも、高度の品質が要求される織布に
は、その織込みを排除することが好ましい。一方、内層
部分の糸は、巻径が小さいために解舒抵抗が大きく、い
わゆる掛かり、輪液は等による解舒トラブルが発生し易
いものである。また、外層部分の糸も、それが、毛羽立
っていたりすると、同様に、解舒トラブルを生じ易いか
ら、内層部分と外層部分の糸の所定量を排出するに要す
る時間は、大きくばらつ(ことが避けられない。したが
って、従来技術のように、単に、緯糸の排出動作を適当
な時間に亘って実施するのみでは、給糸体の内層部分と
外層部分とについて、その所定量が適確に排出されてい
るか否かは、何らの保証も得られないのが実情であった
そこでこの発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑み
、パッケージセンサと継ぎ目センサとを組み合わせるこ
とによって、継ぎ目部分を含み、給糸体の内層部分のみ
ならず、外層部分をも適確に排出することができる織機
の給糸体の内外層排出方法と、それに使用する排出制御
装置とを提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1発明の
構成は、テールエンドされた給糸体の内層部分と外層部
分とを排出するに際し、使用中の給糸体の残量が所定量
以下となったときに緯糸の排出動作を開始して、当該給
糸体の内層部分を排出し、排出中の緯糸の継ぎ目が検出
された後、引き続き所定量の緯糸を排出して新しい給糸
体の外層部分を排出することをその要旨とする。
なお、緯糸の排出時間が過大であるときは、緯糸の排出
動作を中断するようにしてもよい。
第2発明の構成は、使用中の給糸体の残量が所定量以下
となったことを検出するパッケージセンサと、テールエ
ンドされた給糸体の緯糸の継ぎ目を検出する継ぎ目セン
サと、パッケージセンサの作動信号により、緯糸排出装
置を作動させる排出制御手段と、継ぎ目センサの作動信
号を入力し、継ぎ目センサの作動後の緯糸の排出量を規
制する排出量規制手段とを備えることをその要旨とする
なお、パッケージセンサの作動信号を入力し、パッケー
ジセンサの作動後、所定の緯糸が使用されたときに排出
制御手段を起動する作動時期決定手段を付設することが
できる。
作用 而して、この第1発明の構成によるときは、使用中の給
糸体の内層部分は、排出中の緯糸の継ぎ目が検出される
ことによって、完全に排出されたことが確認できる一方
、新しい給糸体の外層部分は、継ぎ目が検出された後、
所定量の緯糸を排出することにより、その排出が保証さ
れる。
排出時間が過大であるときに、排出動作を中断すれば、
たとえば、排出途中における糸の掛かりゃ糸切れ、継ぎ
目センサの不調または継ぎ目センサへの糸の仕掛はミス
等による排出動作の失敗を検出することができ、いつま
でも排出動作が終了しないという事態や、新しい給糸体
の全量が排出されてしまうような事態を未然に防止する
ことができる。
第2発明の構成によれば、パッケージセンサによって、
使用中の給糸体の残量が所定量以下となったことが検出
でき、継ぎ目センサによって、排出中の緯糸の継ぎ目を
検出することができるので、前者の作動信号を使用して
緯糸排出装置を起動し、後者の作動信号によって排出量
規制手段を作動せしめることにより、第1発明を実施す
ることができる。
パッケージセンサの作動信号によって起動される作動時
期決定手段を設ければ、パッケージセンサの作動から、
排出動作の開始までの時間幅を規制することができるか
ら、使用中の給糸体からの排出量を最適に設定すること
が可能となる。
以上のように作用するものである。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の緯糸排出制御装置は、パッケージセンサに1と、
継ぎ目センサに2と、制御装置本体10とを組み合わぜ
てなる(第1図)。
パッケージセンサに1は、たとえば、テールエンドされ
た給糸体Bl 、B2の一方から緯糸Yを引き出して使
用するとき(第2図)、給糸体B1、B2に対向して、
その残量が所定量以下となったときに作動する第1、第
2のパッケージセンサKll、K12に対応する。また
、継ぎ目センサに2は、テールエンドされた緯糸Yの継
ぎ目Y1を検出するために、緯糸Yの途中に装架されて
いる。
緯糸Yは、給糸体スタンド上において、互いにテールエ
ンドされた給糸体Bl 、B2の1個から供給され、ド
ラム式緯糸測長貯留装置(以下、緯糸測長装置という)
Dと、緯入れノズルNとを経て、経糸開口WP内に緯入
れされる。緯入れされた緯糸Yは、筬Rによって織前W
1に打ち込まれ、織布Wが製織される。
緯糸測長装置りは、ドラムD1と、ドラムモータD4に
よって駆動される回転中空ヤーンガイドD2と、係止ピ
ンD3とを組み合わせてなり、回転中空ヤーンガイドD
2内を引き通された緯糸Yは、ドラムモータに所定ター
ン数に亘って巻付は貯留されるとともに、所定の緯入れ
時期において、係止ピンD3によって、ドラムDl上に
おける係止状態を解放され、緯入れノズルNを経て緯入
れされる。このとき、解舒センサKdによって、ドラム
Dl上のターン数を単位として緯糸Yの長さを計測し、
所定長さの解舒時に、係止ピンD8を元の係止位置に復
帰する。なお、織布Wと緯入れノズルNとの間には、緯
入れされた緯糸Yの終端を切断するために、緯糸カッタ
YSが配設されている。
織布Wの緯入れ側には、さらに、吹上げノズルEXI 
と、サクション装置EX2と、補助カッタEX8と、遮
蔽板EX4とからなる緯糸排出装置EXが配設されてい
る。
吹上げノズルEXIは、エアまたは水ジエツトノズルで
あり、緯入れノズルNからの緯糸Yを上方に吹き上げる
ことができる。サクション装置EX2は、このようにし
て吹き上げられる緯糸Yを捕捉し、これを外部に排出す
るためのものである。補助カッタEX3は、緯入れノズ
ルNとサクション装置EX2との間において緯糸Yを切
断することができ、また、遮蔽板EX4は、緯入れノズ
ルNからの緯糸Yが、経糸開口WP内に緯入れされるこ
とを阻止すべく、その飛走経路を遮るものである。ただ
し、遮蔽板EX4は、図示しない駆動装置によって、そ
の位置を変更することができ、織機が定常運転中におい
ては、経糸開口WP内への緯糸Yの飛走を許容し、緯糸
排出装置EXが作動中は、緯糸Yを遮ることができるも
のとする。
制御装置本体10は、作動時期決定手段11と、排出制
御手段12と、排出量規制手段13と、異常検出手段1
4とからなる(第1図)。
パッケージセンサKlの作動信号S1は、作動時期決定
手段11に入力され、その出力は、排出信号S3として
、排出制御手段12と異常検出手段14とに分岐入力さ
れている。排出制御手段12の出力は、排出制御信号S
4として、緯糸排出装置EXに導かれている。また、異
常検出手段14の出力は、異常信号S7として、外部に
引き出しである。
排出制御手段12には、図示しない織機制御装置からの
排出可能信号S5が入力されている。ただし、排出可能
信号S5は、織機の運転中において、経糸開口WPに緯
入れされた緯糸Yが、緯糸排出装置EXを作動させても
、不用意に緯入れ側に引き戻されない状態にあることを
示すものとし、たとえば、緯糸カッタYSを作動せしめ
るための信号を流用して使用することができる。
継ぎ目センサに2の作動信号S2は、排出量規制手段1
3に入力され、その出力は、排出完了信号S6として、
排出制御手段12に入力される他、作動時期決定手段1
1からの排出信号S3とともに、図示しない織機制御装
置に導かれている。ただし、織機制御装置においては、
排出信号S3と排出完了信号S6とは、それぞれ、織機
停止信号と織機起動信号として使用されるものとする。
いま、使用中の給糸体B1の緯糸Yが消費され、その残
量が所定量以下になると、給糸体B1に対向する第1の
パッケージセンサKllが作動し、作動信号S1が作動
時期決定手段11に入力される。
作動時期決定手段11は、作動信号S1の発生から適当
な時間遅れの後に、排出信号S3を発生する。排出信号
S3は、織機制御装置において織機停止信号として使用
されるから、これにより、織機は速やかに停止する。
一方、織機停止動作の過程において、排出可能信号S5
が発生するので、これに対応して、排出制御手段12は
、排出制御信号S4を出力し、したがって、緯糸排出装
置EXが起動される。すなわち、吹上げノズルEX1、
サクション装置EX2が作動するとともに、遮蔽板EX
4が、緯糸Yの飛走を阻止する。つづいて、強制的に、
緯糸測長装置りの係止ピンD3により緯糸Yの係止状態
を解放し、緯入れノズルNを連続的な作動状態とするこ
とにより、緯糸Yは、緯糸測長装置りと緯入れノズルN
とを経て、サクション装置EX2に排出され、したがっ
て、使用中の給糸体B1の内層部分に対応する残量は、
連続的に、織機の外部に排出することができる。なお、
このとき、緯糸測長装置りのドラムモータD4を連続運
転することにより、給糸体B1からの緯糸Yの解舒を円
滑に行なうことができる。
このようにして、使用中の給糸体B1の内層部分がすべ
て排出されると、継ぎ目センサに2が作動し、その作動
信号S2が排出量規制手段13に入力される。そこで、
排出量規制手段13は、適当な時間遅れを以って排出完
了信号S6を出力するものとすれば、この時間遅れの間
に、新しい給糸体B2の外層部分に相当する糸を排出す
ることができる。排出完了信号S6が出力されると、こ
れに呼応して、排出制御手段12は、排出制御信号S4
をリセットして緯糸排出装置EXの作動を停止する。
また、排出制御手段12は、排出完了信号S6により、
補助カッタEX3を作動せしめ、緯入れノズルNとサク
ション装置EX2との間において緯糸Yを切断し、併せ
て、係止ピンD3を復帰するとともに、ドラムモータD
4と緯入れノズルNとの作動を停止する。
さらに、排出完了信号S6は、織機制御装置において、
織機起動信号として使用される。したがって、織機は、
ピックファインド用の逆転動作の後、自動再起動されて
、速やかに、元の定常運転に復帰することができる。
第1図の制御装置本体10は、第3図のように具体化す
ることができる。
第1、第2のパッケージセンサKIL K12の各作動
信号Sll、S12は、オアゲート21を介して作動信
号S1となり、タイマllaを介して、フリップフロッ
プllbのセット端子Sに入力されている。タイマll
aとフリップフロップ11bとは、作動時期決定手段1
1に対応している。
フリップフロップllbの出力端子Qは、排出制御手段
12を介し、排出制御信号S4として、緯糸排出装置E
Xと、緯糸測長装置りと、緯入れノズルNとに導かれて
いる。排出制御手段12には、排出可能信号S5が入力
されている。
継ぎ目センサに2の作動信号S2は、排出量規制手段1
3に相当するタイマ13aを経て、オアゲート22、ア
ンドゲート23に分岐入力され、オアゲート22の出力
は、フリップフロップ11bのリセット端子Rに接続さ
れている。また、アンドゲート23の出力は、排出完了
信号S6として、排出制御手段12に入力するとともに
、外部に引き出しである。
フリップフロップllbの出力端子Qからはミ排出信号
S3が外部に引き出されるとともに、異常検出手段14
に相当するタイマ14aにも入力されており、その出力
は、異常信号S7として外部に引き出しである。また、
異常信号S7は、インバータ24を介して、アンドゲー
ト23に入力する他、オアゲート22にも入力されてい
る。
なお、第3図においては、緯糸排出装置EX。
緯糸測長装置りの各構成部材のうち、緯糸排出動作に関
連するものを併せ図示しである。
使用中の給糸体B1の残量が所定量以下となると、作動
信号311、Slが出力されるから、これによってタイ
マllaが起動し、その設定時間後に、フリップフロッ
プllbがセットされて排出信号S3が出力される。す
なわち、タイマllaは、パッケージセンサに1の作動
から、緯糸排出動作の開始までの余裕時間を定めること
ができる。
排出信号S3により、排出制御手段12を介して、緯糸
排出装置EXが起動され、所定の緯糸排出動作がなされ
る。ただし、排出制御手段12は、排出可能信号S5が
入力されたことを前提に、緯糸排出装置EX、緯糸測長
装置D、緯入れノズルNに対し、所定の時期に所定の排
出制御信号S4を送出する一連のシーケンスロジックで
ある。
こうして緯糸排出動作が開始されると、使用中の給糸体
B1の内層部分が排出され、その全量が排出されると、
継ぎ目Y1が移動することによって、継ぎ目センサに2
が作動して、作動信号S2が出力される。作動信号S2
によりタイマ13aが起動されるから、タイマ13aは
、その設定時間後にフリップフロップllbをリセット
するとともに、異常信号S7が出力されていないことを
前提に、排出完了信号S6を出力する。すなわち、タイ
マ13aは、新しい給糸体B2の外層部分に対する排出
時間長を設定することにより、その排出量を規制するこ
とができる。
タイマ14aは、排出信号S3によって起動され、所定
の設定時間後に、なおも排出信号S3が継続して出力さ
れているときに異常信号S7を出力する。
そこで、タイマ14aの設定時間として、給糸体B1の
内層部分と給糸体B2の外層部分との双方に対する排出
予定時間の合計時間に適当な余裕時間を加えた値を設定
しておけば、たとえば、継ぎ目センサに2の不作動等の
際に、新しい給糸体B2の全量が排出されてしまうよう
な事態や、排出途中における糸の掛かり、糸切れ等が発
生した際に、いつまでも排出動作が終了しないという事
態を防止することができる。ただし、異常信号S7は、
フリップフロップllbをリセットすることにより、緯
糸Yの排出量が過大であるときに、緯糸排出動作を中断
することができるとともに、外部に引き出して、適当な
表示警報動作等に使用するものとする。また、タイマ1
4aは、全体装置が正常に動作しているときは、たとえ
ば、排出信号S3のリセットによってクリアされるもの
とする。
他の実施例 排出量規制手段13は、継ぎ目センサに2の作動後、新
しい給糸体B2の外層部分の排出量を規制するものであ
るから、このものは、第3図のタイマ13aに代え、緯
糸測長装置りの解舒センサKdによって、排出されつつ
ある緯糸Yの長さを計測するようにしてもよい。緯糸排
出中において、ドラムモータD4を運転するときは、緯
糸Yは、−旦ドラムD1上に巻き付けられた上、これか
ら解舒されて排出されるから、その排出量は、解舒セン
サKdにより、正確に計測することが可能である。また
、このときの解舒センサKdは、測長ローラのような他
の緯糸測長手段に代えてもよいことはいうまでもない。
継ぎ目センサに2は、使用中の給糸体B1の残量、すな
わち内層部分の排出完了を検知できればよい。そこで、
継ぎ目センサに2は、給糸体B1、B2の中間位置のみ
ならず、給糸体B1から緯入れノズルNに至る緯糸Yの
走行経路中の任意の位置に配設することができる。
作動時期決定手段11は、タイマllaによる他、織機
のビック数を計数することによってもよい。パッケージ
センサに1が作動した後、緯糸排出動作を開始するまで
の時間遅れは、その間1どおける緯糸Yの使用量を決定
するから、ビック数を計数すれば、−層正確に、その間
の使用量を計測することができる。なお、作動時期決定
手段11は、パッケージセンサに1が作動しても、給糸
体B1から緯入れノズルNに至る緯糸Yは、これを排出
する必要がないことを考慮して設けるものであるから、
この間の緯糸Yの長さが短いとき、または、この間の緯
糸Yの損失が無視し得るときは、作動時期決定手段11
を省略することも可能である。
第3図において、異常検出手段14に相当するタイマ1
4aは、排出信号S3の出力時点から排出完了信号S6
の出力時点までの時間差を監視するが、これに代え、排
出信号S3の出力時点から継ぎ目センサに2の作動まで
の時間差を監視するようにしてもよい。使用中の給糸体
B1の内層部分の排出に要する時間が異常に長いことを
検出し、結果的に、継ぎ目センサに2の不作動等を検知
することができる。
以上の説明において、緯糸排出装置EXの形式は、他の
任意のものであってもよい。たとえば、緯糸測長装置D
、緯入れノズルNを連続作動させることにより、経糸開
口WPを経て、緯糸Yを織布Wの反緯入れ側へ吹き流す
ようにして排出するもの(特公昭60−14137号公
報)、緯入れ側に、吸引筒と巻取り装置とを組み合わせ
た緯糸。
排出装置を配設し、織布Wから、不正緯入れされた緯糸
Yを除去する動作と兼用するもの(特開昭61−245
339号公報、同61−160455号公報)、織布W
の反緯入れ側に牽引装置を配設し、緯糸Yを反緯入れ側
に牽引して排出するもの(特開昭62−6938号公報
)、緯糸測長装置りと主ノズルNとの間にサクション装
置を配設するもの(特開昭62−141155号公報)
等であってもよく、このとき、排出制御手段12は、そ
れぞれの緯糸排出装置の各構成部材を所定の時期に所定
の順序で駆動制御するように、そのシーケンスロジック
を定めればよい。
発明の詳細 な説明したように、この第1発明によれば、まず、使用
中の給糸体の内層部分を排出し、継ぎ目の検出後、さら
に、所定量の緯糸を排出することによって、緯糸は、継
ぎ目の後の部分において、必ず所定量が排出されるので
、使用中の給糸体の内層部分、継ぎ目部分のみならず、
新しい給糸体の外層部分も確実に排出することができ、
しかも、その最終排出量は、継ぎ目の検出後の排出量で
規制されるから、極端にばらつくおそれがなく、常に、
高品質の織布の製織を保証することができるという優れ
た効果がある。
また、第2発明によれば、極めて簡単に第1発明の実施
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は実施例を示し、第1図は全体構成
概略系統図、第2図は使用状態説明図、第3図は詳細系
統図である。 Bl 、B2・・・給糸体 Y・・・緯糸 Yl・・・継ぎ目 Kl 、Kll、K12・・・パッケージセンサに2・
・・継ぎ目センサ SiS2・・・作動信号 EX・・・緯糸排出装置 11・・・作動時期決定手段 12・・・排出制御手段 13・・・排出量規制手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)テールエンドされた給糸体の内層部分と外層部分と
    を排出するに際し、使用中の給糸体の残量が所定量以下
    となったときに緯糸の排出動作を開始して、当該給糸体
    の内層部分を排出し、排出中の緯糸の継ぎ目が検出され
    た後、引き続き所定量の緯糸を排出して新しい給糸体の
    外層部分を排出することを特徴とする織機の給糸体の内
    外層排出方法。 2)緯糸の排出時間が過大であるときに、緯糸の排出動
    作を中断することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の織機の給糸体の内外層排出方法。 3)使用中の給糸体の残量が所定量以下となったことを
    検出するパッケージセンサと、テールエンドされた給糸
    体の緯糸の継ぎ目を検出する継ぎ目センサと、前記パッ
    ケージセンサの作動信号により、緯糸排出装置を作動さ
    せる排出制御手段と、前記継ぎ目センサの作動信号を入
    力し、前記継ぎ目センサの作動後の緯糸の排出量を規制
    する排出量規制手段とを備えてなる織機の給糸体の内外
    層排出制御装置。 4)前記パッケージセンサの作動信号を入力し、前記パ
    ッケージセンサの作動後、所定の緯糸が使用されたとき
    に前記排出制御手段を起動する作動時期決定手段を付設
    したことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の織機
    の給糸体の内外層排出制御装置。
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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5982446A (ja) * 1982-11-04 1984-05-12 旭シユエ−ベル株式会社 エア−ジエツトル−ムによる織物の製造方法
JPS6014137A (ja) * 1983-07-05 1985-01-24 Nec Corp 光フアイバ破断点標定方式
JPS62141155A (ja) * 1985-12-14 1987-06-24 日産テクシス株式会社 織機における継ぎ目除去方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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