JP3584568B2 - 織機における製織異常検出制御方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製織の異常を検出して製織異常検出信号を出力する製織異常検出手段を備えた織機における製織異常検出制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、織機においては経糸切れを検出するための経糸切断検出装置が備えつけられている。この種の検出装置では経糸によって吊下支持されたドロッパが経糸の切断に伴って落下し、この落下に伴って電気信号が出力されるようになっている。この電気信号の出力によって経糸切れが把握される。しかし、ワープビームにおける経糸が消費された後に新たなワープビームを織機に装着し、新たな製織を開始する際には個々の経糸の張力が揃っていない場合が多い。経糸の張力が弱い場合には前記ドロッパは糸切れしていないにもかかわらず落下状態となり、電気信号が出力されてしまう。糸切れを検出した電気信号が出力されると、製織が直ちに停止される。そのため、特開昭57−176243号公報にも開示されるように、新たな製織の開始の際には経糸切断検出装置につながる信号のケーブルを遮断しておくという対処がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記信号ケーブル上の遮断はコネクタを外すことによって行われ、個々の経糸の張力が揃う程度の製織進行後に前記コネクタが接続される。しかし、このようなコネクタの外し及び接続の作業では作業者がこの間は織機の側に付いていなければならず、作業が煩わしい上に時間のロスにもなる。
【0004】
また、ジェットルームでは緯入れされた緯糸の到達有無を検出する緯糸検出器が備えつけられているが、新たな製織の開始の際の経糸張力不足によって緯入れされた緯糸が経糸に引っ掛かるという緯入れミスが発生しやすい。そのため、緯糸検出器につながる信号ケーブルを遮断しておく対処がなされるが、この作業も煩わしい。
【0005】
本発明は、経糸切断検出装置、緯糸検出器といった製織異常検出手段の検出機能を無効化する作業の作業性を向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、製織の異常を検出して製織異常検出信号を出力する製織異常検出手段を備えた織機を対象とし、請求項1の発明では、新たな製織開始の際には、製織異常検出手段の機能を無効化した後、所定の製織進行後に機能を自動で有効化し、その後の製織停止後の製織再開の際には製織異常検出手段の機能を有効化しておくようにし、前記製織異常検出手段の機能の無効化及び有効化を製織異常検出信号の無効化及び有効化によって行なうようにし、前記製織異常検出手段はジェットルームにおける緯入れされた緯糸の到達有無を検出する緯糸検出器であり、製織異常検出信号を無効化した状態において緯糸検出器が続けて2回の検出信号を出力した時には製織を停止するようにした。
【0007】
請求項2の発明では、前記製織異常検出手段の機能を無効化した後、起動スイッチのON操作によって製織を開始し、所定の製織進行後に前記機能の有効化を自動で遂行するようにした。
【0011】
請求項1の発明によれば、製織異常検出手段の機能を無効化する無効化モードでは、前記製織異常検出手段の検出対象である製織異常の発生によって製織が停止することはない。無効化モード後の製織進行量が所定の製織進行量に達すると、無効化モードが自動で取り消されて製織異常検出手段の機能が有効化される。有効化モードになった以後は前記製織異常検出手段の検出対象である製織異常の発生によって製織停止が行われる。製織異常検出手段の機能の無効化は出力された製織異常検出信号の無効化、製織異常検出信号の出力機能の無効化、製織異常検出手段への給電停止を含む。また、製織異常検出手段から出力された製織異常検出信号の無効化によって製織異常検出手段の機能無効化が行われる。また、製織異常検出手段の一種である緯糸検出器が続けて2回の製織異常検出信号を出力した場合には、無効化モードに関係なく製織停止が行われる。2回続けて製織異常検出信号が出力される場合としては、例えば緯糸チーズから緯入れ用メインノズルにいたる給糸経路上での給糸ミスがある。
【0012】
請求項2の発明によれば、起動スイッチのON操作の前に無効化モードに入り、製織開始後の製織進行量が所定の製織進行量に達すると、無効化モードの解消が自動で行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
【0016】
図1は織機全体の側面図を略体的に示す。Mは織機駆動モータであり、織機駆動モータMは織機制御コンピュータC1の作動制御を受ける。11は織機駆動モータMから独立した正逆転可能な送り出しモータであり、送り出しモータ11はワープビーム12を駆動する。ワープビーム12から送り出される経糸Tはバックローラ13及びテンションローラ14を経由して綜絖15及び筬16に通される。織布Wはエキスパンションバー17、サーフェスローラ18、プレスローラ19及びしわとりガイド部材20を経由してクロスローラ21に巻き取られる。
【0017】
テンションローラ14はテンションレバー22の一端部に取り付けられており、テンションレバー22の他端部に取り付けられた引っ張りばね23により所定の張力が経糸Tに付与される。テンションレバー22は検出レバー24の一端に回動可能に支持されており、検出レバー24の他端にはロードセル25が連結されている。経糸張力はテンションローラ14、テンションレバー22及び検出レバー24を介してロードセル25に伝えられ、ロードセル25は経糸張力に応じた電気信号を織機制御コンピュータC1に出力する。
【0018】
織機制御コンピュータC1は、予め設定された張力と前記入力信号によって把握される検出張力との比較及び機台回転角度検出用のロータリーエンコーダ26からの検出信号で把握されるワープビーム径に基づいて送り出しモータ11の回転速度を制御する。この回転速度制御により通常運転時の経糸張力が制御され、製織中の織段発生防止が行われる。
【0019】
織機制御コンピュータC1は起動スイッチ27からのON信号によって送り出しモータ11の正転作動を指令し、送り出しモータ11に組み込まれたロータリーエンコーダ111からの回転速度検出信号に基づいて送り出しモータ11の回転速度をフィードバック制御する。
【0020】
テンションローラ14以降の経糸経路上には経糸切断検出装置28が配設されている。経糸切断検出装置28は経糸Tの切断を検出する。経糸Tが切断した場合にはドロッパ281が落下し、この落下によって経糸切断検出装置28が製織異常検出信号となる経糸切断検出信号を製織異常検出制御装置C2に出力する。
【0021】
製織異常検出制御装置C2は、織機制御コンピュータC1及び経糸切断検出装置28に信号接続された無効化回路29と、ロータリーエンコーダ26及び無効化回路29に信号接続された取り消し回路30と、無効化回路29に信号接続された無効化スイッチ31及び有効化スイッチ32とからなる。取り消し手段となる取り消し回路30には所定の緯入れ回数Noが入力装置33によって入力設定されている。ロータリーエンコーダ26は緯入れ1回ごとに原点信号を取り消し回路30に出力しており、取り消し回路30は緯入れ回数を表す原点信号の入力回数Nxと所定の緯入れ回数Noとを比較する。検出された緯入れ回数Nxが所定の緯入れ回数Noに達すると、取り消し回路30は無効化手段となる無効化回路29に対して取り消し信号を出力する。無効化スイッチ31及び有効化スイッチ32は選択スイッチ回路を構成する。
【0022】
図2は織機制御コンピュータC1及び製織異常検出制御装置C2による製織異常検出制御プログラムを表すフローチャートである。ワープビーム12の交換後の新たな製織開始の際には無効化スイッチ31がON操作される。無効化スイッチ31のONの操作に伴う無効化信号の出力により無効化回路29が無効化モードを選択する。無効化モードの選択後、起動スイッチ27をONすると、織機制御コンピュータC1は製織開始を指令する。この製織開始後の検出緯入れ回数Nxが設定緯入れ回数Noに達すると、取り消し回路30が取り消し信号を無効化回路29に出力する。無効化回路29は取り消し信号の入力に応答して無効化モードから有効化モードへ移行する。
【0023】
経糸切れが発生した場合、経糸切断検出装置28は経糸切断検出信号を無効化回路29に出力する。無効化回路29が有効化モードにある場合には、無効化回路29は経糸切断検出信号の入力に応答して製織停止信号を織機制御コンピュータC1に出力する。織機制御コンピュータC1は製織停止信号の入力に応答して製織停止を指令する。無効化回路29が無効化モードにある場合には、無効化回路29は入力する経糸切断検出信号を無効化し、製織停止信号を出力することはない。
【0024】
ワープビーム12を交換した直後では、個々の経糸Tの張力が揃っていないことが多く、張力の低すぎる経糸Tに吊下されたドロッパ281は糸切れの場合と同じ落下状態となる。このような状態で経糸切断検出を行えば不要な製織停止が生じてしまう。この実施の形態では新たなワープビーム交換後の緯入れ回数Nxが設定緯入れ回数Noに達しない間は出力される経糸切断検出信号が無効化される。設定緯入れ回数Noは個々の経糸Tの張力が揃うまでの織り付け状態の間に緯入れされる回数程度にしてあり、新たな製織開始後の経糸の張力不足による製織停止が生じることはない。従って、経糸切断検出装置における信号ケーブルを遮断しておくという面倒な作業を行なうことなく新たなワープビーム交換後の製織開始の際の経糸切れに関する誤検出が回避され、不要な製織停止が回避される。
【0025】
何らかの理由により製織停止が生じた後、製織を再開する際には有効化スイッチ32がONされる。有効化スイッチ32のON操作により無効化回路29が有効化モードに入る。
【0026】
製織再開の際には個々の経糸の張力は揃っており、経糸切断検出信号の無効化を行なう必要がない。従って、製織再開の際には有効化スイッチ32をON操作して有効化モードを選択しておく必要がある。無効化スイッチ31及び有効化スイッチ32からなる選択スイッチ回路の存在は製織再開の際の経糸切断検出装置28の機能の有効化を確保する上で好都合である。
【0027】
次に、図3及び図4の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。この実施の形態ではジェットルームが対象となる。34は巻付方式の緯糸測長貯留装置である。糸巻付管341は巻付モータ342によって回転駆動され、この回転駆動により緯糸Yが糸巻付面343に巻き付けられる。緯糸測長貯留装置34で測長貯留された緯糸Yは緯入れ用メインノズル35から射出緯入れされ、複数の緯入れ用補助ノズル36のリレー噴射へと受け継がれる。緯入れ末端には緯糸検出器37が設置されており、緯糸Yの先端の到達の有無を判断するための情報が緯糸検出器37によって得られる。
【0028】
緯糸測長貯留装置34の糸巻付面343からの緯糸引き出し解舒及び引き出し阻止は係止ピン381を駆動する電磁ソレノイド38の励消磁によって行われる。電磁ソレノイド38の励消磁制御は織機制御コンピュータC1からの指令により行われ、織機制御コンピュータC1はロータリーエンコーダー26から得られる織機回転角度検出情報に基づいて電磁ソレノイド38の励消磁を制御する。又、織機制御コンピュータC1は巻付モータ342の作動を制御する。
【0029】
糸巻付面343から引き出し解舒される緯糸Yは緯糸解舒検出器39によって検出される。織機制御コンピュータC1は緯糸解舒検出器39からの検出解舒数が設定数に達すると電磁ソレノイド38の消磁を指令し、係止ピン381が糸巻付面343に係合して緯糸引き出し解舒を阻止する。
【0030】
緯入れ用メインノズル35の緯入れ用圧力エア噴射は電磁開閉弁40の励消磁によって制御され、緯入れ用補助ノズル36における圧力エア噴射は電磁開閉弁41の励消磁により制御される。各電磁開閉弁40,41の励消磁制御は織機制御コンピュータC1からの指令により行われる。
【0031】
正常に緯入れされた緯糸Yは電磁カッター42で切断され、以後の緯入れが継続される。電磁カッター42は織機制御コンピュータC1によって励消磁制御され、織機制御コンピュータC1は緯糸検出器37からの糸有無情報に基づいて緯入れ毎の電磁カッター42の励消磁を制御する。緯入れミスが発生した場合には織機制御コンピュータC1は織機駆動モータMの作動及び電磁カッター42の励消磁制御をただちに停止し、緯入れミスを生じた緯糸Y1とその後続緯糸Y2とが切断されることなく接続維持される。ミス糸Y1は図示しない緯糸処理装置によって後続緯糸Y2を手掛かりとして経糸開口内から除去される。
【0032】
緯糸検出器37は緯糸の到達の有無を検出しており、緯糸が到達しないという緯入れミスが生じた場合には、緯糸検出器37は製織異常検出信号となる緯入れミス検出信号を無効化回路29に出力する。
【0033】
図4は織機制御コンピュータC1及び製織異常検出制御装置C2による製織異常検出制御プログラムを表すフローチャートである。ワープビーム交換後の緯入れ回数Nxが設定緯入れ回数Noに達しない間に出力される緯入れミス検出信号は無効化される。従って、ワープビーム交換後の製織開始時から設定緯入れ回数Noまでの間の緯入れミス検出信号の出力によって製織停止が行われることはない。
【0034】
ワープビーム交換後の経糸張力の不揃いによって隣合う経糸が絡み合い、緯入れされた緯糸が絡み合った経糸に引っ掛かることがある。しかし、新たな製織開始後の織り付け状態の織布部分を布製品とはしないため、織り付け部分の布欠点は無視できる。従って、織り付け部分の製織の間では緯入れミス検出信号を無効化して製織を継続しても何ら支障は生じない。このような製織の継続は織機の稼働率を高める上で好都合である。
【0035】
次に、図5の第3の実施の形態を説明する。装置構成は第2の実施の形態と同じである。図5のフローチャートで示すように緯糸検出器37が2回続けて緯入れミス検出信号を出力した場合には、無効化回路29が無効化モードにある場合にも無効化回路29は製織停止信号を織機制御コンピュータC1に出力する。緯入れミスが2回続けて発生する場合としては例えば緯入れ用メインノズル35への給糸ミスがある。このような給糸ミス発生の時には製織を停止することが必要である。この実施の形態では給糸ミス発生に対処した製織異常検出制御を遂行することができる。
【0036】
次に図6及び図7の第4の実施の形態を説明する。第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。この実施の形態では新たな製織開始後の緯入れ回数Nxが設定緯入れ回数Noに達しない間では、経糸切断検出装置28の機能及び緯糸検出器37の機能のいずれもが無効化される。従って、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同じ効果が得られる。
【0037】
次に、図8及び図9の第5の実施の形態を説明する。第2の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、センサヘッド43が無端状ベルト44に取り付けられており、無端状ベルト44はモータ45により往復駆動される。無端状ベルト44の往復に伴ってセンサヘッド43が織布Wの上方を織り幅方向へ往復する。センサヘッド43は織布W上に光を投射するとともに、その反射光を拾い、反射光の強度に基づいて織布W上の欠点の有無を判定している。織布W上に欠点があった場合にはセンサヘッド43は無効化回路29に製織異常検出信号となる欠点検出信号を出力する。
【0038】
新たな製織開始後の緯入れ回数Nxが設定緯入れ回数Noに達しない間では、無効化回路29は欠点検出信号の無効化を行なう。織り付け部分の布は欠点だらけといってよく、このような布部分の検反は無意味である。この実施の形態によれば織り付け部分の検反という無意味な布欠点検出による製織停止を回避することができる。
【0039】
尚、無効化モードの状態ではセンサヘッド43の往復動作を行わないようにした実施の形態も可能である。
前記各実施の形態では出力された経糸切断検出信号、緯入れミス検出信号、欠点検出信号といった製織異常検出信号の無効化を行なっているが、新たな製織開始後の緯入れ回数が設定緯入れ回数に達しない間では前記製織異常検出信号を出力しないようにした実施の形態も可能である。図10及び図11の第6の実施の形態は製織異常検出信号を出力させない実施の形態の一例である。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
【0040】
この実施の形態では経糸切断検出装置28から出力される経糸切断検出信号が開閉スイッチ回路46を介して織機制御コンピュータC1に入力する。織機制御コンピュータC1は経糸切断検出信号の入力に応答して製織停止を指令する。製織異常検出制御装置C2を構成する無効化回路47は開閉スイッチ回路46の開閉を制御する。図11のフローチャートで示すように無効化回路47は新たな製織開始後の緯入れ回数Nxが設定緯入れ回数Noに達しない間では開閉スイッチ回路46を開状態とする。新たな製織緯入れ回数Nxが設定緯入れ回数Noに達すると無効化回路47は開閉スイッチ回路46を閉状態にする。従って、織り付け状態では、経糸切断検出信号が織機制御コンピュータC1に出力されることはなく、第1の実施の形態と同じ効果が得られる。
【0041】
なお、製織異常検出手段の機能の無効化は、前記した実施の形態以外にも製織異常検出手段への給電停止によっても行える。
前記した実施の形態から把握される請求項記載以外の発明について以下にその効果とともに記載する。
(1)製織異常検出信号を出力する製織異常検出手段を備えた織機において、前記製織異常検出手段からの製織異常検出信号の出力を禁止した後、所定の製織進行後に、前記製織異常検出手段からの製織異常検出信号の出力を許容する織機における製織異常検出選択方法。
【0042】
第1の実施の形態と同じ効果が得られる。
以下に、実施の形態の効果を記載する。(1)無効化スイッチ31及び有効化スイッチ32からなる選択スイッチ回路を採用した実施の形態では、製織再開の際の経糸切断検出装置28の機能の有効化を確保する上で好都合である。(2)無効化回路29が無効化モードにある場合でも、緯糸検出器37が2回続けて緯入れミス検出信号を出力した場合には製織を停止する実施の形態では、給糸ミス発生に対処した製織異常検出制御を遂行することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように製織異常検出手段の機能を無効化した後、所定の製織進行後に製織異常検出手段の機能を自動で有効化するようにしたので、製織異常検出手段の無効化から有効化への切換を人手に頼ることなく自動で遂行し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す側面図
【図2】製織異常検出制御プログラムを示すフローチャート。
【図3】第2の実施の形態を示す正面図。
【図4】製織異常検出制御プログラムを示すフローチャート。
【図5】第3の実施の形態の製織異常検出制御プログラムを示すフローチャート。
【図6】第4の実施の形態を示す側面図。
【図7】製織異常検出制御プログラムを示すフローチャート。
【図8】第5の実施の形態を示す正面図。
【図9】製織異常検出制御プログラムを示すフローチャート。
【図10】第6の実施の形態を示す側面図。
【図11】製織異常検出制御プログラムを示すフローチャート。
【符号の説明】
26…製織進行量検出手段となるロータリエンコーダ、28…製織異常検出手段である経糸切断検出装置、29…無効化手段となる無効化回路、30…取り消し手段となる取り消し回路、31…選択スイッチ回路を構成する無効化スイッチ、32…選択スイッチ回路を構成する有効化スイッチ、37…製織異常検出手段となる緯糸検出器、43…製織異常検出手段となるセンサヘッド、47…無効化手段となる無効化回路、C2…製織異常検出制御装置。
Claims (2)
- 製織の異常を検出して製織異常検出信号を出力する製織異常検出手段を備えた織機において、
新たな製織開始の際には、前記製織異常検出手段の機能を無効化した後、所定の製織進行後に前記機能を自動で有効化し、その後の製織停止後の製織再開の際には前記製織異常検出手段の機能を有効化しておくようにし、
前記製織異常検出手段の機能の無効化及び有効化は製織異常検出信号の無効化及び有効化によって行われ、
前記製織異常検出手段は、ジェットルームにおける緯入れされた緯糸の到達有無を検出する緯糸検出器であり、製織異常検出信号を無効化した状態において緯糸検出器が続けて2回の製織異常検出信号を出力したときには製織を停止する織機における製織異常検出制御方法。 - 前記製織異常検出手段の機能を無効化した後、起動スイッチのON操作によって製織を開始し、所定の製織進行後に前記機能を自動で有効化する請求項1に記載の織機における製織異常検出制御方法。
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