JPH02235844A - ヒドロキシナフタリンカルボン酸の製法 - Google Patents

ヒドロキシナフタリンカルボン酸の製法

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JPH02235844A
JPH02235844A JP1055142A JP5514289A JPH02235844A JP H02235844 A JPH02235844 A JP H02235844A JP 1055142 A JP1055142 A JP 1055142A JP 5514289 A JP5514289 A JP 5514289A JP H02235844 A JPH02235844 A JP H02235844A
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hydroxynaphthalene
acid
reaction
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JP1055142A
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Katsuji Takahashi
勝治 高橋
Tatsuaki Yamaguchi
達明 山口
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はα−ナフトール、β−ナ7トール等のヒドロキ
シナフタリンのアルカリ金属塩と二酸化炭素との反応に
よるヒドロキシナフタリンカルがン酸の製法に関する。
更K詳しくは、該反応を芳香族炭化水素類を溶媒として
用い、アルカリ金属イオンと求核的溶媒和する能力を有
する非プロトン性溶媒および/又はアルカリ金属イオン
と配位する能力t−1する化合物の存在下、常圧または
加圧下で行う事によク1−ヒドロキシナフタリンー2−
カルゲン酸、2−ヒドロキシナフタリン−1−カルゲン
酸等のヒドロキシナフタリンカルゲン酸を極めて高い収
率で得る方法に関するものである。
(従来の技術) 1−ヒドロキシナフタリン−2−カル〆ン酸(以下、1
 − HNCAと略記する。)あるいは2−ヒドロキシ
ナフタリン−1−カル〆ンa!(以下、2 − HNC
Aと略記する)は、染料、感熱染料、写真材料等の中間
体として利用され、工業的に有用な化合物である。従来
よシα−ナフトールあるいはβ−ナフトールのカリウム
塩あるいはナトリウム塩を、ノオキサンあるいはピリジ
ン等の極性溶剤中で二酸化炭素と反応させる事Kより、
1−HNCAあるいは2 − HNCAを得る方法は知
られている。例えば、J.pr拳Ch@m.,(IV)
 2.53(1955 )にはβ−ナフトールのカリウ
ム塩を二酸化炭素とソオキサン中で55℃で3時間反応
させる事により82重量襲の収率で2 − }nIJc
Aを得ている事が報告されている。またPoltsh.
 100 , 954にはα−ナフトールのナトリウム
塩と二酸化炭素をピリジンとヅオキサンの混合溶媒中で
反応温度70℃で3時間反応させる事により1 − H
NCAが44重量%の収率で得られる事が報告されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これらの方法は必ずしも収率が高いとは言えず
、また、生成した1 − }[NCAあるいは2−ΔC
Aを反応系より単離する事が容易でないという問題があ
る。すなわち、α−あるいはβ−ナフトールのカリウム
塩あるいはナトリウム塩と二酸化炭素の反応では、最初
K1−あるいは2−ヒドロキシナフタリンカルボ/酸の
カリウムあるいはナ} IJウム塩が生成するが、これ
らを有離酸である1 − HNCAあるいは2 − H
NCAとして単離するには、反応後、反応溶液中に水を
添加して、それらの塩を水K抽出し、その後得られた水
相を鉱酸で醸性にして酸析する方法が一般的である。し
かし、ジオキサン等の水溶性の極性溶剤を用いている場
合K反応溶液K水を添加すると、水相が反応溶媒である
ジオキサンと均一になり、生成物の1−オるいは2−ヒ
ドロキナフタリンカルゲン酸のカリウムあるいはナ} 
IJウム塩が反応溶媒から分離できない事Kなる。一方
、生成物の単離を容易Kする為、水に不溶解な溶媒、す
なわちトルエン等の芳香族炭化水素系の溶媒を反応溶媒
として用いた場合には反応収率が極めて低いと言う問題
がある。
(vIA題を解決するための手段) 本発明者らは、上述した問題のないヒドロキシナフタリ
ンカルボン酸の製法を鋭意研究した結果、ヒドロキシナ
フタリンのアルカリ金属塩と二駿化炭素との反応を、溶
媒として芳香族炭化水素類を用い、アルカリ金属イオン
と求核的溶媒和する能力を有する非プロトン性溶媒およ
び/又はアルカリ金属イオンと配位する能力を有する化
合物の存在下、常圧または加圧下で行うと、好収率でヒ
ドロキシナフタリンカルゲン酸が得られ、また生成物の
反応系からの単離が容易であることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
すなわち本発明は、ヒドロキシナフタリンのアルカリ金
属塩と二酸化炭素とを、芳香族炭化水素類を溶媒とし、
アルカリ金属イオンと求核的溶媒和する能力を有する非
プロトン性溶媒および/又はアルカリ金属イオンと配位
する能力を有する化合物の存在下に反応させることを特
徴とするヒドロキシナ7タリンカルゲン酸の製法を提供
するものである。
本発明で用いるヒドロキシナフタリンのアルカリ金属塩
としては、例えばα−あるいはβ−ナ7トールのナトリ
ウム塩あるいはカリウム塩が好ましい。これらは充分脱
水されていることが必要であり、常法によりα−あるい
はβ−ナフトールと水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属化合
物とから作ることができる。例えば、α−あるいはβ一
ナフトールに対し0.97〜1.03当量比でアルカリ
金属化合物を反応させ、その後窒素等の不活性ガスの気
流下、常圧あるいは減圧下で100〜300℃K加熱し
、脱水することにょシ作ることができる。あるいは本発
明で用いる反応溶媒中でα一あるいはβ−ナフトールを
アルカリ金属化合物と反応させ、その後共沸脱水するこ
とKよシ作ることもでき、この場合はそのまま反応に使
用できるので特に有利である。
本発明で反応溶媒として使用する芳香族炭化水素類とし
ては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン、イソプロビルベンゼン、メシチレン、グノイド
キエメン、エチルトルエン等を挙げる事ができ、それぞ
れ単独あるいは二種以上混合して使用する。
使用される芳香族炭化水素類は、原料であるヒドロキシ
ナフタリンのアルカリ金属塩の使用量に対して0. 1
〜20の重量倍の量が通常使用されるが、ナフトールの
塩が容易に溶解し、かつ反応後のヒドロキシナフタリン
カルゲン酸を単離する操作が容易な点から1〜5重量倍
の範囲で使用すると好ましい● 一方、芳香族炭化水素溶媒と同時K用いられるアルカリ
金属イオンと求核的溶媒和する能力を有する非グロト/
性溶媒としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソプチルケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ノメ
トキシエタン、ジフヱニルエーテル、ジエチルエーテル
、ジイソグロビルエーテル等のエーテル類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メテルピロリ
ド/等のアミド類;アセトニトリル、グロビオニトリル
、ペンゾニトリル等ノ二} IJ ル類; xチレンカ
ー〆$−}、:7’ロピレンカー〆ネート、シメチルカ
ーゲネート、ノフェニルカーボネート等のカー〆ネート
類;ニトロベンゼン、二トロトルエン、ニトロアニソー
ル等の二トロ化合物;ゾメチルスルホキシド、テトラメ
チレンスルホラン、ノメチルスルホラン等の有機イオウ
酸化物などを挙げる事ができ、なかでもジメチルスルホ
キシド、ゾオキサ/、二トロベンゼンが特に好ましい。
アルカリ金属イオンと求核的溶媒和する能力を有する非
プロトン性溶媒の使用量は、溶媒よシ少なければよく,
特に限定されないが、通常触媒量で十分である。具体的
Kは原料であるヒドロキシナフタリンのアルカリ金属塩
の使用量に対し、通常0.0001〜1.0モル倍、な
かでも収率の点、かつ反応後のとドロキシナフタリンカ
ルデン酸を単離する操作が容易な点から0.01〜0.
10モル倍の範囲が好ましい。
さらに、芳香族炭化水素溶媒と同時に用いられるアルカ
リ金属イオンと配位する能力を有する化合物としては、
例えば環状ポリエーテル等が挙げられ、なかでもクラウ
ンエーテルが好ましい。クラウ/エーテルとしては、例
えば12−クラウン−4−エーテル、15−クラウン−
5−エーテル、18−クラウン−6−エーテル、ジペ/
ゾ−18−クラウン−6−エーテル等を挙げる事ができ
、なかでも18−クラウン−6−エーテルが特に好まし
い。アルカリ金属イオンと配位する能力を有する化合物
の使用量は溶媒よシ少なければよく、特K限定されない
が、通常触媒量で十分である。具体的には原科であるヒ
ドロキシナフタリンのアルカリ金属塩の使用量K対し、
通常0.0001〜1.0モル倍、なかでも収率の点、
かつ反応後のヒドロキシナフタリンカルゲン酸を単離す
る操作が容易な点から0.0001〜0.10モル倍の
範囲が好ましい。
反応は、例えばヒドロキシナフタリンの金属塩全反応溶
媒中K分散し、その後アルカリ金属イオンと求核的溶媒
和を有する非プロトン性溶媒および/又はアルカリ金属
イオンと配位する能力を有する化合物を反応系に添加し
、次に二酸化炭素を反応系に導入する事によシ通常行わ
れる。この場合使用される二酸化炭素の量はぶ料のヒド
ロキ7ナフタリンのアルカリ金属塩K対して当量比で通
常0. 8〜3の範囲であるが、なかでも反応を充分進
行させると共に二酸化炭素を有効K利用する意味から0
.95〜1.1の範囲が好ましい。反応の温度は、通常
20〜150℃の範囲で行われるが、温度が低いと反応
は進行せず、また高いと副反応が多く起るので、50〜
120Cの範囲が好ましい。反応の圧力は常圧でも充分
であるが、なかでも0. 5〜20K4/am(グージ
圧)の範囲で加圧すると収率が高くなるので好ましい。
カくシて得られたヒドロキシナフタリンヵルゲン酸のア
ルカリ金属塩は、反応溶液中に水を加える事Kよシ水相
として抽出される。水相は靜置することにより反応溶媒
のニトロベンゼン類から分離される。分離された水相K
塩酸あるいは鉱酸を加えることにより、まず、水相の一
を7にして未反応のヒドロキシナフタリンが水相よク析
出させる。これをν過Kより除き、F液にさらK塩酸あ
るいは鉱酸を加え、声を2とすると、白色結晶が析出す
る。これをテ過あるいは遠心分離により水相と分離し、
水洗、乾燥することにより70〜85重量襲の高収率で
高純度のヒドロキシナフタリンカルがン酸が得られる。
本発明の製法で作られるヒドロキシナフタリンカルポン
酸は、そのまま、染料、感熱染料の中間体として利用す
る拳ができるが、場合Kよっては、水等の溶媒を用いて
再結晶によυさらに精製して利用することもできる。
(実施例) 以下に実施例および比較例を示して本発明を具体的K説
明する。尚、例中の襲はすべて重量%である。
実施例1 144p(1.0モル)のα−ナフトールを2001j
の水一エタノール( 50 : 50重量比と溶解した
後、56P(1モル)の水酸化カリウムを加え、混合し
た。その後、加熱し、エタノールと水を蒸発させた。得
られた固9のα−ナフトールのカリウム塩を粉砕し、さ
らK30solHgの減圧下、120℃で12時間乾燥
して粉末のα−ナ7トールのカリウム塩182?を得た
。得られたα−ナフ} 一ルのカリウム塩1 8.2 
%( 0. 1モル)とノメチルスルホキシド0.3 
9 p( 0.0 0 5モル)f.モレキュラーシー
プで乾燥したペンゼン80f中忙加え、60℃に加温し
、溶解分散させた。次いで攪拌しながら4.4P(0.
1モル)の二酸化炭酸を8時間かけて反応系内に導入し
ながら1.OK#/cm2(ダージ圧)で反応させた。
反応後、100−の水を加え、良く混合し、その後靜置
すると2相に分離した。分液Kよシ得た水相にlO%硫
酸を加え、声を7にして少量の未反応のα−ナフトール
を水相よシ析出させ、これを炉過によシ除き、F?’l
EKさらKIO一硫酸を加え、一を2にして大量の結晶
を析出させた。これを炉過し、50+jの水で洗浄し九
後、100℃で3(llHfの減圧下、12時間乾燥し
てl−ヒドロキシナフタリン−2−カルゲン酸13.5
?(収率72%)を得た。このものの融点は187〜1
89℃でおった。また高速液体クロマトグラフの分析K
よる純度は98.0%であった。
実施例2 ジメチルスルホキシト9の代DECジメテルホルムアミ
ド0.73SL( 0.0 1モル)を用い、常圧で反
応させた以外は実施例1と同様にして1−ヒドロキシナ
フタリン−2−カル〆ン酸 12.2P(収率65%)
を得た。
実施例3 1 4.4 f ( 0.1 モル)のα−ナフトール
を7o?の}Ajlンl/(溶解し、これVC 5. 
6 f ( 0.1 モル)の固形水酸化カリウムを加
えた後、加熱し、共沸脱水によシ水を除いた。その後、
70℃K冷却し、ジオキサ/o.44f( 0.0 0
 5モル)1k加え、次に攪拌しながら4.4}(0.
1モル)の二酸化炭素を6時間かけて反応系K導入しな
がら2.0Kf/clL2(デーノ圧)で反応させた。
反応後、lOO11lの水を加え、生成した1−ヒドロ
キシナフタリン−2−カル?ン酸のカリウム塩を水相へ
抽出した。靜置分液して得られた水相に10%硫酸を加
え、声を7にして少量の未反応のα−ナフトールを析出
させた。これt−F過Kより除き、F液にさらに10%
硫酸を加え、声を2にして白色結晶を析出させた。
これを戸過し、501Llの水で水洗した後、l OO
Cで301111H[の減圧下、12時間乾燥して1−
ヒドロキシナフタリン−2−カルゲン酸14.7P(収
率78嘩)を得た。
実施例4 ジオキサンの代,9Kエチレンヵーポネート0.61F
(0.007モル)を使用し、常圧で反応させた以外は
実施例3と同様にしてl−ヒドロキシナフタリン−2−
カルゴン酸12.2P(収率65%)を得た。
実施例5 ゾオキサンの代りK 1,2−ジメトキシエタン0.6
 3 ?( 0.0 0 7モル)を使用し、常圧で反
応させた以外は実施例3と同様にして1−ヒドロキ7ナ
フタリン−2−カルゲン酸8.554(収率45%)を
得た。
実施例6 ジオキサンの代シにニトロベンゼン0.62L?( 0
.0 0 5モル)を使用した以外は実施例3と同様に
して1−ヒドロキシナフタリン−2−カルゴン酸14.
51%(収率77%)を得た。
実施例7 ジオキサンの代シにア七トニトリル0.21%( 0.
0 0 5モル〕を使用し、常圧で反応させた以外は実
施例3と同様Kしてl−ヒドロキシナ7タリ/−2−カ
ル?冫1110.3p(収率55%)を得た。
実施例8 ジオキサンの代,9K18−クラウン−6−エーテル0
.5 3 PC 0.0 0 2モル)t−使用した以
外は実施例3と同様にして1−ヒドロキシナフタリン−
2一カル?ン酸14.IP(収率75%)を得た。
実施例9 固形水酸化カリウム5.69(0.1モル)の代りに固
形水酸化ナトリウム4.0,li’(0.1モル)を使
用した以外は実施例3と同様Kしてl−ヒドロキシナフ
タリン−2−カルポン酸13.7P(収率73%)t得
た。
比較例1 実施例lと同様Kして製造したα−ナ7トールのカリウ
ム塩18.2p(0.1モル)t−モレキ纂ラーシープ
で脱水した80?のジオキサンに溶解させた。加温して
80℃にし、攪拌しながら4.41(0.1モル)の二
酸化炭素を1時間かけて常圧で反応系に導入し、反応を
行い、1−とドロキシナフタリン−2−カル〆ン酸のカ
リウム塩のノオキサン溶液102.6Pを得た。次いで
、この溶液に100−の水を加えたが、実施例1の様に
水相と溶媒相には分離せず、均一相Kなり、このままで
は1−ヒドロキシナフタリン−2一カル?/酸の単離は
困難であった。そこで、上記と同様にして得た1−ヒド
ロキシナフタリン−2−カルゴ/酸のカリウム塩のジオ
キサン浴液102.1を加熱し、ジオキサンを蒸留し、
固体の1−ヒドロキシナフタリン−2−カルゲン酸のカ
リウム塩と未反応のα−ナ7トールのカリウム塩の混合
物24.39−を得た。この場合、蒸留途中に固形物が
析出し、攪拌が不可能となった。その為伝熱が不良とな
り、ゾオキサンを完全K除くのに長時間を要した。また
伝熱が均一でない為、部分的に局部加熱されたことによ
る変色が見られた。得られた1−ヒドロキシナフタリン
−2−カル〆ン酸のカリウム塩と未反応のα−ナフトー
ルのカリウム塩の混合物に100dの水を加えて溶解し
、その後10%硫r1l.t−加え、pl−1f:7に
して、析出した少董の未反応のα−ナ7トールをF過K
よ9除いた。このp液Kさらに10%硫酸を加え、一を
2にして灰色結晶を析出させた。これを炉遇し、水洗し
、その後、100℃で30fiI{gの減圧下、12時
間乾燥して1一ヒドロキシナフタリン−2−カルビン酸
15.75’(収率84%)tl−得た。
比較例2 実施例1と同様にして得たα−ナ7トールのカリウム塩
18.2p(0.1モル)ftモレキ瓢ラーシープで脱
水した80y−のトルエンに加え、攪拌し、分散させた
。加温して80℃にし、攪拌しながら4.4P(0.1
モル)の二酸化炭素f.1時間かけて常圧で反応系に導
入し、反応を行った。反応後、100−の水を添加し、
生成し九1−ヒドロキシナフタリン−2−カルボン酸の
カリウム塩を水相に抽出した。靜置後分液し、トルエン
相から水相を分離した。次いで水相1cIO%硫酸を加
え、pHを71CLて未反応のα−ナフトールを析出さ
せた。
これを戸過により除いた後、F液にさらKIO%硫酸を
加え、PHを2にして白色結晶を析出させた。
これを炉過し、水洗後、100℃で30WHgの減圧下
、乾燥して1−とドロキシナフタリン−2−カルゲ/酸
3.z?(収率17%)を得た。
比較例3〜6 溶媒としてジオキサンの代シに各々ジメチルスルホキシ
ド(比1[3)、ジメチルホルムアミド(比IHMA)
、エチレンカーボネート(比較例5)、1,2−ジメト
キシエタン(比較例6)を用いた以外は比較例1と同様
にして得た結果を表−1にまとめて示す。いずれの場合
も、生成物の単離はゾオキサ/を用いた場合と同様に困
難であった。
実施例10 2 8.8 p( 0. 2モル)のβ−ナフトールを
1201のキシレンに溶解し、これに1 1.2 P(
 0. 2モル)の固形水酸化カリウムを加えた後、加
熱し、共沸脱水Kよク水を除いた。その後70℃に冷却
し、ソメチルスルホキシドO、78F(0.01モル)
を加エ、その後、攪拌しながら8.8}(0.2モル)
の二酸化炭素を6時間かけて反応系に導入しながら5K
t/12(r−ジ圧)の加圧下で反応させた。反応後、
250−の水を加え、生成した2−ヒドロキシナフタリ
ン−1−カルポ/酸のカリウム塩を水相K抽出した。靜
置後、分液し、得られた水相VC102硫酸を加え、一
を7にして少量の未反応のβ−ナフトールを析出させた
。これを炉過によシ除い友後、F液にさらに10%硫酸
を加え、一を2&Cして白色結晶を析出させた。このも
のを戸過し、1501jの水で水洗後、80℃で30W
Hgの減圧下、12時間乾燥して2−ヒドロキシナフタ
リン−1一カルポ7@29.3f(収率78%)を得た
このものの高速液体クロマトグラフィの分析では純度が
98.0%であった。
実施例11 ノメチルスルホキシドの代シにゾオキサン0.88p(
0.01モル)を用い、常圧で反応させた以外は実施例
5と同様にして2−ヒドロキシナフタリン−1−カルゲ
ン酸z4.4P(収率65%)を得た。
冥施例12 固形水酸化カリウム1 1.2 54( 0. 2モル
)の代りK16.051−の50%水酸化ナ} IJウ
ム水溶gを用いた以外は実施例10と同様にして2−ヒ
ドロキシナフタリン−1−カルゲン酸24.45’(収
率6s聳)を得た。
比較例7 2 8.8 }( 0. 2モル〕のβ−ナフトールを
220?のジメチルスルホキシドに溶解した後、11.
25’100?留去させて反応系を脱水し九。その後7
01K冷却し、攪拌しながら8.8}(0.2モル)の
二酸化炭素を2時間かけて常圧で反応系K導入した。反
応後、250′ILtの水を加えたが、水相は分離せず
、2−ヒドロキシナフタリン−1−カル〆ン酸の単離は
困難であった。
−1−カルポン酸のカリウム塩と未反応のβ−ナ7トー
ルのカリウム塩の混合物4 7. 5 fを得た。
この場合、蒸留途中K固彫物が析出し、攪拌が不均一で
ない為、部分的に局部加熱されたことKよる変色か見ら
れ九。得られた2−ヒドロキシナフタリン−1一カルゲ
ン酸のカリウム塩と未反応のβ−ナ7トールのカリウム
塩の混合物に200117の水を加えて溶解し、その後
10%硫酸を加え、声を7にして析出した少量の未反応
のβ−ナフトールt−ヂ過により除いた。この炉液Kさ
らに10囁硫酸を加え、声を2にして灰色結晶を析出さ
せた。これを戸過し、水洗後、100℃で30111H
gの減圧下、12時間乾燥して2−ヒドロキ7ナ7タリ
/−1−カルゲン酸30、8?(収率82%)を得た。
比較例8 ジメチルスルホキシドを用いない以外は実施例10と同
様にして2−ヒドロキシナフタリン−l一カルボン酸5
.6p(収″415%)を得た。
実施例1〜12および比較例1〜8の結果をまとめ表−
IK示す。
I / / / (発明の効果) 以上述べ丸ようにヒドロキシナフタリンのアルカリ金属
塩と二酸化炭素とを芳香族炭化水素類を溶媒として用い
、アルカリ金属イオンと求核的溶媒和する能力を有する
非プロトン性溶媒および/又はアルカリ金属イオンと配
位する能力を有する化合物の存在下K反応させることよ
シヒドロキシナフタリンカル?ン酸を製造するという本
発明の製法は、高収率でかつ生成物の単離が容易なこと
から工業的に極めて優れた方法である。
代理人 弁理士  高 橋 勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒドロキシナフタリンのアルカリ金属塩と二酸化炭
    素とを、芳香族炭化水素類を溶媒とし、アルカリ金属イ
    オンと求核的溶媒和する能力を有する非プロトン性溶媒
    および/又はアルカリ金属イオンと配位する能力を有す
    る化合物の存在下に反応させることを特徴とするヒドロ
    キシナフタリンカルボン酸の製法。 2、アルカリ金属イオンと求核的溶媒和する能力を有す
    る非プロトン性溶媒および/又はアルカリ金属イオンと
    配位する能力を有する化合物の使用量が、ヒドロキシナ
    フタリンのアルカリ金属の使用量の0.0001〜1.
    0モル倍である請求項1記載の製法。 3、ヒドロキシナフタリンがα−ナフトールおよび/又
    はβ−ナフトールである請求項1記載の製法。 4、アルカリ金属がナトリウムおよび/又はカリウムで
    ある請求項1記載の製法。 5、アルカリ金属イオンと配位する能力を有する化合物
    が環状ポリエーテル類である請求項1記載の製法。 6、芳香族炭化水素類がベンゼン、トルエンおよびキシ
    レンから選ばれる1種以上の化合物である請求項1記載
    の製法。 7、反応を加圧下、温度50〜90℃の範囲で行う請求
    項1記載の製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006160624A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Chiba Inst Of Technology 芳香族ヒドロキシカルボン酸の製造方法
JP2012246261A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Ueno Fine Chem Ind Ltd 芳香族ヒドロキシカルボン酸の製造方法

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