JPH02228842A - ホームコントロールシステムの通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明はホームコントロールシステムの通信方式、特に
ホームテレホンやテレコントローラその他複数の端末装
置が共通のホームバスにて接続されてなるホームコント
ロールシステムにおけるデータの送受信方式に関する。

〔従来の技術］ 第３図は例えば「日本電子機械工業会・電波技術協会企
画ＥＴ／２１０１ホームバスシステム」＜１９８８年９
月制定）に掲載された従来のホームコントロールシステ
ムの構成を示す。

複数の端末としてテレコントローラ（１）、ハウスキー
ピングコントローラ（２）及びルームコントローラ（３
）が共通のホームバス（４）にて接続されている。図示
例では便宜上−化３個の端末のみとしたが、無論これに
限らず他にも更に複数の端末を設けることが可能である
。

第４図は上記文献に掲載された各端末のアドレステーブ
ルを示し、例えばテレコントローラ（１）は０４Ｈ，ハ
ウスキーピングコントローラ（２）は０２Ｈ，ルーム、
コントローラ（３）は０６Ｈとしてそれぞれアドレスが
設定されている。

第５図には同じく上記文献に掲載されたホームバス上に
伝送されるフレームのフォーマットを示し、このフレー
ムは優先コードＰＲ（５）　、自己アドレスＳＡ　（６
）　、相手アドレスＤＡ　（７）、制御コードＣＣ（８
）　、電文長コードＢに　（９）、そしてデータＤＡＴ
Ａ　（１０）などにて構成されている。各フレーム間は
１０ｍ５の休止期間（１１）が設定されている。

第６図は上記文献における複数の端末が同時にホームバ
ス（４）上に送信を開始した場合の衝突件数の手順を示
すタイミングチャートであり、図示例ではテレコントロ
ーラ（以下テレコンと略す）（１）とハウスキーピング
コントローラ（２）が同時に送信を開始した場合である
。

このような複数フレームの競合時、各端末は優先コード
ＰＲ（５）と自己アドレスＳＡ　（６）でビット毎に送
信データと受信データを照合する。

ホームバス（４）では論理Ｏのとットデータが論理１よ
りも優先するよう設定されている。

ここで、テレコン（１）とハウスキーピングコントロー
ラ（２）はその優先コードＰＲ（５）が同じであるため
、送信データと受信データの一致により送信を続行する
。

しかしながら、前記第４図に示したように、テレコン（
１）のアドレスは０４Ｈであり、ハウスキーピングコン
トローラ（２）のアドレスは０２Ｈであるから、自己ア
ドレスＳＡ　（６）部のビット競合でハウスキーピング
コントローラ（２）のみが送信データと受信データの不
一致を検出し、直ちに送信を中止して受信に移る。

そして、テレコン（１）はそのまま送信を続行すること
となる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、以上のように構成される従来のホームコ
ントロールシステムにおいては、授受されるデータが各
端末部においてその容量をオーバーし、正しいデータ伝
送が不可能になってしまうという問題があった。

すなわち、上記システムにおけるホームコントロール端
末は家電商品であるため、そのハードウェアに費される
コストに制限があり、特にワンチップマイコンを使用す
るなどメモリにこのしわ寄せが及ぶことが多い。

この結果、ある端末が自分より送信優先度の高い端末か
らデータを受信し続けた場合など、受信データを処理し
た結果いずれかの端末に対し送信要求を行わなければな
らなくなってもそれ自体の送信優先度は低いために伝送
路上に送信を開始することができず、受信バッファが溢
れて受信したデータが消失してしまうという問題があっ
た。

本発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、ハードウェアコストを上げることなくデータ
の送受信を確実に行い、かつそのために通信制御が複雑
になることを最小限に抑制可能なホームコントロールシ
ステムを提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るホームコントロールシステムの通信方式に
おいては、ある端末におけるバッファメモリの容量があ
ふれたときに自分より送信優先度の高い端末からデータ
を受信した場合に、そのデータの送信元に対し受信拒否
フレームを送信して送信を停止させ、受信バッファが空
いたときに前記送信元端末に対して送信許可フレームを
送信させるよう構成したものである。

［作用］ 以上の如く構成される本発′明によれば、ある端末がそ
れ自身より送信優先度の低い端末へデータを送信した際
、この送信に対し受信拒否フレームが返送された場合に
は次データの送信を中断する。

そして、その後受信許可フレームが送信されて始めて前
記送信データを再送することになる。

［実施例］ 以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を説明する。

第３図は従来のホームコントロールシステムの構成図で
あるが、本発明においても基本的な構成はこれと変ると
ころはない。また、これら各端末（１）〜（３）のアド
レス及び伝送されるフレームのフォーマットも前記第４
図及び第５図に示される従来例と同等であり、例えばテ
レコン（１）のアドレスは０４Ｈ１ハウスキーピングコ
ントローラ（２）は０２Ｈそしてルームコントローラ（
３）は０６Ｈとする。

複数の端末が同時に送信を開始した場合の競合作用も従
来例同様に第６図の如く行われ、テレコン（１）、ハウ
スキーピングコントローラ（２）、ルームコントローラ
（３）の送信フレームが競合した場合には自己アドレス
によって設定された優先度（テレコン（１）くハウスキ
ーピングコントローラ（２）くルームコントローラ（３
））によっていずれを採用するかが決定される。

第７図は上記第３図におけるハウスキーピングコントロ
ーラ（２）の内部構成を示し、ホームバス（４）に接続
されるホームバスインターフェイスユニット（１３）を
介して統括的な制御作用を果すマイコン（１２）が接続
されており、該マイコン（１２）には授受されるデータ
を一時記憶するメモリ（１４）が接続されており、この
メモリ（１４）が受信バッファとしての作用を果すこと
になる。

以下、第１図にかかる本発明方式の通信制御手順を示す
シーケンス図及び第２図の本発明方式により動作するハ
ウスキーピングコントローラ（２）の動作を示すフロー
チャート図を参照しつつ本発明方式の具体的作用を説明
する。

まず、ハウスキーピングコントローラ（２）がテレコン
（１）からの受信データ１（２１）を検知すると（３１
）、−旦受信データ１（２１）を受信バッファであるメ
モリ（１４）に格納した後（Ｓ２）、該メモリ（１４）
から受信データ１（２１）を取り出し処理する（Ｓ３）
。

この結果、発生したルームコントローラ（１）への送信
データ（１）をハウスキーピングコントローラ（２）は
ホームバス（４）上へ送信開始するが（Ｓ４）、ここで
、テレコン（１）も同時に送信を開始した場合には、第
４図よりテレコン（１）のアドレスは０４Ｈでハウスキ
ーピングコントローラ（２）のアドレスは０２Ｈなので
、自己アドレスＳＡ　（６）のビット競合で送信優先度
の高いテレコン（１）が勝ち残る。従って、送信優先度
の低いハウスキーピングコントローラ（２）のみが衝突
を検知しくＳ５）、直ちに送信を中止した後受信データ
２（２２）を受信する。

この時点において、受信バッファは空におかれているの
で（Ｓ６）、受信データ２（２２）をメモリ（１４）に
格納しくＳ７）、再び送信データ（１）を送信開始する
（Ｓ４）。

しかし、今度もテレコン（１）が同時に送信を開始した
場合、前回同様自己アドレスＳＡ　（６）のビット競合
でテレコン（１）が勝ち、ハウスキーピングコントロー
ラ（２）はまた衝突検知しくＳ５）、受信に移るが、こ
こで受信バッファが１フレ一ム分である場合には既に前
回の受信データ２（２２）が格納されており未処理のま
ま残っていることになる。

従って、現在受信バッファフルの状態であることが理解
される（Ｓ６）。

このため、受信系フレームの送信要求が発生してこれの
送信開始が行われる（Ｓ４）。

同時に送信開始する端末がない場合には衝突は生じない
ので（Ｓ５）、この受信拒否フレーム（２４）を送信終
了することができる（Ｓ９）。

さらに、前記送信データ１（２５）の送信要求が残って
いるため（Ｓ　１０）　、これを送信開始する（Ｓ４）
。

ここで、ルームコントローラ（３）が同時に送信開始し
た場合、第４図よりノ）ウスキーピングコントローラ（
２）のアドレスが０２Ｈ１ルームコントローラ（３）の
アドレスが０６Ｈであり、自己アドレスの競合でハウス
キービングコントロラ（２）が勝ち残るので、衝突検知
はせずに（Ｓ５）、送信データ１（２５）の送信を終了
することができる（Ｓ９）。

第５図に示す如く、フレーム間は１０ｍ５の休止期間（
１１）があり、端末が受信データの処理（Ｓ３）をこの
１０ｍＳ間に行うことができるシステムであれば、受信
バッファフル状態のときは必ず送信要求が発生して送信
を開始するので、受信バッファフル状態で送信優先度の
低い端末がらさらに受信しなければならないということ
はない。

従って、この場合、ハウスキーピングコントローラ（２
）のマイクロコンピュータ（１２）のプログラムにおい
て、自分より送信優先度の低い端末への受信拒否フレー
ム送信という制御は不要となる。

次に、メモリ（１４）へは受信データ２（２２）が残っ
ているため＜Ｓ　１１）　、これを取り出して処理した
後（Ｓ３）、送信データ２（２６）を送信する（Ｓ４）
、　　（８５）、　　（Ｓ９）、（ＳＩＯ）。

以上により、メモリ（１４）が空になり（Ｓ１１）、前
述した如くテレコン（１）に対して受信拒否フレーム（
２４）を送信中にあるので（Ｓ１２）、これに対応して
送信許可フレーム（２７）を送信することになる（Ｓ１
３）、（ｓ４）、（Ｓ５）、（Ｓ９）。

なお、受信拒否フレームの優先コードＰＲ（５）を他の
フレームより送信優先度が高くなるように設定すれば、
送信したデータがバッファフルのため受信されなかった
場合はそのデータ送信の直後に必ず受信拒否フレームが
返されるので、システムの性能がより向上することにな
る。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明方式によれば、自分象り送信
優先度の高い端末からバッファフル時に受信した場合に
は受信拒否を返すことによって、端末があるデータを送
信した後受信拒否が返されなければ必ずその送信データ
は受信及び処理をされていることになり、送信したデー
タがバッファから溢れてそのまま消失してしまうという
ような不都合を有効に回避できる。

また、受信拒否が返されたときは送信許可を待って再送
するときの回復手段を取ることができ、バッファの容量
を増やすなどハードウェアのコストを上げることなく通
信の信頼性を高めることができる。

また、自分より送信優先度の低い端末に対してはこの制
御を省略することによって制御プログラムの複雑化を最
小限に抑制可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式による通信制御手順を示すシーケン
ス図、第２図は本発明方式により動作するハウスキーピ
ングコントローラ（２）の動作を示すフローチャート図
、第３図は本発明及び従来のホームコントロールシステ
ムの構成図、第４図は本発明の従来のホームコントロー
ルシステム端末のアドレスを示すアドレステーブル図、
第５図は本発明及び従来のホームコントロールシステム
における伝送フレームのフォーマットを示す構成図、第
６図は複数フレームの衝突を検出する手順を示すタイミ
ング図、第７図はハウスキーピングコントローラの内部
構成を示すブロック図である。 図において、（４）はホームバス、（２４）は受信拒否
フレーム、（２７）は送信許可フレームである。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　弁理士　大　岩　増　雄 （外　２名） 本発明方式の通信制御手順 第１図 １゛テレフントローラ ２：ハウスキーピングコントローラ ３ニル−ムコントローラ ４：ホームバス ホームコントロールシステムの構成 第３ 図 伝送されるフレームのフオ 第５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 バス型式の伝送路で受信データを一時記憶保持するバッ
   ファメモリを備えた複数の端末を接続し、各端末に対し
   アドレス等により送信優先度を設定し、衝突発生時に優
   先度の低い端末においてのみ衝突を検知して送信を中断
   する通信制御を行うホームコントロールシステムにおい
   て、 既にバッファメモリが受信許容限度に達しているいずれ
   かの端末に対し更にデータが送信されたときに該送信デ
   ータの送信元端末に対し受信拒否フレームを送信し、前
   記端末におけるデータ処理が進んでバッファメモリが受
   信可能状態になったときに前記送信元端末に対して送信
   許可フレームを送信することを特徴とするホームコント
   ロールシステムの通信方式。