JPH09247192A - リアルタイム通信方式 - Google Patents

リアルタイム通信方式

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JPH09247192A
JPH09247192A JP8047367A JP4736796A JPH09247192A JP H09247192 A JPH09247192 A JP H09247192A JP 8047367 A JP8047367 A JP 8047367A JP 4736796 A JP4736796 A JP 4736796A JP H09247192 A JPH09247192 A JP H09247192A
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JP8047367A
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Futoshi Koga
太 古賀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークが混雑している状態において、
緊急データ通信の通信時間をある程度保証することを目
的とする。 【解決手段】 複数の端末装置を接続したローカルエリ
アネットワークにおいて、各端末装置にネットワーク使
用権要求のパケットを同報通知しネットワークを占有す
る手段と、占有したネットワークの使用後にネットワー
ク使用権放棄のパケットを同報通知しネットワークの占
有権を放棄する手段と、他端末がネットワークを占有し
ていることを示すフラグを有し、占有している間の通信
時間保証を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ローカルエリア
ネットワークに接続された複数の端末装置間におけるリ
アルタイム通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ローカルエリアネットワーク上で
緊急データ通信を行なう方式としては、特開平7−18
3901に示されるようなものがあった。この方式によ
れは、緊急データ通信を行なう端末装置はネットワーク
使用権要求パケットを送信してネットワークを占有し、
一方、他の端末装置はこのパケットを受信すると一定時
間だけ送信を取りやめることにより通信路を確保してい
た。さらに、ネットワークに接続された各端末装置に優
先度を持たせ、自端末装置が送信停止中に、より優先度
の高い端末装置で送信要求が発生した場合には、データ
送信中止状態を解除してネットワーク使用権要求パケッ
トを送信する方法があった。図25乃至図27は、この
ような従来方式における緊急データ通信を行なう場合の
ローカルエリアネットワークの構成である。図25にお
いて、ホストA(2501)〜ホストD(2504)は
端末装置である。通常の通信を行っている状態でネット
ワークが混雑した時に、ホストA(2501)からホス
トD(2504)へ緊急データ通信を行なう必要が生じ
た場合には、ホストA(2501)はネットワークに対
して、ネットワーク使用権要求パケットPをブロードキ
ャストする。図26において、ホストA(2501)、
ホストD(2504)以外の端末装置で、前記ネットワ
ーク使用権要求パケットを受信したホストB(250
2)、ホストC(2503)は、あらかじめ決められた
一定時間の間だけネットワークへのデータ送信を停止し
て、ネットワークをホストA、及びホストDのために解
放する。この結果、ホストAとホストDは一定期間の
間、ネットワークを占有でき緊急データの速やかな転送
が可能となる。図27において、ホストA(2501)
とホストD(2504)がネットワークを占有して緊急
データ通信を行っている状態において、ホストA(25
01)、ホストD(2504)よりも端末装置の優先度
の高いホストBが、送信を停止していると仮定する。こ
の状況において、図27に示すように、より高い優先度
をもつホストB(2502)がホストC(2503)に
対して緊急データを送信する必要が生じた場合には、ホ
ストBは送信中止状態を解除してネットワーク使用権要
求パケットを通信する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のローカルエリア
ネットワーク通信方式は以上のようにして構成されてい
たので、ネットワーク占有時間を一定値にしか設定でき
ず、時間の設定方法も予想値しか設定できないため、特
定の時間内に緊急データ通信が完了せず他の端末装置が
送信を再開したために緊急データ通信が阻害されたり、
あるいは緊急データ通信は十分早く終了してネットワー
クが空いているにも拘わらず、他の端末装置は一定時間
送信ができないという問題点があった。また、ネットワ
ークに接続された端末装置全てに対して優先度を一意に
設定しなければならず、端末間で行わせる緊急データ通
信の相手を変更するような場合には、変更のたびに各端
末装置の優先度を調整しなければならないという問題点
があった。さらに、各端末装置においては、一般に緊急
度の高い送信データも低い送信データも混在している状
態にあり、ネットワーク上にデータを送出する際に、緊
急データが一般データにより阻害を受けるという問題点
があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、複数の端末装置が接続されたネ
ットワークにおいて、緊急度の高いデータを優先的に送
信し、送信完了までの時間保証を行なうとともに、緊急
データ通信が早く終了した場合にはネットワークを開放
し他の端末装置の利用を可能とするリアルタイム通信方
式を提供することを目的とする。また、各端末装置にお
いて緊急度の異なるデータが混在している状態において
も、緊急度に基づいてネットワーク上にデータ伝送する
ことによって、優先度の高いデータが低いデータによっ
て阻害を受けることなく通信できるリアルタイム通信方
式の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わるリア
ルタイム通信方式は、複数の端末装置を接続したローカ
ルエリアネットワークにおいて、各端末装置がネットワ
ーク使用権要求パケットを同報通知してネットワークを
占有する手段と、占有したネットワークの使用後にネッ
トワーク使用権放棄のパケットを同報通知してネットワ
ークの占有権を放棄する手段と、他端末装置によるネッ
トワーク占有の有無を示すフラグを備えることで、他端
末装置による占有期間中におけるデータ通信を保証する
ようにしたものである。
【0006】第2の発明に係わるリアルタイム通信方式
は、複数の端末装置を接続したローカルエリアネットワ
ークにおいて、各端末装置が優先度を格納したネットワ
ーク使用権要求パケットを同報通知してネットワークを
占有する手段と、占有したネットワークの使用後にネッ
トワーク使用権放棄のパケットを同報通知してネットワ
ークの占有権を放棄する手段と、受信したネットワーク
使用権要求情報を記録する管理テーブルを備えること
で、送信端末装置は送信データの優先度が上記管理テー
ブルに登録済みのものより高ければネットワーク使用権
要求パケットを同報通知するとともに該登録テーブルに
登録し、優先度が低い場合には該登録テーブルに登録し
た後ネットワーク使用権放棄パケットを受信した時点で
登録テーブルを更新し、それまで中断していた通信を再
開するようにしたものである。
【0007】第3の発明は第1の発明または第2の発明
に係わるリアルタイム通信方式において、各端末装置は
通信を行なう上位プロセスの優先度に応じた複数の送信
キューを通信プロトコルとネットワークドライバの間に
設け、通信プロトコルは優先度に対応した送信キューに
上位プロセスからの送信データを格納し、ネットワーク
ドライバは優先度の高い送信キューから順次送信処理を
行なうようにしたものである。
【0008】第4の発明は第1の発明または第2の発明
に係わるリアルタイム通信方式において、各端末装置は
通信を行なう上位プロセスの優先度に応じた複数の受信
キューをネットワークドライバと通信プロトコルの間に
設け、ネットワークドライバは受信データの優先度に基
づいて対応する受信キューに受信データを格納し、通信
プロトコルは優先度の高い受信キューから順次受信処理
を行なうようにしたものである。
【0009】第5の発明は第3の発明に係わるリアルタ
イム通信方式において、送信キューは前回の送信時刻記
憶手段と計時カウンタを備え、過去一定期間内に発生し
たネットワーク上の衝突数が一定値を超えた時、優先度
の低い送信キューからの送信時間間隔を長く設定するこ
とにより、ネットワーク上のトラフィックを押え優先度
の高い送信キューからの送信処理を保証するようにした
ものである。
【0010】第6の発明は第3の発明に係わるリアルタ
イム通信方式において、送信キューは格納可能なデータ
長に上限を設け、送信キューが溢れる時は優先度の低い
キュー上の古いデータを紛失データとして削除してネッ
トワークへのデータ送出を抑止することによりネットワ
ークの負荷を押さえるようにしたものである。
【0011】第7の発明は第1の発明または第2の発明
に係わるリアルタイム通信方式において、データ送受信
に用いるメモリ資源をプロセス優先度毎に確保し、低優
先度のメモリ資源が枯渇しても、高優先度の送受信処理
が影響を受けないようにしたものである。
【0012】第8の発明は第7の発明に係わるリアルタ
イム通信方式において、高優先度の通信プロセスのため
のメモリ資源が不足した時に、低優先度の通信プロセス
のために割り当てたメモリ資源からメモリを充当しメモ
リ枯渇を回避するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の第1の実施形態について、図1
乃至図5に基づいて説明する。図1はローカルエリアネ
ットワークに接続された一つの端末装置を示してたもの
であり、図において、101は通信を行なう通信プロセ
ス、102はTCP/UDP/IP等におけるプロトコ
ル層、103はネットワークドライバ、104はLAN
コントローラ、106はネットワーク使用権要求パケッ
ト受信フラグであり、ネットワークに接続された他の端
末装置からネットワーク使用権要求パケット107を受
信した時にネットワークドライバによって設定される。
107はネットワーク使用権要求パケットであり、パケ
ットヘッダ107aと、ネットワークを占有したいホス
トの送信元アドレス107bと、ネットワークを占有し
て通信をする相手方ホストの宛先アドレス107cと、
このパケットがネットワーク使用権要求パケットである
ことを示す使用権要求ビット107dからなる。また、
108はネットワーク使用権放棄パケットであり、パケ
ットヘッダ108aと、ネットワーク使用権要求パケッ
トを発進したホストの送信元アドレス108bと、ネッ
トワークを占有して通信をしていた相手方ホストの宛先
アドレス108cと、このパケットがネットワーク使用
権放棄パケットであることを示す使用権放棄ビット10
8dからなる。
【0014】図2は、図1の構成をもつ端末装置がロー
カルエリアネットワークに複数接続され、ホストA(2
01)乃至ホストD(204)がそれぞれ通信を行って
いる様子を示したものである。
【0015】次に、ネットワークの負荷が高くなってい
る状態において、ホストA(201)がホストD(20
4)に対して緊急データの送信を行なう場合の動作につ
いて図3、図4について説明する。図3は、緊急データ
の送信元であるホストA(201)の動作を示すフロー
チャートである。上位の通信プログラムから、緊急デー
タ通信を行なうことを指定した送信データを受けたネッ
トワークドライバ103は、ステップ301でネットワ
ーク使用権要求パケットに、緊急データ通信を行なう送
信元ホストAのアドレス107bと宛先ホストDのアド
レス107cを格納してネットワーク使用権要求パケッ
ト107を生成した後、ステップ302でネットワーク
に接続された全端末装置にブロードキャストする。次
に、ホストDからネットワーク使用権要求パケットを受
け取ったことを示す返信(ACK信号)が返されるのを
待ち(ステップ303)、ACK信号を受信するとネッ
トワークを占有できたものと判断する。ネットワークを
占有した後は、送受信の終了を示すパケットを受信する
まで(ステップ305)、ホストDとの間で緊急データ
の送受信処理を実行する(ステップ304)。緊急デー
タの送受信が終了した後、ネットワーク使用権放棄パケ
ット108を生成(ステップ306)し、ネットワーク
に接続された全端末装置に対してブロードキャストする
(ステップ307)。
【0016】次に、ホストAと緊急データ通信を行なう
ホストDの動作について、図4を用いて説明する。ホス
トDはネットワーク使用権要求パケットを受信すると
(ステップ401)、宛先ホストが自分であるかを確認
(ステップ406)し、ホストAに対してネットワーク
使用権要求パケットを受信したことを示すACK信号を
返送する(ステップ407)。ホストDはACK信号を
返送した時点でネットワークを占有したものとみなし、
送受信の終了を示すパケットを受信する(ステップ40
9)まで、ホストAと緊急データの送受信処理を行なう
(ステップ408)。
【0017】ここで、ホストAとホストDがネットワー
ク占有のための処理を実行中に、ネットワークにつなが
れた他のホストBがネットワーク使用権要求パケットを
受信した場合の送受信処理について、図4を用いて説明
する。ホストBがネットワーク使用権要求パケットを受
信する(ステップ401)と、宛先ホストが自分である
かを確認する(ステップ406)。確認の結果、宛先ホ
ストは自分ではないので、ネットワーク使用権要求パケ
ット受信フラグ106を設定する(ステップ410)。
ホストBの送信処理では、図5の(ステップ501)の
ように送信を行なう前にフラグ106をチェックし、フ
ラグが設定されていれば他端末装置間でネットワークが
占有されているものと判断し、ネットワーク上にはデー
タを送出しない。このようにして、ホストAとホストD
はネットワークを占有してデータの送受信が可能とな
る。
【0018】次に、ホストAとホストDの緊急データ通
信が終了した時の他のホストBの動作について、図3、
図4、図5を用いて説明する。ホストBは、ネットワー
ク使用権要求パケット受信フラグ106が設定されてい
る状態でも受信処理は実行可能である。そこで、ホスト
Aがステップ307(図3)でネットワーク使用権放棄
パケットを送信すると、ステップ403(図4)でホス
トBに受信され、ステップ405でネットワーク使用権
要求パケット受信フラグ106を初期化する。すると、
ホストBの送信処理は該フラグが初期化されたため、図
5に示すようにして再開可能となり、ネットワークの通
信状態はホストAとホストDが占有する以前の通常の状
態に復帰する。
【0019】実施の形態2.本発明の第2の実施の形態
について、図6乃至図9に基づいて説明する。図6は、
第2の実施形態における端末装置の構成図を示したもの
で、図1のネットワーク使用権要求パケット受信フラグ
106に代えて、ネットワーク使用権要求パケット管理
テーブル602を備えるようにしたものである。ネット
ワーク使用権要求パケット管理テーブル602は、送信
元ホストアドレス情報602a、送信先ホストアドレス
情報602b、パケット優先度602cの項目から構成
される。ネットワーク使用権要求パケット受信フラグ1
06はネットワークを占有するホストでは認定しなかっ
たが、ネットワーク使用権要求パケット管理テーブル6
02は、ネットワークを占有するホストでも設定を行な
う点で異なっている。尚、図中、同一番号は同一構成要
素であることを示す。
【0020】次に、図2のようにして、ホストAとホス
トDが既にネットワークを占有して緊急データ通信を行
っている場合に、ホストBでより高い優先度で緊急デー
タ通信を行なう必要が生じた時に、ホストBがネットワ
ークを占有して通信を行なう場合を例にとって、各ホス
トの動作を追って説明する。
【0021】ホストAの動作を図7に示す。ホストA
は、ホストDとの緊急データ通信の必要が生じた場合
に、ネットワーク使用権要求パケット601を作成する
(ステップ301)。ホストAのネットワークドライバ
103は、パケット作成において上位プロトコルから受
けた通信の優先度をパケットのデータ部601eに埋め
込み、生成したネットワーク使用権要求パケットの内容
をネットワーク使用権要求パケット管理テーブル602
に登録(ステップ701)した後、ブロードキャストす
る(ステップ302)。そして、ステップ303,ステ
ップ304を経て、ホストAとホストDとの間でネット
ワークを占有して緊急データ通信を行なう。ステップ7
02において、緊急データ通信中に、より高い優先度で
通信を行なう必要が生じたホストBからのネットワーク
使用権要求パケットを受信すると、ホストAはその内容
をネットワーク使用権要求パケット管理テーブル602
に登録(ステップ703)し、送信処理を停止し、ネッ
トワークをホストBの通信のために解放する。ホストA
はその後、ステップ704でホストBからのネットワー
ク使用権放棄パケットを受信すると、ネットワーク使用
権要求パケット管理テーブル602から先のステップ7
03で設定した項目を削除し、緊急データ通信を再開す
る(ステップ705)。
【0022】次に、ホストDの動作を図8に基づいて説
明する。ホストDはホストAからのネットワーク使用権
要求パケットを受信する(ステップ801)と、ネット
ワーク使用権要求パケット管理テーブル602に登録
(ステップ802)し、ステップ803,ステップ80
5を通してネットワークを占有し、ホストAとの緊急デ
ータ通信を行なう。ここで、より高い優先度で通信を行
なう必要が生じたホストBからのネットワーク使用権要
求パケットを受信する(ステップ804)と、ステップ
806でその内容をネットワーク使用権要求パケット管
理テーブル602に登録し、ホストDの送信処理を停止
しネットワークをホストBの通信のために解放する。ホ
ストDは、その後、ホストBからのネットワーク使用権
放棄パケットを受信する(ステップ807)と、ステッ
プ808でネットワーク使用権要求パケット管理テーブ
ル602からステップ806で設定した項目を削除し、
緊急データ通信を再開する。
【0023】次にホストAとホストDがネットワークを
占有している時の、ホストBの動作を図9に基づいて説
明する。ステップ901でネットワーク使用権要求パケ
ット管理テーブル602に既に登録された項目があるか
調べる。ホストAとホストDがネットワークを占有して
いる状態なので、これから送信する緊急データの優先度
が管理テーブル内のどの項目よりも高ければ(ステップ
902)、ネットワーク使用権要求パケットを生成する
(ステップ903)。これから送信するネットワーク使
用権要求パケットの内容をネットワーク使用権要求パケ
ット管理テーブル602に登録(ステップ904)し、
ブロードキャストする(ステップ905)。ステップ9
06で、緊急データ送信先のホストCからACK信号を
受けとると、ネットワークを占有したものとしてステッ
プ907,ステップ908で緊急データ通信を行なう。
緊急データ通信の終了後、ネットワーク使用権放棄パケ
ットを生成(ステップ909)し、ネットワーク使用権
要求パケット管理テーブルに登録した項目を削除(ステ
ップ910)し、ステップ909で生成したパケットを
ブロードキャストする(ステップ911)。一方、ステ
ップ902において、ホストBが送信しようとする緊急
データの優先度が既に設定されている管理テーブル内の
エントリよりも低ければ、ステップ912でネットワー
ク使用権要求パケットの内容をネットワーク使用権要求
パケット管理テーブル602に登録する。ステップ91
3でネットワーク使用権放棄パケットを受信したら、ネ
ットワーク使用権要求パケット管理テーブル602の該
当する項目を削除(ステップ914)した後、ステップ
902へ戻り管理テーブル内に登録されているエントリ
よりも優先度が高くなるまでこの処理を繰り返す。
【0024】以上説明したようにして、ホストA、Dが
ネットワークを占有している状態で、より優先度の高い
緊急データを送信する必要が生じたホストBはネットワ
ークを横取りして、ネットワークを占有することができ
る。
【0025】尚、第2の実施の形態では、既に占有され
たネットワークを横取りする2段の横取りについて説明
したが、同様にしてN段の横取りも実現可能である。
【0026】実施の形態3.本発明の第3の実施の形態
について、図10乃至乃至図12に基づいて説明する。
図10は第3の実施形態における端末装置の構成図であ
り、図において、1001はプロトコル層102とネッ
トワークドライバ103との間に設けられた送信キュー
であり、送信キューは上位通信プロセス101の優先度
毎もしくは優先度を数段階に分けた数だけ設けられてい
る。1002はネットワークに送出するパケットを示
し、1002bのプロトコルヘッダ部には送信キューに
対応した優先度を格納する。尚、図中、同一番号は同一
構成要素を示す。
【0027】次に、送信キューを設けた場合の上位通信
プロセスからネットワークドライバまでの送信処理の流
れについて、図11を用いて説明する。通信プロセス
は、ステップ1101で送信先を指定して送信データを
プロトコル層に渡す。プロトコル層では、送信データを
通信用に確保されたメモリに複写し、プロトコルヘッダ
を追加した後、上位通信プロセスの優先度を取得して
(ステップ1102)、優先度をプロトコルヘッダ内部
もしくは複写した送信データの先頭に格納(ステップ1
103)し、優先度に対応する送信キューに送信データ
を格納した(ステップ1104)後、ネットワークドラ
イバを起動する(ステップ1105)。
【0028】次に、起動したネットワークドライバの動
作について図12に基づいて説明する。ステップ110
5で起動されたネットワークドライバは、送信キューの
最高優先度をiに格納(ステップ1201)し、ステッ
プ1202,ステップ1203,ステップ1204を経
て、優先度の降順に送信キュー中にデータがあるか否か
を調べる。送信キュー中に送信データを確認する(ステ
ップ1203)と、送信キューから送信データを取り出
し(ステップ1205)、送信データをLANコントロ
ーラに渡して(ステップ1206)、ネットワーク上に
送出する。以上の処理により、優先度の高い通信プロセ
スの送信処理を優先度の低い通信プロセスの送信処理よ
りも優先して実行させることができる。
【0029】実施の形態4.本発明の第4の実施形態に
ついて、図13乃至図15に基づいて説明する。図13
は第4の実施形態における端末装置の構成図であり、図
において1301はネットワークドライバ103とプロ
トコル層102との間に設けられた受信キューである。
受信キューは、上位通信プロセス101の優先度毎もし
くは優先度を数段階に分けた数だけ設けられる。尚、図
中、同一番号は同一構成要素を示す。
【0030】次に、優先度別受信キューを設けた場合
の、ネットワークドライバから上位プロトコルまでの受
信処理の流れを図14を用いて説明する。LANコント
ローラがネットワークを介してデータを受信すると、ネ
ットワークドライバに対して割り込みが発生する。割り
込みが発生すると、ネットワークドライバはLANコン
トローラより受信データを取得(ステップ1401)
し、受信データのプロトコルヘッダもしくはデータ部の
先頭に埋め込まれた優先度を取得する(ステップ140
2)。ステップ1403で取得した優先度に対応する受
信キューに受信データを格納し、上位プロトコルへデー
タの受信を通知する(ステップ1404)。
【0031】次に、受信通知を受けたプロトコル層の動
作について、図15を用いて説明する。スッテプ140
4で受信通知を受けたプロトコル層は、受信キューの最
高優先度をiに格納(ステップ1501)し、ステップ
1502,ステップ1503,ステップ1504を経
て、優先度の降順に受信キュー中にデータがあるか否か
を調べる。ステップ1503で受信キュー中に受信デー
タを確認すると、受信キューから受信データを取り出し
(ステップ1505)、受信データからプロトコルヘッ
ダを外し(ステップ1506)、通信用メモリに格納さ
れているデータを上位の通信プロトコルのメモリ領域へ
複写して渡す。その後、ステップ1501へ戻り、再度
受信キューを調べ、残っている受信データの処理を行な
う。以上の処理により、優先度の高い通信プロセスの受
信処理を優先度の低い通信プロセスの受信処理よりも優
先させることができる。
【0032】実施の形態5.本発明の第5の実施形態に
ついて、図16乃至図18に基づいて説明する。図16
は第5の実施形態における端末装置の構成図を示したも
のである。図において1601はネットワークドライバ
103とプロトコル層102との間に設けられた送信キ
ューで、各々の送信キューには前回の送信時刻1601
aと計時カウンタ1601bが設けられている。尚、図
中、同一番号は同一構成要素を示す。
【0033】次に、衝突検知時のネットワークドライバ
による時刻カウンタの設定動作について、図17を用い
て説明する。ネットワークドライバは、LANコントロ
ーラからの送信完了割り込みを受け取ると、LANコン
トローラのレジスタより衝突発生数を取得する(ステッ
プ1701)。次に、今回の衝突回数と前回の衝突回数
の差分を求め、前回の衝突回数確認時刻からの経過時間
を求め、単位時間あたりの衝突回数を算出しiに格納す
る(ステップ1702)。ステップ1703で、iの値
(単位時間あたりの衝突回数)が一定値を超える場合に
は、各優先度の送信キューの計時カウンタ1601bの
値を増加する(ステップ1704)。この時、計時カウ
ンタ値の増分は、優先度が低いほど大きな増分となるよ
うにして設定する。
【0034】次に、ネットワークドライバが計時カウン
タを操作した後の、送信処理の流れについて図18に基
づいて説明する。通信プロセスは、ステップ1101,
ステップ1102,ステップ1103,ステップ110
4を経て、送信データを送信キューへ格納する。次に、
前回の送信時刻(Tp)を送信キュー(1601a)か
ら取得(ステップ1801)し、計時カウンタ(K)の
値を送信キュー(1601b)から取得する。ステップ
1802で現在の時刻(Tn)を取得し、Tn>Tp+
Kが成立する場合(ステップ1803)に限り、ネット
ワークドライバを起動して送信処理を行わせる(ステッ
プ1804)。以上の動作により、優先度の低い送信キ
ューほどステップ1803の条件(Tn>Tp+K)を
満たす割合が減少するので、ネットワークの混雑時に
は、低優先度通信プロセスの送信頻度を落としてネット
ワークの負荷を軽減することにより、高優先度通信プロ
セスの送信頻度を落とすことなく通信することができ
る。
【0035】実施の形態6.本発明の第6の実施の形態
について、図19、図20に基づいて説明する。図19
は第6の実施形態を示す端末装置の構成図であり、図に
おいて、1901は、ネットワークドライバ103とプ
ロトコル層102との間に設けられた送信キューで、優
先度が低くなる程送信キューの長さが短くなるようにキ
ュー長に上限が設けられている。尚、図中、同一番号は
同一構成要素を示す。
【0036】優先度に応じて送信キューに上限値を設け
た場合の送信処理の流れを、図20に基づいて説明す
る。通信プロセスはステップ1101,ステップ110
2,ステップ1103,ステップ1104を経て、送信
データを送信キューへ格納する。格納したキューの優先
度が低い場合、ステップ2001で送信キューの長さが
上限値を超えるか否かを調べ、上限値を超えない場合は
ネットワークドライバを起動(ステップ2002)して
送信処理を実施し、一方、上限値を超えた場合には送信
キューの先頭データをキューから取り出し(ステップ2
003)、そのデータに対する送信処理は失敗したもの
として上位のプロトコルにエラーリターンし(ステップ
2004)、ネットワークには送出しない。以上の動作
によって、低優先度の送信処理によるネットワークの負
荷の上昇を避けることができる。
【0037】実施の形態7.本発明の第7の実施形態に
ついて図21、図22に基づいて説明する。図21は、
第7の実施形態における端末装置の構成図であり、通信
用メモリを優先度別もしくは、優先度を数段階に分けた
段階別に用意している。図中、2101は高優先度通信
プロセス用メモリ、2102は中優先度通信プロセス用
メモリ、2103は低優先度通信プロセス用メモリであ
り、低優先度の通信プロセスに対する通信メモリが枯渇
しても、高優先度通信プロセスのメモリまでは枯渇させ
ないようにして、高優先度通信プロセスの送受信処理が
阻害されないようにしている。尚、図中、同一番号は同
じ構成を示す。
【0038】通信プロセスからの送信データはプロトコ
ル層において、通信用メモリから取得した領域に一旦コ
ピーし、さらにプロトコルヘッダを上記通信メモリから
取得し、送信データに付加してネットワークドライバへ
渡す。次に、通信用メモリの分割を行った時の送信動作
について、図22に基づいて説明する。先ず、通信プロ
セスは送信データをプロトコル層に渡す(ステップ22
01)。プロトコル層ではプロセス優先度を取得し(ス
テップ2202)、優先度が高優先度であることを確認
した(ステップ2203)後、高優先度通信用メモリか
らメモリを取得して(ステップ2204)、ネットワー
クドライバへ渡すための送信データを生成する。ステッ
プ2203において優先度が高優先度でなければ、ステ
ップ2205で優先度が中優先度か否かを確認し(ステ
ップ2206)、中優先度通信用メモリからメモリを取
得した後、ネットワークドライバへ渡す送信データを生
成する。一方、優先度が低優先度ならば、ステップ22
07で低優先度通信用メモリからメモリを取得し、ネッ
トワークドライバへ渡す送信データを生成する。各優先
度に応じた通信用メモリを利用して生成したネットワー
クドライバへの送信データを送信キューに格納し(ステ
ップ2208)、ネットワークドライバを起動して送信
させる(ステップ2209)。
【0039】尚、本実施の形態では、高、中、低の3つ
の優先度の場合について述べたが、優先度の数は、n段
でもよく、ステップ2203,ステップ2205の処理
を増加させることで対処可能であることはいうまでもな
い。
【0040】実施の形態8.本発明の第8の実施の形態
について図23、図24に基づいて説明する。図23は
第8の実施形態における端末装置の構成図であり、通信
用メモリを上位の通信プロセスの優先度に応じて用意
し、且つ、高優先度の通信メモリが枯渇した時には、そ
れより低い優先度の通信メモリからのメモリ補填を可能
として高優先度の通信プロセスを優先させるものであ
る。尚、図中、同一番号は同一構成を示す。
【0041】次に、高優先度通信用メモリが枯渇した場
合の通信動作を送信動作について、図24について説明
する。既に、図22で説明したのと同様にして、ステッ
プ2201、ステップ2202、ステップ2203を経
て、ステップ2204で高優先度通信用メモリを取得し
ようとした時に高優先度メモリが枯渇してメモリ取得に
失敗したことを確認する(ステップ2401)と、ステ
ップ2206で中優先度通信メモリから取得を行なう。
次に、ステップ2402でメモリ取得が成功したか否か
を確認し、成功していればステップ2208,ステップ
2209を通してネットワークドライバへ送信を行う。
一方、失敗の場合には、さらに低い優先度の通信メモリ
からメモリを取得(ステップ2207)し、メモリ取得
を確認したら(ステップ2403)、ステップ220
8,ステップ2209を通してネットワークドライバに
対して送信を行わせる。ステップ2403でメモリ取得
が失敗の場合には、ネットワークドライバへの送信デー
タを生成できなかったものとしてエラーリターンする
(ステップ2404)。このようにして、高優先度プロ
セスのメモリ取得を優先できる。
【0042】尚、本実施の形態では、高、中、低の3つ
の優先度の場合について述べたが、優先度の数は、n段
でもよく、(2203),(2205)のステップを増
加させることで対処可能であることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、緊
急データを送信する端末装置はネットワーク使用権要求
パケットをブロードキャストしてネットワークを占有
し、緊急データ送信後にネットワーク使用権放棄パケッ
トをブロードキャストしてネットワークを開放するよう
にしたので、緊急データ転送に要する時間に依存するこ
となく柔軟且つ確実にネットワークの占有ができるとい
う効果を奏する。
【0044】また、第2の発明によれば、緊急データの
通信状況をネットワーク使用権要求パケット管理テーブ
ルに記録するようにしたので、他端末装置がネットワー
クを占有している状態でも、緊急データの優先度がテー
ブルに記録されているどの緊急データよりも優先度が高
ければ、ネットワークの使用権を横取りして緊急データ
通信を行うことができるという効果がある。
【0045】また、第3の発明によれば、送信データの
優先度に対応した送信キューを設け、高優先度の送信キ
ューから送信処理を行なう構成にしたので、優先度の高
い通信プロセスの送信処理を優先することができる。
【0046】また、第4の発明によれば、受信データの
優先度に対応した受信キューを設け、受信データの優先
度に対応した受信キューに受信データを格納し、高優先
度の受信キューから順次受信処理を行なう構成にしたの
で、優先度の高い通信プロセスからの受信処理を優先す
ることができる。
【0047】また、第5の発明によれば、単位時間あた
りの衝突回数を求め、衝突回数が一定数を超えた時、低
優先度の送信キュー程送信間隔を長く設定するように構
成したので、ネットワークの負荷を押えつつ高優先度の
通信を優先的に処理できるという効果がある。
【0048】また、第6の発明によれば、送信データ長
が該当する優先度の送信キューの格納可能な上限値を超
えた時に、データ送信に失敗したものとしてネットワー
クに送出しないようにしたので、低優先度の大量データ
通信によるネットワークの負荷上昇を押さえることがで
きる。
【0049】さらに、第7の発明によれば、通信に必要
となるメモリを優先度に応じて分割管理する構成にした
ので、低優先度の通信用メモリが枯渇しても、高優先度
の通信メモリ取得処理が阻害されることなくデータ通信
を行うことができるという効果がある。
【0050】加えて、第8の発明によれば、通信に必要
となるメモリを優先度に応じて分割管理し、高優先度用
通信メモリが枯渇しても、低優先度の通信メモリから補
填できる構成にしたので、高優先度のデータ通信がメモ
リ不足によりウエイトさせられるという状態を回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における端末装置を
示す構成図。
【図2】 端末装置を接続したネットワークを示す構成
図。
【図3】 本発明の第1の実施形態における端末装置の
緊急データ送信動作を示すフローチャート。
【図4】 本発明の第1の実施形態における端末装置の
データ受信動作を示すフローチャート。
【図5】 本発明の第1の実施形態における緊急データ
送受信中以外の端末装置の動作を示すフローチャート。
【図6】 本発明の第2の実施形態における端末装置を
示す構成図。
【図7】 本発明の第2の実施形態における端末装置の
緊急データ送信動作を示すフローチャート。
【図8】 本発明の第2の実施形態における端末装置の
データ受信動作を示すフローチャート。
【図9】 本発明の第2の実施形態における緊急データ
送受信中以外の端末装置の動作を示すフローチャート。
【図10】 本発明の第3の実施形態における端末装置
を示す構成図。
【図11】 本発明の第3の実施形態における通信プロ
セスの送信動作を示すフローチャート。
【図12】 本発明の第3の実施形態におけるネットワ
ークドライバの送信動作を示すフローチャート。
【図13】 本発明の第4の実施形態における端末装置
を示す構成図。
【図14】 本発明の第4の実施形態におけるネットワ
ークドライバの受信動作を示すフローチャート。
【図15】 本発明の第4の実施形態におけるプロトコ
ル層の受信動作を示すフローチャート。
【図16】 本発明の第5の実施形態における端末装置
を示す構成図。
【図17】 本発明の第5の実施形態におけるネットワ
ークドライバの動作を示すフローチャート。
【図18】 本発明の第5の実施形態における通信プロ
セスの送信動作を示すフローチャート。
【図19】 本発明の第6の実施形態における端末装置
を示す構成図。
【図20】 本発明の第6の実施形態における通信プロ
セスの送信動作を示すフローチャート。
【図21】 本発明の第7の実施形態における端末装置
を示す構成図。
【図22】 本発明の第7の実施形態における高優先度
通信プロセスのメモリ取得動作を示すフローチャート。
【図23】 本発明の第8の実施形態における端末装置
を示す構成図。
【図24】 本発明の第8の実施形態における高優先度
通信プロセスのメモリ取得動作を示すフローチャート。
【図25】 従来技術におけるネットワーク使用権要求
パケットの送信処理を示す図。
【図26】 従来技術におけるネットワーク占有状態を
示す図。
【図27】 従来技術における送信停止の解除を示す
図。
【符号の説明】
101 通信プロセス、102 プロトコル層、103
ネットワークドライバ、104 LANコントロー
ラ、105 ローカルエリアネットワーク、106 ネ
ットワーク使用権要求パケット受信フラグ、107 ネ
ットワーク使用権要求パケット、107a パケットヘ
ッダ、107b 送信元アドレス、107c 宛先アド
レス、107d 使用権要求ビット、108 ネットワ
ーク使用権放棄パケット、108a パケットヘッダ、
108b 送信元アドレス、108c 宛先アドレス、
108d 使用権放棄ビット、201 本発明による端
末装置(ホストA)、202 本発明による端末装置
(ホストB)、203 本発明による端末装置(ホスト
C)、204 本発明による端末装置(ホストD)、6
01 ネットワーク使用権要求パケット、601a パ
ケットヘッダ、601b送信元アドレス、601c 宛
先アドレス、601d 使用権要求ビット、601e
使用権要求パケット優先度、602 ネットワーク使用
権要求パケット管理テーブル、602a 送信元ホスト
アドレス情報、602b 送信先ホストアドレス情報、
602c パケット優先度、1001 優先度付けした
送信キュー、1002 優先度をプロトコルヘッダに含
んだ送信パケット、1002aパケットヘッダ、100
2b プロトコルヘッダ、1301 優先度付けした受
信キュー、1302 優先度をプロトコルヘッダに含ん
だ受信パケット、1302a パケットヘッダ、130
2b プロトコルヘッダ、1601 前回の送信時刻と
計時カウンタを付加した優先度付けした送信キュー、1
601a 前回の送信時刻、1601b 計時カウン
タ、1901 キュー長に上限を設けた送信キュー、2
101 高優先度通信用メモリ、2102 中優先度通
信用メモリ、2103 低優先度通信用メモリ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置を接続したローカルエリ
    アネットワークにおいて、 上記各端末装置は、ネットワーク使用権要求パケットを
    同報通知してネットワークを占有する手段と、 占有したネットワークの使用後にネットワーク使用権放
    棄のパケットを同報通知してネットワークの占有権を放
    棄する手段と、 他端末装置によるネットワーク占有の有無を示すフラグ
    を備え、 他端末装置による占有期間中におけるデータ通信を保証
    するようにしたことを特徴とするリアルタイム通信方
    式。
  2. 【請求項2】 複数の端末装置を接続したローカルエリ
    アネットワークにおいて、 上記各端末装置は、優先度を格納したネットワーク使用
    権要求パケットを同報通知してネットワークを占有する
    手段と、 占有したネットワークの使用後にネットワーク使用権放
    棄のパケットを同報通知してネットワークの占有権を放
    棄する手段と、 上記受信したネットワーク使用権要求情報を記録する管
    理テーブルを備え、 送信端末装置は送信データの優先度が上記管理テーブル
    に登録済みのものより高ければネットワーク使用権要求
    パケットを同報通知するとともに該登録テーブルに登録
    し、優先度が低い場合には該登録テーブルに登録した後
    ネットワーク使用権放棄パケットを受信した時点で登録
    テーブルを更新し、それまで中断していた通信を再開す
    るようにしたことを特徴とするリアルタイム通信方式。
  3. 【請求項3】 上記各端末装置は通信を行なう上位プロ
    セスの優先度に応じた複数の送信キューを通信プロトコ
    ルとネットワークドライバの間に設け、 通信プロトコルは優先度に対応した送信キューに上位プ
    ロセスからの送信データを格納し、 ネットワークドライバは優先度の高い送信キューから順
    次送信処理を行なうようにしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のリアルタイム通信方式。
  4. 【請求項4】 上記各端末装置は通信を行なう上位プロ
    セスの優先度に応じた複数の受信キューをネットワーク
    ドライバと通信プロトコルの間に設け、 ネットワークドライバは受信データの優先度に基づいて
    対応する受信キューに受信データを格納し、 通信プロトコルは優先度の高い受信キューから順次受信
    処理を行なうようにしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のリアルタイム通信方式。
  5. 【請求項5】 前記送信キューは前回の送信時刻の記憶
    手段と計時カウンタを備え、 過去一定期間内に発生したネットワーク上の衝突数が一
    定値を超えた時、優先度の低い送信キューからの送信時
    間間隔を長く設定することにより、ネットワーク上のト
    ラフィックを押え優先度の高い送信キューからの送信処
    理を保証するようにしたことを特徴とする請求項3記載
    のリアルタイム通信方式。
  6. 【請求項6】 前記送信キューは格納可能なデータ長に
    上限を設け、 送信キューが溢れる時は優先度の低いキュー上の古いデ
    ータを紛失データとして削除してネットワークへのデー
    タ送出を抑止することによりネットワークの負荷を押さ
    えるようにしたことを特徴とする請求項3記載のリアル
    タイム通信方式。
  7. 【請求項7】 データ送受信に用いるメモリ資源をプロ
    セス優先度毎に確保し、低優先度のメモリ資源が枯渇し
    ても、高優先度の送受信処理が影響を受けないようにし
    たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリ
    アルタイム通信方式。
  8. 【請求項8】 高優先度の通信プロセスのためのメモリ
    資源が不足した時に、低優先度の通信プロセスのために
    割り当てたメモリ資源からメモリを充当しメモリ枯渇を
    回避するようにしたことを特徴とする請求項7記載のリ
    アルタイム通信方式。
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