JPH11112530A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH11112530A
JPH11112530A JP26725297A JP26725297A JPH11112530A JP H11112530 A JPH11112530 A JP H11112530A JP 26725297 A JP26725297 A JP 26725297A JP 26725297 A JP26725297 A JP 26725297A JP H11112530 A JPH11112530 A JP H11112530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで伝送効率の低下を防止できるCSM
A/ACK方式のデータ伝送システムを提供する。 【解決手段】データを送受信する複数個の端末20i が
1つの伝送路Lsにバス接続されている。パケット受信
部9は、固定長パケットを自端末宛、他端末宛に関わら
ず受信する。送信休止時間カウント部8は、送信制御部
5の送信完了時点又はパケット受信部9の受信完了時点
を起点として、全端末20i で送信休止時間の起点を同
期させ、計時完了時に乱数値生成部7に知らせる。パケ
ット受信部9は、自端末20i が送信完了した直後の送
信休止時間計時中に受信したパケットがACKか否かを
判断する。送信タイミングカウント部6は、乱数値生成
部7生成されるランダム値に応じた時間を計時し計時
完了時に送信制御部5へ知らせる。端末20i はコマン
ドの優先順位に応じた再送許可期間を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末が伝送
路にバス接続されCSMA/ACK方式でアクセス制御
されるデータ伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、1つの伝送路に複数の端末を
バス接続しコンテンション方式で伝送制御するデータ伝
送システムが知られている。この種のデータ伝送システ
ムに用いられる端末は、パケットの衝突を検出する衝突
検出手段と、該衝突検出手段により衝突を検出した場合
に衝突を検出した時点またはパケットの終わりまで待機
してその時点からランダム時間を計時する計時手段とを
有し、計時手段により計時している時間がランダム時間
になった時にパケットを再送するようになっている。
【0003】ここに、ランダム時間は、各端末におい
て、CPUによる所定の演算の結果や、乱数発生回路に
より生成されるランダム値(乱数値)などによってラン
ダムに設定される。また、この種のデータ伝送システム
は、送信の優先度を指定することによりいわゆる優先制
御機能を持っており、パケットに優先順位(優先度)を
指定する方法としては、予め端末毎に優先順位を割り付
けておく方法や、衝突を検出した時点で初めて優先順位
を割り振る方法などがある。
【0004】図7に従来の端末の回路ブロック図を示
す。端末20は、後述の送信開始信号を受けて同一の伝
送路Lsにバス接続された他の端末(図示せず)へデー
タ信号を送信するデータ送信部1と、伝送路Ls上に伝
送されるデータ信号を受信して後述のパケット受信部9
にパケットを送出するとともに後述のキャリア検出部1
0にキャリア検知信号を送出するデータ受信部2と、デ
ータ受信部2が受信するデータを監視しパケットの衝突
を検出したときに後述の乱数発生回路14及び後述のパ
ケットエンドサーチ部9に衝突を知らせる衝突検出回路
15と、ゲートICなどにより構成されランダム値を発
生する乱数発生回路14と、データ送信部1及びデータ
受信部2及び衝突検出回路15及び乱数発発生回路14
それぞれとの間でデータの授受を行う信号処理部3’と
で構成される。
【0005】信号処理部3’は、データ送信部1へ送信
開始信号を送出する送信制御部5と、送信制御部5から
送信開始信号を送出させるタイミングを決定する送信タ
イミングカウント部6と、送信要求に基づきデータパケ
ットを生成するパケット生成部4と、データ受信部2よ
り送出されるキャリア検出信号を受信することによって
伝送路Ls上にキャリアが存在することを認識するキャ
リア検出部10と、キャリア検出部10でキャリアが検
出されていることを前提にデータ受信部2で受信された
固定長のパケットを受信するパケット受信部9と、受信
したパケットの優先度を示すコードを参照して送信の優
先度を判断し優先度に応じた値を送信タイミングカウン
ト部6に知らせる優先度比較部12と、衝突検出回路1
5からの衝突検出信号を受け、パケットがどの時点で衝
突したかをパケット受信部9が受信したデータに基づい
て判断し、残りのパケット長の時間を送信タイミングカ
ウント部に知らせるパケットエンドサーチ部13とを備
えている。なお、パケット受信部4は、自端末20が送
信中であっても伝送路Ls上のパケットを受信するよう
になっており、パケットが衝突した場合は、衝突した結
果のパケットを受信する。
【0006】ここに、送信タイミングカウント部6は、
優先度比較部12から受けた優先度に応じた値と、乱数
発生回路14により生成されるランダム値と、パケット
エンドサーチ部13より受けたパケット衝突時点からパ
ケットの終わりまでの時間とに基づいて送信開始までの
時間を判断して該送信開始までの時間を計時し、計時終
了後に該計時終了を送信制御部5に知らせる機能を有す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な衝突検出回路15(衝突検出手段)を有する端末20
を利用したデータ伝送システムにより一般的なLANな
どを構成する場合は、端末20間に伝送されるデータ信
号がベースバンドによるシリアル伝送の場合、データ信
号が衝突すると、ロ−レベル優先またはハイレベル優先
となり、衝突の検出を比較的容易に行うことができる。
【0008】しかしながら、この種のデータ伝送システ
ムにより、例えば、家人が屋内の複数箇所で来訪者を画
像によって確認でき且つ家人と来訪者との間で通話がで
きるテレビドアホンシステムを構成するような場合、信
号形態が異なるので、データ信号をFSK変調(または
FM変調)して伝送するのが一般的である。テレビドア
ホンシステムに限らず、このようにデータ信号をFSK
変調(またはFM変調)して伝送する場合、データのロ
ーレベルに対応する周波数f1 の信号とデータのハイレ
ベルに対応する周波数f2 の信号が衝突した時、その復
調信号は、ハイレベルになるかローレベルになるか一様
でなく、衝突検出回路15の回路構成が複雑になり、衝
突検出回路15が高価になるという不具合があった。
【0009】また、上記従来構成のデータ伝送システム
では、パケットの衝突を検出する時点が端末20毎に異
なる場合があり、再送を開始するまでの時間の計時を開
始する起点が異なるので、送達確認のために受信側の端
末から返信される返信信号であるACK(応答確認信
号)と、送信側の端末20の再送パケットとを衝突しな
いようにするには、パケットの終わりまでの時間を判断
して上記起点を合わせるか、ACKの返送期間を十分越
える長さの時間待機する必要があり、再送のタイミング
を決定するための計時手段が複雑になったり、通信効率
が低下するという問題があった。
【0010】また、予め端末に優先順位が割り振られて
いる場合、優先順位の低い端末のアクセス効率が下がっ
てしまうという問題があった。本発明は上記事由に鑑み
て為されたものであり、その目的は、低コストで伝送効
率の低下を防止できるCSMA/ACK方式のデータ伝
送システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、伝送路にバス接続されてCSM
A/ACK方式でアクセス制御されACK返信の有無に
よりデータ送信の成否を判断する複数の端末を備えたデ
ータ伝送システムであって、各端末は、ACKが伝送路
上に存在する期間に送信を禁止する送信休止期間を設け
る送信休止手段と、伝送路上を伝送される固定長パケッ
トを自端末宛、他端末宛に関わらず受信するデータ受信
手段とを備え、全端末で送信休止期間の起点が同期する
ことを特徴とするものであり、各端末が伝送路上を伝送
される固定長パケットを自端末宛、他端末宛に関わらず
受信するので、全端末で送信休止期間の起点が同期し、
端末に従来のような衝突検出回路を設けることなしにA
CKの返送を保証することができ、安価な構成でACK
の返送を保証することが可能となる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、端末は、コマンド毎に予め設定された優先順位の順
に送信休止期間経過後のパケットの再送許可期間を設定
する手段と、優先順位に対応した再送許可期間において
ランダム時間が経過した時に固定長パケットの再送を許
可する手段とを有するので、再送の優先度はコマンド毎
に予め割り付けられていることにより端末自体にアクセ
スの優先順位を持たせる必要がなく、緊急性の高いパケ
ットを優先して送達させることが可能となる。また、従
来のような衝突検出手段を持たずパケット同士の優先順
位を比較をすることができなくても、優先順位をつけて
再送を競合させることが可能となる。また、優先順位毎
に再送許可期間を時間分割し、再送許可期間内で再送の
タイミングにランダム性を与えていることから、同じ優
先順位を有するパケットが衝突を繰り返すのを防止で
き、通信効率の低下を防止することができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、ランダム時間は、端末で実行されるプログラムにお
いて、送信のための割込処理や送信休止期間の計時完了
時の割込処理などの割込処理の戻りアドレスと前記プロ
グラムのメインルーチンが一周する毎に加算される計数
値との和の値に応じて設定されるので、ランダム時間を
設定するために別途に乱数発生手段を設ける必要がな
く、低コスト化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態のデータ伝送システム
は、図2に示すように、データを送受信する複数個(n
個)の端末20i (i =1,2,・・・,n)が1つの
伝送路Lsにバス接続されており、各端末20i は、C
SMA/ACK方式によりアクセス制御される。なお、
本実施形態のデータ伝送システムは、例えば、テレビド
アホンシステムなどに利用され、データ信号はFSK変
調(又はFM変調)されてキャリア伝送される。
【0015】本実施形態における各端末20i は、図1
に示すように、後述の送信開始信号を受けて同一の伝送
路Lsにバス接続された他の端末20j(j ≠i )へデー
タ信号を送信するデータ送信部1と、伝送路Ls上に伝
送されるデータ信号を受信して後述のパケット受信部9
にパケットを送出するとともに後述のキャリア検出部1
0にキャリア検出信号を送出するデータ受信部2と、デ
ータ送信部1及びデータ受信部2それぞれとの間でデー
タの授受を行う信号処理部3とを備えている。
【0016】信号処理部3は、データ送信部1へ送信開
始信号を送出する送信制御部5と、後述の乱数値生成部
7により生成されるランダム値がセットされたとき該ラ
ンダム値に応じた時間を計時し計時完了時に送信制御部
5へ知らせる送信タイミングカウント部6と、送信要求
に基づき固定長のデータパケットを生成するパケット生
成部4と、後述のキャリア検出部10にてキャリアが検
出されていることを前提にデータ受信部2で受信された
固定長のパケットを受信するパケット受信部9と、デー
タ受信部2より送出されるキャリア検出信号を受けて伝
送路Ls上にキャリアが存在することを認識するキャリ
ア検出部10と、送信制御部5の送信完了時点またはパ
ケット受信部9の受信完了時点を起点として全ての端末
20i からの送信が禁止される一定時間(送信休止時
間)を計時(カウント)し該計時終了時に該計時終了を
乱数値生成部7に知らせる送信休止時間カウント部8
と、送信休止時間カウント部8の計時終了を受けてあら
かじめ定められている演算を実行してランダム値(乱数
値)を生成する乱数値生成部7とを備えている。
【0017】ここに、パケット受信部9は、自端末20
i が送信完了した直後の送信休止時間計時中に受信した
パケットがACKか否かを判断し、ACKの場合は送信
が成功したとみなしACKでない場合は送信失敗と判断
する。また、パケット受信部9は、自端末20i の送信
中はデータ受信部2からのデータを受け付けないように
なっている。
【0018】以下、上述の送信休止時間を図3に基づい
て説明する。図3では簡単のために図2における3つの
端末202 ,203 ,204 が伝送路Lsにバス接続さ
れている場合について説明する。いま、図3(a)に示
すように端末202 がデータ送信部1から端末204
にパケット30を送信したとする。この場合、端末20
2 は従来のような衝突検出手段を備えていないので、パ
ケット30の送達の確認は端末204 からのACKの返
送によって判断する。
【0019】一方、図3(c)に示すように、端末20
4 はデータ受信部2にて受信したパケット30に誤りが
ないと判断した場合、送信休止時間TO内にACK40
を返送する。また、端末203 は、パケット30が自端
末203 宛、他端末204 宛に関わらず伝送路Lsに送
信されるパケット30を受信する。
【0020】したがって、送信終了時または受信終了
時、すなわち、パケット30の終わりの時点を起点とし
て、全端末202 ,203 ,204 が同期して送信休止
時間TOを計時する。なお、パケットは固定長であるの
で、送信休止時間TOのカウントの起点がずれることは
ない。また、送信休止時間TO内はACK40の返送期
間(本実施形態においてはデータ送信部1からの送信が
休止される送信休止期間)であり、送信休止時間TO内
に端末204 から返送されたACK40が有効な場合は
端末202 は送信が成功したとみなす(成功したことを
認識する)。本実施形態では、送信休止時間TO内はA
CK以外のパケットの送信が禁止されるので、ACK4
0が衝突によって失われることはない。
【0021】次に、パケットの衝突が発生した場合の動
作を図4を参照しながら説明する。いま、図4(a)に
示すように端末202 が端末204 宛にパケット30を
送信し、これと同じタイミングで図4(b)に示すよう
に端末203 が端末204宛にパケット31を送信開始
した場合、伝送路Ls上で両端末202 ,203 のパケ
ット30,31が衝突するが、端末202 ,203 は従
来のような衝突検出手段を備えていないので、それぞれ
パケット30,31を最後まで送信し、パケット30,
31の終わりから、送信休止時間TOをカウント開始す
る。
【0022】一方、端末204 は、図4(c)に示すよ
うにパケット30とパケット31の衝突した信号32を
受信するが、受信データは衝突により誤りを含むので、
端末204 はACKを返送しない。したがって、端末2
2 ,203 は、送信休止時間TO内(送信休止期間)
にACKを受信できないので、送信が失敗したと判断
し、送信休止時間TOの計時(カウント)完了後さらに
ランダム時間が経過した後に再送を開始する。
【0023】この時、万一、衝突によりパケットが壊れ
ずに端末204 が正常受信とみなした場合でも、ACK
に送信元アドレス情報を含めておくことにより、端末2
2または端末203 のどちらか一方のみが送信成功を
認識し、両者共に送信成功と判断することを防止でき
る。ところで、パケット30,31には、初回送信時
に、予めコマンド毎に決められている優先順位が付けら
れており、優先順位の高いパケットほど送信休止時間T
O経過後の早い時間範囲内に再送が許可される。送信休
止時間TO経過後に、優先順位が最も高いパケットの再
送許可期間TP1 、優先順位が2番目に高いパケットの
再送許可期間TP2 、優先順位が3番目に高いパケット
の再送許可期間TP3 、・・・の順に再送許可期間が割
り当てられる。したがって、パケット30の優先順位が
1番高く、パケット31の優先順位が2番目である場
合、送信休止時間TO経過後の再送許可期間TP1 にお
いてランダム時間RND1 経過後にパケット30の再送
が開始される。なお、図4(a)では、再送されるパケ
ット30をパケット33としてある。
【0024】一方、端末203 では他端末204 宛のパ
ケット33を受信し、また、端末204 では自端末20
4 宛のパケット33を受信する。優先順位が2番目に高
いパケット31は、送信休止時間TOの経過後にランダ
ム時間RND2 が経過した時点(再送許可期間TP
2 中)にパケット31の再送を許可されるが、該許可よ
りも先に端末202 がパケット33の送信を開始してお
り、端末203 ではこの再送されたパケット33を受信
しているので、端末203 は競合負けとなり、パケット
33の受信開始時に送信タイミングカウント部6のカウ
ントを中止している。
【0025】したがって、端末203 の再送は、端末2
2 の再送パケット33の受信完了時を起点として送信
休止時間TO経過後、再送許可期間TP2 内のランダム
時間計時完了後に開始される。次に、上述のランダム時
間について図5を参照しながら説明する。いま、端末2
0iが初回のパケット送信に失敗した場合、上述のよう
に送信休止時間TO経過した時点tp1minから再送パケ
ットを送信するタイミングを決定するためのカウントを
開始する。
【0026】ところで、端末20iの送信パケット30
の優先順位がn(nは1以上の整数)番目である場合、
パケット30の再送時におけるランダム時間RND
n は、優先順位がn番目のパケットに割当てられた再送
許可期間TPn の範囲を示す最小値tpnminにランダム
値RNDを加えた値としている。上述の信号処理部3は
CPUなどにより構成され、ランダム値RNDは、図6
に示すようなCPUで実行されるプログラム中の割込処
理(例えば、送信タイミングカウント処理(S2)、送
信処理(S3)、受信処理(S4)などの任意の割込処
理)が行われた際の戻りアドレスBと前記プログラムの
メイン処理が一周する毎に加算される計数値(S1に示
すランダム値用カウンタAの値)との和により生成され
る。
【0027】なお、伝送路Lsに接続された複数の端末
20i がランダムアクセスするようなデータ伝送システ
ムでは、各端末20i の動作が独立しており、同一プロ
グラムで動作する端末20i でもプログラムの実行部分
は異なっていると考えられるので、ランダム時間を割込
処理の戻りアドレスのみに基づいて生成するようにして
も十分なランダム性を有する。しかし、割込アドレスの
うちメモリ空間に確保できるビット数が少ない場合に、
ランダム時間のパターンが少なくなるので、本実施形態
ではカウンタ値をこれに加えることによってランダム時
間のパターン数を増やしている。また、ランダム時間を
決める要素として、メインルーチンが1周する間に加算
される計数値を使用しているのは、各端末20i の電源
投入タイミングにばらつきがあるので、プログラムのメ
インルーチンの周回回数が端末20i によって異なり、
また、メインルーチンはプログラムの実行状況に関わら
ず定期的に周回するので、カウンタとして適当かつプロ
グラム構成が簡易だからである。ここで、計数値は、カ
ウンタのビット数を例えば4ビットとした場合、0から
15までカウントした後に、リセットされる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、伝送路にバス接続さ
れてCSMA/ACK方式でアクセス制御されACK返
信の有無によりデータ送信の成否を判断する複数の端末
を備えたデータ伝送システムであって、各端末は、AC
Kが伝送路上に存在する期間に送信を禁止する送信休止
期間を設ける送信休止手段と、伝送路上を伝送される固
定長パケットを自端末宛、他端末宛に関わらず受信する
データ受信手段とを備え、全端末で送信休止期間の起点
が同期するので、端末に従来のような衝突検出回路を設
けることなしにACKの返送を保証することができ、安
価な構成でACKの返送を保証することが可能となると
いう効果がある。
【0029】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、端末は、コマンド毎に予め設定された優先順位の順
に送信休止期間経過後のパケットの再送許可期間を設定
する手段と、優先順位に対応した再送許可期間において
ランダム時間が経過した時に固定長パケットの再送を許
可する手段とを有するので、再送の優先度はコマンド毎
に予め割り付けられていることにより端末自体にアクセ
スの優先順位を持たせる必要がなく、緊急性の高いパケ
ットを優先して送達させることが可能となるという効果
がある。また、従来のような衝突検出手段を持たずパケ
ット同士の優先順位を比較をすることができなくても、
優先順位をつけて再送を競合させることが可能となると
いう効果がある。また、優先順位毎に再送許可期間を時
間分割し、再送許可期間内で再送のタイミングにランダ
ム性を与えていることから、同じ優先順位を有するパケ
ットが衝突を繰り返すのを防止でき、通信効率の低下を
防止することができるという効果がある。
【0030】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、ランダム時間は、端末で実行されるプログラムにお
いて、送信のための割込処理や送信休止期間の計時完了
時の割込処理などの割込処理の戻りアドレスと前記プロ
グラムのメインルーチンが一周する毎に加算される計数
値との和の値に応じて設定されるので、ランダム時間を
設定するために別途に乱数発生手段を設ける必要がな
く、低コスト化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、端末の回路ブロック図であ
る。
【図2】同上のシステム構成図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の他の動作説明図である。
【図5】同上の別の動作説明図である。
【図6】同上のまた別の動作説明図である。
【図7】従来例を示し、端末の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 データ送信部 2 データ受信部 3 信号処理部 4 送信制御部 5 パケット生成部 6 送信タイミングカウント部 7 乱数値生成部 8 送信休止時間カウント部 9 パケット受信部 10 キャリア検出部 20i 端末 Ls 伝送路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】しかしながら、この種のデータ伝送システ
ムにより、例えば、家人が屋内の複数箇所で来訪者を画
像によって確認でき且つ家人と来訪者との間で通話がで
きるテレビドアホンシステムを構成するような場合、デ
ータ信号以外の音声信号や映像信号等と多重伝送するた
めに、データ信号をFSK変調(またはFM変調)して
伝送することがある。テレビドアホンシステムに限ら
ず、このようにデータ信号をFSK変調(またはFM変
調)して伝送する場合、データのローレベルに対応する
周波数f1 の信号とデータのハイレベルに対応する周波
数f2 の信号が衝突した時、その復調信号は、ハイレベ
ルになるかローレベルになるか一様でなく、衝突検出回
路15の回路構成が複雑になり、衝突検出回路15が高
価になるという不具合があった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路にバス接続されてCSMA/AC
    K方式でアクセス制御されACK返信の有無によりデー
    タ送信の成否を判断する複数の端末を備えたデータ伝送
    システムであって、各端末は、ACKが伝送路上に存在
    する期間に送信を禁止する送信休止期間を設ける送信休
    止手段と、伝送路上を伝送される固定長パケットを自端
    末宛、他端末宛に関わらず受信するデータ受信手段とを
    備え、全端末で送信休止期間の起点が同期することを特
    徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 端末は、コマンド毎に予め設定された優
    先順位の順に送信休止期間経過後のパケットの再送許可
    期間を設定する手段と、優先順位に対応した再送許可期
    間においてランダム時間が経過した時に固定長パケット
    の再送を許可する手段とを有することを特徴とする請求
    項1記載のデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 ランダム時間は、端末で実行されるプロ
    グラムにおいて、送信のための割込処理や送信休止期間
    の計時完了時の割込処理などの割込処理の戻りアドレス
    と前記プログラムのメインルーチンが一周する毎に加算
    される計数値との和の値に応じて設定されることを特徴
    とする請求項2記載のデータ伝送システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100427485B1 (ko) * 2001-11-30 2004-04-28 (주)누리텔레콤 퍼시스턴스 씨에스엠에이 알고리즘을 이용한 패킷데이터의 랜덤 액세스 방법
JP2008252925A (ja) * 2001-06-18 2008-10-16 Itran Communications Ltd 複数の局を含むネットワークの通信チャネルにアクセスする方法

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