JPH0221880A - 照射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハウジング内に配設される放射源と、光線路
内に配設されるフィルタであって、枠内に保持される２
枚の透明な本質的に面平行の円板からなるものとを具備
する照射装置であって、光線のスペクトルに選択的に影
響を与える媒質が円板の間にもたらされている照射装置
に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕上記
のような照射装置は、例えば、独国特許第８９６３９５
号によって知られている。該特許で開示されている照射
装置は、人体の熱治療に使用される。殆どの場合、放射
源によって放出される放射スペクトルは、熱治療のケー
スでの使用に対しては全体として適してしない。このた
め、放射スペクトルの特定のバンドをろ波除去するため
に、フィルタが放射源の前に置かれる。フィルタが放射
源の光線路内に配置されることにより、それは極端に高
い温度に曝されることになる。公知の放射装置は、かな
り大きな径を有する、従って大量の熱を吸収可能なフィ
ルタを用意することによって、該フィルタ内に含まれて
いる媒質の過熱を避けるべく企てられている。しかしな
がら、フィルタは加熱され続けるので、照射装置は、特
定の動作期間の後に、オフされなければならない。もし
そのようなスイッチングオフが実行されると、フィルタ
は破壊されるであろう。公知の照射装置は、特定の期間
しか使用され得ないという不都合、及び、フィルタの径
が大きいために装置全体が非常に広い空間を必要とする
という不都合を有している。

独国特許第９１１５２５号は、液蜜な空間を形成するた
めの追加の円板がフィルタ上に配設されている照射装置
を開示しており、もし媒質を閉じ込めている円板の一方
が過剰の温度のために壊れると、液蜜な空間は、液体を
集合させる。次いで、媒質（殆どの場合は水）は他の空
間に集められ、そして排出管を介して排出される。

独国特許第７４３４９９号は、２枚の円板の間に閉じ込
められた水フィルタを備えた照射装置を開示している。

枠には入口と出口が設けられており、フィルタの温度は
、フィルタ内の水を交換することによって引き下げられ
得る。また、独国特許第６９２９０７号は、水フィルタ
を備えた照射装置を開示しており、該装置の場合、水フ
ィルタを通って延出している冷却管が、水フィルタの円
板の間に配設されている。

冷却水を水フィルタに直接的に導入する場合を除いて、
このタイプの冷却は、水フイルタ内で可能な限り均一な
温度を可能にするが、公知の装置は、管が照射装置の光
線路内に配設されているという不都合、及び、このため
、咳管が装置の効率を害するという不都合を有している
。更に、冷却水用の貯蔵装置及び、それに加えて、冷却
装置を用意することが必要である。

最後に、独国実用新案第０８６２８４５３号は、最初に
述べたタイプの照射装置を開示しており、該装置の場合
、空洞キュベツトとして構成されている水フィルタは、
その最上部に出口を有しており、これにより、気体又は
蒸気の泡であって、放出され得て液体含有空間内でより
大きな泡を形成するものが、発生し得る。水フィルタは
又、入口を有しており、これにより、動作中に、該水フ
ィルタがクーラント回路に接続され得る。

特に、ガラスの円板が使用される場合、そのような水回
路は、該ガラス円板の破壊を引き起こし得るのみならず
、莫大な額の装置を必要とする。

従って、本発明は、最初に述べたタイプの照射装置を、
可能な限り少ない出費で、フィルタの効果的な冷却が達
成されるように改良することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によれば、上記の目的は、外方に突出している冷
却フィンが枠の外周に配設されているという特徴によっ
て達成される。

オーストラリア国特許出願第４９６９９２号は、坑夫用
ランプであって、そのハウジングがその前端部に、外側
にある冷却フィンを載置しているものを確かに開示して
いるが、これらの冷却フィンは、ハウジングからの熱を
分散させるために使用されている。それらは、しかしな
がら、フィルタの冷却用としては使用されていない。坑
夫用ランプの場合、熱応力を避けるために、枠に固定さ
れていないガラスの円板が使用されている。そして、そ
のガラスの円板の冷却は、必要ではない。何故ならば、
熱がガラスの円板の全体に亘っである程度均一に分布し
ている限り、それらは高い温度に容易に耐え得るからで
ある。

本発明のによる実施例では、媒質とつながっている枠が
、冷却フィンを介して周囲に熱を分散させる。これは又
、照射装置の長時間運転の場合には平衡状態をもたらし
、この平衡状態により、照射装置も又、長時間に亘って
運転させられ得る。

金属又は良好な熱伝導度を有する他の材料から作られる
枠は、フィルタの効果的な冷却を助ける。

良好な熱の伝導を妨げることなく、枠は、都合良く、冷
却フィンを支持する外側の枠部材と、該外側の枠部社内
に取替え可能に保持される取替え可能な枠部材であって
、フィルタの円板がそれに固設されているものとからな
る二分割の構造設計を有している。取替え可能なフィル
タとハウジングとの間の分離が、良好な熱伝導度を有す
る材料からなっている枠において実施されるので、熱の
伝導は良好である。もし円板それら自体が取替え可能に
作られるならば、これは、枠への熱の伝導が劣化し得る
という問題を常に残すであろう。

フィルタの媒質と枠との間の伝達は、枠が、内方に突出
している、円周方向に延在する支持用の肩を有しており
、該肩は、該肩に当接する、円板と円板との間に突出し
ているという特徴によって支えられている。これにより
、良好な熱伝導度を有する枠の一部が、媒質まで直接的
に延出している。

支持用の肩が、その中に、円周方向に延在する冷却溝で
あって、円板間の内部空間に向かって開いているものを
有している時、特に好都合である。

このことは、支持用の肩が、２つの冷却フィンが画成さ
れるように実用的に形成されるという効果を有しており
、これにより、２枚の円板の間に媒質と接触する接触面
が、実質的に広がることになる。この接触面の拡大によ
り、好ましい場合には、外部の冷却フィンが省略され得
るような程度にまで枠の温度が上昇するような量の熱を
分散させることが可能である。このため、独立の保護が
、この実施例に対して請求されている。

フィルタの媒質に面している、支持用の肩の表面は、２
つの冷却溝を隣合せで設けることによって更に拡大され
得、該２つの冷却溝は、冷却ウェブによって離隔させら
れている。設けられ得る冷却溝の全体の数は、少なくと
も２枚の円板の間の距離に依存する。

冷却溝は、少なくとも支持用の肩の深さに等しい深さを
好適に有している。

冷却溝は、７字形又はＵ字形の溝底を有するのが好都合
である。これは、残りの部分の冷却フィンが枠に向かっ
て広がり、この結果、均一な熱の流れが発生し得るとい
う効果を有する。

冷却溝に関連して、円板が、それぞれの円板を支持用の
肩の一方の側面に押圧する押えリングによってそれぞれ
保持されるが好都合である。この押えリングは、支持用
の肩に締め付は用のねじを通すだめの穴を設けることな
く、円板が支持用の肩に締め付けられるのを可能にする
。

フィルタ媒質を収容する密封された空間は、円板に、支
持用の肩に面するそれらのそれぞれの外縁部に傾斜を設
け、且つ、該傾斜と核層との間にシールリングを配設す
るという極めて簡単な方法で、熱の伝達を妨げることな
く密封され得る。

それぞれの円板から離れる方向に向いている、押えリン
グの外縁部が僅かに傾斜させられ、且つ、円周方向に延
在する溝が、押えリングを取り囲む枠部材の外側の端面
に、折り曲げられるウェブを残すようにして設けられる
という好都合な方法により、フィルタの円板の、ねじに
よる枠への締付けが省略され得る。押えリングの挿入後
に、このウェブが内方に折り曲げられるだけであり、こ
の結果、それは、押えリングの傾斜の背後で係合し、該
押えリングを、それが円板に押さえ付けられる場所に維
持する。この結果、押えリングと枠との間の親密な接触
が達成され、そして、これは、熱の伝導、従って、フィ
ルタからの熱の分散を強める。

円板がプラスチック材料からなっている時も、特に好都
合である。ガラスの円板と異なり、プラスチック材料の
円板は、フィルタ媒質（例えば水）が加熱された際、ダ
イアフラムの様に僅かに膨らむ可能性を有しており、も
って、非許容圧力ピークがフィルタの内部で発生するこ
とはない。ポリカーボネートの円板が特に有用であると
いうことが判明した。

枠に薄板が取着されており、該薄板が、円板の間に内方
に延在していると共に、媒質中に浸漬させられている時
に、媒質からの、熱のより良好な分散をもたらすという
別の好都合な可能性が得られる。

もしフィルタの良好な冷却が、コンパクトな構造設計を
有する照射装置の場合にも達成されるべきであるならば
、ハウジングが実質的に管状であり、且つ、枠が、ハウ
ジング内に挿入される、その冷却フィンの外端部を、空
気の流れ用の開口が解放されている状態で有している時
に、好都合である。

冷却フィンの周囲の空気の良好な流れは、ファンをハウ
ジング内に設けるという、構造的に簡単な方法でも達成
され得る。これにより、照射装置（これも又、コンパク
トな構造設計を有している）を、フィルタの過熱を引き
起こすことなく、あらゆる位置で使用することが可能で
ある。

本発明の好都合な実施例によると、ファンは、フィルタ
から離れる方向にむいて、放射源の側に配設される。こ
れは、ファンが、フィルタの冷却フィンを介して管状の
ハウジング内に新鮮な空気を吸引するという効果を有し
ており、既に僅かに加熱された空気は、放射源を冷却す
ることにも奉仕する。

特に、フィルタ内の媒質を閉し込めている円板がプラス
チック材料で作られている場合、環状の流れ偏向手段が
、放射源に面している、フィルタの円板と該放射源との
間に、ハウジングと同心状に配設されており、該流れ偏
向手段の流入口が、枠の冷却フィンに面しているのに対
し、その流出口は、フィルタに向けて方向付けられてい
る時に好都合である。これは、冷却フィンを通過した後
、ハウジングに入ってくる空気が、放射源に面している
円板上に方向付けられ、もってその円板が都合良く冷却
されるという効果を有する。

冷却用空気の特に穏やかな偏向、従って流れｍ失の少な
い効果的な冷却は、流れ偏向手段が、半円環体の構造設
計を有しており、該半円環体の外縁部が、管状のハウジ
ングの内壁に当接しており、そして、該半円環体の内縁
部が、フィルタに向けて方向付けられているという特徴
をもたらすことによって達成され得る。

構造上の観点から特に簡単な流れ偏向手段は、冷却フィ
ンが、ハウジングの内部に向けて伸ばされており、且つ
、該流れ偏向手段が、冷却フィンの底部に接続されてい
る円筒状のリングとして構成されており、該リングが、
フランジ部材によってハウジングとつながっていると共
に、流出口を形成すべく、フィルタの内側の円板と離隔
した関係で配設されているという特徴をもたらすことに
よって達成され得る。これは、流れ偏向手段が、枠及び
冷却フィンと一体で鋳造され得るという利点を有する。

更に、伸ばされた冷却フィンは、より良好な熱の分散を
もたらす。

耐熱ガラス板が、放射源とフィルタとの間に、ハウジン
グと同心状に配設されており、該耐熱ガラス板の縁部が
、本質的につながっている環状ギヤ、プによってハウジ
ングの内壁から離隔させられているということも、好都
合である。このガラス板は、二重の機能を果たす。一方
では、それは、フィルタを過熱から保護する。他方では
、それは、冷却フィン及び第１の流れ偏向手段を介して
入ってくる空気用の追加の流れ偏向手段を画成する。

これは、入ってくる空気が、特に長い時間の間、放射源
に面しているフィルタの円板に沿って流れるという効果
を有する。

この効果は、環状ギャップの内径が、流れ偏向手段の内
縁部の径よりも大きいという特徴をもたらすことによっ
て強められる。これは、内側の円板に沿う半径方向内方
の空気の流れが、１８０度偏向させられ、次いで、半径
方向外方に流れることを強制されるという効果を有する
。この結果、冷却用の空気は十分に混合され、そして、
これは、熱の交換、従って冷却用の空気による熱の分散
に確実に影響を与える。

本発明の簡単な構造の実施例によると、放射源は、フィ
ルタに向けて方向付けられている反射器を備えたハロゲ
ンランプである。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図及び第３図は、放射源としてのハロゲンランプ３
を備えた照射装置ｉｆｌを示し、該ハロゲンランプはハ
ウジング２内に配設されており、該ハロゲンランプの後
ろには反射器４が設けられている。ハロゲンランプ３の
光線路が、フィルタ５内にもたらされている。フィルタ
５は２枚の面平行のプラスチックの円板６及び７からな
っており、該円板はポリカーボネートで作られている。

２枚のプラスチックの円板６及び７は枠８によって互い
に離隔した関係で保持されていると共に、それらは、水
で満たされている中空空間９を含んでいる。中空空間９
中の水は、ポリカーボネートの円板と共働して１３００
〜１６００ｎｍの波長を有する光線をろ波除去すること
により、ハロゲンランプ３によって放出される光線のス
ペクトルに影響を与える。これらの波長は、体の組織に
よって大量に吸収される、従って、熱治療に余り通して
いない波長である。

枠８の外周には外方に突出している冷却フィン１０が設
けられており、該冷却フィンは枠８のレストと一体に接
続さている。

ウェブ１１が枠８の外周から半径方向内方に延出してお
り、２枚の円板６及び７が該ウェブに当接している。ウ
ェブ１１の両側面には軸方向の溝が設けられており、該
溝は、その中に、２枚の円板６及び７とウェブ１１との
間のシール効果をもたらすシールリング１２を挿入され
ている。更に半径方向内方に向けられている薄板１３が
ウェブ１１から延出しており、該薄板は中空空間９中に
収容されている水の中に浸漬させられている。

ハウジング２の構造設計は、本質的に中空円筒の形状を
しており、フィルタ５は、ハウジング２内に挿入される
枠８の冷却フィン１０の外端部を有している。厳密に言
うと、フィルタ５は、ハウジング２の一方の端面に位置
させられている。

フィルタ５から離れる方向に向いているファン１４が、
ハロゲンランプ側に配設されており、該ファンは、動作
中には、矢印Ｓの方向に空気を吸引する。

冷却フィン１０の領域において、枠８は、それが流れ偏
向手段を形成するように構成されている。

この目的のために、円筒状のリング１５が、ハウジング
の内部に突出している冷却フィン１０の下側面に固着さ
れており、該リングは、該ハウジングの内部に面し且つ
フランジ手段１６によってハウジングにつながっている
端面を有している。ギヤノブ１７がフィルタ５とリング
１５との間に設けられており、該ギャップは、その先に
まで延出している冷却フィン１０によってのみ遮られて
いる。この構成の結果、リング１５とフランジ手段１６
とによって形成されている流れ偏向手段は、冷却フィン
１０に面している流入口と、ギャップ１７からなり且つ
円板６に面している流出口とを具備することになる。

耐熱ガラス板１８が、ハロゲンランプ３とフィルタ５と
の間に配設されており、該耐熱ガラス板の縁部は、実質
的につながっている環状ギャップ１９によってハウジン
グ２の内壁から離隔している。環状ギヤツブ１９は、耐
熱ガラス板１８を保持する手段によってのみ遮られてい
る。

第１図は、フィルタ５の厚さが冷却フィン１０の長さの
略三分の−に相当するということ、及び冷却フィン１０
がハウジングの内部に向かって伸びているということを
、明瞭に示している。

以下、第１図及び第３図に−よる実施例の動作について
説明する。

照射装置１を動作状態にするために、先ず、ハロゲンラ
ンプ３及びファン１４のスイッチがオンされる。反射器
４によって焦点を合わされているハロゲンランプ３は、
フィルタ５の方向に光線を放出する。この光線は、先ず
、耐熱ガラス板１８に、次いで、フィルタ５に衝突する
。これは、耐熱ガラス板が熱の一部を保有するが、プラ
スチック円板６及び７、並びに中空空間９中に収容され
ている水は暖かくなるという結果をもたらす。水中に浸
漬させられている薄板１３を介して、中空空間９中で加
熱された水は、アルミニウムの枠８及びその冷却フィン
ｌＯに熱を伝達する。

ファンが動作すると、空気は冷却フィン１０に沿って吸
引され、該空気は、内側のプラスチックの円板６に沿っ
て半径方向内方に、フィルタの周囲を矢印の方向に流れ
、もって該円板６が冷却される。この地点から、空気は
環状ギャップ１９を通ってファン１４に流れ、そして該
ファンから外気へと流れて行く。

次に、第２図に示されている実施例について説明する。

第２図に示されている照射装置の構造設計は、基本的に
、第１図のものと同一である。

このため、同じ効果をもたらす構成要素には、同一の参
照符号が用いられている。以下、第１図の照射装置との
相違点についてのみ説明する。

第２図に示されている実施例の場合、内側のプラスチッ
クの円板は凸形の曲面を有しており、もってハロゲンラ
ンプ３によって放出される光線の追加の焦点合せがもた
らされる。

この第２実施例の場合、流れ偏向手段は、その外縁部２
１がハウジング２の内壁に当接している半円環体２０で
ある。半円環体２０の内縁は、円板６に面している。

半円環体２０が枠８の冷却フィン１０に直接的に続いて
いるということは、言うまでもない。更に、半円環体２
０の内縁の直径は、環状ギャップ１９の内側の直径より
も小さい。

第２実施例による照射装置の動作は、大体において、前
述した照射装置のそれと同じである。しかしながら、特
別な特徴は次の通りである。即ち、半円環体２０の内縁
部２２と環状ギヤ・７プ１９の内側の直径との間の径の
差異と関連した、半円環体２０及び円板６の凸形の曲面
による、空気の流れの穏やかな偏向のために、冷却空気
が、非常に効率的に、特に円板６の冷却に対して利用さ
れるということである。

ファン１４によって引き起こされる空気の流れが、ハロ
ゲンランプ３が冷却されるという効果をも有していると
いうことも、述べておく価値がある。

プラスチックの円板６及び７は、ポリカーボネートから
なっており、光線のスペクトルの特定の他の波長をろ波
除去すべく染色され得る。また、水に代えて塩の溶液を
媒質として使用することも可能である。更に、１枚の凸
形円板に代えて２枚の凸形円板を設けることも可能であ
る。薄板は、１枚の単一の環状薄板の形でも設けられ得
る。中空空間９中の水は、染色されたり、あるいは光線
のスペクトルに影響を与える他の物質をその中に加えら
れたりされ得る。

第４図から第９図は、本発明に係る照射装置１の第３実
施例を示す。

第３実施例は、前述した２つの実施例と本質的に対応し
ており、従って、同−又は同様の構成要素に対しては同
一の参照符号を用いる。以下、本質的な相違点のみ説明
するゆ 第４図から明らかなように、フィルタ５は、交換可能な
フィルタとして構成されており、枠８は２個の枠部材８
ａ及び８ｂとからなっている。外側の枠部材８ａは冷却
フィンｌＯを載せており、該冷却フィンは該枠部材を介
してハウジング２に接続されている。冷却フィン１０の
内端部には、空気案内板２３が設けられており、該空気
案内板は半円環体２０と同様のものである。外側の枠部
材８ａには、その中に内側の枠部材、即ち取替え可能な
枠部材８ｂが挿入される同心溝が設けられている。内側
の枠部材８ｂは、ローレット頭ねし２４によって外側の
枠部材８ａにねし止めされ得る。

枠部材８ｂには支持用の肩２５が設けられており、核層
は半径方向内方に突出しており、その両側面には２枚の
円板６及び７が当接している。肩２５は、その中に、半
径方向内方に開いている、円周方向に延在する１２６を
形成されている。

第６図から第８図において、肩の３種類の変形が詳細に
示されている。

第６図に示されている肩２５の第１の変形には、唯一の
ｌＩ２６が設けられており、その深さは肩それ自体の深
さに対応する。溝２６の溝底はＵ字形をしており、残り
のフィンは枠部材８ｂに向かって広がっている。

第７図に示されている変形の場合、１２６の溝底２７は
■字形をしている。この場合も又、残りのフィンは枠部
材８ｂに向かって外方に広がっている。

第８図に示されている第３の変形の場合、２つの冷却ｍ
２６が隣合って設けられており、該冷却溝は、肩２５よ
りも深（なっている。冷却ウェブ２８が、２つの溝２６
の間に存在する。

第６図から第８図は又、円板６及び７が、それらのそれ
ぞれの外縁部に、肩２５の端面に面する傾斜を有してい
るということを明瞭に示している。

これは、三角形の断面を有する空間が肩と円板との間に
形成されるという効果を有する。このそれぞれの空間の
中には、シールリング１２が挿入されている。

第３実施例の場合、円板６及び７は、それらを肩２５の
端面に押圧する２個の押えリングによって締め付けられ
ている。円板６，７から離れる方向に向いているそれら
のそれぞれの外縁部に、押えリング２９は僅かな傾斜３
０を有している。押圧えング２９を外側から取り巻く枠
部材８ｂの端面ば、円周方向に延在する溝３１をその両
側面に有しており、該溝は、折れ曲げられるウェブ３２
が枠部材８ｂの半径方向内縁部に存在するようにして、
押え“リングから半径方向に離隔させられている。この
構成は、第９ａ図及び第９ｂ図に詳細に示されている。

第９ａ図では、押えリング２９は、挿入されているが、
折り曲げられるウェブによって未だ締め付けられていな
い。第９ｂ図は、押圧リング２９の傾斜３０の背後で係
合している、折り曲げられたウェブ３２を示している。

以下、第３実施例の動作について説明する。

照射装置は、前述した実施例の場合と同様にして動作さ
せられる。

円板６及び７の間に収容されている水は、冷却ｉ２６に
よって広くされている、肩２５の表面を介して、枠部材
８ｂに熱を分散させることによって冷却される。枠部材
８ｂから、熱は、比較的に広い接触面を介して、外側の
枠部材８ａへ、そして、該枠部材８ａから冷却フィンへ
と伝達される。

フィルタ５は、ローレット頭ねし２４を緩めることによ
って容易に交換され得る。外側の枠部材８ａと内側の枠
部材８ｂとの間の広いい接触面により、可換性が、フィ
ルタ５からの熱の良好な分散を損なうということは決し
てない。

照射装置は、本実施例の場合、円筒状のハウジングに基
づいて、従って、円形のフィルタに基づいて記載された
が、長方形の構造設計あるいは他の多角形の形状を有す
る構造設計を有するフィルタを備えることも可能である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る照射装置の第１実施例の概略縦
断面図であり、 第２図は、本発明に係る照射装置の第２実施例の概略縦
断面図であり、 第３図は、第１図の照射装置を矢印■の方向から見た図
であり、 第４図は、第３実施例に係る照射装置の前部の部分縦断
面図であり、 第５図は、第４図の照射装置を矢印■の方向から見た図
であり、 第６図は、第４図の■の部分の第１の変形の詳細則であ
り、 第７図は、第４図の■の部分の第２の変形の詳細図であ
り、 第８図は、第４図の■の部分の第３の変形の詳細図であ
り、そして 第９ａ図及び第９ｂ図は、第４図の■の部分の詳細図で
あって、それぞれ、折り曲げられるウェブによる締付は
前の状態及び折り曲げられたウェブによる締付は後の状
態を示す図である。 ２・・・・・ハウジング ３・・・・・ハロゲンランプ（放射源）５・　・　・　
・　・フィルタ ６．７・・・円板 ８・・・・・枠 １０・・・・・冷却フィン 代理人　弁理士　三　好　保　男 代理人　弁理士　三　好　秀　和 ト Ｕコ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ハウジング（２）内に配設される放射源（３）と、
   光線路内に配設されるフィルタ（５）であって、枠（８
   ）内に保持される２枚の透明な本質的に面平行の円板（
   ６、７）からなるものとを具備する照射装置であって、
   光線のスペクトルに選択的に影響を与える媒質が該円板
   （６、７）の間にもたらされているものにおいて、 外方に突出している冷却フィン（１０）が該枠（８）の
   外周に配設されていることを特徴とする照射装置。 ２、前記枠（８）が、金属又は良好な熱伝導度を有する
   他の材料から作られている請求項１に記載の照射装置。 ３、前記粋（８）が、冷却フィン（１０）を支持する外
   側の枠部材（８ａ）と、該外側の枠部材内に取替え可能
   に保持される取替え可能な枠部材（８ｂ）であって、前
   記円板（６、７）がそれに固設されているものとからな
   る二分割の構造設計を有する請求項１又は２に記載の照
   射装置。 ４、前記枠（８）が、内方に突出している、円周方向に
   延在する支持用の肩（２５）を有しており、該肩は、該
   肩に当接する、前記円板（６、７）と前記円板（６、７
   ）との間に突出している請求項１〜３のいずれか一項に
   記載の照射装置。 ５、前記肩（２５）が、その中に、少なくとも１個の円
   周方向に延在する冷却溝（２６）であって、前記円板（
   ６、７）間の内部空間に向かって開いているものを有す
   る請求項１〜４のいずれか一項に記載の照射装置。 ６、２つの冷却溝（２６）が、前記肩（２５）内に隣合
   って設けられており、該冷却溝は、冷却ウェブ（２８）
   によって離隔させられている請求項１〜５のいずれか一
   項に記載の照射装置。 ７、前記冷却溝（２６）の深さが、少なくとも前記肩（
   ２５）のそれに等しい請求項１〜６のいずれか一項に記
   載の照射装置。 ８、前記冷却溝（２６）の溝底が、Ｖ字形又はＵ字形で
   ある請求項１〜７のいずれか一項に記載の照射装置。 ９、前記円板（６、７）が、それぞれの円板（６又は７
   ）を前記肩（２５）の一方の側面に押圧する押えリング
   （２９）によってそれぞれ保持されている請求項１〜８
   のいずれか一項に記載の照射装置。 １０、前記円板（６、７）が、前記肩（２５）に面する
   それらのそれぞれの外縁部に傾斜を有しており、且つ、
   シールリング（１２）が、該傾斜と該肩（２５）との間
   に配設されている請求項１〜９のいずれか一項に記載の
   照射装置。 １１、それぞれの前記円板（６、７）から離れる方向に
   向いている、前記押えリング（２９）の外縁部が僅かに
   傾斜させられており、且つ、円周方向に延在する溝（３
   １）が、押えリング（２９）を取り囲む前記枠部材（８
   ｂ）の外側の端面に、折り曲げられるウェブ（３２）を
   残すようにして設けられている請求項１〜１０のいずれ
   か一項に記載の照射装置。 １２、前記円板（６、７）がプラスチック材料からなる
   請求項１〜１１のいずれか一項に記載の照射装置。 １３、前記円板（６、７）がポリカーボネートからなる
   請求項１〜１２のいずれか一項に記載の照射装置。 １４、前記枠（８）に薄板（１３）が取着されており、
   該薄板は、前記円板（６、７）の間に内方に延在してい
   ると共に、前記媒質中に浸漬させられている請求項１〜
   １３のいずれか一項に記載の照射装置。 １５、前記ハウジング（２）が、実質的に管状の構造設
   計を有しており、且つ、前記枠（８）が、該ハウジング
   （２）内に挿入される、その冷却フィン（１０）の外端
   部を、空気の流れ用の開口が解放されている状態で有し
   ている請求項１〜１４のいずれか一項に記載の照射装置
   。 １６、ファン（１４）がハウジング（２）内に設けられ
   ている請求項１〜１５のいずれか一項に記載の照射装置
   。 １７、前記ファン（１４）が、前記フィルタ（５）から
   離れる方向に向いて、前記放射源（３）の側に配設され
   ている請求項１〜１６のいずれか一項に記載の照射装置
   。 １８、環状の流れ偏向手段（１５、１６；２０）が、前
   記放射源（３）に面している、前記フィルタ（５）の前
   記円板（６）と該放射源（３）との間に、前記ハウジン
   グ（２）と同心状に配設されており、該流れ偏向手段の
   流入口が、前記枠（８）の前記冷却フィン（１０）に面
   しているのに対し、その流出口（１７）は、該フィルタ
   （５）に向けて方向付けられている請求項１〜１７のい
   ずれか一項に記載の照射装置。 １９、前記流れ偏向手段が、半円環体（２０）の構造設
   計を有しており、該半円環体の外縁部（２１）は、管状
   の前記ハウジング（２）の内壁に当接しており、そして
   、該半円環体の内縁部（２２）は、該フィルタ（５）に
   向けて方向付けられている請求項１〜１８のいずれか一
   項に記載の照射装置。 ２０、前記冷却フィン（１０）が、前記ハウジングの内
   部に向けて伸ばされており、且つ、前記流れ偏向手段が
   、該冷却フィン（１０）の底部に接続される円筒状のリ
   ング（１５）として構成されており、該リングは、フラ
   ンジ部材（１６）によって該ハウジング（２）とつなが
   っていると共に、前記流出口を形成すべく、前記フィル
   タ（５）の内側の前記円板（６）と離隔した関係で配設
   されている請求項１〜１９のいずれか一項に記載の照射
   装置。 ２１、耐熱ガラス板（１８）が、前記放射源（３）と前
   記フィルタ（５）との間に、前記ハウジング（２）と同
   心状に配設されており、該耐熱ガラス板の縁部が、本質
   的につながっている環状ギャップ（１９）によって該ハ
   ウジング（２）の内壁から離隔させられている請求項１
   〜２０のいずれか一項に記載の照射装置。 ２２、前記環状ギャップ（１９）の内径が、前記流れ偏
   向手段（２０）の前記内縁部（２２）の径よりも大きい
   請求項１〜２１のいずれか一項に記載の照射装置。 ２３、前記放射源（３）が、前記フィルタ（５）に向け
   て方向付けられている反射器（４）を備えたハロゲンラ
   ンプである請求項１〜２２のいずれか一項に記載の照射
   装置。 ２４、請求項３〜１４のいずれか一項に記載の照射装置
   用のフィルタ。