JPH02173459A - 自動変速機における潤滑装置 - Google Patents

自動変速機における潤滑装置

Info

Publication number
JPH02173459A
JPH02173459A JP63325545A JP32554588A JPH02173459A JP H02173459 A JPH02173459 A JP H02173459A JP 63325545 A JP63325545 A JP 63325545A JP 32554588 A JP32554588 A JP 32554588A JP H02173459 A JPH02173459 A JP H02173459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
oil
gear
way clutch
automatic transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63325545A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Takemoto
竹本 春樹
Takemasu Kano
威倍 加納
Mamoru Niimi
新美 守
Isao Takase
高瀬 勲
Fumitomo Yokoyama
横山 文友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP63325545A priority Critical patent/JPH02173459A/ja
Publication of JPH02173459A publication Critical patent/JPH02173459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動車に搭載される自動変速機に係り、詳し
くはワンウェイクラッチのアウタレース外周面に、湿式
多板クラッチ等の摩擦係合手段を配設してなる自動変速
機の潤滑装置に関する。
(旧 従来の技術 従来、自動変速機は、特開昭62−31743号公報に
て示されるように、第6図のような主変速ユニッ1−7
4を有しており、かつ該主変速ユニット74は出力軸7
8の外周に湿式多板ブレーキB2.B3が配設されてお
り、更に該湿式多板ブレーキB2.B3を構成するディ
スクプレート79・・・ 80・・・は、前記出力軸7
8の外周に配設したワンウェイクラッチFl、F2のア
ウタレース81.82外周に形成したスプラインにそれ
ぞれ嵌合・固定された状態て、一方向の回転のみを許容
されるようになっている。
そして、前記ワンウェイクラ・ンチF2はそのアウタレ
ース82に、軸方向にややずれた位置から湿式多板ブレ
ーキB3に向けて斜めに油路84が形成されており、イ
ンナレース83に形成した油路85から供給されるオイ
ルが、ワンウェイクラッチF2を介しそして前記油路8
4から湿式多板ブレーキB3に供給され、該ブレーキB
3を潤滑するように構成されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、前記油路84はアウタレース82に斜めに形成
されているため、その孔形成時の作業が大変面倒になっ
て製造時のコストアップを招くと共に、アウタレース8
2を軸方向に長く形成しなければならず、自動変速機の
コンパクト化の障害となっている。また、該アウタレー
ス82の軸方向に張出した部分には、油路84にオイル
を導くための油溜りか形成されているが、該油溜りは軸
方向短縮化の関係上、充分な広さとすることがてきず、
従って前記油路84に充分なオイルを円滑に導くことか
困難になっている。
そこて、本発明は、ワンウェイクラッチな油溜りとして
構成すると共に、オイルな該油溜りからアウタレース外
周に直接的に供給するように構成し、もって上述課題を
解消した潤滑装置を提供することを目的とするものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図及び第2図を参照して示すと、ワンウェイクラ
ッチ(FO)のアウタレース(1)外周面に、摩擦係合
手段(C3)を配設してなる自動変速機(A)において
、前記ワンウェイクラッチ(FO)のインナレース(R
1)に、該ワンウェイクラッチ(FO)の作動面にオイ
ルを導く第1の油路(6)を形成して、前記ワンウェイ
クラッチ(FO)を保持する左右保持部材(4)、(4
)、(12)、(12)の内方に油溜りを形成し、更に
前記アウタレース(1)に、半径方向に第2の油路(7
)を形成し、該第2の油路(7)を介して前記油溜りか
ら前記摩擦係合手段(C3)にオイルを導くように構成
したことを特徴とする。
また、前記ワンウェイクラッチ(FO)のインナレース
を回転部材(R1)にて構成してもよい。
(ホ) 作用 以上構成に基づき、第1の油路(6)にて導かれるオイ
ルは、左右保持部材(4)、(4)(12)、(12)
内方に充分な量溜められそして第2の油路(7)を介し
て摩擦係合手段(C3)に向けて流出される。従って、
ワンウェイクラッチ(FO)は前記充分なオイルにてそ
の作動面を潤滑され、更に該摩擦係合手段(C3)も前
記油溜りから供給されるオイルにより適正に潤滑される
。また、第2の油路(7)はアウタレース半径方向に形
成されているため、該アウタレース(1)の軸方向が長
く形成されることはない。
なお、カッコ内の符号は、参照のために図面の各部品と
対照するものであって、同等構成を限定するものではな
い。
(へ) 実施例 以下、図面に沿って、本発明による実施例について説明
する。
まず、本発明を適用した自動変速機Aについて、第4図
に沿ってその概要を説明するに、自動変速機Aはエンジ
ンクランク軸79に整列する入力軸5、カウンタ軸22
及びフロントアクスル軸23a、23bの3軸を有して
おり、入力軸5上にはロックアップクラッヂ25を有す
る1へルクコンハータ26及び前進4速自動変速機構5
5が支持され、またカウンタ軸22上にはアンダードラ
イブ機構27が支持され、更にフロントアクスル軸23
a、23b上にはフロントディファレンシャル装置29
が支持されている。
4速自動変速機構55はシングルプラネタリギヤ59及
びデュアルプラネタリギヤ60を組合せてなるプラネタ
リギヤユニット61を有しており、該プラネタリギヤユ
ニット61は前記両プラネタリギヤのサンキャS1同士
及びキャリヤCR1同士が一体に連結して構成され、ま
たサンギヤS1に噛合するピニオンかロングピニオンP
1により構成されている。そして、入力軸5とシンクル
プラネタリキャ59のリングギヤR1(小リンクギヤ)
とが第1の(フォワード)クラッチC1を介して連結さ
れており、また入力軸5とサンギヤS1とか第2の(リ
バース)クラッチC2を介して連結されている。また、
サンギヤS1が第1のブレーキB1により直結係止され
ていると共に、第2のブレーキB2により第1のワンウ
ェイクラッチF1を介してその一方向回転が係止されて
いる。また、デュアルプラネタリギヤ60のリンクギヤ
R2(大リングギヤ)が第3のブレーキB3により直接
係止されていると共に第2のワンウェイクラッチF2に
より一方向回転が係止されている。そして、キャリヤC
RIかケース隔壁40aに支持されているカウンタ1ヘ
ライブギヤ62に連結されており、該ギヤ62が該4速
自動変速機構1の出力部材となる。
そして、」ユ述クラッチC1,C2及びブレーキBl、
B2、ワンウェイクラッチFl、F2は、3速自動変速
機構と同様であるか、本4速自動変速機構55にあって
は、上述構成に加えて、入力軸5と大リングギヤR2と
を連結する第3のクラッチCO1該クラッチCOの出力
側部材と小リンクギヤR1との間に介在する第4のクラ
ッチC3及び第3のワンウェイクラッチFOが付設され
ている。
また、アンダードライブ機構27は1個のシングルプラ
ネタリギヤ32を有しており、該プラネタリギヤのキャ
リヤCR3とサンギヤS3とか第5の(タイレフト)ク
ラッチC4を介して連結されている。また、サンギヤS
3が第4の(アンダートライツ)ブレーキB4にて直接
係止されていると共に第4のワンウェイクラッチF3に
より一方向回転が係止されている。そして、リンクギヤ
R3が、前記カウンタドライブギヤ62と噛合して本ア
ンダー1くライプ機構27の入力部材、となるカウンタ
ドリブンギヤ33に連結されており、またキャリヤCR
3がカウンタ軸22に連結されている。更に、該カウン
タ軸22には該アンダードライブ機構27の出力部材と
なる減速ギヤ35が固定されている。
また、フロン1〜テイフアレンシヤル装置29はデフキ
ャリヤ36及び左右サイドギヤ37a、37bを有して
おり、ギヤマウントケースとなるデフキャリヤ36には
リングギヤ39が固定されている。そして、該リンクギ
ヤ39が前記減速ギヤ35と噛合して最終減速機構を構
成しており、また左右サイドギヤ37a、37bがそれ
ぞれ左右フロン1〜アクスル軸23a、23bに連結さ
れている。
ついて、本自動変速機Aにおける4速自動変速機構1の
作動を、第4図及び第5図に沿って説明する。
エンジンクランク軸79の回転はトルクコンバータ26
を介して又はロックアツプクラッチ25を介して入力軸
5に伝達される。そして、Dレンジにおける1速状態に
あっては、第1のクラッチC1が接続状態にある。この
状態あっては、入力軸5の回転が第1のクラッチC1を
介して小リンクギヤR1に伝達され、かつこの状態では
、太りンクキャR2か第2のワンウェイクラッチF2に
より回転か阻止されているので、サンギヤS1を逆方向
に空転させながら共通キャリヤCR1が正方向に大幅減
速回転され、該回転がカウンタドライブギヤ62から取
出される。
また、Dレンジにおける2速状態では、第1のクラッチ
C1の接続に加えて第2のブレーキB2が作動する。す
ると、サンギヤS1が該ブレーキB2に基づく第1のワ
ンウェイクラッチF1の作動により回転が停止され、従
って人力軸5からの小リンクギヤR1の回転は、大リン
グギヤR2を正方向に空転させながらキャリヤCRIを
正方向に減速回転し、該回転がカウンタドライブギヤ6
2に2速として取出される。なお、1→2変速時、第2
のワンウェイクラッチF2がロック状態からオーバラン
状態に切換えられ、つかみ換えによるシフトショックを
生ずることなく、滑らかにシソ1〜する。
Dレンジにおける3速状態は、第2速状態から第3のク
ラッチCO及び第4のクラッチC3か接続する。すると
、入力軸5から第1のクラッチC1を介して小リングギ
ヤR1に伝達されると共に第3のクラッチCOを介して
大リンクギヤR2に伝達され、プラネタリギヤユニット
61が一体回転して、直結回転かカウンタドライブギヤ
62に伝達される。なお、2→3変速時、第1のワンウ
ェイクラッチF1がロック状態からオーバラン状態に切
換えられ、つかみ換えによるシフトショックを生ずるこ
となく、滑らかにシフトする。また、該3速状態にあっ
ては、第3のクラッチCOと共に第4のクラッチC3が
接続し、入力軸5の回転は、第3のクラッチCO1第4
のクラッチC3及び第3のワンウェイクラッチFOを介
する経路にても小リンクギヤR1に伝達される。
そして、Dレンジにおける3速から4速へのアップシフ
ト時は、まず第1のクラッチC1が解放される。この状
態にあっては、専ら第3のクラッチCO1第4のクラッ
チC3及び第3のワンウェイクラッチFOを介する経路
にて小リンクギヤR1に回転が伝達されており、この状
態において、第1のブレーキB1が作動する。すると、
サンギャS1か逆トルクに対しても停止され、入力軸5
から第3のクラッチCOを介して伝達される大リングギ
ヤR2の回転は、ワンウェイクラッチFOをオーバラン
して小リンクギヤR1を高速空転しながら、キャリヤC
RIからオーバドライブ回転として取出される。この際
、第1のクラッチC1は解放状態にあって第3のワンウ
ェイクラッチFOの作用下にて変速が行われるので、つ
かみ換えによるシソ1〜シヨツクを生ずることなく、滑
らかにシソ1〜する。
更に、3レンジ、2レンジ又は小リング等のエンジンブ
レーキ作動状態にあっては、1速時において、第3のブ
レーキB3か作動して大リンクギヤR2を逆トルクに対
しても停止し、また2速時において、第1のブレーキB
1を作動してサンギヤS1を逆トルクに対しても停止す
る。
そして、リバースレンジにあっては、第2のクラッチC
2を接続すると共に、第3のツレー−VB3が作動する
。この状態にあっては、入力軸5の回転は第2のクラッ
チC2を介してサンギヤS1に伝達され、かつこの状態
では大リンクギヤR2が第3のブレーキB3の作動によ
り固定されているのて、小リングギヤR1を逆転させな
がらキャリヤCRIも逆転し、該キャリヤの逆転がカウ
ンタドライブギヤ62に取出される。
一方、アンダードライブ機構27は、第4のブレーキB
4及び(又は)第4のワンウェイクラッチF3によりサ
ンギヤS3が停止状態にあっては、カウンタドライブギ
ヤ33からの回転はリングキャR3からキャリヤCR3
に減速(アンダードライブ)回転として取出される。ま
た、第4のブレーキB4を解放すると共に、第5のクラ
ッチC4を係合すると、キャリヤCR3とサンギヤS3
とが一体となり、直結回転かカウンタ軸22に取出され
る。
そして、自動変速機Aは、4速自動変速機構1の前進4
速変速とアンタートライブ機構27の減速及び直結とが
適宜組合されて、所定変速段が得られ、該回転か減速ギ
ヤ35及びリングギヤ39を介してフロントディファレ
ンシャル装置29に伝達され、更に左右フロントアクス
ル軸23a。
23bに伝達される。例えば、前記4速自動変速機構5
5とアンタートライブ機構27の組合せは、アンダード
ライブ機構27を減速状態として4速自動変速機構55
を作動してパワーモードとし、かつアンタードライブ機
構27を直結として4速自動変速機構55を作動してエ
コノミーモードとするような、モートの切換え手段とす
るか、またアンダードライブ機構27をエキストラロー
又はハイとして、特別な場合に作動するような手段とす
るか、更にアンタードライブ機構27を4速自動変速機
W41の2速と3速の間に入れて、前進5速とする等が
考えられる。
ついて、第3図に基づき、上述自動変速機Aを具体化し
た実施例について説明する。
自動変速機Aは、トランスアクスルケース40、トラン
スアクスルハウジング41、リヤカバー72からなる一
体ケースを有しており、該ケースには入力軸5、カウン
タ軸22及びフロントディファレンシャル装置29のデ
フキャリヤとなるリンクギヤマウントケース36が回転
自在に支持されている。そして、入力軸5上にはロック
アップクラッヂ25を有するトルクコンバータ26及び
4速自動変速機構55が配設されており、またカウンタ
軸22上にはアンダードライブ機構27が配設されてい
る。また、トランスアクスルケース40にはサイドカバ
ー48にて覆われているパルプボディ44が配設されて
いる。
4速自動変速機構55は、エンジンクランク軸79より
軸方向に後側に向がってブレーキ部43、出力部45、
プラネタリギヤユニット61そしてクラッチ部47が順
に配置されており、更にブレーキ部43とトルクコンバ
ータ26との間部分にはオイルポンプ49が配設されて
おり、また入力軸5に被嵌して回転自在に中空軸5oが
支持されている。
そして、プラネタリギヤユニット61は、シングルプラ
ネタリギヤ59とデュアルプラネタリギヤ60からなり
(第4図参照)、シングルプラネタリギヤ59は中空軸
5oに形成されたサンギヤSl、リングギヤR1、及び
これらギヤに噛合するピニオンP1を支持したキャリヤ
CRIからなり、またデュアルプラネタリギヤ6oは中
空軸50に形成されたサンギヤs1、リングギヤR2、
並びにサンギヤS1に噛合する第1ピニオンP1及びリ
ングギヤR2に噛合する第2ピニオンP2を互に噛合す
るように支持するキャリヤCRIからなる。そして、こ
れら両プラネタリギヤ59゜60はサンギヤS1か共に
中空軸5oに形成された同歯数の単一ギヤからなり、ま
たキャリヤCR1は一体に構成されており、またピニオ
ンPIは一体のロンクビニオンにて構成されている。
また、ブレーキ部43には、内径側から外径方向に向っ
て順次第1のワンウェイクラッチF1、多板ブレーキか
らなる第1のブレーキB1そして多板ブレーキからなる
第2のブレーキB2が配設されている。そして、第1の
ワンウェイクラッチF1はそのインナーレースに前記中
空軸5oの先端かスプライン係合しており、またそのア
ウターレースに外径mqに延びる第2ブレーキ用ハブが
固定されている。また、該ワンウェイクラッチF1のイ
ンナーレースの前側(エンジン側)には第1のブレーキ
用ハブが固定されている。一方、オイルポンプ49はア
ルミダイカストからなるポンプカバーをポンププレート
を挟んでポンプボディにボルトにて一体に固定したオイ
ルポンプアッセンブリからなる。そして、該オイルポン
プカバーの後側にはその内径側から環状に順次第1のブ
レーキ用油圧アクチュエータ52、第2のブレーキ用油
圧アクチュエータ51が配設されている。
一方、出力部45は、4速自動変速機構55の略々中央
部に位置しているカウンタドライブギヤ62を有してお
り、該カウンタドライブギヤ62はアクスルケース40
に形成された隔壁40aにダブルチーバードベアリング
53を介して回転自在に支持されており、またそのボス
部が前記プラネタリギヤユニット61のキャリヤCRI
に連結している。更に、前記ベアリング53のアウター
レースはケース隔壁40a内周面にスプライン係合して
嵌合されていると共に、該レース延長部外周面に第2の
ワンウェイクラッチF2か装着されている。
そして、第1図に詳示するように、クラッチ部47は、
第1の(フォワード)クラッチC1及び第2の(リバー
ス)クラッチC2を備えており、かつ4速自動変速機構
55後端に位置してトランスアクスルカバー72部分に
収納されている。また、入力軸5f&端部はカバー72
の中央ボス部72aを被嵌するようにスリーブ部5aと
なっており、かつ該スリーブ部5aにクラッチドラム5
7が一体に連結されている。更に、該クラッチドラム5
7には可動部材69がスプラインにより軸方向のみ摺動
自在に嵌合されており、更に該可動部材69にはピスト
ン部材70か油密状に嵌合している。また、可動部材6
9はクラッチトラム57内周面からなるシリンダとの間
で油室を構成して第1のクラッチC1用の油圧アクチュ
エータ66を構成している。一方、ピストン部材70は
可動部材69内周面からなるシリンダとの間にて油室を
構成して第2のクラッチC2用の油圧アクチュエータ6
3を構成している。更に、該ピストン部材70とスリー
ブ部5aにスナップリンクにて固定されたスプリング受
は部材71との間にはスプリング73か縮設されており
、該スプリング73ば両油圧アクチュエータ63.66
のピストン部材69.70に共通する戻しスプリングを
構成している。また、第1のクラッチC1はクラッチ1
くラム57の外径部内周面に形成されたスプラインとリ
ンクギヤR1の軸方向延出部面に形成されたスプライン
との間に介在しており、また第2のクラッチC2は可動
部材69の外径部内周面に形成されたスプラインと中空
軸50に固定されたハラ部50a外周面に形成されたス
プラインとの間に介在している。
そして、本4速自動変速機構55は、上述3速自動変速
機構との共通部品に加えて、以下の装置が付加されてい
る。即ち、リヤカバー72の環状ボス部72bにスリー
ブ部材75か嵌挿されており、該スリーブ部材75には
クラッヂドラム76が固定されて、第3のクラッヂCO
用油圧アクチュエータ56のシリンダを構成しており、
該シリンダにはピストン77が油密状に嵌合している。
更に、該油圧アクチュエータ56に隣接して第3のクラ
ッチCOが配設されている。
一方、油圧アクチュエータ56のクラッヂドラム76の
外径側にはドラム部材67が軸方向に延びており、該ド
ラム部材67の他端部は内方に折曲しており、該折曲先
端部に形成された孔に大すンクギヤR2の突出部90か
係合すると共にスナップリンク91にて抜止め・係止さ
れている。また、ドラム部材67の他端部分に溝67b
が形成されており、線溝67bには第4のクラッチC3
を構成するセパレータプレート3が係合している。そし
て、該ドラム部材67の内径側に平行して、連結部材を
構成する環状のチューブ68が前記第3のクラッチC○
用セパレータプレー1−と第4のクラッチC3用セパレ
ータプレート3との間に組込まれている。
そして、第1のクラッチC1の抜止め用スナップリンク
96と前記ドラム部材連結相スナップリング91との間
には、スラストワッシャ97,99を介して軸方向を位
置決めされて第3のワンウェイクラッチFOのアウター
レース1が配設されており、該アウターレース1の外周
面には前記セパレータプレート3とで第4のクラッチC
3を構成する1枚のクラッチプレート2が係合している
。また、該第3のワンウェイクラッチFOはそのインナ
ーレースな小リングギヤR1の外周面として直接載置さ
れており、かつ該小リングギヤR1は、スラストベアリ
ングを介してハブ部50a及びギヤユニッ1へ61のキ
ャリヤCRIに挟持されている支持プレート102にて
支持されている。
更に、第2図に詳示するように、前記第3のワンウェイ
クラッチFOは、外側保持器9、スプラグ10及び内側
保持器11かそれぞれ半径方向に重なるように軸方向両
端から左右エンドベアリング12,1.2にて挟持して
構成されており、該エンドベアリング12.12はその
外側面をそれぞれスナップリング4,4にて支持されて
いる。ま2ま た、前記アウターレース1には、ワンウェイクラッチF
Oに接する範囲内で軸方向にややずらした位置から入力
軸5と直交する方向に油路7が形成されており、更にイ
ンナレースとなる前記小リングギヤR1には支持部材1
02側からワンウェイクラッチFOに向けて斜めに油路
6か形成されている。従って、入力軸5の回転に基づき
飛散されるオイルは該油路6を介してクラッチFO内方
に導かれ、左右方向をスナップリング4,4及びエンド
リング12.12にて囲まれた空間を油溜りとして充分
な量のオイルか溜められるため、クラッチFOの作動面
、即ちスプラグ10の摺接面等が確実に潤滑される。そ
して、該油溜りから充分なオイルが油路7から第3のク
ラッチC3に向けて導かれるため、該クラッチC3は適
正に潤滑される。なお、前記油路7は、アウタレース1
の円周に所定間隔にて適宜の数で形成されており、第4
のクラッチC3に向けてオイルを放出することにより、
該クラッチC3の潤滑と共に、前記ワンウェイクラッチ
FO内の熱放出も兼ねている。
一方、アンダードライブ機構27は、第3図に示すよう
に、1個のシングルプラネタリギヤ32を有している。
更に、カウンタ軸22上にベアリング103を介してカ
ウンタドリブンギヤ33が回転自在に支持されており、
かつ該軸22上に減速ギヤ35か固定されている。そし
て、プラネタリギヤ32のリンクギヤR3かカウンタド
リブンギヤ33に連結しており、またピニオンP3を支
持するキャリヤCR3はカウンタ軸22を外径方向に膨
出して一体に形成されている。更に、サンギヤS3は軸
22上に回転自在に支持された中空軸105に形成され
ており、該中空軸の外径部に固定されたドラム106は
その外周面にバンドブレーキからなる第4のブレーキB
4が係合されている。また、該ドラム106の内周面と
キャリヤCR3に固定された中空軸との間には第5のク
ラッチC4か介在しており、更に該クラッチC4に隣し
た前記中空軸105にはピストンか嵌合してクラッチC
4用の油圧アクチュエータ107を構成している。また
、中空軸105の延長部とケース40との間に第4のワ
ンウェイクラッチF3が介在している。
また、フロントディファレンシャル装置29はデフキャ
リヤとなるリンクギヤマウントケース36を有しており
、該ケース36はベアリングを介してハウジンク41及
びケース40に回転自在に支持されている。更に、該マ
ウントケース36上には前記減速ギヤ35と噛合する大
径のリングギヤ39か固定されており、またその内部に
はビニオン軸110によりピニオンギヤ111が回転自
在に支持されていると共に、該ギヤ111に噛合する左
右サイドギヤ37a、37bか回転自在に支持されてい
る。そして、該サイトギヤ37a。
37bには左右フロントアクスル軸23a、23bがそ
れぞれ嵌合・連結される。
ついて、上述実施例の作動について説明する。
前進1速状態においては、リヤカバー72に形成した油
路を介して油圧アクチュエータ66に油圧を供給する。
すると、クラッチドラム57をシリンダとして可動部材
69がスプリング73に抗して移動し、第1のクラッチ
C1を係合する。この状態にあっては、入力軸5の回転
は、クラッチドラム57及び第1のクラッチC1を介し
て小リンクギヤR1に伝達され、大リングギヤR2が第
2のワンウェイクラッチF2により係止されることと相
俟って、キャリヤCRIから1速回転が取出される。な
お、エンジンブレーキ作動時は、油圧アクチュエータ6
5に油圧を供給して第3のブレーキB3を作動し、大リ
ングギヤR2を直接係止する。そして、該回転は、先に
第4図の概略図に沿って説明したように、カウンタドラ
イブギヤ62及びカウンタドリブンギヤ33を介してア
ンダードライブ機構27に伝達され、更に減速ギヤ35
及びリングギヤ39を介してフロントディファレンシャ
ル装置29に伝達され、そして左右フロントアクスル軸
23a、23bに伝達される。
また、前進2速状態においては、油圧アクチュエータ5
1に油圧を供給して第2のブレーキB2を作動する。す
ると、第1のワンウェイクラッチFl及び中空軸50を
介してサンギヤS1が停止し、第1のクラッチC1を介
しての小リングギヤR1の回転は、前述したようにキャ
リヤCRIから2速回転として取出される。なお、2速
時にあって、エンジンブレーキを必要とする場合は、油
圧アクチュエータ52に油圧を供給して直接サンギヤS
1を固定する。
そして、前進3速時にあっては、第1のクラッチC1用
油圧アクチュエータ56への油圧供給に加えて、リヤカ
バー72の環状ボス部72bに形成した油路な介して油
圧アクチュエータ56に油圧を供給する。すると、ピス
トン77が移動し、第3のクラッチcoを係合する。こ
れにより、入力、軸5の回転は、クラッチ1ヘラム57
、ハブ80、第3のクラッチCO及びドラム部材67を
介して大リングギヤR2に伝達され、第1のクラッチC
1を介しての小リングギヤR1の回転と相俟って、ギヤ
ユニット61を一体に回転した直結回転がキャリヤCR
1から取出される。
また、第3のクラッチCOの係合によるセバレ−タブレ
ートの移動は、デユープ68を介して第4のクラッチC
3のセパレータプレート3に伝達され、該クラッチC3
を係合する。すると、前述同様に第3のクラッチCOを
介して伝達されるドラム部材67の回転は、第4のクラ
ッチc3を介して第3のワンウェイクラッチFOのアウ
ターレース1に伝達され、更に該ワンウェイクラッチF
Oを介して小リングギヤR1に伝達される。
更に、前進4速時へのアップシフ1−に先立ち、まず油
圧アクチュエータ66をドレーンして第1のクラッチC
1を解放する。この状態にあっては、小リングギヤR1
は、専ら第3のクラッチCO及び第4のクラッチC4そ
して第3のワンウェイクラッチFOを介して動力伝達さ
れている。そして、この状態において、油圧アクチュエ
ータ52.51に油圧供給して第1のブレーキB1及び
第2のブレーキB2を作動し、サンギヤs1を停止する
と、入力軸5の回転は、第3のクラッチCO及びドラム
部材67を介して大リングギヤR2に伝達され、ワンウ
ェイクラッチFOをオーパランしながら小リンクギヤR
1を高速空転して、キャリヤCRIからオーバトライツ
回転か取出される。
また、リバースレンジにあっては、リヤカバー77に形
成した油路から油圧アクチュエータ63に油圧を供給し
、可動部材69をシワンタとしてピストン部材70をス
プリンタ73に抗して移動して、第2のクラッチC2を
係合すると共に、油圧アクチュエータ65に油圧供給し
て、第3のブレーキB3を係止する。この状態にあって
は、入力軸5の回転は、クラッチドラム57、可動部材
69、第2のクラッチC2及びハブ部50aを介してサ
ンギヤS1に伝達され、第3のブレーキB3に基づく大
リングギヤR2の停止により、キャリヤCR1から逆回
転が取出される。
また、該リバースレンジによる後進惰行時に、シフ1ヘ
レハーをDレンジに操作して第1のクラッチC1が係合
しても、第4のクラッチC3は解放されているので、第
3のワンウェイクラッチFOにより小リンクギヤR1と
大リングギヤR2を機械的に連結してしまうことは防止
される。
一方、入力軸5の回転に基づき飛散されるオイルは、イ
ンナレースとなる小リンクギヤR1に形成した油路6に
導かれ、ワンウェイクラッチFOの内方、即ちスナップ
リング4,4及びエンドベアリンク12.12に囲まれ
た空間を油溜りとして充分な量溜められて、該ワンウェ
イクラッチの作動面を確実に潤滑する。更に、該油溜り
内のオイルはアウタレース1に形成した油路7を通って
第4のクラッチC3に向は充分な量にて放出される。従
って、該クラッチC3は前記油溜りから供給されるオイ
ルにより常時適正に潤滑される。また、前記油溜りから
のオイルを第4のクラッチC3に向けて放出する際には
、ワンウェイクラッチFO内の熱も同時に放出し得る。
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、ワンウェイクラッ
チ(FO)のインナレース(R1)に、該クラッチ作動
面にオイルを導く第1の油路(6)を形成し、かつアウ
タレース(1)に、半径方向に第2の油路(7)を形成
し、左右保持部材(4)、(4)、(12)、(12)
内方の油溜りから該油路(7)を介して摩擦係合手段(
C3)にオイルを導くように構成したのて、アウタレー
スく1)への第2の油路(7)形成時の作業を簡略化し
てコストタウンを図ることができ、かつアウタレース(
1)を軸方向に長く形成することなく自動変速機(A)
のコンパクト化も図ることができ、更に油溜りに溜めた
充分な量のオイルにてワンウェイクラッチ(FO)の作
動面を確実に潤滑することがてきると共に、該油溜りか
ら摩擦係合手段(C3)に向けて充分な量でムラなくオ
イルを供給することができ、これにより該摩擦係合手段
(C3)を常時適正に潤滑することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機の主要部を示す断面図
、第2図は第3のワンウェイクラッチ及びその周囲を詳
示する拡大断面図、第3図は自動変速機全体を示す断面
図、第4図はその概略図、第5図はその4速自動変速機
構の作動を示す図である。そして、第6図は本出願人が
既に提案した自動変速機の潤滑装置を示す断面図である
。 1・・・アウタレース 、4.12・・・左右保持部材
(スナップリンク、エンドベアリング)6・・・第1の
油路   7・・・第2の油路A・・・自動変速機  
 C3・・・摩擦係合手段(第4のクラッチ)    
 FO・・・ワンウェイクラッチ(第3のワンウェイク
ラッチ) R1・・・回転部材(インナレース)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ワンウェイクラッチのアウタレース外周面に、摩擦
    係合手段を配設してなる自動変速機において、 前記ワンウェイクラッチのインナレース に、該ワンウェイクラッチ作動面にオイルを導く第1の
    油路を形成して、前記ワンウェイクラッチを保持する左
    右保持部材の内方に油溜りを形成し、更に前記アウタレ
    ースに、半径方向に第2の油路を形成し、該第2の油路
    を介して前記油溜りから前記摩擦係合手段にオイルを導
    くように構成したことを特徴とする、 自動変速機における潤滑装置。 2、前記ワンウェイクラッチのインナレースが回転部材
    にて構成されてなる、 請求項1記載の自動変速機における潤滑装 置。
JP63325545A 1988-12-23 1988-12-23 自動変速機における潤滑装置 Pending JPH02173459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63325545A JPH02173459A (ja) 1988-12-23 1988-12-23 自動変速機における潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63325545A JPH02173459A (ja) 1988-12-23 1988-12-23 自動変速機における潤滑装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02173459A true JPH02173459A (ja) 1990-07-04

Family

ID=18178084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63325545A Pending JPH02173459A (ja) 1988-12-23 1988-12-23 自動変速機における潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02173459A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249112A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機
US10408325B2 (en) 2015-09-01 2019-09-10 Deere & Company Cooling ring gear

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248662B2 (ja) * 1984-11-16 1990-10-25 Nakatsuka Kogyo Chikarashotsukinoeyokoorikaeshitanjidosetsudansochi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248662B2 (ja) * 1984-11-16 1990-10-25 Nakatsuka Kogyo Chikarashotsukinoeyokoorikaeshitanjidosetsudansochi

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249112A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機
US10408325B2 (en) 2015-09-01 2019-09-10 Deere & Company Cooling ring gear

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2957184B2 (ja) 自動変速機における油圧装置
US6835158B2 (en) Automatic transmission
JP4776352B2 (ja) 自動変速機における潤滑装置
JPH02120572A (ja) 自動変速機における油圧装置
KR940010689B1 (ko) 자동변속기구
JPH04219569A (ja) 自動変速機における油圧アクチュエータ装置
JP3888834B2 (ja) 車両用自動変速機
JP3423410B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2892015B2 (ja) 自動変速機の自動変速機構
JP2672002B2 (ja) 自動変速機
JPH02173459A (ja) 自動変速機における潤滑装置
JP2808578B2 (ja) 自動変速機における油圧装置
JPH02120573A (ja) 自動変速機における潤滑装置
JP2875264B2 (ja) 自動変速機における油圧装置
JP2892019B2 (ja) 自動変速機における潤滑装置
JPH02113151A (ja) 自動変速機におけるクラッチ連動装置
JPH0794857B2 (ja) 自動変速機
JP2825826B2 (ja) 自動変速機におけるクラッチ装置
JPH0250339B2 (ja)
JPH0272243A (ja) 自動変速機における潤滑装置
JPH0262466A (ja) 自動変速機における油路構造
JP3065623B2 (ja) ワンウェイクラッチの潤滑装置
JPH02163514A (ja) 自動変速機におけるスラストワッシャ
JPH02163557A (ja) 自動変速機における潤滑装置
JP2007092821A (ja) 摩擦係合装置