JPH01193425A - 流体封入式マウント装置 - Google Patents

流体封入式マウント装置

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JPH01193425A
JPH01193425A JP1665988A JP1665988A JPH01193425A JP H01193425 A JPH01193425 A JP H01193425A JP 1665988 A JP1665988 A JP 1665988A JP 1665988 A JP1665988 A JP 1665988A JP H01193425 A JPH01193425 A JP H01193425A
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fluid
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throttle passage
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JP1665988A
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English (en)
Inventor
Ryoji Kanda
神田 良二
Kiyohiko Yoshida
清彦 吉田
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、自動車用エンジンマウント等の流体封入式マ
ウント装置に係り、特に従来よりも広い周波数域の入力
振動に対して良好な防振効果(減衰乃至遮断効果)を発
揮することのできる流体封入代マウント装置に関するも
のである。
(従来技術) 自動車用エンジンマウント等のマウント装置では、一般
に、低周波大振幅の入力振動に対して良好な減衰効果を
発揮することが要求されると共に、中周波小振幅の入力
振動および高周波微小振幅の入力振動に対して良好な遮
断効果を発揮することが要求されるが、中でも、低周波
大振幅の入力振動に対して良好な減衰効果を発揮するこ
とが要求される。そこで、近年、このようなマウント装
置として、振動入力方向で相互に所定の距離を隔てて配
置された第一および第二の支持体と;それら第一の支持
体と第二の支持体とを弾性的に連結するゴム弾性体と;
前記第二の支持体側に配設されて、一部が該ゴム弾性体
にて画成された流体収容空間を形成する、少なくとも一
部が所定の可撓性膜にて構成された隔壁部材と;該流体
収容空間内に封入せしめられた所定の非圧縮性流体と;
前記第二の支持体側に配設されて、該流体収容空間を前
記ゴム弾性体側の受圧室と前記隔壁部材側の平衡室とに
仕切る仕切部材と;それら受圧室と平衡室とを相互に連
通せしめる絞り通路とを備えた、所謂流体封入式のマウ
ント装置が提案されている。
このような構造の流体封入式マウント装置によれば、絞
り通路を流動する非圧縮性流体の液柱共振作用に基づい
て、その絞り通路について設定された周波数域の入力振
動を効果的に減衰することができるのであり、絞り通路
を低い周波数にチューニングすることにより、低周波大
振幅の入力振動を良好に減衰することができるのである
しかしながら、このような構造の流体封入式マウント装
置においては、上述のように、絞り通路を低い周波数に
チューニングすることにより、低周波大振幅の入力振動
を良好に減衰することはできるものの、中周波小振幅お
よび高周波微小振幅の入力振動に対しては、非圧縮性流
体が絞り通路を流動し難くなることに起因して、却って
防振機能(遮断機能)が低下するといった問題があった
一方、これに対して、上述の如き構造の流体封入式マウ
ント装置において、仕切部材に対して、受圧室と平衡室
との流体圧差を吸収するように、振動入力方向に所定寸
法変形乃至は変位可能に可動手段を設けてなる構造の流
体封入式マウント装置が提案されている。このような構
造の流体封入式マウント装置によれば、可動手段が振動
入力方向に変形乃至は変位することに基づいて、その可
動手段について設定された周波数域の入力振動を効果的
に遮断することができるのであり、可動手段を中周波数
乃至は高周波数にチューニングすることにより、その可
動手段のチューニング周波数に対応した中周波数域の小
振幅振動乃至は高周波数域の微小振幅振動を良好に遮断
することができるのである。
(問題点) しかしながら、このような構造の流体封入式マウント装
置にあっても、絞り通路について設定された低周波数域
の大振幅振動、並びに可動手段について設定された中周
波数域の小振幅振動乃至は高周波数域の微小振幅振動の
何れか一方については、良好な防振効果(減衰乃至は遮
断効果)を発揮することができるものの、中周波数域の
小振幅振動乃至高周波数域の微小振幅振動の他方につい
ては、良好な遮断効果を発揮することができないといっ
た問題があった。
(解決手段) 本発明は、このような事情を背景として、低周波大振幅
、中周波小振幅および高周波微小振幅の入力振動を共に
良好に減衰乃至は遮断することのできる流体封入式マウ
ント装置を提供するために為されたものであり、その要
旨とするところは、流体封入式マウント装置を、(a)
振動入力方向で相互に所定の距離を隔てて配置された第
一および第二の支持体と、(b)それら第一の支持体と
第二の支持体とを弾性的に連結するゴム弾性体と、(c
)前記第二の支持体側に配設されて、一部が該ゴム弾性
体にて画成された流体収容空間を形成する、少なくとも
一部が所定の可撓性膜にて構成された隔壁部材と、(d
)該流体収容空間内に封入せしめられた所定の非圧縮性
流体と、(e)前記第二の支持体側に配設されて、該流
体収容空間を前記ゴム弾性体側の受圧室と前記隔壁部材
側の平衡室とに仕切る第一の仕切部材と、(f)該第一
の仕切部材に配設されて、該第一の仕切部材との間に中
間室を形成する第二の仕切部材と、(g)前記受圧室と
平衡室とを相互に連通せしめるように設けられた第一の
絞り通路と、(h)前記第一の仕切部材に対して、その
両側の室の流体圧差を吸収するように、前記振動入力方
向に所定寸法変形乃至は変位可能に設けられた可動手段
と、(i)前記第二の仕切部材に対して、その両側の室
を相互に連通せしめるように設けられた第二の絞り通路
と、(j)前記第一の仕切部材の、少なくとも前記第二
の仕切部材が配設された部分を、前記受圧室と平衡室と
の流体圧差を吸収するように、前記第二の支持体に対し
て前記振動入力方向に所定寸法変位可能に保持するガタ
保持機構とを、含むように構成したことにある。
(作用・効果) このような構造の流体封入式マウント装置によれば、従
来の流体封入式マウント装置と同様に、第一の絞り通路
を低い周波数にチューニングすることにより、その第一
の絞り通路を流動する非圧縮性流体の液柱共振作用に基
づいて、低周波数域の大振幅振動を良好に減衰すること
ができるのである。
また、かかる流体封入式マウント装置によれば、可動手
段の変形乃至は変位に基づいて、非圧縮性流体が第二の
絞り通路を通じて流動せしめられることから、第二の絞
り通路を中周波数にチューニングすると共に、可動手段
をそれよりも高い周波数にチューニングすることにより
、中周波数域の振動入力時において、第二の絞り通路を
流動する非圧縮性流体に液柱共振を惹起させることがで
きるのであり、その液柱共振作用に基づいて、中周波数
域の小振幅振動を良好に遮断することができるのである
さらに、かかる流体封入式マウント装置においては、第
一の仕切部材の、少なくとも第二の仕切部材が配設され
た部分が、ガタ保持機構にて振動入力方向に所定寸法変
位可能に保持され、かがる第一の仕切部材の可動部分の
変位に基づいて、受圧室および平衡室間で非圧縮性流体
が実質的に流動せしめられるようになっていることから
、かかる第一の仕切部材の可動部分を前記第二の絞り通
路のチューニング周波数よりも高い高周波数にチューニ
ングすることにより、高周波数域の振動入力時において
、かかる第二の仕切部材の可動部分の変位に伴って流動
する非圧縮性流体に液柱共振を惹起させることができる
のであり、その液柱共振作用に基づいて、高周波数域の
微小振幅振動を良好に遮断することができるのである。
つまり、本発明に従う流体封入式マウント装置によれば
、第一の絞り通路、第二の絞り通路およびガタ保持機構
にて保持された第一の仕切部材の可動部分を、それぞれ
、低周波数、中周波数および高周波数にチューニングす
ると共に、可動手段を第二の絞り通路のチューニング周
波数よりも高い周波数にチューニングすることにより、
第一の絞り通路および第二の絞り通路を流動する非圧縮
性流体の液柱共振作用に基づいて、それぞれ、低周波大
振幅および中周波小振幅の入力振動を良好に減衰および
遮断することができると共に、第一の仕切部材の可動部
分の変位に基づいて、高周波微小振幅の入力振動を良好
に遮断することができるのであり、従来の流体封入式マ
ウント装置よりもより広い周波数域の入力振動に対して
、良好な防振効果(減衰乃至は遮断効果)を発揮するこ
とができるのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図には、本発明に係る流体封入式マウント装
置の一実施例である自動車用エンジンマウントの一例が
示されている。そこにおいて、10.12は、それぞれ
、第一および第二の支持体としての第一および第二の支
持金具であって、振動入力方向(図中上下方向)で所定
の距離を隔てて配室されている。
第一の支持金具10は、比較的小径の厚肉円盤状を成し
ており、中心線が振動入力方向となるように配置されて
いる。一方、第二の支持金具12は、底部金具14の開
口部に開口部金具16が一体的にカシメ固定された、比
較的大径の袋状構造を成しており、その内側空間が第一
の支持金具10側に開口する状態で、第一の支持金具1
0と同心的に配置されている。そして、ここでは、円環
状のゴム弾性体18が、第二の支持金具12の開口部を
流体密に閉塞する状態で、それぞれ、内外周部において
第一の支持金具10の外周部および第二の支持金具12
の開口部内周面に一体加硫接着されて配設されており、
これにより、第一の支持金具lOと第二の支持金具12
とがかかるゴム弾性体18によって弾性的に連結せしめ
られている。
なお、第1図において、20は、第一の支持金具10に
立設された取付ボルトであり、22,22は、第二の支
持金具12の底部金具14に立設された取付ボルトであ
る。そして、本実施例のエンジンマウントは、それら第
一の支持金具10の取付ボルト20によって車体側また
はエンジン側に取り付けられる一方、第二の支持金具1
2の取付ボルト22.22によってエンジン側または車
体側に取り付けられて、エンジン乃至はエンジンを含む
パワーユニットを車体に対して防振支持せしめるように
なっている。
また、第1図中、24は、ゴム弾性体18内に、該ゴム
弾性体18と同心的に埋設された環状の補強金具である
前記第二の支持金具12には、底部金具14と開口部金
具16との間で外周縁部を流体密に挟持されて、ゴム弾
性膜(可撓性膜)からなる隔壁部材としてのダイヤフラ
ム26が配設されている。
そして、これにより、該ダイヤフラム26と前記第一の
支持金具10との間において、一部が前記ゴム弾性体1
8にて画成された流体収容空間としての密閉空間が形成
されており、この密閉空間内に、水、ポリアルキレング
リコール等の所定の非圧縮性流体が封入されている。な
お、ダイヤフラム26と底部金具14との間の空間は、
ダイヤフラム26の変形を許容するための空気室28と
されている。
また、第二の支持金具12には、ダイヤフラム26と同
様に、底部金具14と開口部金具16との間で外周縁部
を流体密に挟持されて、環状の外側部分30と、この外
側部分30で囲まれた内側部分32とから成る第一の仕
切部材34が配設されており、前記流体収容空間が、こ
の第一の仕切部材34によって、ゴム弾性体18側の受
圧室36とダイヤフラム26側の平衡室38とに仕切ら
れている。そして、ここでは、かかる第一の仕切部材3
4の内側部分32の平衡室38側の面に対して第二の仕
切部材40が配設されており、この第二の仕切部材40
と第一の仕切部材34の内側部分32との間で中間室4
2が形成されている。
前記第一の仕切部材34の外側部分30は、外周縁部が
互いに密着されて重ね合わされた二つの環状金具44.
46から成っており、それら環状金具44.46の外周
縁部の重ね合わせ部を、底部金具14と開口部金具16
との間で流体密に挟持されて、第二の支持金具12に位
置固定に配設されている。また、かかる外側部分30を
構成する環状金具44.46は、上記外周縁部の密着部
から所定距離離れた径方向中間部において相互に密着せ
しめられている。そして、これにより、それら環状金具
44.46の密着部間において、周2方向に延びる環状
の空間48が形成されていると共に、それら環状金具4
4.46の内周縁部間において、径方向内側に開口する
所定幅の環状溝50が形成されている。
そして、ここでは、上記環状空間48が、各環状金具4
4.46に形成された連通孔52.54を通じて、受圧
室36および平衡室38にそれぞれ連通せしめられてお
り、これにより、それら受圧室36と平衡室38とを相
互に連通せしめる第一の絞り通路56が形成されている
第一の支持金具10と第二の支持金具12との間に振動
が入力されて、受圧室36と平衡室38との間に流体圧
差が惹起されると、それら受圧室36および平衡室38
内の非圧縮性流体がその第一の絞り通路56を通じて相
°互に流動せしめられ得るようになっているのであり、
その第一の絞り通路56を通じて流動する非圧縮性流体
の液柱共振作用に基づいて、その第一の絞り通路56に
ついて設定された周波数域の入力振動が効果的に減衰せ
しめられ得るようになっているのである。
なお、ここでは、かかる第一の絞り通路56が、5〜1
5Hz程度の低周波数域に対応した低い周波数にチュー
ニングされており、これにより、かかる第一の絞り通路
56を流動する非圧縮性流体の液柱共振作用に基づいて
、その5〜15Hz程度のエンジンシェイク等の低周波
数域の入力振動が良好に減衰せしめられるようになって
いる。
一方、前記第一の仕切部材34の内側部分32は、開口
部に外向きのフランジ部58を備え、平衡室38側に開
口するように配置された有底円筒金具60と、周縁部に
おいて該有底円筒金具60の有底円筒部の内周面に固設
されて、該有底円筒金具60の底壁との間で所定間隙の
円盤状空間62を形成する円形金具64とから成ってい
る。そして、この内側部分32は、図示のように、有底
円筒金具60のフランジ部58を前記外側部分30の環
状溝50内に突入されて配置されており、これにより、
該外側部分30に対して振動入力方向に所定距離:αだ
け相対移動(変位)し得るようにされている。受圧室3
6と平衡室38との間に流体圧差が惹起されたとき、か
かる内側部分32が、その流体圧差を吸収する方向に、
距離;αだけ変位し得るようにされているのであり、こ
の内側部分32の変位に伴って、受圧室36および平衡
室38間で、非圧縮性流体が実質的に流動せしめられる
ようになっているのである。なお、有底円筒金具60の
フランジ部58の両面には、それぞれ、環状金具44.
46との当接の際の衝撃を緩和するための環状の緩衝ゴ
ム層65.65が設けられている。
また、前記第二の仕切部材40は、上記円形金具64か
ら更に一定の距離を隔てて、上記有底円筒金具60の有
底円筒部の内周面に固設されており、これにより、円形
金具64との間で前記中間室42を形成せしめている。
ここにおいて、前記内側部分32の円盤状空間62を画
成する有底円筒金具60の底壁および円形金具64には
、該円盤状空間62と受圧室36および中間室42とを
それぞれ連通せしめる状態で、各複数の連通孔66.6
8が形成されている。
また、円盤状空間62内には、それら受圧室36と中間
室42とを遮断する状態で、且つ前記内側部分32の移
動可能な距離:αよりも大きい距離:βだけ振動入力方
向に移動(変位)可能な状態で、ゴム材料等からなる可
動手段としての円板状の可動プレート70が配設されて
いる。そして、これにより、受圧室36と中間室42と
の間に流体圧差が惹起されたとき、かかる可動プレート
70が、その流体圧差を吸収する方向に、距離:βだけ
移動し得るようにされている。
また、前記円形金具64との間で中間室42を形成する
第二の仕切部材40は、平衡室38側に延び出す円筒部
72をその中央部に一体に備えており、その円筒部72
の内孔を通じて平衡室38と中間室42とを相互に連通
せしめている。ここでは、かかる円筒部72の内孔が第
二の絞り通路74とされているのであり、平衡室38と
中間室42との間に流体圧差が惹起されたとき、それら
平衡室38および中間室42内の非圧縮性流体がその第
二の絞り通路74を通じて相互に流動し得るようにされ
ているのである。
そして、ここでは、上記第二の絞り通路74のチューニ
ング周波数が前記可動プレート70のチューニング周波
数よりも低い周波数に設定されていると共に、前記第一
の仕切部材34の内側部分32のチューニング周波数が
かかる第二の絞り通路74のチューニング周波数よりも
高い周波数に設定されており、これにより、第二の絞り
通路74のチューニング周波数に対応した周波数域の入
力振動および第一の仕切部材34の内側部分32のチュ
ーニング周波数に対応した周波数域の入力振動が、共に
良好に遮断せしめられるようになっている。
第二の絞り通路74のチューニング周波数を可動プレー
ト70のチューニング周波数よりも低い周波数に設定す
れば、第二の絞り通路74のチューニング周波数に対応
した周波数域の振動入力時においても、可動プレート7
0が振動入力方向にスムーズに移動せしめられるのであ
り、その可動プレート70の移動に基づいて、第二の絞
り通路74に非圧縮性流体が有効に流動せしめられるの
である。従って、その第二の絞り通路74のチューニン
グ周波数に対応した周波数域の振動入力時において、第
二の絞り通路74を流動する非圧縮性流体に液柱共振が
惹起されるのであり、その液柱共振作用に基づいて、第
二の絞り通路74のチューニング周波数に対応した周波
数域の入力振動が効果的に遮断せしめられるのである。
また、第一の仕切部材34の内側部分32のチューニン
グ周波数を第二の絞り通路74のチューニング周波数よ
りも高い周波数に設定すれば、その内側部分32のチュ
ーニング周波数に対応した周波数域の振動入力時におい
て、非圧縮性流体が第二の絞り通路74を通じて流動し
難くなることから、かかる内側部分32が振動入力に応
じて効果的に移動せしめられるのであり、かかる内側部
分32の移動によって、受圧室36と平衡室38との間
で非圧縮性流体が実質的に流動せしめられるのである。
従って、内側部分32のチューニング周波数に対応した
周波数域の振動入力時において、かかる内側部分32の
移動によって流動せしめられる非圧縮性流体に液柱共振
が惹・起されるのであり、この液柱共振作用に基づいて
、その内側部分32のチューニング周波数に対応した周
波数域の入力振動が効果的に遮断せしめられるのである
なお、ここでは、前記第二の絞り通路74が20〜50
Hz程度の中周波数域に対応してチューニングされてい
ると共に、上記第一の仕切部材34の内側部分32が1
00〜300Hz程度の高周波数域に対応してチューニ
ングされており、これにより、第二の絞り通路74を流
動する非圧縮性流体の液柱共振作用に基づいて、20〜
50H2程度のアイドル振動等の中周波数域の小振幅振
動が良好に遮断せしめられるようになっていると共に、
第一の仕切部材34の内側部分32の振動入力方向への
移動に基づいて、100〜300H2程度のエンジン透
過音等の高周波数域の入力振動が効果的に遮断せしめら
れるようになっている。
また、前記第一の仕切部材34の内側部分32の移動可
能な距離:α、および前記可動プレート70の移動可能
な距離:βは、それぞれ、内側部分32について設定(
チューニング)された周波数域の振動振幅の大きさ、お
よび第二の絞り通路74について設定された周波数域の
振動振幅の大きさに対応して設定されることとなるが、
一般には、0.1〜0.5鶴程度の範囲内および0.3
〜1.2鶴程度の範囲内でそれぞれ設定されることとな
る。
さらに、以上の説明から明らかなように、本実施例では
、前記有底円筒金具60のフランジ部58を保持する環
状金具44.46の内周縁部がガタ保持機構を構成して
いる。
以上説明したように、本実施例のエンジンマウントによ
れば、第一の絞り通路56を流動する非圧縮性流体の液
柱共振作用に基づいて、5〜15Hz程度のエンジンシ
ェイク等の低周波大振幅振動を良好に減衰することがで
きると共に、第二の絞り通路74を流動する非圧縮性流
体の液柱共振作用および第一の仕切部材34の振動入力
方向への移動(変位)に基づいて、それぞれ、20〜5
0Hz程度の中周波小振幅振動および100〜300H
2程度の高周波微小振幅振動を良好に遮断することがで
きるのであり、従来の流体封入式エンジンマウントより
もより広い周波数域の入力振動に対して、良好な防振効
果を発揮することができるのである。
次に、本発明に従う自動車用エンジンマウントの別の一
例を第2図に基づいて説明する。なお、本実施例のエン
ジンマウントは、前記実施例のエンジンマウントとは、
第一の仕切部材の構造が異なるだけであり、他の構造は
前記実施例と略同様であるため、ここでは、第一の仕切
部材の構造についてのみ詳述し、他の構造については詳
細な説明を省略する。
すなわち、第2図のエンジンマウントにおいては、第二
の支持金具12の底部金具14と開口部金具16との間
で、互いに重ね合わされた外周縁部を流体密に挟持され
て、二つの環状金具76゜78が配設されており、これ
ら環状金具76.78の内周縁部間において、径方向内
方に開口する所定幅の環状溝50が形成されている。そ
して、この環状溝50内に外周縁部を突入、収容せしめ
られた状態で、第一の仕切部材82が配設されており、
これにより、受圧室36と平衡室38との間に流体圧差
が惹起されたとき、この第一の仕切部材82が、環状金
具76に当接する位置と環状金具78に当接する位置と
の間で振動入力方向に距離:αだけ移動し得るようにさ
れている。ここでは、上記環状金具76.78の内周縁
部によってガタ保持機構が構成されているのであり、こ
のガタ保持機構により、第一の仕切部材82の全体が振
動入力方向に移動可能に保持されているので、 ある。
なお、環状金具76.78間で保持された第一の仕切部
材82の外周縁部には、その両側面に対して、前記実施
例と同様の緩衝ゴム層65゜65が配設されている。
ところで、第一の仕切部材82は、二枚の仕切金具84
.86が重ね合わされた構造を有しており、その外周部
には、それら仕切金具84.86で画成された状態で、
前記実施例と同様の環状空間48が形成されている。そ
して、ここでは、上記環状空間48が、各仕切金具84
.86に形成された連通孔88.90を通じて受圧室3
6および平衡室38に連通せしめられており、これによ
り、前記実施例と同様の第一の絞り通路56が形成され
ている。
また、第一の仕切部材82の中央部には、上記環状空間
48と同様、仕切金具84.86で画成された状態で、
前記実施例と同様の円盤状空間62が形成されており、
この円盤状空間62内に、前記実施例と同様の可動プレ
ート7oが、振動入力方向に距離:βだけ移動可能に収
容されている。
そして、この円盤状空間62が、仕切金具84゜86に
形成された各複数の連通孔92.94を通じて、その円
盤状空間62の両側に形成された受圧室36と中間室4
2とに連通せしめられている。
そして、ここでは、かかる中間室42が、仕切金具86
と、この仕切金具86に固設された前記実施例と同様の
第二の仕切部材40とによって画成されて形成されてお
り、この第二の仕切部材40の円筒部72の内孔として
形成された第二の絞り通路74を通じて、平衡室38に
連通せしめられている。
このような構造のエンジンマウントにおいても、第一の
絞り通路56.第二の絞り通路74および可動プレート
70の各チューニング周波数を前記実施例におけるそれ
と同様の周波数にチューニングすると共に、第一の仕切
部材82のチューニング周波数を前記実施例における第
一の仕切部材34の内側部分32と同様の周波数にチュ
ーニングすることにより、前記実施例のエンジンマウン
トと同様の防振機能を得ることができるのである。
以上、本発明の二、三の実施例を詳述したが、これらは
文字通りの例示であり、本発明がそれらの具体例に限定
して解釈されるべきものでないことは、勿論である。
例えば、前記実施例では、第二の仕切部材40が何れも
第一の仕切部材34.82の平衡室38側の面に配設さ
れていたが、かかる第二の仕切部材40は、それら第一
の仕切部材34.82の受圧室36側の面に配設するよ
うにすることも可能である。
また、前記実施例では、第一の仕切部材34の内側部分
32および第一の仕切部材82に対して振動入力方向に
所定寸法変位可能に配設された可動プレー)70が可動
手段として採用されていたが、それら第一の仕切部材3
4の内側部分32および第一の仕切部材82に対して振
動入力方向に所定寸法変形可能に配設した膜部材を可動
手段として採用することも可能である。
さらに、前記実施例では、自動車用エンジンマウントに
対して本発明を適用した例について述べたが、かかる自
動車用エンジンマウント以外のマウント装置に対しても
本発明を適用することが可能である。
その他、具体例を一々列挙することは割愛するが、本発
明が、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々なる
変更、修正、改良等を施した態様で実施できることは、
言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す縦断面図であり、第
2図は、本発明の別の実施例を示す要部断面図である。 10:第一の支持金具(第一の支持体)12:第二の支
持金具(第二の支持体)18:ゴム弾性体 26;ダイヤフラム(可撓性膜;隔壁部材)30:外側
部分(第一の仕切部材の) 32:内側部分(第一の仕切部材の) 34.82:第一の仕切部材 36:受圧室     38:平衡室 40:第二の仕切部材   42:中間室56:第一の
絞り通路 70:可動プレート(可動手段) 74:第二の絞り通路 76.78:環状金具

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 振動入力方向で相互に所定の距離を隔てて配置された第
    一および第二の支持体と、 それら第一の支持体と第二の支持体とを弾性的に連結す
    るゴム弾性体と、 前記第二の支持体側に配設されて、一部が該ゴム弾性体
    にて画成された流体収容空間を形成する、少なくとも一
    部が所定の可撓性膜にて構成された隔壁部材と、 該流体収容空間内に封入せしめられた所定の非圧縮性流
    体と、 前記第二の支持体側に配設されて、該流体収容空間を前
    記ゴム弾性体側の受圧室と前記隔壁部材側の平衡室とに
    仕切る第一の仕切部材と、 該第一の仕切部材に配設されて、該第一の仕切部材との
    間に中間室を形成する第二の仕切部材と、前記受圧室と
    平衡室とを相互に連通せしめるように設けられた第一の
    絞り通路と、 前記第一の仕切部材に対して、その両側の室の流体圧差
    を吸収するように、前記振動入力方向に所定寸法変形乃
    至は変位可能に設けられた可動手段と、 前記第二の仕切部材に対して、その両側の室を相互に連
    通せしめるように設けられた第二の絞り通路と、 前記第一の仕切部材の、少なくとも前記第二の仕切部材
    が配設された部分を、前記受圧室と平衡室との流体圧差
    を吸収するように、前記第二の支持体に対して前記振動
    入力方向に所定寸法変位可能に保持するガタ保持機構と
    を、 含むことを特徴とする流体封入式マウント装置。
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