JPH01229132A - 流体封入式マウント装置 - Google Patents

流体封入式マウント装置

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JPH01229132A
JPH01229132A JP5547088A JP5547088A JPH01229132A JP H01229132 A JPH01229132 A JP H01229132A JP 5547088 A JP5547088 A JP 5547088A JP 5547088 A JP5547088 A JP 5547088A JP H01229132 A JPH01229132 A JP H01229132A
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JP
Japan
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chamber
fluid
orifice passage
support
partition
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JP5547088A
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English (en)
Inventor
Ryoji Kanda
神田 良二
Kiyohiko Yoshida
清彦 吉田
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、流体封入式マウント装置に係り、特に低周波
大振幅の入力振動に対する高減衰特性と共に、中周波小
振幅から高周波微小振幅の広い周波数域に亘る入力振動
に対して優れた低動ばね特性が有利に発揮せしめられ得
る、自動車用エンジンマウント等に用いて好適な流体封
入式マウン[・装置に関するものである。
(従来技術) 自動車用エンジンマウント等のマウント装置では、一般
に、低周波大振幅の入力振動に対する(aれた振動減衰
特性が要求されると共に、中周波小振幅から高周波微小
振幅に至る広い周波数域の入力振動に対して、優れた振
動絶縁特性が要求されるが、なかでも、低周波大振幅の
入力振動に対して良好な減衰効果を発揮することが要求
されろ。
そこで、近年、このようなマウント装置として、主たる
振動入力方向に所定距離を隔てて対向配置された第一の
支持体と第二の支持体とを、それらの間に介装されたゴ
ム弾性体にて弾性的に連結する一方、前記第二の支持体
に対して少なくとも一部が可撓性膜にて構成された隔壁
部祠を配して、該隔壁部+、(と前記第一の支持体との
間に所定の非圧縮性流体が封入された流体収容室を形成
し、更に該流体収容室内に仕切部月を配して、その内部
を第一の支持体側の受圧室と第二の支持体側の平衡室と
に仕切ると共に、それら受圧室と平衡室とを相互に連通
せしめるオリフィス通路を設けでなる、所謂流体封入式
マウントに置が提案されている。
このような構造の流体封入式マウント装置によれば、オ
リフィス通路内を流動される非圧縮性流体の共振周波数
を低周波数域にチューニングすることにより、該オリフ
ィス通路内乙こおげろ流体の液柱共振作用に基づいて、
低周波数域の入力振動に対する優れた減衰特性を得るこ
とができるのである。
ところが、かかる構造のマウント装置においては、オリ
フィス通路に対して上述の如きチューニングを施すこと
により、低周波数域の入力振動に対する優れた減衰効果
は得られるものの、中乃至高周波数域の振動入力時には
、非圧縮性流体が、かかるオリフィス通路内を流動し難
くなることに起因して、マウントが高動ばね化し、却っ
て防振機能が低下するといった問題を有していたのであ
一方、これに対して、特開昭57−9340Σ公報等に
おいては、上述の如き構造のマウント装置に対して、そ
の仕切部材に、振動入力方向に所定寸法変形乃至は変位
可能な可動部材を配し、該可動部材の変形乃至は変位に
よって、受圧室と平衡室との間の流体圧差を吸収し、該
受圧室内の流体圧の上昇を回避するようにしたものが提
案されている。
しかしながら、このような可動部材による液圧吸収も、
流体の流動を伴うものであって、その流動流体の共振周
波数付近で、特に優れた振動伝達率の低減効果を発揮し
得る一方、該共振周波数より高周波数域の振動人力時に
は、著しいマウントの高動ばね化が惹起されることとな
る。そこで、通常、かかるマウント動ばねの増大による
防振性能の低下をできるだけ避けるべく、可動部材の変
位に伴う流動流体の共振周波数は、高周波数域に設定さ
れることとなるのであり、そのために中周波数域の入力
振動に対する防振効果が充分に得られ難か一つだのであ
る。
そして、特に、自動車のエンジンマウンI・に対しては
、5〜15 Hz程度のエンジンシェイク等の低周波大
振幅の振動入力時における高減衰能と共に、20〜50
Hz程度のエンジンアイドル振動等の中周波小振幅の振
動入力時およびこもり音等の原因となる100〜300
 Hz程度の高周波微小振幅の振動入力時に、それぞれ
優れた低動ばね特性が要求されるために、上述の如き可
動部材を設けることによっても、未だその要求特性は充
分に満足され得す、特に中周波数域の振動入力時におけ
る高動ばね化が問題となっ°ζいたのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、−上述の如き事情を背景とし
て為されたものであっ”ζ、その解決課題とするとごろ
は、低周波大振幅の入力振動に対する高減衰特性と共に
、中周波小振幅及び高周波微小振幅の入力振動に対して
、何れも優れた低動ばね特性が発揮され得、広い周波数
域に亘って良好なる防振特性が実現され得る流体封入式
マウント装置を従供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明は、主た
る振動入力方向に所定距離を隅でて対向配置された第一
の支持体と第二の支持体とを、それらの間に介装された
ゴム弾性体にて弾性的に連結する一方、前記第二の支持
体に対して少なくとも一部が可撓性膜にて構成された隔
壁部材を配して、該隔壁部材と前記第一の支持体との間
に所定の非圧縮性流体が封入された流体収容室を形成し
、更に該流体収容室内に仕切部月を配して、その内部を
第一の支持体側の受圧室と第二の支持体側の平衡室とに
仕切ると共に、それら受圧室と平衡室とを相互に連通せ
しめる第一のオリフィス通路を設りてなる流体封入式マ
うント装置において、前記仕切部材の少なくとも一部を
、前記受圧室と前記平衡室との間の流体圧差を吸収する
ように、内部に補強材が埋設されて前記振動入力方向に
所定量変形可能とされた弾性仕切膜にて構成する一方、
該弾性仕切膜に対して前記受圧室側乃至は前記平衡室側
に所定距離離隔して、前記振動入力方向に所定距離変位
可能な剛性可動部材を、前記仕切部材乃至は前記第二の
支持体に設けて、該剛性可動部材と前記弾性仕切膜との
間に中間室を画成すると共に、かかる剛性可動部材に対
して、該中間室を前記受圧室乃至は平衡室に連通せしめ
る第二のオリフィス通路を設け、前記弾性仕切膜の弾性
変形に基づいて、かかる第二のオリフィス通路内におけ
る流体の流動を許容する一方、該弾性仕切膜の補強材に
よる変形規制に基づいて、かかる第二のオリフィス通路
を通じての流体の自由な流通を阻止するように構成した
ことを、その特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説明す
ることとする。
先ず、第1図には、本発明を自動車用エンジンマウント
に適用したものの一具体例が示されている。この図にお
いて、10及び12は、それぞれ、第−及び第二の支持
体としての第−及び第二の支持金具であって、振動入力
方向(図中、上下方向)に所定距離を隔てて対向するよ
うに配置されている。
かかる第一の支持金具10は、比較的小径の厚肉円板形
状を呈しており、その軸方向外側面の中央には、軸方向
外方に延びる取付ボルト20が立設されている。また一
方、第二の支持金具12は、有底筒状の底部金具14の
開口部に対して、開口一部金具16が一体的にカシメ固
定された、全体として比較的大径の袋状構造を成してお
り、該底部金具14の底壁部には、軸方向外方に延びる
複数の取付ボルト22が立設されている。
そして、かかる第二の支持金具12は、その内側空間が
第一の支持金具10側に開口する状態で、該第−の支持
金具10と同心的に配置されていると共に、かかる配置
状態下において、円環状のゴム弾性体18が、第二の支
持金具12の開口部を流体密に閉塞する状態で、それぞ
れ、内外周部において、第一の支持金具10の外周部及
び第二の支持金具12の開口部内周面に一体加硫接着さ
れて配設されており、それによって、第一の支持金具1
0と第二の支持金具12とが、かかるゴム弾性体18に
て弾性的に連結されている。なお、図中、24は、ゴム
弾性体18内に、該ゴム弾性体18と同心的に埋設され
た環状の補強金具である。
なお、このような本実施例におけるエンジンマウントは
、第一の支持金具10が取付ボルト20によってエンジ
ンユニット側に取り付けられる一方、第二の支持金具1
2が取付ボルト22によって車体側に取り付けられ、そ
れによってかかるエンジンユニットを車体に対して防振
支持せしめることとなる。
そして、ここにおいて、前記第二の支持金具12の内部
には、可撓性ゴム膜からなる隔壁部材としてのダイヤフ
ラム26が、その外周縁部を、底部金具14と開口部金
具16との間で外周縁部を流体密に挟持されることによ
り、配設されている。
そして、それによって、該ダイヤフラム26と前記第一
の支持金具10との間において、一部が前記ゴム弾性体
18にて画成された流体収容室としての密閉空間が形成
されており、この密閉空間内に、水やポリアルキレンゲ
リコール等の所定の非圧縮性流体が封入されている。な
お、ダイヤフラム26と底部金具14との間の空間は、
該ダイヤフラム26の変形を許容するための空気室28
とされている。
また、かかる第二の支持金具12には、ダイヤフラム2
6と同様に、底部金具14と開口部金具16との間で外
周縁部を流体密に挟持されて、全体として略円盤形状を
呈する仕切部材34が配設されている。そして、該仕切
部材34によって、F記流体収容空間が、ゴム弾性体1
8側に位置して振動人力に際して内圧変動が惹起される
受圧室36と、ダイヤフラム26側に位置して該ダイヤ
プラム26の変形にて内圧変動が回避される平衡室3B
とに仕切られている。
ここにおいて、かかる仕切部材34は、流体収容空間の
内周面に沿って配された、略円環盤形状の環状支持部3
0と、該環状支持部30の内部に配された、略円板形状
の仕切壁部32とによって構成され一ζいる。
より具体的には、かかる環状支持部30は、軸方向に重
ね合わせられた2枚の環状プレート44.46にて構成
されており、その外周縁部を、底部金具14と開口部金
具16との間で流体密に挟持されることによって、第二
の支持金具12に対して位置固定に配設されている。ま
た、かかる環状支持部30内には、周方向に延びる環状
の空間が形成されており、そして該環状空間が、各環状
プレート44.46に形成された連通孔52.54を通
じて、受圧室36および平衡室38に、それぞれ連通せ
しめられることにより、それら受圧室36と平衡室38
とを相互に連通せしめる、所定長さの第一のオリフィス
通路56が形成されている。
そして、第一の支持金具10と第二の支持金具12との
間に振動が入力されて、受圧室36と平衡室38との間
に流体圧差が惹起されると、それら受圧室36と平衡室
38との間で、かかる第一のオリフィス通路56を通じ
ての流体の流動が生ぜしめられるようになっている。
また、かかる環状支持部30の中央孔40内には、該環
状支持部30と協働して仕切部材34を構成する前記仕
切壁部32が配されており、該仕切壁部32にて中央孔
40が閉塞されている。
この仕切壁部32は、所定のゴム材料にて形成された、
略円板状の弾性仕切膜4Gと、該弾性仕切膜46の外周
面に加硫接着せしめられた、薄肉短筒状の取付金具48
とによって構成されCいる。
また、かかる弾性仕切膜46の内部には、その略軸方向
中央部において、帆布等の補強材50が、略全面に亘っ
て埋設されており、それによって該弾性仕切膜46の強
度の向上が図られていると共に、弾性変形量が所定量に
規制されている。そして、このような仕切壁部32は、
前記環状支持部30の中央孔40内に対して、取イマ1
金具48が圧入、固定されることによって、該中央孔4
0内を、受圧室36側部分において軸直角方向に仕切る
状態で、位置固定に組み付けられている。
そして、振動の入力に際して、受圧室36と平衡室38
との間に流体圧差が惹起された際、かかる仕切壁部32
を構成する弾性仕IJJ膜46が、その流体圧差を吸収
する方向に、所定量だけ変形し得るようにされているの
であり、この弾性仕切膜46の変形に伴って、環状支持
部30の中央孔40内を、封入流体が実質的に流動せし
められるようになっているのである。
更にまた、このような構造とされた仕切部材34にあっ
ては、その環状支持部30の中央孔40内における、上
記仕切壁部32の配設位置よりも平衡室38側に位置し
て、該中央孔40の内周面上に周方向全周心こ亘って延
びる2条の支持片58.58が、軸方向に互いに所定距
離を隔てて形成されており、そして、それらの支持片5
8.58間に、外周縁部が入り込まされた状態で、略円
板形状の可動部材60が配設されている。そして、それ
によって、かかる可動部材60か、上記仕切壁部32に
対して振動入力方向に所定距離を晒でて、互いに略平行
に配設されているのであり、それら仕切壁部32と可動
部材60との間において、受圧室36及び平衡室38に
対してそれら両部材32.60にて画された中間室62
が形成されているのである。
ところで、かかる可動部材60は、金属等の剛性材料に
て形成されており、且つその外周縁部の肉厚が、支持片
58.58の対向面間距離よりも薄くされていることに
よって、それら支持片58.58に対する当接にて規制
される所定寸法、振動入力方向たる軸方向に変位可能に
支持されている。
なお、該可動部材60の外周縁部の両面には、それぞれ
、支持片58.51Hこ対する当接時の衝撃を緩和して
異音の発生を防止するために、緩衝ゴム層68が設けら
れている。
また、かかる可動部材60には、その中央部分において
、軸方向一方の側に向かって延びる筒状部64が所定長
さで形成されており、そして該筒状部64の内部に、か
かる可動部材6oの両側部分、即ら中間室62と平衡室
38とを連通せしめる第二のオリフィス通路66が形成
されているのである。
そして、このような可動部材60にあっては、支持片5
8.58間での移動に基づき、前記弾性仕切膜46の所
定量までの変形に際して、中間室62内の液圧上昇を回
避せしめて、該弾性仕切膜46の変形による中央孔40
を通じての、受圧室36と平衡室38との間における実
質的な流体の流動を許容する一方、かかる弾性仕切膜4
6の変形が過大となった場合には、該弾性仕切膜46の
変形に基づく、受圧室36内の液圧変動に対応した中間
室62内の液圧変動によって、該中間室62と平衡室3
8との間で、第二のオリフィス通路66を通じての流体
の流動が生ぜしめられることとなる。
すなわち、上述の如き構造とされた、本実施例における
エンジンマウントにあっては、振動の入力に際しての受
圧室36の液圧変動に基づいて、封入流体の流動が生ぜ
しめられる流体流路として、受圧室36と平衡室38と
の間に設けられた第一のオリフィス通路56及び中央孔
40と、中間室62と平衡室38との間に設けられた第
二のオリフィス通路56とが設けられており、且つ中央
孔40は弾性仕切膜46及び可動部材6oによって、ま
た第二のオリフィス通路56は弾性仕切B!46によっ
て、それぞれ、流体の自由な流通が阻止されているので
ある。
そして、ここにおいて、かがる第一のオリフィス通路5
6は、その内部を流動される流体の液柱共振作用によっ
て、エンジンシェイクやバウンス等に相当する、周波数
:5〜15)Iz、振幅:±111程度の低周波大振幅
の入力振動に対して、優れた振動減衰性能が発揮され得
るように、その長さや流通断面積がチューニングされて
いるのである。そしてまた、弾性仕切膜46の変形量は
、その変形によっては、かがる低周波大振幅の振動入力
時における受圧室36内の液圧変動が吸収しきれず、該
受圧室36内に充分な内圧変動が生ぜしめられ得るだけ
の大きさに設定されており、それによって低周波大振幅
の振動入力時において、第一のオリフィス通路56を通
じて流動せしめられる流体量が充分るこ確保され得るよ
うになっている。
また、第二のオリフィス通路66は、アイドル振動等に
相当する、周波数:20〜50 Hz 、振幅:±Q、
 2 ml程度の中周波小振幅の入力振動に対して、そ
の内部を流動される流体の液柱共振作用によって優れた
低動ばね特性が発揮され得るように、その長さや流通断
面積がチューニングされているのである。そしてまた、
弾性仕切膜46の変形量は、かかる中周波小振幅の振動
入力時に生ぜしめられる受圧室36内の液圧変動が、そ
の変形によって充分に吸収され得るだけの大きさに設定
されている一方、可動部材60の変位量は、その変位に
よっては、かかる中周波小振幅の振動入力時に、弾性仕
切膜46の変形にて生ぜしめられる中間室62内の液圧
変動が吸収しきれず、咳中間室62内に充分な内圧変動
が生ぜしめられ得るだけの大きさに設定されており、そ
れによって中周波小振幅の振動入力時において、第二の
オリフィス通路66を通じて流動せしめられる流体量が
充分に確保され得るようになっている。なお、第一のオ
リフィス通路56は、かかる中周波小振幅の振動入力時
には実質的に閉塞状態となり、9?iど機能しなくなる
さらに、仕切部材34を構成する環状支持部30に設け
られた中央孔40は、こもり音等の発仕原因となる、周
波数:100−300112.振幅:±0.051m程
度の高周波微小振幅の入力振動に対して、弾性仕切膜4
6の変形及び可動部材60の変位に基づいてその内部を
流動される流体の液柱共振作用によって、優れた低動ば
ね特性が発揮され得るように、その長さや流通断面積が
チューニングされているのである。そしてまた、可動部
材60の変位量は、かかる高周波微小振幅の振動入力時
に、弾性仕切11N46の変形にて住ぜしめられる中間
室62内の液圧変動が、その変位によって充分に吸収さ
れ得るだけの大きさに設定されており、それによって高
周波微小振幅の振動入力時において、中央孔40を通じ
Cの実質的な゛流体の流動が生ぜしめられるようになっ
ている。なお、かかる高周波微小振幅の振動入力時には
、第一のオリフィス通路56と共に、第二のオリフィス
通路66も閉塞状態となり、殆ど機能しなくなる。
従って、このような本実施例るこおけるエンジンマウン
トにあっては、第一のオリフィス通路56を通じて流動
せしめられる流体の液柱共振作用むこ基づいて、低周波
大振幅の入力振動を良好に減衰することができると共に
、第二のオリフィス通路66及び環状支持部30の中央
孔40を通して流動せしめられる流体の液柱共振作用に
基づいて、中周波小振幅乃至高周波微小振幅の人力振動
を良好に遮断することができるのである。
そして、それによって、かかる本実施例におけるエンジ
ンマウントにあっては、前述の如き従来の流体封入弐マ
ウント装置に比して、低周波大振幅の入力振動に対する
高減衰能及び高周波微小振幅の入力振動に対する低動ば
ね特性を確保しつつ、中j月波小振幅の入力振動に対す
る低動ばね特性の向上が、極めて有利に達成され得るの
であり、またこのようなエンジンマウンI・を用いるこ
とによって、特に、アイ1−ル振動に対する防振効果の
向上が極めて効果的に図られ得ることとなるのである。
また、本実施例におりるエンジンマウンI・にあっては
、弾性仕切膜46が、外周部に取付金具48が一体加硫
接着されてなる仕切部材34として構成され、環状支持
部30に対する取付けが、該取付金具40の中央孔40
内への圧入にて行′t)れるようになっていることから
、その組付けが容易であり、また該弾性仕切膜46を環
状支持部30に対して直接に一体加硫接着する場合に比
べて、製造が容易であるといった利点をも有しているの
である。
以上、本発明の実施例について詳述してきたが、これら
は文字通りの例示であって、本発明は、かかる具体例に
のみ限定しで解釈されるものではない。
例えば、第2図に示されているように、可動部材60を
、仕切壁部32よりも受圧室36側に位置するように、
仕切部材34の中央孔40内に配することも可能であり
、そのような配置形態のもの乙こおいても、第一のオリ
フィス通路56、第二のオリフィス通路66及び中央孔
40等に対して、前記実施例と同様なチューニングを施
すことによって、本発明の効果が有効に奏せしめられ得
ることとなる。なお、かかる第2図るこおいては、その
理解を容易とするために、前記第一の実施例と同様な構
造とされた部材については、それぞれ、同一の符号を付
しておくこととする。
また、前記実施例においては、弾性仕切膜46と可動部
材60とが、略同面積にて形成されていたが、それらは
必ずしも同面積に設定する必要はない。
更にまた、第一のオリフィス通路56は、必ずしも仕切
部材34に設ける必要はなく、例えば第二の支持金具1
2の外側等において形成することも可能である。
また、かかる第一のオリフィス通路56の形態等によっ
ては、可動部材60を第二の支持金具12に対して配設
することも可能である。
さらに、第二のオリフィス通路56の具体的形熊は、例
示の如き直線状のものに限定されるものではなく、例え
ば螺旋状等の種々なる形態にて形成することが可能であ
る。
加えて、前記実施例では、自動車用エンジンマウントに
対して本発明を適用したものの具体例について述べたが
、本発明は、それ以外の他の装置等における防振支持マ
ウントや連結マウント等に対しても、有効に適用され得
るものであることは、勿論である。
その他、−々列挙はしないか、本発明は当業者の知識に
基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様にお
いて実施され得るものであり、またそのような実施態様
が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも本発明の範
囲内に含まれるものであることは、言うまでもないとこ
ろである。
(発明の効果) 上述の説明から明らかなように、このような本発明に従
う構造とされたマウント装置にあっては、第一のオリフ
ィス通路を通じての流体の流動に基づいて、低周波大振
幅の入力振動に対する高減衰効果が、また第二のオリフ
ィス通路を通じての流体の流動に基づいて、中周波小振
幅の入力振動に対する低動ばね効果が、更に弾性仕切膜
の変形及び可動部材の変位に伴う流体の流動に基づいて
、高周波微小振幅の入力振動に対する低動ばね効果が、
それぞれ、有効に発揮せしめられ得るのである。
そして、それ故、かかる本発明に従えば、従来の流体封
入式マウント装置に比して、低周波大振幅の入力振動に
対する高減衰能及び高周波微小振幅の入力振動に対する
低動ばね特性を確保しつつ、中周波小振′幅の入力振動
に対する低動ばね特性の向上が、極めて有利に達成され
得るのであり、例えば、自動車用のエンジンマウントに
適用することによって、特に、アイドル振動の防振効果
の向上が極めて効果的に図られ得ることとなるのである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例たる自動車用エンジンマウン
トを示す縦断面図であり、第2図は不発明の別の実施例
としての自動車用エンジンマウントを示す縦断面図であ
る。 10・第一の支持金具 12.第二の支持金具13 :
 ::(J、、弾性体   26・ダイヤフラノ、34
:仕切部材    36・受圧室 38:平衡室     40:中央孔 46:弾性仕切膜   48二取付金具50、補強材 56:第一のオリフィス通路 58:支持片     60:可動部材62:中間室 66:第二のオリフィス通路 出願人  東海ゴム工業株式会社 第1図 2/              //2′2゜ 2″2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主たる振動入力方向に所定距離を隔てて対向配置された
    第一の支持体と第二の支持体とを、それらの間に介装さ
    れたゴム弾性体にて弾性的に連結する一方、前記第二の
    支持体に対して少なくとも一部が可撓性膜にて構成され
    た隔壁部材を配して、該隔壁部材と前記第一の支持体と
    の間に所定の非圧縮性流体が封入された流体収容室を形
    成し、更に該流体収容室内に仕切部材を配して、その内
    部を第一の支持体側の受圧室と第二の支持体側の平衡室
    とに仕切ると共に、それら受圧室と平衡室とを相互に連
    通せしめる第一のオリフィス通路を設けてなる流体封入
    式マウント装置において、前記仕切部材の少なくとも一
    部を、前記受圧室と前記平衡室との間の流体圧差を吸収
    するように、内部に補強材が埋設されて前記振動入力方
    向に所定量変形可能とされた弾性仕切膜にて構成する一
    方、該弾性仕切膜に対して前記受圧室側乃至は前記平衡
    室側に所定距離離隔して、前記振動入力方向に所定距離
    変位可能な剛性可動部材を、前記仕切部材乃至は前記第
    二の支持体に設けて、該剛性可動部材と前記弾性仕切膜
    との間に中間室を画成すると共に、かかる剛性可動部材
    に対して、該中間室を前記受圧室乃至は平衡室に連通せ
    しめる第二のオリフィス通路を設け、前記弾性仕切膜の
    弾性変形に基づいて、かかる第二のオリフィス通路内に
    おける流体の流動を許容する一方、該弾性仕切膜の補強
    材による変形規制に基づいて、かかる第二のオリフィス
    通路を通じての流体の自由な流通を阻止するように構成
    したことを特徴とする流体封入式マウント装置。
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