JP7355856B2 - 制御装置の配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置の配置構造に係り、特に、シートの下方に燃料タンクが配設された鞍乗型車両に適用される制御装置の配置構造に関する。
従来から、鞍乗型車両の車体に取り付けられると共にパワーユニットの出力制御等を行う制御装置が知られている。
特許文献1には、操向ハンドルとシートとの間に低床フロアが設けられたスクータ型の自動二輪車において、シートの下方に配設された燃料タンクの側部に制御装置を取り付けた構成が開示されている。
特開2011-178390号公報
しかし、特許文献1の構成では、燃料タンクの側部に制御装置が取り付けられるため、燃料タンクの容量が減少しやすいという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、燃料タンクの容量を確保しつつ、かつ内燃機関の発熱の影響を避けることができる制御装置の配置構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、操向ハンドル(2)とシート(24)との間に設けられる低床フロア(13)と、前記シート(24)の下方に配設される収納ボックス(25)と、該収納ボックス(25)の後方に配設される燃料タンク(21)と、パワーユニット(P)を制御する制御装置(30)とを有する鞍乗型車両(1)に適用される制御装置の配置構造において、前記燃料タンク(21)の下方に、後輪(WR)の前方上方に位置する後輪泥除けカバー(50)が設けられており、前記制御装置(30)が、前記燃料タンク(21)と前記後輪泥除けカバー(50)との間に配設されている点に第1の特徴がある。
また、前記制御装置(30)の前方側の一部が、前記収納ボックス(25)の後端部の下方に位置する点に第2の特徴がある。
また、前記後輪泥除けカバー(50)に、前方下方に延びる傾斜部(54)が形成されており、前記制御装置(30)が、前記傾斜部(54)に配設されている点に第3の特徴がある。
また、前記鞍乗型車両(1)が、内燃機関(E)の後方に変速機ケース(15)を一体に構成すると共に前記後輪(WR)を軸支するユニットスイング式のパワーユニット(P)を有しており、前記後輪泥除けカバー(50)の前端部に、上方に湾曲する湾曲部(51)が形成されており、前記後輪泥除けカバー(50)が、前記内燃機関(E)の後方上方に配設されており、前記湾曲部(51)が、前記内燃機関(E)と前記制御装置(30)との間に位置する点に第4の特徴がある。
また、前記制御装置(30)は、前記後輪(WR)の上端高さ(h)と重なる高さで、前記内燃機関(E)の後方上方の位置に配設されている点に第5の特徴がある。
また、前記制御装置(30)が、前記後輪(WR)の車軸(29)より前方に位置する点に第6の特徴がある。
さらに、前記収納ボックス(25)の後端底部に、前記制御装置(30)の前方側との干渉を避ける第1逃げ凹部(25c)が形成されており、前記燃料タンク(21)の前端底部に、前記制御装置(30)の後方側との干渉を避ける第2逃げ凹部(21c)が形成されている点に第7の特徴がある。
第1の特徴によれば、操向ハンドル(2)とシート(24)との間に設けられる低床フロア(13)と、前記シート(24)の下方に配設される収納ボックス(25)と、該収納ボックス(25)の後方に配設される燃料タンク(21)と、パワーユニット(P)を制御する制御装置(30)とを有する鞍乗型車両(1)に適用される制御装置の配置構造において、前記燃料タンク(21)の下方に、後輪(WR)の前方上方に位置する後輪泥除けカバー(50)が設けられており、前記制御装置(30)が、前記燃料タンク(21)と前記後輪泥除けカバー(50)との間に配設されているので、制御装置の上方を燃料タンクで保護しつつ、制御装置の下方を後輪による泥はねや水はね等から保護することが可能となる。
第2の特徴によれば、前記制御装置(30)の前方側の一部が、前記収納ボックス(25)の後端部の下方に位置するので、制御装置の前方側の一部を収納ボックスの後端部の下方に潜り込ませることで、燃料タンクの容量を確保しつつ制御装置を配設することが可能となる。
第3の特徴によれば、前記後輪泥除けカバー(50)に、前方下方に延びる傾斜部(54)が形成されており、前記制御装置(30)が、前記傾斜部(54)に配設されているので、例えば、略水平に指向する後輪泥除けカバーに制御装置を配設する場合に比して、制御装置の配置スペースが確保しやすくなる。
第4の特徴によれば、前記鞍乗型車両(1)が、内燃機関(E)の後方に変速機ケース(15)を一体に構成すると共に前記後輪(WR)を軸支するユニットスイング式のパワーユニット(P)を有しており、前記後輪泥除けカバー(50)の前端部に、上方に湾曲する湾曲部(51)が形成されており、前記後輪泥除けカバー(50)が、前記内燃機関(E)の後方上方に配設されており、前記湾曲部(51)が、前記内燃機関(E)と前記制御装置(30)との間に位置するので、後輪泥除けカバーの前端に設けられた湾曲部によって、内燃機関の発熱によって暖められた空気が制御装置に当たることを防ぐことができる。
第5の特徴によれば、前記制御装置(30)は、前記後輪(WR)の上端高さ(h)と重なる高さで、前記内燃機関(E)の後方上方の位置に配設されているので、制御装置を内燃機関に近い位置に配設することで、制御装置と内燃機関とを接続するハーネスを短くすることが可能となる。
第6の特徴によれば、前記制御装置(30)が、前記後輪(WR)の車軸(29)より前方に位置するので、制御装置を内燃機関に近い位置に配設することが容易となる。
第7の特徴によれば、前記収納ボックス(25)の後端底部に、前記制御装置(30)の前方側との干渉を避ける第1逃げ凹部(25c)が形成されており、前記燃料タンク(21)の前端底部に、前記制御装置(30)の後方側との干渉を避ける第2逃げ凹部(21c)が形成されているので、収納ボックスの容量および燃料タンクの容量への影響を抑えながら、制御装置を収めるスペースを効率よく確保することが可能となる。また、収納ボックス、燃料タンクおよび後輪泥除けカバーによって制御装置の周囲を囲んで保護することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームに収納ボックスおよび燃料タンクを取り付けた状態を示す斜視図である。 車体フレームに収納ボックス、燃料タンクおよびパワーユニットを取り付けた状態を示す左側面図である。 車体フレームに収納ボックスおよび燃料タンクを取り付けた状態を示す背面図である。 車体フレームにリヤフェンダ部材および制御装置を取り付けた状態を示す平面図である。 車体フレームにリヤフェンダ部材および制御装置を取り付けて車体左側後方上方から見た状態を示す斜視図である。 車体フレームにリヤフェンダ部材および制御装置を取り付けて車体右側前方上方から見た状態を示す斜視図である。 車幅方向中央で切断した自動二輪車の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、シート24と操向ハンドル2との間に、運転者が足を載せる低床フロア13を備えるスクータ型の鞍乗型車両である。自動二輪車1は、車体フレームFと、車体フレームFにフロントフォーク10を介して支持される前輪WFと、車体フレームFに支持されるユニットスイング型のパワーユニットPと、パワーユニットPの後端部に支持される後輪WRとを備える。
車体フレームFは、ヘッドパイプF1と、ヘッドパイプF1から後下がりに延びる一本のダウンフレームF2と、ダウンフレームF2の下部から左右に延びた後に後方に直線状に延びる左右一対のアンダフレームF3と、左右のアンダフレームF3の後端から一体に後上がりに延びる左右一対の立ち上がりフレームF4と、立ち上がりフレームF4の後方に連なってテールライト20の手前まで延びるリヤフレームF5とを備える。
ヘッドパイプF1は、ステアリングステム6を回動自在に支持する。ステアリングステム6の下端部には、左右一対のフロントフォーク10を支持するボトムブリッジ8が固定されている。ステアリングステム6の上部には操向ハンドル2が取り付けられ、フロントフォーク10の下端部には前輪WFが車軸28を介して支持される。これにより、操向ハンドル2によって前輪WFが操舵可能に構成される。
左右一対のアンダフレームF3は、車体側面視で、ダウンフレームF2の下端部から後方に略水平に延びて、低床フロア13を支持すると共に、車幅方向左側でサイドスタンド26を支持している。左右一対の立ち上がりフレームF4の前方には、前方に突出する湾曲形状の連結フレームF7が取り付けられており、立ち上がりフレームF4の後方側には、パワーユニットPが揺動自在に支持される。パワーユニットPの下部には、センタスタンド26aが取り付けられている。
パワーユニットPは、内燃機関であるエンジンEの後部に無段変速機の変速機ケース15を一体に構成したユニットスイング式とされる。変速機ケース15の上部にはエンジンの吸気通路に接続されるエアクリーナボックス16が配設されている。後輪WRの車幅方向右側には、エンジンの燃焼ガスを排出するマフラ(不図示)が配設される。パワーユニットPの後端部は、リヤクッション18によってリヤフレームF5に吊り下げられている。
自動二輪車1の外装部品としての車体カバーは、ヘッドパイプF1の前方を覆うフロントカバー11と、フロントカバー11の両側端に連結される左右一対のレッグシールド7と、低床フロア13の車幅方向外側に連なるアンダカバー12と、操向ハンドル2の中央部を覆うハンドルカバー3とを含む。ヘッドライト5を支持するハンドルカバー3の上部には、車体側面視で後上方に延びるウインドスクリーン4が配設されている。
また、車体カバーは、左右のリヤフレームF5の車幅方向外側を覆う左右一対のリヤサイドカバー22と、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ9と、後輪WRの後方上方を覆う後輪泥除けカバーとしてのリヤフェンダ部材50と、後輪WRの前方上方を覆うインナリヤフェンダ17とを含む。リヤフェンダ部材50の上部後端にはテールライト20が取り付けられており、シート24とテールライト20との間にはグラブレール27が配設されている。
開閉式のシート24の下方には、ヘルメットや工具等の荷物を収納できる収納ボックス25が配設されている。収納ボックス25は、左右のリヤフレームF5の間に配設され、その前端下部が連結フレームF7の上部に固定される。シート24は、収納ボックス25の前端上部に揺動自在に取り付けられており、収納ボックス25の開閉蓋として機能する。収納ボックス25の後方には、燃料タンク21が配設されている。同乗者が用いる開閉式のピリオンステップ23は、左右のリヤフレームF5に固定されている。低床フロア13の下部には、バッテリ14が配設されている。
本実施形態に係る制御装置の配置構造は、パワーユニットPを制御する制御装置30が、収納ボックス25および燃料タンク21の下方に配設されている点に特徴がある。
図2は、車体フレームFに収納ボックス25および燃料タンク21を取り付けた状態を示す斜視図である。前記したように、車体フレームFは、ヘッドパイプF1から後方下方に延びるダウンフレームF2と、ダウンフレームF2の下端部から後方に延びる左右一対のアンダフレームF3と、アンダフレームF3の後端部から後方上方に立ち上がる立ち上がりフレームF4と、立ち上がりフレームF4の後端部から後方に延びるリヤフレームF5とを含む。アンダフレームF3からリヤフレームF5までは、モナカ合わせ構造による単一部品とされる。
左右のアンダフレームF3の間は、車幅方向に指向するクロスパイプF6によって連結されている。車幅方向左側のアンダフレームF3には、サイドスタンド26を揺動自在に軸支する支持プレートF11が固定されている。収納ボックス25の前方下端部を支持する連結フレームF7は、左右の立ち上がりフレームF4の前面側に架け渡されている。立ち上がりフレームF4の後面側には、パワーユニットPを揺動自在に軸支するピボットが通る貫通孔40が形成されたピボットプレート43が固定されている。ピボットプレート43には、ピリオンステップ23を支持するピリオンステップホルダF8が固定されている。さらに、リヤフレームF5の後部には、左右のリヤフレームF5の後端部を連結する湾曲フレームF9が固定されており、湾曲フレームF9の内側には、シートキャッチ等を支持する支持プレートF10が固定されている。
収納ボックス25および燃料タンク21(図示点描ハッチング部)は、左右のリヤフレームF5の間に挟まれるように配設されている。収納ボックス25の前方側には、収納凹部25aが形成されており、収納凹部25aの後方には、燃料タンク21の給油口21aの周囲を保護する延出部25bが形成されている。
図3は、車体フレームFに、収納ボックス25、燃料タンク21およびパワーユニットPを取り付けた状態を示す左側面図である。前記したように、パワーユニットPは、エンジンEの後部に無段変速機の変速機ケース15を一体に構成したユニットスイング式とされる。変速機ケース15には、クランクシャフト(不図示)の軸支孔41および後輪WRの車軸29の軸支孔42が形成されている。
本実施形態に係る制御装置の配置構造では、制御装置30が、収納ボックス25と燃料タンク21の間の位置で、収納ボックス25および燃料タンク21の下方に配設されている。収納ボックス25の後端下部には、制御装置30の前方側との干渉を防ぐ第1逃げ凹部25cが形成されており、燃料タンク21の前端下部には、制御装置30の後方側との干渉を防ぐ第2逃げ凹部21cが形成されている。この構成によれば、収納ボックス25および燃料タンク21の容量を可能な限り確保しながら、制御装置30を上方寄りの位置に配設することが可能となる。
図4は、車体フレームFに収納ボックス25および燃料タンク21を取り付けた状態を示す背面図である。制御装置30は、燃料タンク21の底部が左下がりの形状とされることに合わせて、車幅方向右側寄りの位置に配設されている。平面視で略方形をなすと共に天地寸法が短い平箱状とされる制御装置30には、車体後方側に2つのコネクタ30a,30bが設けられると共に、車体前方に1つのコネクタ30cが設けられる。コネクタ30cから延びるハーネス(不図示)は、エンジンEの燃料噴射装置や各種センサ等に接続される。
図5は、車体フレームFにリヤフェンダ部材50および制御装置30を取り付けた状態を示す平面図である。また、図6は車体フレームFにリヤフェンダ部材50および制御装置30を取り付けて車体左側後方上方から見た状態を示す斜視図であり、図7は車体フレームFに、リヤフェンダ部材50および制御装置30を取り付けて車体右側前方上方から見た状態を示す斜視図である。
リヤフレームF5の下部には、薄板状の合成樹脂等からなるリヤフェンダ部材50が取り付けられている。後輪泥除けカバーとしてのリヤフェンダ部材50は、収納ボックス25の後端近傍から燃料タンク21の底面全体を下方から覆う本体部52と、本体部52の後方に連なって後輪WRの後方までを覆う下方延出部53と、本体部52の前方下方に伸びる傾斜部54とを含む。
制御装置30は、本体部52の車幅方向右側寄りの位置で、本体部52の上面、すなわち、傾斜部54の上面に固定されている。制御装置30の上面には、複数の冷却フィン30dが設けられている。制御装置30の前方に位置する本体部52の前端部には、上方に湾曲する形状とすることで制御装置30をエンジン熱や水はね等から保護する湾曲部51が形成されている。
図8は、車幅方向中央で切断した自動二輪車1の断面図である。シート24の底板24aは、シート24を閉じた際に、収納凹部25aに蓋をすると共に、燃料タンク21の上部を保護する機能を有する。
本実施形態では、制御装置30が、燃料タンク21とリヤフェンダ部材50との間に配設されているため、制御装置30の上方を燃料タンク21で保護しつつ、制御装置30の下方を後輪WRによる泥はねや水はね等から保護することができる。また、制御装置30の前方側の一部が、収納ボックス25の後端部の下方に位置するので、制御装置30の前方側の一部を収納ボックス25の後端部の下方に潜り込ませることで、燃料タンク21の容量を確保しつつ制御装置30を配設することが可能となる。また、制御装置30が、傾斜部(54)に配設されていることで、例えば、略水平に指向するリヤフェンダ部材50に制御装置30を配設する場合に比して、制御装置30の配置スペースが確保しやすくなる。
このとき、収納ボックス25の後端底部に第1逃げ凹部25cが形成されると共に、燃料タンク21の前端底部に第2逃げ凹部21cが形成されていることで、収納ボックス25の容量および燃料タンク21の容量への影響を抑えながら、制御装置30を収めるスペースを効率よく確保することが可能とし、さらに、収納ボックス25、燃料タンク21およびリヤフェンダ部材50によって制御装置30の周囲を囲んで保護することが可能となる。
また、リヤフェンダ部材50が、エンジンEの後方上方に配設されており、本体部52に形成される湾曲部51が、エンジンEと制御装置30との間に位置するため、湾曲部51によって、エンジンEの発熱で暖められた空気が制御装置30に当たることを防ぐことを可能としている。
本実施形態では、制御装置30が、後輪WRの車軸29より前方で、後輪WRの前端位置Vと重なる位置に配設されている。これにより、制御装置30をエンジンEに近い位置に配設することが容易となる。さらに、制御装置30が、後輪WRの上端高さhと重なる高さで、エンジンEの後方上方の位置に配設されていることで、制御装置30がエンジンに近い位置に配設され、制御装置30とエンジンEの燃料噴射装置等とを接続するハーネスを短くすることが可能となる。
なお、自動二輪車の形態、収納ボックスおよび燃料タンクの形状、制御装置の形状や構造、リヤフェンダ部材の形状や構造等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、自動二輪車はエンジンに換えてモータを動力源とする電動車両としてもよい。本発明に係る制御装置の配置構造は、シートの下方に燃料タンクを有する鞍乗型の三輪車や四輪車等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、2…操向ハンドル、13…低床フロア、15…変速機ケース、21…燃料タンク、21c…第2逃げ凹部、24…シート、25…収納ボックス、25c…第1逃げ凹部、29…後輪の車軸、30…制御装置、50…リヤフェンダ部材(後輪泥除けカバー)、51…湾曲部、E…エンジン(内燃機関)、P…パワーユニット、WR…後輪、h…後輪の上端高さ

Claims (9)

  1. 操向ハンドル(2)とシート(24)との間に設けられる低床フロア(13)と、前記シート(24)の下方に配設される収納ボックス(25)と、該収納ボックス(25)の後方に配設される燃料タンク(21)と、パワーユニット(P)を制御する制御装置(30)とを有する鞍乗型車両(1)に適用される制御装置の配置構造において、
    前記燃料タンク(21)の下方に、後輪(WR)の前方上方に位置する後輪泥除けカバー(50)が設けられており、
    前記制御装置(30)が、前記燃料タンク(21)と前記後輪泥除けカバー(50)との間に配設されており、
    前記制御装置(30)は、前記燃料タンク(21)と少なくとも一部が上面視で重なるように、前記燃料タンク(21)の底面と前記後輪泥除けカバー(50)との間に位置し、
    前記制御装置(30)は、前記収納ボックス(25)の下面より下方に位置し、
    前記収納ボックス(25)の下面と前記制御装置(30)は、少なくとも一部が上面視で重なり、
    前記制御装置(30)の面積の大きい底面が前記後輪泥除けカバー(50)に近接して取り付けられていることを特徴とする制御装置の配置構造。
  2. 前記制御装置(30)の前方側の一部が、前記収納ボックス(25)の後端部の下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の制御装置の配置構造。
  3. 前記後輪泥除けカバー(50)に、前方下方に延びる傾斜部(54)が形成されており、
    前記制御装置(30)が、前記傾斜部(54)に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置の配置構造。
  4. 前記鞍乗型車両(1)が、内燃機関(E)の後方に変速機ケース(15)を一体に構成すると共に前記後輪(WR)を軸支するユニットスイング式のパワーユニット(P)を有しており、
    前記後輪泥除けカバー(50)の前端部に、上方に湾曲する湾曲部(51)が形成されており、
    前記後輪泥除けカバー(50)が、前記内燃機関(E)の後方上方に配設されており、
    前記湾曲部(51)が、前記内燃機関(E)と前記制御装置(30)との間に位置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の制御装置の配置構造。
  5. 前記制御装置(30)は、前記後輪(WR)の上端高さ(h)と重なる高さで、前記内燃機関(E)の後方上方の位置に配設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の制御装置の配置構造。
  6. 前記制御装置(30)が、前記後輪(WR)の車軸(29)より前方に位置することを特徴とする請求項5に記載の制御装置の配置構造。
  7. 前記収納ボックス(25)の後端底部に、前記制御装置(30)の前方側との干渉を避ける第1逃げ凹部(25c)が形成されており、
    前記燃料タンク(21)の前端底部に、前記制御装置(30)の後方側との干渉を避ける第2逃げ凹部(21c)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の制御装置の配置構造。
  8. 前記制御装置(30)の上面に冷却フィン(30d)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の制御装置の配置構造。
  9. 操向ハンドル(2)とシート(24)との間に設けられる低床フロア(13)と、前記シート(24)の下方に配設される収納ボックス(25)と、該収納ボックス(25)の後方に配設される燃料タンク(21)と、パワーユニット(P)を制御する制御装置(30)とを有する鞍乗型車両(1)に適用される制御装置の配置構造において、
    前記燃料タンク(21)の下方に、後輪(WR)の前方上方に位置する後輪泥除けカバー(50)が設けられており、
    前記制御装置(30)が、前記燃料タンク(21)と前記後輪泥除けカバー(50)との間に配設されており、
    前記制御装置(30)は、前記燃料タンク(21)と少なくとも一部が上面視で重なるように、前記燃料タンク(21)の底面と前記後輪泥除けカバー(50)との間に位置し、
    前記制御装置(30)の面積の大きい底面が前記後輪泥除けカバー(50)に近接して取り付けられており、
    前記制御装置(30)の上面に冷却フィン(30d)が設けられていることを特徴とする制御装置の配置構造。
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