JP5863630B2 - 車載電装部品の配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車載電装部品の配置構造の改良に関する。
車体カバー内に、ECU等の電装部品が配置される車両が知られている(例えば、特許文献1(図1、図4)参照。)。
特許文献1の図1及び図4に示すように、車体フレーム(4)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)のヘッドパイプ(4a)は、車両前方側がフロントカバー(17)で覆われ、車両後方側がレッグシールド(13)で覆われる。このレッグシールド(13)の前方に、インナボックス(16)が配置される。このインナボックス(16)とレッグシールド(13)間に、ECU(20c)が配置される。
特許文献1の車両では、ECU(20c)は、カバー内に配置される。車両のカバー内に配置されるECU(20c)であっても、カバーの隙間等からカバー内に雨水等が侵入する可能性がある。対策として、ECU(20c)自体に十分な防水構造をもたせることが考えられる。しかし、ECU(20c)自体を防水構造にすると、コストアップや大型化を招き易い。
ECU等の電装部品自体のコストアップや大型化を招くことなく、電装部品に防止対策を施すことができる技術が望まれる。
特開2006−231952公報
本発明は、ECU等の電装部品自体のコストアップや大型化を招くことなく、電装部品に防水対策を施すことができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、底部及びこの底部の周縁から上方に延びる側壁部を有し車体外装部品に覆われる収納ボックスと、この収納ボックスの開口を塞ぐ蓋部材とからなり物品を収納する収納部を車両に備え、この車両に車載電装部品が搭載されている車載電装部品の配置構造において、収納ボックスは、開口の周縁部から外側へ一体に延びる庇部と、この庇部から側壁部と離間しながら下方へ延びる縦壁部とを備え、車載電装部品は、側壁部と、庇部と、縦壁部とによって形成される空間内に収容され、蓋部材は、収納ボックスに回動可能に支持されるものであって、収納ボックスは、蓋部材を回動可能に支持する支持部が外側へ向けて延びるように形成され、支持部は、先端にヒンジ軸を有する庇部であり、支持部の両端と側壁部の間に、車載電装部品を覆うように左右の庇側壁が渡されることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、収納ボックスは、側壁部の上縁から外側へ向けて張り出すように設けられ蓋部材と接触することで収納ボックスと蓋部材の間をシールするシール部を備え、庇部は、シール部から外側へ延びるように形成されることを特徴とする。
請求項に係る発明では、車載電装部品は、側壁部と縦壁部とに挟まれることで支持されることを特徴とする。
請求項に係る発明では、車載電装部品は、シール部の下方に配置されることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、縦壁部は、上縦壁部と、この上縦壁部の前面よりも車両前方側に位置する下縦壁部とからなり、上縦壁部の前面と下縦壁部の前面の境界に係合孔部が開けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車載電装部品は、収納ボックスを構成する側壁部と庇部と縦壁部とによって形成される空間内に収容される。すなわち、収納ボックスに、車載電装部品を収納する空間を一体に設けたので、簡単な構成で、車載電装部品に水はかかり難くなる。車載電装部品に水がかかり難くなれば、車載電装部品そのものに付加的な防水対策を施す必要はなくなるので、部品点数を減らすことができる。結果、車載電装部品のコストアップや大型化を招くことなく、車載電装部品に防水対策を施すことができる。
また、収納ボックスは、外側へ向けて延びるように蓋部材を支持する支持部が形成され、この支持部は庇部である。すなわち、庇部の一部を支持部として利用したので、収納ボックスの構造を簡便なものにすることができる。
請求項2に係る発明では、収納ボックスは、側壁部の上縁から外側へ向けて張り出すシール部を備え、このシール部から外側へ延びるように庇部が形成される。すなわち、庇部の一部をシール部として利用したので、収納ボックスの構造を簡便なものにすることができる。
請求項に係る発明では、車載電装部品は、側壁部と縦壁部とに挟まれることで支持される。側壁部と縦壁部とで支持される車載電装部品であれば、車載電装部品を支持する支持ステー等の部材を省くことができる。結果、部品点数を一層減らすことができる。
請求項に係る発明では、車載電装部品は、庇部よりも側壁部に近接配置されるシール部の下方に配置される。すなわち、車載電装部品を側壁部に近づけて配置できるので、車載電装部品をコンパクトに配置できる。
本発明に係る自動二輪車の右側面図である。 図1の2矢視図(上面図)である。 図2の3−3線断面図である。 図3の要部の分解斜視図(シートが取り外された状態)である。 図3の要部断面図である。 図5の6−6線断面図である。 図3の変形例図である。 図7の8矢視図である。 実施例2に係る電装部品配置構造を説明する断面図である。 図9の変形例図である。 実施例3に係る電装部品配置構造を説明する平面図である。 図11の12−12線断面図である。 図12の変形例図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、スクータ型車両10は、車体フレーム11の前部に前輪13が操向自在に支持され、車体フレーム11の後部に後輪14を含むパワーユニット15が揺動自在に支持される、いわゆる、ユニットスイング式の車両である。パワーユニット15と車体フレーム11の間には、リヤクッションユニット16が渡されている。
車体フレーム11は、操舵系20を軸支するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21に取付けられ斜め後下方に延設され、略水平後方に延設された後、斜め後上方へ延設されるメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端部から斜め後上方に向けて延設されるリヤフレーム23と、このリヤフレーム23の前端に車幅方向に渡される第1クロスフレーム25と、この第1クロスフレーム25の後方にてリヤフレーム23に、車幅方向に渡される第2クロスフレーム26とを主要素とする。
操舵系20は、ヘッドパイプ21に操向自在に取付けられるフロントフォーク31と、このフロントフォーク31の下端に回転自在に取付けられる前輪13と、フロントフォーク31の上端に取付けられる操向ハンドル32とを主要素とする。
車体フレーム11の周囲は、車体外装部品40で覆われる。この車体外装部品40は、シート41と、このシート41の周囲を覆うカバー部材43とからなる。カバー部材43は、ヘッドパイプ21の前方を覆うフロントカウル44と、このフロントカウル44に連続してヘッドパイプ21の後方を覆うレッグシールド45と、操向ハンドル32の周囲を覆うハンドルカバー46と、レッグシールド45の下端から後方へ延びるアンダカウル47と、このアンダカウル47の後部上端から車両後上方へ連続して延びるサイドカウル48と、フロントフォーク31に取付けられ前輪13の上方を覆うように前輪13ではねた泥をよけるフロントフェンダ49と、後輪14の上方にてリヤフレーム23に取付けられ後輪14ではねた泥をよけるリヤフェンダ50とからなる。
パワーユニット15は、エンジン17と、このエンジン17に一体化されエンジン17の後方に延びている図示せぬベルト式無段変速機とを有し、このベルト式無段変速機の後端に後輪14が取付けられている。エンジン17のシリンダ部52に、吸気装置53及び排気装置54が接続される。吸気装置53は、エアクリーナ55と、エアクリーナ55に接続した燃料供給装置56とからなる。排気装置54は、エンジン17に接続し後方に延ばした排気管57と、この排気管57に接続され後方に延ばした消音器58とからなる。
リヤフレーム23には、上方へ開口する収納ボックス61が設けられ、この収納ボックス61の後方に燃料タンク62が配置され、これらの収納ボックス61と燃料タンク62の上方に乗員が跨って座るシート41が開閉可能に取付けられている。
次に、収納部の構成について説明する。
図2に示すように、ヘルメットHe等の物品を収納することができる収納部70は、上方へ開口し物品を出し入れする開口71を有する収納ボックス61と、開口71を開閉可能に塞ぐ蓋部材74とからなる。収納ボックス61の前端に、蓋部材74の開閉の支点となるヒンジ部73が配置される。すなわち、蓋部材74は、収納ボックス61にヒンジ部73を介して回動可能に支持される。蓋部材74は、開口71を塞ぐ部材であるが、シート41で蓋部材74を兼ねさせた。
ヒンジ部73は、収納ボックス61側に備えられる支持部76と、この支持部76に車幅方向水平に挿通されるヒンジ軸77と、このヒンジ軸77の両端に取付けられる左右のシート側ヒンジ78とからなる。
図3に示すように、収納ボックス61は、底部81及びこの底部81の周縁から上方に延びる側壁部82を有し側方が車体外装部品(カバー部材43)に覆われ、上方に開口し物品を出し入れする開口部(開口71)を備えている。側壁部82の上縁82aに、外側へ向けて張り出すようにシール部83が延びている。このシール部83は、蓋部材(シート41)と接触することでシート41の荷重を受けると共に、収納ボックス61とシート41の間をシールする機能を有する。収納ボックス61の側壁部82は、図2に示すように、開口71の周囲を一周するように形成され、側壁部82の上端に形成したシール部83は、水平方向で外方に拡がり鍔状を呈している。
図3にて、収納ボックス61は、車両後方に臨む側の側壁部82にフック係止部85が突設される。また、収納ボックス61の底部81に、板状のステー86が取付けられている。このステー86は、第1クロスフレーム25によって支持され、フック係止部85は、第2クロスフレーム26に掛け止められ係止されることで、車体フレーム11に収納ボックス61が支持される。
次に、シート41は、シート底板91と、このシート底板91に載置されるクッション材92と、このクッション材92を覆うと共にクッション材92をシート底板91と一体化するシート表皮93とからなる。
シート底板91の下面91bに、シール部83の上面83aに当接するシール部材94が取付けられる。シール部材94は、収納ボックス61に形成されるシール部83の輪郭に合わせて配置される。シール部材94は、ラバー等の弾性部材が用いられる。
次に、車載電装部品100(以下、「電装部品100」ともいう。)が配置される収納部の前部構造について詳細に説明する。
図4に示すように、収納ボックス61の車両前方に臨む側にて、収納ボックス61の側壁部82から車両前方に水平に庇部101が延びている。この庇部101で、庇部101の下方に配置される車載電装部品100を上から覆うようにした。車載電装部品100は、その下面に電装線99を連結したカプラ98が着脱可能に接続される。
庇部101は、蓋部材(図3、符号74)が接触するシール部83と、このシール部83から斜め前下方に延びる斜部102と、この斜部102から車両前方に延びる水平部103と、この水平部103の先103aに設けられ蓋部材74を回動自在に支持する支持部76と、水平部103の車両長手方向中間部から下方に延びる縦壁部104と、水平部103、支持部76及び縦壁部104の左右端部にて、側壁部82との間に渡される左右の庇側壁105L、105Rとからなる。水平部103に孔部106が開けられている。
車載電装部品100は、直方体状を呈し、その前面100aに前方に突出する左右2つの係合凸部107を備え、これらの係合凸部107と各々係合する係合孔部108が縦壁部104に開けられる。車載電装部品100を組付ける際は、車載電装部品100を庇部101の下方から上方へ図矢印aの如く移動させ、係合孔部108に係合凸部107を係合させることで、車載電装部品100を収納ボックス61に取付ける。
図5に示すように、収納ボックス61は、側壁部82と、この側壁部82の上端から外側へ一体に延びる庇部101と、この庇部101から側壁部82と離間しながら側壁部82に対して平行に下方へ延びる縦壁部104とを備えている。車載電装部品100は、側壁部82と、庇部101と、縦壁部104とによって形成される空間109内に収容される。庇部101は、収納ボックス61に上方へ開口する開口71の周縁部111の一部を車両前方へ延ばすことで形成される。
収納ボックス61の庇部101は、車両前方へ臨む側にて、側壁部82の上縁82aから外側へ向けて張り出すように設けられるシール部83を含み、このシール部83から外側へ延びるように形成される。シール部83の下方に、車載電装部品100が配置される。収納ボックス61は、外側へ向けて延びるように形成される庇部101を有しこの庇部101の先に、蓋部材74を回動可能に支持する支持部76が形成される。
次に、車載電装部品100の支持構造について説明する。
車載電装部品100は、側壁部82と、この側壁部82の前方にて側壁部82と離間して配置される縦壁部104とに挟まれることで支持される。縦壁部104は、上縦壁部113と、この上縦壁部113の前面113aよりも車両前方側に位置する下縦壁部114とからなり、上縦壁部113の前面113aと下縦壁部114の前面114aの境界に係合孔部108が開けられる。下縦壁部114の上面に肩部115が形成され、この肩部115に係合突部107の下面107bを当接させ、側壁部82の外面82aと上縦壁部113の内面113bと、下縦壁部114の肩部115とで電装部品100を支持するようにした。
上縦壁部113の内面113bに比べ、下縦壁部114の内面114bは、車両前方に位置するため、前面100aに係合突部107を有する車載電装部品100を空間109へ挿入後、係合突部107を係合孔部108へ容易に係合させることができる。従って、車載電装部品100の取付作業を容易に行うことができる。
図6に示すように、庇部101の前端に形成される支持部76の両端と側壁部82の間に、庇部101を補強する左右の庇側壁105L、105Rが渡される。車載電装部品100は、側壁部82と、この側壁部82の左右から前方に延びる左右の庇側壁105L、105Rと、これらの左右の庇側壁105L、105Rの間に渡される縦壁部104とによって形成される空間109に収納される。これにより、電装部品100は車幅方向にも保持することができる。加えて、左右の庇側壁105L、105Rを設けたので、上方からかかる水に加えて、側方からかかる水の侵入を防止できる。さらに、電装部品100の四方を、収納ボックス61に空間109を一体的に形成したので、部品点数が増えることもない。
以上に述べた車載電装部品の配置構造の作用を次に述べる。
図5にて、車載電装部品100は、収納ボックス61を構成する側壁部82と庇部101とによって形成される空間109内に収容される。すなわち、収納ボックス61に、車載電装部品100を収納する空間109を一体に設けたので、簡単な構成で、車載電装部品100に水はかかり難くなる。電装部品100に水がかかり難くなるので、電装部品100そのものに付加的な防水対策を施すことが不要になる。結果、電装部品100のコストアップや大型化を招くことなく、電装部品100に防水対策を施すことができる。
また、蓋部材74と接触するシール部83は、収納ボックス61の庇部101に備えられている。すなわち、庇部101の一部をシール部83として利用したので、収納ボックス61の構造を簡便なものにすることができる。
庇部101よりも側壁部82に近接配置されるシール部83の下方に、車載電装部品100が配置される。すなわち、車載電装部品100を側壁部82に近づけて配置できるので、車載電装部品100をコンパクトに配置できる。
さらに、蓋部材74を支持する支持部76は、収納ボックス61の庇部101に備えられている。すなわち、庇部101の一部を支持部76として利用したので、収納ボックス61の構造を簡便なものにすることができる。
車載電装部品100は、側壁部82と縦壁部104とに挟まれることで支持される。側壁部82と縦壁部104とで支持される車載電装部品100であれば、車載電装部品100を支持する支持ステー等の部材を省くことにより部品点数を一層減らすことができる。
次に、図5の変形例について説明する。
図7に示すように、収納ボックス61の車両前方に臨む側に庇部101が車両前方へ水平に延設され、この庇部101の直下で側壁部82に接触させるように車載電装部品100を配置し、この車載電装部品100に車両前方から下端にフック状のストッパ部121を有する板状のカバー部材43を合わせるように取付けた。その際、ストッパ部121が車載電装部品100の下面に当接するため、車載電装部品100の脱落は阻止される。車載電装部品100と側壁部82の間、及び車載電装部品100とカバー部材43の間には、スポンジ122、122が介在され、収納ボックス61に生じた振動が車載電装部品100に伝達されることを防止する。
図8に示すように、カバー部材43は、庇部101の前面100aと左右の庇側壁105L、105Rの前面105La、105Raに締結部材123で締結される。前面105La、105Raは、高さ方向下方に延びている。側壁部82、左右の庇側壁105L、105R及びカバー部材43で車載電装部品100を囲うようにしたので、十分な防水性が発揮され、電装部品100そのものに付加的な防水対策を施すことが不要になる。結果、電装部品100のコストアップや大型化を招くことなく、電装部品100に防水対策を施すことができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図9に示すように、収納ボックス61の車両後方に臨む側にてシール部83を含む庇部101が後方へ延ばされ、この庇部101の後端から下方へ側壁部82と離間しながら下方へ延びる後縦壁部104が設けられ、側壁部82と庇部101と後縦壁部104とで囲われる空間109に、車載電装部品100が収容される。車載電装部品100の周囲と側壁部82、庇部101及び縦壁部104の間には、上下のスポンジ122が介在され、収納ボックス61に生じた振動が車載電装部品100に伝達されることを防止する。
このように、車載電装部品100は、収納ボックス61を構成する側壁部82と庇部101とによって形成される空間109内に収容される。すなわち、収納ボックス61に、車載電装部品100を収納する空間109を一体に設けたので、簡単な構成で、車載電装部品100に水をかかり難くすることができる。電装部品100に水がかかり難くなるので、電装部品100そのものに付加的な防水対策を施すことが不要になる。結果、電装部品100のコストアップや大型化を招くことなく、電装部品100に防水対策を施すことができる。
また、蓋部材74と接触するシール部83は、収納ボックス61の庇部101に備えられている。すなわち、庇部101の一部をシール部83として利用したので、収納ボックス61の構造を簡便なものにすることができる。
次に、図9の変形例について説明する。
図10に示すように、収納ボックス61の車両後方に臨む側に庇部101が車両後方へ水平に延設され、この庇部101の直下で側壁部82に接触させるように車載電装部品100を配置し、この車載電装部品100に車両後方から下端にフック状のストッパ部121を有する板状のカバー部材43を合わせるように取付けた。その際、ストッパ部121が車載電装部品100の下面に当接しているため、車載電装部品100の脱落は阻止される。車載電装部品100と側壁部82の間、及び車載電装部品100とカバー部材43の間には、スポンジ122が介在され、収納ボックス61に生じた振動が車載電装部品100に伝達されることを防止する。その他の構造及び作用については、前述した変形例1と大きく変わるところはなく説明を省略する。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図11に示すように、収納ボックス61の車両斜め前方を臨む位置に、物品を出し入れする開口71とは別に、サービスマニュアル(図12、符号131)等の物品を収納可能な第2の開口132及びこの第2の開口132から下方に延びているスペース133が形成される。
図12に示すように、側壁部82の高さ方向中間部から水平方向外方に縦壁部104を支持する中間壁134が形成され、この中間壁134の上方にて、側壁部82と中間壁134と縦壁部104で囲まれた部分に第2のスペース133が形成され、中間壁134の下方にて、側壁部82と中間壁134と縦壁部104で囲まれた部分に車載電装部品100が収納可能な第3のスペース136が形成される。この第3のスペース136に電装部品100が収容されている。電装部品100の下方にゴム等の弾性部材で形成されるストッパ137が挿入され、電装部品100を支持する。その他の構造については、実施例1と大きく変わるところはなく説明を省略する。
次に、図12の変形例について説明する。
図13に示すように、側壁部82の高さ方向中間部から外方に縦壁部104を支持する中間壁134が形成され、この中間壁134の下方にて、側壁部82と中間壁134と縦壁部104で囲まれた部分に車載電装部品100が収納可能なスペース133が形成される。図12と異なる点は、中間壁134の上方に延びている側壁部82を省くことで第2のスペースを省略した点にあり、その他、大きく異なるところはなく説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、電装部品が備えられている自動二輪車に好適である。
10…車両(スクータ型車両)、40…車体外装部品、61…収納ボックス、70…収納部、71…開口、74…蓋部材、76…支持部、81…底部、82…側壁部、83…シール部、100…車載電装部品(電装部品)、101…庇部、104…縦壁部。

Claims (5)

  1. 底部(81)及びこの底部(81)の周縁から上方に延びる側壁部(82)を有し車体外装部品(40)に覆われる収納ボックス(61)と、この収納ボックス(61)の開口(71)を塞ぐ蓋部材(74)とからなり物品を収納する収納部(70)を車両(10)に備え、この車両(10)に車載電装部品(100)が搭載されている車載電装部品の配置構造において、
    前記収納ボックス(61)は、前記開口(71)の周縁部から外側へ一体に延びる庇部(101)と、この庇部(101)から前記側壁部(82)と離間しながら下方へ延びる縦壁部(104)とを備え、
    前記車載電装部品(100)は、前記側壁部(82)と、前記庇部(101)と、前記縦壁部(104)とによって形成される空間内に収容され
    前記蓋部材(74)は、前記収納ボックス(61)に回動可能に支持されるものであって、
    前記収納ボックス(61)には、前記蓋部材(74)を回動可能に支持する支持部(76)が外側へ向けて延びるように形成され、
    前記支持部(76)は、先端にヒンジ軸(77)を有する前記庇部(101)であり、 前記支持部(76)の両端と前記側壁部(82)の間に、前記車載電装部品(100)を覆うように左右の庇側壁(105L、105R)が渡されることを特徴とする車載電装部品の配置構造。
  2. 前記収納ボックス(61)は、前記側壁部(82)の上縁から外側へ向けて張り出すように設けられ前記蓋部材(74)と接触することで前記収納ボックス(61)と前記蓋部材(74)の間をシールするシール部(83)を備え、
    前記庇部(101)は、前記シール部(83)から外側へ延びるように形成されることを特徴とする請求項1記載の車載電装部品の配置構造
  3. 前記車載電装部品(100)は、前記側壁部(82)と前記縦壁部(104)とに挟まれることで支持されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の車載電装部品の配置構造。
  4. 前記車載電装部品(100)は、前記シール部(83)の下方に配置されることを特徴とする請求項2記載の車載電装部品の配置構造。
  5. 前記縦壁部(104)は、上縦壁部(113)と、この上縦壁部(113)の前面(113a)よりも車両前方側に位置する下縦壁部(114)とからなり、上縦壁部(113)の前面(113a)と下縦壁部(114)の前面(114a)の境界に係合孔部(108)が開けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車載電装部品の配置構造。
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