JP6664500B2 - 鞍乗型車両のバッテリケース - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両のバッテリケースに係り、特に、左右一対の車体フレームの間にバッテリを支持する鞍乗型車両のバッテリケースに関する。
従来から、鞍乗型車両の車載バッテリを車体フレーム等に支持するためのバッテリケースが知られている。
特許文献1には、ヘッドパイプから後方下方に延びる左右一対のフレームパイプを有する自動二輪車において、左右の角型フレームパイプを、車体下方から車幅方向にまたぐようにして取り付けられるバッテリケースを備え、このバッテリケースに形成された凹部に上方からバッテリを収納することで、左右のフレームパイプの間にバッテリを支持するようにした構造が開示されている。
特開2000−38177号公報
ここで、特許文献1に記載された自動二輪車は、運転者が着座するシートの下方に燃料タンクを配置する構造であるため、左右一対のフレームパイプの上方はカバー部材で覆われるのみで、バッテリの後方にはオイルタンクも配設されている。
しかし、操向ハンドルとシートとの間に燃料タンクを配置する一般的な自動二輪車では、左右のフレームパイプの間にECUやイグニッションコイルなどの電装品が配設されることはあるが、バッテリを配置する場合はレイアウトの自由度の観点から左右のフレームパイプの間にバッテリケースを配設するというレイアウトを実現しにくいという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、左右の車体フレームの間の空間を有効活用することができる鞍乗型車両のバッテリケースを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、ヘッドパイプ(9)から後方下方に延びる左右一対のメインフレーム(2a)と、前記ヘッドパイプ(9)の後方かつ前記メインフレーム(2a)の上方に位置する燃料タンク(3)とを有する鞍乗型車両(1)に取り付けられ、少なくともバッテリ(B)が収納される鞍乗型車両のバッテリケース(70)において、前記バッテリケース(70)は、前記ヘッドパイプ(9)と前記燃料タンク(3)との間に位置しており、前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)が、車体側面視で、一部が重なるように配設されており、前記バッテリケース(70)の後部が、前記燃料タンク(3)の車幅方向中央の前部に形成された凹部(3b)に収められる点に第1の特徴がある。
また、前記バッテリケース(70)は、バッテリ(B)を収容するケース部(72)と、該ケース部(72)の上部開口を覆うカバー部(71)とを有し、前記ケース部(72)と前記カバー部(71)とが、車体側面視で、一部が重なる点に第2の特徴がある。
また、鞍乗型車両(1)には、前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)の全体を上方から覆うタンクカバー(4)が設けられており、前記タンクカバー(4)には、前記燃料タンク(3)の給油口キャップ(3a)を車体上方に露出させる貫通孔(4b)が形成されたメンテナンスリッド(4a)が着脱可能に設けられており、前記バッテリケース(70)が、前記メンテナンスリッド(4a)の下方に配設されている点に第3の特徴がある。
さらに、前記メインフレーム(2a)は、前記ヘッドパイプ(9)から車幅方向外側に広がりながら後方下方に延び、その後、左右間隔を狭めながら後方に延びる形状とされており、前記バッテリケース(70)が、前記ヘッドパイプ(9)の後部から前記メインフレーム(2a)の左右間隔が最大となる部分までの間に収まるように、車体平面視で略台形をなす点に第4の特徴がある。
第1の特徴によれば、前記バッテリケース(70)は、前記ヘッドパイプ(9)と前記燃料タンク(3)との間に位置しており、前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)が、車体側面視で、一部が重なるように配設されており、前記バッテリケース(70)の後部が、前記燃料タンク(3)の車幅方向中央の前部に形成された凹部(3b)に収められるので、燃料タンク容量の低下を最小限に抑えつつ、ヘッドパイプと燃料タンクとの間にバッテリケースを配置することが可能となる。これにより、ヘッドパイプから燃料タンク後端までの距離を延ばすことなくバッテリケースを車体前方寄りに配置し、前輪荷重比率を高めることが可能となる。また、燃料タンクの形状を工夫することで、燃料タンクの容量を確保しながら前後寸法を短縮すると共に、バッテリケースの車幅方向左右を燃料タンクで保護することが可能となる。
第2の特徴によれば、前記バッテリケース(70)は、バッテリ(B)を収容するケース部(72)と、該ケース部(72)の上部開口を覆うカバー部(71)とを有し、前記ケース部(72)と前記カバー部(71)とが、車体側面視で、一部が重なるので、ケース部の上部開口に対して、互いに一部が重なるようにカバー部で蓋をすることで、バッテリを水分等から保護することができる。また、バッテリケースの上方から蓋を外すことでバッテリにアクセスでき、メンテナンス性が高められる。
第3の特徴によれば、鞍乗型車両(1)には、前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)の全体を上方から覆うタンクカバー(4)が設けられており、前記タンクカバー(4)には、前記燃料タンク(3)の給油口キャップ(3a)を車体上方に露出させる貫通孔(4b)が形成されたメンテナンスリッド(4a)が着脱可能に設けられており、前記バッテリケース(70)が、前記メンテナンスリッド(4a)の下方に配設されているので、タンクカバーの前方に位置するメンテナンスリッドを取り外すことでバッテリケースにアクセスでき、バッテリケースに収納されたバッテリ等のメンテナンス性を高めることができる。
第4の特徴によれば、前記メインフレーム(2a)は、前記ヘッドパイプ(9)から車幅方向外側に広がりながら後方下方に延び、その後、左右間隔を狭めながら後方に延びる形状とされており、前記バッテリケース(70)が、前記ヘッドパイプ(9)の後部から前記メインフレーム(2a)の左右間隔が最大となる部分までの間に収まるように、車体平面視で略台形をなすので、バッテリケースの形状を最適化することで、車体前後方向の寸法を抑えながら大きな容量を確保することができる。また、ヘッドパイプ後方のデッドスペースを最小限に抑えつつ、車体の重心位置を前方寄りに設定することが可能となる。
本実施形態に係る鞍乗型車両のバッテリケースを適用した自動二輪車の左側面図である。 外装部品を取り外した状態の自動二輪車の斜視図である。 バッテリケースの構成を示す拡大斜視図である。 自動二輪車の平面図である。 タンクカバーを取り外した状態の自動二輪車の平面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 図6の一部拡大図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 図6のIX−IX線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両のバッテリケース70を適用した自動二輪車1の左側面図である。また、図2は外装部品を取り外した状態の自動二輪車1の斜視図である。
鞍乗型車両としての自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ9の上部寄りの位置から後方下方に延びる左右一対の上側メインフレーム2aと、ヘッドパイプ9の下部寄りの位置から後方下方に延びる左右一対の下側メインフレーム2bとを有する。鋼管からなる上側メインフレーム2aおよび下側メインフレーム2bは、その後端部で、車幅方向に延びる連結パイプ30にそれぞれ接続されている。
上下のメインフレーム2a,2bと連結パイプ30との接合部の車幅方向内側には、板状の鋼材からなる左右一対のプレートとしてのピボットプレート18が固定されている。ピボットプレート18は、連結パイプ30の下方の位置で車幅方向に延びるピボット16を支持しており、このピボット16に、後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム21の前端部が軸支されている。スイングアーム21を車体側に吊り下げるためのリヤクッションユニット31の上端部は、ピボットプレート18の上部寄りの位置に軸支されている。ピボット16の車幅方向外側の位置には、運転者の足乗せステップを保持するステップホルダ33が取り付けられている。車幅方向左側のステップホルダ33の下方には、サイドスタンド17が取り付けられている。
ヘッドパイプ9は、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク11を操舵可能に軸支している。フロントフォーク11の上部に固定される操向ハンドル6には、左右一対のバックミラー7が取り付けられており、フロントフォーク11の前方には、メータ装置8およびヘッドライト10が支持されている。
エンジンEは、下側メインフレーム2bおよびピボットプレート18によって支持されており、その回転駆動力は、ドライブチェーン20を介して、後輪WRと一体に回転するドリブンスプロケット20に伝達される。エンジンEの排気管15は、ピボット16の後方下方に配設される膨張室19を介して、車幅方向右側の消音器23に接続される。エンジンEの上方前方でヘッドパイプ9の下方の位置には、エンジンEの冷却水の放熱を行うラジエータ13が配設されている。
左右のピボットプレート18の間で、かつ車体上下方向で連結パイプ30とピボット16の間の位置には、ラジエータ13の冷却水リザーバタンク50が配設されている。
ヘッドパイプ9の後方で、上側メインフレーム2aの上方の位置には、合成樹脂等からなるタンクカバー4で覆われた金属製の燃料タンク3が配設されている。ヘッドパイプ9と燃料タンク3の間で、上方からタンクカバー4に覆われる位置には、車載バッテリ等を収納する合成樹脂製のバッテリケース70が配設されている。
燃料タンク3の後部に隣接するシート27の下方には、左右一対のサイドカバー28が設けられており、サイドカバー28の後方下面の位置からは左右一対のタンデムステップホルダ24が延出している。シート27の後部に配設されるリヤカウル29の後端には、尾灯装置としてのテールランプ26が配設されており、リヤカウル29の下面から後方に向けてリヤフェンダ25が延出している。
シート27やテールランプ26等は、上側メインフレーム2aに接続される左右一対の上側リヤフレーム32aと、連結パイプ30に接続される左右一対の下側リヤフレーム32bとによって支持されている。タンデムステップホルダ24は、下側リヤフレーム32bの下面に固定されている。
図3は、本実施形態に係るバッテリケース70の構成を示す拡大斜視図である。上側メインフレーム2aおよび下側メインフレーム2bは、ヘッドパイプ9から車幅方向外側に広がりながら後方下方に延び、その後、左右間隔を狭めながら後方に延びる形状とされている。バッテリケース70は、ヘッドパイプ9の後部から上下メインフレーム2a,2bの左右間隔が最大となる部分までの間に収まるように、車体平面視で略台形に形成されている。合成樹脂等で形成されるバッテリケース70は、車載バッテリ等を収納する下側のケース部72と、ケース部72の上部に蓋をするカバー部71とを有する。
カバー部71の外形は、ケース部72の開口よりひとまわり大きく形成されており、上下方向に重なるように蓋をすることで、ケース部72側に設けられた係合爪72a,72b等によって互いの係合を保持すると共に、つまみ部71bを把持して持ち上げることでカバー部71を取り外すことができるように構成されている。カバー部71の車幅方向左側には、電装部品を覆うために上方に膨出した膨出部71aが形成されている。
左右の上側メインフレーム2aには、それぞれ、バッテリケース70を支持するための右側支持部42および左側支持部43が固定されており、ケース部72に一体に設けられた右側ステー72eおよび左側ステー72cを支持するように構成されている。また、ケース部72の背面側には、補器類を支持する後側ステー72dが一体に設けられている。
バッテリケース70の車幅方向右側には、ラジエータキャップ41およびリザーバタンク50の給水キャップ48が配設されている。エンジンEのシリンダヘッド60の近傍には、燃料ポンプに接続される燃料ホース47、ラジエータ13の冷却水ホース46が配策されており、左側の上側メインフレーム2aの外側には、燃料噴射装置に接続される燃料ホース45および接続クランプ44が配設されている。
図4は、自動二輪車1の平面図である。また、図5はタンクカバー4を取り外した状態の自動二輪車1の平面図である。エンジンEのクランクケース34の後方に配設される左右のステップホルダ33(図1参照)には、運転者が足を乗せるステップバー38が設けられている。右側のステップバー38の近傍にはリヤブレーキペダル39が配設されており、左側のステップバー38の近傍にはシフトペダル40が配設されている。下側リヤフレーム32bに固定されるタンデムステップホルダ24(図1参照)には、開閉可能なステップバー24aが取り付けられている。
前記したように、燃料タンク3およびバッテリケース70の上方は、外装部品としてのタンクカバー4で覆われている。タンクカバー4の車体前方寄りで車幅方向中央の位置には、着脱可能なメンテナンスリッド4a(点描部)が設けられている。メンテナンスリッド4aには、燃料タンク3の給油キャップ3aを上方に露出させる貫通孔4bが形成されている。バッテリケース70は、このメンテナンスリッド4aの下方に位置しているので、メンテナンスリッド4aを取り外すことで簡単にアクセスすることができる。
図6は、図4のVI−VI線断面図である。また、図7は図6の一部拡大図であり、図8は図7のVIII−VIII線断面図である。
ヘッドパイプ9は、フロントフォーク11の揺動軸であるステアリングステム9aを回転自在に軸支している。エンジンEのシリンダヘッド60の前方にはラジエータ13が配設されている。ラジエータ13の上方でバッテリケース70の前方の位置には、電装部品のヒートシンク63が配設されている。
本実施形態に係る自動二輪車1は、燃料タンク3およびシート27の下方で、かつリヤクッションユニット31の上方の位置にエアクリーナボックス61を配設するレイアウトを適用する。これにより、エアフィルタ62を通過した外気を、燃料噴射装置64を備える吸気管65に対して、より直線的に吸入させることが可能となる。
リヤクッションユニット31は、その上側支持部31aがピボットプレート18の上端部に軸支されると共に、下側支持部31bがスイングアーム21の上部に軸支されている。これにより、リヤクッションユニット31は、上側メインフレーム2aと略平行をなすように後ろ下がりに傾斜して配設される。エアクリーナボックス61は、燃料タンク3の底部とリヤクッションユニット31との間の空間を満たすように車体前後方向に延びる形状とされ、スペースの有効利用が図られている。冷却水リザーバタンク50は、左右のピボットプレート18の間で、連結パイプ30の下方に配設されている。
燃料タンク3の前方寄りの底部には、燃料噴射装置64に燃料を圧送する燃料ポンプ66が配設されている。燃料ポンプ66を支持する燃料タンク3の底板は、バッテリケース70の手前でほぼ鉛直方向に立設して、バッテリケース70の後面に近接する凹部3bを構成する。
図8に示すように、車体平面視で略台形をなすバッテリケース70は、この凹部3bに収まるように配置される。これにより、燃料タンク容量の低下を最小限に抑えつつ、ヘッドパイプ9と燃料タンク3との間にバッテリケース70を配置することが可能となる。そして、ヘッドパイプ9から燃料タンク3の後端までの距離を延ばすことなくバッテリケース70を車体前方寄りに配置し、前輪荷重比率を高めることが可能となる。さらに、凹部3bの車幅方向外側に形成される前方張り出し部3L,3Rにより、バッテリケース70の左右を保護することも可能としている。
図9は、図6のIX−IX線断面図である。バッテリケース70のケース部72には、バッテリBのほか、電装部品S1,S2が収納されている。バッテリBは、シリンダヘッド60の上方で車幅方向中央に配設されており、マスの集中化が図られている。また、ケース部72の車幅方向右端部の底部は、上側メインフレーム2aの形状に合わせて湾曲した凹部が形成されている。これにより、ケース部72の容量を確保しつつ、ステーを増設することなくケース部72を所定の位置に収めることを可能としている。
上記した構成により、本実施形態に係るバッテリケース70によれば、バッテリケース70がヘッドパイプ9と燃料タンク3との間に位置しており、燃料タンク3およびバッテリケース70が、燃料タンク3の車幅方向中央の前部に形成された凹部3bに収められることで互いに重なるように配設されているので、燃料タンク容量の低下を最小限に抑えつつ、ヘッドパイプ9と燃料タンク3との間にバッテリケース70を配置することができる。これにより、ヘッドパイプ9から燃料タンク3の後端までの距離を延ばすことなくバッテリケース70を車体前方寄りに配置し、前輪荷重比率を高めることが可能となる。
なお、自動二輪車の形態、エンジンや車体フレームの形状、バッテリケースの材質、ケース部およびカバー部の形状、バッテリケースへ収納する物の種類等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係る鞍乗型車両のバッテリケースは、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、2…車体フレーム、2a…上側メインフレーム(メインフレーム)、3…燃料タンク、3a…給油口キャップ、3b…凹部、4…タンクカバー、4a…メンテナンスリッド、9…ヘッドパイプ、70…バッテリケース、71…カバー部、72…ケース部、B…バッテリ、S1…電装部品、S2…電装部品

Claims (3)

  1. ヘッドパイプ(9)から後方下方に延びる左右一対のメインフレーム(2a)と、前記ヘッドパイプ(9)の後方かつ前記メインフレーム(2a)の上方に位置する燃料タンク(3)とを有する鞍乗型車両(1)に取り付けられ、少なくともバッテリ(B)が収納される鞍乗型車両のバッテリケース(70)において、
    前記バッテリケース(70)は、前記ヘッドパイプ(9)と前記燃料タンク(3)との間に位置しており、
    前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)が、車体側面視で、一部が重なるように配設されており、
    前記バッテリケース(70)の後部が、前記燃料タンク(3)の車幅方向中央の前部に形成された凹部(3b)に収められ、
    前記バッテリケース(70)は、バッテリ(B)を収容するケース部(72)と、該ケース部(72)の上部開口を覆うカバー部(71)とを有し、
    前記ケース部(72)と前記カバー部(71)とが、車体側面視で、一部が重なることを特徴とする鞍乗型車両のバッテリケース。
  2. ヘッドパイプ(9)から後方下方に延びる左右一対のメインフレーム(2a)と、前記ヘッドパイプ(9)の後方かつ前記メインフレーム(2a)の上方に位置する燃料タンク(3)とを有する鞍乗型車両(1)に取り付けられ、少なくともバッテリ(B)が収納される鞍乗型車両のバッテリケース(70)において、
    前記バッテリケース(70)は、前記ヘッドパイプ(9)と前記燃料タンク(3)との間に位置しており、
    前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)が、車体側面視で、一部が重なるように配設されており、
    前記バッテリケース(70)の後部が、前記燃料タンク(3)の車幅方向中央の前部に形成された凹部(3b)に収められ、
    鞍乗型車両(1)には、前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)の全体を上方から覆うタンクカバー(4)が設けられており、
    前記タンクカバー(4)には、前記燃料タンク(3)の給油口キャップ(3a)を車体上方に露出させる貫通孔(4b)が形成されたメンテナンスリッド(4a)が着脱可能に設けられており、
    前記バッテリケース(70)が、前記メンテナンスリッド(4a)の下方に配設されていることを特徴とする鞍乗型車両のバッテリケース。
  3. ヘッドパイプ(9)から後方下方に延びる左右一対のメインフレーム(2a)と、前記ヘッドパイプ(9)の後方かつ前記メインフレーム(2a)の上方に位置する燃料タンク(3)とを有する鞍乗型車両(1)に取り付けられ、少なくともバッテリ(B)が収納される鞍乗型車両のバッテリケース(70)において、
    前記バッテリケース(70)は、前記ヘッドパイプ(9)と前記燃料タンク(3)との間に位置しており、
    前記燃料タンク(3)および前記バッテリケース(70)が、車体側面視で、一部が重なるように配設されており、
    前記バッテリケース(70)の後部が、前記燃料タンク(3)の車幅方向中央の前部に形成された凹部(3b)に収められ、
    前記メインフレーム(2a)は、前記ヘッドパイプ(9)から車幅方向外側に広がりながら後方下方に延び、その後、左右間隔を狭めながら後方に延びる形状とされており、
    前記バッテリケース(70)が、前記ヘッドパイプ(9)の後部から前記メインフレーム(2a)の左右間隔が最大となる部分までの間に収まるように、車体平面視で略台形をなすことを特徴とする鞍乗型車両のバッテリケース。
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