JP3674689B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電装品の配置の改良を含む自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車は、四輪車に比べて車体スペースが極く限れられていることから、エンジンと燃料タンクと電装品(バッテリ、エンジンコントロールユニットなど)の配置に工夫をこらす必要があり、例えば、特開平11−139375号公報「自動二輪車の補器配置構造」に記載の車両では、同公報の図1によれば、ヘッドパイプ回りにバッテリ60(符号は公報記載のままとする。以下同じ)を配置し、ハンドル27とシート37の間の下方に内燃機関40を配置し、シート37の後部下方に燃料タンク36を配置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の自動二輪車では次に示す課題がある。
(1)同公報の図4に示される通り、バッテリ60はフロントカバー70で覆われているため、バッテリの点検、交換をするときにはフロントカバー70を車体側から外さなければならないが、フロントカバー70は車体の外観形状を決める重要な部品の一つであり、形状が複雑であり、止めボルトも多いことから、脱着性はよいとは言えず、バッテリ点検工数が嵩むことになる。
【0004】
(2)上記公報には明示されていないが、エンジンコントロールユニット(以下、「ECU」と略記する場合がある。)はバッテリに相当する重さと大きさを有する電装品である。一般に、ECUはシート下に配置されるが、そうするとシート下の物入れの有効容積が減少することになる。
そこで、本発明の目的は、バッテリやECUなどの電装品の点検を容易にすることができると共にシート下のスペースの拡張を図ることの電装品配置構造を含む自動二輪車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ハンドルとシートとの間に平坦なステップフロアを備える自動二輪車において、前記ハンドルはカバーで覆われておらず当該ハンドルを旋回自在に取付けるヘッドパイプ回りに設けられ、電装品を覆う電装品ボックスと、前記電装品ボックスの前方に設けられたヘッドランプと、前記電装品ボックスの下方であって前輪の上方に配置されたフロントフェンダと、前記電装品ボックスの下方であって前記ステップフロアの前端に該ステップフロアから一体的に立ち上げたレッグシールド部と、前記シート下に設けられた開口部を有する空間とを備えることを特徴とする。
ヘッドパイプ回りに電装品を集中配置することで、自動二輪車のシート下等のスペースの拡張を図り、シート下方のレイアウトに余裕を持たせることができる。この発明はスクータ型自動二輪車に適用する。また電装品を電装品ボックスで覆うことで、電装品の点検性を高める。
【0006】
請求項2は、請求項1において、前記電装品ボックスは、前記ヘッドパイプと同じ長さであることを特徴とする。
【0007】
請求項3は、請求項1又は請求項2において、シート下に設けられた開口部は、車体前後方向に設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項4は、請求項3において、後輪を覆うリヤフェンダを備え、前記開口部は、前記ステップフロアと前記リヤフェンダとを連通することを特徴とする。
請求項4では、リヤフェンダ側の開口部からシート下方の物品収納空間内に長尺物品を容易に挿入することができる。
【0009】
請求項5は、請求項2において、前記電装品をヘッドパイプの左右に分離配置し、これらの電装品を各々電装品用ステーで支持させることを特徴とする。
請求項5では、ヘッドパイプの左右に配置した電装品を支える左右の電装品用ステーで支持させたので、専用カバーで電装品を支持しないため、専用カバーが大きく張り出すことを抑えることができる。
また、電装品用ステーを取り付けることで、ヘッドパイプの左右に配置する電装品のオーバハング量を小さくし、車体左右のバランスの向上を図る。
【0010】
請求項6は、請求項5において、前記電装品用ステーは、電装品ボックスの取付け部を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項7は、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記ステップフロア下方に燃料タンクを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の斜視図であり、自動二輪車10は、ハンドル11と、矢印のごとく跳ね上げ可能なシート12と、シート12により開閉されシート下に設けれるシート下トレイ50と、ハンドル11とシート12との間に配置した平坦なステップフロア13とを備え、このステップフロア13から後方斜め上へリヤフレーム14を延ばし、このリヤフレーム14から支承部材15を立て、この支承部材15の上端にシート12 に架け渡すごとくに載せることで、シート12と左右の支承部材15とで囲った物品収納空間16を形成すると共に、この物品収納空間16の少なくとも前面17と後面18と(この例では左右の側面19,19も)に前部開口部21、後部開口部22を形成したことを特徴とする。
【0013】
図中、24はステップフロア13の前端から一体的に延ばすと共に立上げたレックシールド、25はステップフロア13の後端から一体的に延ばした収納部底板である。上述した特徴を含め自動二輪車10の詳細な構造を以下説明する。
【0014】
図2は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、詳細には、アルミニウムダイカスト製のメインフレーム27の後端からリヤフレーム14を延ばし、このリヤフレーム14に、シリンダ28を前傾させた4サイクルエンジン29を含むパワーユニット30をスイング可能に取付け、このパワーユニット30で後輪31を駆動するようにすると共に、メインフレーム27の前端の図示せぬヘッドパイプにステアリングシャフト32を旋回自在に取付け、このステアリングシャフト32の上端に前後二つ割可能なハンドルホルダ33を介してハンドル11を取付け、且つステアリングシャフト32の下端にフロントフォーク34を介して前輪35を回転自在に取付けた二輪車である。
【0015】
なお、レッグシールド24の上端は、線L1で結んだように前輪35の上端と同一若しくはほぼ同一レベルとした。前輪35の跳ね上げを防止しつつ、レッグシールド24をコンパクトにするためである。又、足載せ部としてのスペースとしても有用となる。
さらに、リヤフレーム14の延長線L2より下に、テールランプ36を配置することで、延長線L2より上に邪魔物を突出させぬようにしたので、開口部22から物品収納空間16内へ長尺物品を容易に挿入することができる。
【0016】
38は電装品ボックス、39は燃料計、41はフロントキャリア兼用のヘッドランプ支持パイプ、42はヘッドランプ、43はフロントフェンダ、44は燃料タンク、45は開閉可能なリッド(燃料供給口)、46はエアクリーナ、47はサイレンサ、48はリヤクッション、49はリヤフェンダである。
また、リヤフレーム14に立てた支承部材15はボルト51,51により、リヤフレーム14から容易に着脱することができる。
【0017】
図3は本発明に係る電装品ボックスの内部説明図であり、メインフレーム27の先端に設けたヘッドパイプ60の回りにバッテリ61やエンジンコントロールユニット(点火制御回路と充電制御回路が一体化されている。)62などの電装品を配置するとともに、バッテリ61やエンジンコントロールユニット62などを、取外し可能な専用カバー64で覆ったことを特徴とするが、この図では電装品ボックス38の内容物が分かりにくいので、次図で補足する。63はバッテリ61の上面に付属したヒューズボックスである。
【0018】
図4は本発明に係る電装品ボックスの分解斜視図であり、電装品ボックス38は、ヘッドパイプ60(図3参照)に取付けるバッテリハンガー65と、このバッテリハンガー65に載せる前記バッテリ61と、このバッテリ61を固定するバンド66と、ヘッドパイプ60(図3参照)に直接的に取付けるエンジンコントロールユニット62と、ヘッドパイプ60(図3参照)に取付ける前面ボード67と、この前面ボード67へビス68・・・で取付ける専用カバー64とからなる。前面ボード67の前面にはヘッドランプ支持パイプ41を取付けることができる。
【0019】
図3に戻って、ヘッドパイプ60にバッテリハンガー65を介してバッテリ61を取付けると共にヘッドパイプ60に直接的に取付けるエンジンコントロールユニット62を取付け、前面ボード67に専用カバー64をビス68・・・で取付けることにより、電装ボックス38が組み上がる。
この後、バッテリ61、ヒューズボックス63若しくはエンジンコントロールユニット62を点検するときには、ビス68・・・を緩めて、専用カバー64のみを前面ボード67から外せばよい。
従来、この種のスクータ型自動二輪車では、ヘッドパイプ回りに配置した電装品を点検するには、フロントカバーを外す必要があり、同点検作業が大変であった。しかし、本発明ではフロントカバーを外す必要はなく、単に専用カバー64を外すせばよく、ヘッドパイプ回りに配置した電装品の点検が極めて容易になった。
【0020】
図5は図3の5−5矢視図であり、図面を簡略化するためにヘッドパイプは省略した。すなわち、不図示のヘッドパイプを貫通するステアリングシャフト32の一方の側(右側)にバッテリ61を配置し、同他方の側にエンジンコントロールユニット62を配置したことを示す。この配置により、ヘッドパイプ回りの左右の重量バランスを良好にとることができる。
【0021】
次に、本発明に係る自動二輪車の電装品配置構造の別実施の形態を示す。
図6は図3の別実施の形態図であり、上記図3に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
電装品配置構造70は、ヘッドパイプ60の左右にバッテリ61やエンジンコントロールユニット62などの電装品を配置し且つ、電装品を電装品用ステー71で支えるとともに、電装品用ステー71をヘッドパイプ60の前後に前方部材72並びに後方部材73を介して取り付けたことを特徴とする。74は、エンジンコントロールユニット62を支持する支持部材である。ところで、図6で明らかなようにヘッドパイプ60の上端部60aと下端部60bとの間の長さは、電装品ボックス38の長さと同じである。
【0022】
図7は図6の7−7線断面図であり、ヘッドパイプ60の前後に電装品用ステー71を前方部材72並びに後方部材73で連結するとともに、電装品用ステー71で左右に配置したバッテリ61やエンジンコントロールユニット62を支え、且つ、エンジンコントロールユニット62を支持部材74で取り付けたことを示す。75は、バッテリを取り付けるためのバンドである。
【0023】
電装品用ステー71は、後方部材73に取り付けた左ステー76と、前方部材72に取り付けた右ステー77と、からなる。
左ステー76は、パイプ取り付け部81と、ユニット取り付け部82と、ステー連結部83と、カバー取り付け部84と、からなる。
右ステー77は、パイプ取り付け部85と、バッテリ載置部86と、ステー連結部87と、ランプ取り付け部88と、からなる。
【0024】
図8は本発明に係る電装品用ステーの分解平面図であり、ヘッドパイプ60の後方部材73から左ステー76を取り外し、且つ、前方部材72から右ステー77を取り外すとともに、左ステー76のステー連結部83ならびに右ステー77のステー連結部87を取り外した状態を示す。
【0025】
前方部材72は、ヘッドパイプ60に本体部72aを一体に成形したもので、前方部材72の材質は、ヘッドパイプ60と同一であり、例えば、アルミニウム合金である。72bは、取り付け座を示す。
【0026】
後方部材73は、ヘッドパイプ60に本体部73aを一体に成形したもので、後方部材73の材質は、ヘッドパイプ60と同一であり、例えば、アルミニウム合金である。73bは、取り付け座を示す。
【0027】
図9は本発明に係る電装品用ステーの分解斜視図であり、ヘッドパイプ60の前方部材72から右ステー77を取り外し、後方部材73から左ステー76を取り外した状態を示す。
これらの前方部材72、後方部材73および電装品用ステー71をより具体的に説明する。
【0028】
前方部材72の本体部72aには、上部72cと、下部72dと、4個の取り付け孔72e・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)とを形成した。
後方部材73の本体部73aには、U字部73cと、ボルト掛止部73dとを形成した。
【0029】
左ステー76では、パイプ取り付け部81の左端にユニット取り付け部82を溶接で取り付け、ステー連結部83をユニット取り付け部82の前方に形成した第1連結部83aと、パイプ取り付け部81の右端に形成した第2連結部材83bとで構成した。
【0030】
右ステー77では、パイプ取り付け部85の後端にバッテリ載置部86を溶接で取り付け且つ、バッテリ載置部86の前端ならびにパイプ取り付け部85の前端に補助部材89を渡すとともに、ステー連結部87をパイプ取り付け部85の前端に取り付けた連結材87aと、バッテリ載置部86の上方に設けた連結座87bとで構成し、ランプ取り付け部88を連結材87aに設けた第1取り付け部88aと、補助部材89に設けた第2取り付け部88bと、パイプ取り付け部85の上方に設けた第3取り付け部88cとで構成した。
【0031】
次に電装品用ステーの取り付け要領を簡単に説明する。
まず、ヘッドパイプ60の前方部材72に右ステー77を矢印丸数字1,1の如く取り付ける。その次に、ヘッドパイプ60の後方部材73に左ステー76を矢印丸数字2の如く取り付ける。そして、左ステー76の前の第1連結部83aと右ステー77の前の連結材87aとを矢印丸数字3,3の如く連結し、後の第2連結部材83bと連結座87bとを矢印丸数字4,4の如く連結する。
なお、電装品用ステー71を取り付けるボルト類を図に示していないが、取り付けに用いるボルトの種類は任意である。
【0032】
このように、ヘッドパイプ60に電装品用ステー71をボルトで取り付けるので、溶接が困難な異種材を用いた電装品用ステーでも、ヘッドパイプ60に取り付けることができる。
また、溶接が困難な異種材同士でも、ヘッドパイプに電装品用ステーを取り付けることができるので、フレームや電装品用ステーの汎用性を向上させることができる。
【0033】
次に別実施の形態の電装品配置構造の作用を図7で説明する。
図7に示す通り、自動二輪車10のヘッドパイプ60の左右に、バッテリ61やエンジンコントロールユニット62などの電装品を配置し、電装品を電装品用ステー71で支えるとともに、電装品用ステー71をヘッドパイプ60の前方部材72ならびに後方部材73に取り付けたので、例えば、ヘッドパイプ60の左右に連結構造分としての後方部材73の張り出し量を設けずに、ヘッドパイプ60の左右にバッテリ61やエンジンコントロールユニット62を配置することができる。その結果、ヘッドパイプ60の左右に配置するバッテリ61やエンジンコントロールユニット62のオーバハング量Lh,Lmを小さくすることができ、ヘッドパイプ60の左右のコンパクト化を図ることができる。
【0034】
また、電装品を電装品用ステー71で支えるとともに、電装品用ステー71をヘッドパイプ60の前方部材72ならびに後方部材73に取り付けたので、ヘッドパイプ60の左右に配置するバッテリ61やエンジンコントロールユニット62のオーバハング量Lh,Lmを小さくすることができ、車体左右のバランスの向上を図ることができる。
【0035】
尚、請求項1の電装品配置構造は、スクータ型自動二輪車に限ること無く、自動二輪車に広く採用可能である。
また、電装品は、周知の電装品であれば種類は問わず、実施例では理解を容易にするためにバッテリやエンジンコントロールユニットを説明したに過ぎない。
【0036】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、ハンドルとシートとの間に平坦なステップフロアを備える自動二輪車において、ハンドルはカバーで覆われておらず当該ハンドルを旋回自在に取付けるヘッドパイプ回りに設けられ、電装品を覆う電装品ボックスと、電装品ボックスの前方に設けられたヘッドランプと、電装品ボックスの下方であって前輪の上方に配置されたフロントフェンダと、電装品ボックスの下方であってステップフロアの前端に該ステップフロアから一体的に立ち上げたレッグシールド部と、シート下に設けられた開口部を有する空間とを備えることを特徴とする。
従って、カバーで覆われていないハンドルと、該ハンドルを旋回自在に支持するヘッドパイプ回りに設けられた電装品を覆う電装品ボックスと、該電装品ボックスの前方に設けられたヘッドランプと、該電装品ボックスの下方であって、前輪の上方に配置されたフロントフェンダと、該電装品ボックスの下方であって、ステップフロアの前端にステップフロアと一体に立上がったレッグシールド部と、シート下方の空間に開口部を備えるので、カバーで覆われていないハンドルや、平坦なステップフロア、シート下方の空間に開口部を備える所謂ネイキッドタイプのスクータにおいて、ヘッドパイプ回りに電装品を集中配置することで、シート下等のスペースの拡張を図るとともに、電装品の点検性を高める。
そして、ヘッドパイプ回りに電装品を集中配置することで、シート下の物品収納空間のスペース拡張を図るなど、シート下方のレイアウトに余裕を持たせることができる。
さらに、所謂ネイキッドタイプのスクータにおいて、ハンドルを旋回自在に取付けるヘッドパイプ回りに設けられた電装品を覆う電装品ボックスにより電装品を水や泥等から保護することが出来るとともに、電装品ボックスの下方であって、ステップフロアの前端に該ステップフロアから一体的に立ち上げたレッグシールド部により、乗員を水や泥等から保護することができる。
【0037】
請求項2は、請求項1において、電装品ボックスは、ヘッドパイプと同じ長さとし、請求項3では、請求項1又は請求項2において、シート下に設けられた開口部は、車体前後方向に設けられてであり、請求項4は、請求項3において、後輪を覆うリヤフェンダを備え、前記開口部は、前記ステップフロアと前記リヤフェンダとを連通することを特徴とする。
請求項4では、リヤフェンダ側の開口部からシート下方の物品収納空間内に長尺物品を容易に挿入することができる。
【0038】
請求項5では、請求項2において、前記電装品をヘッドパイプの左右に分離配置し、これらの電装品を各々電装品用ステーで支持させたので、専用カバーで電装品を支持しないため、専用カバーが大きく張り出すことを抑えることができる。
また、電装品用ステーを取り付けることで、ヘッドパイプの左右に配置する電装品のオーバハング量を小さくし、車体左右のバランスの向上を図る。
【0039】
また、ヘッドパイプの左右に配置した電装品を支える左右の電装品用ステーで支持させたので、専用カバーで電装品を支持しないため、専用カバーが大きく張り出すことを抑えることができる。
また、電装品用ステーを取り付けることで、ヘッドパイプの左右に配置する電装品のオーバハング量を小さくし、車体左右のバランスの向上を図ることができる。
【0040】
請求項6では、請求項5において、前記電装品用ステーは、電装品ボックスの取付け部を備えるようにし、請求項7では、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記ステップフロア下方に燃料タンクを備えるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車の斜視図
【図2】 本発明に係る自動二輪車の側面図
【図3】 本発明に係る電装品ボックスの内部説明図
【図4】 本発明に係る電装品ボックスの分解斜視図
【図5】 図3の5−5矢視図
【図6】 図3の別実施の形態図
【図7】 図6の7−7線断面図
【図8】 本発明に係る電装品用ステーの分解平面図
【図9】 本発明に係る電装品用ステーの分解斜視図
【符号の説明】
10…自動二輪車、11…ハンドル、12…シート、13…ステップフロア、16…物品収納空間、44…燃料タンク、60…ヘッドパイプ、61…電装品(バッテリ)、62…電装品(エンジンコントロールユニット)、63…電装品(ヒューズボックス)、64…専用カバー、65…バッテリハンガー、67…前面ボード、71…電装品用ステー、72…前方部材、73…後方部材。
Claims (7)
- ハンドルとシートとの間に平坦なステップフロアを備える自動二輪車において、
前記ハンドルはカバーで覆われておらず、
当該ハンドルを旋回自在に取付けるヘッドパイプ回りに設けられ、電装品を覆う電装品ボックスと、
前記電装品ボックスの前方に設けられたヘッドランプと、
前記電装品ボックスの下方であって、前輪の上方に配置されたフロントフェンダと、
前記電装品ボックスの下方であって、前記ステップフロアの前端に該ステップフロアから一体的に立ち上げたレッグシールド部と、
前記シート下に設けられた開口部を有する空間とを備える、
ことを特徴とする自動二輪車。 - 前記電装品ボックスは、前記ヘッドパイプと同じ長さであることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
- 前記シート下に設けられた開口部は、車体前後方向に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
- 後輪を覆うリヤフェンダを備え、前記開口部は、前記ステップフロアと前記リヤフェンダとを連通することを特徴とする請求項3記載の自動二輪車。
- 前記電装品をヘッドパイプの左右に分離配置し、これらの電装品を各々電装品用ステーで支持させることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車。
- 前記電装品用ステーは、前記電装品ボックスの取付け部を備えることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車。
- 前記ステップフロア下方に燃料タンクを備えることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の自動二輪車。
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