JP7322844B2 - 投影装置、点灯制御方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、点灯制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、投影装置、点灯制御方法及びプログラムに関する。
画像をスクリーン、壁面や机上などの投影面に投影して表示させる投影装置(プロジェクタ)がある。プロジェクタは、小型化、軽量化や高輝度化に応じてより多様な場所で利用が可能になっており、表示を行う場所へ持ち運んで利用することも多い。特許文献1には、鞄などに収納して持ち運び可能であり、机などの設置面に画像を投影するプロジェクタについて記載されている。
特開2012-118257号公報
投影装置では、その持ち込み/持ち出しなどのための移動時にスイッチが外部の物体と接触することで、意図せずに操作される場合がある。投影装置では、このような操作により意図せず点灯すると、無駄に電力を消費することになる。一方で、点灯動作にいくつもの操作を要求すると、ユーザの利便性を低下させるという課題がある。
この発明の目的は、ユーザの利便性を低下させずにより適切に起動時の光の出射状況を制御することのできる投影装置、点灯制御方法及びプログラムを提供することにある。
投影光を出射する投影部と、
前記投影部の動作を制御する制御部と、
入力操作を受け付ける操作受付部と、
加速度センサと、
周囲の物体を検知する物体検出部と
を備え、
前記制御部は、自機の動作の開始に係る前記入力操作が受け付けられた場合に、前記物体検出部による検知結果に基づいて自機と周囲の物体との位置関係に係る自機の状態を判定し、前記加速度センサの計測結果に基づいて特定される自機の設置面以外の方向に物体がある場合に、前記投影部による前記投影光に係る点灯動作が妥当ではないと判別する
ことを特徴とする投影装置。
本発明に従うと、ユーザの利便性を低下させずにより適切に起動時の光の出射状況を制御することができるという効果がある。
投影装置の外観概略を示す斜視図である。 第1実施形態の投影装置の機能構成を示すブロック図である。 投影装置で実行される起動制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例1の起動制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例2の起動制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例3の起動制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の投影装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態の投影装置で実行される起動制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態の投影装置1について説明する。本実施形態の投影装置1は、携帯して持ち運び移動が可能なものであり、バッテリ21により外部の商用電源などからの電力供給を受けずに投影動作が可能である。
図1は、本実施形態の投影装置1の外観概略を示す斜視図である。
投影装置1(プロジェクタ)は、本体部10と、電力供給部20とを備える。画像の投影を行う本体部10は、例えば、略直方体形状の筐体を有するが、筐体の角が落とされていたり丸められていたり、あるいは、各面に凹凸などを有したりしていてもよい。あるいは、本体部10の筐体は、直方体とは異なる形状、例えば、楕円柱形状などの曲面を有する形状であってもよい。投影装置1の一の面(前面)に投影光の出射口16aが位置している。また、前面に(単純な矩形ではない場合には、投影光の出射方向に面していればよい)は照度センサ191が位置している。
前面に隣接する面の1つ(底面/下面)には、長さを変更して固定することのできる脚部101が複数、例えば、3本(ここでは2本を図示)設けられており、それぞれの長さを調整することで、投影光の出射方向、すなわち、画像の投影方向を定めることができる。投影装置1は、必ずしもこの底面を設置面としなくてもよく、90度回転させて縦置きがなされてもよい。縦置きされた場合にも投影方向の調整が可能に、脚部が底面以外の面にも設けられていてもよいし、底面の脚部を取り外して他の面に取り付け可能な取付部を有していてもよい。底面とは反対側の面(上面)には、押しボタンスイッチ及びLED(Light Emitting Diode)ランプなどを含む操作パネル15aが設けられている。
底面に垂直な4面(前面を含む)などには、それぞれ適宜吸気口102が設けられ、前面には排気口103が設けられている。また、前面と対向する背面には、外部機器と接続されるケーブルの入力端子141や電力供給部20と接続する電力供給ケーブル25の接続端子などが位置している。電力供給ケーブル25は、本体部10を動作させない状況では、接続端子から取り外しが可能である。
電力供給部20は、本体部10へ電力を供給する。電力供給部20は、バッテリ21(図2参照)又は外部のAC(交流)電源(外部電源、主に商用電源)から入力される電力を所定の直流電圧で本体部10へ供給する。外部電源(例えば、交流100Vの商用電源)の電力供給端子90(コンセント)と電力供給部20との間は、ケーブル26により接続され得る。ケーブル26は、電力供給部20と着脱可能であってよい。
図2は、投影装置1の機能構成を示すブロック図である。
電力供給部20は、バッテリ21を有し、このバッテリ21又は外部のAC電源から入力される電力を本体部10へ供給する。電力供給部20は、外部電源からの交流電力を整流し適宜な直流電力に変換する変換回路を有する。バッテリ21は、外部電源から供給される電力により充電可能な二次電池であり、特には限られないが、例えばリチウムイオン電池である。
電力供給部20は、また、制御IC22を有する。制御IC22は、外部電源からの電力入力の有無やバッテリ21の電圧(蓄電量)などに応じて外部電源及びバッテリ21のうちいずれから(選択的に)本体部10へ電力を供給するかを決定し、また、バッテリ21の充放電の有無の切り替えを行う。また、制御IC22は、出力電圧を検出し、検出結果を随時又は適宜な頻度で本体部10(CPU11)へ出力する。
本体部10は、CPU11(Central Processing Unit)(制御部)と、ROM12(Read Only Memory)と、RAM13(Random Access Memory)(CPU11とまとめてコンピュータ)と、入力部14と、操作受付部151と、指示部152と、投影部16と、表示駆動部17と、冷却部18と、計測部19などを備える。CPU11は、バスを介して各部と接続されている。
CPU11は、本体部10の動作を統括制御するハードウェアプロセッサである。CPU11は、例えば、メインCPU111と、サブCPU112などを含む。CPU11は、それぞれ機能などに応じて複数個が分散動作してもよい。特には限られないが、メインCPU111は、操作受付部151が受け付けたオン/オフ操作に応じて動作のオンオフが切り替えられ、サブCPU112は、電力供給部20からの電力供給がある限り継続的又は断続的に動作してメインCPU111がオフの場合でもスタンバイ状態を維持してもよい。CPU11は、投影部16の動作を制御し、また、後述のように、計測部19の計測結果に応じた自機の状態に基づいて投影光の出射の妥当性を判別する。
ROM12は、マスクROM及びフラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、プログラム121や各種設定データなどを格納する。プログラム121は、外部から取得された画像データに応じた画像を投影出力するための制御プログラムや、後述する起動時における発光動作の制御プログラムを含む。設定データには、光量設定122及び停止設定123が含まれる。
RAM13は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。
ROM12に記憶されている光量設定122は、投影部16の発光部161により出射する光の強度(発光強度)に応じた動作設定を含む。投影装置1から投影する光の適切な強度は、投影が行われる場所の明るさや投影面などの距離などに依存する。これらに応じて、発光強度が調整され得る。
停止設定123は、操作受付部151により動作開始命令が受け付けられた場合に、計測部19の計測結果に基づいてこの命令が適切なものであるか否か(点灯動作の妥当性)を判別するための条件を記憶する。
入力部14は、外部機器から表示対象画像の画像データの入力を受けてこれを取得し、必要に応じて展開などの処理を行う。入力部14は、入力端子141と、無線LANインターフェイス142と、通信制御部143などを有する。
入力端子141には、外部機器との間でケーブルが接続される。入力端子としては、例えば、アナログRGB信号に係る各種端子、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(High Definition Multimedia Interface;登録商標)などが挙げられ、これらのうち複数から選択的に使用可能であってもよい。
無線LANインターフェイス142は、無線LAN(IEEE802.11など)の規格に従って、図示略のアンテナを介して外部機器からの電波を受信して復調、復号させる。無線LANインターフェイス142は、ネットワークカードなどを有し、その識別情報に基づいて外部機器から無線LANで通信接続が可能である。
通信制御部143は、入力端子141及び/又は無線LANインターフェイス142を介した画像データの取得を制御し、必要に応じてデータの展開処理などを行う。通信制御部143は、取得された画像データが動画データの場合にこれを伸長し、画像表示駆動用に処理してもよい。通信制御部143は、これらの画像データ処理のための専用のプロセッサを含んでよい。このプロセッサは、統括制御を行うCPU11などとは別個の専用CPUや論理回路などであってもよい。
操作受付部151は、上述の操作パネル15a上の押しボタンスイッチなどを介してユーザなどの外部からの入力操作を受け付けて、入力信号としてサブCPU112へ出力する。押しボタンスイッチは、電力供給のオンオフ切り替えに用いられるものと、各種設定に用いられるものとで複数個設けられていてもよい。また、操作受付部151は、別途リモートコントローラなどを有していてもよい。この場合には、操作受付部151は、リモートコントローラからの信号(赤外線信号など)を受け付ける受信部を有していてよい。なお、特に限定するものではないが、押しボタンスイッチ上に更にスライドカバーといった誤操作防止用の保護部材を設けると、操作性の低下につながるので、ここでは、このような保護部材を有しないものとして説明する。一方で、起動や終了などを除く各操作は、設定メニューの呼び出しと実際の設定動作とにより2回以上の一連の入力操作を要求するものであってもよい。また、起動や終了などの1回で受け付けられる操作入力も、設定時間以上の継続した操作(長押し)を要求するものであってもよい。
指示部152は、LEDランプなどによるインディケータを有し、CPU11の指示に応じて電力供給の有無、バッテリ21の残量不足、入力データの有無、光量設定状態などの各種状況を報知動作する。LEDランプは、複数色で点灯、点滅可能であってもよいし、明るさが可変であってもよい。インディケータは、ユーザが直視して点灯状態の判断が可能であればよく、発光部161のLEDなどと比較して顕著に発光強度が小さい。
投影部16は、RGB各色の光を生成し、表示対象画像に係る画像データに応じた画素位置及びタイミングで投影光を各々出射口16aから出射させる。投影部16は、発光部161と、光学系162と、回転駆動部163と、回転モータ164などを有する。
発光部161は、例えば、レーザダイオードやLED(Light Emitting Diode)などを有し、各々特定の波長帯域の光を発する。ここでは、例えば、赤色発光LEDと青色発光レーザダイオードとを有し、それぞれ、赤色光、青色光を生成する。発光部161の発光強度は、投影装置1の設定範囲内で変更可能である。
光学系162は、生成された各色の光を適切に反射、集光して出射口16aへ導く。光学系162は、各種光学レンズ、プリズム、ミラー、フィルタなどの一部又は全部を有している。これらの各構成要素のうち少なくとも一部は、焦点位置の調整のために光軸方向に移動可能であってよい。また、光学系162には、DLP(Digital Light Processing)に係る可動ミラー、例えば、表示画素数に応じて二次元配列されたデジタル(マイクロ)ミラーデバイス(DMD)などが含まれていてもよい。
回転駆動部163は、回転モータ164を所定の回転速度で回転動作を行わせる。
回転モータ164は、図示略の蛍光板を回転させる。蛍光板は青色光を受けて緑色光を発するものであり、すなわち、上記のように青色及び赤色の発光部161とこの蛍光板とによりRGB3色の波長帯域の光が出射可能となる。
表示駆動部17は、投影対象の画像データに応じて出射口16aからの光の出射位置(方向)及びタイミングを調整する動作を行う。表示駆動部17は、上記可動ミラーなどを動作させて、各画素から各波長の光を出射させるタイミングと出射させないタイミングとで反射角度を変化させることで、出射タイミングでのみ所望の波長帯域の光を出射口16aから出射させる。
冷却部18は、発光部161の発光に伴う各部の熱を排出する。冷却部18は、送風駆動部181と、送風モータ182などを有する。送風モータ182は、投影装置1の筐体内部から熱を排出するファンを回転動作させる。送風駆動部181は、送風モータ182を所定の回転速度で回転駆動する。送風モータ182(ファン)の動作は、例えば、発光部161の発光開始とともに開始され、発光部161の発光停止後もしばらく継続されてもよい。
計測部19は、周囲に対する自機の各種状態を計測してサブCPU112に出力する。計測部19は、上述の照度センサ191に加えて、加速度センサ192と、物体検出部193などを有する。照度センサ191は、本体部10aの外部の照度を計測する。照度センサ191は、特には限られないが、図1に示したように出射口16aと同一面(前面)に位置し、画像の投影方向の照度(明るさ)を計測する。この場合、投影部16による投影光の出射時には、投影光が照射されている面も照度の計測に影響する。
加速度センサ192は、重力加速度を含む自機の3軸方向についての加速度(運動状態)を計測する。重力加速度の方向を特定することで、投影装置1aの姿勢、特に設置面が特定される。また、加速度の変動パターン(重力加速度以外)により、周囲に対する自機の相対的な運動状態が得られる。
物体検出部193は、本体部10aの少なくとも前面を含む各方向(例えば、6面全て)について、それぞれ周囲に他の物体(設置面や壁を含む。通常は固体であるが、液体であってもよい)があるかを検出する。物体検出部193は、例えば、赤外線センサ、磁気センサや電気センサなどであってもよい。周囲の距離範囲は、物体検出部の具体的な構成に依存するが、一般的に近傍とされる範囲である。例えば、前面については、投影部16により投影可能(焦点調整可能)な距離未満とされるのが好ましい。他の面については、接するかこれに準じる程度に近い範囲が検出されればよく、例えば、最大で数mm~数十cmまでの範囲などである。
計測部19は、電力供給部20から電力供給を受けている(サブCPU112の動作が可能な状況である又は動作している)限り、メインCPU111の動作有無にかかわらず計測動作が継続されていてもよい。
次に、本実施形態の投影装置1における起動時の動作について説明する。
本実施形態の投影装置1では、バッテリ21から電力供給がなされている状況でメインCPU111を起動する(自機の動作を開始する)命令が受け付けられた場合に、自機の状態の判定を行い、判定結果に基づいてその起動命令が適正なものであったか否か(点灯動作の妥当性)を判別し、適正ではない(点灯動作が妥当ではない)と判別された場合には、発光部161の点灯動作(投影部16による投影光の出射)を中止させる。ここでいう点灯動作とは、投影部16(発光部161)を点灯させ続ける動作を意味し、すなわち、消灯状態から点灯状態への移行と点灯状態の維持との両方に係る動作を含む。
操作パネル15aの押しボタンスイッチは、持ち運び移動時などに他の物体と接触して意図せずに押下される場合がある。このような状況で電力供給部20が本体部10に接続されたままであると、バッテリ21から電力が供給されて、不要な電力消費、特に、発光部161が発光動作に伴い他部よりも相対的に大きな電力消費を生じ、これが継続されることになる。このような電力消費はバッテリ21の消耗につながり、本当に使用したい状況でバッテリ21の蓄電残量が不足する事態になりかねないなどの問題が生じ得る。したがって、このような状況は、点灯に好適な状態ではなく、点灯動作に妥当性はない。
自機の状態の判定は、計測部19の計測結果に基づいて行われる。この判定結果に基づいて起動命令が適正であったか否かの判別は、判定された状態が停止設定123に設定されている基準となる条件を満たすか否かにより行われる。加速度センサ192により計測される3軸方向加速度のうち、特に重力加速度は、投影装置1の姿勢を示し、携帯型の投影装置1では、通常、重力方向が自機の設置面方向を示す。計測結果から重力加速度を除いた加速度は、本体部10の移動、運動状態を示す。持ち運び移動中や設置動作中などは、それぞれの動作内容に応じた加速度の変動パターンが得られ、また、想定され得る投影方向に向けて出射口16aが静止していない。これらのような加速度の変動パターンや加速度方向が得られた場合には、投影に好適な姿勢での静止状態ではないと判定され、起動命令が適正ではない(点灯動作に妥当性はない)と判別する。
ここで、加速度の変動パターンを取得するには、当該変動パターンの周期に応じた時間(例えば、1-2秒)の計測結果の取得が必要である。サブCPU112に起動命令が入力されてから加速度センサ192の値の取得を開始するのではなく、予め直近数秒間の加速度の変動パターンを取得、保持していてもよい。あるいは、加速度センサ192が直近数秒間のデータを保持可能であり、サブCPU112の要求に従って、サブCPU112により起動命令が適正であると判別された場合には、メインCPU111が起動されて、メインCPU111が実行する起動シーケンスに従って発光部161の発光動作が開始される。
あるいは、加速度の変動パターンを計測せずに、単純に発光部161の発光動作を開始するタイミングまでに計測された加速度(可能であれば重力加速度を除く)の絶対値の最大値に基づいて状態の判定がなされてもよい。
図3は、投影装置1で実行される起動制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。この起動制御処理は、サブCPU112が操作受付部151から起動に係る入力信号を受け付けることで開始される。
起動制御処理が開始されると、サブCPU112は、外部電源からの電力供給を受けているか否かを判別する(ステップS101)。外部電源からの電力供給を受けていると判別された場合には(ステップS101で“YES”)、サブCPU112は、メインCPU111を起動させる(ステップS105)。起動されたメインCPU111は、初期起動シーケンスを実行し、発光部161の点灯動作を開始する(ステップS106)。そして、CPU11は、起動制御処理を終了する。なお、メインCPU111による初期起動シーケンスがメインCPU111の起動時に自動的に実行される場合、サブCPU112がメインCPU111を起動したところで起動制御処理自体は終了されてよい。
外部電源からの電力供給を受けていない(バッテリ21からの電力供給を受けている)と判別された場合(ステップS101で“NO”)、サブCPU112は、計測部19から加速度センサ192による計測結果を取得する。サブCPU112は、計測結果に基づいて自機の姿勢を特定し、運動状態を判定する(ステップS102)。サブCPU112は、判定の結果に基づいて、自機が発光部161の点灯に適正な好適状態であり、点灯動作に妥当性があるか否かを判別する(ステップS103)。好適状態である(妥当性がある)と判別された場合には(ステップS103で”YES”)、サブCPU112の処理は、ステップS105へ移行する。
好適状態ではない(点灯動作に妥当性がない)と判別された場合には(ステップS103で“NO”)、サブCPU112は、指示部152によりメインCPU111を起動させず、すなわち、投影部16による投影光の出射を中止させ、点灯動作を中止する旨(点灯動作が妥当ではないとの判別の結果)を示す表示、例えば、電力供給状態を示すLEDの点滅動作を所定数(例えば、2~3)回行わせる(ステップS104)。そして、CPU11(サブCPU112)は、起動制御処理を終了する。
次に、起動時の動作の変形例について説明する。
上記実施の形態では、計測部19のうち、加速度センサ192の計測値を用いて点灯好適状態か否かの判別を行ったが、例えば、変形例1として、物体検出部193の検出結果により判定された投影装置1とその周囲の物体との位置関係に係る状態に基づいて点灯好適状態か否か(点灯動作の妥当性)の判別を行ってもよい。
前面近傍の特に投影光(光学系162)の最短焦点距離よりも近い位置に物体がある場合には、意図して投影をするために発光部161を点灯させたものではないと判別される。また、6面のうちの複数の面の近傍に物が検出されている場合には、鞄やケースの中など、他のものと重なったり近接したりしていると考えられ、投影を行う状況ではないと判別される。
図4は、変形例1の起動制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
この変形例1の起動制御処理では、ステップS102、S103の処理がステップS102a、S103aの処理に置き換えられている。その他の処理は同一であり、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS101の判別処理で“NO”に分岐すると、サブCPU112は、物体検出部193の検出結果を取得し、周囲(近傍)に物体が位置する方向を特定する(ステップS102a)。サブCPU112は、前面(投影光の出射方向)又は他の複数の方向の周囲(近傍)に物体がある状態か否かを判別する(ステップS103a)。複数の面のうちの一つは通常は設置面であるので、それ以外の面があると判別された場合には(ステップS103aで“YES”)、サブCPU112の処理は、ステップS104へ移行する。ないと判別された場合には(ステップS103aで“NO”)、サブCPU112の処理は、ステップS105へ移行する。
あるいは、変形例2として、加速度センサ192の計測結果及び物体検出部193の検出結果が併用されてもよい。
図5は、変形例2の起動制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
この変形例2の起動制御処理では、上記実施の形態におけるステップS102の処理と、変形例1におけるステップS102aの処理とが併存し、ステップS103の処理の代わりにステップS103bの処理が行われる。その他の処理は同一であり、同一の処理内容には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS102aの処理で、物体検出部193の結果取得及び解析が行われ、ステップS102の処理で加速度センサ192の結果取得及び解析が行われると、サブCPU112は、近傍の物体と重力方向とを対応付け、重力方向(下方)以外の方向に物体がある状態か否かを判別する(ステップS103b)。下方とは、すなわち、投影装置1の設置面の方向であり、これにより、本来他の物体と隣り合って置かれないはずの面の近傍に物体があるか否かを判別する。下面以外の方向に物体がある状態であると判別された場合には(ステップS103bで“YES”)、サブCPU112の処理は、ステップS104へ移行する。下面以外の方向に物体がない状態であると判別された場合には(ステップS103bで“NO”)、サブCPU112の処理は、ステップS105へ移行する。
なお、スペースの都合などで、投影装置1が壁際に設置されて投影動作させる必要がある場合も排除できない。そこで、上記変形例1では3面以上、変形例2では下面以外の2面以上の近傍に物体がある場合に点灯動作を中止させることとしてもよい。
また、加速度センサ192及び物体検出部193の結果に加えて又は代えて、変形例3として、照度センサ191の計測結果が点灯動作の妥当性に係る判別に用いられてもよい。照度センサ191が出射口16aと同一の面(前面)に位置しているので、出射された光が投影面などを照射することで、その影響が照度の計測値に出やすくなる。この場合、照度センサ191が計測する照度は、出射口16aの直近に物体がある場合にはこの物体による反射光が照度センサ191に計測されることで、大きく上昇することが考えられる。また、通常プレゼンテーションが行われるホールや会議室でも多少の光はあるので、照度がほぼゼロとなる場合には、物体により照度センサ191(すなわち前面)が覆われており、又は封止された遮光鞄の中などにあると想定される。これらの状態は、投影に不適切な(好適ではない)状態である、すなわち、点灯動作に妥当性がないと判別される。
図6は、変形例3の起動制御処理のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。
この起動制御処理は、ステップS102、S103の処理に代えてステップS102c、S103cの処理が実行され、また、ステップS107~S110の処理が追加されている。その他の処理については同一であり、同一の処理内容には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS101の判別処理で“NO”に分岐すると、サブCPU112は、照度センサ191から計測結果を取得する(ステップS102c)。サブCPU112は、取得された照度が異常範囲である状態、例えば、上限よりも大きい状態か又は下限よりも小さい状態かを判別する(ステップS103c)。照度に係る状態が異常範囲である(基準を満たさない)と判別された場合には(ステップS103cで“YES”)、サブCPU112の処理は、ステップS104へ移行する。
照度が異常範囲ではないと判別された場合には(ステップS103cで“NO”)、サブCPU112の処理は、ステップS105へ移行する。ステップS106の処理で、処理がメインCPU111に移行し、発光部161による点灯動作が開始された後、メインCPU111は、外部電源から電力供給されているか否かを改めて判別する(ステップS107)。外部電源から電力供給を受けていると判別された場合には(ステップS107で“YES”)、メインCPU111は、起動制御処理を終了する。
外部電源から電力供給を受けていない(バッテリ21からの電力供給である)と判別された場合には(ステップS107で“NO”)、メインCPU111は、照度センサ191の計測結果を取得する(ステップS108)。メインCPU111は、今回の照度が異常範囲であるか、又は点灯動作開始前(未点灯時。ステップS102cで取得した照度センサ191による計測結果)と投影部16による投影光の出射開始後における照度の差(変化の大きさ)に係る状態が異常である(上述のように出射口16aが覆われて変化がないか、出射口16a直近に出射した光を反射する物体があって変化が大きすぎる)か否かを判別する(ステップS109)。いずれも異常範囲ではないと判別された場合には(ステップS109で“NO”)、メインCPU111は、起動制御処理を終了する。少なくともいずれかが異常であると判別された場合には(ステップS109で“YES”)、メインCPU111は、発光部161による点灯動作を中止(投影光の出射を中止)させる(ステップS110)。それから、メインCPU111の処理は、ステップS104へ移行する。
なお、ステップS107で“YES”に分岐した場合、メインCPU111は、ステップS108、S109の実際の処理をサブCPU112に行わせ、ステップS109による判別結果のみを取得してもよい。メインCPU111が直接処理を行う場合には、照度センサ191の計測結果は、照度センサ191からメインCPU111が直接取得してもよいし、サブCPU112を経由して取得されてもよい。
上記の各処理のうち、少なくともステップS102、S102a、S102c、S108の処理がそれぞれ本実施形態の点灯制御方法における状態判定ステップ、プログラム121における状態判定手段を構成する。また、ステップS103、S103a~S103cの処理と、S109の処理とが本実施形態の点灯制御方法における妥当性判別ステップ、プログラム121における妥当性判別手段を構成する。
以上のように、本実施形態の投影装置1は、投影光を出射する投影部16と、投影部16の動作を制御するCPU11と、入力操作を受け付ける操作受付部151と、を備える。CPU11は、自機の動作の開始に係る入力操作が受け付けられた場合に、計測部19の計測結果に基づく自機の状態の判定を行い、当該判定の結果に基づいて投影部16による投影光に係る点灯動作の妥当性を判別する。
この投影装置1では、押下操作のような物理的な操作が避けられない部分について、当該操作とは独立した計測部19の計測に基づいて自機の状態を判定し、当該判定の結果に基づいて点灯動作の妥当性を判別することで、移動中などの本来点灯させないタイミングでの意図しない点灯を適切に検出することができる。この妥当性の判別結果により、投影装置1では、妥当でない起動時の点灯動作を中止し又は抑制するように光の出射状況を制御することができる。したがって、投影装置1では、不要な電力の消費を抑制することができ、本来の使用時に蓄電量の残量不足で使えないなどのトラブルを低減することができる。また、投影装置1の持ち運び中に出射された光により持ち運び用の鞄や袋などが加熱されて不具合などが生じるのを防ぐことができる。また、入力操作や形状の変更(変形動作)などの機械的な動作とは関係ない部分での計測に基づく状態の判定より、計測機構のトラブルなどを生じにくく、安定して継続的に判別を行うことができる。
また、CPU11は、判定の結果に基づいて点灯動作が妥当ではないと判別された場合に、投影部16による投影光の光強度(発光部161による発光強度)を低下させる。これにより、不要と判別される点灯動作による電力消費を効果的に抑制することができる。
とくに、CPU11は、投影光の光強度を低下させる場合に、投影部16による投影光の出射(発光部161の発光)を中止させる。これにより、不要と判別された点灯動作を完全に停止させ、不要な電力消費を低減させることができる。
また、投影装置1は、バッテリ21を有し、外部電源及びバッテリ21のうちいずれかから選択的に電力を供給する電力供給部20を備える。CPU11は、バッテリ21から電力供給がなされている場合に、上記判定に基づいて点灯動作の妥当性を判別する。
持ち運び中は、一般的に外部電源への接続が困難であるので、意図しない起動操作が生じる可能性が少なく、意図していなかったとしてもユーザが気づく可能性が高い。したがって、外部電源からの電力供給時には点灯動作の中止を行わせないことで、誤判別により意図した操作にもかかわらず点灯しないおそれを低減させることができる。また、この場合には、バッテリ21の不要な電力消費には影響しないので、バッテリ21からの電力供給時にのみ点灯動作の妥当性についての判別を行うことで、バッテリ21の蓄電量の残量不足のおそれを適切に低減させることができる。
また、投影装置1は、計測部19が加速度センサ192を有する。CPU11は、加速度センサ192の計測結果に応じた運動状態に基づいて自機の状態を判定し、判定の結果に基づいて点灯動作の妥当性を判別する。
すなわち、自機の移動状態を検出することで、通常使用する状況ではない状態であることを確実に判定することができる。この判定結果により、投影装置1では、不要な点灯動作を中止させることができる。また、検出を起動操作の入力時に限定することで、実際のプレゼンテーションを行っている最中に投影装置1を移動させたり調整したりする場合などに意図しない点灯動作の中止が起こらないようにすることができる。
また、投影装置1は、計測部19が周囲の物体を検知する物体検出部193を有する。CPU11は、物体検出部193の検知結果に基づいて自機と周囲の物体との位置関係に係る状態を判定し、判定の結果に応じて点灯動作の妥当性を判別する。投影装置1は、持ち運び時(特にある程度の距離以上)には、鞄や収納袋などに収められていることが想定される一方、使用時には投影や吸排気などで、通常設置面以外の周囲を開放して利用されるので、このような鞄や収納袋などに周囲が接していることを検出することで、投影を意図してユーザが入力操作を行ったか否かを適切に判別することができる。したがって、投影装置1では、この判別結果に基づく点灯動作の中止などの処理により不要な電力消費を抑えることができる。また、鞄や収納袋に接した状態での発光動作により発生した熱が籠って温度が上昇し不具合が生じるのを防ぐことができる。
また、CPU11は、加速度センサ192の計測結果に基づいて特定される自機の設置面以外の方向に物体がある場合に、点灯動作が妥当ではないと判別する。このように加速度センサ192と物体検出部193の組合せのように複数のセンサを組み合わせることで、より確実に投影装置1の状態が判定でき、これにより、点灯動作の妥当性に係る判別を行うことができる。センサの動作に係る電力消費は、発光動作やCPU11の動作などに比して十分に小さく、誤判別も抑制されることで、電力消費の効果的な低減と誤判別に係る余計な操作の低減の両立を図ることができる。
また、物体検出部193は、投影光の出射方向の物体を検出可能であり、CPU11は、出射方向の近傍(周囲)に物体がある状態の場合に、点灯動作が妥当ではないと判別する。画像を投影することを意図して起動させる入力操作を行う場合には、当然投影光が投影面の方向に投影されるように位置しているので、多少ずれがあったとしても投影を妨げるものが間にないと考えられる。したがって、少なくとも前面方向を考慮し、また、場合によっては他の方向と独立して物体の有無を判定することで、より適切に投影を意図した入力操作がなされたか否かを判別することができる。
また、投影装置1は、計測部19が照度センサ191を有する。CPU11は、照度センサ191の計測結果に基づいて照度に係る状態を判定し、状態(照度)が基準を満たさない場合に前記点灯動作が妥当ではないと判別する。ホールや窓のない会議室などであっても、投影装置1を利用するような場合には通常多少の明かりがある。一方で、持ち運びで鞄の中に収納されている場合、特にこれらの電子機器を収納する鞄はクッション材などの厚さを有するものが多く、また、防水性や防塵性などにより封止されると内部が非常に暗くなり得る。あるいは、反対に、全く遮光されていない窓際の廊下など、明るすぎる環境では、点灯させたところで視認可能な投影が困難であり、このような場合にも意図しての起動操作の入力は想定されづらい。したがって、これらのような光量を考慮して持ち運び移動の状態を判定してもよい。
また、照度センサ191は、投影光の出射方向と同一方向に面して位置している。投影の可否は、投影面の暗さの影響が大きいので、投影方向の照度を検出することで、より正確に点灯動作の中止の要否について判別しやすくなる。
また、CPU11は、点灯動作の開始前と投影光の出射開始後とで照度センサ191による照度の計測結果をそれぞれ取得し、照度の変化の大きさに係る状態に基づいて点灯動作の妥当性を判別する。照度センサ191の計測値を利用する場合、周囲の状態が使用環境によって大きく異なることから、一度の計測結果だけではなく、点灯前と点灯後の各光量及びその変動量を考慮して判別を行うことで、周囲の状態をより正確に判定しやすくなり、点灯動作の妥当性もより正確に判別することが可能となる。したがって、投影装置1では、より効果的に点灯動作を中止させることができる。
また、投影装置1は、報知動作を行う指示部152を備える。CPU11は、点灯動作が妥当ではないと判別された場合(すなわち、点灯動作を中止させる場合)に、当該判別(中止)に応じた報知動作、例えば、LEDの点滅動作を指示部152により行わせる。意図した入力操作にもかかわらず、点灯動作が中止された場合に、ユーザが報知動作により故障ではなく正常に動作した結果であることを知得することができる。したがって、ユーザは周囲の余計なものをどかしたり、投影面を暗くしたりするといった対応をとることができる。
また、本実施形態の投影装置1の点灯制御方法は、自機の動作の開始に係る入力操作が受け付けられた場合に自機の状態の判定を行う状態判定ステップ、この判定の結果に基づいて投影部16による投影光に係る点灯動作の妥当性を判別する妥当性判別ステップを含む。
このような点灯制御方法により、押下操作のような物理的な操作が避けられない部分について、入力操作とは独立して自機の状態を判定して、この判定結果に基づいて点灯動作の妥当性を判別することで、移動中などの本来点灯させないタイミングでの意図しない点灯の発生を抑制することができるので、より適切に起動時の点灯状況を制御し、不要な電力の消費を抑制することができる。これにより、投影装置1では、本来の使用時に蓄電量の残量不足で使えないなどのトラブルを低減することができる。また、投影装置1の持ち運び中に出射された光により持ち運び用の鞄や袋などが加熱されて不具合などが生じるのを防ぐことができる。また、入力操作や形状の変更(変形動作)などの機械的な動作とは関係ない部分での計測により、計測機構のトラブルなどを生じにくく、安定して継続的に判別を行うことができる。
また、本実施形態のプログラム121は、投影装置1のコンピュータ(CPU11及びRAM13)を、自機の動作の開始に係る入力操作が受け付けられた場合に、計測部19の計測結果に基づいて自機の状態の判定を行う状態判定手段、この判定の結果に基づいて投影部16による投影光に係る点灯動作の妥当性を判別する妥当性判別手段として機能させる。このように、プログラム121をCPU11に実行させることで、容易かつ適切に点灯動作の妥当性を判別することができるので、複雑な構成を必要とせずに起動時の点灯状況を制御し、不要な点灯による電力消費、特に発熱を低減させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の投影装置1aについて説明する。
図7は、第2実施形態の投影装置1aの機能構成を示すブロック図である。
この投影装置1aは、第1実施形態の投影装置1と比較して、本体部10aにおいてCPU11が統合されて、まとめて操作受付部151からの信号を受け付け、指示部152の動作を制御し、計測部19から計測結果を取得する。CPU11や計測部19は、オン操作がなされてからオフ操作がなされる又は電力供給が遮断されるまでの間以外は動作を停止し、操作受付部151によりオン操作が受け付けられてから動作を開始する。その他の構成については同一であり、同一の構成には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図8は、本実施形態の投影装置1aで実行される起動制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
この起動制御処理は、上記第1実施形態の起動制御処理におけるステップS102、S103の処理がそれぞれステップS102d、S103dに置き換えられた点を除き同一であり、同一の処理内容には同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS101の判別処理で“NO”に分岐すると、CPU11は、計測部19の計測動作を開始させ、加速度センサ192から計測結果を所定時間分(例えば、3~5秒など)取得する(ステップS102d)。CPU11は、当該所定時間内の加速度が重力加速度から最大でどれだけずれているかを算出し、変動量が基準以内であるか否かを判別する(ステップS103d)。重力加速度は、固定値としてROM12に記憶されていてもよいし、前回の通常計測時に加速度変化が検出されなかった期間の平均値などに基づいて算出されてもよい。所定のサンプリング周波数で取得された計測値のうち重力加速度から最も変化した値を特定し、当該値と重力加速度との差を変動量として取得する。なお、所定時間内に重力加速度方向が特定可能であれば、重力加速度ベクトルからのずれベクトルの大きさの最大値が特定されてもよいし、特定が困難であれば、単純に絶対値のみで比較がなされてもよい。
変動量が基準内であれば(ステップS103dで“YES”)、CPU11の処理は、ステップS105へ移行する。変動量が基準より大きければ(ステップS103dで“NO”)、CPU11の処理は、ステップS104へ移行する。
以上のように、本実施形態の投影装置1aでは、操作受付部151が起動操作を受け付けてから計測部19を動作させて、点灯動作が妥当か否かを判別するので、スタンバイ時の動作量をより低減しつつ不要な点灯動作を抑制することができる。また、加速度の変動パターンなどの特定に係る解析処理を行わないので、処理も低減、短縮することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、単一のCPU11又はメインCPU111とサブCPU112に分けたCPU11として記載を行ったが、サブCPU112の動作が特定のものに限られている場合、ハードウェアプロセッサは、CPUではなく、特定の動作にのみ対応して処理を行うマイコンなどであってもよい。
また、上記実施の形態では、前面に位置して照度を計測する照度センサ191を備えるものとして説明したが、周囲の明るさに応じて画像投影時の発光強度を変化させるための調光センサを照度センサとして備える投影装置1などでは、前面に限らず調光に適した位置に照度センサ191が位置していてもよい。
また、上記実施の形態では、照度センサ191、加速度センサ192、物体検出部193をそれぞれ用いた場合、及び加速度センサ192と物体検出部193を組み合わせた場合の状態判定について説明したが、これらに限られない。任意の組合せで状態判定及び点灯動作の妥当性の判別がなされてもよい。また、これらの3種類のセンサに限られず、他の物理量を計測するセンサや状態検出機構が用いられてもよい。
また、上記変形例2では、下面側が投影装置1の設置面であるとして特定したが、携帯型としては少ないと想定されるものの、投影装置1が上下反転されて天井などからつるして固定される場合もあり得る。したがって、設置面を特定せずに前面以外の他の面と同一の扱いとしてもよい。あるいは、設置面の定め方が特殊な場合には、その旨ユーザ設定などが可能であってもよい。
同様に、前面についても他の面と基準を異ならせずに、同一の規準で点灯好適状態であるか否かの判別が行われることとして、処理が簡略化されてもよい。
また、変形例3において、照度センサ191を利用して点灯好適状態の判別を行う場合に、異常範囲が上記説明と異なっていてもよい。例えば、上側/下側のいずれか一方については異常範囲に含められなくてもよい。
また、上記実施の形態では、照度センサ191を用いる場合に、一度点灯動作を開始してから不適として点灯動作を中止する場合を含めるものとして説明したが、このような処理を行わず、他のセンサと同様に、一律に点灯動作の開始前に判別を完了するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、計測部19が照度センサ191、加速度センサ192及び物体検出部193の全てを有するものとして説明したが、点灯動作の中止要否に係る判定に用いられない構成を有していなくてもよい。
また、上記実施の形態では、点灯動作を中止させる場合に、指示部152によりLEDインディケータの点滅動作を行わせることとしたが、これに限られない。他の動作であってもよいし、指示動作が行われなくてもよい。
また、上記実施の形態では、点灯動作の妥当性がないと判別された場合に、単純に点灯動作を中止する制御動作を行ったが、これに限られない。例えば、完全に点灯を中止するのではなく、発光部161の発光強度(投影部16の投影強度)を低下させる制御を行ってもよい。光強度を低下させた状態で点灯させることで、故障などではなく判別の結果により通常通りの点灯動作がなされなかったことをユーザに知らせることができる。また、設置面上で多少の移動を伴いながら位置などの調整を行うような場合にも、通常よりも落とした光強度で投影を行うことで、効率よく調整が可能となる。
また、計測部19の計測結果から得られた判定結果では点灯動作が妥当ではない場合でも、初めから点灯時の光強度設定が十分低く、上記のように通常よりも落とした光強度に変更する間でもない場合には、当該光強度設定に基づいて点灯動作が妥当と判断して、点灯動作の中止や減光などを行わなくてもよい。
また、上記実施の形態では、バッテリ21からの電力供給時のみに点灯動作の中止の要否を判別することとしたが、これに限られなくてもよい。外部電源からの電力供給時であっても投影の準備ができる前の起動操作に応じた点灯動作を中止させてもよい。これにより不要な電力消費を低減させることができる。また、除け忘れた近くの物体が意図せずに加熱されるのを抑制することができる。
また、点灯動作の中止の要否に係る判別の各基準は、操作受付部151への入力操作などに応じてユーザが変更可能であってもよい。
また、上記実施の形態では、意図しない操作がなされやすい操作受付部151として押しボタンスイッチを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、スライドスイッチなどであってもよい。
また、上記実施の形態では、画像データに応じた投影光を出射する投影装置について説明したが、これに限られない。例えば、フィルムやスライドなどの画像を投影する投影装置における起動操作の受付時に上記判定及び判別の各処理が行われ、また、判別結果に基づく点灯動作の制御がなされてもよい。
また、各実施形態及びそれらの変形例で示された構成、制御内容やその手順は、互いに相反しない限りにおいて任意に組み合わされてよい。
また、以上の説明では、本発明の点灯制御に係るプログラム121を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体としてフラッシュメモリなどの読み書き可能な不揮発性メモリなどからなるROM12を例に挙げて説明したが、これらに限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、MRAMなどの他の不揮発性メモリや、CD-ROM、DVDディスクなどの可搬型記憶媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した投影装置1、1aの具体的な構成、制御動作の内容及び手順などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
投影光を出射する投影部と、
前記投影部の動作を制御する制御部と、
入力操作を受け付ける操作受付部と、
を備え、
前記制御部は、自機の動作の開始に係る前記入力操作が受け付けられた場合に、自機の状態の判定を行い、当該判定の結果に基づいて前記投影部による前記投影光に係る点灯動作の妥当性を判別する
ことを特徴とする投影装置。
<請求項2>
前記制御部は、前記判定の結果に基づいて前記点灯動作が妥当ではないと判別された場合に、前記投影部による前記投影光の光強度を低下させることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
<請求項3>
前記制御部は、前記投影光の光強度を低下させる場合に、前記投影部による前記投影光の出射を中止させることを特徴とする請求項2記載の投影装置。
<請求項4>
バッテリを有し、外部電源及び前記バッテリのうちいずれかから選択的に電力を供給する電力供給部を備え、
前記制御部は、前記バッテリから電力供給がなされている場合に、前記判定の結果に基づいて前記点灯動作の妥当性を判別する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の投影装置。
<請求項5>
加速度センサを備え、
前記制御部は、前記加速度センサの計測結果に応じた運動状態に基づいて前記状態を判定し、当該判定の結果に基づいて前記点灯動作の妥当性を判別する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の投影装置。
<請求項6>
周囲の物体を検知する物体検出部を備え、
前記制御部は、前記物体検出部の検知結果に基づいて自機と周囲の物体との位置関係に係る前記状態を判定し、当該判定の結果に基づいて前記点灯動作の妥当性を判別する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の投影装置。
<請求項7>
周囲の物体を検知する物体検出部を備え、
前記制御部は、前記物体検出部の検知結果に基づいて自機と周囲の物体との位置関係に係る前記状態を判定し、前記加速度センサの計測結果に基づいて特定される自機の設置面以外の方向に物体がある場合に、前記点灯動作が妥当ではないと判別する
ことを特徴とする請求項5記載の投影装置。
<請求項8>
前記物体検出部は、前記投影光の出射方向の物体を検知可能であり、
前記制御部は、前記出射方向の前記周囲に物体がある前記状態の場合に、前記点灯動作が妥当ではないと判別する
ことを特徴とする請求項6又は7記載の投影装置。
<請求項9>
照度センサを備え、
前記制御部は、前記照度センサの計測結果に基づいて照度に係る前記状態を判定し、前記状態が基準を満たさない場合に前記点灯動作が妥当ではないと判別する
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の投影装置。
<請求項10>
前記照度センサは、前記投影光の出射方向と同一方向に面して位置していることを特徴とする請求項9記載の投影装置。
<請求項11>
前記制御部は、前記点灯動作の開始前と前記投影光の出射開始後とで前記照度センサによる照度の計測結果をそれぞれ取得し、照度の変化の大きさに係る前記状態に基づいて前記点灯動作の妥当性を判別することを特徴とする請求項9又は10記載の投影装置。
<請求項12>
報知動作を行う指示部を備え、
前記制御部は、前記点灯動作が妥当ではないと判別した場合に、当該判別の結果に応じた報知動作を前記指示部により行わせる
ことを特徴とする請求項1~11のいずれか一項に記載の投影装置。
<請求項13>
投影光を出射する投影部と、入力操作を受け付ける操作受付部と、を備える投影装置の点灯制御方法であって、
自機の動作の開始に係る前記入力操作が受け付けられた場合に自機の状態の判定を行う状態判定ステップ、
当該判定の結果に基づいて前記投影部による前記投影光に係る点灯動作の妥当性を判別する妥当性判別ステップ
を含むことを特徴とする点灯制御方法。
<請求項14>
投影光を出射する投影部と、入力操作を受け付ける操作受付部と、を備えるコンピュータを、
自機の動作の開始に係る前記入力操作が受け付けられた場合に自機の状態の判定を行う状態判定手段、
当該判定の結果に基づいて前記投影部による前記投影光に係る点灯動作の妥当性を判別する妥当性判別手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
1、1a 投影装置
10、10a 本体部
101 脚部
102 吸気口
103 排気口
11 CPU
111 メインCPU
112 サブCPU
12 ROM
121 プログラム
122 光量設定
123 停止設定
13 RAM
14 入力部
141 入力端子
142 無線LANインターフェイス
143 通信制御部
15a 操作パネル
151 操作受付部
152 指示部
16 投影部
16a 出射口
161 発光部
162 光学系
163 回転駆動部
164 回転モータ
17 表示駆動部
18 冷却部
181 送風駆動部
182 送風モータ
19 計測部
191 照度センサ
192 加速度センサ
193 物体検出部
20 電力供給部
21 バッテリ
22 制御IC
25 電力供給ケーブル
26 ケーブル
90 電力供給端子

Claims (10)

  1. 投影光を出射する投影部と、
    前記投影部の動作を制御する制御部と、
    入力操作を受け付ける操作受付部と、
    加速度センサと、
    周囲の物体を検知する物体検出部と
    を備え、
    前記制御部は、自機の動作の開始に係る前記入力操作が受け付けられた場合に、前記物体検出部による検知結果に基づいて自機と周囲の物体との位置関係に係る自機の状態を判定し、前記加速度センサの計測結果に基づいて特定される自機の設置面以外の方向に物体がある場合に、前記投影部による前記投影光に係る点灯動作が妥当ではないと判別する
    ことを特徴とする投影装置。
  2. 前記制御部は、前記判定の結果に基づいて前記点灯動作が妥当ではないと判別された場合に、前記投影部による前記投影光の光強度を低下させることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 前記制御部は、前記投影光の光強度を低下させる場合に、前記投影部による前記投影光の出射を中止させることを特徴とする請求項2記載の投影装置。
  4. バッテリを有し、外部電源及び前記バッテリのうちいずれかから選択的に電力を供給する電力供給部を備え、
    前記制御部は、前記バッテリから電力供給がなされている場合に、前記判定の結果に基づいて前記点灯動作の妥当性を判別する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の投影装置。
  5. 照度センサを備え、
    前記制御部は、前記照度センサの計測結果に基づいて照度に係る自機の状態を判定し、前記状態が基準を満たさない場合に前記点灯動作が妥当ではないと判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  6. 前記照度センサは、前記投影光の出射方向と同一方向に面して位置していることを特徴とする請求項記載の投影装置。
  7. 前記制御部は、前記点灯動作の開始前と前記投影光の出射開始後とで前記照度センサによる照度の計測結果をそれぞれ取得し、照度の変化の大きさに係る前記状態に基づいて前記点灯動作の妥当性を判別することを特徴とする請求項又は6に記載の投影装置。
  8. 前記制御部は、前記自機の設置面以外の2面以上の方向に物体がある場合に、前記投影部による前記投影光に係る点灯動作が妥当ではないと判別し、前記自機の設置面以外の1面の方向に物体がある場合に、前記投影部による前記投影光に係る点灯動作が妥当であると判別することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  9. 投影光を出射する投影部と、入力操作を受け付ける操作受付部と、加速度センサと、周囲の物体を検知する物体検出部と、を備える投影装置の点灯制御方法であって、
    自機の動作の開始に係る前記入力操作が受け付けられた場合に、前記物体検出部による検知結果に基づいて自機と周囲の物体との位置関係に係る自機の状態の判定を行う状態判定ステップ、
    当該判定の結果に基づいて、前記加速度センサの計測結果に基づいて特定される自機の設置面以外の方向に物体がある場合に、前記投影部による前記投影光に係る点灯動作が妥当ではないと判別する妥当性判別ステップ
    を含むことを特徴とする点灯制御方法。
  10. 投影光を出射する投影部と、入力操作を受け付ける操作受付部と、加速度センサと、周囲の物体を検知する物体検出部と、を備えるコンピュータを、
    自機の動作の開始に係る前記入力操作が受け付けられた場合に、前記物体検出部による検知結果に基づいて自機と周囲の物体との位置関係に係る自機の状態の判定を行う状態判定手段、
    当該判定の結果に基づいて、前記加速度センサの計測結果に基づいて特定される自機の設置面以外の方向に物体がある場合に、前記投影部による前記投影光に係る点灯動作が妥当ではないと判別する妥当性判別手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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