JP2006154671A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な使用状態を自動検出して省電力化等に対応すること。
【解決手段】表示装置1は、それぞれ赤色光、緑色光および青色光を射出する赤LEDアレイ12R、緑LEDアレイ12Gおよび青LEDアレイ12Bを備えた光源部13と、照明する色毎の光を空間変調する光変調部15と、空間変調された各色の光を投射して画像を投影表示する投影光学系16と、電流を供給して各LEDアレイを発光させるLED駆動部2と、表示装置1の状態を示すモードを判別するモード判別部11bと、モード判別部11bの判別結果をもとに色毎のLEDアレイの発光量を求めてLED駆動部2を制御するLED発光制御部11aと、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー画像を表示する表示装置に関し、特にカラー画像を投影表示する表示装置に適用して好適な表示装置に関するものである。
従来、カラー画像を投影表示する表示装置では、超高圧水銀ランプ等の白色光源からの光をダイクロイックミラー等によって互いに波長域の異なる3つの色成分光に分離し、液晶パネル等の光変調素子を用いて、この分離した各色成分光を画像信号に対応して空間変調し、空間変調した各色成分光を合成して投射することによってカラー画像を投影表示している。
近年、このような表示装置では、装置の小型化等とともに省電力化の要求が高まっている。この省電力化の要求に対応するため、画像情報の入力がない場合に消費電力を低下させる表示装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この表示装置では、表示させる画像情報が入力されていないときに表示画像のない青色一色の背景であるブルーバックを投影する場合、ランプに供給する電力を通常電力よりも低下させ発光量を低減させることによってランプでの消費電力を低減するようにしている。
また、フルカラー表示のときよりも一段と明るい白色表示を可能とするプロジェクタが提案されている(たとえば、特許文献3参照)。さらに、省電力条件が満足されるとトランジスタをオフして、バックライトを構成する発光ダイオードの半分を消灯して、バックライトの省電力点灯を行うことにより、バッテリーの消費電力を削減する携帯無線電話装置が提案されている(たとえば、特許文献4参照)。また、複数色で発光可能なバックライトと、このバックライトで照明される液晶表示器と、装置内の各部に電源を供給する電源供給部と、電源供給部を制御し、節電モードとスタンバイモードでの動作を制御する制御部とを備え、制御部は、節電モードでは第1の色でバックライトを発光させ、スタンバイモードでは第2の色でバックライトを発光させる画像処理装置が提案されている(たとえば、特許文献5参照)。さらに、発光色が異なる複数種類の光源を備える第1の光源部と、白色光源を備える第2の光源部と、これら第1の光源部と第2の光源部の発光強度をそれぞれ独立に制御する発光制御ユニットとを備え、選択された動作態様に応じて発光強度を制御する液晶表示装置が提案されている(たとえば、特許文献6参照)。
特開2003−5147号公報 特開2004−199024号公報 特開2003−307705号公報 特開平6−120864号公報 特開2003−304363号公報 特開2003−331608号公報
しかしながら、従来の表示装置では、白色光源を使用しているため、ブルーバック等の単色の画像を表示する場合、所望の色成分光をフィルター等によって分離して利用する一方で、分離した色成分光以外の光を無駄に捨てざるを得ず、このため、不要な色成分光に対して無駄に電力を消費してしまうという問題があった。また、様々な使用状態に対応して、カラー画像を表示することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ブルーバック等の単色の画像を表示する場合に不要な色成分光に対する無駄な電力消費をなくすなどして、様々な使用状態を自動検出して省電力化等に対応することができるプロジェクタ等の表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる表示装置は、少なくとも3色の色毎に同色の光を発する1以上の発光素子を有し、該色毎の光を射出する光源手段と、入力されたカラー画像情報をもとに前記光源手段が射出した前記色毎の光を空間変調する光変調手段と、前記光変調手段によって空間変調された前記色毎の光を結像して前記光変調手段の像を表示する表示光学手段と、前記発光素子を発光させる発光駆動手段と、第1と第2の少なくとも2つのモードを判別するモード判別手段と、前記モード判別手段の判別結果をもとに前記1以上の発光素子の前記色毎に発光すべき発光量を求め、該発光量をもとに前記発光駆動手段を制御する発光制御手段と、を備え、前記発光すべき発光量は、前記第2のモードよりも前記第1のモードの方が大きいことを特徴とする。
また、本発明の請求項2にかかる表示装置は、上記の発明において、前記発光制御手段は、前記色毎に、前記発光量に対応した数の前記発光素子を点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかる表示装置は、上記の発明において、各モードに対応する前記発光量を記憶した記憶テーブルを備え、前記発光制御手段は、前記判別結果を取得し、前記記憶テーブルを参照して該取得した判別結果に対応する前記発光量を選択し、該選択した前記発光量をもとに前記発光駆動手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項4にかかる表示装置は、上記の発明において、前記発光制御手段は、前記判別結果をもとに、所定の1色の光を発する前記1以上の発光素子のみを点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項5にかかる表示装置は、上記の発明において、前記光源手段は、少なくとも前記1色として白色光を発する1以上の発光素子を有し、前記発光制御手段は、前記モード判別手段が前記第2のモードを判別した場合に、前記白色光を発する前記1以上の発光素子を点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項6にかかる表示装置は、上記の発明において、前記光源手段は、少なくとも前記1色として赤色光を発する1以上の発光素子を有し、前記発光制御手段は、前記モード判別手段が緊急性の高いモードである前記第2のモードを判別した場合、前記赤色光を発生する前記1以上の発光素子を点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項7にかかる表示装置は、上記の発明において、前記画像情報をモノクロ画像情報に変換する画像処理手段と、前記判別結果をもとに前記画像情報を前記モノクロ画像情報に変換する処理を行わせるように前記画像処理手段を制御する画像変換処理制御手段と、を備え、前記光変調手段は、前記画像処理手段によって変換された前記モノクロ画像情報をもとに前記1色の光を空間変調することを特徴とする。
また、本発明の請求項8にかかる表示装置は、上記の発明において、当該表示装置の所定の状態を検出する検出手段を備え、前記モード判別手段は、前記検出手段の検出結果をもとに前記モードを判別することを特徴とする。
また、本発明の請求項9にかかる表示装置は、上記の発明において、前記検出手段は、少なくとも前記画像情報の入力の有無を検出し、前記モード判別手段は、前記検出手段が前記画像情報の入力の有無を検出した結果をもとに、少なくとも該画像情報が入力されていない場合、前記判別結果を第2のモードとすることを特徴とする。
また、本発明の請求項10にかかる表示装置は、上記の発明において、前記検出手段は、少なくとも前記画像情報の入力の有無を検出し、前記モード判別手段は、前記検出手段が前記画像情報の入力の有無を検出した結果をもとに、少なくとも該画像情報が所定時間内で切り替えられていない場合、前記判別結果を第2のモードとすることを特徴とする。
また、本発明の請求項11にかかる表示装置は、上記発明において、当該表示装置に電力を供給するバッテリーを備え、前記検出手段は、少なくとも前記バッテリーの残容量を検出し、前記モード判別手段は、前記検出手段が前記残容量を検出した結果をもとに、少なくとも該残容量が所定値未満である場合、前記判別結果を第2のモードとすることを特徴とする。
本発明にかかる表示装置によれば、ブルーバック等の単色の画像を表示する場合に不要な色成分光に対する無駄な電力消費をなくすなどして、様々な使用状態を自動検出して省電力化等に対応することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる表示装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる表示装置について説明する。図1は、この実施の形態1にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、この実施の形態1にかかる表示装置1は、3色の色成分光を発光するLEDを駆動するLED駆動部2と、光変調素子としての液晶パネルであるLCD(Liquid Crystal Display)を駆動するLCD駆動部3と、入力された画像情報を処理する画像処理部4と、各種指示情報が入力される入力部5と、各種情報を表示する表示部6と、音声情報の入出力処理を行う音声入出力部7と、外部装置との間で情報通信を行う通信部8と、各種情報を記憶する記憶部9と、表示装置1に電力を供給する電力供給部10と、表示装置1の全体の処理および動作を制御する制御部11と、LCDによって空間変調された各色成分光を投射して画像を投影表示するプロジェクタ光学系12とを備える。LED駆動部2、LCD駆動部3、画像処理部4、入力部5、表示部6、音声入出力部7、通信部8、記憶部9および電力供給部10は、制御部11に電気的に接続され、制御部11は、これらの各構成部位を制御する。
LED駆動部2は、赤LED駆動回路2R、緑LED駆動回路2Gおよび青LED駆動回路2Bを備える。これらの各LED駆動回路2R,2G,2Bは、それぞれ赤色光、緑色光および青色光である色成分光の光源としての赤LEDアレイ13R、緑LEDアレイ13Gおよび青LEDアレイ13Bに電流を供給して発光させる。赤LEDアレイ13R、緑LEDアレイ13Gおよび青LEDアレイ13Bは、それぞれ赤色光、緑色光および青色光を発光する発光素子であるLEDを1以上配置して一体に構成した光源であり、各LED駆動回路2R,2G,2Bは、各LEDアレイ13R,13G,13Bが有する個々のLEDに個別に電力を供給して発光させる。
LCD駆動部3は、赤LCD駆動回路3R、緑LCD駆動回路3Gおよび青LCD駆動回路3Bを備える。これらの各LCD駆動回路3R,3G,3Bは、画像処理部4から取得したカラー画像情報をもとに、それぞれ3色の色成分光を個別に空間変調する光変調素子としての赤LCD15R、緑LCD15Gおよび青LCD15Bを駆動する。このとき、各LCD駆動回路3R,3G,3Bは、カラー画像を構成する色成分光毎の画像情報をもとに、対応する各LCD15R,15G,15Bの空間的な透過率特性を変化させる。
画像処理部4は、通信部8を介して取得したカラー画像情報を色成分光毎の画像情報に分解し、制御部11の指示に基づいてLCD駆動部3に出力する。また、画像処理部4は、予め入力され記憶部9が記憶した文字画像等の所定の画像情報を出力する画像情報に重畳して表示させるOSD(On Screen Display)機能を有し、たとえば、ブルーバック上に所定の文字情報を重畳して投影表示させることができる。さらに、画像処理部4は、入力されたカラー画像情報をモノクロ画像情報に変換する機能を備えるようにしてもよい。ここで、カラー画像情報からモノクロ画像情報に変換する処理とは、カラー画像情報を単色で階調表示できるように量子化する処理である。
入力部5は、ボタン型、トグル型等の各種スイッチ、入力キー、タッチパネルなどを用いて実現され、表示装置1が制御する各種処理および動作の指示情報の入力を受け付けるとともに、入力された指示情報を制御部11に出力する。入力部5が受け付ける指示情報には、表示装置1の起動/終了、投影表示の開始/終了、投影画像の明るさおよびコントラストの設定、投影画像の色合いの設定、投影画像の表示モードの設定等の情報がある。
表示部6は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、LED表示素子等を用いて実現され、各種情報を表示する。表示部6が表示する情報には、表示装置1が制御する各種処理および動作の指示情報のメニュー、各種処理および動作の開始や完了を報知する報知情報、各種処理および動作で発生したエラーを報知するエラー情報等がある。なお、表示部6は、入力部5としてのタッチパネルをディスプレイ上に備え、入力を受け付ける指示情報に対応したメニュー表示を行うようにしてもよい。
音声入出力部7は、マイクロフォンおよびスピーカーを用いて実現され、外部から音声情報の入力を受け付け、入力された音声情報を制御部11に出力するとともに、制御部11から入力された音声情報を外部に出力する。音声入出力部7が入出力を行う情報には、投影画像に対応した音声情報等がある。さらに、音声入出力部7は、各構成部位が行う処理の開始や完了を報知する所定の報知音の出力、各種処理および動作で発生したエラーを報知する所定の警告音の出力等を行うようにしてもよい。
通信部8は、RS232C、USB、IEEE1394等の外部通信用インターフェース、あるいはIrDA規格に準拠した赤外線通信インターフェース等を用いて実現され、制御部11からの指示に基づいて外部装置との間で画像情報、音声情報等の各種情報通信を行う。
記憶部9は、所定のOSを起動するプログラム、処理プログラム等の各種情報が予め記憶されたROMと、各処理の各種処理パラメータ、各構成部位に入出力される各種情報等を記憶するRAMとを用いて実現される。また、記憶部9は、表示装置1の各種状態を示す複数のモードに対応した各LEDアレイ13R,13G,13Bの発光量を示すLEDの点灯パターン情報を記憶した記憶テーブルとしての点灯パターンテーブル9aを備える。点灯パターンテーブル9aは、さらに、各LEDアレイ13R,13G,13Bの発光量に対応して点灯させるLEDの点灯数を記憶する。この他、記憶部9が記憶する情報として、投影する画像情報、画像情報に対応する音声情報、OSD機能により重畳表示する文字情報等の所定の画像情報等がある。
電力供給部10は、バッテリー10aおよび検出手段の一つとしての残容量検出部10bを備える。バッテリー10aは、ニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等を用いて実現され、表示装置1の各構成部位に電力を供給する。残容量検出部10bは、バッテリー10aの端子電圧、内部抵抗等によって供給可能な電力の残容量を検出し、検出結果を制御部11に出力する。なお、バッテリー10aは、アルカリ乾電池、マンガン乾電池等の乾電池を用いてもよい。また、電力供給部10は、商用電源を利用して電力供給を行えるようにしてもよい。
制御部11は、記憶部9が記憶する処理プログラムを実行するCPU等によって実現される。制御部11は、発光制御手段としてのLED発光制御部11a、モード判別手段としてのモード判別部11bおよび検出手段の一つとしての画像情報入力判定部11cを備える。LED発光制御部11aは、モード判別部11bの判別結果を取得し、点灯パターンテーブル9aを参照し、取得した判別結果に対応する各色成分光の光源の発光量の情報を選択し、選択した発光量の情報をもとにLED駆動部2を制御する。モード判別部11bは、画像情報入力判定部11cの判定結果および残容量検出部10bの検出結果等によって表示装置1の状態を示すモードを判別する。画像情報入力判定部11cは、通信部8を介して入力される画像情報の入力の有無を検出して判定するとともに、入力された画像情報が所定時間内で切り替えられたか否かを判定する。この判定によって、モード判別部11bは、たとえば、画像情報が入力されていないモードであるか否か、画像情報が所定時間内で切り替えられていないモードであるか否か等を判別する。また、モード判別部11bは、残容量検出部10bの検出結果から、たとえば、バッテリー10aの残容量が所定値未満であるモードであるか否かを判別する。
プロジェクタ光学系12は、光源部13、照明光学系14、光変調部15および投影光学系16を備える。光源部13は、赤LEDアレイ13R、緑LEDアレイ13Gおよび青LEDアレイ13Bを備え、光変調部15は、赤LCD15R、緑LCD15Gおよび青LCD15Bを備える。
ここで、プロジェクタ光学系12の概要構成の一例を図2に示す。図2に示すように、赤LEDアレイ13R、緑LEDアレイ13Gおよび青LEDアレイ13Bは、それぞれ赤色光、緑色光および青色光を発光する複数のLEDを一体にして構成されている。各LEDアレイ13R,13G,13Bを構成する各LEDは、LED駆動回路2からの駆動信号をもとに個別に点灯可能であり、図2では、赤LEDアレイは3個、緑LEDアレイは2個、青LEDアレイは5個、それぞれLEDを点灯させた状態を示している。照明光学系14は、赤LEDアレイ13R、緑LEDアレイ13Gおよび青LEDアレイ13Bのそれぞれに対応して照明光学系14a〜14cを備え、この照明光学系14a〜14cは、それぞれ赤LCD15R、緑LCD15Gおよび青LCD15Bを対応する色成分光で照明する。赤LCD15R、緑LCD15Gおよび青LCD15Bは、色成分光毎の画像情報に対応したLCD駆動回路3からの駆動信号をもとに、照明する各色成分光を空間変調して透過させる。投影光学系16は、ダイクロイックプリズム16aおよび投影レンズ16bを備え、ダイクロイックプリズム16aは、各LCD15R,15G,15Bを透過した各色成分光のうち赤色光および緑色光を反射し、青色光を透過させ、各色成分光の光路を同軸に合成し、投影レンズ16bは、この合成された各色成分光を前方の図示しないスクリーン等に投射し、各LCD15R,15G,15Bの像を合成してなる画像を拡大表示する。なお、図2では、各LEDアレイ13R,13G,13Bを1列に配列した5個のLEDによって構成しているが、これらのLEDは2次元的に配列してもよく、また、構成するLEDの数は1以上であればよい。
つぎに、表示装置1が行う処理および動作について、図3を参照して説明する。図3は、電源がオンされてから再びオフされるまでに、表示装置1がモードを判別し、判別したモードに対応してLEDを点灯させる処理手順の一例を示すフローチャートである。図3に示すように、まず、制御部11が、表示装置1の電源スイッチがオンされたことを検知して各構成部位の起動および各種パラメータの初期化を行う(ステップS101)。このとき、制御部11は、表示装置1の状態を示すステータス変数を初期化する。つづいて、制御部11は、表示装置1に異常が発生しているか否かを判断する(ステップS103)。ここで、表示装置1に発生する異常とは、たとえば、1以上の構成部位が正常に動作できない状態であり、制御部11は、この状態を各構成部位からの出力信号によって確認するか、あるいは別途設けた温度センサ等の検出センサからの出力を取得して判断する。表示装置1に異常が発生していない場合(ステップS103:No)、制御部11は、ステップS109へ進み、表示装置1に異常が発生している場合(ステップS103:Yes)、画像処理部4が有するOSD機能を利用し、表示装置1に異常が発生した旨の警告表示をプロジェクタ光学系12に投影表示させ(ステップS105)、ステータス変数を「装置異常あり」を示すコードによって更新する(ステップS107)。つづいて、制御部11は、残容量検出部10bからの検出結果をもとに、バッテリー10aの残容量が所定値に対して不足しているか否かを判断する(ステップS109)。残容量が不足していない場合(ステップS109:No)、制御部11は、ステップS117へ進み、残容量が不足している場合(ステップS109:Yes)、OSD機能を利用し、プロジェクタ光学系12にバッテリー10aの残容量が不足している旨の警告表示を投影表示させる(ステップS111)。その後、制御部11は、ステータス変数が既に更新されているか否かを判断し(ステップS113)、更新されている場合(ステップS113:Yes)、ステップS117へ進み、更新されていない場合(ステップS113:No)、ステータス変数を「バッテリー不足」を示すコードによって更新する(ステップS115)。
つづいて、制御部11は、画像情報入力判定部11cが通信部8からの画像情報の入力の有無を判定した結果を参照し、画像情報が入力されているか否かを判断する(ステップS117)。入力されている場合(ステップS117:Yes)、制御部11は、ステップS125へ進み、画像信号が入力されていない場合(ステップS117:No)、OSD機能を利用し、プロジェクタ光学系12に画像情報が入力されていない旨の警告表示を投影表示させる(ステップS119)。その後、制御部11は、ステータス変数が既に更新されているか否かを判断し(ステップS121)、更新されている場合(ステップS121:Yes)、ステップS125へ進み、更新されていない場合(ステップS121:No)、ステータス変数を「画像無入力」を示すコードによって更新する(ステップS123)。つぎに、制御部11は、画像情報入力判定部11cが所定時間内に通信部8からの画像情報の入力の有無を判定した結果を参照し、この所定時間内に画像信号に変化があったか否かを判断する(ステップS125)。変化があった場合(ステップS125:Yes)、制御部11は、ステップS131へ進み、画像信号に変化がなかった場合(ステップS125:No)、ステータス変数が既に更新されているか否かを判断し(ステップS127)、更新されている場合(ステップS127:Yes)、ステップS131へ進み、更新されていない場合(ステップS127:No)、ステータス変数を「画像変化なし」を示すコードによって更新する(ステップS129)。
そして、モード判別部11bが、ステータス変数を参照して装置のモードを判別し(ステップS131)、LED発光制御部11aが、この判別結果をもとに点灯パターンテーブル9aを参照し、判別したモードに対応するLEDの点灯パターン情報を取得し(ステップS133)、取得した点灯パターン情報をもとにLED駆動部2を制御して各LEDアレイ13R,13G,13Bを構成するLEDを点灯させる(ステップS135)。その後、制御部11は、表示装置1の電源スイッチがオフされているか否かを判断し(ステップS137)、オフされていない場合(ステップS137:No)、ステップS103に戻って一連の処理を繰り返し、オフされている場合(ステップS137:Yes)、各構成部位の処理および動作を終了する処理を行って表示装置1をシャットダウンし(ステップS139)、一連の処理を終了する。
なお、ステップS131でモード判別部11bが判別するモードは、表示装置1に異常が発生している状態を示すモード(b)、バッテリー10aの残容量が所定値より不足している状態を示すモード(c)、画像信号が入力されていない状態を示すモード(d)、画像信号が所定時間内で切り替えられていない状態を示すモード(e)、およびこれらのモードに該当しない通常使用状態を示すモード(a)のうち、ステータス変数がステップS131の時点で保持するコードに対応した1つのモードである。ステータス変数は、モード(b)〜(e)のうち2以上のモードが同時に発生しても、ステップS131の時点では、相対的に最も重要性の高いモードに対応する1つのコードのみ保持している。すなわち、モード判別部11bは、表示装置1に発生したモードのうちで最も重要性の高いモードを判別し、LED発光制御部11aは、この判別したモードに対応するLEDの点灯パターン情報を点灯パターンテーブル9aから選択するようにしている。
ここで、図4を参照し、モード判別部11bが判別したモードをもとに、ステップS133でLED発光制御部11aが選択するLEDの点灯パターン情報について説明する。図4は、モード判別部11bが判別するモードとLED発光制御部11aが選択するLEDの点灯パターン情報との対応関係を示す点灯パターンテーブル9aの一例を示す図である。図4に示す点灯パターンテーブル9aでは、左側にモード判別部11bが判別するモードを、右側にLED発光制御部11aが選択するLEDの点灯パターン情報を示している。このLEDの点灯パターン情報は、色毎のLEDアレイ13R,13G,13Bのそれぞれの発光量、およびこの発光量に対応する色毎のLEDの点灯数を示している。なお、図4では、各色のLEDアレイ13R,13G,13B毎に構成するLEDをすべて点灯させた場合を100%として発光量を割合表示している。また、発光量に対応するLEDの点灯数は、所定の供給電流値で各LEDを発光させた場合の点灯数であり、図4では、たとえば図2に示したように、各LEDアレイ13R,13G,13Bを5個のLEDによって構成した場合の点灯数を例示している。
図4に示すように、モード判別部11bがモード(a)を判別した場合、LED発光制御部11aは、各LEDアレイ13R,13G,13Bを構成する全LEDを点灯することを示したLEDの点灯パターン情報を選択する。また、モード判別部11bがモード(b)または(d)を判別した場合、LED発光制御部11aは、それぞれ赤LEDアレイ13Rまたは青LEDアレイ13BのLEDを全点灯し、この他のLEDアレイのLEDを全消灯することを示したLEDの点灯パターン情報を選択する。さらに、モード判別部11bがモード(c)または(e)を判別した場合、LED発光制御部11aは、それぞれ各LEDアレイ13R,13G,13Bの発光量を80%または60%に低下させて点灯することを示したLEDの点灯パターン情報を選択する。そして、LED発光制御部11aは、選択したLEDの点灯パターン情報に基づいて各LEDアレイ13R,13G,13Bを発光させるようにLED駆動部2を制御する。このとき、LED発光制御部11aは、LEDの点灯数によって各LEDアレイ13R,13G,13Bの発光量を設定するようにLED駆動部2の制御を行う。
なお、モード(b)では、表示装置1の異常発生という緊急性の高い情報をユーザー等に認知させるため、一般に緊急情報を表示する場合と同様に赤色光によって警告表示を行うようにLEDの点灯パターン情報を設定している。また、モード(c)では、ユーザー等が表示画像を認識するのに支障がない程度であるとともに、バッテリーの残容量の不足という情報を認知させる程度として、表示画像の明るさを全体的に80%に低下させるようにLEDの点灯パターン情報を設定している。さらに、モード(d)では、投影表示装置等で標準的に利用されているようにブルーバックを表示させるため、光源部13で青色光のみ発光させるようにLEDの点灯パターン情報を設定している。また、モード(e)では、表示装置1の使用が一時的に中断された状態にあると判断されるため、表示画像を認識するのに支障が生じる程度ではあるが、表示装置1の動作には異常がないことを認知できる程度として、表示画像の明るさを全体的に60%に低下させるようにLED点灯パターン情報を設定している。
このように、この実施の形態1にかかる表示装置1では、モード判別部11bが表示装置1の各種状態を示すモードを判別し、この判別したモードに対応した情報をユーザー等に認知させるため、適当な色成分光によるモノクロ画像表示を行うか、あるいは所定の明るさのカラー画像表示を行うようにしている。そして、モノクロ画像表示を行う場合、不要な色成分光を発光させる無駄な電力消費をなくし、カラー画像表示を行う場合、色成分光毎に過不足のない適切な発光量を設定し、設定した発光量に対応する点灯数のLEDのみ発光させるようにしているため、この表示装置1では、様々な使用状態に対応して省電力化を実現することができ、この結果、バッテリーを電源に用いても長時間駆動させることができる。
なお、モード判別部11bは、図4に示したモード(a)〜(e)に限定されず、さらに多くのモードを判別するようにしてもよく、モード(a)〜(e)のような個々のモードを組み合わせた複合的なモードを判別するようにしてもよい。この複合的なモードに対応するLEDの点灯パターンとしては、たとえば、個々のモードに対応するLEDの点灯パターンを所定期間ずつ順次実行するようにしてもよく、あるいは、新たに所定の点灯パターンを設定してもよい。
また、図3に示したフローチャートでは、モード(b)〜(e)の順序で各モードの優先度が高くなるように処理手順を示したが、これとは異なる順序で優先度を設定してもよく、随時この優先度の順序を変更できるようにしてもよい。
さらに、モード判別部11bがモード(e)を判別する際に基準とする時間、すなわち、画像情報が切り替えられたか否かを判断する所定の時間間隔は、外部からの指示によって随時変更できるようにしてもよい。
なお、モード判別部11bがモードを判別する際に参照するステータス変数は、図3に示したフローチャートでは、表示装置1の状態に対応した所定のコードによって更新するようにしていたが、たとえば、判別する状態毎にビットを割り当てた所定ビットの変数としてもよい。この場合、モード判別部11bは、参照した時点のステータス変数の数値とともに、さらに各ビットの重み付けを示す情報を参照するなどして、所定のモードを判別するようにしてもよい。
また、制御部11がOSD機能を利用して投影表示させる文字情報等の警告表示は、白色のカラー画像情報として記憶部9に記憶しておくことが好ましい。このようにしておくと、たとえば、モード(b)および(d)のように単色光によって表示を行う場合でも、画像情報が欠落せず、確実に警告表示を行うことができる。あるいは、警告表示する画像を無色の情報で縁取りし、投射する光の色に依らず常に背景と識別できるようにしてもよい。また、警告表示を単色光で表示する場合、警告表示するカラー画像情報を画像処理部4でモノクロ画像情報に変換し、階調表示することによって背景と識別できるようにしてもよい。
なお、表示装置1の各種設定を行うためにメニュー画面を表示する場合、緑色光のみ発光させて画像表示を行うようにするとよい。この場合、緑色光は標準比視感度が最も高く肉眼で認識しやすいため、ユーザーは選択するメニュー情報を認知しやすくなるとともに、他色を使用する場合に比して光源の発光量を落とすことが可能であり、省電力化を一層促進させることができる。さらにこの場合、たとえば、モード判別部11bは、メニュー画面を表示させる指示情報の有無をもとにメニュー画面を表示するモードを判別するようにするとよい。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、赤色光、緑色光および青色光を射出するLEDアレイを用いてカラー画像を投影表示するようにしていたが、この実施の形態2では、さらに白色光を射出するLEDアレイを備え、白黒表示のモノクロ画像を投影表示できるようにしている。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、この実施の形態2にかかる表示装置21は、表示装置1が備えたLED駆動部2、LCD駆動部3、画像処理部4、記憶部9、制御部11およびプロジェクタ光学系12のそれぞれに代えて、LED駆動部22、DMD駆動回路23、画像処理部24、記憶部29、制御部31およびプロジェクタ光学系32を備える。LED駆動部22は、赤LED駆動回路2R、緑LED駆動回路2Gおよび青LED駆動回路2Bのそれぞれに代えて、赤LED駆動回路22R、緑LED駆動回路22Gおよび青LED駆動回路22Bを備え、さらに白LED駆動回路22Wを備える。制御部31は、LED発光制御部11a、モード判別部11b、画像情報入力判定部11cのそれぞれに代えて、LED発光制御部31a、モード判別部31b、画像情報入力判定部31cを備え、さらに画像変換処理制御部31dを備える。その他の構成は、表示装置1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。なお、表示装置1が備えた電力供給部10を削除し、代わりに図示しない商用電源から電力供給を受けられるようにしている。
DMD駆動回路23は、画像処理部24から取得した画像情報をもとにDMD(Digital Micromirror Device)35を駆動する。このとき、DMD駆動回路23は、画像を構成する色成分光毎の画像情報をもとにDMD22の空間的な反射特性を順次変化させる。なお、「DMD」とは、半導体基板上に数十万個の微小なミラーが形成された光反射素子である。微小ミラーのそれぞれが、駆動回路からのオン/オフ信号により所定の角度範囲内で傾斜して光を反射する。
画像処理部24は、通信部8を介して入力されたカラー画像情報を色成分光毎の画像情報に分解し、DMD駆動回路23に出力する。また、画像処理部24は、制御部31からの指示をもとに、入力されたカラー画像情報をモノクロ画像情報に変換する。
LED発光制御部31aは、モード判別部31bの判別結果を取得し、取得した判別結果をもとにLED駆動部22を制御する。モード判別部31bは、入力部5または通信部8から入力された画像表示モードの指示情報を参照し、カラー画像を表示するカラー画像表示モードと、モノクロ画像を表示するモノクロ画像表示モードとを判別する。LED発光制御部31aは、モード判別部31bがカラー画像表示モードであると判別した場合、赤色光、緑色光および青色光を発光するようにLED駆動部2を制御し、モード判別部31bがモノクロ画像表示モードであると判別した場合、白色光を発光するようにLED駆動部2を制御する。画像情報入力判定部31cは、通信部8を介して入力される画像情報の有無を検出して判定するとともに、入力された画像情報がカラー画像情報であるか、モノクロ画像情報であるかを判定する。画像変換処理制御部31dは、モード判別部31bの判別結果および画像情報入力判定部31cの判定結果をもとに、画像処理部24を制御する。たとえば、モード判別部31bがモノクロ画像表示モードであると判別し、画像情報入力判定部31cがカラー画像情報の入力を判定した場合、画像変換処理制御部31dは、モノクロ画像変換処理を行うように画像処理部24に指示を与える。また、たとえば、モード判別部31bがモノクロ画像表示モードであると判別し、画像情報入力判定部31cがモノクロ画像情報の入力を判定した場合、画像変換処理制御部31dは、モノクロ画像変換処理を行わずに画像情報を出力するように画像処理部24に指示を与える。
プロジェクタ光学系32は、光源部33、照明光学系34、DMD35および投影光学系36を備える。光源部33は、赤LEDアレイ33R、緑LEDアレイ33G、青LEDアレイ33Bおよび白LEDアレイ33Wを備える。ここで、プロジェクタ光学系32および光源部33の構成の一例を図6−1および図6−2に示す。図6−1は、プロジェクタ光学系32の概要構成を示す斜視図であり、図6−2は、光源部33の概要構成を示す正面図である。図6−1に示すように、プロジェクタ光学系32では、照明光学系34が、光源部33から射出した光によって所定角度からDMD35を照明し、DMD35は、照明した光を空間変調して反射し、投影光学系36は、DMD35で反射された光を前方の図示しないスクリーン等に投射してDMD35の像を拡大投影する。光源部33は、図6−2に示すように、円筒状フレームの周囲に配置された赤LEDアレイ33R、緑LEDアレイ33G、青LEDアレイ33Bおよび白LEDアレイ33Wによって構成され、さらに各LEDアレイ33R,33G,33B,33Wは、同様にフレームの周囲に一列に配列され、それぞれ赤色光、緑色光、青色光および白色光を発光する複数のLEDによって構成されている。光源部33は、LED駆動部2からの信号をもとに、赤色光、緑色光、青色光および白色光の各色の照明光を発光する。ここで、赤LEDアレイ33R、緑LEDアレイ33G、青LEDアレイ33Bおよび白LEDアレイ33Wは、円筒状フレームの周囲に配置されているが、DMD35を照明ムラなく照明できるのであれば、これ以外の配置でも構わない。あるいは、特許文献2に開示されているように、円筒状フレームの内側に平行ロッドとテーパーロッドを配置してLEDアレイの点灯に同期して回動させることにより、LEDアレイから射出した照明光を効率よくDMD35に導き、照明ムラなくDMD35を照明することができる照明装置を用いてもよい。
つぎに、表示装置21が行う処理および動作について、図7を参照して説明する。図7は、表示装置21が、画像表示モードの指示情報を参照し、入力されたカラー画像情報を処理して投影表示する処理手順の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、モード判別部31bが、入力部5または通信部8から入力された画像表示モードの指示情報を参照し、モノクロ画像表示モードに設定されているか否かを判断する(ステップS201)。モノクロ画像表示モードに設定されている場合(ステップS201:Yes)、画像変換処理制御部31dが、画像処理部24に、入力されたカラー画像情報をモノクロ画像情報に変換させ、変換したモノクロ画像情報をすべての色成分光の画像情報に代入させた後、DMD駆動回路23に出力させ(ステップS203)、制御部31が、DMD駆動回路23に、すべての色成分光の画像情報に代入されたモノクロ画像情報をもとにDMD35を駆動させ(ステップS205)、LED発光制御部31aが、LED駆動部22に、白LEDアレイ33WをDMD35の駆動信号に同期して点灯させるとともに、この他のLEDアレイ33R,33G,33Bを消灯させ(ステップS207)、プロジェクタ光学系32に白黒表示のモノクロ画像を投影表示させる。一方、モノクロ画像表示モードに設定されていない場合(ステップS201:No)、画像変換処理制御部31dが、画像処理部24に、入力されたカラー画像情報を色成分光毎の画像情報に分解してDMD駆動回路23に出力させ(ステップS209)、制御部31が、DMD駆動回路23に、色成分光毎の画像情報をもとにDMD35を駆動させ(ステップS211)、LED発光制御部31aが、LED駆動部22に、白LEDアレイ33Wを消灯させるとともに、この他のLEDアレイ33R,33G,33BをDMD35の駆動信号に同期して順次点灯させ、(ステップS213)、プロジェクタ光学系32にカラー画像を投影表示させる。表示装置21は、電源がオフされる等の所定の指示情報を受け付けるまで、これら一連の処理を繰り返す。
なお、LED発光制御部31aは、モノクロ表示モードに設定されている場合、白LEDアレイ33Wを点灯する代わりに、この他のLEDアレイ33R,33G,33Bのいずれかを点灯させ、赤色、緑色または青色のモノクロ画像を表示させるようにしてもよい。この場合、点灯させるLEDアレイを随時選択して変更できるようにしてもよい。なお、このようにモノクロ画像の表示に用いる色を任意に変更しても、この表示装置21では、ステップS203に示したようにモノクロ画像変換処理を行い、変換したモノクロ画像情報をすべての色成分光に対して保持するようにしているため、表示画像中に情報の欠落が生じることはない。
さらに、LED発光制御部31aは、カラー表示モードに設定されている場合、白LEDアレイ33Wを含むすべてのLEDアレイを点灯させ、たとえば、赤色光、緑色光および青色光を用いたカラー画像表示に加えて補助的に白色光を用い、DMD35を照明する光の全体的な輝度を増大させ、通常よりも明るい表示画像を得るようにしてもよい。
以上説明したように、この実施の形態2にかかる表示装置21では、入力された画像表示モードの指示情報をもとに、モード判別部31bがモノクロ画像表示モードとカラー画像表示モードとを判別し、モノクロ画像表示モードである場合、白色光、赤色光、緑色光または青色光のいずれか一つの色に対応するLEDアレイのみ点灯させるようにしているため、不要な色成分光を発光させる無駄な電力消費をなくして省電力化を実現することができる。また、表示装置21では、モノクロ表示モードである場合、入力されたカラー画像情報をモノクロ画像情報に変換し、すべての色成分光に対して変換したモノクロ画像情報を保持するようにしているため、画像表示に任意の色の照明光を用いても表示画像中に情報の欠落が生じることはない。さらに、表示装置21では、白色光を発光するLEDを光源に備えているため、照明光の輝度を増大させ、通常よりも明るいカラー画像を表示させることができる。
なお、表示装置1、21では、赤色光、緑色光および青色光を発光するLEDを用いたが、この他の3色の光を発光するLEDを組み合わせて用いてもよい。また、表示装置1では、さらに白色光を発光するLEDを備えるようにしてもよい。
また、光変調素子として、表示装置1ではLCDを用い、表示装置21ではDMDを用いたが、これらに代えて、たとえば、反射型液晶素子であるLCOS(Liquid Crystal on Silicon)を用いるようにしてもよい。
さらに、表示装置1、21では、色毎にLEDアレイを構成するLEDの点灯数を変えることによって各色の発光量を変化させるようにしていたが、たとえば、色毎にLEDを一様に点灯させながらLEDアレイに供給する電流量を変えることによって各色の発光量を変化させるようにしてもよい。
また、表示装置1、21では、投影表示する画像情報および画像情報に対応する音声情報等を通信部8から取得するようにしていたが、たとえば、各種フラッシュメモリ等からなる携帯型情報記憶媒体を電気的に接続可能な機構をさらに備え、この携帯型記憶媒体から画像情報および音声情報等を取得するようにしてもよい。
本発明の実施の形態1にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したプロジェクタ光学系の概要構成を示す模式図である。 図1に示した表示装置がモードを判別してLEDを点灯させる処理手順を示すフローチャートである。 図1に示した点灯パターンテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる表示装置の構成を示すブロック図である。 図5に示したプロジェクタ光学系の概要構成を示す模式図である。 図5に示した光源部の概要構成を示す模式図である。 図5に示した表示装置が入力されたカラー画像情報を処理して投影表示する処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1,21 表示装置
2,22 LED駆動部
2R,22R 赤LED駆動回路
2G,22G 緑LED駆動回路
2B,22B 青LED駆動回路
3 LCD駆動部
3R 赤LCD駆動回路
3G 緑LCD駆動回路
3B 青LCD駆動回路
4,24 画像処理部
5 入力部
6 表示部
7 音声入出力部
8 通信部
9,29 記憶部
9a 点灯パターンテーブル
10 電力供給部
10a バッテリー
10b 残容量検出部
11,31 制御部
11a,31a LED発光制御部
11b,31b モード判別部
11c,31c 画像情報入力判定部
12,32 プロジェクタ光学系
13,33 光源部
13R,33R 赤LEDアレイ
13G,33G 緑LEDアレイ
13B,33B 青LEDアレイ
14,34 照明光学系
15 光変調部
15R 赤LCD
15G 緑LCD
15B 青LCD
16,36 投影光学系
16a ダイクロイックプリズム
16b 投影レンズ
22W 白LED駆動回路
23 DMD駆動回路
31d 画像変換処理制御部
33W 白LEDアレイ
35 DMD

Claims (11)

  1. 少なくとも3色の色毎に同色の光を発する1以上の発光素子を有し、該色毎の光を射出する光源手段と、
    入力されたカラー画像情報をもとに前記光源手段が射出した前記色毎の光を空間変調する光変調手段と、
    前記光変調手段によって空間変調された前記色毎の光を結像して前記光変調手段の像を表示する表示光学手段と、
    前記発光素子を発光させる発光駆動手段と、
    第1と第2の少なくとも2つのモードを判別するモード判別手段と、
    前記モード判別手段の判別結果をもとに前記1以上の発光素子の前記色毎に発光すべき発光量を求め、該発光量をもとに前記発光駆動手段を制御する発光制御手段と、
    を備え、
    前記発光すべき発光量は、前記第2のモードよりも前記第1のモードの方が大きいことを特徴とする表示装置。
  2. 前記発光制御手段は、前記色毎に、前記発光量に対応した数の前記発光素子を点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 各モードに対応する前記発光量を記憶した記憶テーブルを備え、
    前記発光制御手段は、前記判別結果を取得し、前記記憶テーブルを参照して該取得した判別結果に対応する前記発光量を選択し、該選択した前記発光量をもとに前記発光駆動手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記発光制御手段は、前記判別結果をもとに、所定の1色の光を発する前記1以上の発光素子のみを点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記光源手段は、少なくとも前記1色として白色光を発する1以上の発光素子を有し、
    前記発光制御手段は、前記モード判別手段が前記第2のモードを判別した場合に、前記白色光を発する前記1以上の発光素子を点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記光源手段は、少なくとも前記1色として赤色光を発する1以上の発光素子を有し、
    前記発光制御手段は、前記モード判別手段が緊急性の高いモードである前記第2のモードを判別した場合、前記赤色光を発生する前記1以上の発光素子を点灯させるように前記発光駆動手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記画像情報をモノクロ画像情報に変換する画像処理手段と、
    前記判別結果をもとに前記画像情報を前記モノクロ画像情報に変換する処理を行わせるように前記画像処理手段を制御する画像変換処理制御手段と、
    を備え、前記光変調手段は、前記画像処理手段によって変換された前記モノクロ画像情報をもとに前記1色の光を空間変調することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  8. 当該表示装置の所定の状態を検出する検出手段を備え、
    前記モード判別手段は、前記検出手段の検出結果をもとに前記モードを判別することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記検出手段は、少なくとも前記画像情報の入力の有無を検出し、
    前記モード判別手段は、前記検出手段が前記画像情報の入力の有無を検出した結果をもとに、少なくとも該画像情報が入力されていない場合、前記判別結果を第2のモードとすることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記検出手段は、少なくとも前記画像情報の入力の有無を検出し、
    前記モード判別手段は、前記検出手段が前記画像情報の入力の有無を検出した結果をもとに、少なくとも該画像情報が所定時間内で切り替えられていない場合、前記判別結果を第2のモードとすることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  11. 当該表示装置に電力を供給するバッテリーを備え、
    前記検出手段は、少なくとも前記バッテリーの残容量を検出し、
    前記モード判別手段は、前記検出手段が前記残容量を検出した結果をもとに、少なくとも該残容量が所定値未満である場合、前記判別結果を第2のモードとすることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。

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