JP7233175B2 - プレススルーパッケージ - Google Patents
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Description
上記シート状容器上に配置され、上記複数のポケット部の開口面を覆う蓋材と、
上記シート状容器と上記蓋材との間に介在し、両者を接着するシール層とを有し、
上記蓋材は支持フィルムを有さず、アルミニウム箔を有しており、
上記シール層は、強シール部と、上記強シール部に比べて上記シート状容器からの上記蓋材の剥離強度が弱い弱シール部とを有しており、
上記ポケット部の周囲に全周に亘って上記強シール部が配置されており、
上記シール層に占める上記弱シール部の面積比率は20~95%である、プレススルーパッケージ(PTP)にある。
上記PTPの実施例を、図を用いて説明する。図1及び図2に示すように、PTP1は、被包装物5が収容される複数のポケット部21を備えたシート状容器2と、シート状容器2上に配置され、複数のポケット部21の開口面211を覆う蓋材4と、シート状容器2と蓋材4との間に介在し、両者を接着するシール層3とを有している。また、図1及び図3に示すように、シール層3は、強シール部31と、強シール部31よりも剥離強度が弱い弱シール部32とを有している。
本例は、アルミニウム箔41と支持フィルム45とが積層された蓋材402を有するPTP102の例である。なお、本参考例以降において用いる符号のうち、既出の実施例及び参考例において用いた符号と同一のものは、特に説明のない限り、既出の実施例及び参考例における構成要素等と同様の構成要素等を表す。
本例は、接着抑制剤層343に含まれる樹脂を変更したPTP103の例である。本例のPTP103は、接着抑制剤層343に塩化ビニル-アミノ樹脂を含むインキを採用した以外は、参考例1と同様の構成を有している。
本例では、上記PTPの蓋材を模擬した試験材を作製し、シート状容器からの蓋材の剥離強度及び突刺し強さを測定した。本例において作製した試験材の構成及び作成方法を以下に説明する。
試験材A1は、実施例1のPTP1における強シール部を模擬するための試験材である。試験材A1の作製に当たっては、まず、1N30の硬質材からなり、20μmの厚みを有するアルミニウム箔を準備した。このアルミニウム箔のブライト面に塩化ビニル-酢酸ビニル系樹脂を含むインキを塗布した。このインキの塗布量は1g/m2とした。その後、乾燥オーブンを用いてインキを乾燥させ、ブライト面上にインキ層を形成した。
試験材A2は、実施例1のPTP1における弱シール部を模擬するための試験材である。試験材A2の作製に当たっては、試験材A1と同様の手順により、アルミニウム箔のブライト面上にインキ層及びオーバーコート層を積層した。
試験材B1は、参考例1のPTP102における強シール部を模擬するための試験材である。試験材B1の作製に当たっては、まず、1N30の硬質材からなり、20μmの厚みを有するアルミニウム箔を準備した。このアルミニウム箔のブライト面に塩化ビニル-酢酸ビニル系樹脂のインキを塗布した。このインキの塗布量は1g/m2とした。その後、乾燥オーブンを用いてインキを乾燥させ、ブライト面上にインキ層を形成した。
試験材B2は、参考例1のPTP102における弱シール部を模擬するための試験材である。試験材B2の作製に当たっては、試験材B1と同様の手順により、アルミニウム箔のブライト面上に柄印刷層、ラミネート層及び支持フィルムを順次積層した。
試験材C1は、参考例2のPTP103における強シール部を模擬するための試験材である。試験材C1の作製方法は、試験材B1と同様である。
試験材C2は、参考例2のPTP103における弱シール部を模擬するための試験材である。試験材C2の作製方法は、マット面上に塗布するインキを塩化ビニル-アミノ樹脂を含むインキに変更した以外は、試験材B2と同様である。
塩化ビニル(住友ベークライト株式会社製「VSS-1101」)からなる厚み250μmの樹脂シートに、各試験材を熱溶着により接着した。熱溶着は株式会社安田精機製作所製No.212YSSヒートシーラーを用いて行い、熱溶着の条件は、温度150℃、圧力0.1MPa、加圧時間1秒とした。そして、樹脂シートと試験材との積層体から幅15mmの短冊状試験片を採取した。
レオメータ(株式会社サン化学製CR-200D/CR-150)を用い、以下の手順で試験材の突刺し強さを測定した。まず、図8に示すように、内径30mmの穴711を有する下側治具71の上に試験材400を載置した。次いで、試験材400上に内径25mmの穴721を有する上側治具72を載置し、上側治具72と下側治具71との間に試験材400を挟み込んだ。このとき、下側治具71の穴711の中心と上側治具72の穴721の中心とが一致するように両治具71、72の位置を調整した。
本例では、表2に示す厚みを有するアルミニウム箔を用いて上記PTPの蓋材を模擬した試験材を作製し、蓋材の突刺し強さを測定した。本例において作製した試験材D1、E1、F1は、表2に示す厚みを備えたアルミニウム箔を使用した以外は、試験材A1と同様の構成を有している。また、試験材D2、E2、F2は、表2に示す厚みを備えたアルミニウム箔を使用した以外は、試験材A2と同様の構成を有している。
2 シート状容器
21 ポケット部
211 開口面
3 シール層
31 強シール部
32 弱シール部
4 蓋材
Claims (5)
- 被包装物が収容される複数のポケット部を備えたシート状容器と、
上記シート状容器上に配置され、上記複数のポケット部の開口面を覆う蓋材と、
上記シート状容器と上記蓋材との間に介在し、両者を接着するシール層とを有し、
上記蓋材は支持フィルムを有さず、アルミニウム箔を有しており、
上記シール層は、強シール部と、上記強シール部に比べて上記シート状容器からの上記蓋材の剥離強度が弱い弱シール部とを有しており、
上記ポケット部の周囲に全周に亘って上記強シール部が配置されており、
上記シール層に占める上記弱シール部の面積比率は20~95%である、プレススルーパッケージ。 - 上記シール層は、上記強シール部及び上記弱シール部の両方に配置された接着剤層と、上記弱シール部の上記接着剤層上に配置された接着抑制剤層とを有しており、上記接着抑制剤層には、上記接着剤層に含まれる樹脂とは異なる樹脂が含まれている、請求項1に記載のプレススルーパッケージ。
- 上記蓋材は、直径1.0mmの半球状の先端を有する試験ツールが50mm/分の速度で押し込まれた際に、3.0~5.0Nの突刺し強さを有している、請求項1または2に記載のプレススルーパッケージ。
- 上記プレススルーパッケージは、他の方向に比べて上記蓋材を容易に剥離することができるイージーピール方向を有しており、上記強シール部及び上記弱シール部は、上記イージーピール方向に沿って延設されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のプレススルーパッケージ。
- 上記プレススルーパッケージは、上記シート状容器から上記蓋材を引き剥がし、複数の上記被包装物を一括して上記ポケット部から取り出すことができるように構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載のプレススルーパッケージ。
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