JP3210345U - プレススルーパッケージ - Google Patents

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宏 西尾
宏 西尾
照恭 長谷川
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Abstract

【課題】乳幼児による誤飲事故の発生を抑制できるプレススルーパッケージ(PTP)を提供する。【解決手段】PTP1は、被包装物5が収容される複数のポケット部21と、複数のポケット部の周囲に配置されたカラー部22とを備えたシート状容器2と、シート状容器上に配置され、複数のポケット部21の開口を覆う蓋材と、シート状容器と蓋材との間に介在し、両者を接着するシール層とを有している。ポケット部21からカラー部22の外周端縁221までの距離Dは20mm以上である。【選択図】図1

Description

本考案は、プレススルーパッケージに関する。
医薬品の錠剤やカプセル等の包装容器として、プレススルーパッケージ(以下、「PTP」と省略する。)が多用されている。PTPは、被包装物が収容される複数のポケット部を備えたシート状容器と、このシート状容器に接着され、ポケット部の開口面を覆う蓋材とを有している。
PTPでは、ポケット部を押し込み、蓋材を破断させつつ錠剤等を押し出すという簡便な作業により、ポケット部内に収容された錠剤等を取り出すことができる。しかし、ポケット部から錠剤等を取り出しやすくすると、乳児や幼児が誤ってポケット部から錠剤等を取り出し、誤飲事故の発生を招くおそれがある。
このような問題の発生を回避するため、PTPには、ポケット部からの錠剤等の取り出しをあえて難しくすることにより乳児や幼児が錠剤等を取り出しにくくする、チャイルドレジスタンスと呼ばれる機能が付与されることがある。この種のPTPとして、例えば特許文献1には、アルミニウム箔と保護シートとが積層された蓋材シートを有するPTPが記載されている。
特開2005−170464号公報
乳幼児による誤飲事故についての近年の調査により、誤飲事故のうち大部分が乳幼児の中でも比較的年齢の低い2歳以下の児によるものであることが明らかになった。これらの児による誤飲事故の態様は、ポケット部を手で押し込むことにより錠剤等が取り出される態様に加えて、PTP自体を口に含み、しゃぶっている間等に錠剤等が押し出される態様があるものと推測される。
特許文献1のようにアルミニウム箔と保護シートとの積層体を蓋材とする場合には、保護シートを有さない場合に比べて蓋材が破断しにくくなる。しかし、上述したようにPTPを口に含む態様の誤飲事故では、ポケット部を手で押し込む態様に比べてポケット部に大きな力が加わるため、蓋材を破断させにくくしても誤飲事故を抑制することが難しい。
一方、PTPにおいては、通常の使用の際に、ポケット部を手で押し込んで被包装物を取り出す必要がある。蓋材を破断させにくくすると、通常の使用の際にポケット部から被包装物を押し出すことが困難になるため、蓋材を破断しにくくすることには限界がある。
本考案は、かかる背景に鑑みてなされたもので、乳幼児による誤飲事故の発生を抑制できるプレススルーパッケージを提供しようとするものである。
本考案の一態様は、被包装物が収容される複数のポケット部と、上記複数のポケット部の周囲に配置されたカラー部とを備えたシート状容器と、
上記シート状容器上に配置され、上記複数のポケット部の開口を覆う蓋材と、
上記シート状容器と上記蓋材との間に介在し、両者を接着するシール層とを有し、
上記ポケット部から上記カラー部の外周端縁までの距離が20mm以上である、プレススルーパッケージにある。
上記PTPは、ポケット部からカラー部の外周端縁までの距離が20mm以上であるシート状容器を有している。このように、ポケット部からカラー部の外周端縁までの距離を十分に大きくすることにより、乳幼児がPTPを口に含んだ際に、ポケット部が口内に入らないようにすることができる。その結果、乳幼児による誤飲事故の発生を抑制することができる。
実施例における、プレススルーパッケージの平面図である。 図1のII−II線一部矢視断面図である。 図2における、シール層近傍の拡大図である。
上記PTPにおいて、シート状容器としては、PTP用として公知のものを採用することができる。具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、非晶性ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂からなる厚み60〜400μmのシート材をシート状容器に採用することができる。
シート状容器には、周囲よりも陥没している複数のポケット部が設けられている。ポケット部は、平面視において、医薬品の錠剤やカプセル等の被収容物の形状に合致する形状を有している。
複数のポケット部の周囲には、カラー部が配置されている。ポケット部からカラー部の外周端縁までの距離は20mm以上である。この距離を20mm以上とすることにより、乳幼児がPTPを口に含んだ際に、ポケット部が口内に入らないようにすることができる。
ポケット部が口内に入らないようにする観点からは、ポケット部からカラー部の外周端縁までの距離に上限はない。しかし、この距離が過度に大きくなると、PTPに収容可能な被収容物の数に対してPTPが大型化し、使用者にとっての扱いやすさが悪化するおそれがある。
このような問題を回避しつつ、カラー部による誤飲事故の抑制効果を奏するためには、PTPの外形が、一辺200mm以下の正方形状領域内に収まっていることが好ましく、一辺180mm以下の正方形状領域内に収まっていることがより好ましく、一辺130mm以下の正方形状領域内に収まっていることが更に好ましい。即ち、例えばPTPが長方形状を呈する場合には、PTPの長手方向における外形寸法が200mm以下であることが好ましく、180mm以下であることがより好ましく、130mm以下であることがさらに好ましい。また、PTPが正方形状を呈する場合には、いずれか一辺に平行な方向における外形寸法が200mm以下であることが好ましく、180mm以下であることがより好ましく、130mm以下であることがさらに好ましい。
シート状容器には、シール層を介して蓋材が接着されている。蓋材の外表面、即ちシール層に接着された面と反対側の面には、白着色層、着色層、文字印刷層、柄印刷層等の、被包装物に関する情報を表示する層や、アンカーコート層、オーバーコート層等の、上述した白着色層等を保護する層が設けられていてもよい。
蓋材としては、例えば、アルミニウム箔を採用することができる。より具体的には、例えば、1000系アルミニウム、3000系アルミニウム合金、8000系アルミニウム合金からなる厚み10〜30μmのアルミニウム箔を蓋材とすることができる。また、上記アルミニウム箔は、硬質材であってもよく、軟質材であってもよい。
また、蓋材は、上記シール層上に積層されたアルミニウム箔と、樹脂からなり、上記アルミニウム箔上に設けられた支持フィルムとを有していてもよい。この場合には、支持フィルムを有さない場合に比べて蓋材の突刺し強さをより強くすることができる。それ故、乳幼児がポケット部を手で押し込み、誤ってポケット部から被包装物を取り出す態様の誤飲事故を抑制することができる。
支持フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ナイロン、ポリカーボネート等の、比較的耐熱性の高い樹脂からなる厚み2〜16μmのフィルムを採用することができる。支持フィルムとアルミニウム箔とを接着する方法としては、例えば、ドライラミネート法やウェットラミネート法等の公知の接着方法を採用することができる。
上記PTPの実施例を、図を用いて説明する。図1及び図2に示すように、PTP1は、被包装物5が収容される複数のポケット部21と、複数のポケット部の周囲に配置されたカラー部22とを備えたシート状容器2と、シート状容器2上に配置され、複数のポケット部21の開口211を覆う蓋材4と、シート状容器2と蓋材4との間に介在し、両者を接着するシール層3とを有している。ポケット部21からカラー部22の外周端縁221までの距離Dは20mm以上である。
図1に示すように、本例のPTP1は、その積層方向から視た平面視において、略長方形状を呈している。PTP1は、一般的なPTPと同様に、ポケット部21を押し込むことにより、蓋材4を破断させつつ被包装物5をポケット部21から押し出すことができるように構成されている。PTP1の、長手方向、即ち長辺と平行な方向における外寸法は200mmであり、幅方向、即ち短辺と平行な方向における外寸法は80mmである。
本例のシート状容器2は、ポリ塩化ビニルから構成されており、250μmの厚みを有している。図2に示すように、シート状容器2は、シール層3を介して蓋材4に接着されている。
図1に示すように、シート状容器2の中央部には、PTP1の積層方向から視た平面視において円形を呈する複数のポケット部21が配置されている。本例のポケット部21は、平面視において長方形状を呈する領域の内側に、縦2列、横5段に配列されている。
ポケット部21の周囲はカラー部22に取り囲まれている。図1及び図2に示すように、カラー部22の外周端縁221とポケット部21との距離Dは、20mm以上である。即ち、各ポケット21の端縁212は、カラー部22の外周端縁221から20mm以上離れた位置に配置されており、カラー部22の外周端縁221から20mm未満の範囲内にはポケット部21が存在していない。
本例の蓋材4は、1N30の硬質材からなる厚み20μmのアルミニウム箔41である。図3に示すように、アルミニウム箔41のマット面411は、シール層3に接着されている。また、アルミニウム箔41のブライト面412には、インキ層42及びオーバーコート層43が順次積層されている。なお、便宜上、図2へのインキ層42及びオーバーコート層43の記載は省略した。
インキ層42は、具体的には、白着色層、着色層、文字印刷層、柄印刷層等の、被包装物5に関する情報の表示のための層として構成することができる。また、必要に応じてインキの塗布と乾燥とを繰り返すことにより、インキ層42を多層構造としてもよい。
インキ層42に用いるインキとしては、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ゴム系樹脂、アクリルメラミン系樹脂、エポキシメラミン系樹脂、ウレタン系樹脂等の樹脂を含むインキを採用することができる。本例のインキ層42は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂を含むインキから構成されている。
オーバーコート層43は、具体的には、インキ層42、即ち白着色層等の、被包装物5に関する情報の表示のための層を保護する機能を有する。オーバーコート層43を構成するコート剤としては、硝化綿系コート剤、エポキシ系コート剤、アクリル系コート剤等の、比較的耐熱性の高いコート剤を使用することができる。本例のオーバーコート層43は、硝化綿メラミンブチラール樹脂を含むコート剤から構成されている。
本例のPTP1は、ポケット部21からカラー部22の外周端縁221までの距離Dが20mm以上であるシート状容器2を有している。このように、ポケット部21からカラー部22の外周端縁221までの距離Dを十分に大きくすることにより、乳幼児がPTP1を口に含んだ際に、ポケット部21が口内に入らないようにすることができる。その結果、乳幼児による誤飲事故の発生を抑制することができる。
1 プレススルーパッケージ
2 シート状容器
21 ポケット部
211 開口
22 カラー部
221 外周端縁
3 シール層
4 蓋材
D 距離

Claims (1)

  1. 被包装物が収容される複数のポケット部と、上記複数のポケット部の周囲に配置されたカラー部とを備えたシート状容器と、
    上記シート状容器上に配置され、上記複数のポケット部の開口を覆う蓋材と、
    上記シート状容器と上記蓋材との間に介在し、両者を接着するシール層とを有し、
    上記ポケット部から上記カラー部の外周端縁までの距離が20mm以上である、プレススルーパッケージ。
JP2017000834U 2017-02-27 2017-02-27 プレススルーパッケージ Active JP3210345U (ja)

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