JP4154603B2 - プレススルーパック包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、医薬品、芳香剤、化学品、菓子類等の包装体に関する。特に、錠剤、カプセル剤等の薬剤を収容・保存するプレススルーパックに関する。本発明は、カバーフィルム付きのPTP包装体に関する。
従来のプレススルーパック包装体(以下「PTP包装体」という。)は、開封の容易さに重点を置いて設計されており、老人や子供であっても簡単に開封でき、内容物を取り出すことができる。そのため、従来のPTP包装体では、内容物の誤飲等が生じるおそれがある。
このため、例えばPTP包装体の蓋材として印刷層、コーティング層を有するアルミニウム箔等のように容易に破れる素材の外側にさらにもう1層を保護層(いわゆるチャイルドプルーフ)として設ける方法が提案されている(特許文献1)。
上記包装体では、接着層と保護層(カバーフィルム)の間に剥離層を設け、容易に手で剥がせる程度の弱い力で両層が接着されている。そして、図9及び図10に示すように、複数の容器を分けるための切り込み(容器用ミシン目)が容器用シート側から設けられ、一方「掴みしろ」を取り出すための切り込み(掴みしろ用ミシン目)が保護層から設けられている。そして、内容物を取り出す場合は、まず「掴みしろ」から保護層を剥がし、次いでアルミニウム箔を押し破ることにより内容物を取り出すことができる。
しかしながら、上記のような従来のPTP包装体では、「掴みしろ」を取り出すときに掴みしろが途中で切れやすく、内容物が取り出しにくくなることがある。特に、図11に示すように、容器用ミシン目と掴みしろ用ミシン目が平面的にみて交差しているような場合、上記問題はより顕著になる。
登録実用新案第2512142号公報
上記のような現象は、容器にヒートシールされた蓋材と保護層とが接着されることにより、蓋材と保護層とが一体的な挙動を示すために生じる。この現象は、蓋材と保護層との接着強度を高くすればするほど起きやすくなる。
このため、接着強度を下げることも考えられるが、掴みしろ以外の保護層も剥がれたり、あるいは保護層を剥がさなくても内容物を取り出すことが可能になり、チャイルドプルーフとしての機能が損なわれてしまう。
また、保護層の厚みを増して容器用ミシン目の位置で保護層が破れないようにする方法も考えられる。ところが、通常は容器シートと蓋材をヒートシールするときの熱は、容器シートと反対側、すなわち保護層側から加えられるため、保護層の厚みが厚いと熱が十分に伝わらず、シール不良となる。シール不良を避けるためにより高温でヒートシールしたり、保護層の耐熱性を高めると、生産性が著しく低下する。
従って、本発明の主な目的は、保護層の剥離が容易かつ確実に行うことができるカバーフィルム付きPTP包装体を提供することにある。
本発明者は、従来技術の問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の構成を採用することによって上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記のPTP包装体に係る。
1. 内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートと、当該収容部の蓋材シートからなるPTP包装体であって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能な保護層との積層体であり、
(2)蓋材シートの基材側に容器用シートが積層されており、
(3)1又は2以上の容器ごとに分割するための容器分割用切り込みが容器用シート側から設けられ、かつ、保護層の掴みしろを形成するための掴みしろ用切り込みが保護層側から設けられ、
(4)基材と保護層との界面部が、a)剥離可能な弱接着処理領域及びb)接着処理が施されていない非接着処理領域からなり、
(5)収容部の一部又は全部が、弱接着処理領域上に存在する、
ことを特徴とするPTP包装体。
2. 弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上であり、非接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満である前記項1記載のPTP包装体。
3. 弱接着処理領域が、接着剤層及び当該接着剤層の上面又は下面に点状に設けられた剥離コート層により形成されている前記項1又は2に記載のPTP包装体。
4. 弱接着処理領域が、点状に設けられた接着剤層により形成されている前記項1又は2に記載のPTP包装体。
5. 非接着処理領域が、接着剤層及び当該接着剤層の上面又は下面に全面に設けられた剥離コート層により形成されている前記項1又は2に記載のPTP包装体。
6. 非接着処理領域が、接着剤層を形成しないで形成されている前記項1又は2に記載のPTP包装体。
7. PTP包装体の平面図において、容器分割用切り込みと掴みしろ用切り込みとが交差するように設けられている前記項1〜6のいずれかに記載のPTP包装体。
8. PTP包装体の平面図において、容器分割用切り込みと掴みしろ用切り込みにより囲まれた領域が形成されるように、容器分割用及び掴みしろ用切り込みが設けられている前記項1〜7のいずれかに記載のPTP包装体。
9. 当該領域がそれぞれ10mm2以上の面積を有する前記項8記載のPTP包装体。
10.当該領域の合計がPTP包装体の全面積に対して10%以上である前記項8又は9に記載のPTP包装体。
11.基材が、容器用シート側から順に、少なくともアルミニウム箔層、印刷層及び透明保護層を有する前記項1〜10のいずれかに記載のPTP包装体。
12.収容部に内容物が収容されてなる前記項1〜11のいずれかに記載のPTP包装体。
13.前記項1〜12のいずれかに記載のPTP包装体に用いられる基材と保護層からなる蓋材シートを製造する方法であって、基材と保護層とを積層するに先立って、予め保護層に掴みしろ用切り込みを設ける工程を有する製造方法。
本発明PTP包装体によれば、特に弱接着処理領域と非接着処理領域を有し、特定の切り込みが設けられているので、チャイルドプルーフ本来の機能を発揮しつつも、より容易かつ確実に内容物を取り出すことができる。
また、上記のような構成を採用することにより、例えば掴みしろの大きさ又は形状、収容部の大きさ又は形状を自由に設計することができる。
本発明PTP包装体は、医薬品、芳香剤、化学品、菓子類等の包装に好適に用いることができる。
本発明のPTP包装体は、内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートと、当該収容部の蓋材シートからなるPTP包装体であって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能な保護層との積層体であり、
(2)蓋材シートの基材側に容器用シートが積層されており、
(3)1又は2以上の容器ごとに分割するための容器分割用切り込みが容器用シート側から設けられ、かつ、保護層の掴みしろを形成するための掴みしろ用切り込みが保護層側から設けられ、
(4)基材と保護層との界面部が、a)剥離可能な弱接着処理領域及びb)接着処理が施されていない非接着処理領域からなり、
(5)収容部の一部又は全部が、弱接着処理領域上(又は下)に存在する、
ことを特徴とする。
図1に本発明PTP包装体の断面構造を示す。本発明包装体の基本構成は、容器用シート1と蓋材シート2からなる。蓋材シート2は、基材3及び保護層(カバーフィルム)5が積層されている。容器用シート1は、蓋材シート2の基材側に積層されている。基材3とカバーフィルム5との間が界面部4となる。
本発明では、界面部4が、a)剥離可能な弱接着処理領域及びb)接着処理が施されていない非接着処理領域から構成されている。各領域の剥離強度(接着強度)は、PTP包装体の用途、使用条件等に応じて適宜設定できるが、特に弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上3.0(N/15mm巾)以下であり、非接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満とすることが望ましい。
各領域の形成方法は、所定の接着状態が確保できる限りは特に制限されない。例えば、本発明の実施形態の一つを示す図2のように、接着剤層及び当該接着剤層の上面又は下面に点状に設けられた剥離コート層により弱接着処理領域を形成することができる。例えば、本発明の実施形態の一つを示す図4のように、弱接着処理領域を、点状に設けられた接着剤層により形成することもできる。
また、非接着処理領域は、例えば図2に示すように、接着剤層及び当該接着剤層の上面又は下面に全面に設けられた剥離コート層により形成されていても良い。また、図4のように、非接着処理領域が、接着剤層を形成することなく非接着処理層を形成しても良い。接着剤層を形成しない場合(すなわち接着剤を使用しない場合)、剥離強度が0になることもあれば、互いに接触する材料どうしの本来の粘着性等により剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満となることもあり、いずれも本発明の非接着処理領域に包含される。
各領域のレイアウトも、PTP包装体の用途、使用目的、内容物の形状・大きさ等に応じて適宜決定できる。特に、本発明では、弱接着処理領域及び非接着処理領域が、交互に配置されていることが望ましい。これにより、非接着領域に設けられた保護層(カバーフィルム)から容易に掴みしろを出すことができる。上記のような構成である限りは、どのようなレイアウトでも良いが、特に弱接着処理領域及び非接着処理領域が、ストライプ状(縦縞模様)に形成されていることがより望ましい。すなわち、PTP包装体をカバーフィルム面側からみた場合(平面図で見た場合)において、各領域により縞模様が形成されているようにすることが好ましい。例えば、図6に示すように、それぞれ一定の幅の長方形からなる弱接着処理領域及び非接着処理領域が交互に並ぶような構成とすることができる。
弱接着処理領域は、収容部の一部又は全部が弱接着処理領域上に存在するように形成する。特に、図6に示すように、収容部の全部が弱接着処理領域上に存在するように、弱接着処理領域を形成することが望ましい。
本発明PTP包装体では、1又は2以上の容器ごとに分割するための容器分割用切り込みが容器用シート側から設けられ、かつ、保護層の掴みしろを形成するための掴みしろ用切り込みが保護層側から設けられている。容器分割用切り込み及び掴みしろ用切り込みのパターンは、収容部の数、形状等に応じて適宜設定することができる。また、切り込みは、公知のPTP包装体で採用されているミシン目又はハーフカットの形成と同様にすれば良い。さらに、切り込みの深さは限定されず、蓋材シート、容器用シート等の材質等に応じて適宜決定することができる。
この場合、PTP包装体の平面図(PTP包装体(例えば保護層面)に対して垂直な上方からみた状態)において、この場合、容器分割用切り込みと掴みしろ用切り込みとが異なるような位置に設けておけば、PTP包装体を容器分割用切り込みで分割する際に保護層のみが異なる位置で分割され、そこが「掴みしろ」となる。この場合、掴みしろ用切り込みの形状は、容器分割用切り込みに対して、例えば矩形波状、サインカーブのような左右(又は上下)に出入りがあるように設計することもできる。これにより、切り込みを挟んだ両側2つの容器の保護層がいずれも剥がしやすくできる。
特に、容器分割用切り込みと掴みしろ用切り込みとが交差するように設けられていることが好ましい。かかる構成をとることにより、容器分割用切り込みにより分割した場合、それに伴って掴みしろが基材から一部剥離した状態となりやすく、手による取扱いがより容易となる。
PTP包装体の平面図において、容器分割用切り込みと掴みしろ用切り込みにより囲まれた領域が形成されるように、容器分割用及び掴みしろ用切り込みが設けられている場合には、その領域が一部剥離した状態になるので、それを手で引っ張ることにより容易に保護層を剥がすことができる。
上記領域の大きさは、手による取扱性、収容部の大きさ等を考慮すれば、それぞれ10mm2以上(特に20〜40mm2)の面積を有することが好ましい。また、当該領域の合計がPTP包装体の全面積に対して10%以上(特に15〜20%)とすることが望ましい。
本発明PTP包装体の実施の形態の一例を図6に示す。図6は、収容部の上からPTP包装体を眺めた図である。この実施形態では、向かって右端から非接着処理領域11及び弱接着処理領域12が交互に設けられており、ストライプ状をなしている。図6の各弱接着処理領域内には、収容部が2つずつ配置されているが、1つずつでも良いし、あるいは3つ以上であっても良い。図6では、各非接着処理領域内に容器分割用切り込み及び掴みしろ用切り込みがそれぞれ設けられている。容器分割用切り込みは、弱接着処理領域どうしの中間付近に直線状に設けられている。掴みしろ用切り込みは、平面図でみて凹凸状に設けられている。また、断面構造において、図2に示されているように、容器分割用切り込みは容器用シート側から設けられ、掴みしろ用切り込みは保護層側から設けられていることが望ましい。
図6に示すようなPTP包装体を容器分割用切り込みで分割した場合、保護層も分断されると同時に基材から一部剥がれ、その剥がれた部分が掴みしろを形成することになる。これにより、内容物を容易かつ確実に取り出すことができる。
図2に具体的な積層構造の一例を示す。図2の包装体では、順に「カバーフィルム6/印刷層/剥離コート層7/接着剤層8/透明保護層9/印刷層10/アルミニウム箔層11/シーラントコート層12/容器用シート」からなる構成が示されている。この場合、界面部は、剥離コート層7及び接着剤層8により形成されており、この界面部でカバーフィルム6が剥がれる。
カバーフィルム
カバーフィルムは、公知のPTP包装体で使用されている材料を適用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン等の樹脂フィルムが挙げられるほか、例えば透明保護層/アルミニウム箔/接着剤層/PET層からなるラミネート品であっても良い。
カバーフィルムの厚みは、PTP包装体の用途、カバーフィルムの材質等によって異なる。例えば、通常の充填機によってシールすることを考慮する場合には、一般的に16〜25μm程度とすることが望ましい。
剥離コート層
剥離コート層は、剥離コート剤により形成することができる。剥離コート剤としては、例えばアクリル系、シリコン系、フッ素系等の公知の剥離コート剤を使用することができる。
剥離コート層は、接着剤層上に形成され、全面塗り(いわゆるベタ塗り)とすれば非接着状態とすることができる。また、部分的に形成する場合には、その占有面積に応じた剥離性(易剥離性)を付与することができる。従って、本発明では、弱接着処理層では部分コートとし、非接着処理領域では全面塗りとすれば良い。特に「部分コート(水玉模様等)/全面塗り」でストライプ状を形成すれば、弱接着処理領域/非接着処理領域のストライプが得られる。ストライプ状とすれば、見当合わせ(位置合わせ)が容易であることから、各層を構成する原反シートの長手方向(巻き取り方向、以下同じ。)と平行になるようなストライプとすることが好ましい。もちろん、ストライプの方向は特に制限されるものではなく、原反の長手方向と垂直になるようなストライプであっても良い。
剥離コート剤の塗布量は限定されないが、ベタ塗り部(無接着領域)では乾燥後重量で0.3〜10g/m2程度、部分コート部(弱接着領域)では乾燥後重量で0.1〜3g/m2程度となるようにすることが望ましい。
剥離コート層の形成方法も限定されず、ハケ塗り、ローラー、スプレー等の塗布方法のほか、グラビア印刷、スクリーン印刷等の公知の印刷方法も適用することができる。
接着剤層
接着剤層は、公知の接着剤によって形成することができる。例えば、ポリウレタン系接着剤及びポリエステル系接着剤の少なくとも1種の接着剤を好適に用いることができる。接着剤の塗布量は限定的でないが、一般的には乾燥後重量で0.5〜15g/m2程度となるようにすれば良い。
印刷層
各印刷層は、本発明では任意的な層である。印刷層の形成方法は限定的でなく、例えばグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷等の公知の印刷方法に従えば良い。印刷層を形成する位置も限定的でなく、基材、カバーフィルム等のいずれであっても良く、また2つ以上の印刷層を形成しても良い。
また、印刷する内容は特に制限されず、PTP包装体の用途、使用目的等に応じて適宜決定できる。例えば、医薬品を包装する場合には、いずれかの印刷層に薬剤名、注意書き等を印刷することができる。
透明保護層
透明保護層(いわゆるOP層:オーバープリント層)は、特に印刷層を保護する目的で必要に応じて形成することができる。従って、例えば印刷層がカバーフィルム及び基材の双方に形成されている場合は、それぞれを保護するために透明保護層をそれぞれ設けることができる。
透明保護層を形成する材質としては、公知のPTP包装体で使用されている材料を使用することができる。例えば、ニトロセルロース系樹脂、エポキシ系樹脂等によって形成することができる。塗布量は、乾燥後重量で0.5〜5g/m2程度となるようにすれば良い。
アルミニウム箔層
アルミニウム箔層は、公知のPTP包装体で使用されているものと同様のものを使用することができる。例えば、JIS(AA)の1000系、8000系等のアルミニウム箔を使用することができる。これらの中でも、硬質材(H材)を好適に用いることができる。
アルミニウム箔層の厚みは限定的ではないが、一般的には10〜50μm程度とすれば良い。
アルミニウム箔層は、基材に形成するほか、必要に応じてカバーフィルムにも形成することができる。
シーラントコート層
シーラントコート層は、蓋材シートと容器用シートとを効果的に積層するために必要に応じて形成することができる。
シーラントコート層は、公知のPTP包装体で使用されている材料と同様のもので形成することができる。例えば、ポリプロピレン、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体等の樹脂類を好適に用いることができる。
シーラントコート層の厚みは、通常は乾燥後重量で0.5〜15g/m2程度となるように設定することが好ましい。包装体製造時のヒートシール条件は、通常140〜260℃程度で1〜3秒程度である。シール後の断面形状は、連続する凹凸状(ギザギザ状)のメッシュシールとしても良い。
容器用シート
容器用シートは、公知のPTP包装体で使用されているものと同様にすれば良い。材質としては、例えばポリプロピレン、塩化ビニル等を使用すれば良い。その他にも、金属箔(例えばアルミニウム箔)の容器、合成樹脂と金属箔とのラミネート容器であっても良い。
これらの材料を用い、熱間真空成形、熱間圧空成形、プラグアシスト成形等により錠剤等の内容物を収容するための収容部を成形する。容器の厚みは限定的ではないが、通常は50〜100μm程度とすれば良い。
その他
本発明では、これらの層のほかにも、必要に応じてアンカーコート層、薄紙層、アルミニウム、アルミナ、シリカ等の蒸着層、プライマーコート層、遮光層等を設けることもできる。
本発明のPTP包装体の製造方法は、特に制限されず、従来のPTP包装体の製造方法に従って実施することができる。例えば、図2に示す断面構造をもつ包装体をつくる場合、まずカバーフィルム(PET)に印刷層を形成する。このとき、アクセサリーとしてライン(位置合わせ用ライン)も同時に印刷し、印刷層を形成することもできる。次いで、界面部を形成する。具体的には、剥離コートを印刷ラインの幅位置に合わせて(原反の巻き取り方向と平行になるストライプ状に)コートする。一方、アルミニウム箔上に印刷層を形成する。アルミニウム箔上の印刷層の形成時にもラインを設けても良い。印刷層上にOP層を形成する。その後に、前記の剥離コートとOP層とを接着剤で接着すれば良い。この場合、両者の位置合わせラインをラインセンサー等で検知しながら接着することもできる。その後に、内容物が収容された容器用シートと積層すれば良いが、容器用シートを積層する時期は特に限定されない。
本発明は、蓋材シートも包含する。本発明蓋材シートは、本発明PTP包装体のうち容器用シートを除いた構成である。
本発明の蓋材シートの各構成については、本発明PTP包装体の構成と同様にすれば良い。本発明蓋材シートは、PTP包装体の製造に好適に使用することができる。例えば、公知の積層方法に従って容器用シートと積層することによってPTP包装体を作製することができる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴を一層明確にする。ただし、本発明の範囲は、これら実施例に限定されるものではない。
(1)各図面中の用語は、それぞれ以下のような対応関係にある。
・PET:ポリエチレンテレフタレート層
・剥離コート:剥離コート層
・接着剤:接着剤層
・OPコート:透明保護層
・印刷:印刷層
・アルミ箔:アルミニウム箔層
・シーラントコート:シーラントコート層
・弱接着領域:弱接着処理領域
・無接着領域:非接着処理領域
・ポケット:収容部
・保護シート又は保護フィルム:保護層(カバーフィルム)
・容器シート:容器用シート
(2)上記(1)の各層の形成には以下のような材料をそれぞれ用い、容器用シートと蓋材シートを作製し、平判シーラーで両シートをヒートシールにより積層することにより包装体を製造した。ヒートシール条件は、表1に示す温度で圧力30N/cm2×0.1秒間とした。
・アルミ箔(カバーフィルム用):アルミニウム箔(厚み7μm、1N30、片ツヤ、軟質)
・アルミ箔(基材用):アルミニウム箔(厚み20μm、1N30、片ツヤ、硬質)
・PET:PETフィルム(厚み25μm)、製品名「E5100」東洋紡績製
・接着剤:2液硬化型ドライラミネート用接着剤、主剤として製品名「LX−500」10重量部、硬化剤として製品名「KW75」1重量部(いずれも大日本インキ化学工業製)を用いた。塗布は、グラビアコートにより乾燥後重量3g/m2となる塗布量で実施した。塗布された塗膜を80℃で乾燥した後、60℃で接着した。
・OPコート:ニトロセルロース系OPコート剤を使用した。塗布は、グラビアコートにより乾燥後重量1.6g/m2となる塗布量で実施した。塗布された塗膜を180℃で乾燥した。
・剥離コート:剥離コート剤として、有機溶剤(メチルエチルケトンと酢酸エチルを1:1の重量比で混合したもの)にアクリル樹脂17重量%及びワックス2重量%を含む液剤を使用した。塗布は、グラビアコート(#175で版深度33μmのグラビア版)により実施した。塗布された塗膜を70℃で乾燥した。
・シーラントコート:シーラントコート剤としてマレイン化ポリプロピレンを使用した。塗布は、グラビアコートにより乾燥後重量3.5g/m2となる塗布量で実施した。塗布された塗膜を200℃で乾燥した。
・印刷(アルミ箔上への印刷):ニトロセルロース系インキを使用した。塗布は、グラビアコート(#175で版深度33μmのグラビア版)により実施した。塗布された塗膜を180℃で乾燥した。
・印刷(PET上への印刷):ビニルウレタン系インキを使用した。塗布は、グラビアコート(#175で版深度33μmのグラビア版)により実施した。塗布された塗膜を70℃で乾燥した。
実施例1
図2に示す断面構造(積層構造)を有するPTP包装体を作製した。図6には、このPTP包装体の正面図(平面図;カバーフィルム面側から見た状態。但し収容部の位置を円状の破線で示している。以下同じ。)を示す。
図2に示すように、このPTP包装体は、PET、印刷(第1印刷層)、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PET及び第1印刷層がカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤が界面部に該当し、OPコート、第2印刷層、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれ掴みしろ用切り込み及び容器分割用切り込みが設けられている。
実施例2
図3に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図6には、このPTP包装体の平面図を示す。
図3に示すように、このPTP包装体は、PET、印刷(第1印刷層)、接着剤、剥離コート、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PET及び第1印刷層がカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤が界面部に該当し、OPコート、第2印刷層、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。カバーフィルムであるPETを剥離した場合には、第1印刷層はPET側に追従する。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれ掴みしろ用切り込み及び容器分割用切り込みが設けられている。
実施例3
図4に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図6には、このPTP包装体の平面図を示す。
図4に示すように、このPTP包装体は、PET、印刷(第1印刷層)、接着剤(及び無接着剤部)、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PET及び第1印刷層がカバーフィルムに該当し、接着剤及び無接着剤部が界面部に該当し、OPコート、第2印刷層、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれ掴みしろ用切り込み及び容器分割用切り込みが設けられている。
実施例4
図5に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図6には、このPTP包装体の平面図を示す。
図5に示すように、このPTP包装体は、OPコート、印刷(第1印刷層)、アルミ箔、接着剤、PET、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、OPコート、印刷(第1印刷層)、アルミ箔、接着剤及びPETがカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤が界面部に該当し、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれ掴みしろ用切り込み及び容器分割用切り込みが設けられている。
実施例5
図2に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図7には、このPTP包装体の平面図を示す。
図2に示すように、このPTP包装体は、実施例1と同様の断面構造を有する。また、図7に示されているように、掴みしろ用切り込みが実施例1と異なり、円弧状のパターンが形成され、円弧状を二等分に分割するような切り込みも設けられている。
実施例6
図2に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図8には、このPTP包装体の平面図を示す。
図2に示すように、このPTP包装体は、実施例1と同様の断面構造を有する。ただし、図8に示されているように、掴みしろ用切り込みが実施例1と異なり、T字型のパターンが形成されている。
比較例1
図9に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図11には、このPTP包装体の平面図を示す。
図9に示すように、このPTP包装体は、PET、印刷(第1印刷層)剥離コート、接着剤、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。また、図11のように、全面が弱接着処理領域から形成されており、非接着処理領域は存在しない。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれ掴みしろ用切り込み及び容器分割用切り込みが設けられている。
比較例2
図10に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図11には、このPTP包装体の平面図を示す。
図10に示すように、このPTP包装体は、PET、印刷(第1印刷層)、PET、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。また、図11のように、全面が弱接着処理領域から形成されており、非接着処理領域は存在しない。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれ掴みしろ用切り込み及び容器分割用切り込みが設けられている。
試験例1
各実施例及び比較例で得られた包装体について、1)界面部における掴みしろの接着強度、2)界面部における収容部の接着強度、3)掴みしろの形成具合、4)保護層の熱損傷具合を調べた。その結果を表1に示す。
なお、表1の中の評価は以下のとおりである。
上記1)及び2):剥離強度の測定は、オートグラフを用いた。測定条件は、T剥離、剥離速度200mm/分とした。
上記3):掴みしろの形成具合は、以下のように評価した。
「○」容器分割用切り込みで分割した時に掴みしろが現れる。
「×」容器分割用切り込みで分割した時に掴みしろも容器分割用切り込みで切れてしまい、掴みしろが現れない。
上記4):保護層の熱損傷具合は、容器用シートと蓋材シートとをヒートシールした後の保護層の状態を観察し、以下のように評価した。
「○」問題なくシールできる。
「×」シール時に表層の基材が熱による損傷を受け、包装体として使用できない。
本発明PTP包装体の断面の基本構成を示す図である。 本発明PTP包装体の積層構造の一例を示す図である。 本発明PTP包装体の積層構造の一例を示す図である。 本発明PTP包装体の断面構造の一例を示す図である。 本発明PTP包装体の断面構造の一例を示す図である。 本発明PTP包装体の一例の平面図(PTP包装体を上方からみた図)である。 本発明PTP包装体の一例の平面図(PTP包装体を上方からみた図)である。 本発明PTP包装体の一例の平面図(PTP包装体を上方からみた図)である。 比較例のPTP包装体の断面構造を示す図である。 比較例のPTP包装体の断面構造を示す図である。 比較例のPTP包装体の平面図(PTP包装体を上方からみた図)である。

Claims (13)

  1. 内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートと、当該収容部の蓋材シートからなるPTP包装体であって、
    (1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能な保護層との積層体であり、
    (2)蓋材シートの基材側に容器用シートが積層されており、
    (3)1又は2以上の容器ごとに分割するための容器分割用切り込みが容器用シート側から設けられ、かつ、保護層の掴みしろを形成するための掴みしろ用切り込みが保護層側から設けられ、
    (4)基材と保護層との界面部が、a)剥離可能な弱接着処理領域及びb)接着処理が施されていない非接着処理領域からなり、
    (5)収容部の一部又は全部が、弱接着処理領域上に存在する、
    ことを特徴とするPTP包装体。
  2. 弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上であり、非接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満である請求項1記載のPTP包装体。
  3. 弱接着処理領域が、接着剤層及び当該接着剤層の上面又は下面に点状に設けられた剥離コート層により形成されている請求項1又は2に記載のPTP包装体。
  4. 弱接着処理領域が、点状に設けられた接着剤層により形成されている請求項1又は2に記載のPTP包装体。
  5. 非接着処理領域が、接着剤層及び当該接着剤層の上面又は下面に全面に設けられた剥離コート層により形成されている請求項1又は2に記載のPTP包装体。
  6. 非接着処理領域が、接着剤層を形成しないで形成されている請求項1又は2に記載のPTP包装体。
  7. PTP包装体の平面図において、容器分割用切り込みと掴みしろ用切り込みとが交差するように設けられている請求項1〜6のいずれかに記載のPTP包装体。
  8. PTP包装体の平面図において、容器分割用切り込みと掴みしろ用切り込みにより囲まれた領域が形成されるように、容器分割用及び掴みしろ用切り込みが設けられている請求項1〜7のいずれかに記載のPTP包装体。
  9. 当該領域がそれぞれ10mm2以上の面積を有する請求項8記載のPTP包装体。
  10. 当該領域の合計がPTP包装体の全面積に対して10%以上である請求項8又は9に記載のPTP包装体。
  11. 基材が、容器用シート側から順に、少なくともアルミニウム箔層、印刷層及び透明保護層を有する請求項1〜10のいずれかに記載のPTP包装体。
  12. 収容部に内容物が収容されてなる請求項1〜11のいずれかに記載のPTP包装体。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のPTP包装体に用いられる基材と保護層からなる蓋材シートを製造する方法であって、基材と保護層とを積層するに先立って、予め保護層に掴みしろ用切り込みを設ける工程を有する製造方法。
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