JP6780350B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二値化画像(二値画像ともいう)を生成するための画像処理装置に関する。
印刷装置において連続階調を擬似的に表現するための手法として、例えばディザ法によるハーフトーン処理が知られている。このディザ法によるハーフトーン処理では、多階調の原画像の各部を階調値に対応した面積を有するドットパターンに置き換えることにより、多数の網点が形成された二値化画像が生成される(例えば、特許文献1参照)。
ドットパターンとは、二値化画像に行列状に配置された複数のセルの各々に形成されるドットの集合であり、網点とも呼ばれる。ドットとは、2つの階調(例えば白及び黒)のうちシャドウ側の階調(例えば黒)を有する画素である。
このようなハーフトーン処理は、ドットパターンの数を変えずにドットパターンの面積を変えることにより連続階調を擬似的に表現することから、AM(振幅)変調ハーフトーン処理とも呼ばれている。
従来のハーフトーン処理では、二値化画像に形成された多数のドットパターンの各々は、原画像の所定の領域に含まれる全ての画素の各々の階調値がハイライト側からシャドウ側に変化した場合に、セルの中心領域から周辺領域に向けて一定のステップの周期で成長する。
特開2007−67984号公報
しかしながら、上述した従来のハーフトーン処理では、二値化画像の階調がうまく表現できずに画質が劣化する場合がある。
本発明は、上述した課題を解決しようとするものであり、その目的は、多階調の原画像を二値化画像に変換する際に、二値化画像の画質を高めることができる画像処理装置を提供することである。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、画像を取得する取得部と、複数のディザマトリクスに基づいて、前記画像から二値画像を生成する生成部と、を備え、前記複数のディザマトリクスに基づいて形成される複数のドットパターン毎に面積変化率が異なる。
この態様によれば、複数のドットパターンにおいて原画像の階調の変化に対する面積の変化率が互いに異なる。したがって、原画像の階調の変化を複数のドットパターンの組み合わせで表現することができ、原画像の階調を二値画像で高精度に表現することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記複数のディザマトリクスは、第1ディザマトリクスと第2ディザマトリクスを含み、前記第1ディザマトリクスに基づいて形成される複数の第1ドットパターンの面積変化率と、前記第2ディザマトリクスに基づいて形成される複数の第2ドットパターンの面積変化率とが異なってもよい。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記二値画像において、前記複数の第1ドットパターンと、前記複数の第2ドットパターンとは、交互に配置されてもよい。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記二値画像において、前記複数の第1ドットパターンどうし、又は前記複数の第2ドットパターンどうしの配置は略45度であってもよい。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記二値画像は、前記第1ドットパターンが形成される第1セルと、前記第2ドットパターンが形成される第2セルと、を含み、前記第1セルと前記第2セルとは、前記二値画像内で行方向及び列方向に交互に配置されてもよい。
この態様によれば、第1ドットパターンが形成された第1セルと、第2ドットパターンが形成された第2セルとを、行方向及び列方向に交互に並んで行列状に配置することができる。したがって、第1ドットパターン及び第2ドットパターンの偏在による二値化画像の階調の乱れを防ぐことができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記二値画像において、前記第1ドットパターンは、前記第1セルの中心領域から周辺領域に拡大し、前記第2ドットパターンは、前記第2セルの周辺領域から中心領域に拡大してもよい。
この態様によれば、隣接するドットパターンを互いに異なる形状にすることができ、二値画像において同一形状のドットパターンが同一距離で隣接して配置されることで生じるざらつき感を抑制することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記画像の明るさに関連する指標値の範囲は、前記指標値が第1所定値以上となる第1範囲と、前記指標値が前記第1所定値よりも小さい第2所定値以下となる第2範囲と、前記指標値が前記第1所定値と前記第2所定値との間の中間範囲と、を含み、前記画像に含まれる所定領域において、前記指標値が前記中間範囲から前記第2範囲に変化したとき、前記二値画像に含まれる、前記第1ドットパターンの面積の増加率は、前記第2ドットパターンの面積の増加率よりも小さくてもよい。
この態様によれば、原画像の指標値が中間範囲からシャドウ側の第2範囲に変化したときに、第1ドットパターンの面積変化率を第2ドットパターンの面積変化率よりも抑えることができる。つまり、シャドウ側では、第1ドットパターンを用いて高い解像度で階調を表現することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記第1ドットパターン、及び前記第2ドットパターンの各々の面積は、前記所定領域の階調が前記第1範囲から前記第2範囲へ変化するにつれて単調に増加してもよい。
この態様によれば、原画像の各領域の階調がハイライト側(第1範囲)からシャドウ側(第2範囲)へ変化するにつれて、第1ドットパターン及び第2ドットパターンの各々の面積を単調に増加させることができる。したがって、原画像の階調の変化に対してドットパターンの面積が不自然に変化することを防ぐことができ、より高精度に原画像の階調を二値画像で表現することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記画像の各領域の階調を示す横軸とドットパターンの面積を示す縦軸とで定義される2次元の直交座標系において、(i)前記第1ドットパターンの面積は上に凸の曲線で近似され、(ii)前記第2ドットパターンの面積は下に凸の曲線で近似されてもよい。
この態様によれば、第1ドットパターンの面積及び第2ドットパターンの面積を、上に凸の曲線及び下に凸の曲線で近似することができる。したがって、原画像の階調の変化に対して円滑にドットパターンの面積を変化させることができ、より高精度に原画像の階調を二値画像で表現することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記階調と、前記第1ドットパターンの面積及び前記第2ドットパターンの面積との平均又は合計が比例関係であってもよい。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記生成部は、前記複数のディザマトリクスにノイズ成分を重畳してもよい。
この態様によれば、複数のディザマトリクスにノイズ成分を重畳することができ、より高精度に原画像の階調を二値画像で表現することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記生成部は、前記画像内の各領域について、当該領域に応じたノイズ成分を前記複数のディザマトリクスに重畳してもよい。
この態様によれば、領域ごとに、当該領域に応じたノイズ成分をディザマトリクスに重畳することができる。したがって、ドットパターンの種類を増やすことができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができる。
例えば、本発明の一態様に係る画像処理装置において、前記ノイズ成分は、一様乱数であってもよい。また、前記ノイズ成分は、正規乱数であってもよい。
この態様によれば、一様乱数又は正規乱数をノイズ成分として用いることができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができるとともに、容易にノイズ成分をディザマトリクスに重畳することができる。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える画像処理装置として実現することができるだけでなく、画像処理装置に含まれる特徴的な処理部が実行する処理をステップとする画像処理方法として実現することができる。また、画像処理装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたは画像処理方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明の一態様に係る画像処理装置によれば、二値化画像の画質を高めることができる。
実施の形態1に係る印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る印刷装置によるハーフトーン処理の一例を示す図である。 実施の形態1に係る第1のディザマトリクスの一例を示す図である。 実施の形態1に係る第2のディザマトリクスの一例を示す図である。 実施の形態1に係る第1のドットパターンが成長する様子を示す図である。 実施の形態1に係る第2のドットパターンが成長する様子を示す図である。 実施の形態1に係る印刷装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る印刷装置によるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。 「200」の階調値を有する一様な淡い灰色の原画像に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像の一例を示す図である。 「100」の階調値を有する一様なやや濃い灰色の原画像に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像の一例を示す図である。 「72」の階調値を有する一様な濃い灰色の原画像に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像の一例を示す図である。 階調値が「0」から「255」まで連続的に変化するグラデーションパターンの原画像に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像の一例を示す図である。 実施の形態1の変形例における統合ディザマトリクスを示す図である。 実施の形態1の変形例に係る印刷装置によるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る印刷装置によるハーフトーン処理の一例を示す図である。 実施の形態2に係る第1のディザマトリクスの一例を示す図である。 実施の形態2に係る第2のディザマトリクスの一例を示す図である。 実施の形態2に係る第1のドットパターン及び第2のドットパターンが成長する様子を模式的に示す図である。 原画像における各領域の階調と二値化画像におけるドットパターンの面積との関係を示すグラフである。 原画像の一例を示す図である。 比較例における二値化画像の一例を示す図である。 実施の形態2における二値化画像の一例を示す図である。 実施の形態3に係る印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る印刷装置によるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[1−1.印刷装置の機能構成]
まず、図1〜図3Bを参照しながら、実施の形態1に係る印刷装置2の機能構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る印刷装置2の機能構成を示すブロック図である。図2は、実施の形態1に係る印刷装置2によるハーフトーン処理の一例を示す図である。図3Aは、第1のディザマトリクス24の一例を示す図である。図3Bは、第2のディザマトリクス26の一例を示す図である。なお、図3A及び図3Bでは、いくつかの閾値を隠蔽するために、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26の一部の領域にハッチングを付している。
実施の形態1に係る印刷装置2(画像処理装置の一例)は、例えば、二値化画像4を用紙6に印刷するためのプリンタである。図1に示すように、印刷装置2は、取得部8、生成部10、記憶部12及び印刷部14を備えている。なお、印刷装置2は、外部の端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)(図示せず)と通信可能に接続されている。また、用紙6は、例えば普通紙等である。
取得部8は、例えば外部の端末装置から送信されてきた原画像16を取得する。原画像16は、例えば8ビットの階調値(「0」〜「255」)を有する多階調のグレースケール画像である。図2に示すように、原画像16は、行列状に配置された複数の画素18を有している。なお、図2の(a)に示す例では、原画像16は、16×16サイズの画素配列を有する計256個の画素18を含んでいる。これらの複数の画素18の各々は、「0」〜「255」のいずれかの画素値を有している。ここで、「255」の画素値を有する画素18を、最もハイライト側の階調値(すなわち、「255」の階調値)を有する画素であり、「0」の画素値を有する画素18は、最もシャドウ側の階調値(すなわち、「0」の階調値)を有する画素である。この階調値は、明るさに関連する指標値の一例である。
生成部10は、原画像16を複数の領域19(19a、19b、19c、19d)に分割し、領域19毎にハーフトーン処理を実行する。なお、複数の領域19の各々は、例えば8×8サイズの画素配列を有する計64個の画素18を含んでいる。生成部10は、ハーフトーン処理を実行し、その結果、ドットを形成する一又は複数の画素をそれぞれ含む複数のドットパターン(第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22)を有する二値化画像4を生成する。例えば、ハーフトーン処理は、記憶部12に記憶された第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26(後述する)のうちいずれかを用いた、ディザ法によるAM変調ハーフトーン処理である。
図2の(b)に示すように、二値化画像4は、1ビットの階調値を有するハーフトーン画像であり、行列状に配置された複数の画素28を有している。なお、図2の(b)に示す例では、二値化画像4は、原画像16と同様に、16×16サイズの画素配列を有する計256個の画素28を含んでいる。これらの複数の画素28の各々は、「0」及び「255」のいずれか(二値)の画素値を有している。
ここで、「255」の画素値を有する画素28は、ドットが形成されない白画素であり、「0」の画素値を有する画素28は、ドットが形成される黒画素である。
また、画像における白黒を逆転させる処理を施されたネガポジ反転画像の場合は、この逆もあり得る。但し、ネガポジ反転画像を二値化する場合でも、セル30が左右入れ替わるだけで、画像としては実質的に同じものを生成できるため、本実施の形態では考慮する必要が無い。
二値化画像4には、さらに、第1のディザマトリクス24を用いて生成された第1のドットパターン20を有するセル30a、30d(第1のセル)と、第2のディザマトリクス26を用いて生成された第2のドットパターン22を有するセル30b、30c(第2のセル)と、を含む複数のセル30が二次元状に配置されている。複数のセル30はそれぞれ、原画像16の複数の領域19に対応している。すなわち、図2に示す例では、セル30a、30b、30c、30dは、それぞれ、領域19a、19b、19c、19dに対応している。また、複数のセル30は、2行2列の行列状に配置されており、各セル30は、例えば8×8サイズの画素配列を有する計64個の画素28を含んでいる。後述するように、第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22は、原画像16の領域19に含まれる全ての画素18の各々の階調値がハイライト側からシャドウ側に変化した場合に、互いに異なる態様で成長する。第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22の生成方法については後で詳述する。
記憶部12は、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26を記憶するためのメモリである。図3Aに示すように、第1のディザマトリクス24は、多階調の原画像の領域を第1のドットパターン20を有する第1のセルに変換するための例えば8×8サイズのディザマトリクスである。一方、図3Bに示すように、第2のディザマトリクス26は、多階調の原画像の領域を第2のドットパターン22を有する第2のセルに変換するための例えば8×8サイズのディザマトリクスである。第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26については後で詳述する。
印刷部14は、生成部10により生成された二値化画像4を用紙6に印刷する。なお、印刷部14は、用紙6に黒色トナー或いは黒色インクを定着させることにより、用紙6に多数の第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22を形成する。このように用紙6に多数の第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22が形成されることにより、用紙6に二値化画像4が印刷される。
[1−2.第1のドットパターン及び第2のドットパターンの生成方法]
ここで、図2を参照しながら、生成部10による第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22の生成方法について説明する。
生成部10は、原画像16に対してハーフトーン処理を実行する際に、原画像16の行方向(図2において横方向)及び列方向(図2において縦方向)において、第1のディザマトリクス24と第2のディザマトリクス26とを交互に用いる。
具体的には、生成部10は、図2の(a)に示す原画像16の左上の領域19aに含まれる8×8サイズの画素配列を有する計64個の画素18の各々の画素値と、第1のディザマトリクス24に含まれる、当該画素18に対応する第1の閾値とを比較する。例えば、生成部10は、図2の(a)の領域19aの左上隅の画素の画素値と、図3Aの第1のディザマトリクス24の左上隅の第1の閾値「15」とを比較する。この比較により、原画像16の画素18の画素値が第1のディザマトリクス24の対応する第1の閾値以上である場合には、生成部10は、当該画素値を「255」に変換し、原画像16の画素18の画素値が第1のディザマトリクス24の対応する第1の閾値よりも小さい場合には、生成部10は、当該画素値を「0」に変換する。すなわち、第1のディザマトリクス24を用いたハーフトーン処理によって、原画像16に含まれる画素18の画素値が「255」及び「0」のいずれかに二値化される。これにより、図2の(b)に示す二値化画像4の左上のセル30aには、原画像16の左上の領域19aの階調値に対応した面積を有する第1のドットパターン20が形成される。
同様に、生成部10は、原画像16に対してハーフトーン処理を実行する際に、図2の(a)に示す原画像16の右上の領域19bに含まれる8×8サイズの画素配列を有する計64個の画素18の各々の画素値と、第2のディザマトリクス26に含まれる、当該画素18に対応する第2の閾値とを比較する。この比較により、原画像16の画素18の画素値が第2のディザマトリクス26の対応する第2の閾値よりも大きい場合には、生成部10は、当該画素値を「255」に変換し、原画像16の画素18の画素値が第2のディザマトリクス26の対応する第2の閾値以下である場合には、生成部10は、当該画素値を「0」に変換する。すなわち、第2のディザマトリクス26を用いたハーフトーン処理によって、原画像16に含まれる画素18の画素値が「255」及び「0」のいずれかに二値化される。これにより、図2の(b)に示す二値化画像4の右上のセル30bには、原画像16の右上の領域19bの階調値に対応した面積を有する第2のドットパターン22が形成される。
同様に、生成部10は、原画像16に対してハーフトーン処理を実行する際に、図2の(a)に示す原画像16の左下の領域19cに含まれる8×8サイズの画素配列を有する計64個の画素18の各々の画素値と、第2のディザマトリクス26に含まれる、当該画素18に対応する第2の閾値とを比較する。これにより、図2の(b)に示す二値化画像4の左下のセル30cには、原画像16の左下の領域19cの階調値に対応した面積を有する第2のドットパターン22が形成される。
同様に、生成部10は、原画像16に対してハーフトーン処理を実行する際に、図2の(a)に示す原画像16の右下の領域19dに含まれる8×8サイズの画素配列を有する計64個の画素18の各々の画素値と、第1のディザマトリクス24に含まれる、当該画素18に対応する第1の閾値とを比較する。これにより、図2の(b)に示す二値化画像4の右下のセル30dには、原画像16の右下の領域19dの階調値に対応した面積を有する第1のドットパターン20が形成される。
図2の(b)に示すように、第1のドットパターン20と第2のドットパターン22とは、上述したハーフトーン処理によって、複数のセル30の行方向(図2において横方向)において交互に並んで配置され、且つ、複数のセル30の列方向(図2において縦方向)において交互に複数個並んで配置されるようになる。さらに、図2に示すように、隣接する一対の第1のドットパターン20は、複数のセル30の行方向及び列方向に対してそれぞれ45度傾斜した方向に並んで配置される。同様に、隣接する一対の第2のドットパターン22は、複数のセル30の行方向及び列方向に対してそれぞれ45度傾斜した方向に並んで配置される。また、図2の(b)に示すように、4つのセル30a、30b、30c及び30dは点対称に配置されている。
[1−3.第1のディザマトリクス及び第2のディザマトリクス]
次に、図3A〜図5を参照しながら、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26について説明する。図4は、実施の形態1に係る第1のドットパターン20が成長する様子を示す図である。図5は、実施の形態1に係る第2のドットパターン22が成長する様子を示す図である。
図3A及び図3Bに示すように、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26は、複数の第1の閾値及び複数の第2の閾値をそれぞれ有する。そして、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26は、互いに異なる閾値配置を有している。
具体的には、第1のディザマトリクス24は、図4に示すように、原画像16の領域19に含まれる全ての画素18の各々の階調値の明るさが、最もハイライト側(図4の(a)参照)から最もシャドウ側(図4の(f)参照)に変化する場合に、第1のドットパターン20がセル30の内側から外側に向けて一定の周期で成長するような閾値配置を有している。つまり、原画像16の各領域19において階調値がハイライト側からシャドウ側に変化したときに、第1のドットパターン20は、第1のセル(ここでは、セル30a、30d)の中心領域から周辺領域に拡大する。このとき、第1のディザマトリクス24において、中心領域に配置された第1の閾値は、周辺領域に配置された第1の閾値よりもハイライト側の値を有する。
なお、本明細書において、「第1のドットパターン20が成長する」とは、第1のドットパターン20の面積が、0個分の画素28の面積(図4の(a)参照)から64個分の画素28の面積(図4の(f)参照)まで段階的に変化するように形成されることを言う。なお、図4の(c)〜(e)に示すように、第1のドットパターン20の形状は、略円形状である。
一方、第2のディザマトリクス26は、図5に示すように、原画像16の領域19に含まれる全ての画素18の各々の階調値が最もハイライト側(図5の(a)参照)から最もシャドウ側(図5の(f)参照)に変化した場合に、第2のドットパターン22がセル30の外側から内側に向けて一定の周期で成長するような閾値配置を有している。つまり、原画像16の各領域19において階調値がハイライト側からシャドウ側に変化したときに、第2のドットパターン22は、第2のセル(ここでは、セル30b、30c)の周辺領域から中心領域に拡大する。このとき、第2のディザマトリクス26において、中心領域に配置された第2の閾値は、周辺領域に配置された第2の閾値よりもシャドウ側の値を有する。
本明細書において、「第2のドットパターン22が成長する」とは、第2のドットパターン22の面積が、0個分の画素28の面積(図5の(a)参照)から64個分の画素28の面積(図5の(f)参照)まで段階的に変化することを言う。なお、図5の(c)〜(e)に示すように、第2のドットパターン22が形成されていない領域の形状は、略円形状である。
[1−4.印刷装置による処理の流れ]
次に、図6A及び図6Bを参照しながら、実施の形態1に係る印刷装置2による処理(画像処理方法)の流れについて説明する。図6Aは、実施の形態1に係る印刷装置2による処理の流れを示すフローチャートである。
図6Aに示すように、まず、取得部8は、例えば外部の端末装置から送信されてきた原画像16を取得する(S1)。その後、生成部10は、原画像16に対して階調特性変換(γカーブ)(S2)及び空間フィルタ処理(S3)をこの順に実行する。その後、印刷モードが所定の印刷モード(すなわち、本実施の形態のディザマトリクスを用いる印刷モード)である場合には(S4でYES)、本実施の形態のディザマトリクスが選択される(S5)。具体的には、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26の両方が選択される。その後、生成部10は、本実施の形態のディザマトリクスを用いて原画像16に対してハーフトーン処理を実行することにより、原画像16から二値化画像4を生成する(S6)。その後、印刷部14は、生成部10により生成された二値化画像4を用紙6に印刷する(S7)。
ステップS4の説明に戻る。印刷モードが所定の印刷モードでない場合には(S4でNO)、一般のディザマトリクスが選択される(S8)。なお、一般のディザマトリクスとは、一種類のディザマトリクスである。例えば、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26の一方のみが選択される。その後、生成部10は、一般のディザマトリクスを用いて原画像16に対してハーフトーン処理を実行することにより、原画像16から二値化画像を生成する(S9)。そして、上述と同様にステップS7が実行される。
ここで、ステップS6のハーフトーン処理の詳細について図6Bを参照しながら説明する。図6Bは、実施の形態1に係る印刷装置2によるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。図6Bにおいて、Ix及びIyは、原画像のサイズを表し、それぞれ、原画像の行方向(横方向)及び列方向(縦方向)の画素数を表す。Dx及びDyは、ディザマトリクスのサイズを表し、それぞれ、ディザマトリクス(第1のディザマトリクス及び第2のディザマトリクス)の行方向及び列方向の画素数を表す。i及びjは、注目画素の行方向及び列方向の位置を表す。ここでは、i及びjは、0以上の整数である。Dpx及びDpyは、ディザマトリクスの行方向及び列方向の参照位置を表す。%は、剰余演算を表す演算子であり、modと表記される場合もある。
まず、生成部10は、原画像サイズ(Ix,Iy)を取得する(S61)。さらに、生成部10は、ディザマトリクスサイズ(Dx,Dy)を取得する(S62)。続いて、注目画素の位置(i,j)を初期化する(S63)。注目画素とは、処理対象の画素であり、カレント画素とも呼ばれる。
次に、生成部10は、jがIyより小さいか否かを判定する(S64)。つまり、生成部10は、注目画素の縦方向の位置が原画像内にあるか否かを判定する。この分岐処理により、原画像の縦方向のループ処理が行われる。
ここで、jがIy以上である場合(S64のNO)、処理を終了する。
一方、jがIyより小さい場合(S64のYES)、生成部10は、iがIxより小さいか否かを判定する(S65)。つまり、生成部10は、注目画素の横方向の位置が原画像内にあるか否かを判定する。この分岐処理により、原画像の横方向のループ処理が行われる。
ここで、iがIx以上である場合(S65のNO)、iが0に初期化され、かつ、jが1だけインクリメントされ(S69)、ステップS64に戻る。
一方、iがIxより小さい場合(S65のYES)、生成部10は、複数のディザマトリクスの中から1つのディザマトリクスを選択する(S66)。例えば、生成部10は、iをDxで除算した結果の整数部分(int(i/Dx))とjをDyで除算した結果の整数部分(int(j/Dy))との和の、ディザマトリクスの種類数DNによる剰余({int(i/Dx)+int(j/Dy)}%DN)を計算し、計算結果に基づいてディザマトリクスを選択する。例えば、(Dx,Dy)=(8,8)、(i,j)=(25,30)、DN=2であれば、生成部10は、0(=(3+3)%2)によって識別されるディザマトリクス(例えば第1のディザマトリクス24)を選択する。また例えば、(Dx,Dy)=(8,8)、(i,j)=(25,33)、DN=2であれば、生成部は、1(=(3+4)%2)によって識別されるディザマトリクス(例えば第2のディザマトリクス26)を選択する。
生成部10は、選択されたディザマトリクスの参照位置を計算する(S67)。具体的には、生成部10は、iのDxによる剰余を横方向の参照位置Dpxとして算出する(Dpx=i%Dx)。さらに、生成部10は、jのDyによる剰余を縦方向の参照位置Dpyとして算出する(Dpy=j%Dy)。
例えば、(Dx,Dy)=(8,8)、(i,j)=(25,30)であれば、生成部10は、Dpx=1(=25%8)、Dpy=6(=30%8)と算出する。
続いて、生成部10は、注目画素の二値化処理を行う(S68)。具体的には、注目画素(i,j)の値を選択されたディザマトリクスの参照画素(Dpx,Dpy)の値と比較し、比較結果に従って注目画素の値を二値化する。
次に、iが1だけインクリメントされ(S69)、ステップS65に戻る。
以上により、原画像16内の各画素に対して、第1のディザマトリクス24又は第2のディザマトリクス26を用いてハーフトーン処理が行われ、二値化画像4が生成される。
ここで、実施の形態1に係るハーフトーン処理により生成された二値化画像4の具体例を示しておく。図7Aは、「200」の階調値を有する一様な淡い灰色の原画像16に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像4の一例を示す図である。図7Bは、「100」の階調値を有する一様なやや濃い灰色の原画像16に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像4の一例を示す図である。図7Cは、「72」の階調値を有する一様な濃い灰色の原画像16に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像4の一例を示す図である。図7Dは、階調値が「0」から「255」まで連続的に変化するグラデーションパターンの原画像16に対して、実施の形態1に係るハーフトーン処理を実行することにより生成された二値化画像4の一例を示す図である。
図7A〜図7Cの各々に示す二値化画像4では、異なる種類のセルが行方向及び列方向に隣接して配置され、且つ、同じ種類のセルは行方向及び列方向に対してそれぞれ45度傾斜した方向に配置されている。また、図7A〜図7Bに示す配置では、複数のセルは点対称に配置されている。さらに、図7A〜図7Cでは、複数のセルは、同一のサイズを有し、同一の数の画素からなる。複数のセルは、中心領域の方が周辺領域よりも黒画素(ドット)の密度が比較的高い第1のセルと周辺領域の方が中心領域よりも黒画素の密度が比較的高い第2のセルとを含む。第1のセル及び第2のセルは、二値化画像4において行方向及び列方向に交互に隣接して配置されている。つまり、第1のセルと第2のセルとは、二値化画像4内で行方向及び列方向に交互に並んで行列状に配置されている。
図7A〜図7Dから明らかなように、二値化画像4には、原画像16の領域19に含まれる全ての画素18の各々の階調値がハイライト側からシャドウ側に変化した場合に、互いに異なる態様で成長する二種類のドットパターン(第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22)が多数形成される。
[1−5.効果]
次に、実施の形態1に係る印刷装置2により得られる効果について説明する。本発明者は、二値化画像4においてドットパターン間の距離が大きくなるに従って、二値化画像4に生じるざらつき感が強くなることを見出した。背景技術の欄で説明した従来のハーフトーン処理のように、多数のドットパターンの各々がセル30の中心領域から周辺領域に向けて一定のステップの周期で成長する場合には、二値化画像4においてドットパターン間の距離が比較的大きくなるので、二値化画像4に生じるざらつき感が強くなってしまう。
これに対して、上述したように、実施の形態1に係る印刷装置2では、二値化画像4には、互いに異なる態様で成長する第1のドットパターン20及び第2のドットパターン22が形成される。これにより、図2に示すように、二値化画像4において隣接するドットパターン間の距離Dを変えることができる。その結果、二値化画像4に生じるざらつき感を抑制することができ、二値化画像4の画質を高めることができる。
さらに、図2に示すように、異なる形状の第1のドットパターン20と第2のドットパターン22とが、複数のセル30の行方向及び列方向に交互に配置されるので、ハードウェアに起因して生じるジッターノイズを低減することができる。なお、ジッターノイズとは、画像中に現れる横縞模様のことを言う。
(実施の形態1の変形例)
なお、上記実施の形態1におけるハーフトーン処理は一例であり、図6Bの処理に限定されない。本変形例では、ハーフトーン処理の他の一例について説明する。以下に、実施の形態1と異なる点を中心に、本変形例について説明する。
本変形例では、複数のディザマトリクスを統合して得られる統合ディザマトリクスがハーフトーン処理に用いられる。図8Aは、実施の形態1の変形例における統合ディザマトリクス28の一例を示す図である。統合ディザマトリクス28は、例えば、第1のディザマトリクス24と第2のディザマトリクス26とが交互に配置されたものである。具体的には、統合ディザマトリクス28は、4つのディザマトリクス(2つの第1ディザマトリクス24及び2つの第2ディザマトリクス26)によって構成されている。
次に、統合ディザマトリクスを用いたハーフトーン処理の詳細について説明する。図8Bは、実施の形態1の変形例に係る印刷装置2によるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。具体的には、図8Bは、図6AのステップS6のハーフトーン処理の詳細を示す。ここでは、CDx及びCDyは、統合ディザマトリクスのサイズを表し、CDpx及びCDpyは、統合ディザマトリクスの行方向及び列方向の参照位置を表す。なお、図8Bにおいて、図6Bと同一又は類似のステップについては同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
まず、生成部10は、統合ディザマトリクスサイズ(CDx,CDy)を取得する(S62A)。例えば、統合ディザマトリクスが2つの第1ディザマトリクス24及び2つの第2ディザマトリクス26を含む場合、(CDx,CDy)=(16,16)が取得される。
その後、ステップS63〜ステップS65が実行され、ステップS65においてiがIxより小さい場合(S65のYES)、生成部10は、統合ディザマトリクスの参照位置を計算する(S67A)。具体的には、生成部10は、iのCDxによる剰余を横方向の参照位置CDpxとして算出する(CDpx=i%CDx)。さらに、生成部10は、jのCDyによる剰余を縦方向の参照位置CDpyとして算出する(CDpy=j%CDy)。
例えば、(CDx,CDy)=(16,16)、(i,j)=(25,30)であれば、生成部10は、CDpx=9(=25%16)、CDpy=14(=30%16)と算出する。
続いて、生成部10は、注目画素の二値化処理を行う(S68A)。具体的には、注目画素(i,j)の値を統合ディザマトリクスの参照画素(CDpx,CDpy)の値と比較し、比較結果に従って注目画素の値を二値化する。
以上により、原画像16内の複数の領域の各々に対して、第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26のいずれかを用いてハーフトーン処理が行われ、二値化画像4が生成される。
以上のように、本変形例に係る印刷装置2によれば、統合ディザマトリクスを用いることで、複数のディザマトリクスのいずれかを用いてハーフトーン処理を実行する際にディザマトリクスの選択を省略することができる。その結果、ハーフトーン処理の処理負荷の軽減及び処理速度の向上を図ることができる。
なお、図8Aに示した統合ディザマトリクス28は、一例であり、これに限定されない。例えば、統合ディザマトリクス28に含まれる第1のディザマトリクス24及び第2のディザマトリクス26の総数は4よりも大きくてもよい。例えば、統合ディザマトリクスのサイズが入力画像のサイズよりも大きければ、統合ディザマトリクスの参照位置(CDpx,CDpy)は注目画素の位置(i,j)と一致するので、ステップS67Aにおける剰余計算も省略できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、原画像の階調の変化に対する第1のドットパターンの面積の変化率と、原画像の階調の変化に対する第2のドットパターンの面積の変化率とが異なる点が、上記実施の形態1と異なる。言い換えると、実施の形態2では、ハーフトーン処理に用いられるディザマトリクスが上記実施の形態1と異なる。以下に、上記実施の形態1と異なる点を中心に、実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態において、上記実施の形態1と実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
[2−1.印刷装置の機能構成]
図9及び図10を参照しながら、実施の形態2に係る印刷装置2Aの機能構成について説明する。図9は、実施の形態2に係る印刷装置2Aの機能構成を示すブロック図である。図10は、実施の形態2に係る印刷装置2Aによるハーフトーン処理の一例を示す図である。
図9に示すように、実施の形態2に係る印刷装置2Aは、取得部8、生成部10A、記憶部12A及び印刷部14を備える。
生成部10Aは、原画像16内の複数の領域19の各々に対して、第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aを含む複数のディザマトリクスのうちのいずれかを用いてハーフトーン処理を実行することにより、原画像16から二値化画像4Aを生成する。
例えば、生成部10Aは、図10の(a)に示す原画像16内の4つの領域19a、19b、19c、19dの各々に、第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aのいずれかを用いてハーフトーン処理を行う。具体的には、生成部10Aは、第1のディザマトリクス24Aを用いて領域19a、19dにハーフトーン処理を行うことにより、第1のドットパターン20Aが形成されたセル30Aa、30Adを生成する。さらに、生成部10Aは、第2のディザマトリクス26Aを用いて領域19b、19cにハーフトーン処理を行うことにより、第2のドットパターン22Aが形成されたセル30Ab、30Acを生成する。
第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aは、複数のセル30Aの行方向及び列方向において交互に並んで配置される。つまり、第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aは、行方向及び列方向に並ぶ複数の領域19に対して交互に適用される。その結果、図10の(b)に示すように、隣接する一対の第1のドットパターン20Aは、複数のセル30Aの行方向及び列方向に対してそれぞれ45度傾斜した方向に並んで配置される。同様に、隣接する一対の第2のドットパターン22Aは、複数のセル30Aの行方向及び列方向に対してそれぞれ45度傾斜した方向に並んで配置される。
記憶部12Aは、第1のドットパターン20Aを形成するための第1のディザマトリクス24A及び第2のドットパターン22Aを形成するための第2のディザマトリクス26Aを記憶している。第1のディザマトリクス24Aは、複数の第1の閾値を行列要素として有する。また、第2のディザマトリクス26Aは、複数の第2の閾値を行列要素として有する。
[2−2.第1のディザマトリクス及び第2のディザマトリクス]
ここで、図11A及び図11Bを参照しながら、第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aについて説明する。図11Aは、実施の形態2に係る第1のディザマトリクス24Aの一例を示す図である。図11Bは、実施の形態2に係る第2のディザマトリクス26Aの一例を示す図である。なお、図11A及び図11Bでは、いくつかの閾値を隠蔽するために、第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aの一部の領域にハッチングを付している。
図11A及び図11Bに示すように、第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aでは、ともに、中心領域に配置された閾値は、周辺領域に配置された閾値よりもハイライト側の値を有する。これにより、原画像16の領域19に含まれる全ての画素18の各々の階調値が最もハイライト側から最もシャドウ側に変化したときに、第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aは、セル30Aの中心領域から周辺領域に拡大する。
第1のディザマトリクス24Aの中心領域における第1の閾値の変化は、第2のディザマトリクス26Aの中心領域における第2の閾値の変化よりも小さい。逆に、第1のディザマトリクス24Aの周辺領域における第1の閾値の変化は、第2のディザマトリクス26Aの周辺領域における第2の閾値の変化よりも大きい。言い換えると、第1のディザマトリクス24Aに含まれる複数の第1の閾値及び第2のディザマトリクス26Aに含まれる複数の第2の閾値をそれぞれハイライト側からシャドウ側へ順に並べたときに、(i)中間階調よりもハイライト側において、第1の閾値の変化は第2の閾値の変化よりも小さく、(ii)中間階調よりもシャドウ側において、第1の閾値の変化は第2の閾値の変化よりも大きい。
例えば、図11Aにおいて、第1の閾値をハイライト側からシャドウ側へ並べたときに、第1の閾値は、「・・・・、19、14、9、3、1」と並べられる。また例えば、図11Bにおいて、第2の閾値をハイライト側からシャドウ側へ並べた場合、第2の閾値は、「・・・・、11、8、5、3、1」と並べられる。このとき、中間階調よりもシャドウ側において、第1の閾値の変化(例えば、隣り合う閾値の差の合計18=(19−14)+(14−9)+(9−3)+(3−1))は、第2の閾値の変化(例えば、隣り合う閾値の差の合計10=(11−8)+(8−5)+(5−3)+(3−1))より大きい。なお、閾値の変化は、隣り合う閾値の差ではなく、分散、標準偏差などの他の統計量で評価されてもよい。
なお、中間階調とは、最もハイライト側の階調の範囲(第1範囲)と最もシャドウ側の階調の範囲(第2範囲)との間の中間範囲の階調である。例えば、中間階調は、最もハイライト側の階調と最もシャドウ側の階調との真ん中の階調(例えば8bitでは127又は128)であってもよいし、当該真ん中の階調よりもハイライト側又はシャドウ側にずれた階調(例えば8bitでは、100、150など)であってもよい。なお、第1範囲とは、第1所定値(例えば8bitでは192)以上の階調値の範囲である。また、第2範囲とは、第1所定値より小さい第2所定値(例えば8bitでは64)以下の階調値の範囲である。
[2−3.第1のドットパターン及び第2のドットパターン]
次に、図12及び図13を参照しながら、第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aについて説明する。図12は、実施の形態2に係る第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aが成長する様子を模式的に示す図である。図13は、原画像における各領域の階調と二値化画像におけるドットパターンの面積との関係を示すグラフである。
図12及び図13に示すように、原画像16の各領域における階調値の変化に対する第1のドットパターン20Aの面積の変化率は、当該階調値の変化に対する第2のドットパターン22Aの面積の変化率と異なる。具体的には、原画像16の各領域において階調値がハイライト側の階調から中間階調に変化したときに、第1のドットパターン20Aの面積の増加率は、第2のドットパターン22Aの面積の増加率よりも大きい。逆に、原画像16の各領域において階調値が中間階調からシャドウ側の階調に変化したときに、第1のドットパターン20Aの面積の増加率は、第2のドットパターン22Aの面積の増加率よりも小さい。
この第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aの面積の増加率の違いは、第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aの違いによって生じる。具体的には、第2のディザマトリクス26Aの中心領域に配置されたハイライト側の閾値の変化が比較的大きいことにより、原画像16の各領域において階調値がハイライト側の階調から中間階調に変化したときに、第2のドットパターン22Aの面積の増加率は、第1のドットパターン20Aの面積の増加率よりも小さくなる。逆に、第1のディザマトリクス24Aの周辺領域に配置されたシャドウ側の閾値の変化が比較的大きいことにより、原画像16の各領域において階調値が中間階調からシャドウ側の階調に変化したときに、第1のドットパターン24Aの面積の増加率は、第2のドットパターン22Aの面積の増加率よりも小さくなる。
図13に示すように、第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aの面積は、原画像16の各領域の階調値がハイライト側からシャドウ側へ変化するにつれて単調に増加する。ここで、面積が単調に増加するとは、面積が減少しないことを意味する。
また、原画像16の各領域の階調を示す横軸とドットパターンの面積を示す縦軸とで定義される2次元の直交座標系において、(i)第1のドットパターン20Aの面積は上に凸の曲線で近似され、(ii)第2のドットパターン22Aの面積は下に凸の曲線で近似される。
なお、原画像の階調との整合性を保つために、原画像16の階調がa倍(aは任意の値)になれば、第1のドットパターン20Aの面積及び第2のドットパターン22Aの面積の平均又は合計もa倍になることが好ましい。つまり、原画像16の階調と、第1のドットパターン20Aの面積及び第2のドットパターン22Aの面積の平均又は合計とが比例関係であることが好ましい。例えば、図13に示すように、第1のドットパターンの面積と第2のドットパターンの面積との平均は、最もハイライト側の階調値255及び最小面積値0の点と、最もシャドウ側の階調値0及び最大面積値Smaxの点と、を通過する直線で表されることが好ましい。
[2−4.効果]
以上のように、本実施の形態に係る印刷装置2Aによれば、第1のドットパターン20Aと第2のドットパターン22Aとで原画像16の階調の変化に対する面積の変化率が異なる。したがって、原画像16の階調の変化を第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aの組み合わせで表現することができ、原画像16の階調を二値化画像で高精度に表現することができる。
さらに、本実施の形態に係る印刷装置2Aによれば、原画像16がハイライト側の階調から中間階調に変化したときに、第2のドットパターン22Aの面積変化率を第1のドットパターン20Aの面積変化率よりも小さくすることができる。つまり、ハイライト側では、第2のドットパターン22Aを用いて高い解像度で階調を表現することができる。一方、原画像16が中間階調からシャドウ側の階調に変化したときに、第1のドットパターン20Aの面積変化率を第2のドットパターン22Aの面積変化率よりも小さくすることができる。つまり、シャドウ側では、第1のドットパターン22Aを用いて高い解像度で階調を表現することができる。したがって、第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aを組み合わせることで、ハイライト側からシャドウ側まで広い範囲において高い解像度で階調を表現することができ、より高精度に原画像16の階調を二値化画像で表現することができる。
例えば、図14Aは、原画像の一例を示す図である。図14Bは、比較例における二値化画像の一例を示す図である。つまり、図14Bは、1種類のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理を行って原画像から生成された二値化画像の一例である。図14Cは、実施の形態2における二値化画像の一例を示す図である。図14Cの領域131では、図14Bの領域132に比べて二値化画像の階調性が改善していることがわかる。これは、拡大図から明らかなように、図14Bでは1種類のドットパターンで階調が表現されているのに対して、図14Cでは面積の変化率が異なる2種類のドットパターンの組み合わせで階調が表現されていることによる効果である。
また、本実施の形態に係る印刷装置2Aによれば、原画像16の各領域の階調がハイライト側からシャドウ側へ変化するにつれて、第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aの各々の面積を単調に増加させることができる。したがって、原画像16の階調の変化に対してドットパターンの面積が不自然に変化することを防ぐことができ、より高精度に原画像16の階調を二値化画像で表現することができる。
また、本実施の形態に係る印刷装置2Aによれば、第1のドットパターン20Aの面積及び第2のドットパターン22Aの面積を、上に凸の曲線及び下に凸の曲線で近似することができる。したがって、原画像16の階調の変化に対して円滑にドットパターンの面積を変化させることができ、より高精度に原画像16の階調を二値化画像で表現することができる。
本実施の形態に係る印刷装置2Aによれば、原画像がハイライト側の階調から中間階調に変化したときに、第2のドットパターン22Aの面積変化率を第1のドットパターン20Aの面積変化率よりも抑えることができる。つまり、ハイライト側では、第2のドットパターン22Aを用いて高い解像度で階調を表現することができる。一方、原画像が中間階調からシャドウ側の階調に変化したときに、第1のドットパターン20Aの面積変化率を第2のドットパターン22Aの面積変化率よりも抑えることができる。つまり、シャドウ側では、第1のドットパターン20Aを用いて高い解像度で階調を表現することができる。したがって、第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aを組み合わせることで、ハイライト側からシャドウ側まで広い範囲において高い解像度で階調を表現することができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができる。
また、本実施の形態に係る印刷装置2Aによれば、第1のドットパターン20Aが形成された第1のセルと、第2のドットパターン22Aが形成された第2のセルとを、行方向及び列方向に交互に並んで行列状に配置することができる。したがって、第1のドットパターン20A及び第2のドットパターン22Aの偏在による二値化画像の階調の乱れを防ぐことができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3では、ディザマトリクスにノイズ成分が重畳されている点が、上記実施の形態1、2と異なる。以下に、実施の形態3について、上記実施の形態1、2と異なる点を中心に説明する。なお、本実施の形態において、上記実施の形態1及び2と実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
[3−1.印刷装置の機能構成]
次に、図15を参照しながら、実施の形態3に係る印刷装置2Bの機能構成について説明する。図15は、実施の形態3に係る印刷装置2Bの機能構成を示すブロック図である。
図15に示すように、実施の形態3に係る印刷装置2Bは、取得部8、生成部10B、記憶部12B及び印刷部14を備える。
生成部10Bは、原画像16内の複数の領域19の各々に対して、第1のディザマトリクス24B及び第2のディザマトリクス26Bを含む複数のディザマトリクスのうちのいずれかを用いてハーフトーン処理を実行することにより、原画像16から二値化画像4Bを生成する。
記憶部12Bは、第1のディザマトリクス24B及び第2のディザマトリクス26Bを記憶している。なお、第1のディザマトリクス24B及び第2のディザマトリクス26Bは、上記実施の形態2の第1のディザマトリクス24A及び第2のディザマトリクス26Aにノイズ成分を重畳したものである。つまり、第1のディザマトリクス24Bは、第1のディザマトリクス24Aに含まれる複数の第1の閾値にノイズ値を付加したものである。また、第2のディザマトリクス26Bは、第2のディザマトリクス26Aに含まれる複数の第2の閾値にノイズ値を付加したものである。
ノイズ成分は、例えば、一様乱数である。つまり、ノイズ成分は、連続一様分布に従って与えられる乱数である。具体的には、ノイズ成分は、例えば0を中心とする区間(例えば−2以上2以下)内で同じ確率で与えられる乱数である。
また、ノイズ成分は、正規乱数であってもよい。つまり、ノイズ成分は、正規分布に従って与えられる乱数である。具体的には、ノイズ成分は、例えば平均μ(例えばμ=0)及び分散σ2(例えばσ2=1)で定義される正規分布N(μ,σ2)に従う確率で与えられる乱数である。
[3−2.効果]
以上のように、本実施の形態に係る印刷装置2Bによれば、ノイズ成分が重畳された複数のディザマトリクスをハーフトーン処理に用いることができ、より高精度に原画像16の階調を二値化画像で表現することができる。
例えば、階調が0から255まで徐々に変化するグラデーション画像(原画像)を1種類のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理した場合、原画像と二値化画像との平均誤差値は80.82であった。一方、実施の形態2のように2種類のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理した場合、原画像と二値化画像との平均誤差値は80.11に改善する。そこで、本実施の形態のように一様乱数を重畳した2種類のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理した場合、原画像と二値化画像との平均誤差値は80.07にさらに改善する。また、正規乱数を重畳した2種類のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理した場合、原画像と二値化画像との平均誤差値は80.05にさらに改善する。ここで、平均誤差値は、原画像と二値化画像との対応する画素の差分絶対値の総和を画素数で除することにより算出される。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4では、原画像内の各領域に応じたノイズ成分を、当該領域のハーフトーン処理に用いられるディザマトリクスに重畳する点が、上記実施の形態1〜3と異なる。以下に、実施の形態4について、上記実施の形態1〜3と異なる点を中心に説明する。なお、本実施の形態において、上記実施の形態1〜3と実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
[4−1.印刷装置の機能構成]
次に、図16を参照しながら、実施の形態4に係る印刷装置2Cの機能構成について説明する。図16は、実施の形態4に係る印刷装置2Cの機能構成を示すブロック図である。
図16に示すように、印刷装置2Cは、取得部8、生成部10C、記憶部12A及び印刷部14を備える。
生成部10Cは、原画像16内の複数の領域19の各々に対して、第1のディザマトリクス及び第2のディザマトリクスを含む複数のディザマトリクスのうちのいずれかを用いてハーフトーン処理を実行することにより、原画像16から二値化画像4Cを生成する。このとき、生成部10Cは、原画像16内の各領域について、当該領域に応じたノイズ成分を当該領域のハーフトーン処理に用いられるディザマトリクスに重畳する。したがって、領域ごとにノイズ成分が重畳されたディザマトリクスがハーフトーン処理に用いられる。
[4−2.印刷装置による処理の流れ]
ここで、本実施の形態における、図6AのステップS6のハーフトーン処理の詳細について、図17を参照しながら説明する。図17は、実施の形態4に係る印刷装置2Cによるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。図17において、図6Bと実質的に同一のステップには同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、ステップS66においてディザマトリクスの参照位置(Dpx,Dpy)が計算された後、生成部10Cは、当該参照位置のディザマトリクスの値にノイズ成分を重畳する(S161)。例えば、生成部10Cは、iとjとの和を乱数種(random seed)として用いて得られるノイズ成分の値を当該参照位置のディザマトリクスの値に加算する。ノイズ成分は、例えば、一様乱数、正規乱数などである。
ノイズ成分が重畳されたディザマトリクスを用いて注目画素に対して二値化処理が行われる(S67)。
[4−3.効果]
以上のように、実施の形態4に係る印刷装置2Cによれば、複数のディザマトリクスにノイズ成分を重畳することができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができる。
また、実施の形態4に係る印刷装置2Cによれば、領域ごとに、当該領域に応じたノイズ成分をディザマトリクスに重畳することができる。したがって、ドットパターンの種類数を増やすことができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができる。
また、実施の形態4に係る印刷装置2Cによれば、一様乱数又は正規乱数をノイズ成分として用いることができ、より高精度に原画像の階調を二値化画像で表現することができるとともに、容易にノイズ成分をディザマトリクスに重畳することができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の各実施の形態に係る画像処理装置の一例である印刷装置について説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、実施の形態1と実施の形態2〜4のいずれかとを組み合わせてもよい。具体的には、実施の形態2〜4において、第2のドットパターンは、原画像の各領域において階調値がハイライト側からシャドウ側に変化したときに、第2のセルの周辺領域から中心領域に拡大してもよい。これにより、二値化画像におけるざらつき感の低減と階調性の改善との両方の効果を得ることができる。
例えば、実施の形態1の変形例を実施の形態2〜4のいずれかに適用してもよい。具体的には、実施の形態2〜4において、第1のディザマトリクス及び第2のディザマトリクスを統合して得られる統合ディザマトリクスを用いてハーフトーン処理が行われてもよい。
例えば、上記各実施の形態では、印刷装置は、レーザプリンタであったが、これに限定されず、例えばインクジェットプリンタ又は複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Printer)等であってもよい。印刷装置2が複合機である場合には、取得部8は、スキャナで読み取った原画像16を取得してもよい。また、印刷装置2が複合機である場合には、印刷部14は、記録ヘッド(図示せず)を用紙6の搬送方向に対して略垂直な方向に往復移動させながら、適切なタイミングで記録ヘッドから黒色インクを用紙6に向けて吐出することにより、用紙6に多数のドットパターンを形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、画像処理装置が印刷装置である場合について説明したが、これに限定されない。画像処理装置は、スマートフォン、タブレットコンピュータなどの携帯端末であってもよい。この場合、生成された二値化画像は、印刷装置に出力されてもよいし、表示部に表示されてもよい。
例えば、上記各実施の形態では、二値化画像4に二種類のドットパターンを形成したが、これに限定されず、例えば三種類以上のドットパターンを形成してもよい。つまり、3以上のディザマトリクスを用いてハーフトーン処理が行われてもよい。
例えば、上記実施の形態では、隣接する一対の第1のドットパターンを、複数のセルの行方向及び列方向に対してそれぞれ45度傾斜した方向に並べて配置したが、これに限定されず、任意の角度(例えば30度)傾斜した方向に並べて配置してもよい。第2のドットパターンについても同様に、複数のセルの行方向及び列方向に対してそれぞれ任意の角度(例えば30度)傾斜した方向に並べて配置してもよい。
また、上記の画像処理装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。ROMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、画像処理装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の画像処理装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、例えば、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムを含む。この場合、ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、集積回路は、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)を利用してもよい。
さらにまた、上記の画像処理装置を構成する構成要素の一部または全部は、画像処理装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、本発明は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
本発明の画像処理装置は、例えばインクジェットプリンタ又はレーザプリンタ等の印刷装置及びスマートフォン又はタブレットコンピュータ等の携帯端末に適用することができる。
2、2A、2B、2C 印刷装置
4、4A、4B、4C 二値化画像
6 用紙
8 取得部
10、10A、10B、10C 生成部
12、12A、12B 記憶部
14 印刷部
16 原画像
18、28 画素
19 領域
20、20A 第1のドットパターン
22、22A 第2のドットパターン
24、24A、24B 第1のディザマトリクス
26、26A、26B 第2のディザマトリクス
28 統合ディザマトリクス
30、30A セル

Claims (10)

  1. 画像を取得する取得部と、
    複数のディザマトリクスに基づいて、前記画像から二値画像を生成する生成部と、を備え、
    前記複数のディザマトリクスに基づいて形成される複数のドットパターン毎に面積変化率が異なり、
    前記複数のディザマトリクスは、第1ディザマトリクスと第2ディザマトリクスを含み、
    前記第1ディザマトリクスに基づいて形成される複数の第1ドットパターンの面積変化率と、前記第2ディザマトリクスに基づいて形成される複数の第2ドットパターンの面積変化率とが異なり、
    前記画像の明るさに関連する指標値の範囲は、
    前記指標値が第1所定値以上となる第1範囲と、
    前記指標値が前記第1所定値よりも小さい第2所定値以下となる第2範囲と、
    前記指標値が前記第1所定値と前記第2所定値との間の中間範囲と、を含み、
    前記画像に含まれる所定領域において、前記指標値が前記中間範囲から前記第2範囲に変化したとき、前記二値画像に含まれる、前記第1ドットパターンの面積の増加率は、前記第2ドットパターンの面積の増加率よりも小さく、
    前記第1ドットパターン及び前記第2ドットパターンの各々の面積は、前記所定領域の階調が前記第1範囲から前記第2範囲へ変化するにつれて単調に増加
    前記画像の各領域の階調を示す横軸とドットパターンの面積を示す縦軸とで定義される2次元の直交座標系において、
    (i)前記第1ドットパターンの面積は上に凸の曲線で近似され、
    (ii)前記第2ドットパターンの面積は下に凸の曲線で近似される、
    画像処理装置。
  2. 前記二値画像において、前記複数の第1ドットパターンと、前記複数の第2ドットパターンとは、交互に配置される、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記二値画像において、前記複数の第1ドットパターンどうし、又は前記複数の第2ドットパターンどうしの配置は略45度である、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記二値画像は、前記第1ドットパターンが形成される第1セルと、前記第2ドットパターンが形成される第2セルと、を含み、
    前記第1セルと前記第2セルとは、前記二値画像内で行方向及び列方向に交互に配置されている、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記二値画像において、
    前記第1ドットパターンは、前記第1セルの中心領域から周辺領域に拡大し、
    前記第2ドットパターンは、前記第2セルの周辺領域から中心領域に拡大する、
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記階調と、前記第1ドットパターンの面積及び前記第2ドットパターンの面積との平均又は合計が比例関係である、
    請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成部は、前記複数のディザマトリクスにノイズ成分を重畳する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記生成部は、前記画像内の各領域について、当該領域に応じたノイズ成分を前記複数のディザマトリクスに重畳する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記ノイズ成分は、一様乱数である、
    請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記ノイズ成分は、正規乱数である、
    請求項に記載の画像処理装置。
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