JP4965378B2 - 画像形成方法および画像形成システム - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成方法および画像形成システムに関する。
一般に、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化することで、画像を形成することが行われている。
従来のこのような画像形成方法や画像形成システムについて、図4〜図7を用いて簡単に説明する。
ここでは、原画像データ(原画像の各画素データ)は、全て8ビット;256階調(0〜255)のデータであるものと仮定する(白;0、黒;255)。
まず、ディザパラメータについて説明する。
出力解像度;300DPI、線数;100LPI、網点の角度;0度と定義した場合のディザ行列について例示する。「再現可能階調数」は、(出力解像度/線数)+1=(300/100)+1=10階調であり、サブディザ行列のサイズ;L×L画素は、3×3画素となる。中心マス目から番号を付したディザパラメータの一例を図4(a)に示す。実際には、8ビット;256階調(0〜255)のデータを2値化するために、図4(a)の各ディザパラメータを255/(3×3+1)倍した図4(b)のディザマトリックス内のパラメータを閾値として使用する。
つぎに、面積階調について説明する。
図4(b)のディザ行列を使用する場合における階調について説明する。2値化処理前に、原画像の各画素は0〜255までの濃度値を持っている。2値化処理により、各画素の濃度は、1又は0、すなわち、黒画素又は白画素になり、各画素は元来持っていた中間調情報を持たない。その代わり、図5に示す3×3画素の小領域における黒画素の面積分布に応じて、中間階調が表現される。
また、ディザ処理(ディザ法)について説明する。
濃度値;80の灰色ベタ画像をディザ処理した例を図6に示す。原画像の3×3画素をディザ行列内のパラメータを閾値として2値化処理を行なう。つまり、原画像の3×3画素をディザ行列内のパラメータと比較して、パラメータの値以上であれば、黒(1)を出力する。パラメータの値より小さければ、白(0)を出力する。原画像の3×3画素全ての処理が終了したら、ディザ行列をシフトさせ、新たな原画像の3×3画素とデータを比較し、2値化を行なう。3×3画素のディザ行列を走査させ、ディザ行列のパラメータを閾値とした原画像データの2値化を全画素について行なう。
さらに、ディザ行列のサイズとパラメータによる中心間距離の関係について説明する。
表現できる階調数を増やす場合、図4(a)、図4(b)と比較して、図7(a)、図7(b)のようにディザマトリックスのサイズを大きくすれば良い。図7(a)、図7(b)の場合、6×6+1=37階調を表現可能である。
なお、この種の先行技術文献としては、例えば、特許文献1に示すものがある。
特開2003−158633号公報
しかしながら、ただ単にディザマトリックスのサイズを大きくすることは、つぎのような問題がある。
すなわち、濃度値;80の灰色ベタ画像を原画像として、図4(b)のディザ行列(10階調ディザ、中心間距離;3画素)を用いてディザ処理した結果を図10に示す。また、図7(b)のディザ行列(37階調ディザ、中心間距離;6画素)を用いてディザ処理した結果を図11に示す。
図10に比べて、図11は網点の中心間の距離が大きくなるため、原画像の輪郭やエッジ部等の形状の再現性が悪くなることが避けられない。
この発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、網点の中心間の距離を大きくすることなく、表現できる階調数を増やすことのできる画像形成方法および画像形成システムを提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係る画像形成方法は、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)のとき、前記サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、(L×m)×(L×n)画素からなる1つのディザパターンを生成し、前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする。
この発明の請求項2に係る画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法において、前記サブディザ行列を配列する個数mとnは、互いに等しい値(m=n)に設定可能であることを特徴とする。
この発明の請求項3に係る画像形成方法は、請求項1または請求項2記載の画像形成方法において、前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする。
この発明の請求項4に係る画像形成方法は、請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成方法において、前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする。
この発明の請求項5に係る画像形成方法は、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、予め決められたルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする。
この発明の請求項6に係る画像形成方法は、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、(a)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、(b)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、(c)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、前記(a)、(b)または(c)で生成したディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする。
この発明の請求項7に係る画像形成方法は、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、(a)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、(b)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、(c)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、前記(a)、(b)及び(c)のうちいずれか2つの条件を判定し、前記判定した結果に基づいて生成したディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする。
この発明の請求項に係る画像形成システムは、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、前記階調数比較手段による比較に基づいて、前記サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、前記ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明の請求項に係る画像形成システムは、請求項記載の画像形成システムにおいて、前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)であるとき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、(L×m)×(L×n)画素からなる1つのディザパターンを生成することを特徴とする。
この発明の請求項10に係る画像形成システムは、請求項または請求項記載の画像形成システムにおいて、前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)であるとき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成することを特徴とする。
この発明の請求項11に係る画像形成システムは、請求項10のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成することを特徴とする。
この発明の請求項12に係る画像形成システムは、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)であるとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、予め決められたルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、を備えたことにある。
この発明の請求項13に係る画像形成システムは、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、前記階調数比較手段による比較に基づいて、前記サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、前記ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、を備え、(a)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)であるとき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、また、(b)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)であるとき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、さらに、(c)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成する、ことにある。
この発明の請求項14に係る画像形成システムは、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、前記階調数比較手段による比較に基づいて、前記サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、前記ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、を備え、(a)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)であるとき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、(b)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)であるとき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、(c)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、前記(a)、(b)及び(c)のうちのいずれか2つの条件を判定することを特徴とする。
この発明は以上のように、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)のとき、前記サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、(L×m)×(L×n)画素からなる1つのディザパターンを生成し、前記ディザパターンを用いてディザ処理を行う構成としたので、網点の中心間の距離を大きくすることなく、表現できる階調数を増やすことができる。
また、この発明は、原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、前記階調数比較手段による比較に基づいて、前記サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、前記ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、を備えた構成としたので、網点の中心間の距離を大きくすることなく、表現できる階調数を増やすことができる。
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明による画像形成システムの一実施形態を示す概略的ブロック図であり、この画像形成システム1は、UI(ユーザインタフェース)10と、ディザマトリックス自動生成部20と、階調数比較部30と、ディザパターン生成部40とを備えたものである。
UI(ユーザインタフェース)10は、図2に示すように、網点の線数(線数;38〜200LPI)と、網点の角度(角度;0〜90度)を入力可能なものである。このUI10を用いて、ユーザが任意の線数および角度を入力することにより、その線数および角度が画像形成システム1に取り込まれる。
以下の説明では、網点の角度は0度と、45度を例示しているが、これに限定するものでなく、任意の角度を入力し設定できることはいうまでもなく、また、網点の線数についても同様である。
ディザマトリックス自動生成部20は、出力解像度と、網点の線数および角度に応じて適切なディザマトリックスをドライバ内で自動生成するものである。そのために必要なディザマトリックス自動生成部20の全ての処理機能のうち、階調数比較機能については階調数比較部30が実行し、ディザパターン生成機能についてはディザパターン生成部40が実行する。
階調数比較部(階調数比較手段)30は、出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(サブディザ行列)で表現可能な階調数Nと、原画像データを構成している階調数Pとを比較するものである。
ディザパターン生成部(ディザパターン生成手段)40は、階調数比較部30による比較に基づいて、サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するものである。
すなわち、階調数比較部30が比較したサブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)であるとき、ディザパターン生成部40は、サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成し、各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、所定のルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、(L×m)×(L×n)画素からなる1つのディザパターンを生成する。具体例については後述する。
また、階調数比較部30が比較したサブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)であるとき、ディザパターン生成部40は、サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、所定のルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成する。具体例については後述する。
さらに、階調数比較部30が比較したサブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、ディザパターン生成部40は、サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、所定のルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成する。
そして、パラメータ番号を付すための所定のルールには、パラメータ番号を渦巻き状に並べる方法、パラメータ番号をピラミッド状に並べる方法、パラメータ番号をコーン状に並べる方法などが含まれる。
また、ディザパターン生成部40が生成するディザパターンは、所定の階調を表現するディザパラメータを有している。
図3は、この発明による画像形成方法の一実施形態を示すフローチャートであり、この画像形成方法は、UI(図1、図2参照)で、網点の線数および角度を入力する工程(ステップS1)と、出力装置の解像度と、UIで設定した線数、角度から、元になる網点(ディザマトリックス(サブディザ行列))のサイズ、形状を決める工程(ステップS2)と、元になる網点(ディザマトリックス(サブディザ行列))で表現可能な階調数Nを求める工程(ステップS3)とを有している。
また、この画像形成方法は、元になる網点(ディザマトリックス(サブディザ行列))で表現可能な階調数Nが0≦N≦64であるか否かを判定する工程(ステップS4)と、元になる網点(ディザマトリックス(サブディザ行列))で表現可能な階調数Nが64<N≦128であるか否かを判定する工程(ステップS5)とを有している。
また、この画像形成方法は、元になる網点(ディザマトリックス(サブディザ行列))で表現可能な階調数Nが0≦N≦64であるとき(ステップS4のYes)、元のマトリックス(サブディザ行列)を2×2個つなぎ、階調数を4倍に増やす閾値の配置を行う工程(ステップS6)を有している。
また、この画像形成方法は、元になる網点(ディザマトリックス(サブディザ行列))で表現可能な階調数Nが64<N≦128であるとき(ステップS5のYes)、元のマトリックス(サブディザ行列)を2×2個つなぎ、階調数を2倍に増やす閾値の配置を行う工程(ステップS7)を有している。
さらに、この画像形成方法は、元になる網点(ディザマトリックス(サブディザ行列))で表現可能な階調数Nが128を越えるとき(ステップS5のNo)、元のマトリックス(サブディザ行列)のサイズのままで閾値の配置を行う工程(ステップS8)を有している。
以下に、この発明による画像形成方法について、さらに詳細に説明する。ここでは、原画像データ(原画像の各画素データ)は、全て8ビット;256階調(0〜255)のデータであるものと仮定する(白;0、黒;255)。また、網点の角度は0度とする。
この画像形成方法では、出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(サブディザ行列)のサイズおよび形状を設定する。
例えば、出力解像度;300DPI、線数;100LPI、網点の角度;0度と定義すると、サブディザ行列のサイズは、(出力解像度/線数)=(300/100)から、L×L=3×3画素となる(図4参照)。
つぎに、サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)のときは、サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成する。ここで、サブディザ行列を配列する個数mとnは、互いに等しい値(m=n)に設定可能である。
例えば、図4のサブディザ行列の場合、再現可能階調数Nは、(出力解像度/線数)+1=(300/100)+1から、10階調(N=10)である。原画像データを構成している階調数Pは256(P=256)であり、m,nを共に2とすると、(1/4)P=64であるから、N≦(1/mn)Pの条件を満たす。この条件を満たすm,nは、2以外にもある。
そこで、例えば、図4のサブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成する(図8参照)。
つぎに、各サブディザ行列の中心(Lが奇数のとき)または中心に最も近いマス目の1つ(Lが偶数のとき)から順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、(L×m)×(L×n)画素からなる1つのディザパターンを生成する。ここで、パラメータ番号を付すための所定のルールには、パラメータ番号を渦巻き状に並べる方法、パラメータ番号をピラミッド状に並べる方法、パラメータ番号をコーン状に並べる方法などが含まれる。また、ディザパターンは、所定の階調を表現するディザパラメータを有している。
例えば、図8のディザ行列の場合、各サブディザ行列の中心から順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、パラメータ番号(連番)を渦巻き状に並べて付す(図8(a)参照)。そして、8ビット;256階調(0〜255)の原画像データ2値化表現するため、図8(a)のパラメータ(数値)を、255/(6×6+1)倍した数値を、ディザパラメータ(閾値)として配置する(図8(b)参照)。これにより、6×6画素からなる1つのディザパターンを生成する。
そして、このディザパターンを用いてディザ処理を行うことで、画像を形成する。
これにより、元のL×L画素のサブディザ行列1つでディザ処理する場合と比較して、(1)m×n倍の階調を表現でき、かつ、(2)網点中心間の距離を同レベルに維持することにより、輪郭やエッジ等の劣化を抑え、再現性を維持することができる。
また、この画像形成方法では、サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)のときは、サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成する。
例えば、出力解像度;900DPI、線数;112LPI、網点の角度;0度と定義すると、サブディザ行列のサイズは、(出力解像度/線数)=(900/112)から、L×L=8×8画素となる(図9(a)の太線で囲った64マスの領域参照)。
この場合、再現可能階調数Nは、(出力解像度/線数)+1=(900/112)+1から、65階調(N=65)である。原画像データを構成している階調数Pは256(P=256)であり、m,nは共に2であり(1/4)P=64であるから、(1/mn)P<N≦(1/2)Pの条件を満たす。
そこで、例えば、図9(a)のサブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成する(図9(a)の全体領域参照)。
つぎに、各サブディザ行列の中心(Lが奇数のとき)または中心に最も近いマス目の1つ(Lが偶数のとき)から順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、所定のルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成する。
例えば、図9(a)の全体領域で示すディザ行列の場合、各サブディザ行列の中心から順番に、かつ、襷掛け状に隣接する左上と右下の2個のサブディザ行列と、左下と右上の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号(連番)を、交互に、渦巻き状に並べて付す(図9(a)の全体領域参照)。
この場合、パラメータ番号(連番)の最後の数値は128となる。このディザ行列の場合、縦横16マスずつで合計16×16=256マスあるため、図9(b)に示すように、各サブディザ行列に独立にパラメータ番号(連番)を付していくと、最後の数値は256となり、8ビット;256階調(0〜255)を越えてしまう。そこで、図9(a)に付したパラメータ(数値)を、そのまま、ディザパラメータ(閾値)として用いる。これにより、16×16画素からなる1つのディザパターンを生成する。
そして、このディザパターンを用いてディザ処理を行うことで、画像を形成する。
これにより、元のL×L画素のサブディザ行列1つでディザ処理する場合と比較して、(1)2倍の階調を表現でき、かつ、(2)網点中心間の距離を同レベルに維持することにより、輪郭やエッジ等の劣化を抑え、再現性を維持することができる。
さらに、この画像形成方法では、サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)ときは、サブディザ行列の中心(Lが奇数のとき)または中心に最も近いマス目の1つ(Lが偶数のとき)から順番に、所定のルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成する。
そして、このディザパターンを用いてディザ処理を行うことで、画像を形成する。
上記のmとnが共に2の場合、この画像形成方法では、サブディザ行列で表現可能な階調数Nと、原画像データを構成している階調数Pとの兼ね合いにより、3通りのディザ処理を使い分けることができる。
すなわち、(a)サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)のときは、サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、所定のルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成する。
また、(b)サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)のときは、サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、所定のルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成する。
さらに、(c)サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)ときは、サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、所定のルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成する。
そして、これらの(a)、(b)または(c)で生成したディザパターンを用いてディザ処理を行う。
これにより、ユーザがディザ処理のアルゴリズムを詳しく理解していなくても、出力解像度と網点の線数および角度を設定することにより、いつでも充分な画質をもつ所望の2値化処理結果を得ることができる。
濃度値;80の灰色ベタ画像を原画像として、図8(b)のディザ行列(37階調ディザ、中心間距離;3画素)を用いてディザ処理(網点2値化処理)を行なった結果を図12に示す。
図11と図12では、黒画素の総数(ハッチングのあるマスの数)が同じである。しかし、図11は、図12と比べて、1点鎖線で示す線数が1/2、すなわち網点の中心間距離が2倍である。一方、図12は、図10と同じ線数で、すなわち網点が同じ中心間距離で表現されていることが分かる。
図13は、濃度値180、太さ2画素の黒線と、濃度値25、太さ1画素のグレー線とが、交互に並んだ原画像の一例を示す。図14は、図13の原画像に対して、図4(b)のサブディザ行列を用いてディザ処理を行なった結果を示す。図15は、図13の原画像に対して、図7(b)のディザマトリックスを用いてディザ処理を行なった結果を示す。図16は、図13の原画像に対して、図8(b)のディザマトリックスを用いてディザ処理を行なった結果を示す。
図12または図16から、この発明による図8(b)や図9(a)のディザ行列を使用すると、階調数が多く、かつ、原画像の輪郭やエッジ部等の形状の再現性が良い印刷結果を得ることができることが分かる。
なお、上記の説明では、サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)のとき、サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成する、とした。しかし、この条件(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)に代えて、L≦7(但し個数m,nは、L×L×m×n≦256となる組合せのmとnであること)を条件とすることもできる。L≧8の場合は、65階調以上有り、4倍すると0〜255の階調を越えてしまう(図9(b)参照)からである。
また、上記の説明では、サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)のとき、サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成する、とした。しかし、この条件((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)に代えて、8≦L≦11を条件とすることもできる。L≧12の場合は、145階調あり、2倍すると0〜255の階調を越えてしまうからである。
図17〜図22は、網点の角度が45度の場合を示す例である。
図17は、106線45度のサンプル(階調数を4倍にする例)について、元になるディザマトリックス(サブディザ行列)(9階調)を示す。
図18は、図17のサブディザ行列を4個結合したディザマトリックス(33階調)を示す。
図19(a)は、図18のディザマトリックスにおいて、各サブディザ行列の中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互にパラメータ番号を付した状態を示す。
図19(b)は、 図19(a)のパラメータ番号を、256階調で表現するディザパラメータに変換・設定した状態を示す。
図20は、37線45度のサンプル(階調数を2倍にする例)について、元になるディザマトリックス(サブディザ行列)(73階調)を示す。
図21は、図20のサブディザ行列を4個結合したディザマトリックスを示す。
図22(a)は、図21ののディザマトリックスにおいて、各サブディザ行列の中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、左右のサブディザ行列と、上下のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を交互に付した状態を示す。すなわち、パラメータの最大値を、元になるサブディザ行列のマス目(72)の2倍(144)とした場合の閾値の設定例を示す。
図22(b)は、図22(a)のパラメータ番号を、256階調で表現するディザパラメータに変換・設定した状態を示す。すなわち、パラメータの最大値を、原画像の階調数(256)とした場合の閾値の設定例を示す。
これら網点の角度が45度の場合については、角度を除けば、網点の角度を0度として上記に詳しく説明した内容と同様に説明されるものであり、角度以外は説明が重複することが明らかであるので、詳細な説明を省略する。角度0度の場合の説明を参照されたい。
この発明による画像形成システムの一実施形態を示す概略的ブロック図である。 図1のUI(ユーザインタフェース)の一例を示す概略図である。 この発明による画像形成方法の一実施形態を示すフローチャートである。 角度0度の場合の元になるディザマトリックス(サブディザ行列)の一例を示し、(a)パラメータ番号を付した状態の説明図と、(b)256階調で表現するディザパラメータを設定した状態の説明図である。 図4(b)のディザパターンで面積階調を説明するための説明図である。 ディザ処理の方法を示す説明図である。 図4のサブディザ行列を横、縦それぞれ2倍にしたサイズのディザ行列を示し、(a)パラメータ番号を付した状態の説明図と、(b)256階調で表現するディザパラメータを設定した状態の説明図である。 図4のサブディザ行列を横、縦にそれぞれ2個ずつ配列したディザ行列を示し、(a)各サブディザ行列の中心から順番に、かつ、サブディザ行列間で交互にパラメータ番号を付した状態の説明図と、(b)256階調で表現するディザパラメータを設定した状態の説明図である。 角度0度の場合の元になるディザマトリックス(サブディザ行列)の他の例を、横、縦にそれぞれ2個ずつ配列したディザ行列を示し、(a)各サブディザ行列の中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する左上と右下のサブディザ行列と、同様に襷掛け状に隣接する左下と右上のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を交互に付した状態の説明図と、(b)各サブディザ行列の中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互にパラメータ番号(一部省略)を付した状態の説明図である。 濃度値80の灰色ベタ画像を原画像として、図4(b)のサブディザ行列を用いてディザ処理を行なった結果を示す説明図である。 濃度値80の灰色ベタ画像を原画像として、図7(b)のディザマトリックスを用いてディザ処理を行なった結果を示す説明図である。 濃度値80の灰色ベタ画像を原画像として、図8(b)のディザマトリックスを用いてディザ処理を行なった結果を示す説明図である。 濃度値180、太さ2画素の黒線と、濃度値25、太さ1画素のグレー線とが、交互に並んだ原画像の一例を示す説明図である。 図13の原画像に対して、図4(b)のサブディザ行列を用いてディザ処理を行なった結果を示す説明図である。 図13の原画像に対して、図7(b)のディザマトリックスを用いてディザ処理を行なった結果を示す説明図である。 図13の原画像に対して、図8(b)のディザマトリックスを用いてディザ処理を行なった結果を示す説明図である。 角度45度の場合の元になるディザマトリックス(サブディザ行列)の一例を示す説明図である。 図17のサブディザ行列を4個結合したディザマトリックスを示す説明図である。 図18のディザマトリックスにおいて、(a)各サブディザ行列の中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互にパラメータ番号を付した状態の説明図と、(b)256階調で表現するディザパラメータを設定した状態の説明図である。 角度45度の場合の元になるディザマトリックス(サブディザ行列)の他の例を示す説明図である。 図20のサブディザ行列を4個結合したディザマトリックスを示す説明図である。 図21のディザマトリックスにおいて、(a)各サブディザ行列の中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する左右のサブディザ行列と、同様に襷掛け状に隣接する上下のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を交互に付した状態の説明図と、(b)256階調で表現するディザパラメータを設定した状態の説明図である。
符号の説明
1 画像形成システム
10 UI(ユーザインタフェース)
20 ディザマトリックス自動生成部
30 階調数比較部(階調数比較手段)
40 ディザパターン生成部(ディザパターン生成手段)

Claims (14)

  1. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、
    出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、
    前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)のとき、前記サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成し、
    前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、(L×m)×(L×n)画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記サブディザ行列を配列する個数mとnは、互いに等しい値(m=n)に設定可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、
    前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成方法。
  4. 前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、
    前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、
    前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成方法。
  5. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、
    出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、
    前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、
    前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、予め決められたルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    前記ディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  6. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、
    出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、
    (a)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、
    前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    (b)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、
    前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    (c)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、
    前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、
    前記(a)、(b)または(c)で生成したディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  7. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成方法において、
    出力解像度と網点の線数および角度から、元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)のサイズおよび形状を設定し、
    (a)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、
    前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    (b)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)のとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、
    前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    (c)前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、
    前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、
    前記(a)、(b)及び(c)のうちいずれか2つの条件を判定し、前記判定した結果に基づいて生成したディザパターンを用いてディザ処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  8. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、
    出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、
    前記階調数比較手段による比較に基づいて、前記サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、前記ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  9. 前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mn以下(N≦(1/mn)P;但しm,nは2以上の自然数)であるとき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列をm個×n個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、(L×m)×(L×n)画素からなる1つのディザパターンを生成することを特徴とする請求項記載の画像形成システム。
  10. 前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)であるとき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成することを特徴とする請求項または請求項記載の画像形成システム。
  11. 前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項記載の画像形成システム。
  12. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、
    出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、
    前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/mnを越え1/2以下((1/mn)P<N≦(1/2)P;但しm,nは共に2)であるとき、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、予め決められたルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  13. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、
    出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、
    前記階調数比較手段による比較に基づいて、前記サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、前記ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、を備え、
    (a)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)であるとき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、また、
    (b)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)であるとき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、さらに、
    (c)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  14. 原画像データの階調を、ディザマトリックス内のパラメータを閾値として2値化する画像形成システムにおいて、
    出力解像度と網点の線数および角度からサイズおよび形状が設定される元になるL×L(但しLは2以上の自然数)画素のディザマトリックス(以下、「サブディザ行列」と称す。)で表現可能な階調数Nと、前記原画像データを構成している階調数Pとを比較する階調数比較手段と、
    前記階調数比較手段による比較に基づいて、前記サブディザ行列を複数個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、予め決められたルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、前記ディザ行列の大きさに相当する画素からなる1つのディザパターンを生成するディザパターン生成手段と、を備え、
    (a)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4以下(N≦(1/4)P)であるとき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、サブディザ行列間で交互に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    (b)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/4を越え1/2以下((1/4)P<N≦(1/2)P)であるとき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列を2個×2個配列する大きさのディザ行列を形成し、前記各サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、かつ、襷掛け状に隣接する一方の2個のサブディザ行列と、他方の2個のサブディザ行列とで、各々共通のパラメータ番号を、交互に、前記ルールに従って付すことにより、2L×2L画素からなる1つのディザパターンを生成し、
    (c)前記階調数比較手段が比較した前記サブディザ行列で表現可能な階調数Nが、前記原画像データを構成している階調数Pの1/2を越える((1/2)P<N)とき、
    前記ディザパターン生成手段は、前記サブディザ行列の中心または中心に最も近いマス目の1つから順番に、前記ルールに従ってパラメータ番号を付すことにより、L×L画素からなるディザパターンを生成し、
    前記(a)、(b)及び(c)のうちのいずれか2つの条件を判定することを特徴とする画像形成システム。
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