JP6767607B2 - 取付部品 - Google Patents

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Description

本件は、取付部品に関するものである。
被取付部材に設けられたほほ矩形状の取付孔へ、断面ほぼ矩形状の取付部品を挿入配置する部品取付部構造が存在している(例えば、特許文献1参照)。
このような部品取付部構造では、取付孔に対する取付部品の逆組み(正しい部品の向き違いでの組付け)を防止できるようにしておく必要がある。
特開2010−102927号公報
上記特許文献1に記載された部品取付部構造では、取付孔に対して取付けられる可能性がある複数種類の取付部品に対し、その一側面に、全く同じ形状および大きさをした2つのリブをそれぞれ一体に設けておき、取付孔には、その縁部に、一方のリブにのみ合う一つの凹部を形成しておくようにしている。そして、当該取付孔に取付ける取付部品については、他方のリブを切除して、凹部に合う一方のリブのみを残すことで、当該取付孔に合う取付部品となるように後加工できるようにしている。これにより、後加工されていない他の部品がその取付孔に誤組付けされるのを防止するようにしていた。
しかし、この誤組付けの防止構造は、後加工でリブを切除するのに手間が掛っていた。
そこで、本件は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本件は、
車両の車室内に設けられ、矩形状の角部に第1切欠と第2切欠を有する取付孔が形成された被取付部材に取付けられる取付部品であって、
前記取付部品の一側面における一端に設けられて、前記取付孔に対する前記取付部品の挿入方向へ延びて、前記第1切欠に挿入される第1リブと、
前記一側面における他端に設けられて、前記取付孔に対する前記取付部品の前記挿入方向へ延びて、前記第2切欠に挿入される第2リブと、
前記第1リブと前記第2リブの間で前記一側面から突出し、前記被取付部材に係合する第1係止爪部と、
前記取付部品において前記一側面とは反対側の他側面から突出し、前記被取付部材に係合する第2係止爪部と、を備え、
前記第1リブおよび前記第2リブは、前記取付孔の外側で端部間が連結部によって互いに連結され、
前記一側面に隣接する隣接側面と直交する直交方向から前記取付部品を見たときに、前記第1係止爪部の少なくとも一部が前記第1リブ又は前記第2リブの一方に隠れ、且つ、前記第2係止爪部を視認可能であることを特徴とする。
本実施の形態の実施例にかかる部品取付部構造を、取付部品の長辺側から見た側面図である。 図1の取付部品を短辺側から見た側面図である。 図1の取付部品を斜め下側から見た斜視図である。 図1の取付部品を、スイッチノブを取り外した状態で斜め上側から見た斜視図である。 図1の取付部品の水平断面図である。 図5を逆組みした状態を示す水平断面図である。 逆組防止用リブおよび係止爪部の周辺の部分拡大縦断面図である。 取付部品を被取付部材に挿入する状態を示す図である。 取付部品の他の実施例を示す図である。 取付部品の他の実施例を示す図である。 取付部品の他の実施例を示す図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図11は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
図1〜図5(主に、図1参照)に示すように、被取付部材1に設けられた矩形状の取付孔2へ、断面ほぼ矩形状の取付部品3を挿入配置することで部品取付部構造を構成する。なお、図1は、図5のA−A線から見た図である。
この実施例の場合、取付部品3は、取付孔2内に設置される部分が、全体として取付孔2と相似形の矩形状であって、取付孔2よりもわずかに小さい断面となっている。
上記に対し、この実施例では、以下のような構成を備えるようにしている。
図5に示すように、取付孔2と取付部品3との間に逆組防止部11が設けられる。
逆組防止部11は、取付部品3の外面に設けられて、取付孔2に対する取付部品3の挿入方向12(図1)へ延びる逆組防止用リブ13と、取付孔2の縁部に部分的に設けられて逆組防止用リブ13を収容可能な切欠部14とを有する。
ここで、取付部品3の外面とは、取付部品3の取付孔2に設置される部分における外側の面のことである。断面ほぼ矩形状の取付部品3の外面は、4つの側面15〜18で構成されており、逆組防止用リブ13は、そのうちの一つに設けることができる。この実施例では、長方形断面を有する取付部品3の上記部分における一つの短辺である一側面15に逆組防止用リブ13を設けている。
逆組防止用リブ13は、図6に示すように、逆組付け(正しい部品の向き違いでの組付け)を防止するためのリブのことであり、取付部品3の一側面15の両端で当該一側面15から突出している。取付部品3の一側面15の一端に位置する逆組防止用リブ13(第1リブ)の外側の面は、一側面15に隣接する側面16(隣接側面)と面一となっており、取付部品3の一側面15の他端に位置する逆組防止用リブ13(第2リブ)の外側の面は、一側面15に隣接する側面17(隣接側面)と面一となっている。
なお、本実施形態において、取付部品3が車両の車体側パネル61(後述)に装着された状態において、側面16が上面となり、側面17が下面となる。側面15が車両進行方向に対して、左側を向く面(一側面)であり、側面18が車両進行方向に対して右側を向く面となる。なお、以下において、側面18を、一側面15の反対側に位置する他側面18ともいい、側面16と側面17を一側面15と隣接する隣接側面ともいう。
そして、この一対の逆組防止用リブ13は、取付孔2の外側で端部間が連結部19によって互いに連結される(図2)。
ここで、取付孔2と取付部品3との間の「間」は、両者の関係性を示す用語として用いている。よって、逆組防止部11が設けられる「間」は、取付孔2と取付部品3との間にできる空間にのみ限るものではない。
また、挿入方向12とは、取付孔2とほぼ面直な方向である。
切欠部14は、被取付部材1の取付孔2に形成された切欠きであり、逆組防止用リブ13を収容する。切欠部14は、逆組防止用リブ13と相似形であって、且つ、逆組防止用リブ13よりもわずかに大きく形成される。この切欠部14は、逆組防止用リブ13と対応する位置に配置される。具体的には、切欠部14は、矩形の取付孔2において、取付部品3の一側面15と対向する一辺の両端に配置される(第1切欠、第2切欠)。
逆組防止用リブ13は、取付部品3の取付孔2に設置される部分に対し、挿入方向12に沿って連続的に延びるように設けられる。
連結部19は、一対の逆組防止用リブ13の手前側の端部間または手前側の端部近傍間を連結して一体化するものとされる。
逆組防止用リブ13が一側面15から突出する高さは、取付孔2と取付部品3とのクリアランス21よりも長く突出するのが好ましい(逆組防止用リブ13の高さ>取付孔2と取付部品3とのクリアランス21)。
ここで、クリアランス21は、部品間の組付部などに対して一般的に設けられる誤差吸収用の隙間などのことである。この実施例では、取付孔2と取付部品3との間のクリアランス21は、概ね0.2mm〜0.3mm程度に設定されている。よって、逆組防止用リブ13の高さ(突出量15H)は、0.2mm〜0.3mm程度よりも長いものとされ、本実施形態では1.5mmである。但し、クリアランス21の大きさは、上記に限るものではない。
図3に示すように、連結部19は、取付部品3の側面15〜18に形成されたフランジ部31とするのが好ましい。
逆組防止用リブ13は、フランジ部31の張出量32(図3)と同じかそれよりも短く突出するようにするのが好ましい(フランジ部31の張出量32≧逆組防止用リブ13の高さ)。
ここで、連結部19は、フランジ部31とは別に設けることができるが、フランジ部31を連結部19として利用するのが好ましい。
フランジ部31は、取付孔2に対して取付部品3を、挿入方向12の手前側から係止保持させるための張出部分(取付座面)であり、取付部品3に対して一体に形成される。フランジ部31は、取付孔2よりも一回り程度大きなものとされる。フランジ部31は、取付部品3の外周部に対し、全周に亘って連続的に設けられるのが好ましい。
フランジ部31の張出量32は、取付部品3の側面15〜18の位置によって異ならせてもよい。この場合のフランジ部31の張出量32は、逆組防止用リブ13が設けられる一側面15での張出量32を基準とする。
この実施例では、一側面15のフランジ部31の取付部品3の外周部からの張出量32は、概ね2mm〜3mm程度に設定されている。よって、逆組防止用リブ13の高さ(突出量15H)は、フランジ部31の張出量32よりも短いものとされる。但し、フランジ部31の張出量32は、上記に限るものではない。
図5に示すように、取付部品3における、逆組防止用リブ13を設けた一側面15とは反対側に位置する他側面18の少なくとも1つのコーナー部に、面取部41が形成されるのが好ましい。この実施例では、他側面18は、ほぼ長方形断面を有する取付部品3の短辺のうち、一側面15を除く残りの一つとされている。
面取部41は、コーナー部を斜めに削ぎ取った形状のことである。面取部41を設けるコーナー部は、1つでも2つでもよい。この実施例では、側面18と側面16がなすコーナー部と、側面18と側面17がなすコーナー部とに、それぞれ面取部41が形成されている。面取部41は、いわゆるC面(45°の切欠部)やその他の角度の切欠部などとすることができる。
一方、被取付部材1の取付孔2において、取付孔2の面取部41を受ける角部には、面取部41と平行な傾斜縁部42を有するのが好ましい。
傾斜縁部42は、取付部品3の面取部41に応じて設けられた斜めの部分である。傾斜縁部42は面取部41に対して、クリアランス21を有して平行に形成される。面取部41と傾斜縁部42とによって、補助的な逆組防止部が形成される。
取付部品3の一側面15において、一対の逆組防止用リブ13間の位置(図1および図3)に、被取付部材1に対する係止爪部51(第1係止爪部)が設けられる。また、一側面15の反対側に位置する他側面18において、2つの面取部41の間の位置(図1)にも、被取付部材1に対する係止爪部51(第2係止爪部)が設けられる。
ここで、係止爪部51は、取付孔2の縁部に対して、取付部品3を挿入方向12の奥側から係止させるものであり、取付部品3に一体に形成される。係止爪部51は、取付部品3の一側面15にU字状の切込部55を設けることで切込部55の内側に形成された弾性爪とすることができる。この係止爪部51は、奥側に向って側面15,18からの高さが低くなる導入テーパ部56を有し、手前側に取付孔2の縁部に係止可能な係止面部57を有する側面視ほぼ三角形状のものとされる。係止爪部51は、取付部品3の一側面15と他側面18の(幅方向および挿入方向12の)同じ位置に同じ形状で設けられる。取付部品3は、取付孔2へ挿入することで、フランジ部31と係止爪部51とによって、被取付部材1を挟着するように係止固定される。
本実施例において、図1に示すように、一側面15に形成された係止爪部51の突出量51Hは、逆組防止用リブ13の突出量15Hよりも小さくなっており、図1のように、隣接側面16と直交する方向(直交方向)、すなわち上方(図2参照)から見たときに、一側面15の係止爪部51が逆組防止用リブ13に完全に隠れるようになっている。したがって、取付部品3を上方から見たときに、他側面18に設けられた係止爪部51の全長を視認できる一方、一側面15に形成された係止爪部51が見えない状態になる。これにより、図1に示すように、取付部品3を上方から見たときに、中心線Cに対し取付部品3が全体として非対称形状に見えるようになる。
なお、図9の他の実施例に示すように、係止爪部51は、その少なくとも一部が逆組防止用リブ13に隠れるようになっていればよく、好ましくは、係止爪部51の突出量51Hの半分以上が逆組防止用リブ13で隠れていればよい。これにより、取付部品3を上方から見たときに非対称性が確保される。
図1に示すように、被取付部材1は、車体側パネル61とすることができる。取付部品3はスイッチ部品62とすることができる。
ここで、車体側パネル61は、車両の車室60内に設けられる各種の内装パネルのことである。このような内装パネルには、例えば、車室60の前部に設けられるインストルメントパネルや、運転席と助手席との間に設けられるセンターコンソールや、ドアパネルなどがある。また、車体側パネル61は、このような内装パネルに取付けられるサブパネルや化粧パネル(フィニッシャ)であってもよい。これらの車体側パネル61には、取付部品3を挿入配置するための凹穴65(図1)が形成され、この凹穴65の奥部に取付孔2が形成される。この凹穴65は、後述するスイッチノブ67の表示面67a(挿入方向12と直交する面であって、車室60内に露出する面)と相似形である。
スイッチ部品62は、車室60内に設けられる各種のスイッチを構成する部品のことである。スイッチ部品62には、例えば、ハザードランプの点灯・消灯を操作するためのハザードスイッチや、エアコンやオーデイオのスイッチや、車両の機能をコントロールするためのスイッチなど各種のものが存在している。
スイッチ部品62は、主に、スイッチユニット66(固定部)と、スイッチノブ67(可動部)とで構成されている。スイッチユニット66は、スイッチケース68やターミナル部69などを有している。スイッチケース68は、ほぼ角筒状をしており、挿入方向12の中間部にフランジ部31を有している。ターミナル部69は、ハーネスを接続するためのもので、スイッチケース68の奥側の端部に取付けられており、挿入方向12に沿ってスイッチケース68から突出している。ターミナル部69は、一側面15と他側面18との間の幅方向において、他側面18寄りに配置されている。これにより、スイッチユニット66を上方から見たときの非対称性が確保される。
スイッチノブ67は、キャップ状とされている。そして、スイッチノブ67は、車体側パネル61の凹穴65内で、スイッチケース68のフランジ部31よりも手前側の部分を覆うように取付けられることで、挿入方向12への押込み操作が可能となっている。
そして、逆組防止用リブ13や面取部41は、スイッチユニット66のスイッチケース68におけるフランジ部31よりも奥側の部分に設けられている。この際、スイッチケース68の中間部に設けられたフランジ部31が、逆組防止用リブ13の連結部19とされることで、スイッチ部品62の取付孔2に保持される部分(スイッチケース68)の剛性が高められるようにしている。車体側パネル61の凹穴65(図1)にスイッチ部品62を収容設置することで、車体側パネル61の表面からはスイッチノブ67のみが外部へ露出された状態になる。
図1に示すように、スイッチノブ67の表示面67aは、上辺が長く、底辺が短い台形形状となっており、下方から上方に向って、挿入方向12に僅かに傾斜するようになっている。ただし、スイッチノブ67の表示面67aの形状は、特に限定されない。また、図10の他の実施例に示すように、上方から下方に向って、挿入方向12に傾斜するようにしてもよいし、挿入方向12と直交する面としてもよい。
また、図5に示すように、スイッチケース68の内部には、LEDなどの光源71と、タクトスイッチなどのスイッチ接点部72とを有する基板73が設置されている。また、スイッチケース68の内部には、スイッチノブ67の押圧操作によってスイッチ接点部72のオンオフを操作するスライド部材74が配設されている。スイッチノブ67の表示面67aには、光源71からの光によって透過照明が可能な表示部75を有している。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
被取付部材1に設けられたほぼ矩形状の取付孔2へ、断面ほぼ矩形状の取付部品3を挿入配置することで部品取付部構造が形成される。取付部品3は、フランジ部31と係止爪部51によって取付孔2の縁部に係止保持される。
この種の取付部品として、例えば、特開2003−173726号公報のようなものが知られている。この公報に記載されたスイッチモジュールでは、取付部品の一方の周壁に2本のリブを形成し、当該一方の周壁と対向する周壁に3本のリブを形成して、操作パネル(被取付部材)の取付孔にそれぞれのガイド溝を形成している。そして、リブが設けられていない他の周壁に係止片を設けている。このスイッチモジュールでは、リブの本数で組付方向を判断することになるため、一見しただけでは組付方向の正誤を判断するのが難しいという課題があった。すなわち、手作業でこのスイッチモジュールを組付ける場合には、作業者は、一旦スイッチモジュールを手にとった後で、リブの本数を数えて(認識して)組付方向を確認するという確認作業が必要であった。よって、逆組みを防止しつつ、組付方向の正誤を判断しやすい取付部品が望まれている。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
取付孔2と取付部品3との間に逆組防止部11を設けた。これにより、取付孔2に対する取付部品3の逆組み(正しい部品の向き違いでの組付け)を防止できる。
この際、逆組防止部11を、逆組防止用リブ13と切欠部14とで構成した。これにより、逆組防止部11を簡単な構成にすると共に、取付孔2へ取付部品3を挿入する時に、切欠部14が逆組防止用リブ13を案内することで逆組防止部11に取付部品3のガイド機能を持たせることができる。そのため、被取付部材1に対する取付部品3の組付時に、図2に矢印で示すような取付部品3の傾きなどを抑制できる。よって、取付部品3(のスイッチノブ67)と被取付部材1や周辺部品との接触を防止することが可能になる。
ここで、図1に示す実施例では、スイッチノブ67の表示面67aが台形となっている。このため、この台形が逆組防止機能を果たすことも可能である。すなわち、スイッチノブ67の上下を逆転した逆組付けをした場合に、スイッチノブ67が車体側パネル61に接触するため、これにより逆組防止を図ることも可能である。しかし、この場合には、車室60内に露出する車体側パネル61を傷付けることになるため、逆組付けが車体側パネル61の外観不良を引き起こしてしまう。そこで、スイッチノブ67が車体側パネル61に接触する前に、逆組付けを防止する必要がある。本実施例では、図8に示すように、挿入方向12において、車体側パネル61の凹穴65の深さ65Lよりも、逆組防止用リブ13の延在長さ13Lを長くした。これにより、図8とは異なる向きに誤組付けをした場合には、スイッチノブ67よりも先に逆組防止用リブ13が車体側パネル61に当接する。
逆組防止用リブ13を、取付部品3の一側面15の両端位置に設けた。これにより、一側面15の内側に、(係止爪部51などを設けるための)所要のスペースを確保することができる。
そして、本実施例では、スイッチ部品62の側面16(一側面15と隣接する隣接側面)と直交する方向から見たときに、一側面15に設けられた係止爪部51(第1係止爪部)の全体が逆組防止用リブ13で隠れる一方、他側面18に設けられた係止爪部51(第2係止爪部)の全体(挿入方向12の全長)を視認可能となっている。これにより、スイッチ部品62(取付部品3)を上方から見たときの非対称性が確保され、作業者がスイッチ部品62を手にとって車体側パネル61に組付ける際に、挿入方向12の正誤を目視で容易に判別できる。すなわち、本実施例の逆組防止用リブ13は、誤組付けする作業そのものを抑制する機能も果たす。なお、スイッチ部品62の隣接側面16と直交する方向から見たときに、一側面15に設けられた係止爪部51の少なくとも一部、好ましくは、係止爪部51の突出量51Hの半分以上が逆組防止用リブ13で隠されていれば、非対称性を確保できる。
また、本実施例では、他側面18と、側面16,17とのなすコーナー部に面取部41を形成する一方、逆組防止用リブ13と側面16,17とのなす角には面取部41を設けない直角の角部とすることで、スイッチユニット66を上方から見たときに(誤って上下を逆にしたときの上から見たときも含む)非対称性が確保されている。
さらに、本実施例では、ターミナル部69が、一側面15と他側面18との間の幅方向において、ターミナル部69の中心が他側面18寄りに配置されている。この点においても、スイッチユニット66を上方から見たときに非対称性が確保されている。このように、スイッチユニット66において複数の箇所で外観上の非対称性が確保されることで、作業者がスイッチ部品62を手にとって車体側パネル61に組付ける際に、挿入方向12の正誤を目視でより容易に判別できることとなる。上記の構成は、図10又は図11に示すように、上方から表示面67aを全く視認できないスイッチノブ67を装着した場合に、顕著な効果を得ることができる。
逆組防止用リブ13を、取付部品3の一側面15の両端位置にて隣接する側面16,17(隣接側面)と面一な状態で外方へ延びる一対の突条部とした。これにより、取付部品3を片側に延長するだけで逆組防止用リブ13と取付孔2とのラップ量a(図5)を拡大できる。よって、取付部品3や取付孔2の形状を大きく変更せずに、単純な形状の逆組防止部11や切欠部14を追加するだけで確実に逆組みができないように規制できる。また、逆組防止用リブ13や切欠部14は、一側面15と隣接する側面16,17(隣接側面)に影響を与えない形状となっているので、取付部品3や取付孔2を一側面15の面方向に対して小型化する(即ち、短辺をより短くする)ことも可能になる。
一対の逆組防止用リブ13の端部間を連結部19で連結した。これにより、取付部品3の剛性を向上できる。そのため、図1に矢印で示すような、スイッチノブ67の端押しなどに対する剛性を確保できる。特に、図7の部分拡大縦断面図に示すように、取付孔2に対する取付部品3の取付座面となるフランジ部31を一対の逆組防止用リブ13の連結部19とすることにより、スイッチノブ67の端押しなどに対する剛性をより高めることができる。
図5に示すように、一対の逆組防止用リブ13は、取付孔2と取付部品3とのクリアランス21よりも長く突出するようにしてもよい。これにより、取付部品3を取付孔2に逆組付けした時の取付孔2と取付部品3(の逆組防止用リブ13)とのラップ量aを大きく確保することができる。よって、無理やり逆組付けが行われるような不具合をなくすことができる。
図3に示すように、一対の逆組防止用リブ13は、取付部品3の側面15〜18に設けたフランジ部31の張出量32と同じかそれよりも短く突出するようにしてもよい。これにより、取付部品3(のスイッチユニット66)の大きさの範囲内で、一対の逆組防止用リブ13を最大限の長さにすることができる。よって、取付部品3の小型化を図りつつ一対の逆組防止用リブ13をより大きく形成して逆組付けを有効に防止することができる。
取付部品3の他側面18の少なくとも1つのコーナー部に面取部41を形成し、取付孔2の面取部41を受ける角部に面取部41と平行な傾斜縁部42を設けてもよい。これにより、取付孔2に傾斜縁部42を設けた分だけ取付部品3を取付孔2に逆組付けしようとした時の取付孔2(の傾斜縁部42)と取付部品3(の逆組防止用リブ13)とのラップ量b(図6)をより大きく確保することができる(ラップ量b>ラップ量a)。よって、取付孔2に無理やり取付部品3の逆組付けが行われる不具合をほぼ完全になくすことができる。
取付部品3の一側面15の一対の突条部間の位置(図3)と、他側面18に設けた面取部41の側部の位置(図1)に係止爪部51を設けた。これにより、取付部品3の一側面15および他側面18における突条部や面取部41などで剛性が高められている部位の内側に、係止爪部51を設けることができる。そのため、係止爪部51の掛りが良くなり、取付孔2から取付部品3が脱落または離脱し難くできる(または、係止爪部51の離脱に必要な力(離脱力)を大きくすることができる)。
被取付部材1を車体側パネル61とし、取付部品3をスイッチ部品62としてもよい。これにより、車体側パネル61に対してスイッチ部品62を、逆組みができないように設置することができる。
1 被取付部材
2 取付孔
3 取付部品
11 逆組防止部
12 挿入方向
13 逆組防止用リブ(第1リブ、第2リブ)
14 切欠部(第1切欠、第2切欠)
15 一側面
16 側面(隣接側面)
17 側面(隣接側面)
18 他側面
19 連結部
21 クリアランス
31 フランジ部
32 張出量
41 面取部
42 傾斜縁部
51 係止爪部(第1係止爪部、第2係止爪部)
60 車室
61 車体側パネル
62 スイッチ部品
69 ターミナル部
関連出願の相互参照
本出願は、2018年7月30日に、日本国特許庁に出願された特願2018−142021に基づいて優先権を主張し、その全ての開示は、完全に本明細書で参照により組み込まれる。

Claims (5)

  1. 車両の車室内に設けられ、矩形状の角部に第1切欠と第2切欠を有する取付孔が形成された被取付部材に取付けられる取付部品であって、
    前記取付部品の一側面における一端に設けられて、前記取付孔に対する前記取付部品の挿入方向へ延びて、前記第1切欠に挿入される第1リブと、
    前記一側面における他端に設けられて、前記取付孔に対する前記取付部品の前記挿入方向へ延びて、前記第2切欠に挿入される第2リブと、
    前記第1リブと前記第2リブの間で前記一側面から突出し、前記被取付部材に係合する第1係止爪部と、
    前記取付部品において前記一側面とは反対側の他側面から突出し、前記被取付部材に係合する第2係止爪部と、を備え、
    前記第1リブおよび前記第2リブは、前記取付孔の外側で端部間が連結部によって互いに連結され、
    前記一側面に隣接する隣接側面と直交する直交方向から前記取付部品を見たときに、前記第1係止爪部の少なくとも一部が前記第1リブ又は前記第2リブの一方に隠れ、且つ、前記第2係止爪部を視認可能であることを特徴とする取付部品。
  2. 請求項1に記載の取付部品であって、
    前記第1リブ及び前記第2リブにおける前記一側面からの突出量は、前記第1係止爪部における前記一側面からの突出量よりも大きく、
    前記直交方向から前記取付部品を見たときに、前記第1係止爪部の全体が前記第1リブ又は前記第2リブの一方に隠れることを特徴とする取付部品。
  3. 請求項1に記載の取付部品であって、
    前記直交方向から前記取付部品を見たときに、前記第2係止爪部の全長を視認可能であることを特徴とする取付部品。
  4. 請求項1に記載の取付部品であって、
    前記第1リブ又は前記第2リブの一方は、前記隣接側面と面一な状態で前記一側面の外方へ延び、
    前記第1リブ又は前記第2リブの一方は、直角の角部を有し、
    前記隣接側面と前記他側面がなすコーナー部に面取部が形成され、
    前記隣接側面を見たときに、前記角部と前記面取部を視認可能であることを特徴とする取付部品。
  5. 請求項1に記載の取付部品であって、
    ハーネスと接続されるターミナル部が接続され、
    前記ターミナル部は、前記一側面と前記他側面との間の幅方向において、前記他側面寄りに配置されており、前記挿入方向に沿って突出することを特徴とする取付部品。
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