JP6682410B2 - 鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の冷却水リザーバタンクに係り、特に、ラジエータキャップを介して出入りする補充分の冷却水を貯留する鞍乗型車両の冷却水リザーバタンクに関する。
従来から、エンジンの冷却水経路およびラジエータ内の圧力を所定値に保つため、ラジエータキャップを介して出入りする補充分の冷却水を貯留するリザーバタンクが知られている。このリザーバタンクを車体のどこに配設するかは、特に、余剰スペースの少ない自動二輪車等の車体設計における重要なポイントとなる。
特許文献1には、後輪を回転自在に軸支するスイングアームを車体フレームに揺動自在に軸支した自動二輪車において、スイングアームのピボットを支持する左右一対のピボットプレートの間に冷却水リザーバタンクを配設した構成が開示されている。
特開2014−118031号公報
しかし、特許文献1に記載された冷却水リザーバタンクの配置における工夫は、ピボットプレート間に形成されるスペースを有効利用するにあたり、ピボットシャフト、リヤクッションおよびABSユニットと干渉しないことに留意するに留まり、例えば、十分な容量の確保や冷却水量の確認のしやすさ、ピボットプレートまわりの剛性等に関しては検討されていなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ピボットプレートの間に配置しつつ十分な容量を確保して冷却水量の確認もしやすい鞍乗型車両の冷却水リザーバタンクを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、ヘッドパイプ(9)から後方下方に延びる左右一対のメインフレーム(2a)と、該メインフレーム(2a)に接続される左右一対のプレート(18L,18R)とを有する鞍乗型車両(1)に取り付けられる鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク(50)において、前記冷却水リザーバタンク(50)が、ラジエータ(13)に出入りする冷却水を貯留するタンク本体(52)を備え、前記左右一対のプレート(18L,18R)の間に、車幅方向に指向して前記プレート(18L,18R)を互いに連結する補強プレート(60)が設けられており、前記補強プレート(60)に近接配置される前記タンク本体(52)の一部である嵌合部(52a)が、前記補強プレート(60)に形成された貫通孔(60a)から車体後方側に嵌合している点に第1の特徴がある。
また、前記貫通孔(60a)が、スイングアーム(21)のピボット(16)より車体上方に配置されている点に第2の特徴がある。
また、前記鞍乗型車両(1)が、スイングアーム(21)を車体に揺動自在に吊り下げるために後下がりに配設されるリヤサスペンションユニット(31)を有し、前記リヤサスペンションユニット(31)の上端部が、前記プレート(18L,18R)に支持されており、前記貫通孔(60a)が、前記リヤサスペンションユニット(31)より車体下方に位置する点に第3の特徴がある。
また、前記嵌合部(52a)に第1凸部(53)が形成されており、前記第1凸部(53)が、前記貫通孔(60a)の上端に接している点に第4の特徴がある。
また、前記第1凸部(53)が、前記タンク本体(52)の冷却水量の上限値を示す目盛りである点に第5の特徴がある。
さらに、前記嵌合部(52a)に第2凸部(54)が形成されており、前記第2凸部(54)が、前記第1凸部(53)の下方の位置で前記貫通孔(60a)の下端に接すると共に、前記タンク本体(52)の冷却水量の下限値を示す目盛りである点に第6の特徴がある。
第1の特徴によれば、前記冷却水リザーバタンク(50)が、ラジエータ(13)に出入りする冷却水を貯留するタンク本体(52)を備え、前記左右一対のプレート(18L,18R)の間に、車幅方向に指向して前記プレート(18L,18R)を互いに連結する補強プレート(60)が設けられており、前記補強プレート(60)に近接配置される前記タンク本体(52)の一部である嵌合部(52a)が、前記補強プレート(60)に形成された貫通孔(60a)から車体後方側に嵌合しているので、左右のプレート間に形成されるスペースを有効利用して冷却水リザーバタンクを配設すると共に、リザーバタンクの容量を減らすことなく左右のプレートの結合強度を高めることが可能となる。また、貫通孔から車体後方に嵌合した部分で冷却水量を確認することができるので、ユーザの利便性も高められる。
第2の特徴によれば、前記貫通孔(60a)が、スイングアーム(21)のピボット(16)より車体上方に配置されているので、後輪による泥はね等の影響を受けにくい、スイングアーム前の上方寄りの位置にタンク本体が位置することとなり、タンク本体を保護できると共に、泥はね等で冷却水量が確認しにくくなることを防ぐことが可能となる。
第3の特徴によれば、前記鞍乗型車両(1)が、スイングアーム(21)を車体に揺動自在に吊り下げるために後下がりに配設されるリヤサスペンションユニット(31)を有し、前記リヤサスペンションユニット(31)の上端部が、前記プレート(18L,18R)に支持されており、前記貫通孔(60a)が、前記リヤサスペンションユニット(31)より車体下方に位置するので、リヤサスペンションユニットとスイングアームピボットとがなす略三角形の空間にタンク本体が配設されることとなり、デッドスペースを有効利用して冷却水リザーバタンクを配設することが可能となる。
第4の特徴によれば、前記嵌合部(52a)に第1凸部(53)が形成されており、前記第1凸部(53)が、前記貫通孔(60a)の上端に接しているので、第1凸部がタンク本体の位置決め突起として機能し、簡単な構成でタンク本体の位置を保持することが可能となる。
第5の特徴によれば、前記第1凸部(53)が、前記タンク本体(52)の冷却水量の上限値を示す目盛りであるので、貫通孔の上端部に位置する第1凸部が冷却水量の上限値を示す目盛りとして機能することとなり、冷却水量を確認しやすいリザーバタンクを得ることが可能となる。
第6の特徴によれば、前記嵌合部(52a)に第2凸部(54)が形成されており、前記第2凸部(54)が、前記第1凸部(53)の下方の位置で前記貫通孔(60a)の下端に接すると共に、前記タンク本体(52)の冷却水量の下限値を示す目盛りであるので、貫通孔の下端部に位置する第2凸部が、タンク本体の位置決め突起として機能すると共に、冷却水量の下限値を示す目盛りとして機能することとなり、タンク本体を安定的に保持すると共に、冷却水量を確認しやすいリザーバタンクを得ることができる。
本実施形態に係る冷却水リザーバタンクを適用した自動二輪車の左側面図である。 外装部品を取り外した状態の自動二輪車の斜視図である。 スイングアームおよびリヤクッションユニットを取り外した状態の自動二輪車の背面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 冷却水リザーバタンクの形状を示す平面図である。 冷却水リザーバタンクと補強プレートとの配置関係を示す断面斜視図である。 自動二輪車の右後方から冷却水リザーバタンクを見た状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る冷却水リザーバタンク50を適用した自動二輪車1の左側面図である。また、図2は外装部品を取り外した状態の自動二輪車1の斜視図である。
鞍乗型車両としての自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ9の上部寄りの位置から後方下方に延びる左右一対の上側メインフレーム2aと、ヘッドパイプ9の下部寄りの位置から後方下方に延びる左右一対の下側メインフレーム2bとを有する。鋼管からなる上側メインフレーム2aおよび下側メインフレーム2bは、その後端部で、車幅方向に延びる連結パイプ30にそれぞれ接続されている。
上下のメインフレーム2a,2bと連結パイプ30との接合部の車幅方向内側には、板状の鋼材からなる左右一対のプレートとしてのピボットプレート18が固定されている。ピボットプレート18は、連結パイプ30の下方の位置で車幅方向に延びるピボット16を支持しており、このピボット16に、後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム21の前端部が軸支されている。スイングアーム21を車体側に吊り下げるためのリヤサスペンションユニット31の上端部は、ピボットプレート18の上部寄りの位置に軸支されている。ピボット16の車幅方向外側の位置には、運転者の足乗せステップを保持するステップホルダ33が取り付けられている。車幅方向左側のステップホルダ33の下方には、サイドスタンド17が取り付けられている。
ヘッドパイプ9は、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク11を操舵可能に軸支している。フロントフォーク11の上部に固定される操向ハンドル6には、左右一対のバックミラー7が取り付けられており、フロントフォーク11の前方には、メータ装置8およびヘッドライト10が支持されている。
エンジンEは、下側メインフレーム2bおよびピボットプレート18によって支持されており、その回転駆動力は、ドライブチェーン20を介して、後輪WRと一体に回転するドリブンスプロケット22に伝達される。エンジンEの排気管15は、ピボット16の後方下方に配設される膨張室19を介して、車幅方向右側の消音器23に接続される。エンジンEの上方前方でヘッドパイプ9の下方の位置には、エンジンEの冷却水の放熱を行うラジエータ13が配設されている。
左右のピボットプレート18の間で、かつ車体上下方向で連結パイプ30とピボット16の間の位置には、ラジエータ13の冷却水リザーバタンク50が配設されている。
ヘッドパイプ9の後方で、上側メインフレーム2aの上方の位置には、合成樹脂等からなるタンクカバー4で覆われた金属製の燃料タンク3が配設されている。ヘッドパイプ9と燃料タンク3の間で、上方からタンクカバー4に覆われる位置には、車載バッテリ等を収納する合成樹脂製のバッテリケース70が配設されている。
燃料タンク3の後部に隣接するシート27の下方には、左右一対のサイドカバー28が設けられており、サイドカバー28の後方下面の位置からは左右一対のタンデムステップホルダ24が延出している。シート27の後部に配設されるリヤカウル29の後端には、尾灯装置としてのテールランプ26が配設されており、リヤカウル29の下面から後方に向けてリヤフェンダ25が延出している。
シート27やテールランプ26等は、上側メインフレーム2aに接続される左右一対の上側リヤフレーム32aと、連結パイプ30に接続される左右一対の下側リヤフレーム32bとによって支持されている。タンデムステップホルダ24は、下側リヤフレーム32bの下面に固定されている。
図3は、スイングアーム21およびリヤサスペンションユニット31を取り外した状態の自動二輪車1の背面図である。また、図4は図3のIV−IV線断面図であり、図5は図3のV−V線断面図である。図5では、ピボットプレート18L,18Rおよび補強プレート60を断面図で示すと共に、冷却水リザーバタンク50を平面図で示している。
左右のピボットプレート18L,18R(図3の細かい点描部)は、連結パイプ30および下側リヤフレーム32bの下面に固定されており、さらに、車幅方向に指向する鋼板からなる補強プレート60(荒い点描部)によって車幅方向で互いに結合されている。
補強プレート60の上端部は、車幅方向中央に位置するリヤサスペンションユニット31との干渉を避けるために下方に凸の湾曲端面を有しており、この湾曲端面の下方に、冷却水リザーバタンク50の一部である嵌合部52aがのぞく横長の貫通孔60aが形成されている。
一方、ピボット16の下面には、第2補強プレート64(荒い点描部)が固定されており、この第2補強プレート64によっても左右のピボットプレート18L,18Rが互いに連結されている。ピボットプレート18L,18Rの後端の縁部は、車幅方向内側に折り曲げられており、ピボットプレート18L,18R単体での剛性も高められている。
第2補強プレート64の背面側には、膨張室19内に収められる排気再循環バルブ41が位置しており、左側のピボットプレート18Lの車幅方向内側には、吸気経路に排気ガスの一部を戻すガスパイプ45が配設されている。
エンジンEのクランクケース34の車幅方向左側には、ドライブチェーン20を巻きかけるドライブスプロケット36およびドライブスプロケットカバー35が取り付けられている。下側リヤフレーム32bに固定されるタンデムステップホルダ24には、開閉可能なステップバー24aが取り付けられている。左右のステップホルダ33には、運転者が足を乗せるステップバー38が設けられている。右側のステップバー38の近傍には、リヤブレーキのマスタシリンダ37およびリヤブレーキペダル39が配設されており、左側のステップバー38の近傍にはシフトペダル40が配設されている。
図4を参照して、ピボット16は、エンジンEの出力軸36aの後方に配設されており、冷却水リザーバタンク50のタンク本体52は、エンジンEのクランクケース34の背面に近接配置されている。
冷却水リザーバタンク50は、左右方向ではピボットプレート18L,18Rの間、上下方向では連結パイプ30とピボット16との間の位置に配設されている。これにより、左右のピボットプレート18L,18Rの間のスペースを有効利用して冷却水リザーバタンク50を配設できると共に、連結パイプ30およびピボット16によって、タンク本体52の上下方向も保護することが可能となる。さらに、嵌合部52aを補強プレート60の貫通孔60aから後方に嵌合させることで、補強プレート60によって得られる車体フレーム2の高い剛性を損なうことなく、十分なタンク容量を確保することを可能としている。
また、貫通孔60aがピボット16より車体上方に配置されるため、タンク本体52がスイングアーム21の前方の上方寄りに位置することとなり、後輪WRによって巻き上げられる泥等の影響を受けにくく、巻き上げられた場合でも補強プレート60によって防護されることとなる。
図5に示すように、冷却水リザーバタンク50は、タンク本体52と、該タンク本体52から車体前方に延びる給水管51とを有する。タンク本体52の嵌合部52aを車体後方側に嵌合させるために補強プレート60に形成された横長の貫通孔60aは、その周囲の縁部が車体前方側に丸みを帯びて屈曲している。これにより、板材端面の角部がタンク本体52の表面に当接することが防止される。
図4を参照して、左右のピボットプレート18L,18Rは、連結パイプ30の上方で車体前方側に傾斜しており、その上部には、リヤサスペンションユニット31の上側支持部31bが軸支されている。一方、リヤサスペンションユニット31の下側支持部31aは、スイングアーム21に形成された車幅方向に延びるアーチ部21aの上部に軸支され、リヤサスペンションユニット31は後ろ下がりに傾斜して保持されることとなる。
これにより、タンク本体52は、リヤサスペンションユニット31とピボット16とがなす略三角形の空間に位置されることとなり、デッドスペースの有効利用が図られることとなる。また、ピボット16の下面に固定される第2補強プレート64は、ピボットプレート18L,18Rの下端部近傍まで延出しており、左右のピボットプレート18L,18R間の結合強度が高められている。
図6は、冷却水リザーバタンク50と補強プレート60との配置関係を示す断面斜視図である。前記したように、リヤサスペンションユニット31の下側支持部31aは、ボルト/ナットによる締結部材31を用いて、スイングアーム21のアーチ部21aに設けられた支持部21bに軸支されている。前記したように、補強プレート60の湾曲端面61は、リヤサスペンションユニット31との干渉を避ける形状とされており、連結パイプ30の上部にも同様の形状の凹部が設けられている。さらに、タンク本体52の上部は、連結パイプ30の形状に合わせて湾曲しており、空間の有効利用が図られている。
補強プレート60には、貫通孔60aだけでなく、ピボット16の上部に固定される下段部63と貫通孔60aの下側に位置する中段部62との間には、横長のスリットが設けられている。中段部62および下段部63は、前下がりに傾斜した板材で形成されており、ピボットプレート18L,18Rまわりの剛性を保ちつつ、タンク本体52が大きくなるときは、横長のスリットからタンク本体52の下部を下方に嵌合させることを可能とするほか、各種ドレンホースの出口としても使用できる。
本実施形態では、嵌合部52aの上下幅が冷却水量の上限値および下限値となるように設定することで、貫通孔60aを冷却水量の点検窓として用いることを可能としている。そして、嵌合部52aには、貫通孔60aの上端に接する位置に第1凸部53が設けられると共に、貫通孔60aの下端に接する位置に第2凸部54が設けられている。第1凸部53は、貫通孔30aの右上に接する略L字型とされ、第2凸部54は、貫通孔60aの左下に接する直線型とされている。これにより、第1凸部53および第2凸部54が、それぞれ冷却水量の上下限値を示す目盛りとして機能すると共に、嵌合部52aを貫通孔60aに係合させる際の位置決め突起として機能して、タンク本体52を安定的に保持することを可能とする。
図7は、自動二輪車1の右後方から冷却水リザーバタンク50を見た状態を示す斜視図である。タンク本体52の嵌合部52aは、外装部品をすべて取り付けた状態で車体後方上方から視認することができる。加えて、嵌合部52aの周囲が補強プレート60で保護され、かつタンク本体52の車幅方向左右がピボットプレート18L,18Rによって保護されるだけでなく、嵌合部52aの後方に後ろ下がりに傾斜したリヤサスペンションユニット31が位置するため、後方上方からの飛び石等からも保護することができる。
上記した構成により、本実施形態に係る冷却水リザーバタンク50によれば、左右のピボットプレート18L,18Rの間に、車幅方向に指向してピボットプレート18L,18Rを互いに連結する補強プレート60を設け、補強プレート60に近接配置されるタンク本体52の一部である嵌合部52aを、補強プレート60に形成された貫通孔60aから車体後方側に嵌合するので、左右のピボットプレート18L,18R間に形成されるスペースを有効利用して冷却水リザーバタンク50を配設すると共に、タンク容量を減らすことなく左右のピボットプレート18L,18Rの結合強度を高めることが可能となる。
なお、自動二輪車の形態、エンジンや車体フレームの形状、ピボットプレートおよび補強プレートの形状や材質、リヤサスペンションユニットの配置、冷却水リザーバタンクの形状や材質、貫通孔の形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、補強プレートに形成される貫通孔を縦長の長穴や楕円としたり、冷却水量の下限値を示す第2突起も略L字型とすることもできる。本発明に係る鞍乗型車両の冷却水リザーバタンクは、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、2…車体フレーム、2a…メインフレーム、3…燃料タンク、4…タンクカバー、13…ラジエータ、16…ピボット、18(18L,18R)…ピボットプレート(プレート)、21…スイングアーム、31…リヤサスペンションユニット、50…冷却水リザーバタンク、51…給水管、52…タンク本体、52a…嵌合部、53…第1凸部、54…第2凸部、60…補強プレート、60a…貫通孔

Claims (10)

  1. ヘッドパイプ(9)から後方下方に延びる左右一対のメインフレーム(2a)と、該メインフレーム(2a)に接続される左右一対のプレート(18L,18R)とを有する鞍乗型車両(1)に取り付けられる鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク(50)において、
    前記冷却水リザーバタンク(50)が、ラジエータ(13)に出入りする冷却水を貯留するタンク本体(52)を備え、
    前記左右一対のプレート(18L,18R)の間に、車幅方向に指向して前記プレート(18L,18R)を互いに連結する補強プレート(60)が設けられており、
    前記補強プレート(60)に近接配置される前記タンク本体(52)の一部である嵌合部(52a)が、前記補強プレート(60)に形成された貫通孔(60a)から車体後方側に嵌合しており、
    前記左右一対のプレート(18L,18R)の間で、前記補強プレート(60)に対して、前方に、前記左右一対のメインフレーム(2a)の後端部を車幅方向で連結する連結パイプ(30)が配設されると共に、前下がりに傾斜する前記補強プレート(60)の下端が、スイングアーム(21)を揺動可能に軸支するピボット(16)の後端上部に固定されており、
    前記連結パイプ(30)は、前記ピボット(16)より車体上方側に位置し、
    前記リザーバタンク(50)が、前記ピボット(16)と前記連結パイプ(30)との間に配設されており、
    前記嵌合部(52a)に第1凸部(53)が形成されており、
    前記第1凸部(53)が、前記貫通孔(60a)の上端に接しており、
    前記第1凸部(53)が、前記タンク本体(52)の冷却水量の上限値を示す目盛りであることを特徴とする鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  2. 前記貫通孔(60a)が、スイングアーム(21)のピボット(16)より車体上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  3. 前記鞍乗型車両(1)が、スイングアーム(21)を車体に揺動自在に吊り下げるために後下がりに配設されるリヤサスペンションユニット(31)を有し、
    前記リヤサスペンションユニット(31)の上端部が、前記プレート(18L,18R)に支持されており、
    前記貫通孔(60a)が、前記リヤサスペンションユニット(31)より車体下方に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  4. 前記嵌合部(52a)に第2凸部(54)が形成されており、
    前記第2凸部(54)が、前記第1凸部(53)の下方の位置で前記貫通孔(60a)の下端に接すると共に、前記タンク本体(52)の冷却水量の下限値を示す目盛りであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  5. 前記補強プレート(60)の上端部が、下方に凸の湾曲形状とされていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  6. 前記補強プレート(60)の下方側が、前下がりに傾斜した板材で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  7. 前記貫通孔(60a)が横長の略方形とされることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  8. 前記プレート(18L,18R)の後端の縁部が、車幅方向内側に折り曲げられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  9. 前記ピボット(16)の下面に、前記左右一対のプレート(18L,18R)を連結する第2補強プレート(64)が設けられることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
  10. ヘッドパイプ(9)から後方下方に延びる左右一対のメインフレーム(2a)と、該メインフレーム(2a)に接続される左右一対のプレート(18L,18R)とを有する鞍乗型車両(1)に取り付けられる鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク(50)において、
    前記冷却水リザーバタンク(50)が、ラジエータ(13)に出入りする冷却水を貯留するタンク本体(52)を備え、
    前記左右一対のプレート(18L,18R)の間に、車幅方向に指向して前記プレート(18L,18R)を互いに連結する補強プレート(60)が設けられており、
    前記補強プレート(60)に近接配置される前記タンク本体(52)の一部である嵌合部(52a)が、前記補強プレート(60)に形成された貫通孔(60a)から車体後方側に嵌合しており、
    前記左右一対のプレート(18L,18R)の間で、前記補強プレート(60)に対して、前方に、前記左右一対のメインフレーム(2a)の後端部を車幅方向で連結する連結パイプ(30)が配設されると共に、前下がりに傾斜する前記補強プレート(60)の下端が、スイングアーム(21)を揺動可能に軸支するピボット(16)の後端上部に固定されており、
    前記連結パイプ(30)は、前記ピボット(16)より車体上方側に位置し、
    前記リザーバタンク(50)が、前記ピボット(16)と前記連結パイプ(30)との間に配設されており、
    前記鞍乗型車両(1)が、スイングアーム(21)を車体に揺動自在に吊り下げるために後下がりに配設されるリヤサスペンションユニット(31)を有し、
    前記補強プレート(60)および前記リザーバタンク(50)が、前記リヤサスペンションユニット(31)の下方に位置すると共に、車体前後方向で、前記リヤサスペンションユニット(31)の上端部と下端部との間に配設されていることを特徴とする鞍乗型車両の冷却水リザーバタンク。
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