JP7095103B2 - 鞍乗型車両のバッテリ着脱構造 - Google Patents

鞍乗型車両のバッテリ着脱構造 Download PDF

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Description

本発明は、鞍乗型車両のバッテリ着脱構造に係り、特に、鞍乗型電動車両の車体に着脱可能に収納される可搬型のバッテリおよびその収納部に適用される鞍乗型車両のバッテリ着脱構造に関する。
近年、車載バッテリの電力でモータを駆動して走行する鞍乗型電動車両の開発が進んでいる。このような鞍乗型電動車両において、車体から取り外し可能な可搬型バッテリを適用して充電やメンテナンス等を容易とした構成も周知である。
特許文献1には、操向ハンドルとシートとの間に低床フロアを有するスクータ型電動車両において、開閉式のシートの下部に2本のバッテリを収納した構成が開示されている。車体上下方向に長尺な略直方体をなす2本のバッテリは、車体前後方向に隣接配置される2つの収納凹部に収納され、所定位置に収まることでバッテリ側の接続端子と車体側の接続端子とが係合する構成とされる。
国際公開2012/043518号
ここで、特許文献1のように、バッテリを収納凹部に収納することで接続端子を係合させる構成では、大きな段差を乗り越えた際などにバッテリが車体上方に動いて電気的接続に影響が及ばないように、収納したバッテリを所定位置に保持する機構を設けることが好ましい。しかし、このような保持機構を設けることでバッテリ着脱が煩雑となって利便性が低下することは避けたいという要望があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、簡単な構成によって、収納したバッテリの動きを規制して良好な電気的接続を維持できる鞍乗型車両のバッテリ着脱構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、鞍乗型車両(1)の動力源に電力を供給する略直方体の複数のバッテリ(B)と、該バッテリ(B)が収納されるバッテリケース(40)と、前記バッテリ(B)の下面(107)に設けられるバッテリ側端子(75)と、該バッテリ側端子(75)と係合するケース側端子(90)とを含んで構成される鞍乗型車両のバッテリ着脱構造において、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で、前記バッテリ(B)の上方に把持部(61)が位置する操作レバー(60)と、前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧する揺動式の押圧ホルダ(45)と、前記ケース側端子(90)を、前記バッテリ側端子(75)に接続される接続位置(U)と前記バッテリ側端子(75)から離間した退避位置(D)との間で移動できるように支持する端子ホルダ(74)とを具備し、前記複数のバッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収めて前記操作レバー(60)を下方に押し下げると、前記押圧ホルダ(45)が揺動して前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧するように構成されており、前記押圧ホルダ(45)が、揺動軸(45a)によって揺動可能に軸支される本体部(45c)と、前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧する方向に付勢する弾性部材(45d)と、前記本体部(45c)に固定されて前記バッテリ(B)の上面(102)に当接する押さえ部(45b)と、前記操作レバー(60)を押し下げることで該操作レバー(60)に当接する当接部(49)とを含んで構成される点に第1の特徴がある。
また、前記揺動軸(45a)が、前記操作レバー(60)の摺動方向と異なる方向に指向して配設される点に第2の特徴がある。
また、前記当接部(49)が、前記揺動軸(45)の径方向外側に位置しない第1当接部(49a)と、前記揺動軸(45)の径方向外側に近接配置される第2当接部(49b)とからなり、前記第1当接部(49a)が前記操作レバー(60)に接する面積が、前記第2当接部(49b)が前記操作レバー(60)に接する面積より大きい点に第3の特徴がある。
また、前記バッテリ(B)は、車幅方向に2つ並んで配置されており、前記操作レバー(60)が、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で前記バッテリ(B)の上面(102)より上方に突出する把持部(61)と、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で前記バッテリ(B)同士の間に挿入される区画部(62)とを含み、前記区画部(62)は、前記把持部(61)より幅狭に形成されており、前記把持部(61)と前記区画部(62)との間に、把持開口(60a)が形成されている点に第4の特徴がある。
また、前記操作レバー(60)の前記区画部(62)より下方の位置に、前記操作レバー(60)を押し下げた際に該操作レバー(60)を中立位置で保持するための位置決め板(63)が設けられており、前記バッテリケース(40)に、前記操作レバー(60)を押し下げた際に前記位置決め板(63)が収まる位置決め凹部(52)が設けられており、前記位置決め凹部(52)が、前記位置決め板(63)の側端面(63a)が当接して前記操作レバー(60)を中立位置に導くテーパ面(51)を含んで構成される点に第5の特徴がある。
また、前記位置決め板(63)は、前記操作レバー(60)を上方に引き上げた際に、前記押圧ホルダ(45)を上方に揺動させる押圧部材として機能する点に第6の特徴がある。
また、前記操作レバー(60)に、前記把持部(61)と前記区画部(62)とを連結する連結部(69)が設けられており、前記連結部(69)の車幅方向の両側面が、下方に向かうにつれて幅狭になるテーパ形状を有する点に第7の特徴がある。
また、前記把持部(61)の上端側の角部(61a)が曲面で構成される点に第8の特徴がある。
また、前記バッテリケース(40)は、前記鞍乗型車両(1)に設けられる開閉式のシート(23)の下方に配設されており、前記シート(23)の底面に、前記操作レバー(60)の上方に位置するボス(84)が設けられている点に第9の特徴がある。
さらに、前記ボス(84)は、前記操作レバー(60)が所定の最下位置まで押し下げられた状態では、前記操作レバー(60)と当接しない点に第10の特徴がある。
第1の特徴によれば、鞍乗型車両(1)の動力源に電力を供給する略直方体の複数のバッテリ(B)と、該バッテリ(B)が収納されるバッテリケース(40)と、前記バッテリ(B)の下面(107)に設けられるバッテリ側端子(75)と、該バッテリ側端子(75)と係合するケース側端子(90)とを含んで構成される鞍乗型車両のバッテリ着脱構造において、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で、前記バッテリ(B)の上方に把持部(61)が位置する操作レバー(60)と、前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧する揺動式の押圧ホルダ(45)と、前記ケース側端子(90)を、前記バッテリ側端子(75)に接続される接続位置(U)と前記バッテリ側端子(75)から離間した退避位置(D)との間で移動できるように支持する端子ホルダ(74)とを具備し、前記複数のバッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収めて前記操作レバー(60)を下方に押し下げると、前記押圧ホルダ(45)が揺動して前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧するように構成されており、前記押圧ホルダ(45)が、揺動軸(45a)によって揺動可能に軸支される本体部(45c)と、前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧する方向に付勢する弾性部材(45d)と、前記本体部(45c)に固定されて前記バッテリ(B)の上面(102)に当接する押さえ部(45b)と、前記操作レバー(60)を押し下げることで該操作レバー(60)に当接する当接部(49)とを含んで構成されるので、バッテリケースにバッテリを収納して操作レバーを押し下げることで、押圧ホルダがバッテリの上面を押さえると共に、操作レバーが押圧ホルダに当接する構成を得ることができる。すなわち、操作レバーによって押圧ホルダの揺動動作が規制されることとなり、大きな段差を乗り越えた際等でもバッテリが車体上方に動くことを防いで、良好な電気的接続を維持することが可能となる。
第2の特徴によれば、前記揺動軸(45a)が、前記操作レバー(60)の摺動方向と異なる方向に指向して配設されるので、操作レバーの摺動動作に連動して押圧ホルダを揺動させることが容易となる。
第3の特徴によれば、前記当接部(49)が、前記揺動軸(45)の径方向外側に位置しない第1当接部(49a)と、前記揺動軸(45)の径方向外側に近接配置される第2当接部(49b)とからなり、前記第1当接部(49a)が前記操作レバー(60)に接する面積が、前記第2当接部(49b)が前記操作レバー(60)に接する面積より大きいので、押圧ホルダの揺動軸と軸方向で重ならない領域において、操作レバーとの接触面積を大きくすることで、押圧ホルダによる保持力を高めることができる。
第4の特徴によれば、前記バッテリ(B)は、車幅方向に2つ並んで配置されており、前記操作レバー(60)が、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で前記バッテリ(B)の上面(102)より上方に突出する把持部(61)と、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で前記バッテリ(B)同士の間に挿入される区画部(62)とを含み、前記区画部(62)は、前記把持部(61)より幅狭に形成されており、前記把持部(61)と前記区画部(62)との間に、把持開口(60a)が形成されているので、区画部によってバッテリ同士の干渉を防いでバッテリを衝撃から保護すると共に放熱効果を高めることが可能となる。また、区画部の上方に位置する把持開口に指を通すことで把持部がつかみやすく、バッテリの着脱動作が容易となる。
第5の特徴によれば、前記操作レバー(60)の前記区画部(62)より下方の位置に、前記操作レバー(60)を押し下げた際に該操作レバー(60)を中立位置で保持するための位置決め板(63)が設けられており、前記バッテリケース(40)に、前記操作レバー(60)を押し下げた際に前記位置決め板(63)が収まる位置決め凹部(52)が設けられており、前記位置決め凹部(52)が、前記位置決め板(63)の側端面(63a)が当接して前記操作レバー(60)を中立位置に導くテーパ面(51)を含んで構成されるので、ガイドとして機能するテーパ面が設けられた位置決め凹部に、操作レバーの位置決め板が収まることで、操作レバーを押し下げるだけで操作レバーをスムーズに中立位置に保持することが可能となる。
第6の特徴によれば、前記位置決め板(63)は、前記操作レバー(60)を上方に引き上げた際に、前記押圧ホルダ(45)を上方に揺動させる押圧部材として機能するので、操作レバーに設けられた位置決め板を、押圧ホルダを上方に揺動させる押圧部材として兼用することで構造の簡略化が可能となる。また、操作レバーを引き上げることで押圧ホルダが起立すると共に、操作レバーを押し下げると弾発部材の付勢力によって押圧ホルダが揺動してバッテリの上面を押さえる構成が得られることにより、バッテリを所定位置に保持する機能を高めることができる。
第7の特徴によれば、前記操作レバー(60)に、前記把持部(61)と前記区画部(62)とを連結する連結部(69)が設けられており、前記連結部(69)の車幅方向の両側面が、下方に向かうにつれて幅狭になるテーパ形状を有するので、バッテリをバッテリケースから上方に引き抜く際に、バッテリの上端部が操作レバーに当たっても、連結部のテーパ形状によって操作レバーがスムーズに退避してバッテリが引き抜きやすくなる。
第8の特徴によれば、前記把持部(61)の上端側の角部(61a)が曲面で構成されるので、バッテリをバッテリケースに挿入する際に、バッテリの側面が操作レバーの上面端部に当接しても、曲面で構成されるためにバッテリが保護される。
第9の特徴によれば、前記バッテリケース(40)は、前記鞍乗型車両(1)に設けられる開閉式のシート(23)の下方に配設されており、前記シート(23)の底面に、前記操作レバー(60)の上方に位置するボス(84)が設けられているので、操作レバーが所定の最下位置より上方に浮いた状態でシートが閉じられた際に、ボスによって操作レバーを押し下げることが可能となる。
第10の特徴によれば、前記ボス(84)は、前記操作レバー(60)が所定の最下位置まで押し下げられた状態では、前記操作レバー(60)と当接しないので、シートを閉じる際に、操作レバーが十分に押し下げられていない場合はシート裏のボスが操作レバーに当接して最低限の位置まで押し込むと共に、所定の最下位置まで押し下げられている場合にはボスが当接しないように設定することで、十分に押し下げられた操作レバーにさらに荷重が加わることを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型電動車両としての電動二輪車の左側面図である。 主な外装部品を取り外した状態の電動二輪車の左側面図である。 シートおよびシート下カウルを取り外した電動二輪車の一部拡大斜視図である。 バッテリケースの平面図である。 車幅方向左側のバッテリを取り外した状態を示すバッテリケースの斜視図である。 バッテリケースの斜視図である。 上側ケースを車体前方上方から見た斜視図である。 下側ケースを車体右側の前方上方から見た斜視図である。 操作レバーを取り外したバッテリケースの斜視図である。 操作レバーおよびリンク機構Lの構造を示す斜視図である。 操作レバーの斜視図である。 図11の一部拡大図である。 ストッパ部材まわりの構成を示す拡大斜視図である。 図4のXIV-XIV線断面を示す斜視図である。 リンク機構の構造を示す正面図である(操作レバーを引き上げた状態)。 リンク機構の構造を示す正面図である(操作レバーを所定の最下位置に押し下げた状態)。 操作レバーを所定の最下位置に押し下げた状態の押圧ホルダを示す斜視図である。 車体後方側の押圧ホルダを車体後方側から見た斜視図である(バッテリの上面を押圧する状態)。 車体後方側の押圧ホルダを車体後方側から見た斜視図である(操作レバーの引き上げ動作に伴って上方に起立した状態)。 操作レバーを所定の最下位置に押し下げた状態の押圧ホルダを示す左側面図である。 図4のXXI-XXI線断面図である。 図21のXXII-XXII線断面図である。 図21のXXIII-XXIII線断面図である。 収納途中のバッテリと操作レバーとの関係を示す正面図である。 シート底板を車体下方側から見た斜視図である。 図4のXXVI-XXVI線断面図である。 バッテリ側端子の構造説明図である。 ケース側端子の斜視図である。 ケース側端子をバッテリ側端子に押し付けるプリロード機構の構造説明図である(操作レバーをある程度押し下げた状態)。 ケース側端子をバッテリ側端子に押し付けるプリロード機構の構造説明図である(操作レバーを所定の最下位置まで押し下げた状態)。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型電動車両としての電動二輪車1の左側面図である。電動二輪車1は、操向ハンドル2とシート23との間に、乗員が足を乗せる低床フロア25が設けられた、いわゆるスクータ型の電動車両である。
前輪WFを回転自在に軸支する車幅方向に左右一対のフロントフォーク9は、車幅方向に延設される操向ハンドル2によって揺動可能とされている。操向ハンドル2の前後を覆うハンドルカバー33には、バックミラー3および防風スクリーン4が取り付けられている。ハンドルカバー33の下方には、車体前側部の前方側を覆うフロントカバー5および車体前側部の後方側を覆って乗員の脚部に対向するフロアパネル27が配設されている。フロントカバー5の前方には、ライトステー31に支持されるヘッドライト7および左右一対の前側ウインカ装置6が配設されている。前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ8は、左右のフロントフォーク9の間に支持されている。
低床フロア25の上面には、後輪WRのブレーキを作動させるブレーキペダル26が配設されており、低床フロア25の下部には、フロントカバー5の下端部に連なるアンダカバー10が配設されている。運転者が着座するシート23の下方は、車体前方側に凸の湾曲形状をなすシート下カウル24が配設されている。シート下カウル24には、車体前方からの走行風を積極的に取り入れるためのスリット22が、左右一対で設けられている。
シート下カウル24の下方には、サイドスタンド11およびタンデムステップ13が配設されている。また、シート下カウル24の後方には、車幅方向に一対のリヤカウル21が配設されており、リヤカウル21の上部には、グリップパイプ36で囲まれた荷台37および荷台37の上面に取り付けられるリヤキャリア20が配設されている。リヤカウル21の後方には、テールライト19および後側ウインカ装置28が配設されている。
アンダカバー10の後方の位置には、車軸Sによって後輪WRを回転自在に軸支すると共に、後輪WRを駆動するモータMを内蔵するスイングユニット式のパワーユニットPが、リンク機構12を介して車体フレームに揺動可能に取り付けられている。パワーユニットPの後部は、リヤクッション18によって車体フレームに吊り下げられており、パワーユニットPの上部には、後輪WRの上方を覆うリヤフェンダ17が取り付けられている。
シート下カウル24とリヤフェンダ17との間の位置には、シート下カウル24のスリット22から導入された走行風およびアンダカバー10の内側を流れる走行風を受け止めるカバー部材38が配設されている。
図2は、主な外装部品を取り外した状態の電動二輪車1の左側面図である。電動二輪車1の車体フレームFは、ヘッドパイプF1から車体下方に延出する車幅方向中央のメインフレームF2と、メインフレームF2の下端部に連結されて車体後方に湾曲する左右一対のアンダフレームF3と、アンダフレームF3の後端部から車体上方に立ち上がる立ち上がり部F4と、立ち上がり部F4に連なって車体後方に延びる左右一対のリヤフレームF6とを有する。立ち上がり部F4の前部には、左右の立ち上がり部F4を連結する湾曲パイプF5が連結されている。
ヘッドパイプF1には、ステアリングステム34が回動自在に軸支されている。ステアリングステム34の上端部には、操向ハンドル2が固定されており、一方、その下端部には、フロントフォーク9の上端部を支持するボトムブリッジ32が固定されている。シート23の下方には、モータMに電力を供給するバッテリ(高圧バッテリ)Bを車幅方向に2本並べて収納するバッテリケース40が配設されている。バッテリBの定格電圧は、例えば、48Vとされる。シート23は、バッテリケース40の前端上部に開閉可能に軸支されており、バッテリケース40の開閉蓋として機能する。
バッテリケース40は、湾曲パイプF5の後方で、左右一対の立ち上がり部F4の間のスペースに収められている。シート下カウル24(図1参照)は、バッテリケース40の前方および側方を覆うように、湾曲パイプF5の前方から左右の立ち上がり部F4の側方まで延びている。低床フロア25の下方には、ヘッドライト7等の補器類に電力を供給する低圧のサブバッテリB2およびヒューズ等の電装部品を収納する収納ケース30が配設されている。サブバッテリB2の定格電圧は、例えば、12Vとされる。
リヤフェンダ17の前方で車体前方からの走行風を受け止めるカバー部材38は、バッテリケース40の後面側に配設されており、バッテリケース40の後面側の上方寄りの位置に、モータMへの電力供給を制御するPCU(パワーコントロールユニット)39が配設されている。
図3は、シート23およびシート下カウル24を取り外した電動二輪車1の一部拡大斜視図である。この図では、車体左側の前方上方から見た状態を示している。硬質樹脂等で形成されるバッテリケース40は、有底箱状の下側ケース42と、下側ケース42の上部に係合する上側ケース41とからなる。上側ケース41の前端上部には、シート23の前端部を揺動自在に軸支するヒンジ機構44が設けられている。一方、上側ケース41の後端上部には、シート23を閉状態でロックするシートキャッチ機構にフックを係合させるフック開口43が設けられている。
バッテリBは、車幅方向に2つ並んで収納されており、左右のバッテリBの間の位置に、乗員が手でつかんで操作する操作レバー60(点描ハッチング部)が配設されている。操作レバー60の下方には、バッテリBの上面に当接する押圧ホルダ45が配設されている。
図4は、バッテリケース40の平面図である。また、図5は車幅方向左側のバッテリBを取り外した状態を示すバッテリケース40の斜視図である。図5では、車体左側の後方上方から見た状態を示している。車幅方向に並ぶバッテリBは、左右同一の形状および構造を有する。バッテリBの車幅方向外側に指向する第1側面104は、車幅方向内側に指向する第2側面103、車体前後方向に指向する第3側面105および第4側面106が平面とされるのに対し、車幅方向外側に向かって凸をなす曲面によって構成されている。
バッテリBの上端部には、車幅方向に指向する第1グリップ100と、第1グリップ100と連続的に形成されて車体前後方向に指向する第2グリップ101とが形成されている。第1グリップ100および第2グリップ101の下方に位置するバッテリBの上面102は、すり鉢状の凹形状とされており、グリップ100,101との間隔を広げて把持しやすくしている。
操作レバー60は、左右のバッテリBの間で、かつ車幅方向中央に配設されている。バッテリBの上面102を押さえる押圧ホルダ45は、バッテリBの前後にひとつずつ、計4つが設けられている。押圧ホルダ45は、上側ケース41の上部に揺動可能に軸支されており、操作レバー60を下方に押し下げることで、バッテリBの上面102を押圧するように構成されている。
図5を参照して、操作レバー60の上端部には、車体前後方向に延設されて乗員が把持する把持部61が設けられており、把持部61の下方には、左右のバッテリBの間に挿入される区画部62が形成されている。また、把持部61の前端部および後端部には、車幅方向に指向する押さえ部64が形成されている。さらに、区画部62の前端部および後端部には、押さえ部64の下方に位置する位置決め板63が形成されている。
図6は、バッテリケース40の斜視図である。下側ケース42の車体前方側には、操作レバー60の上下方向の摺動動作に連動して作動し、バッテリBと車体側との電気的接続を断接するリンク機構Lが配設されている。下側ケース42の下端部には、端子の接続部分を覆う端子部カバー42aが左右一対で設けられている。上側ケース41の前端上部には、ヒンジ機構44を取り付けるための台座46が配設されている。
図7は、上側ケース41を車体前方上方から見た斜視図である。また、図8は下側ケース42を車体右側の前方上方から見た斜視図であり、図9は、操作レバー60を取り外したバッテリケース40の斜視図である。
前記したように、バッテリケース40は、上側ケース41と下側ケース42(図示点描ハッチング部)とを組み合わせることで構成され、上側ケース41には、バッテリBを通す中央開口50が設けられている。
押圧ホルダ45を揺動自在に軸支する支持部56,58は、いずれも下側ケース42に形成されており、上下のケース41,42を互いに係合させることで、上側ケース41に設けられた方形の開口47,48から車体上方に露出する構成とされる。これと同様に、ヒンジ機構44を取り付けるための台座46も下側ケース42に形成されており、上側ケース41に設けられた方形の開口53から車体上方に露出する。
上側ケース41の後端部には、シートキャッチ機構にアクセスするフック開口43が形成されている。開口47および開口48は、車体上方に立設するリブ47a,48aで囲まれている。左右の開口47の間および左右の開口48の間には、操作レバー60の位置決め板63が収まる位置決め凹部52が形成されている。位置決め凹部52の車幅方向外側の側面としてのテーパ面51は、下方に向かうにつれて幅狭となるテーパ形状を有する。
下側ケース42の本体部55は、バッテリBを収納する有底凹部59を形成する。押圧ホルダ45を軸支する支持部56の間には、操作レバー60の脚部66(図10参照)が挿入される脚部開口57が形成されている。脚部開口57は、車体前方側の支持部58の間にも同様に形成されている。
図10は、操作レバー60およびリンク機構Lの構造を示す斜視図である。操作レバー60が車体前後方向および車幅方向に略対称形状を有するのと同様に、リンク機構Lも車体前後方向および車幅方向に略対称形状とされる。
リンク機構Lを支持する長尺の基板73の上端部には、左右一対のアーム部材70が第1揺動軸71によって揺動自在に軸支されている。また、アーム部材70の車幅方向内側に位置する一端側には、操作レバー60の下端部67が第2揺動軸68によって揺動自在に軸支されている。第2揺動軸68の軸支部は、操作レバー60の脚部66を略鉛直方向に摺動させるために長穴形状とされている。一方、アーム部材70の車幅方向外側に位置する他端側には、ケース側端子90を支持する端子ホルダ74が揺動自在に軸支されている。端子ホルダ74は、バッテリBの車体前後方向の側面を囲むように略U字型に形成される。
上記した構成によれば、支点、力点、作用点による「てこ」の構成を含んだリンク機構Lを得ることができる。詳しくは、第1揺動軸71を支点、第2揺動軸68を力点、第3揺動軸72を作用点として、操作レバー60を押し下げると端子ホルダ74が上昇すると共に、操作レバー60を引き上げると端子ホルダ74が下降するリンク機構Lを得ることができる。また、リンク機構Lに2つの端子ホルダ74を連結することで、単一の操作レバー60で2つの端子ホルダ74を上下動させる構造を得ることができる。さらに、てこの原理を用いて、小さい力で端子ホルダ74を上下動させることが可能となる。アーム部材70や基板73は、薄板状の金属で構成することができる。
図11は、操作レバー60の斜視図である。リンク機構Lを作動させる操作レバー60は、アーム部材70の一端部に連結される下端部67を薄板状の金属で構成すると共に、把持部61や区画部62を含む上方側は硬質の合成樹脂等で形成されて軽量化が図られる。また、下端部67は、脚部66の長手方向に深くインサート成形することで、脚部66の強度を高めることができる。
把持部61と区画部62との間には、乗員が指を通す把持開口60aが形成されている。また、把持開口60aの車体前後方向における前側および後側には、把持部61と区画部62とを連結する連結部69が形成されている。連結部69の車幅方向左右の側面は、下方に向かうにつれて幅狭となるテーパ形状とされる。
脚部66と区画部62との間で車幅方向に延出する位置決め板63には、位置決め凹部52のテーパ状の側面としてのテーパ面51に当接する側端面63aと、操作レバー60を引き上げることで押圧ホルダ45の下部に当接して上方に押し上げる上端面63bとが形成されている。正面視で略方形をなす位置決め板63の下方側の角部には、面取り部63cが設けられている。また、押さえ部64の下部には、下方に向けて立設するストッパ部材65が形成されている。
位置決め凹部52に挿入される位置決め板63の側端面63aは、下方に向かうにつれて幅狭となるテーパ形状とされる。これにより、ガイドとして機能するテーパ面51が設けられた位置決め凹部52に位置決め板63が収まることで、操作レバー60を押し下げるだけで操作レバー60をスムーズに中立位置に保持することが可能となる。また、位置決め板63の下方側の角部に面取り部63cが設けられていることで、操作レバー60を押し下げる際に、面取り部63cが位置決め凹部52のテーパ面51に当接して、操作レバー60を押し下げる動作をより一層スムーズに行うことが可能となる。
図12は、図11の一部拡大図である。また、図13はストッパ部材65まわりの構成を示す拡大斜視図である。前記したように、連結部69の車幅方向の両側面は、下方に向かうにつれて幅狭になるテーパ形状を有する。これにより、バッテリBをバッテリケース40から上方に引き抜く際に、バッテリBの上端部が操作レバー60に当たっても、連結部69のテーパ形状によって操作レバー60がスムーズに退避してバッテリBが引き抜きやすくなる。また、押さえ部64の下部に設けられるストッパ部材65は、車幅方向左右の押圧ホルダ45の間に位置する上側ケース41の天井面に当接して、操作レバー60の最下位置を規定する。ストッパ部材65は、3つの肉抜き凹部が設けられて車幅方向に延出する略直方体とされる。
図14は、図4のXIV-XIV線断面を示す斜視図である。バッテリBは車幅方向に2つ並んで配置される。操作レバー60には、バッテリBをバッテリケース40に収納した状態でバッテリBの上面102より上方に突出する把持部61と、バッテリBをバッテリケース40に収納した状態でバッテリB同士の間に挿入される区画部62とが形成されている。区画部62は、把持部61より幅狭に形成されており、把持部61と区画部62との間に、乗員が指を通す把持開口60aが形成されている。これにより、区画部62によってバッテリB同士の干渉を防いでバッテリBを衝撃から保護すると共に、バッテリBの放熱効果を高めることが可能となる。また、把持開口60aに指を通すことで幅広の把持部61がつかみやすく、バッテリBの着脱動作が容易となる。なお、区画部62をさらに下方に延長することで、バッテリB同士の絶縁機能を高めるようにしてもよい。
図15,16は、リンク機構Lの構造を示す正面図である。図15は操作レバー60を引き上げた状態を示し、図16は操作レバー60を所定の最下位置に押し下げた状態を示す。バッテリケース40に揺動自在に軸支される押圧ホルダ45は、弾性部材によってバッテリBの上面を押さえる方向に付勢されている。ここで、操作レバー60を上方に引き上げると、位置決め板63の上端面63bが押圧ホルダ45の下面に当接し、さらに弾性部材の付勢力に抗して操作レバー60上方に引き上げることで、押圧ホルダ45は上方に揺動して立設状態となる。これと同時に、操作レバー60を上方に引き上げることで、リンク機構Lに連結された端子ホルダ74が退避位置Dまで下降して、ケース側端子90がバッテリBから離間する。
一方、操作レバー60を下方に押し下げると、弾性部材の付勢力によって押圧ホルダ45がバッテリBの上面102を押さえる方向に揺動する。これと同時に、操作レバー60を下方に押し下げることで、リンク機構Lに連結された端子ホルダ74が接続位置Uまで上昇して、ケース側端子90がバッテリBの底部に設けられたバッテリ側端子(図27参照)に接続される。
すなわち、単一の操作レバー60を押し下げることで、2つのバッテリBの上面102を押圧ホルダ45で押さえると共に、バッテリBの下面に設けられるバッテリ側端子にケース側端子90が係合することとなり、バッテリBを上下から挟み込むように保持することを可能とする。これにより、バッテリBが安定的に保持され、大きな段差を乗り越えた際等でも良好な電気的接続を保つことが可能となる。また、バッテリBの上方に位置する把持部61をつかんで操作レバー60を押し下げることで2つのバッテリBを同時に保持すると共に、操作レバー60を引き上げることでバッテリBを取り外し可能な状態となるので、バッテリBの着脱操作の利便性が高められる。
操作レバー60は、操作レバー60を上方に引き上げて端子ホルダ74を退避位置Dに移動させた状態で、第2揺動軸68を中心に揺動可能に構成される。これにより、近接配置した2つのバッテリの間に操作レバーを配設させた場合でも、バッテリBを上方に引き抜く際に操作レバー60を揺動させてバッテリBとの干渉を防ぐことができる。よって、2つのバッテリBを可能な限り近接配置してバッテリBの収納に必要なスペースを小さくしてバッテリケース40の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、バッテリBが車幅方向に2つ並んで配置されており、第1揺動軸71、第2揺動軸68および第3揺動軸72が、車体正面視でバッテリBと重なる位置に配設されているので、車体正面視でバッテリBと重なる位置にリンク機構Lが配置されることで、バッテリケース40および車体の小型化が可能となる。
図17は、操作レバー60を所定の最下位置に押し下げた状態の押圧ホルダ45を示す斜視図である。また、図18,19は、車体後方側の押圧ホルダ45を車体後方側から見た斜視図である。図18はバッテリBの上面102を押圧する状態を示し、図19は操作レバー60の引き上げ動作に伴って上方に起立した状態を示す。
押圧ホルダ45は、揺動軸45aによって揺動可能に軸支される本体部45cと、バッテリBの上面102を押圧する方向に付勢する弾性部材45dと、本体部45cに固定されてバッテリBの上面102に当接する押さえ部45bとを含む。本体部45cはアルミ等の金属や硬質の合成樹脂等で形成され、押さえ部45bはゴム等の樹脂で形成することができる。本体部45cの車幅方向内側には、位置決め板63の上端面63bが下方から当接する有底箱状の干渉部45eが設けられている。弾性部材45dは、揺動軸45aに巻回されるコイルバネとされ、簡単な構造で押圧ホルダ45の揺動動作に一方向の付勢力を与えることを可能とする。
図20は、操作レバー60を所定の最下位置に押し下げた状態の押圧ホルダ45を示す左側面図である。操作レバー60を押し下げた状態において、干渉部45eは、揺動軸45aより車体前方側(車体後方側)で押圧ホルダ45の下方に向かって突出する形状とされる。押さえ部45bは、干渉部45eより車幅方向外側でかつ車体前方側に配設される。
図21は、図4のXXI-XXI線断面図である。この図では、説明のためにバッテリBを省略している。押圧ホルダ45の揺動軸45aは、操作レバー60が上下方向に摺動するのに対し、車幅方向に指向して配設されている。これにより、操作レバー60の摺動動作に連動して押圧ホルダ45を揺動させることが容易となる。また、把持部61の上端側の2つの角部61aは曲面で構成されていることから、バッテリBをバッテリケース40に挿入する際に、バッテリBの側面が操作レバー60に当接してもバッテリBを保護することが可能となる。
図22は、図21のXXII-XXII線断面図である。また、図23は図21のXXIII-XXIII線断面図である。押圧ホルダ45には、操作レバー60を押し下げることで操作レバー60に当接する当接部49が設けられている。この当接部49は、揺動軸45aの径方向外側に位置しない第1当接部49a(図22参照)と、揺動軸45aの径方向外側に近接配置される第2当接部49b(図23参照)とからなる。
車幅方向中央寄りに設けられる第1当接部49aと操作レバー60とが接する面積は、車幅方向外側寄りに設けられる第2当接部49bと操作レバー60とが接する面積より大きく設定される。これにより、押圧ホルダ45の揺動軸45aと軸方向で重ならない領域において操作レバー60との接触面積を大きくすることで、押圧ホルダ45による保持力を高めることができる。
上記した当接部49の構成によれば、バッテリケース40にバッテリBを収納して操作レバー60を押し下げることで、押圧ホルダ45がバッテリBの上面102を押さえると共に、操作レバー60が押圧ホルダ45に当接する構成を得ることができる。すなわち、操作レバー60によって押圧ホルダ45の揺動動作が規制されることとなり、大きな段差を乗り越えた際等でもバッテリBが車体上方に動くことを防いで、良好な電気的接続を維持することが可能となる。
図24は、収納途中のバッテリBと操作レバー60との関係を示す正面図である。バッテリBは車体上下方向に長尺な略直方体をなしている。操作レバー60は、端子ホルダ74を退避位置Dとした状態でバッテリBを上方に引き上げると、バッテリBの上方寄りの位置に設けられる傾斜側面103aに押しのけられてバッテリBから離間する方向に揺動するように構成されている。すなわち、バッテリBを上方に引き上げることで自動的に操作レバー60が揺動してバッテリBを取り外し可能な状態となるので、バッテリBを取り外す操作が容易となる。操作レバー60の中心線Cの傾きは、操作レバー60が傾いている側のバッテリBを引き抜こうとした際でも、傾斜側面103aが操作レバー60の連結部69の形状に沿って自動的に反対側に揺動できる大きさに設定されている。また、操作レバー60の把持部61の上側の角部は、バッテリBを挿入する際にバッテリBの車幅方向内側面を当てて所定位置に収めるためのガイド部材として機能する。
図25は、シート23の底部を構成するシート底板80を車体下方側から見た斜視図である。また、図26は図4のXXVI-XXVI線断面図である。図26では、シート23およびシート底板80も示している。シート底板80の前端部には、シート23をヒンジ機構44に固定するための固定部材82が設けられており、一方、シート底板80の後端部には、シート23を閉じた際の衝撃や振動を吸収する左右一対の防振ラバー84aおよびシートキャッチ機構110に係合するフック83が設けられている。そして、シート底板80の車幅方向中央の前後には、操作レバー60の上面に当接するボス84が設けられている。ボス84は、硬質の合成樹脂等で形成することができる。車体前方側のボス84の周囲には、操作レバー60の押さえ部64との干渉を避ける凹部85が形成されている。
ボス84は、操作レバー60が所定の最下位置より上方に浮いた状態でシート23が閉じられた際に、操作レバー60を押し下げる機能を有するが、操作レバー60が所定の最下位置まで押し下げられた状態では、操作レバー60と当接しないように設定されている。これにより、シート23を閉じる際に、操作レバー60が十分に押し下げられていない場合はボス84が操作レバー60に当接して、バッテリ側端子75とケース側端子90とが電気的に接続される最低限の位置まで押し込むと共に、所定の最下位置まで押し下げられている場合にはボス84が当接しないように設定することで、十分に押し下げられた操作レバー60にさらに荷重が加わることを防ぐことができる。
図27は、バッテリ側端子75の構造説明図である。また、図28はケース側端子90の斜視図である。バッテリ側端子75は、バッテリBの下面107の車幅方向外側寄りの位置に埋設されている。バッテリ側端子75には、ケース側端子90の7本の端子板94が挿入されるスリット76と、端子板94の外側で支持部93aに支持される位置決めピン93が挿入される係合孔77とが形成されている。
ケース側端子90の端子板94や位置決めピン93を支持するベース板91には、ケース側端子90を端子ホルダ74に対して摺動可能とする支持軸(図29,30参照)を通す貫通孔92が形成されている。端子板94の側方には端子板94を保護する保護板94aが立設しており、ベース板91の下面には、電力を供給するハーネスを支持するためのハーネスホルダ95が設けられている。
図29,30は、ケース側端子90をバッテリ側端子75に押し付けるプリロード機構の構造説明図である。図29はケース側端子90がバッテリ側端子75に係合する位置まで操作レバー60を押し下げた状態を示し、図30はさらに操作レバー60を所定の最下位置に押し下げてプリロードをかけた状態を示す。図29,30中の(b)は、(a)の破線円部分の拡大断面図である。
ケース側端子90は、端子ホルダ74に形成された貫通孔74aを通る円筒状の支持軸98によって、端子ホルダ74に対して上下方向に摺動可能に支持されている。そして、支持軸98を巻回するコイルバネ97は、端子ホルダ74とケース側端子90とを離間させる方向に弾発力を生じるように構成されている。端子ホルダ74とケース側端子90との最長間隔はスナップリング98aによって規制されており、一方、端子ホルダ74とケース側端子90との最短間隔は、ベース板91の下面に配設されてコイルバネ97を覆うカップ部材96によって規制される。
本実施形態では、バッテリケース40にバッテリBを収納して操作レバー60を押し下げていくと、操作レバー60の最下位置に至る手前でケース側端子90とバッテリ側端子75との電気的接続が完了し、さらに最下位置に押し下げることでコイルバネ97が縮められてプリロードが生じることとなる。この場合でも、カップ部材96と端子ホルダ74との隙間99は確保されるように構成される。
上記したように、本実施形態に係るプリロード機構によれば、ケース側端子90と端子ホルダ74との間に、ケース側端子90をバッテリ側端子75に押圧する方向に付勢するバネ97を配設することにより、ケース側端子90を接続位置に移動させた状態で、ケース側端子90をバッテリ側端子75に押し付ける押圧力を生じさせることが可能となる。これにより、大きな段差を乗り越えた際などにバッテリBが車体上方に動いた場合でも、ケース側端子90をバッテリBの動きに追従させて電気的接続を維持することができる。
また、バッテリBをバッテリケース40に収納した状態で、下方に押し下げることによりバッテリBの上下動を規制する単一の操作レバー60と、操作レバー60と端子ホルダ74とを連結するリンク機構Lとを具備するので、単一の操作レバー60でバッテリBの上下動を規制することが可能となり、バッテリBの着脱作業が容易となる。また、リンク機構Lが複数の揺動軸を含むことで操作レバー60の動作に無効ストロークが生じる場合でも、ケース側端子90がバッテリ側端子75に接触した後は、その無効ストロークは、コイルバネ97により吸収され、両端子に効果的にプリロードをかけることができる。
また、コイルバネ97が巻回される支持軸98がケース側端子90を挟んで一対で設けられることで、ケース側端子90の両側に端子ホルダ74の摺動機構を設けることで、ケース側端子90の傾きを防ぎスムーズな摺動動作が可能となる。これにより、ケース側端子90とバッテリ側端子75との良好な電気的接続を保つことができる。
なお、バッテリの形状や構造、バッテリの本数や取付位置、バッテリケースや操作レバーの形状や構造、押圧ホルダや端子ホルダの形状や構造、リンク機構やプリロード機構の形状や構造等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係る鞍乗型車両のバッテリ着脱構造は、鞍乗型の三輪電動車両や四輪電動車両等に適用することができる。
1…電動二輪車(鞍乗型車両)、23…シート、40…バッテリケース、45…押圧ホルダ、45b…押さえ部、45c…本体部、45d…弾性部材、49…当接部、49a…第1当接部、49b…第2当接部、51…テーパ面、52…位置決め凹部、60…操作レバー、60a…把持開口、61…把持部、61a…把持部の上面端部、62…区画部、63…位置決め板、63a…位置決め板の側端面、63c…面取り部、68…第2揺動軸、69…連結部、70…アーム部材、71…第1揺動軸、72…第3揺動軸、74…端子ホルダ、74a…貫通孔、75…バッテリ側端子、84…ボス、90…ケース側端子、97…バネ、98…支持軸、102…バッテリの上面、103a…バッテリの傾斜側面、107…バッテリの下面、B…バッテリ、U…接続位置、D…退避位置、L…リンク機構

Claims (10)

  1. 鞍乗型車両(1)の動力源に電力を供給する略直方体の複数のバッテリ(B)と、該バッテリ(B)が収納されるバッテリケース(40)と、前記バッテリ(B)の下面(107)に設けられるバッテリ側端子(75)と、該バッテリ側端子(75)と係合するケース側端子(90)とを含んで構成される鞍乗型車両のバッテリ着脱構造において、
    前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で、前記バッテリ(B)の上方に把持部(61)が位置する操作レバー(60)と、
    前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧する揺動式の押圧ホルダ(45)と、
    前記ケース側端子(90)を、前記バッテリ側端子(75)に接続される接続位置(U)と前記バッテリ側端子(75)から離間した退避位置(D)との間で移動できるように支持する端子ホルダ(74)とを具備し、
    前記複数のバッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収めて前記操作レバー(60)を下方に押し下げると、前記押圧ホルダ(45)が揺動して前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧するように構成されており、
    前記押圧ホルダ(45)が、
    揺動軸(45a)によって揺動可能に軸支される本体部(45c)と、
    前記バッテリ(B)の上面(102)を押圧する方向に付勢する弾性部材(45d)と、
    前記本体部(45c)に固定されて前記バッテリ(B)の上面(102)に当接する押さえ部(45b)と、
    前記操作レバー(60)を押し下げることで該操作レバー(60)に当接する当接部(49)とを含んで構成されることを特徴とする鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  2. 前記揺動軸(45a)が、前記操作レバー(60)の摺動方向と異なる方向に指向して配設されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  3. 前記当接部(49)が、前記揺動軸(45a)の軸方向延長位置の径方向外側に位置する第1当接部(49a)と、前記揺動軸(45a)の径方向外側に近接配置される第2当接部(49b)とからなり、
    前記第1当接部(49a)が前記操作レバー(60)に接する面積が、前記第2当接部(49b)が前記操作レバー(60)に接する面積より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  4. 前記バッテリ(B)は、車幅方向に2つ並んで配置されており、
    前記操作レバー(60)が、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で前記バッテリ(B)の上面(102)より上方に突出する把持部(61)と、前記バッテリ(B)を前記バッテリケース(40)に収納した状態で前記バッテリ(B)同士の間に挿入される区画部(62)とを含み、
    前記区画部(62)は、前記把持部(61)より幅狭に形成されており、
    前記把持部(61)と前記区画部(62)との間に、把持開口(60a)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  5. 前記操作レバー(60)の前記区画部(62)より下方の位置に、前記操作レバー(60)を押し下げた際に該操作レバー(60)を中立位置で保持するための位置決め板(63)が設けられており、
    前記バッテリケース(40)に、前記操作レバー(60)を押し下げた際に前記位置決め板(63)が収まる位置決め凹部(52)が設けられており、
    前記位置決め凹部(52)が、前記位置決め板(63)の側端面(63a)が当接して前記操作レバー(60)を中立位置に導くテーパ面(51)を含んで構成されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  6. 前記位置決め板(63)は、前記操作レバー(60)を上方に引き上げた際に、前記押圧ホルダ(45)を上方に揺動させる押圧部材として機能することを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  7. 前記操作レバー(60)に、前記把持部(61)と前記区画部(62)とを連結する連結部(69)が設けられており、
    前記連結部(69)の車幅方向の両側面が、下方に向かうにつれて幅狭になるテーパ形状を有することを特徴とする請求項5または6に記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  8. 前記把持部(61)の上端側の角部(61a)が曲面で構成されることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  9. 前記バッテリケース(40)は、前記鞍乗型車両(1)に設けられる開閉式のシート(23)の下方に配設されており、
    前記シート(23)の底面に、前記操作レバー(60)の上方に位置するボス(84)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
  10. 前記ボス(84)は、前記操作レバー(60)が所定の最下位置まで押し下げられた状態では、前記操作レバー(60)と当接しないことを特徴とする請求項9に記載の鞍乗型車両のバッテリ着脱構造。
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