JP6613808B2 - エンジン及び自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、過給機を備えたエンジン及び自動二輪車に関する。
過給機を備えた自動二輪車においては、エンジンの排気を過給機の駆動源としたものが存在する(例えば、特許文献1−3参照)。特許文献1−3に記載の自動二輪車では、シリンダヘッドに形成される排気口にエキゾーストマニホールドが取り付けられ、エキゾーストマニホールドに過給機(ターボチャージャー)が取り付けられる。
特開昭60−240523号公報 特開昭60−240524号公報 特開2015−83429号公報
ところで、排気口に取り付けられるエキゾーストマニホールドは、シリンダの数に応じた本数の金属製パイプを曲げて形成される。パイプの先端にはフランジ部が設けられ、当該フランジ部に過給機がボルト締結によって固定される。この場合、パイプを曲げる際の半径を大きく確保する必要があり、過給機の取付位置に制約ができてしまう。この結果、エンジンが全体として大きくなってしまうという問題がある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、エンジンを大きくすることなく過給機を配置可能なエンジン及び自動二輪車を提供することを目的とする。
本発明に係るエンジンは、シリンダヘッドの排気口に取り付けられるエキゾーストマニホールドと、前記排気口からの排気によって回転されるタービンを収容するタービンハウジングを有する過給機と、クランクケース内の前側に配置されるバランサと、エンジンの前方に配置されるラジエタとを備え、前記エキゾーストマニホールド及び前記タービンハウジングは、一体成型され、前記過給機は、前記バランサの上方に配置され、前記ラジエタは、前記過給機の上方で且つ、前記エキゾーストマニホールドの上方で、シリンダヘッドカバーよりも下方に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、エキゾーストマニホールドとタービンハウジングが一体成型されることにより、パイプを曲げる構成に比べて、エキゾーストマニホールドの形状を小さく設計することができる。このため、過給機をエンジン側に近づけて配置することができる。また、エキゾーストマニホールドの形状を小さくした分だけ、過給機の上方でラジエタをエンジン側に近づけて配置することができる。これらにより、ラジエタを備えつつも、エンジン全体の前後幅を小さくすることができる。このように、エキゾーストマニホールド及びタービンハウジングの形状に自由度が得られるため、エキゾーストマニホールドとタービンハウジングとが別々に形成される構成に比べて、エンジンを大きくすることなく過給機を配置することができる。また、部品点数が削減され、組付け作業が簡略化される。更に、エキゾーストマニホールドとシリンダヘッドカバーとの間の限られたスペースにラジエタを配置することができ、スペースを有効活用することができる。
また、本発明に係る上記エンジンにおいて、前記ラジエタには、電動ファンが取り付けられ、前記電動ファンは、前記エキゾーストマニホールドの上方に配置されることが好ましい。この構成によれば、エンジンの前後幅を小さくしつつも、電動ファンについては、発熱するエキゾーストマニホールドに対して離れた位置に配置することができる。このため、電動ファンと過給機との隙間を確保しつつ、電動ファンに対する過給機からの直接的な熱の影響を抑えることができる。
また、本発明に係る上記エンジンにおいて、前記バランサの下方には、オイルクーラ及び/又はオイルフィルタが配置されることが好ましい。この構成によれば、バランサの下方のスペースを有効活用することができる。
また、本発明に係る上記エンジンにおいて、前記エキゾーストマニホールドは、前記タービンハウジングの上方に接続されることが好ましい。この構成によれば、タービンハウジングの下方にスペースを確保することができる。
また、本発明に係る上記エンジンにおいて、前記エキゾーストマニホールドは、前記タービンハウジングの前面より後方に位置することが好ましい。この構成によれば、エキゾーストマニホールドの前後方向の突出量を小さくすることができ、過給機全体をクランクケース側に近づけることができる。よって、エンジン全体の前後幅を小さくすることができる。
また、本発明に係る自動二輪車は、上記エンジンを備えることが好ましい。
本発明によれば、エキゾーストマニホールドとタービンハウジングとを一体成型し、過給機をクランクケースに対して近接配置したことにより、エンジンを大きくすることなく過給機を配置することができる。
本実施の形態に係る自動二輪車のエンジン周辺の概略構成を示す側面図である。 図1に示すエンジン周辺の正面図である。 本実施の形態に係る過給機の周辺構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るエンジンを自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るエンジンを、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動三輪車、自動四輪車等に適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両左側を矢印L、車両右側を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車のエンジン周辺の概略構成を示す側面図である。図2は、図1に示すエンジン周辺の正面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る自動二輪車は、エンジン1の排気を駆動源とした過給機2、いわゆるターボチャージャーを備えた自動二輪車である。自動二輪車は、車体フレーム3にエンジン1を懸架して構成される。エンジン1は、2気筒の4サイクルエンジンであり、シリンダブロック10やシリンダヘッド11で構成されるシリンダアセンブリ12内にピストン(不図示)等の構成部品を収容し、シリンダアセンブリ12(シリンダヘッド11)の上端にシリンダヘッドカバー13を取り付けて構成される。シリンダアセンブリ12の後下方には、クランクシャフト(不図示)を収容するクランクケース4が取り付けられている。
クランクケース4は、上下に分割可能に構成され、上側の上ケース40と下側の下ケース41とを有している。上ケース40と下ケース41とを合わせることにより、クランクケース4内に各種軸を収容する空間が形成される。上ケース40の前側上部は開口されており、この開口を塞ぐように上ケース40にはシリンダブロック10が取り付けられる。下ケース41は下方に開口されており、この開口を塞ぐように下ケース41にはオイルパン5が取り付けられる。
また、下ケース41の前部には、エンジン1内のオイルを冷却するオイルクーラ14と、汚れたオイルをろ過するオイルフィルタ15(図1では不図示)が取り付けられている。図2に示すように、下ケース41の前部において、オイルクーラ14は右側に設けられ、オイルフィルタ15は左側に設けられている。
また、下ケース41内において、エンジン1の前側には、エンジン1の回転振動を軽減するバランサ42(図2では不図示)が設けられている。バランサ42は、後述するウォータポンプ18と同軸のバランサシャフト(不図示)を設けて構成される。本実施の形態では、バランサ42の下方にオイルクーラ14及びオイルフィルタ15が配置されることで、バランサ42の下方のスペースを有効活用することが可能になっている。
クランクケース4の左右両側には、それぞれ開口が形成されている。左側の開口には、マグネト(不図示)を覆うマグネトカバー16(図1では不図示)が取り付けられ、右側の開口には、クラッチ(不図示)を覆うクラッチカバー17が取り付けられている。
また、本実施の形態に係るエンジン1は水冷式のエンジンであり、エンジン1には、冷却水をエンジン1に対して送り込むウォータポンプ18と、エンジン1によって温められた冷却水を冷却するラジエタユニット6(図2では不図示)とが設けられている。ウォータポンプ18は、クランクケース4の側面において、クラッチカバー17の前方に設けられている。ラジエタユニット6は、車両の走行風を受けるようにエンジン1の前方に設けられており、エンジン1の略上半部前方に設けられる第1のラジエタ60と、エンジン1の略下半部前方に設けられる第2のラジエタ61とを有している。
各ラジエタ60、61は、一対のタンク62、63(それぞれ一方側(右側)のみ図示)を車幅方向に対向配置し、一対のタンク62、63間にラジエタコア(不図示)を連結して構成される。ラジエタコアは、扁平形状のウォータチューブ(不図示)と冷却フィン(不図示)とを交互に複数積層して構成される。また、第1のラジエタ60及び第2のラジエタ61は、上下に並べて配置されており、一方側のタンク62、63がパイプ64で連結される。なお、各ラジエタ60、61とエンジン1の本体との位置関係については後述する。
また、第1のラジエタ60の後方には、ラジエタコアに対向して電動ファン65が設けられている。電動ファン65は、図示しないモータの軸に樹脂材料で成形されるファンを取り付けて構成される。電動ファン65が駆動されることにより、ラジエタコアに風を送り込むことができる。よって、車両が停止した状態であっても、冷却水の冷却効果を高めることができる。
ラジエタユニット6とエンジン1との隙間には、過給機2がクランクケース4の前面に近接(隣接)して配置されている。過給機2は、エキゾーストマニホールド(以下、マニホールド部21と記す)と、後述するタービンハウジング(以下、ハウジング部22と記す)とが鋳造により一体成型されたハウジング本体23を有している。エンジン1の排気口にマニホールド部21が取り付けられることで、過給機2がエンジン1に固定される。
ハウジング部22は、車幅(左右)方向を軸方向とした円筒状に形成されており、内部にタービン24(図3参照)が収容されている。ハウジング部22の円筒面上側には、マニホールド部21が接続されている。マニホールド部21は、ハウジング部22に対する接続部分から上方に向かって2つに枝分かれした一対のパイプ21aを有している。各パイプ21aの先端は、シリンダヘッド11の前側に形成された2つの排気口に接続される。
ハウジング部22の右端側には、エキゾーストパイプ7(マフラー)が接続されている。ハウジング部22の左端側には、ターボシャフトのベアリング(共に不図示)を収容するベアリングハウジング25が設けられている。また、ベアリングハウジング25の左側には、コンプレッサ(不図示)を収容するコンプレッサハウジング26が設けられている。
ベアリングハウジング25の上部には、クランクケース4からオイルを供給するオイル配管25aの一端が接続され、ベアリングハウジング25の下部には、オイルをクランクケース4に戻すオイル配管25bの一端が接続されている。オイル配管25aの他端は、上ケース40に接続されており、オイル配管25bの他端は、下ケース41に接続されている。クランクケース4内のオイルがベアリングハウジング25に供給されることにより、ターボシャフト及びベアリングの潤滑がなされる。
ターボシャフトは、ハウジング部22からコンプレッサハウジング26との間で車幅方向に延びており、一端(右端)側にタービン24が固定され、他端(左端)側にコンプレッサが固定されている。これにより、タービン24及びコンプレッサがターボシャフトを軸として一体回転可能に構成される。
コンプレッサハウジング26の下方には、ウェイストゲートバルブ27が設けられている。ウェイストゲートバルブ27は、タービン24(ハウジング部22)に対する排気の流入量を調節する役割を果たす。例えば、過給圧が急激に上がった場合には、ウェイストゲートバルブ27が作動することでタービン24に対する排気の流入量が少なくなるように調節される。
コンプレッサハウジング26の左端には、エアクリーナ8を通過した空気を過給機2に導入するコンプレッサパイプ26aが接続されている。また、コンプレッサハウジング26の上部には、コンプレッサハウジング26内で圧縮された空気をエンジン1内に導入するインテークパイプ26bが接続されている。
このように構成される過給機2を備えた自動二輪車では、乗員のスロットル操作に応じて、エンジン1からの排気がマニホールド部21(エキゾーストマニホールド)を介してハウジング部22(タービンハウジング)内に導入される一方、外の空気がエアクリーナ8及びコンプレッサパイプ26aを通じてコンプレッサハウジング26内に導入される。
ハウジング部22内では、排気の流れによってタービン24が高速回転され、排気がエキゾーストパイプ7を通じて外に排出される。コンプレッサハウジング26内では、タービン24の回転に応じてコンプレッサが回転することで空気が圧縮される。圧縮された空気は、インテークパイプ26bを通じてエンジン1内に導入される。
このように、過給機2で空気を圧縮することにより、エンジン1の総排気量以上の混合気をエンジン1内に送り込むことができる。この結果、より多くの燃料を燃やしてエンジン1の出力を高めることができる。
ところで、エンジンの排気を利用して吸入空気を圧縮する過給機(ターボチャージャー)は、エキゾーストマニホールドを介してエンジンに取付けられる。エキゾーストマニホールドは、シリンダの数に応じた本数の金属製パイプを曲げて、それぞれのパイプを溶接して製造される。
このように、パイプを曲げてエキゾーストマニホールドを製造する場合、パイプの最小曲げ半径が影響して、パイプの曲げ半径を確保するためのスペースが必要となる。よって、当該スペースの分だけ過給機をエンジンから離して取り付けなくてはならず、過給機をエンジンに近接して配置することが困難であった。
また、過給機は、エンジンの排気を利用して吸入空気を圧縮するため、駆動中は非常に発熱している。特に、エンジンの前方にラジエタ等の部品を設ける場合には、発熱部品である過給機とラジエタとの隙間を十分に確保する必要があるため、車両全体として前後に大きくなってしまうという問題がある。
そこで、本実施の形態では、エキゾーストマニホールド(マニホールド部21)と過給機2のハウジング部22とを鋳物で一体成型し、パイプを曲げる場合に比べてエキゾーストマニホールド(ハウジング本体23)の形状を小さく設計した。これにより、過給機2をエンジン1(クランクケース4)に近接して配置することが可能になった。この結果、パイプを曲げる際の半径を大きく確保する必要が無くなり、エンジン1の前後幅を大きくすることなく過給機2を配置することが可能になった。
すなわち、本実施の形態では、エキゾーストマニホールドとハウジングとが一体型の過給機2を採用することで、マニホールド部21の曲げ点をエンジン1側に寄せることが可能になっている。これにより、過給機2をエンジン1側に近づけると共にバランサ42の上方に配置することができる。さらに、マニホールド部21の曲げ点を小さくしたことでマニホールド部21の上方にスペースが確保され、当該スペースにラジエタユニット6(第1のラジエタ60)を配置している。以上により、ラジエタユニット6を備えつつも、エンジン1全体として前後幅を小さくすることが可能になっている。
次に、図2及び図3を参照して、過給機及びエンジン周辺構成のレイアウトについて説明する。図3は、本実施の形態に係る過給機の周辺構成を示す側面図である。
図2及び図3に示すように、本実施の形態では、クランクケース4に対してシリンダアセンブリ12及びシリンダヘッドカバー13が前側に傾斜しており、クランクケース4の前面に対してシリンダヘッドカバー13の前端が前側に位置している。そして、シリンダヘッドカバー13の前端に対して前方に僅かに隙間を空けてラジエタユニット6が配置されている。ラジエタユニット6は、クランクケース4の下端からシリンダヘッドカバー13の高さに至るまで略鉛直方向に立ち上がるように配置されている。
このように、エンジン1とラジエタユニット6との隙間、すなわち、クランクケース4の前方、シリンダアセンブリ12の下方、及びラジエタユニット6との間には、鉛直方向に延びるスペースS1が形成される。本実施の形態では、ハウジング本体23(マニホールド部21とハウジング部22)を鋳造で一体成型したことにより、マニホールド部21の前後幅をできるだけ小さくしてハウジング部22をクランクケース4側に近接させている。このため、限られたスペースS1内で過給機2をクランクケース4に対して隣接配置することができ、エンジン1全体の前後幅を小さくすることが可能になっている。
また、過給機2は、バランサ42の上方であって、第1のラジエタ60の下方に配置されている。バランサ42とラジエタユニット6(特に第1のラジエタ60)との間に配置されることで、クランクケース4の前方のスペースを有効活用することができる。特に、バランサ42の上方に過給機2が配置されることで、地面から過給機2までの高さを確保することができる。よって、走行中に車輪(不図示)等によって異物や水が巻き上げられても、過給機2に直接異物や水が付着するのを防止できる。上記したように、過給機2は発熱部品であるため、過給機2に水等が付着することで過給機2が急激に冷やされ、過給機2の構成部品(各種ハウジングやウェイストゲートバルブ27)が変形するのを防止することができる。また、地面から過給機2までの高さを確保することにより、過給機2が水に浸かり難くなっており、過給機2に対する耐冠水性が向上されている。
また、バランサ42(下ケース41)の上方に過給機2が配置されることで、ベアリングハウジング25に供給されたオイルを下ケース41に戻す際にオイルの自重を利用することができる。このため、オイルをクランクケース4に戻すのに別途専用のオイルポンプを設ける必要がなく、構成を簡略化することができる。
また、電動ファン65がマニホールド部21の上方に配置されることで、マニホールド部21に対して電動ファン65を離すことができる。マニホールド部21は発熱する部位であるのに対し、電動ファン65は上記したように樹脂材料で形成されるファンを有しているため、マニホールド部21と電動ファン65との隙間が確保されることで、電動ファン65に対する過給機2からの直接的な熱の影響を抑えることができる。
また、第1のラジエタ60は、マニホールド部21の上方で、シリンダヘッドカバー13よりも下方に配置されている。より具体的には、第1のラジエタ60の下端が、マニホールド部21の下端(マニホールド部21とハウジング部22との接続部分)より上方に位置しており、第1のラジエタ60の上端が、シリンダヘッドカバー13の上端よりも下方に位置している。このため、マニホールド部21とシリンダヘッドカバー13との間の限られたスペースに第1のラジエタ60を配置することができ、スペースを有効活用することができる。特に、エンジン1全体の高さを大きくすることなく、ラジエタユニット6を配置することができる。
また、ハウジング本体23において、マニホールド部21は、ハウジング部22の上方に接続されている。このため、マニホールド部21を下方に延ばす必要がなく、ハウジング部22の下方にスペースを確保することができる。この結果、空いたスペースにオイルクーラ14やオイルフィルタ15を配置することで、スペースが有効利用されている。
さらに、マニホールド部21(一対のパイプ21a)は、ハウジング部22の前面(図3の二点鎖線L1)より後方に位置している。本実施の形態では、ハウジング本体23を鋳造で一体成型しているため、パイプを曲げる場合に比べて、パイプ21aの長さを短縮することができる。よって、マニホールド部21の前後方向の突出量を小さくすることができ、マニホールド部21の下方にハウジング部22を設けることで、過給機2全体をクランクケース4側に近づけることができる。このため、エンジン1全体の前後幅を小さくすることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、エキゾーストマニホールド(マニホールド部21)とタービンハウジング(ハウジング部22)が鋳造で一体成型されることにより、パイプを曲げる構成に比べて、エキゾーストマニホールド(ハウジング本体23)の形状を小さく設計することができる。このため、過給機2をエンジン1側に近づけて配置することができる。また、エキゾーストマニホールドの形状を小さくした分だけ、過給機2の上方でラジエタユニット6(第1のラジエタ60)をエンジン1側に近づけて配置することができる。これらにより、ラジエタユニット6を備えつつも、エンジン1全体の前後幅を小さくすることができる。このように、ハウジング本体23の形状に自由度が得られるため、エキゾーストマニホールドとタービンハウジングとが別々に形成される構成に比べて、エンジン1を大きくすることなく過給機2を配置することができる。また、部品点数が削減され、組付け作業が簡略化される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態においては、2気筒のエンジン1について説明したが、この構成に限定されない。エンジン1は、単気筒でも、3気筒以上のエンジンで構成されてもよい。
また、上記した実施の形態においては、水冷式のエンジン1について説明したが、この構成に限定されない。エンジン1は、空冷式のエンジンで、空冷式のオイルクーラを備える構成でもよい。
また、上記した実施の形態においては、バランサ42の下に、オイルクーラ14及びオイルフィルタ15の両方が設けられる構成としたが、この構成に限定されない。オイルクーラ14及びオイルフィルタ15のいずれか一方が設けられる構成としてもよい。
以上説明したように、本発明は、エンジンを大きくすることなく過給機を配置することができるという効果を有し、特に、過給機を備えたエンジン及び自動二輪車に有用である。
1 エンジン
11 シリンダヘッド
13 シリンダヘッドカバー
14 オイルクーラ
15 オイルフィルタ
2 過給機
21 エキゾーストマニホールド(マニホールド部)
22 タービンハウジング(ハウジング部)
24 タービン
4 クランクケース
42 バランサ
6 ラジエタユニット(ラジエタ)
60 第1のラジエタ
61 第2のラジエタ
65 電動ファン

Claims (6)

  1. シリンダヘッドの排気口に取り付けられるエキゾーストマニホールドと、
    前記排気口からの排気によって回転されるタービンを収容するタービンハウジングを有する過給機と、
    クランクケース内の前側に配置されるバランサと、
    エンジンの前方に配置されるラジエタとを備え、
    前記エキゾーストマニホールド及び前記タービンハウジングは、一体成型され、
    前記過給機は、前記バランサの上方に配置され、
    前記ラジエタは、前記過給機の上方で且つ、前記エキゾーストマニホールドの上方で、シリンダヘッドカバーよりも下方に配置されることを特徴とするエンジン。
  2. 前記ラジエタには、電動ファンが取り付けられ、
    前記電動ファンは、前記エキゾーストマニホールドの上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記バランサの下方には、オイルクーラ及び/又はオイルフィルタが配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記エキゾーストマニホールドは、前記タービンハウジングの上方に接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエンジン。
  5. 前記エキゾーストマニホールドは、前記タービンハウジングの前面より後方に位置することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエンジン。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のエンジンを備えることを特徴とする自動二輪車。
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