JP2015210362A - 光トランシーバ - Google Patents

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沖 和重
Kazue Oki
和重 沖
崇 松井
Takashi Matsui
崇 松井
邦幸 石井
Kuniyuki Ishii
邦幸 石井
秀昭 神杉
Hideaki Kamisugi
秀昭 神杉
宏実 倉島
Hiromi Kurashima
宏実 倉島
ジグネッシュ シャー
Shah Jignesh
ジグネッシュ シャー
リン チャン
Lin Zhang
リン チャン
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Abstract

【課題】MTコネクタを設置すると共にEMIノイズを低減させる光トランシーバを提供する。【解決手段】CFP規格に準拠するプラガブル光トランシーバ1は、光レセプタクル60の後側に、光レセプタクル60の内部に設置された他のMTフェルール50を前方に押圧すると共に光トランシーバ1の内部を保護する機構部を備える。光デバイスと組み立てられる一のMTフェルール50と他のMTフェルール50とを結合する内部ファイバFは機構部を通過する。機構部としては、弾性機能を有する金属プレート70、及び/又は他のMTフェルール50を保持するホルダに組み付けられるコイルスプリング、を用いることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、光トランシーバに関し、特に外部のMPO(Multiple fiber Push-On)コネクタに係合されるMTフェルールを備えた光トランシーバに関する。
MPOコネクタは、光通信の分野においてよく知られている。特許文献1には、MPOコネクタの内部構造が開示されている。MPOコネクタは、一方側の光ファイバを他方側の光ファイバに接続する。すなわち、MPOコネクタは、纏められた複数の光ファイバを光学的に結合させる。
一方、MSA(Multi-Source Agreements)は、CFP(Centum(100)gigabit Form-factor Pluggable)と呼ばれるプラガブル光トランシーバの詳細を規定している。特許文献1におけるCFPトランシーバは、LCコネクタやSCコネクタといった種類の光レセプタクルを備えている。
特開平10−123366号公報
近年、光通信システムの通信速度の増大に伴い、その通信速度は25Gbpsを超えることもあり、EMI(Electro-Magnetic Interference)がより重要な問題となっている。すなわち、通信速度の増大に伴って信号の周波数は増加し信号の波長が短くなるので、より周波数が高いEMIノイズが光トランシーバのハウジングに形成された小さな隙間や空間から漏れやすくなる。更に、光トランシーバは、基幹回線及び加入者回線の分野から、多くのチャネルのデータが同時にまとめて送信されるデータセンタの分野にまで適用される。従って、近年の光トランシーバは、MTコネクタ等、多くの通信用の光ファイバを保持する光コネクタを設置することが求められている。
本発明は、MTコネクタを設置すると共にEMIノイズを低減させる光トランシーバを提供する。
本発明の一側面は、光アセンブリと、光レセプタクルと、内部ファイバと、ハウジングと、機構部とを含む光トランシーバに関する。機構部は、外部の光コネクタと光レセプタクルとの光結合を確保するだけでなく、光トランシーバの内部を確実に保護する。光アセンブリは、光デバイスを含む。光レセプタクルは、MPOコネクタを受容することによってMPOコネクタに通された外部ファイバと結合する。内部ファイバは、一のMTフェルールによって光アセンブリと接続し、更に他のMTフェルールによって光レセプタクルと接続する。すなわち、内部ファイバは、その両端にMTフェルールを備え、光アセンブリと光レセプタクルとを光学的に接続する。ハウジングは、光アセンブリ、光レセプタクル、内部ファイバ及び機構部を設置する。本発明は、EMIに対する耐性を低減させずに機構部が他のMTフェルールを光レセプタクルに向かって押圧することを特徴とする。
機構部は、例えば金属で構成され、光レセプタクルの後方に設置されてU字状の面を有するプレートであってもよい。このプレートをハウジングに設けられた凹部に挿入すると、プレートが他のMTフェルールを光レセプタクルに向かって押圧し、プレートの一端はハウジングに接触する。
別の形態として、機構部は、ホルダとスプリングとの組み合わせであってもよく、更にホルダとスプリングを内部に設置するハウジングに設けられた窪みを含んでいてもよい。例えば金属によって構成されるホルダは、他のMTフェルールの後側の部分を保持する。一方、スプリングは、ホルダを介して光レセプタクルに向かって他のMTフェルールを押圧するためにホルダと窪みの後壁との間に設置される。スプリングは、コイルスプリングであってもよい。他のMTフェルールの後方から伸びる内部ファイバは、ホルダを貫通し、コイルスプリングの内部と上記窪みを構成する壁部に形成された切り込みとを通過する。
このようにして、外部コネクタがMTフェルールを有するMPOコネクタである場合にも機構部が外部コネクタとの光結合における信頼性を高めると共にEMIに対する耐性を高めることができる。
本発明は、MTコネクタを設置すると共にEMIノイズを低減させる光トランシーバを提供することができる。
上記及びその他の目的、側面及び利点は、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明した以下の説明により、更に良好に理解されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る光トランシーバの外観を示す。 図2は、図1の光トランシーバの内部を示す斜視図である。 図3は、光アセンブリが搭載されるサブ基板を示す斜視図である。 図4は、図3のサブ基板から光アセンブリを外した状態を示す斜視図である。 図5は、回路基板の平面図である。 図6は、図5の回路基板が電子回路とサブ基板とを搭載した状態における光トランシーバの内部を示す斜視図である。 図7は、内部にMTフェルールが設置される光レセプタクルの斜視図である。 図8は、MTフェルールを備えた光レセプタクルを含むアセンブリを示し、アセンブリがハウジングの下筐体の所定位置に設置される図である。 図9は、ハウジングの下筐体、光レセプタクル及びMTフェルールの分解図である。 図10は、光トランシーバの前側から見た光レセプタクルとMTフェルールのアセンブリを示す図である。 図11は、ハウジングに設けられた凹部の中に設置されたプレートを示す斜視図である。 図12は、図11に示されるプレートの斜視図である。 図13は、本発明の第2実施形態に係るMTフェルールを前方に押圧する機構部を有する光トランシーバの内部を示す平面図である。 図14は、前方にMTフェルールを押圧するためにMTフェルールの後方に設けられる機構部を拡大させた図である。
次に、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。図面の説明において、同一の又は対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、本実施形態の光トランシーバ1は、光トランシーバに関するMSA(Multi-Source Agreements)仕様の一種であるCFPに準拠した光トランシーバである。光トランシーバ1は、主にデータセンターに設置される。光トランシーバ1は、最長で数100mの長さを有する複数の光ファイバを介して複数の光信号の送受信を行う。光トランシーバ1は、光源として、1μmよりも短い波長を有する光信号をそれぞれ出力する複数の垂直共振器型面発光レーザダイオード(後にVCSELと称する)を実装する。光トランシーバ1は、ハウジング2と、二つのねじ3と、フロントカバー4とを備えている。ハウジング2は、上筐体5と下筐体6とを含んでいる。
図2は、光トランシーバ1の内部の斜視図である。図2に示されるように、光トランシーバ1は、上筐体5と下筐体6との間に、3個のサブ基板11と回路基板12とを備えている。サブ基板11は、それぞれフレキシブルプリント基板(後にFPCと称する)13によって回路基板12に電気的に接続されている。各サブ基板11は光デバイスを搭載しており、回路基板12は光デバイスを駆動させ光トランシーバ1の全体を制御するための電気回路を搭載する。回路基板12は、ホストシステムと通信を行うと共にホストシステムから電力供給を受けるための電気プラグ12Aを後部に備えている。以下では、説明の便宜上、「前」、「後」、「上」及び「下」と方向を定めて説明を行う。フロントカバー4が設けられる側を前とし、その反対側である電気プラグ12Aが設けられる側を後とする。更に、上筐体5が設けられる側を上とし、その反対側である下筐体6が設けられる側を下とする。これらの方向は、単なる説明の便宜上のものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
各サブ基板11は、いわゆるFR−4(Flame Retardant Type4)によって構成されていてもよい。図3に示されるように、サブ基板11は、電極20と、配線21と、2個のガイドピン23を含む光アセンブリ22と、Txポート24と、Rxポート25とを備えている。図4では、アレイVCSEL28及びアレイPD29(以下、光デバイス28,29と称することもある)と、ドライバ26及びプリアンプ27といった電気デバイスとを示すため光アセンブリ22を外している。具体的に、アレイVCSEL28は、ドライバ26によってそれぞれ駆動される4個の能動素子を組み込んでいる。一方、アレイPD29も4個の能動素子を組み込んでいる。
配線21は、サブ基板11の表面に形成されている。配線21の一部は、その上部にアレイVCSEL28を搭載している。アレイVCSEL28に組み込まれている各要素は、ドライバ26によって独立して駆動する。一方、プリアンプ27は、アレイPD29の各PDによって生成された光電流のそれぞれを独立して増幅させる。ドライバ26、プリアンプ27、アレイVCSEL28及びアレイPD29といったデバイスは、ボンディングワイヤによって配線21に互いに電気的に接続されている。なお、ボンディングワイヤに代えて、リボンワイヤを用いることができる。また、本実施形態では、フリップチップボンディング等、ボンディングワイヤやリボンを用いない方法を採用してもよい。
サブ基板11は、配線21と同一の材料によって配線21と共に形成されるアライメントマークを備えていてもよい。このアライメントマークは、サブ基板11上に配置するアレイVCSEL28とアレイPD29の取り付けを容易にする。粘着性及び導電性を有する樹脂がサブ基板11の表面に光デバイス28,29を固定してもよい。サブ基板11の表面に光デバイス28,29を搭載し配線21への電気的接続を行った後は、図3に示されるように、例えばウルテム(登録商標)等、光デバイス28,29に対する光を透過する透明樹脂で構成された光アセンブリ22が光デバイス28,29を覆ってサブ基板11上に取り付けられる。
光アセンブリ22は、アレイVCSEL28の能動素子及びアレイPD29の能動素子のそれぞれに対応する複数のレンズをその表面に備える。アレイVCSEL28の各素子で生じた光は、コリメートレンズである第1のレンズを通って光アセンブリ22に入射される。光アセンブリ22に入射された光は、サブ基板11の表面に対して45°の角度をなす表面でTxポート24に向かって内部で反射される。その反射面とTxポート24との間には、内部ファイバFの端面への集光を行うための集光レンズである第2のレンズが設けられている。
ガイドピン23は、MTフェルール15をガイドする。具体的には、光アセンブリ22の前側の凹部内に設けられたレンズと共に配置されてMTフェルール15内で内部ファイバFが固定されるように光アセンブリ22の前側表面のそれぞれに設けられたガイドピン23がMTフェルール15に設けられたボアに挿入される。また、サブ基板11の表面に取り付けられ光デバイス28,29を有する光アセンブリ22の配置は、光デバイス28,29の両隣に設けられた穴11Aに入り込み光アセンブリ22の底面に設けられた嵌合ピンによって行われる。また、光アセンブリ22と光デバイス28,29との光学的配置は、一時的に用いるMTフェルールに固定された光ファイバを経由して当てられる光が最適となるように、ガイドピン23を有し実際に光デバイス28,29と動作する上記MTフェルールを嵌合させることによって実行されてもよい。サブ基板11における光アセンブリ22と光デバイス28,29との光学的配置の後、光アセンブリ22は、例えばエポキシ樹脂によってサブ基板11に固定される。
図5は、回路基板12の平面図である。回路基板12は、ファイバ配置領域31と、回路領域32と、プラグ領域33といった3つの部分を含んでいる。回路基板12は、更に、ファイバを束ねるクリップをとめるための穴34と、サブ基板11が設置される開口35とを備えている。開口35は、ファイバ配置領域31と回路領域32との間に設けられている。
ファイバ配置領域31の内部には、内部ファイバFが設置される。また、回路領域32は、回路基板12の上面及び下面に回路要素を搭載する。開口35と対面している前端における回路領域には、FPC13で回路基板12とサブ基板11とを接続するための複数の電気パッド32Aが設けられる。回路基板12の後端におけるプラグ領域33の上面及び下面には、電気プラグ12Aが設けられる。なお、図5は、その電気プラグ12Aを除いた状態を示している。
内部ファイバFは、15mmより大きい曲率を確保するようにファイバ配置領域31に配置される。穴34に設置されるクリップは、例えば内部ファイバFを結わえることによってファイバ配置領域31内における内部ファイバFを上述した配置とする。
図6は、上筐体5を取り外して光トランシーバ1の内部を示す斜視図である。上筐体5及び下筐体6の間に形成される領域40は、レセプタクル部41と、放熱部42と、嵌合部43といった3つの部分に分けられる。レセプタクル部41は、その底部に、ウルテム(登録商標)等の樹脂によって構成された外部のMPO(Multiple-fiber Push-ON)コネクタを受容する光レセプタクル60を備える。
図7〜図9は、光レセプタクル60と光レセプタクル60の周辺における下筐体6の構造の詳細を説明する図である。光レセプタクル60は、その後部において、内部ファイバFの他端で固定されたMTフェルール50を受容する長方形状の開口61を備える。一方、光レセプタクル60の前部は、図示しない外部のMPOコネクタを受容する他の開口62を備える。開口62の形状は、MPOコネクタの外形に倣った形状となっている。光レセプタクル60に結合されるMTフェルール50は、複数の内部ファイバFを保持している。具体的には、図2及び図6に示されるように、本実施形態の光トランシーバ1は、サブ基板11にそれぞれ搭載された3つの光サブアセンブリを備える。この3つの光アセンブリのうち2つの光サブアセンブリは、4本の光信号を送信すると共に4本の光信号を受信する。一方、残りの1つの光サブアセンブリは、2本の光信号を送信し2本の光信号を受信する。各光信号は、内部ファイバFによって伝送される。すなわち、光トランシーバ1は、光信号を送信するための10本の内部ファイバFと、光信号を受信するための10本の内部ファイバFとを備える。MTフェルール50は、これらの20本の内部ファイバFとファイバ配置領域31に配置された内部ファイバFとを接続し、15mmより大きい曲率が得られるように光レセプタクル60の両側に空間を形成している。
光レセプタクル60の後部を示す図7を参照すると、光レセプタクル60は、その両側に、光レセプタクル60の光軸に対して垂直に延びるフランジ63を備える。フランジ63は、その上部に2個の突起63aを備え、その下部に2個の突起63aを備えている。すなわち、光レセプタクル60は、その各方向に合計4個の突起63aを有する。これらの突起63aは、下筐体6に形成されたガイド41Aの内部に設置される。このようにして下筐体6に対する光レセプタクル60の位置決めがなされる。
フランジ63は、更に、上側の突起63aと下側の突起63aとの間で後方且つ外方に延びるタブ64を備えている。タブ64は、光レセプタクル60が空間41Bの内部における空間41Bを囲む側壁41aに当接することによって反発力を生じさせる。従って、光レセプタクル60は、外部のMPOコネクタが光レセプタクル60の内部に設置されても空間41Bの内部で安定して設置される。
MTフェルール50は、光レセプタクル60と結合したときに、後側の面において、光軸に沿って確実に光レセプタクル60の位置決めを行うために、空間41Bの後端に設けられた段部41Cに当接する。すなわち、段部41Cは、MTフェルール50の前側の表面である光学基準面を十分な精度で確実に決定する機能を有する。
図9及び図10に示されるように、MTフェルール50は、その本体を貫通し外部のMPOコネクタと接続すると共に光学的に結合するガイドピン51を備えている。すなわち、外部のMPOコネクタは、ガイドピン51を受容する穴を備えている。ガイドピン51をMPOコネクタの上記穴に挿入すると、MTフェルール50に保持されてMTフェルール50の表面で露出している内部ファイバFが、MPOコネクタに固定された外部ファイバと光学的に結合する。内部ファイバFが露出しているMTフェルール50の前側の表面は光学基準面となっている。MTフェルール50の本体から後方に突出するガイドピン51は、空間41BにおけるMTフェルール50の位置決めを行う。上述したように、MTフェルール50は、ガイドピン51をMPOコネクタの穴に挿入することによって外部のMPOコネクタと光学的に結合する。具体的には、MPOコネクタは、ガイドピンを受容するための穴を有するいわゆる雌型のMTフェルールを備えている。そのMPOコネクタにMTフェルール50を挿入すると、ガイドピン51はMPOコネクタの他のMTフェルールの上記穴に結合し、MTフェルール50の前側の表面に露出する光ファイバは、MPOコネクタの他のMTフェルールの表面で露出した状態で固定されている外部ファイバと光学的に結合する。上述したように、本実施形態では、MTフェルール50は複数のファイバを保持しており、20本のファイバがMTフェルール50の表面で露出した状態で保持されている。MPOコネクタの他のMTフェルールも20本の外部ファイバを保持している。MTフェルール50におけるこれらの20本の光ファイバを安定してMPOコネクタの外部ファイバに結合するために、MTフェルール50の前側の表面と外部のMTフェルールの表面との全ての表面で均一に面当接されることが必要である。従って、これらのMTフェルールは、弾性的に当接されることが好ましい。
本実施形態の光トランシーバ1は、MTフェルール50に対する弾性力を生じさせると共に光トランシーバ1の内部を電気的に保護するためのプレート70を備えている。図11及び図12は、プレート70の詳細と下筐体6に設けられるプレート70周辺の構造を説明するための図である。図11に示されるように、プレート70は、光レセプタクル60のための空間41Bの後部に形成された凹部41Dの中に設置される。すなわち、ハウジング2は、段部41Cを挟んで配置される2つの凹部41Dを備えている。プレート70は、段部41Cを跨ぐように凹部41Dに設置される。凹部41Dに設置されるプレート70は、MTフェルール50の後面と凹部41Dの後方側の壁部との間に配置される。よって、光デバイスと電気デバイスとが収容された光トランシーバ1の内側は、その外側とは電気的に遮断された状態となり得る。
図12を参照すると、プレート70は、平坦部71と、平坦部71の下端から延びる2本の脚部72とを含んでいる。これらの2本の脚部72と平坦部71とは、脚部72の間に切り込み70Aを形成する。更に、切り込み70Aの上端には、内部ファイバFを通すための切り込み71Aと、切り込み71Aの両側に形成されてガイドピン51を通すための切り込み71Bとを備える。切り込み71Bは、切り込み70Aの上端から上方に延び上方に向かうに従って幅が小さくなる第1の部分71aと、第1の部分71aから連続する円形状の第2の部分71bとを有する。脚部72の根元と折り曲げ部72A〜72Cとは、U字状の横断面を形成する。円形状の第2の部分71bの径は、ガイドピン51の径よりも僅かに小さくなっている。
脚部72は、3回折り曲げられている。具体的には、脚部72は、その外側の端部で後方に折り曲げられて形成された第1の折り曲げ部72Aと、第1の折り曲げ部72Aから内側に折り曲げられて形成された第2の折り曲げ部72Bと、第2の折り曲げ部72Bから更に内側に折り曲げられて形成された第3の折り曲げ部72Cとを有する。第3の折り曲げ部72Cは、平坦部71に対して平行に延在している。第2の折り曲げ部72Bの幅は、第3の折り曲げ部72Cに向かって徐々に減少し、第3の折り曲げ部72Cは長方形状となっている。
従って、プレート70は、平坦部71が段部41Cを跨ぐように凹部41Dに設置されるときに、第3の折り曲げ部72Cが凹部41Dの後壁に当接し、平坦部71はMTフェルール50の後側の表面を前方に押圧する。また、プレート70は、半田や溶接等を行わずに、金属の切断及び曲げのみによって形成されているのでコストの点で有利である。
このように、本発明の一実施形態の光トランシーバ1について詳細に説明した。光トランシーバ1は、空間Sと光デバイス及び電気デバイスが搭載される箇所の内側を保護するために光レセプタクル60の後端に設置されるプレート70を備えるという特徴を有する。よって、EMI(Electro-Magnetic Interference)が効果的に抑制される。更に、プレート70は、凹部41Dに設置されたときに、光レセプタクル60に設置されたMTフェルール50に対する反発力を生じさせる。よって、MTフェルール50の前側の表面をMPOコネクタに固定された外部のMTフェルールの表面に効果的に当接させる。従って、内部ファイバFを安定して均一に外部ファイバに結合させることができる。
プレート70は、内部ファイバFを通すための切り込み71Aを備え、切り込み71Aの両側にMTフェルール50から伸びるガイドピン51を通すための他の切り込み71Bを備える。これらの切り込み71A,71Bは、凹部41Dの後部に設けられた段部41Cに結合される開口を形成する。更に、これらの切り込み71A,71Bは、EMIに対する保護性能を高めることができるように、より狭い領域となっている。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る光トランシーバ101について、図13及び図14を参照しつつ説明する。
図13は、第2実施形態の光トランシーバ101の内部を示す平面図である。光トランシーバ101は、第1実施形態の下筐体6と異なる下筐体106を備えている。下筐体106は、第1実施形態のプレート70に代えて光レセプタクル60の内部のMTフェルール50を押圧するための機構部170を有するレセプタクル部141を含んでいる。光トランシーバ101の他の構成は、第1実施形態の光トランシーバ1と同一である。
図13及び図14に示されるように、本実施形態のレセプタクル部141は、第1実施形態の段部41Cを有しておらず、この段部41Cに代えて、機構部170を受容するための凹部141Dを有する。機構部170は、MTフェルール50を保持する直方体状のホルダ171と、MTフェルール50に向かってホルダ171を押圧するスプリング172とを備える。MTフェルール50の本体の後部を保護するホルダ171は、内部ファイバFを通すための第1の開口171Aと、ガイドピン51を通すために第1の開口171Aの両側に設けられた第2の開口171Bとを備える。
スプリング172は、平衡状態から僅かにずれた状態で凹部141Dに設置される。すなわち、スプリング172は、僅かに縮められた状態で設置される。MTフェルール50から引き出された内部ファイバFは、ホルダ171の第1の開口171Aと、スプリング172と、凹部141Dの後壁に設けられた切り込み141Eとを通過して、光トランシーバ101の内部スペースに導入される。スプリング172の弾性定数は通常板バネである脚部72の弾性定数より大きいので、スプリング172は、MTフェルール50を前方に押圧するための力をより大きく付与し得る。よって、MTフェルールの2つの面の間における光結合の性能が向上する。光レセプタクル60に設置されたMPOコネクタは、前方にMTフェルールを押圧するスプリングを有する。光トランシーバ1又は光トランシーバ101における脚部72やスプリング172といった弾性部材は、MPOコネクタによって生じる力に対抗するために必要である。すなわち、コイルスプリングであるスプリング172は、MPOコネクタによって引き起こされた力に効果的に対抗し得る。
MTフェルール50は、機構部170によって保持されて機構部170が凹部141Dに設置されているときに、光レセプタクル60に当接するように前方に押圧される。スプリング172の直径よりも凹部141Dは深くなっているので、スプリング172が凹部141Dから抜け出ることが効果的に防止される。
図14を参照すると、本実施形態の光トランシーバ101は、更に、凹部141Dの周囲に配置されるガスケット141Fを備えている。ガスケット141Fは、導電性ゴム等、導電性を有する弾性材料で構成されており、凹部141Dの縁に沿うように配置される。従って、ガスケット141Fを有する機構部170の配置によって、MPOコネクタの性能、すなわち多くのファイバ間における光結合の性能を向上させると共に、電気的な保護機能を発揮させることも可能となる。
上述した実施形態では、本発明の光トランシーバの好適な実施形態について具体的に説明した。しかしながら、本発明の精神の範囲を逸脱しない範囲において種々の変形及び変更が可能であることは明らかである。従って、本明細書と図面は、制限的な意味ではなく例示的に見なされるべきものである。
1,101…光トランシーバ、2…ハウジング、3…ねじ、4…フロントカバー、5…上筐体、6,106…下筐体、11…サブ基板、15…MTフェルール(一のMTフェルール)、22…光アセンブリ、41…レセプタクル部、41D…凹部、50…MTフェルール(他のMTフェルール)、51…ガイドピン、60…光レセプタクル、70…プレート、71…平坦部、71A,71B…切り込み、72…脚部、72A,72B,72C…折り曲げ部、141…レセプタクル部、141D…凹部、170…機構部、171…ホルダ、171A,171B…開口、172…スプリング、F…内部ファイバ、S…空間。

Claims (11)

  1. 光トランシーバであって、
    光デバイスを含む光アセンブリと、
    MPOコネクタを受容することによって前記MPOコネクタに固定され外部ファイバに接続される光レセプタクルと、
    一のMTフェルールによって前記光アセンブリと接続されると共に他のMTフェルールによって前記光レセプタクルと接続される内部ファイバと、
    前記他のMTフェルールを前記光レセプタクルに向かって押圧すると共に前記光トランシーバの内部を保護する機構部と、
    前記光アセンブリ、前記光レセプタクル、前記内部ファイバ及び前記機構部を内部に設置する導電性のハウジングと、を備えた光トランシーバ。
  2. 前記機構部は、導電性のプレートであり、
    前記ハウジングは、前記導電性のプレートの一部であって前記光レセプタクルに向かって前記他のMTフェルールを押圧する部位を受容する凹部を備える、
    請求項1に記載の光トランシーバ。
  3. 前記プレートは、平坦部と、当該平坦部から延びだす一対の脚部と、当該脚部の間に形成された切り込みを備え、
    前記ハウジングは、一対の凹部と、当該一対の凹部に挟まれた段部とを備え、
    前記脚部のそれぞれは前記凹部に挿入されており、
    前記切り込みが前記段部を跨いでいる、
    請求項2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記内部ファイバは、前記切り込みと当該切り込みに連続し前記段部と前記プレートとの間に形成された隙間を通過する、
    請求項3に記載の光トランシーバ。
  5. 前記脚部のそれぞれは、少なくとも2回折り曲げられ断面がU字状の部位を形成している、
    請求項3に記載の光トランシーバ。
  6. 前記部位は前記凹部に当接し、前記平坦部は他のMTフェルールに当接し前記他のMTフェルールに弾性力を付与する、
    請求項5に記載の光トランシーバ。
  7. 前記プレートは、前記切り込みと前記部位との間に開口を更に備え、前記開口には、他のMTフェルールから伸びるガイドピンが挿通される、
    請求項3に記載の光トランシーバ。
  8. 前記機構部は、ホルダとスプリングとを含み、前記ハウジングは、前記機構部を収納する窪みを備え、
    前記ホルダは、前記他のMTフェルールを保持し、前記スプリングは、前記ホルダに連結されており前記他のMTフェルールを前記光レセプタクルに対して押圧する、
    請求項1に記載の光トランシーバ。
  9. 前記スプリングはコイルスプリングであり、前記他のMTフェルールから引き出された前記内部ファイバは、前記コイルスプリングの内部と、前記窪みを形成する壁部に設けられた切り込みとを通過する、
    請求項8に記載の光トランシーバ。
  10. 複数の光アセンブリを更に含み、
    前記複数の光アセンブリのそれぞれは、複数の光デバイスと、前記一のMTフェルールと、を備える、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の光トランシーバ。
  11. 前記他のMTフェルールは、前記複数の光アセンブリのそれぞれに備わる前記一のMTフェルールに係る前記内部ファイバの全てを搭載する、
    請求項10に記載の光トランシーバ。
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