JP2012197735A - 過給機付き内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、材料コストの低減とタービン効率の向上との両立を図ることのできる過給機付き内燃機関を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の気筒を備えた過給機付き内燃機関において、過給機のタービンハウジングとは別部材で形成され、前記タービンハウジングと内燃機関の第1の気筒群とを接続する第1エキゾーストマニホールドを備える。前記タービンハウジングと鋳造一体に形成され、前記タービンハウジングと内燃機関の第2の気筒群とを接続する第2エキゾーストマニホールドとを備える。そして、前記タービンハウジングから前記第2の気筒群の各気筒までの各距離は、前記第1の気筒群の各気筒までのいずれの距離よりも短いことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、過給機付き内燃機関に関する。
従来、例えば特許文献1(特開2000−199427号公報)に開示されるように、ターボチャージャを備えた内燃機関が知られている。また、特許文献1には、ターボチャージャのタービンハウジングと鋳造一体化したエキゾーストマニホールドが開示されている。また、特許文献3(特開2003−221639号公報)には、タービンハウジングとエキゾーストマニホールド本体とを一体鋳造により形成した球状黒鉛鋳鉄製のタービンハウジング一体型エキゾーストマニホールドが開示されている。
特開2000−199427号公報 特開2000−291430号公報 特開2003−221639号公報 特開2004−052654号公報 特開2000−145448号公報 特開2010−138746号公報 特開2009−215972号公報 特開2009−250232号公報 特開2008−519931号公報
タービンハウジングは、複雑な構造となっているため鋳物で作製する場合が多い。また、エキゾーストマニホールドは高温の排気ガスにさらされる。そのため、タービンハウジングとエキゾーストマニホールドとを鋳造一体形成する場合は、高耐熱性を有する耐熱鋳造材料を使用する必要がある。鋳造一体形成することで、エキゾーストマニホールドのコンパクト化を図れるが、材料コストは高くなる。上記従来技術のように、エキゾーストマニホールド全体を単にタービンハウジングと鋳造一体形成したのでは、材料コストが高くならざるを得ないという課題がある。一方で、タービンを効率的に駆動させるには、排気脈動振幅を大きくすることが有効であり、排気容積を縮小することが望ましい。このように、材料コストの低減とタービン効率の向上との両立を図ることが望まれる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、材料コストの低減とタービン効率の向上との両立を図ることのできる過給機付き内燃機関を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、複数の気筒を備えた過給機付き内燃機関であって、
過給機のタービンハウジングとは別部材で形成され、前記タービンハウジングと内燃機関の第1の気筒群とを接続する第1エキゾーストマニホールドと、
前記タービンハウジングと鋳造一体に形成され、前記タービンハウジングと内燃機関の第2の気筒群とを接続する第2エキゾーストマニホールドと、を備え、
前記タービンハウジングから前記第2の気筒群の各気筒までの各距離は、前記第1の気筒群の各気筒までのいずれの距離よりも短いこと、を特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記第1エキゾーストマニホールドの外周に形成された冷却水通路を更に備えること、を特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明において、
前記第1エキゾーストマニホールドは二重管構造であること、を特徴とする。
また、第4の発明は、第2の発明において、
一端が前記第1エキゾーストマニホールドに接続され、他端が前記内燃機関の吸気系に接続されたEGR通路を更に備えること、を特徴とする。
また、第5の発明は、第1の発明において、
内燃機関のシリンダヘッド内に形成され、前記第2の気筒群の各気筒に接続し、前記シリンダヘッド内で1つに合流した排気ポートを、更に備え、
前記第2エキゾーストマニホールドは、前記排気ポートが合流した後の通路に接続されること、を特徴とする。
第1の発明によれば、タービンハウジングとの距離が近い第2の気筒群に接続される第2エキゾーストマニホールドが、タービンハウジングと鋳造一体に形成される。鋳造一体に形成されることにより、別ピース構成とする場合に比して、接続用の部品点数やスペースが削減されコンパクト化が図られる。コンパクト化を図ることにより排気容積が縮小される。排気容積が縮小されることにより、タービンハウジングとの距離が近い第2気筒群側からタービンに大きな排気脈動を供給することが可能となる。そのため、タービン効率を上昇させることができる。
また、第1の発明によれば、第1エキゾーストマニホールドをタービンハウジングと別部材とする。そのため、材料コストの高い耐熱鋳造材料の使用量を、マニホールド全体を鋳物構成とする場合に比して低減することができ、低コスト化を図ることができる。これらより、本発明によれば、タービン効率の向上と低コスト化との両立を実現することができる。
第2の発明によれば、冷却水通路を流れる冷却水により、第1エキゾーストマニホールドが冷却される。このため、本発明によれば、第1エキゾーストマニホールドの耐熱性を向上させ、その構成部材の低コスト化を図ることができる。
第3の発明によれば、第1エキゾーストマニホールド18を二重管構成とすることで、質量低減が図られ、低熱容量構成を実現することができる。そのため、始動直後等において、排気ガス温度を高く保つことが可能となる。このため、本発明によれば、触媒の始動時暖機性の悪化を抑制することが可能となる。
第4の発明によれば、冷却された低温の排気ガスをEGRガスとして吸気系に還流させることができる。このため、本発明によれば、EGRによるノック抑止等の効果を大きく得ることが可能となる。
第5の発明によれば、シリンダヘッド内部の排気容積および排気表面積とエキゾーストマニホールド部分の排気表面積および排気容積とを縮小することができる。このため、本発明によれば、始動直後の排気温度上昇による触媒暖機性の向上と、排気脈動の増加によるレスポンスの向上とを図ることができる。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための概略構成図である。 本発明の実施の形態2のシステム構成を説明するための概略構成図である。 本発明の実施の形態3のシステム構成を説明するための概略構成図である。 本発明の実施の形態4のシステム構成を説明するための概略構成図である。 本発明の実施の形態5のシステム構成を説明するための概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[実施の形態1のシステム構成]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための概略構成図である。図1に示すシステムは、内燃機関10を備えている。内燃機関10は、車両等に搭載され、その動力源とされる4サイクルエンジンである。図1に示す内燃機関10は、直列4気筒型であるが、本発明では、気筒数および気筒配置はこれに限定されるものではない。なお、本実施形態では、内燃機関10は火花点火式であるものとするが、本発明は、圧縮着火式内燃機関にも適用可能である。
内燃機関10の各気筒(図1において左から順に第1気筒〜第4気筒と称する。)には、吸気通路12と排気通路14とが接続されている。本説明において、排気通路14は、内燃機関10のシリンダヘッド15内に形成された各気筒の排気ポート16、第1エキゾーストマニホールド18、第2エキゾーストマニホールド20を含む概念である。第1エキゾーストマニホールド18は、第1気筒(#1)及び第4気筒(#4)の各排気ポート16に接続されている。第2エキゾーストマニホールド20は、第2気筒(#2)及び第3気筒(#3)の各排気ポート16に接続されている。以下の説明において、第1気筒(#1)及び第4気筒(#4)を第1気筒群と、第2気筒(#2)及び第3気筒(#3)を第2気筒群という。
また、内燃機関10は、排気ガスのエネルギーによって過給を行うターボチャージャ24を備えている。ターボチャージャ24は、排気ガスのエネルギーによって回転するタービン24aと、このタービン24aに駆動されて回転するコンプレッサ24bとを有している。タービン24aは、排気通路14の途中に配置されており、コンプレッサ24bは、吸気通路12の途中に配置されている。
タービン24aの下流の排気通路14には、排気ガス中の有害成分を浄化するスタート触媒26が設けられている。スタート触媒26には、例えば三元触媒が用いられる。スタート触媒26の下流にはマフラ28が取り付けられている。
[実施の形態1における特徴的構成]
次に、本実施形態のシステムの特徴的構成について説明する。本実施形態のシステムの特徴は主に排気通路14上流部の構成にある。図1に示すタービン24aは、タービンハウジング30に内蔵されている。タービンハウジング30は、2つの導入口を有している。一方の導入口には、合流後の第1エキゾーストマニホールドが連通している。他方の導入孔には、合流後の第2エキゾーストマニホールド20が連通している。このように、ターボチャージャ24はツインエントリー構成となっている。
タービンハウジング30から第2気筒群の各気筒(#2、#3)までの各距離は、タービンハウジング30から第1気筒群の各気筒(#1、#4)までのいずれの距離よりも短く構成されている。タービン24aを効率的に駆動させるためには、排気脈動振幅を大きくすることが有効である。排気脈動振幅を大きくするためには、排気容積を縮小することが必要である。特に、タービンハウジング30と距離が近い第2気筒群側の排気容積を縮小することが望ましい。
そのため、本実施形態のシステムでは、第2気筒群に接続される第2エキゾーストマニホールド20は、タービンハウジング30と鋳造一体に形成されている。鋳造一体に形成されることで、別ピースとする場合に比して接続用の部品点数やスペースが少なくなり、コンパクト化される。コンパクト化されることにより、第2エキゾーストマニホールド20の排気容積は縮小される。
また、エキゾーストマニホールドは高温の排気ガスにさらされるため、鋳造一体に形成される第2エキゾーストマニホールド20及びタービンハウジング30には高耐熱性を有する耐熱鋳造材料を用いる必要がある。しかしながら、耐熱鋳造材料は高コストである。そのため、本実施形態のシステムでは、第1気筒群に接続される第1エキゾーストマニホールド18を、タービンハウジング30とは別ピースの構成とし、その材質を耐熱鋳造材料よりも材料コストの低いサス(ステンレス鋼)等とした。
以上説明したように、本実施形態のシステムでは、第2エキゾーストマニホールド20とタービンハウジング30とを鋳造一体に形成することにより、排気系のコンパクト化を図ることができる。すなわち、マニホールドをサス等の別体構成として接続用のフランジを構成する場合に比べて、部品点数やスペースが削減されコンパクト化が図られる。コンパクト化を図ることにより、排気容積が縮小される。そのため、タービンハウジング30との距離が近い第2気筒群側から大きな排気脈動をタービンに供給することが可能となり、タービン効率を向上させることができる。
併せて、本実施形態のシステムでは、第1エキゾーストマニホールド18を、タービンハウジング30と別体構成とすることにより、材料コストの高い耐熱鋳造材料の使用量を、マニホールド全体を鋳物構成とする場合に比して低減している。これにより低コスト化を図ることができる。
このように、本実施形態のシステムによれば、タービン効率の向上と低コスト化との両立を実現することができる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、ターボチャージャ24を、ツインエントリーターボにすることとしているが、これに限定されるものではない。例えば、第1エキゾーストマニホールドを第2エキゾーストマニホールドに直接接続することとしても良い。なお、この点は以下の実施の形態でも同様である。
尚、上述した実施の形態1においては、ターボチャージャ24が前記第1の発明における「過給機」に、タービンハウジング30が前記第1の発明における「タービンハウジング」に、第1気筒群(#1、#4)が前記第1の発明における「第1の気筒群」に、第2気筒群(#2、#3)が前記第1の発明における「第2の気筒群」に、第1エキゾーストマニホールド18が前記第1の発明における「第1エキゾーストマニホールド」に、第2エキゾーストマニホールド20が前記第1の発明における「第2エキゾーストマニホールド」に、それぞれ相当している。
実施の形態2.
次に、図2を参照して本発明の実施の形態2について説明する。図2は、本発明の実施の形態2のシステム構成を説明するための概略構成図である。図2において、図1と共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[実施の形態2における特徴的構成]
実施の形態1で述べたように、第1エキゾーストマニホールド18は、第2エキゾーストマニホールド20やタービンハウジング30とは別ピースで構成されている。本実施形態のシステムでは、第1エキゾーストマニホールド18の外周に冷却水通路32が形成されている。冷却水通路32には、例えばエンジン冷却水が流されている。
このような本実施形態の構成によれば、冷却水通路32を流れる冷却水により、第1エキゾーストマニホールド18が冷却される。そのため、耐熱性が向上し、第1エキゾーストマニホールド18の構成部材をサスや、低コスト鋳物、アルミ等の材質とすることが可能となり、低コスト化を図ることができる。
尚、上述した実施の形態2においては、冷却水通路32が前記第2の発明における「冷却水通路」に相当している。
実施の形態3.
次に、図3を参照して本発明の実施の形態3について説明する。図3は、本発明の実施の形態3のシステム構成を説明するための概略構成図である。図3において、図1と共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
上述した図1に示すスタート触媒26は、機関始動から短時間のうちに暖機され、良好な排気浄化性能を発揮するように、排気通路14の上流に配置されることが望ましい。しかし、ターボチャージャ24を備えた内燃機関では、ターボチャージャ24(具体的には、タービン24aとタービンハウジング30)がスタート触媒26の上流に配置されるため、スタート触媒26の始動時暖機性が悪化することが懸念される。
上述した実施の形態1では、第2エキゾーストマニホールド20のコンパクト化により排気系の表面積が縮小され、触媒暖機性の悪化が抑制されているが、さらなる抑制ができれば望ましい。
[実施の形態3における特徴的構成]
そこで、本実施形態のシステムでは、第2エキゾーストマニホールド20やタービンハウジング30とは別ピースで構成された第1エキゾーストマニホールド18を、低熱容量構成とすることとした。具体的には、第1エキゾーストマニホールド18は、内管18aと外管18bとからなる二重管構造で形成されている。内管18aと外管18bとの間にはエアギャップが設けられている。
このような中空の二重管構造とすることで、第1エキゾーストマニホールド18の質量低減が図られ、低熱容量とすることができる。低熱容量とすることで、始動直後等において、エキゾーストマニホールド出口部の排気ガス温度を高く保つことが可能となる。排気ガス温度を高く保つことで、スタート触媒26の始動時暖機性の悪化を抑制し、早期に良好な排気浄化性能を発揮することができる。
尚、上述した実施の形態3においては、内管18a及び外管18bが前記第3の発明における「二重管構造」に相当している。
実施の形態4.
次に、図4を参照して本発明の実施の形態4について説明する。図4は、本発明の実施の形態4のシステム構成を説明するための概略構成図である。図4において、図2と共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[実施の形態4における特徴的構成]
実施の形態2で述べたように、第1エキゾーストマニホールド18の外周には、冷却水通路32が形成されている。さらに、本実施形態のシステムでは、上流端が第1エキゾーストマニホールド18の一部に、下流端が吸気通路12(例えば、インテークマニホールド)に接続された外部EGR通路34が設けられている。外部EGR通路34は、排気ガスの一部を吸気通路12に還流させるための通路である。外部EGR通路34の途中には、図示省略するEGRクーラ、EGRバルブが設けられている。
このような本実施形態の構成によれば、EGR導入領域での運転において、冷却水通路32により冷却された低温の排気ガスをEGRガスとして吸気系に還流させることができる。冷却された低温の排気ガスを還流させることにより、EGRによるノック抑止等の効果を大きく得ることが可能となる。また、EGRクーラに必要な性能を低くできるため、低コスト化と省スペース化を図ることができる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、外部EGR通路34の途中にEGRクーラを設けることとしているが、このEGRクーラを設けない構成としても良い。
尚、上述した実施の形態4においては、外部EGR通路34が前記第4の発明における「EGR通路」に、吸気通路12が前記第4の発明における「吸気系」に、それぞれ相当している。
実施の形態5.
次に、図5を参照して本発明の実施の形態5について説明する。図5は、本発明の実施の形態5のシステム構成を説明するための概略構成図である。図5に示すシステム構成は、排気ポート16に代えて排気ポート36、38が、第1エキゾーストマニホールド18に代えて第1エキゾーストマニホールド40が、第2エキゾーストマニホールド20に代えて第2エキゾーストマニホールド42が用いられる点を除き、図1に示すものと同様である。図5において、図1と共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
スタート触媒26は、機関始動から短時間のうちに暖機され、良好な排気浄化性能を発揮するように、排気通路14の上流に配置されることが望ましい。しかし、ターボチャージャ24を備えた内燃機関では、ターボチャージャ24(具体的にはタービン24aとタービンハウジング30)がスタート触媒26の上流に配置されるため、スタート触媒26の始動時暖機性が悪化することが懸念される。その対策として、排気表面積を縮小することが望ましい。また、タービン24aを効率的に駆動させる観点から、排気脈動振幅を大きくすることが有効であり、その対策として、排気容積を縮小することが望ましい。
上述した実施の形態1では、第2エキゾーストマニホールド20のコンパクト化により排気表面積および排気容量の縮小がなされているが、本実施の形態は、更なる縮小を図るものである。
[実施の形態5における特徴的構成]
本実施形態のシステムにおいて、シリンダヘッド15内に形成される排気ポート36は、上流端が第2気筒群の各気筒(#2、#3)に接続し、シリンダヘッド15内において1つに合流するように形成されている。排気ポート36の合流後の下流端は、第2エキゾーストマニホールド42の上流端に接続されている。第2エキゾーストマニホールド42は、タービンハウジング30と鋳造一体に形成されている。第2エキゾーストマニホールド42の材料等については、実施の形態1における第2エキゾーストマニホールド20と同様であるため説明は省略する。
このように、第2気筒群の排気ポート36をシリンダヘッド15内で合流させることにより、図1の2つの排気ポート16(#2、#3)に比して排気ポート36の表面積および容積が縮小される。また、第2エキゾーストマニホールド42の通路が一本化されるため、図1の第2エキゾーストマニホールド20に比してその表面積および容積が縮小される。
また、本実施形態のシステムでは、排気ポート38及び第1エキゾーストマニホールド40の形状についても、図1の排気ポート16、第1エキゾーストマニホールド18に比して排気表面積および排気容積が縮小されるように構成されている。第1エキゾーストマニホールド40の材料等については、実施の形態1における第1エキゾーストマニホールド18と同様であるため説明は省略する。
このような本実施形態の構成によれば、第1気筒群および第2気筒群のシリンダヘッド15内部の排気容積および排気表面積と、エキゾーストマニホールド部分の排気表面積および排気容積とを縮小できる。これにより、始動直後の排気温度上昇による触媒暖機性の向上と、排気脈動の増加によるレスポンスの向上とが図られる。また、実施の形態1に比して、構成部材の低減によるコスト削減、ヘッド内部の冷却水通路面積の増大による冷却効果増による運転中の排気温度低減効果も得られる。
尚、上述した実施の形態5においては、排気ポート36が前記第5の発明における「排気ポート」に、第2エキゾーストマニホールド42が前記第5の発明における「第2エキゾーストマニホールド」に、それぞれ相当している。
10 内燃機関
12 吸気通路
14 排気通路
15 シリンダヘッド
16 排気ポート
18 第1エキゾーストマニホールド
18a、18b 内管、外管
20 第2エキゾーストマニホールド
24 ターボチャージャ
24a タービン
24b コンプレッサ
26 スタート触媒
28 マフラ
30 タービンハウジング
32 冷却水通路
34 外部EGR通路
36、38 排気ポート
40 第1エキゾーストマニホールド
42 第2エキゾーストマニホールド

Claims (5)

  1. 複数の気筒を備えた過給機付き内燃機関において、
    過給機のタービンハウジングとは別部材で形成され、前記タービンハウジングと内燃機関の第1の気筒群とを接続する第1エキゾーストマニホールドと、
    前記タービンハウジングと鋳造一体に形成され、前記タービンハウジングと内燃機関の第2の気筒群とを接続する第2エキゾーストマニホールドと、を備え、
    前記タービンハウジングから前記第2の気筒群の各気筒までの各距離は、前記第1の気筒群の各気筒までのいずれの距離よりも短いこと、
    を特徴とする過給機付き内燃機関。
  2. 前記第1エキゾーストマニホールドの外周に形成された冷却水通路を更に備えること、を特徴とする請求項1記載の過給機付き内燃機関。
  3. 前記第1エキゾーストマニホールドは二重管構造であること、を特徴とする請求項1記載の過給機付き内燃機関。
  4. 一端が前記第1エキゾーストマニホールドに接続され、他端が前記内燃機関の吸気系に接続されたEGR通路を更に備えること、を特徴とする請求項2記載の過給機付き内燃機関。
  5. 内燃機関のシリンダヘッド内に形成され、前記第2の気筒群の各気筒に接続し、前記シリンダヘッド内で1つに合流した排気ポートを、更に備え、
    前記第2エキゾーストマニホールドは、前記排気ポートが合流した後の通路に接続されること、
    を特徴とする請求項1記載の過給機付き内燃機関。
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