JP6592342B2 - タイヤ加硫機のゴム噛み判定方法、装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
トレッドモールドとの接触面およびサイドウォール成形面を有する一対のサイドモールドと、生タイヤに内圧を加えるブラダと、を備える加硫機モデルと生タイヤモデルとを設定するステップと、
前記一対のサイドモールドが開いている初期状態から、前記ブラダを膨らませ且つ前記一対のサイドモールドを閉めて、前記ブラダと前記一対のサイドモールドで生タイヤを保持するサイド閉状態までの加硫条件を設定するステップと、
前記加硫機モデル及び前記加硫条件に基づき、前記初期状態から前記サイド閉状態までの生タイヤの変形をシミュレーションするステップと、
前記サイド閉状態において、前記接触面同士を結ぶ仮想直線上の生タイヤの位置を特定するステップと、
前記サイドウォール成形面のトレッドモールド側の最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定するステップと、
を含む。
トレッドモールドとの接触面およびサイドウォール成形面を有する一対のサイドモールドと、生タイヤに内圧を加えるブラダと、を備える加硫機モデルと生タイヤモデルとを設定するモデル設定部と、
前記一対のサイドモールドが開いている初期状態から、前記ブラダを膨らませ且つ前記一対のサイドモールドを閉めて、前記ブラダと前記一対のサイドモールドで生タイヤを保持し、トレッドモールドを閉める前のサイド閉状態までの加硫条件を設定する加硫条件設定部と、
前記加硫機モデル及び前記加硫条件に基づき、前記初期状態から前記サイド閉状態までの生タイヤの変形をシミュレーションするシミュレーション実行部と、
前記サイド閉状態において、前記接触面同士を結ぶ仮想直線上の生タイヤの位置を特定する位置特定部と、
前記サイドウォール成形面のトレッドモールド側の最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定する判定部と、
を備える。
判定装置1は、タイヤ加硫機の動作による生タイヤの動きをシミュレーションし、ゴム噛みが発生するかを判定する。
上記装置1の動作について図1及び図4を参照しつつ説明する。
トレッドモールド2との接触面3aおよびサイドウォール成形面3bを有する一対のサイドモールド3,3と、生タイヤM2に内圧を加えるブラダ4と、を備える加硫機モデルM1と生タイヤモデルM2とを設定するステップST2と、
一対のサイドモールド3,3が開いている初期状態から、ブラダ4を膨らませ且つ一対のサイドモールド3,3を閉めて、ブラダ4と一対のサイドモールド3,3で生タイヤM2を保持するサイド閉状態までの加硫条件を設定するステップST2と、
加硫機モデルM1及び加硫条件に基づき、初期状態からサイド閉状態までの生タイヤM2の変形をシミュレーションするステップST3と、
サイド閉状態において、接触面3a同士を結ぶ仮想直線Li上の生タイヤM2の位置を特定するステップST4と、
サイドウォール成形面3bのトレッドモールド側の最小径部位P1よりもタイヤ幅方向外側WD1に生タイヤM2がある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、最小径部位P1よりもタイヤ幅方向外側WD1に生タイヤM2がない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定するステップST5〜7と、
を含む。
トレッドモールド2との接触面3aおよびサイドウォール成形面3bを有する一対のサイドモールド3,3と、生タイヤM2に内圧を加えるブラダ4と、を備える加硫機モデルM1と生タイヤモデルM2とを設定するモデル設定部10と、
一対のサイドモールド3,3が開いている初期状態から、ブラダ4を膨らませ且つ一対のサイドモールド3,3を閉めて、ブラダ4と一対のサイドモールド3,3で生タイヤM2を保持し、トレッドモールド2を閉める前のサイド閉状態までの加硫条件を設定する加硫条件設定部11と、
加硫機モデルM1及び加硫条件に基づき、初期状態からサイド閉状態までの生タイヤM2の変形をシミュレーションするシミュレーション実行部12と、
サイド閉状態において、接触面3a同士を結ぶ仮想直線Li上の生タイヤM2の位置を特定する位置特定部13と、
サイドウォール成形面3bのトレッドモールド側の最小径部位P1よりもタイヤ幅方向外側WD1に生タイヤM2がある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、最小径部位P1よりもタイヤ幅方向外側WD1に生タイヤM2がない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定する判定部14と、
を備える。
本実施形態の装置において、判定部14は、一対のサイドモールド3,3の少なくとも1つについて、最小径部位P1よりもタイヤ幅方向外側WD1に生タイヤM2がある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、一対のサイドモールド3,3の両方について、最小径部位P1よりもタイヤ幅方向外側WD1に生タイヤM2がない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定する。
これらプログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。言い換えると、上記方法を使用しているとも言える。
10…モデル設定部
11…加硫条件設定部
12…シミュレーション実行部
13…位置特定部
14…判定部
2…トレッドモールド
3…サイドモールド
3a…接触面
3b…サイドウォール成形面
4…ブラダ
M1…加硫機モデル
M2…生タイヤモデル
Li…仮想直線
P1…サイドモールドの最小径部位
P2…生タイヤの位置
Claims (5)
- トレッドモールドとの接触面およびサイドウォール成形面を有する一対のサイドモールドと、生タイヤに内圧を加えるブラダと、を備える加硫機モデルと生タイヤモデルとを設定するステップと、
前記一対のサイドモールドが開いている初期状態から、前記ブラダを膨らませ且つ前記一対のサイドモールドを閉めて、前記ブラダと前記一対のサイドモールドで生タイヤを保持するサイド閉状態までの加硫条件を設定するステップと、
前記加硫機モデル及び前記加硫条件に基づき、前記初期状態から前記サイド閉状態までの生タイヤの変形をシミュレーションするステップと、
前記サイド閉状態において、前記接触面同士を結ぶ仮想直線上の生タイヤの位置を特定するステップと、
前記サイドウォール成形面のトレッドモールド側の最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定するステップと、
を含む、タイヤ加硫機のゴム噛み判定方法。 - 前記一対のサイドモールドの少なくとも1つについて、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、前記一対のサイドモールドの両方について、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
- トレッドモールドとの接触面およびサイドウォール成形面を有する一対のサイドモールドと、生タイヤに内圧を加えるブラダと、を備える加硫機モデルと生タイヤモデルとを設定するモデル設定部と、
前記一対のサイドモールドが開いている初期状態から、前記ブラダを膨らませ且つ前記一対のサイドモールドを閉めて、前記ブラダと前記一対のサイドモールドで生タイヤを保持し、トレッドモールドを閉める前のサイド閉状態までの加硫条件を設定する加硫条件設定部と、
前記加硫機モデル及び前記加硫条件に基づき、前記初期状態から前記サイド閉状態までの生タイヤの変形をシミュレーションするシミュレーション実行部と、
前記サイド閉状態において、前記接触面同士を結ぶ仮想直線上の生タイヤの位置を特定する位置特定部と、
前記サイドウォール成形面のトレッドモールド側の最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定する判定部と、
を備える、タイヤ加硫機のゴム噛み判定装置。 - 前記判定部は、前記一対のサイドモールドの少なくとも1つについて、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがある場合には、ゴム噛みが発生する状態であると判定し、前記一対のサイドモールドの両方について、前記最小径部位よりもタイヤ幅方向外側に生タイヤがない場合には、ゴム噛みが発生しない状態であると判定する、請求項3に記載の装置。
- 請求項1又は2に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2015231907A JP6592342B2 (ja) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | タイヤ加硫機のゴム噛み判定方法、装置、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015231907A JP6592342B2 (ja) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | タイヤ加硫機のゴム噛み判定方法、装置、及びプログラム |
Publications (2)
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JP2017094675A JP2017094675A (ja) | 2017-06-01 |
JP6592342B2 true JP6592342B2 (ja) | 2019-10-16 |
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ID=58816319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015231907A Active JP6592342B2 (ja) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | タイヤ加硫機のゴム噛み判定方法、装置、及びプログラム |
Country Status (1)
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-
2015
- 2015-11-27 JP JP2015231907A patent/JP6592342B2/ja active Active
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