JP6400459B2 - タイヤのリム組み付け状態解析装置、その方法及びプログラム - Google Patents

タイヤのリム組み付け状態解析装置、その方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、タイヤのリム組み付け状態を解析する解析装置、その方法及びプログラムに関するものである。
タイヤの特性を、コンピュータを用いた数値計算によりシミュレーションする方法が知られている。このようなシミュレーション方法では、評価しようとするタイヤを、数値解析法により取り扱い可能な要素でモデル化したタイヤモデル(例えば、有限個の要素に分割したタイヤ有限要素モデル)で近似するとともに、各要素に密度や弾性率などの物性を与え、タイヤモデルに内圧や荷重などの境界条件を与えて、各要素の変形状態を計算してタイヤの変形や運動状態をシミュレーションする。
このようなシミュレーションを行う場合、ホイールのリムに組み付けた状態のタイヤモデルを取得する必要があり、種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1には、タイヤモデルとリムモデルを接触解析する際の初期条件を、タイヤモデルがビードトウのみでリムモデルに接触しかつビードトウが所定以下の微小な重なりをもってリムモデルに接触するように設定することで、タイヤのビード部をリムに適切に接触させて、使用状態におけるタイヤ断面形状を得ることが開示されている。
特許文献2には、タイヤモデルとリムモデルを嵌合させる際に、リムモデルを正規位置に対してタイヤ径方向内側かつタイヤ軸方向外側の初期位置に配置した上で、リムモデルをタイヤ軸方向内側に移動させてタイヤモデルをリムモデルに当接させた後、リムモデルをタイヤ径方向外側に移動させてタイヤモデルに嵌合させる方法開示されている。
タイヤのビード外れ性能等のタイヤ転動時又は非転動時におけるタイヤ性能を正確に評価するためには、タイヤとリムの組み付け状態を正確に再現することが求められる。その際、ホイールのリムには一般にビード外れ防止のためにハンプと称される凸部が設けられているが、二次元断面のタイヤモデルを取り扱う二次元解析において、これまでタイヤとハンプ付きリムとの組み付け状態を再現する方法は提案されていない。
上記特許文献1及び2の方法をハンプ付きリムの組み付け状態の再現に用いることが考えられるが、例えば、特許文献1のように接触解析時にリムモデルをタイヤ軸方向内側かつタイヤ径方向外側に変位させる方法では、ハンプ付きであるが故に安定的に解を得ることが困難となる場合がある。一方、特許文献2の方法では、ハンプ付きリムモデルをタイヤ軸方向内側に移動させたときに、図12(a)に示すようにタイヤモデル100のビードトウ102がリムモデル110のハンプ112のタイヤ軸方向外側に位置し、その後、図12(b)に示すようにリムモデル110をタイヤ径方向外側に移動させることになる。そのため、ビードトウがハンプの内側からハンプを乗り越えて外側に装着される実際の現象が再現されておらず、すなわち適切な嵌合状態が再現されないので、正確な計算結果が得られないという問題がある。
なお、特許文献3には、ハンプ付きのリムモデルを用いてタイヤモデルを嵌合させることが開示されているが、三次元のタイヤモデル及びリムモデルを用いて嵌合過程を解析するものであるため、解析時間が長くなったり、解析が不安定になったりする問題があり、二次元解析での組み付け状態の再現方法が求められる。
特開2014−111411号公報 特開2013−237319号公報 特開2006−306372号公報
本発明は、以上の点に鑑み、二次元解析でタイヤとハンプ付きリムとの組み付け状態を再現することができるタイヤのリム組み付け状態解析装置、その方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤのリム組み付け状態解析装置は、タイヤをリムに組み付けた状態をシミュレーションにより解析する解析装置であって; タイヤ断面形状を再現したタイヤモデルを設定するタイヤモデル設定部と; リムにおけるタイヤと接触する部分の断面形状を再現したリムモデルであって、ハンプが設けられてないハンプ無しリムモデルを設定する第1リムモデル設定部と; 前記ハンプの断面形状を再現したハンプモデルを設定する第2リムモデル設定部と; 前記ハンプ無しリムモデルのリムフランジ面が前記タイヤモデルのビード側面からタイヤ軸方向外側に離間して位置する初期位置に前記ハンプ無しリムモデルを配置させる第1リムモデル配置部と; 前記ハンプモデルを正規位置に対してタイヤ軸方向外側に位置する初期位置に配置させる第2リムモデル配置部と; 前記タイヤモデルと前記ハンプ無しリムモデルの接触解析により、前記ハンプ無しリムモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第1接触解析部と; 前記ハンプ無しリムモデルに嵌合した前記タイヤモデルと前記ハンプモデルの接触解析により、前記ハンプモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第2接触解析部と; を有するものである。
本発明によれば、二次元解析において、ハンプ付きリムを、ハンプ無しリムモデルとハンプモデルとに分けてモデル化し、それぞれを別に変位させて嵌合させることにより、安定的に解を得ることができ、適切な組み付け状態を再現することができる。
一実施形態に係る解析装置のブロック図。 一実施形態に係る解析装置のフローチャート。 タイヤモデルの図。 (a)はハンプ無しリムモデルの図、(b)はハンプモデルの図、(c)はハンプ付きリムモデルの図。 タイヤモデルとリムモデルの初期位置を示す図。 図5の要部拡大図。 第1接触解析後のタイヤモデルとリムモデルの図。 図7の要部拡大図。 第2接触解析後のタイヤモデルとリムモデルの図。 正規内圧負荷後のタイヤモデルとリムモデルの組み付け状態を示す図。 リム組み付け状態でのタイヤモデルの図。 比較例に係るタイヤモデルとハンプ付きリムモデルの組み付け状態を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
一実施形態に係るリム組み付け状態解析装置10は、タイヤをリムに組み付けた状態をシミュレーションにより解析する解析装置であり、図1に示すように、入力部12、タイヤモデル設定部14、リムモデル設定部16、接触解析モデル作成部24、第1接触解析部32、第2接触解析部34、正規内圧負荷部36、リムモデル置換部38、摩擦係数変更部40、及び出力部42を有する。また、リムモデル設定部16は、第1リムモデル設定部18、第2リムモデル設定部20、及び第3リムモデル設定部22を有し、接触解析モデル作成部24は、第1リムモデル配置部26、第2リムモデル配置部28、及び解析条件設定部30を有する。
この解析装置10は、例えば、マウスとキーボードを有する汎用のコンピュータ(プロセッサ(CPU)、ROM及びRAM等のメモリ、HDD等の記憶装置を備える。)を基本ハードウェアとして用いることで実現することが可能である。すなわち、入力部12、タイヤモデル設定部14、リムモデル設定部16(詳細には、第1リムモデル設定部18、第2リムモデル設定部20、及び第3リムモデル設定部22)、接触解析モデル作成部24(詳細には、第1リムモデル配置部26、第2リムモデル配置部28、及び解析条件設定部30)、第1接触解析部32、第2接触解析部34、正規内圧負荷部36、リムモデル置換部38、摩擦係数変更部40、及び出力部42は、上記のコンピュータに搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、解析装置10は、上記のプログラムをコンピュータに予めインストールすることで実現してもよいし、CD−ROM等の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータに適宜インストールすることで実現してもよい。
以下、上記各部の構成と機能について順番に説明する。
[1]入力部12
入力部12は、解析対象となる空気入りタイヤ及びリムについてのデータを取得する。タイヤについてのデータとしては、タイヤ断面形状を含めたタイヤについての種々のデータ(タイヤ設計情報)が挙げられ、具体的には、タイヤの外形形状や内部構造等の各寸法諸元、タイヤを構成するトレッドゴム、サイドウォールゴム、ベルト、カーカスプライ、ビードコア、チェーハーなどの各タイヤ部材についての形状、配置、材料物性値などが入力される。
また、リムについてのデータとしては、タイヤに接触する部分の断面形状を再現するのに必要なリムパラメータ値、及び解析対象となるリムの呼び、リム径の呼びなどが挙げられる。本実施形態では、ビード底面に当接するリムシート面にリム外れ防止用の凸部であるハンプが設けられたハンプ付きリムについてのデータが入力される。
これらのタイヤ及びリムについてのデータの入力は、キーボードを用いて行われてもよく、あるいはまたCD−ROM等の記録媒体やネットワーク等を通じて行われてもよい。
[2]タイヤモデル設定部14
タイヤモデル設定部14は、入力部12で入力されたタイヤ断面形状に関する情報に基づき、タイヤ断面形状(子午線断面の形状)を再現した二次元のタイヤモデルを設定する。この例では、図3に示すように、タイヤ断面形状を有限要素に分割した有限要素モデルであるタイヤモデルT1を作成する。タイヤモデルT1の作成方法としては、特に限定されず、公知の方法を採用することができる。なお、予め作成された二次元のタイヤモデルを入力部12で取得し、これを解析対象とするタイヤモデルとして設定してもよい(この点、後述するリムモデルについても同様)。
図3では、タイヤモデルT1のビード部T10を拡大して示しており、符号T11がビードコア、符号T12がビードトウを示す。また、符号T13が、ビード部T10のタイヤ径方向内面であるビード底面を示し、符号T14が、ビード底面T13のヒール側に連なってタイヤ径方向外側Koに延びるビード側面を示す。なお、二次元モデルであるため、ビード底面T13及びビード側面T14はともに線で表される。
本明細書において、タイヤ軸方向Jはタイヤ回転軸に平行な方向であり、タイヤ径方向Kはタイヤ回転軸に垂直な方向である。
[3]リムモデル設定部16
リムモデル設定部16は、リムにおけるタイヤと接触する部分の断面形状を再現したリムモデルを設定するものであり、第1リムモデル設定部18と、第2リムモデル設定部20と、第3リムモデル設定部22を有する。本実施形態において、リムモデルとしては、有限要素に分割しない解析的剛体を用いるが、有限要素に分割した有限要素モデルを用いてもよく、その場合、リムモデルは変形体としてモデル化しても、剛体としてモデル化してもよい。
[4]第1リムモデル設定部18
第1リムモデル設定部18は、入力部12で入力されたリム断面形状に関する情報に基づき、リムにおけるタイヤと接触する部分の断面形状(断面形状における外形線)を再現したリムモデルであって、ハンプが設けられてないハンプ無しリムモデルを設定する。図4(a)はその一例を示したものであり、ハンプ無しリムモデルR1は、ビード底面T13に当接するリムシート面R4と、リムシート面R4に連なってタイヤ径方向外側Koに延びかつビード側面T14に当接するリムフランジ面R5を含む。なお、二次元モデルであるため、リムシート面R4及びリムフランジ面R5はともに線で表される。
リムシート面R4は、タイヤ軸方向内側Jiほどタイヤ径方向内側Kiに位置するように傾斜した直線により構成されており、ハンプは設けられていない。すなわち、ハンプ無しリムモデルR1は、図4(c)に示すハンプ付きリムモデルR3に対して、ハンプR6を省略し、その部分を直線で置き換えた形状をなしている。図4にはタイヤ軸方向Jの一方側のハンプ無しリムモデルR1を示したが、他方側にも同様のハンプ無しリムモデルを作成する(この点、後述するハンプモデルR2及びハンプ付きリムモデルR3も同様)。
[5]第2リムモデル設定部20
第2リムモデル設定部20は、入力部12で入力されたリム断面形状に関する情報に基づき、上記ハンプの断面形状を再現したハンプモデルを設定する。図4(b)はその一例を示したものであり、ハンプモデルR2は、ハンプ付きリムのリムシート面に設けられたハンプ部分のみの輪郭線で構成されており、図4(c)に示すハンプ付きリムモデルR3のハンプR6と重なり合う形状を有している。
[6]第3リムモデル設定部22
第3リムモデル設定部22は、入力部12で入力されたリム断面形状に関する情報に基づき、ハンプ付きリムのタイヤと接触する部分の断面形状を再現したハンプ付きリムモデルを設定する。図4(c)はその一例を示したものであり、ハンプ付きリムモデルR3は、リムシート面R4と、リムフランジ面R5と、リムシート面R4に設けられたハンプR6とを備える。ハンプR6は、リムシート面R4から湾曲面状に突出する凸部であり、図11に示すように、そのタイヤ軸方向外側Joの斜面にビードトウT12がかかるような位置に設けられている。
[7]接触解析モデル作成部24
接触解析モデル作成部24は、タイヤモデルT1とリムモデルR1,R2とを組み合わせて接触解析モデルを作成し、接触解析における条件を設定するものであり、第1リムモデル配置部26と第2リムモデル配置部28と解析条件設定部30とを有する。
[8]第1リムモデル配置部26
第1リムモデル配置部26は、タイヤモデルT1に対し、ハンプ無しリムモデルR1を、所定の初期位置に配置させる。すなわち、タイヤモデルT1とハンプ無しリムモデルR1が接触解析における初期位置となるように両者の位置関係を設定するものであり、図5に示すように、ハンプ無しリムモデルR1のリムフランジ面R5がタイヤモデルT1のビード側面T14からタイヤ軸方向外側Joに離間して位置する初期位置に、ハンプ無しリムモデルR1を配置させる。
その際、本実施形態では、図6に拡大して示すように、タイヤモデルT1がビードトウT12のみでハンプ無しリムモデルR1に接触するように、ハンプ無しリムモデルR1を、リムの正規位置(リムの規格値に相当する位置)に対して、タイヤ径方向K及びタイヤ軸方向Jにずれた初期位置に配置させる。ビードトウT12は、リムシート面R4でハンプ無しリムモデルR1と接触する。
図6では、正規位置にハンプ付きリムモデルR3を示しており、当該リムモデルR3の位置が正規位置である。ハンプ無しリムモデルR1は、正規位置に対して、タイヤ軸方向外側Joに位置する初期位置に配置され、より詳細には、タイヤ径方向内側Kiかつタイヤ軸方向外側Joに位置する初期位置に配置される。但し、タイヤ設計上のビード幅やリム形状によっては、例えば、正規位置に対してタイヤ径方向外側Koかつタイヤ軸方向外側Joに位置する初期位置に配置されてもよい。
このように配置することで、接触解析時にハンプ無しリムモデルR1を変位させる際に、タイヤ径方向Kへの移動量を小さくすることができる。すなわち、タイヤ軸方向内側Jiに向けて変位させる際に、タイヤ軸方向Jとのなす角度を小さくしつつ、ハンプ無しリムモデルR1とタイヤモデルT1を嵌合させることができ、実際に近い方向からの嵌合を再現することができる。
[9]第2リムモデル配置部28
第2リムモデル配置部28は、タイヤモデルT1に対し、ハンプモデルR2を、所定の初期位置に配置させるものであり、図6に示すように、ハンプモデルR2を正規位置に対してタイヤ軸方向外側Joに位置する初期位置に配置させる。
その際、本実施形態では、ハンプモデルR2の頂点R2aがハンプ無しリムモデルR1に嵌合したタイヤモデルT1のビードコア中心T11aよりもタイヤ軸方向内側Jiでハンプ無しリムモデルR1のリムシート面R4を越えてタイヤモデルT1と接触し始めるように、ハンプモデルR2を正規位置に対してタイヤ軸方向外側Joかつタイヤ径方向内側Kiにずれた初期位置に配置させる。すなわち、図8に示すようにタイヤモデルT1がハンプ無しリムモデルR1に嵌合した状態でのビードコア中心T11aのタイヤ軸方向位置をJ1としたとき、接触解析時に正規位置に向けて変位するハンプモデルR2の頂点R2aが、該軸方向位置J1よりもタイヤ軸方向内側Jiの位置で、リムシート面R4を越えてそのタイヤ径方向外側Koに出てくるように、ハンプモデルR2を配置させる。このようにハンプモデルR2をビードコアT11の内側内径側(図8において左下)を通過するような初期位置に設定することにより、ビードトウT12付近がハンプの内側から外側に向けて動くことを再現することができ、適切な方向からハンプを乗り越えさせることができる。特に、ビードコアT11は剛性が高いため、ハンプモデルR2がビード底面T13の全体を通るようにしてタイヤ軸方向内側Jiに向けて変位させると、接触解析時に計算が収束しにくくなるおそれがあるが、上記のように内側内径側を通過させることで、剛性の高いビードコアT11の影響を抑えながら、適切な方向からのハンプの乗り越えを再現することができる。
このように配置させるための一例について説明する。図3に示すリム組み付け前のタイヤモデルT1において、ビードコアT11のタイヤ軸方向内端(この例ではタイヤ径方向外端での軸方向内端)T11bからビード側面T14までのタイヤ軸方向Jでの距離Lを求める。正規位置でのハンプ付きリムモデルR3において、図6に示すように、ビード側面T14が当接するリムフランジ面R5のストレート部R5aからタイヤ軸方向内側Jiに上記距離Lをとり、リムシート面R4上でその軸方向位置に相当する点Aをとる。正規位置でのハンプR6の頂点R6aから点Aへのタイヤ軸方向J及び径方向Kの各成分の距離(j,k)を求める。頂点R6aからこの距離(j,k)をn倍した位置(nj,nk)に頂点R2aが位置するように(但し、nは1よりも大きい実数)、ハンプモデルR2を配置する。すなわち、正規位置でのハンプR6の頂点R6aから点Aに引いた直線の延長線上に頂点R2aが位置するようにハンプモデルR2を配置する。
[10]解析条件設定部30
解析条件設定部30は、タイヤモデルT1とハンプ無しリムモデルR1及びハンプモデルR2との接触解析に必要な条件を設定する。接触解析条件として、解析的剛体であるリムモデルR1,R2を、タイヤモデルT1のビード部T10の変形を拘束する壁面(接触面)と定義する。また、タイヤモデルT1がリムモデルR1,R2の接触面に食い込まないように、タイヤモデルT1に境界条件を定める。また、ハンプ付きリムモデルR1の初期位置から正規位置までの差異、及びハンプモデルR2の初期位置から正規位置までの差異を、それぞれ強制変位値として定義し、強制変位値を0%から100%に段階的に変化させる計算ステップの回数をそれぞれ設定する。
また、タイヤモデルT1とリムモデルR1,R2との間の摩擦係数を設定する。摩擦係数としては、リム組み付け後の摩擦係数(実際のタイヤ性能解析で使用する摩擦係数。以下、実解析摩擦係数という。)が例としてμ=0.6〜1.2であるのに対し、接触解析時には、両者の間にワックスが塗布されることを考慮して、実解析摩擦係数よりも低い値、例えばμ=0〜実解析摩擦係数÷2の範囲内で設定されることが好ましい。
また、接触解析時にタイヤモデルT1に負荷する内圧の大きさ、負荷する時期、負荷の仕方等の条件を設定する。内圧は、例えば、予めタイヤモデルT1に微小内圧を負荷してリムモデルR1,R2を変位させてもよく、リムモデルR1,R2を変位させながら内圧を徐々に負荷してもよく、ハンプ無しリムモデルR1を変位させてから内圧を負荷し、その後ハンプモデルR2を変位させてもよい。好ましくは、ハンプ無しリムモデルR1を変位させながら内圧を徐々に負荷し、その後、内圧一定のままでハンプモデルR2を変位させるよう設定することである。このように設定することで解析が安定化する。接触解析時に負荷する内圧は、正規内圧よりも低い内圧であることが好ましく、正規内圧の80%以下、より好ましくは100kPa以上で正規内圧の80%以下であることが好ましい。
ここで、正規内圧とは、本実施形態によるリム組み付け後におけるタイヤ性能のシミュレーション時にタイヤモデルに負荷するタイヤ使用時に相当する内圧であり、例えば、JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の「最大値」、又はETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」が挙げられる。
[11]第1接触解析部32
第1接触解析部32は、タイヤモデルT1とハンプ無しリムモデルR1との2D接触解析を行う。第1接触解析部32は、上記接触解析条件の下で、タイヤモデルT1とハンプ無しリムモデルR1の接触解析により、ハンプ無しリムモデルR1を上記初期位置から正規位置まで直線的に変位させながら、タイヤモデルT1の変形計算を行う。
詳細には、初期位置と正規位置との差異である上記強制変位値を計算ステップ数で割り、ハンプ無しリムモデルR1を、図5に示す初期位置から、タイヤ軸方向内側Jiに向けて、正規位置に至るまで、段階的に変位させながら、タイヤモデルT1の変形計算を行う。これにより、図7及び図8に示すように、タイヤモデルT1がハンプ無しリムモデルR1に嵌合する。このような接触解析におけるタイヤモデルT1の変形計算自体は、例えば、ダッソー・システムズ社製の「ABAQUS」、エムエスシーソフトウェア株式会社製の「MARC」などの市販のFEM解析ソフトウェアを用いて行うことができ、また、汎用プログラム言語(フォートランなど)を用いて、独自のプログラムを作成し、実行することも可能である。
なお、この例では、強制変位の方向は、タイヤ径方向外側Koかつタイヤ軸方向内側Jiであるが、この方向は初期位置と正規位置との関係で決まるので、例えば、タイヤ径方向内側Kiかつタイヤ軸方向内側Jiに強制変位させてもよい。また、好ましい実施形態において、第1接触解析部32は、上記のように、タイヤモデルT1に正規内圧よりも低い内圧を負荷してタイヤモデルT1の変形計算を行う。
[12]第2接触解析部34
第2接触解析部34は、ハンプ無しリムモデルR1に嵌合したタイヤモデルT1とハンプモデルR2との2D接触解析を行う。すなわち、第2接触解析部34は、上記接触解析条件の下で、タイヤモデルT1とハンプモデルR2の接触解析により、ハンプモデルR2を上記初期位置から正規位置まで直線的に変位させながら、タイヤモデルT1の変形計算を行う。
詳細には、初期位置と正規位置との差異である上記強制変位値を計算ステップ数で割り、ハンプモデルR2を、図7及び図8に示す初期位置から、タイヤ軸方向内側Jiかつタイヤ径方向外側Koに向けて、正規位置に至るまで、段階的に変位させながら、第1接触解析部32と同様の、タイヤモデルT1の変形計算を行う。これにより、図9に示すように、タイヤモデルT1はハンプ無しリムモデルR1及びハンプモデルR2に嵌合する。なお、好ましい実施形態において、第2接触解析部34は、上記のように、第1接触解析部32で負荷した正規内圧よりも低い内圧をタイヤモデルT1に負荷したまま、その内圧を変えずに、タイヤモデルT1の変形計算を行う。
[13]正規内圧負荷部36
正規内圧負荷部36は、タイヤモデルT1とハンプモデルR2の嵌合後に、タイヤモデルT1に正規内圧を負荷する。すなわち、図9に示すようにハンプ無しモデルR1とハンプモデルR2を正規位置に移動させた後、これらに嵌合したタイヤモデルT1に内圧充填しながら、タイヤモデルT1の変形計算を行うことにより、図10に示すように使用時の内圧が充填された段階でのタイヤモデルT1が得られる。
[14]リムモデル置換部38
リムモデル置換部38は、タイヤモデルT1とハンプモデルR2の嵌合後に、正規位置にあるハンプ無しリムモデルR1及びハンプモデルR2を、ハンプ付きリムモデルR3に置き換える。すなわち、ハンプ無しリムモデルR1及びハンプモデルR2を除去した後、ハンプ付きリムモデルR3を正規位置に配置する。これにより、図11に示すように、正規内圧が負荷された使用状態での断面形状を持ち、かつハンプ付きリムモデルR3に組み付けられたタイヤモデルT1が得られる。
[15]摩擦係数変更部40
摩擦係数変更部40は、タイヤモデルT1とハンプ付きリムモデルR3との間の摩擦係数を、上記で設定した低い値から実解析摩擦係数に変更する。
[16]出力部42
出力部42は、上記により得られた図11に示す使用状態における二次元タイヤモデルT1を出力する。タイヤモデルの出力は、ディスプレイによって表示したり、プリンタによって印刷したりすることにより行うことができる。ハードディスクなどの記憶装置に保存して、様々なタイヤの挙動シミュレーションのための三次元モデルを生成するために用いることもできる。
次に、本実施形態に係る解析装置10の動作状態について、図2のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1において、入力部12が、解析対象となる空気入りタイヤ及びリムについてのデータを取得する。次いで、ステップS2において、取得したタイヤ断面形状に関する情報に基づいて、タイヤモデル設定部14が、図3に示すような二次元のタイヤモデルT1を設定する。また、ステップS3において、取得したリム断面形状に関する情報に基づいて、第1リムモデル設定部18、第2リムモデル設定部20及び第3リムモデル設定部22が、それぞれ図4に示すようなハンプ無しリムモデルR1、ハンプモデルR2及びハンプ付きリムモデルR3を左右一対で設定する。ステップS2とS3の順番は逆でもよく、同時に行ってもよい。
次いで、ステップS4において、第1リムモデル配置部26が、タイヤモデルT1に対してハンプ無しリムモデルR1を上記所定の初期位置に配置させるとともに、第2リムモデル配置部28が、ハンプモデルR2を上記所定の初期位置に配置させる(図5及び図6参照)。そして、ステップS5に進む。
ステップS5において、解析条件設定部30が、タイヤモデルT1とリムモデルR1,R2との間の摩擦係数等、タイヤモデルT1とリムモデルR1,R2との接触解析に必要な条件を設定する。そして、ステップS6に進む。
ステップS6において、第1接触解析部32が、上記接触解析条件の下で、タイヤモデルT1とハンプ無しリムモデルR1の接触解析により、ハンプ無しリムモデルR1を上記初期位置から正規位置まで直線的に変位させながら、タイヤモデルT1の変形計算を行う。その際、好ましくは、ハンプ無しリムモデルR1に変位を与えて移動させながら、正規内圧よりも低い所定内圧となるまで内圧を徐々に負荷する。これにより、図7及び図8に示すように、ハンプ無しリムモデルR1にタイヤモデルT1を嵌合させる。
次いで、ステップS7において、第2接触解析部34が、上記接触解析条件の下で、タイヤモデルT1とハンプモデルR2の接触解析により、ハンプモデルR2を上記初期位置から正規位置まで直線的に変位させながら、タイヤモデルT1の変形計算を行う。その際、好ましくは、ステップS6で負荷した正規内圧よりも低い所定内圧はそのまま変えずに解析を行う。これにより、図9に示すように、タイヤモデルT1はハンプ無しリムモデルR1及びハンプモデルR2に嵌合する。
次いで、ステップS8において、正規内圧負荷部36がタイヤモデルT1に正規内圧を負荷することにより、図10に示すように使用時の内圧が充填された段階でのタイヤモデルT1が得られる。そして、ステップS9に進む。
ステップS9において、リムモデル置換部38が、正規位置にあるハンプ無しリムモデルR1及びハンプモデルR2を、図11に示すようにハンプ付きリムモデルR3に置き換える。そして、ステップS10に進む。
ステップS10において、摩擦係数変更部40が、タイヤモデルT1とハンプ付きリムモデルR3との間の摩擦係数を、ステップS5で設定した低い値から実解析摩擦係数に変更する。そして、ステップS11に進む。
ステップS11において、出力部42が、上記により得られた正規内圧の負荷された使用状態での断面形状を持ち、かつハンプ付きリムモデルR3に組み付けられた二次元タイヤモデルT1を出力する。このようにして得られた二次元タイヤモデルは、空気入りタイヤの様々な挙動のシミュレーションのための三次元モデルを作成するために用いることができる。すなわち、例えば、二次元タイヤモデルを、タイヤ周方向に展開し、当該周方向に所定間隔毎に要素分割することで、三次元のタイヤモデルを作成することができる。
以上よりなる本実施形態によれば、ハンプ付きリムをハンプ無しリムモデルR1とハンプモデルR2とに分けてモデル化し、まずハンプ無しリムモデルR1を変位させて嵌合させた後、ハンプモデルR2を変位させて嵌合させることにより、ハンプ付きリムをそのままモデル化しこれを変位させて嵌合させる場合に比べて、各計算ステップでのタイヤモデルの変形計算が簡素化されて計算が収束しやすくなる。すなわち、比較的大きなタイヤ変形を伴うハンプ無しリムモデルR1の嵌合時にはリムシート面R4を単純な形状として変形計算し、ハンプ無しリムモデルR1への嵌合後、大きなタイヤ変形が抑えられた状態でハンプのみのモデルR2を変位させて変形計算を行うことにより、計算が収束しやすくなる。そのため、安定的に解を求めることができる。
また、ハンプ無しリムモデルR1に嵌合したタイヤモデルT1に対してハンプモデルR2をタイヤ軸方向内側Jiに変位させて嵌合させるので、ビードトウT12がハンプの内側からハンプを乗り越えて外側に装着される現象を再現することができ、適切な嵌合状態を再現することができる。
このようにタイヤとハンプ付きリムとの適切な組み付け状態を再現することができるので、その後の三次元タイヤモデルを用いた空気入りタイヤの様々な挙動のシミュレーションにおいて、ビード外れ性能等のタイヤ転動時又は非転動時におけるタイヤ性能を、より精度高く評価することが可能となる。
なお、上記実施形態では、タイヤモデルT1を全幅で作成したが、例えば左右対称のタイヤの場合、タイヤ赤道線よりも一方側の半断面のタイヤモデルを用いてリム組み付け状態の解析を行うことも可能であり、その場合、リムモデルは一方側のみ作成すればよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…リム組み付け状態解析装置、14…タイヤモデル設定部、18…第1リムモデル設定部、20…第2リムモデル設定部、26…第1リムモデル配置部、28…第2リムモデル配置部、32…第1接触解析部、34…第2接触解析部、36…正規内圧負荷部、T1…タイヤモデル、T10…ビード部、T11a…ビードコア中心、T12…ビードトウ、T13…ビード側面、R1…ハンプ無しリムモデル、R2…ハンプモデル、R3…ハンプ付きリムモデル、R4…リムシート面、R5…リムフランジ面、J…タイヤ軸方向、Jo…タイヤ軸方向外側、Ji…タイヤ軸方向内側、K…タイヤ径方向、Ko…タイヤ径方向外側、Ki…タイヤ径方向内側

Claims (6)

  1. タイヤをリムに組み付けた状態をシミュレーションにより解析する解析装置であって、
    タイヤ断面形状を再現したタイヤモデルを設定するタイヤモデル設定部と、
    リムにおけるタイヤと接触する部分の断面形状を再現したリムモデルであって、ハンプが設けられてないハンプ無しリムモデルを設定する第1リムモデル設定部と、
    前記ハンプの断面形状を再現したハンプモデルを設定する第2リムモデル設定部と、
    前記ハンプ無しリムモデルのリムフランジ面が前記タイヤモデルのビード側面からタイヤ軸方向外側に離間して位置する初期位置に前記ハンプ無しリムモデルを配置させる第1リムモデル配置部と、
    前記ハンプモデルを正規位置に対してタイヤ軸方向外側に位置する初期位置に配置させる第2リムモデル配置部と、
    前記タイヤモデルと前記ハンプ無しリムモデルの接触解析により、前記ハンプ無しリムモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第1接触解析部と、
    前記ハンプ無しリムモデルに嵌合した前記タイヤモデルと前記ハンプモデルの接触解析により、前記ハンプモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第2接触解析部と、
    を有する、タイヤのリム組み付け状態解析装置。
  2. 前記第1リムモデル配置部は、前記タイヤモデルがビードトウのみで前記ハンプ無しリムモデルに接触する初期位置に配置させる、請求項1記載の解析装置。
  3. 前記第2リムモデル配置部は、前記ハンプモデルの頂点が前記ハンプ無しリムモデルに嵌合したタイヤモデルのビードコア中心よりもタイヤ軸方向内側で前記ハンプ無しリムモデルのリムシート面を越えて前記タイヤモデルと接触し始めるように、前記ハンプモデルを正規位置に対してタイヤ軸方向外側かつタイヤ径方向内側にずれた初期位置に配置させる、請求項1又は2記載の解析装置。
  4. 前記タイヤモデルと前記ハンプモデルの嵌合後に、前記タイヤモデルに正規内圧を負荷する正規内圧負荷部を有し、
    前記第1接触解析部及び前記第2接触解析部は、前記タイヤモデルに前記正規内圧よりも低い内圧を負荷して前記タイヤモデルの変形計算を行うことを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の解析装置。
  5. タイヤをリムに組み付けた状態をシミュレーションにより解析する解析方法であって、
    タイヤ断面形状を再現したタイヤモデルを設定するタイヤモデル設定ステップと、
    リムにおけるタイヤと接触する部分の断面形状を再現したリムモデルであって、ハンプが設けられてないハンプ無しリムモデルを設定する第1リムモデル設定ステップと、
    前記ハンプの断面形状を再現したハンプモデルを設定する第2リムモデル設定ステップと、
    前記ハンプ無しリムモデルのリムフランジ面が前記タイヤモデルのビード側面からタイヤ軸方向外側に離間して位置する初期位置に前記ハンプ無しリムモデルを配置させる第1リムモデル配置ステップと、
    前記ハンプモデルを正規位置に対してタイヤ軸方向外側に位置する初期位置に配置させる第2リムモデル配置ステップと、
    前記タイヤモデルと前記ハンプ無しリムモデルの接触解析により、前記ハンプ無しリムモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第1接触解析ステップと、
    前記ハンプ無しリムモデルに嵌合した前記タイヤモデルと前記ハンプモデルの接触解析により、前記ハンプモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第2接触解析ステップと、
    を有する、タイヤのリム組み付け状態解析方法。
  6. タイヤをリムに組み付けた状態をシミュレーションにより解析するプログラムであって、コンピュータに、
    タイヤ断面形状を再現したタイヤモデルを設定するタイヤモデル設定機能と、
    リムにおけるタイヤと接触する部分の断面形状を再現したリムモデルであって、ハンプが設けられてないハンプ無しリムモデルを設定する第1リムモデル設定機能と、
    前記ハンプの断面形状を再現したハンプモデルを設定する第2リムモデル設定機能と、
    前記ハンプ無しリムモデルのリムフランジ面が前記タイヤモデルのビード側面からタイヤ軸方向外側に離間して位置する初期位置に前記ハンプ無しリムモデルを配置させる第1リムモデル配置機能と、
    前記ハンプモデルを正規位置に対してタイヤ軸方向外側に位置する初期位置に配置させる第2リムモデル配置機能と、
    前記タイヤモデルと前記ハンプ無しリムモデルの接触解析により、前記ハンプ無しリムモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第1接触解析機能と、
    前記ハンプ無しリムモデルに嵌合した前記タイヤモデルと前記ハンプモデルの接触解析により、前記ハンプモデルを初期位置から正規位置まで変位させながら、前記タイヤモデルの変形計算を行う第2接触解析機能と、
    を実現させるためのタイヤのリム組み付け状態解析プログラム。
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