JP6532445B2 - ティシュペーパー包装製品 - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚のティシュペーパーからなる束が柔軟なフィルムによって包装されているティシュペーパー包装製品に関する。
複数枚の家庭用薄葉紙の束が収納容器に収納されている家庭用薄葉紙包装製品はよく知られる。このような家庭用薄葉紙の代表例はティシュペーパーであり、複数枚のティシュペーパーの束が収納容器に収納されているティシュペーパー製品の中には、汎用タイプ、汎用品などと称される、特に低価格であることが重視される商品カテゴリーがある。
このようなティシュペーパー製品では、より安価にすべく原紙の低坪量化や、一枚のシート寸法を縮小化するなど、使用感を維持しつつ原料費を減らすことが行われてきた。
また、ティシュペーパー製品の多くは、収納容器がコートボール紙など比較的剛性のある紙製収納箱とされているが、汎用タイプのティシュペーパー製品の中には、このような収納容器に係る資材費をより削減した、安価な樹脂製のフィルムによって束を包装したものがあり、その市場が拡大しつつある。
他方で、特許文献1が参照されるように、ティシュペーパーの包装フィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレンなどの薄い厚みのフィルムが使用され、包装体の上面に直線状のミシン目を形成しておき、使用時にミシン目を開封した、開封したスリット口からティシュペーパーを取り出すようにしている。
特開2014−129113号公報
しかるに、スリット口からティシュペーパーを取り出す際に、スリット口の特に端部において、取り出そうとしているティシュペーパーが詰まってしまい、場合によっては、後続のティシュペーパーとが重なり詰まってしまい、ティシュペーパーの破れや包装フィルムと共に製品が持ち上がるといった、取出し不良が発生する。
そこで、本発明の主たる課題は、取出し性が改善されたティシュペーパー包装製品を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係るティシュペーパー包装製品は、
可撓性フィルムから形成されたフィルム包装袋の内部に、多数のティシュペーパーがポップアップ式に折り畳み重ねることで構成されたティシュペーパーの束が収納され、前記フィルム包装袋の上面に、前記ティシュペーパーの束の幅方向に沿う取出口が形成されているティシュペーパー包装製品であり、
前記ティシュペーパーは、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるソフトネスが1.0〜4.0cNであり、JIS P 8124(1998)に基づいて測定される1枚あたりの坪量が10.0〜14.0g/m2であり、
前記フィルム包装袋を形成する可撓性フィルムは、JIS P 8118(1998)に準拠して測定される厚みが20〜60μmであり、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるソフトネスが5.0〜50.0cNであり、
フィルム包装袋の収納空間は、幅方向長さがティシュペーパーの束の幅方向長さの103〜135%であり、奥行方向長さがティシュペーパー束の奥行方向長さの103〜135%であり、
前記取出口は、その幅がティシュペーパーの束の幅に対して78%〜96%であり、奥行がティシュペーパーの束の奥行に対して15%〜28%であり、幅方向両端部が、最端縁を中心に含む少なくとも奥行の前後5mmの範囲において、曲率半径が5mm以上の曲線、あるいは最端縁として5mm以上の直線部分を有するものである、
ことを特徴とするティシュペーパー包装製品。
本発明によれば、フィルム包装袋により包装されたティシュペーパーである薄葉紙の取出し性が改善される。
フィルム包装袋の上面の取出口として、幅方向に沿う直線状のミシン目からなるフィルム包装袋であると、取出口(スリット口)から薄葉紙を1組ごと順次取出し、残りの組数が少なくなった場合、
(1)特に取出口の端部において、取出口からの当該1組の取出しが困難となり、
(2)強引に引き上げると、薄葉紙が破断する、
(3)強引に引き上げると、薄葉紙包装製品自体が持ち上がる、
(4)あるいはその取出しの際に、取出口の端を引き裂いてしまい、取出口の幅が長くなり、取出口の両側縁で薄葉紙の保持する力が弱くなり、薄葉紙の保持性が低下する、
などの現象が生じる。
なお、本発明において、薄葉紙1組とは、実施形態において、1枚または複数プライ(複数枚重ね)となっている形態のことをいい、例えばティシュペーパー製品では、一般的には2プライ(2枚重ね)を1組とすることをいう。
本発明者は、これらの現象を生じさせる要因を突き止めるべく種々の検討を行った。その結果、次のことが根本的な原因であることを知見した。
すなわち、取出口からの取出しを繰り返し、残りの組数が少なくなった場合、薄葉紙束の上面とフィルム上面との間の空間が大きくなるとともに、包装フィルムの形状が変形しやすいので、現在取り出そうとしている当該組の薄葉紙とフィルム上面の内面との接触面積が大きくなり、それらの間で生じる摩擦により取出抵抗が大きくなる現象がみられる。
すなわち、残りの組数が少なくなった場合、フィルム上面が浮いて取出口に向かって山形に変形すると、薄葉紙とフィルム上面の内面との間で生じる摩擦が広範囲において生じる結果、前記の取出抵抗値が大きくなり、前記の(1)の現象が生じるものと考えられる。
本発明は、取出し性を改善するためのものであり、上記(1)の課題を解決しようとするものである。
本発明は、取出口の幅によって取出し性が良好となる。また、本発明では直線状のスリット口ではなく、薄葉紙束の奥行方向に対して15%〜28%のある程度大きな奥行きをもつようにすることで、取出しに伴う取出抵抗を抑制でき、この面からも取出し性が良好となる。
前記取出口の各端部は、最端縁を中心に含む少なくとも奥行の前後5mmの範囲において、曲率半径が5mm以上の曲線、あるいは最端縁として5mm以上の直線部分を有するのが特に望ましい。
取出口は、切除により開口していることが望ましい。切除により取出口が開口していることにより、取出口の側縁と薄葉紙との間の取出抵抗が小さいものとなるからである。
本発明の条件を満たす限り、取出口は、前記幅方向に沿って配されたミシン目によって形成することもできる。上述の切除による場合、切除片を廃棄する必要があり、環境への負荷となる。予めミシン目を形成しておき、使用者が使用時において開封するようにすると、フィルム包装袋内への異物の混入を防止でき、環境への負荷を抑制できる。
取出口は、平面視でS字状を示しているものでもよい。
前記取出口の終端が、奥行方向の同じ側に位置しているものでもよい。この「奥行方向の同じ側」の意義については後述する。
使用するフィルムとしては、ポリエチレン及びポリプロピレンの少なくとも一方を材料とすることができる。これらの2種以上の積層構造のものでもよい。
本発明によれば、フィルム包装袋により包装された薄葉紙の取出し性を改善できる。
本発明の実施形態のティシュペーパー包装体の斜視図である。 (A)は取出口例の平面図、(B)は図1の2−2線矢視断面図である。 図1の3−3線矢視断面図である。 ティシュペーパー包装体からのティシュペーパー取出し状況の斜視図である。 取出口の例を示す平面図である。 取出口の他の例を示す平面図である。 取出口の別の例を示す平面図である。 スリット口(取出口)の場合におけるティシュペーパー取出し状況の断面図である。 取出し抵抗値の測定方法を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態の薄葉紙はティシュペーパーである。
図中に示す矢印WDは幅方向を、矢印CDは奥行方向、矢印HDは嵩高方向をそれぞれ示している。
〔第1実施形態〕
図1〜4に示すものは、本発明に係る薄葉紙包装製品の第1実施形態を示すものである。この薄葉紙包装製品1は、可撓性の樹脂フィルムから形成されたフィルム包装袋10と、フィルム包装袋10内部の収納空間16に収納された薄葉紙束20とを有している。
かかるフィルム包装袋10の上面11の奥行方向中央には、薄葉紙束20の幅方向WDに沿って取出口15が形成されている。
フィルム包装袋10の収納空間16内に収納された薄葉紙束20は、多数の薄葉紙2をポップアップ式に折り畳み重ねることで構成されており、全体としては直方体状を成している。図示のように、薄葉紙2は、嵩高方向に折り畳み重ねられており、薄葉紙2の折り畳み重ね方向とフィルム包装袋10の上面とが対向する形となっている。
薄葉紙2は、1組ごと取出口15から摘まみ引き上げることにより取出すことができる。
薄葉紙束20の寸法例としては、幅方向長さW2が150〜250mm、奥行方向長さC2が80〜130mm、嵩高方向長さH2が25〜110mm程度であり、本実施の形態における薄葉紙束20の寸法もこの範囲内とすることができる。
フィルム包装袋10の収納空間16は、幅方向長さW1が薄葉紙束20の幅方向長さW2の103〜135%とされており、奥行方向長さC1が薄葉紙束20の奥行方向長さC2の103〜135%とされていることが好ましい。収納空間の幅方向長さW1及び奥行方向長さC1が上記数値範囲内であると、薄葉紙束20の幅方向両側部及び奥行方向両側部とフィルム包装袋10内壁との接触部分を少なくすることができ、取出抵抗が少なく、他方で、薄葉紙束20が収納空間16内で過度にずれることを防止できる。
一方、フィルム包装袋10の収納空間16の嵩高方向長さH1は、薄葉紙束20の嵩高方向長さH2の100〜130%とされていることが好ましい。フィルム包装袋10の収納空間16の嵩高方向長さH1が、薄葉紙束20の嵩高方向長さH2の130%超過であると、見栄えが悪くなると共に、フィルム包装袋10がダブついて薄葉紙2を取出しにくくなってしまう難点がある。
薄葉紙束20を構成する薄葉紙2としては、ティシュペーパー、ペーパータオル、キッチンペーパーが用いられ、ソフトネスが1.0〜4.0cNである。ここで、ソフトネスは、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定した値をいう。但し、試験片は100mm×100mmの大きさとし、クリアランスは5mmとする。1枚で縦方向、横方向の各々5回ずつ測定し、その全10回の平均値とする、なお、ソフトネスは、無単位であるが、試験片の大きさを考慮して、cN/100mmを単位として表されることもある。
薄葉紙束20を構成する薄葉紙2としては、JIS P 8124(1998)で規定される1枚あたりの坪量が9.0〜20.0g/m2である。
薄葉紙束20を構成する薄葉紙2としては、ティシュペーパー、ペーパータオル、キッチンペーパーが用いられ、実施形態での厚みが100〜170μmである。ここで、紙厚は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて測定した値を意味する。この紙厚測定の具体的手順は、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろし、そのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙やフィルムの平面に対し垂直に当たるようにし、この紙厚測定時の荷重は、約70gfである。測定を10回行って得られる平均値とする。
フィルム包装袋10の包装形態としては、可撓性(プラスチック)フィルムの内部に薄葉紙束20を収納された状態で、幅方向端部17を熱シール等によりシールしてシール部19が形成された例えばピロー包装袋(pillow type packaging)を挙げることができる。
フィルム包装袋10は、ピロー包装袋以外に、キャラメル包装袋、あるいはガゼット包装袋とすることも可能である。包装形態は、主に収納する組数によって適宜選択できる。ピロー包装袋は可撓性に富み適しているが、厚みのある被包装物や組数が多い場合にはあまり適切ではない。キャラメル包装袋は、包装袋の幅方向両端部(すなわち奥行方向面)の支持が他の包装形態よりも強固であるため撓みにくい利点がある。ガゼット包装は、組数が多い場合に適している。
ピロー包装は、被包装物となる束を外装フィルムで巻き込むように包み、その巻き込み方向において重畳する縁部を接着し、さらに被包装物を越えて延び出した部分をも接着してなる包装態様である。
キャラメル包装は、被包装物となる束を外装フィルムで巻き込むように包み、その巻き込み方向において重畳する縁部を接着し、さらに被包装物を越えて延び出した部分を、対向する2つの縁から前記被包装物側に折り込み、その際に形成される三角形片又は台形片の少なくとも各先端縁部同士を接着部してなる包装態様である。
ガゼット包装は、被包装物を両端開口の筒状体内に挿入し、被包装物を超えて飛び出す両端部を余剰代とし、この余剰代を接着した開口を熱シールにより封止する包装態様である。
ピロータイプのガゼット包装とは、被包装物となる束を外装フィルムで巻き込むように包み、被包装物を超えて飛び出す両端部を余剰代とし、この余剰代を接着した開口を封止する包装態様である。
フィルム包装袋10を構成する可撓性フィルムとしては、この種のフィルム包装袋10に用いられる汎用的なものを使用することができ、例えば、ポリプロピレン樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムを使用することができるが、コストと生産性の面からポリプロピレン樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルムが特に良い。可撓性フィルムは、いくつかのフィルムを積層したラミネートフィルムであってもよい。
ポリエチレン樹脂フィルムとしては、直鎖状又は直鎖状短鎖分岐のポリエチレン樹脂組成物のフィルムを用いることができる。ポリエチレンテレフタレートと直鎖状又は直鎖状短鎖分岐のポリエチレン樹脂組成物のラミネートフィルムは好適である。
なお、直鎖状又は直鎖状短鎖分岐のポリエチレン樹脂組成物は、LLDPEとも称され、メタロセン触媒を用いる既知の方法にて製造可能である。このLLDPEは、ヒートシール性に優れる。また、他のフィルムとして、LDPEと称される汎用性が高く安価なものを用いることもできる。
フィルム包装袋10を構成する可撓性フィルムは、JIS P 8118(1998)に準拠して測定される厚みを20〜60μmとされており、且つ、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるソフトネスを5.0〜50.0cNとされており、より好ましくは、前記厚みを15〜40μmとされ、且つ、前記ソフトネスを10.0〜30.0cNとされる。可撓性フィルムの前記厚みが20μm未満であると、使用時に簡単に破れてしまうという問題があり、前記厚みが60μm超過であると、ソフトネスを50.0cN以下とすることが困難となる。
他方、フィルム包装袋10を構成する可撓性フィルムの前記ソフトネスが50.0cN超過であると、取出し時にフィルム包装袋10と薄葉紙2が過度に擦れ、取出し抵抗が増えることで望む効果が得られにくくなる。
なお、前記厚みが60μm以上である可撓性フィルムを形成する場合、可撓性フィルム中に含まれるLDPEなどの融点が低く、柔らかい性質の材質の配合比率を増やすことで、前記ソフトネスを50.0cN以下とすることが好ましい。
〔取出口について〕
本発明の取出口の幅W3は薄葉紙束20の幅W2に対して78%〜96%(86%〜95%が特に望ましい)であり、取出口の奥行C3は薄葉紙束20の奥行C2に対して15%〜28%(18%〜25%が特に望ましい)である。
本発明の取出口15としては、奥行C3を有する限り、図1〜図5に示す切除により開口している取出口15、15A〜15D、及び図7(C)に示す取出口15Jなどの例を挙げることができる。
本発明の取出口15としては、奥行C3を有するスリット口による、図6(A)(B)に示す取出口15E、15F、及び図7(A)(B)に示す取出口15G、15Hなどの例でもよい。
この場合のスリット口は、予め連続的に形成されていてもよいが、間欠的なミシン目により形成し、使用者が破断することによりスリット口が形成されるものでもよい。
〔取出口形状の実施形態〕
上記第1実施の形態における取出口15は、図1及び図2(A)、図5(A)に示されているように、幅方向両端部が円弧15a,15aである。
取出口の端部形状は適宜選択できる。そして、各端部は、最端縁を中心に含む少なくとも奥行の前後5mmの範囲において、曲率半径が5mm以上の曲線、あるいは最端縁として5mm以上の直線部分を有する条件であるのが特に適している。
取出口の幅方向両端部の形状の条件について、図5に基づいて説明する。
すなわち、取出口15の最端縁(図5の左端の縁)を中心に含む少なくとも奥行C3範囲のうち、前後5mmの範囲において、曲率半径(図示例における曲率中心はもちろん右側にある)が5mm以上の曲線、あるいは最端縁そのものが5mm以上の直線部分を有する条件を満たすことが望ましい。
さらに詳しく説明すると、取出口15の最端縁(図5の左端の2点鎖線で示す縁)を中心に含む奥行方向の範囲CSのうち、少なくとも奥行方向の前後5mmの範囲において、曲率半径Rが5mm以上の曲線を有するか、あるいは曲線でなく5mm以上の直線部分を有するものである。
ここに、曲率半径Rが5mm以上の曲線は、曲率半径Rが無限大である曲線を含み、曲率半径Rが無限大である曲線は直線と実質的に同一となるが、曲率半径Rが無限大である曲線と直線とは少なくとも概念が違うため、本明細書において区別して定義している。
取出口15の最端縁(図5の左端の縁)を中心に含む少なくとも奥行C3の前後5mmの範囲において、曲率半径が5mm未満の曲線、あるいは最端縁として5mm未満の直線部分を有するものは、最端縁近傍において、取出口が鋭角的であることを意味している。
この場合には、鋭角的な最端縁において、ティシュペーパーの取出し抵抗値が大きくなり、取出し性を悪化させる傾向にある。
また、フィルム包装袋10の材質として、フィルム包装袋の引き裂きが生じ易い(引裂強度が低い)ものであった場合に、薄葉紙の取出し時に取出口の最端縁からフィルム包装袋の引き裂きが生じ易い傾向にある。
したがって、取出口15の最端縁(図5の左端の縁)を中心に含む少なくとも奥行C3の前後5mmの範囲において、曲率半径が5mm以上の曲線、あるいは最端縁として5mm以上の直線部分を有する条件を満たすことは、取出口15の奥行C3が薄葉紙束20の奥行C2に対して15%〜28%であっても、実施の形態の選択において重視すべき条件である。
図5(A)の取出口15の端部は円弧であるが、(B)のように直線部分を有してもよく、(C)のように最端部のほぼ全体を直線としてもよく、(D)のように複数の曲率半径(r1、r2、r3・・・)を有する曲線でもよい。
他方、図6(A)(B)に示す取出口15E、15Fのように、端部に円弧などの曲線部を有するスリット口でもよい。この場合、各曲線部は奥行方向に反対側に向いている。
また、図7(A)(B)に示す取出口15G、15Hなどのように、端部の曲線部は奥行方向に同じ方向に向いているものでもよい。
端部を繋ぐ幅方向に沿う中間スリット口は、図6(A)(B)に示す取出口15E、15F及び図7(A)に示す取出口15Gでは直線であるが、図7(B)に示す取出口15Hなどのように、膨らんだ曲線でもよい。
上記例における奥行C3長さは、図示のとおりである。すなわち、取出口の奥行方向範囲長さを意味している。
なお、図6(B)の取出口15Fの場合、端部の周長が長く中間スリット口に距離Gをもって接近しているが、ティシュペーパーの取出し時における幅方向位置がずれる可能性があり、この観点が推奨できにくい。
また、切除による図7(C)に示す取出口15Jで示すように、中間取出口の縁は膨らんだ曲線でもよい。
従来例においては、図8に示すように、ミシン目を開封することにより形成するスリット口Sを使用するものでは、スリット口Sからの取出しを繰り返し、残りの組数が少なくなった場合、薄葉紙束20の上面とフィルム包装袋10上面との間の空間が大きくなる。
フィルム包装袋10の形状が変形しやすいので、現在取り出そうとしている当該組の薄葉紙2とフィルム包装袋10上面の内面との接触面積が大きくなり、それらの間で生じる摩擦による取出抵抗が大きくなる現象がみられる。すなわち、残りの組数が少なくなった場合、図8に示すように、フィルム包装袋10上面がスリット口Sに向かって山形に変形する。その結果、薄葉紙2とフィルム包装袋10上面の内面との間で生じる摩擦が広範囲において生じ、取出抵抗値が大きくなり、取出し性を低下させるのである。
本発明においては、図3に示すように、少なくとも奥行方向CDに取出口15が亘っているので、当該組の薄葉紙2とフィルム包装袋10上面の内面との接触が抑制でき、残りの組数の減少に応じた取出抵抗値の変化を抑制でき、もって、図3に示すように、フィルム包装袋10上面の形状変化(フィルム包装袋10上面の浮き上がり)を抑制できる。その結果、最終組まで取出口15から安定してティシュペーパーの取出しが可能であるため、薄葉紙の破断や、薄葉紙包装製品1自体が持ち上がることがない。
実施形態の薄葉紙束20は、方形の薄葉紙が二つ折りされ、その折り返し片の縁が上下に隣接する薄葉紙の折り返し内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層されたものであり、最上位に位置する一枚の折り返し片を上方に引き上げると、その直下で隣接する他の一枚の折り返し片が、上方に引きずられて持ち上げられる所謂ポップアップ式の薄葉紙束20となっている。このような薄葉紙束20は、マルチスタンド式、ロータリ式の既知のインターフォルダにより製造することができる。但し、本発明の薄葉紙束20は、このようなポップアップ式の薄葉紙束20に限定されず、二つ折りに畳んだ方形のティシュペーパーを単に積み重ねたものであってもよい。これらの薄葉紙束20は、その形状が概ね直方体形状となる。
薄葉紙束20を構成する薄葉紙2の枚数は限定されるものではないが、ティシュペーパー製品では、一般的には2プライ(2枚重ね)を1組として90〜240組であり、本実施形態の薄葉紙包装製品1でも同様に90〜240組とすることができる。
薄葉紙束20を構成する個々の薄葉紙2は、クレープを有する2枚〜3枚の薄葉紙が積層されて組とされたプライ構造を有する。この薄葉紙2は、乾燥されたドライタイプのものである。
薄葉紙2を構成する薄葉紙の原料パルプとしては、NBKPとLBKPとを配合したものである。古紙パルプが配合されていてもよいが、風合いなどの点で、NBKPとLBKPのみから構成されているのがよい。配合割合としては、NBKP:LBKP=20:80〜80:20がよく、特に、NBKP:LBKP=30:70〜60:40がよい。
薄葉紙2の各プライを構成する薄葉紙1枚あたりの坪量は汎用タイプの10.0〜14.0g/m2である。本実施形態の薄葉紙2において好ましいここでの坪量は、JIS P 8124(1998)の測定方法によるものをいう。また、薄葉紙2の紙厚は、2プライの状態で100〜170μm、より好ましくは100〜140μmである。ここでの紙厚は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて2プライの状態で測定した値をいう。
次に、使用する包装フィルムについて説明する。既述のように、使用する材料として、各種ポリエチレン、ポリプロピレンが好適に用いられる。特にポリプロピレンは、フィルムのコシがあり、ミシン目が開封しやすいことから好ましい。さらに、フィルム包装袋10は2種類以上のポリエチレンやポリプロピレン層を積層してなる積層フィルムを使用してもよい。具体的な積層構造としては、(1)OPP/CPPの貼り合せ2層構造(ドライラミ)、(2)OPP/PE/CPPの3層構造、(3)PE/PEの2層構造等が挙げられる。ここで、OPPは二軸延伸ポリプロピレン、CPPは無延伸ポリプロピレン、PEはポリエチレンを示す。CPPは、融点の異なる2種以上のポリプロピレンを共押出により形成されていることが好ましい。PEとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどを用いることができる。
フィルム包装袋10の厚みは、20〜60μmが好ましく、30〜50μmがより好ましい。フィルム包装袋10の厚みが上記範囲未満であると、強度が低下して破れやすく、上記範囲を超えると破断線で開封し難くなったり、操業面ではヒートシール処理をきれいに施せない場合がある。
フィルム包装袋10のCD方向の伸びは、10〜300%が好ましく、また、40〜250%がより好ましく、さらには80〜150%がより好ましい。フィルム包装袋10のCD方向の伸びが上記範囲未満であると、開封時に破断線がシール部を通過して端部に達し、包装体が破れやすくなる場合があり、上記範囲を超えると破断線で開封し難くなる傾向がある。
フィルム包装袋10のMD方向の引裂強度は、150〜8000mNが好ましく、1000〜4000mNがより好ましい。フィルム包装袋10のMD方向の引裂強度が上記範囲未満であると、開封時に破断線がシール部を通過して端部に達し、包装体が破れやすくなる場合があり、上記範囲を超えると破断線で開封し難くなる傾向がある。
なお、フィルム包装袋10の坪量は、JIS P 8124(1998)に準拠して測定する。フィルム包装袋10の厚さは、JIS P 8118(1998)に準拠して測定する。
フィルム包装袋10のCD方向の引張強度と伸びは、JIS P 8113(2006)に準拠して、測定する。なお、引張強度と伸びの測定は、例えば、旧Lorentzen & Wettre社製の引張強度測定器(SE−062)を用いることができる。具体的な測定は、MD方向の幅が50mmでCD方向に長い短冊状の試料を用意し、試料の長手方向中央に、MD方向に沿って長さ40mmのスリットを入れ、CD方向に引っ張って測定する。試験片の伸張速度(つかみ具の移動速度)は20mm/min、つかみ具のスパンは100mmとする。
フィルム包装袋10のMD方向の引裂強度の測定は、JIS P 8116(2000)に準拠して測定する。なお、引裂強度は、例えば、旧Lorentzen & Wettre社製 エルメンドルフ形引裂強度試験器(SE−009)を用いることができる。具体的な測定は、MD方向の幅が63mmでCD方向に長い短冊状の試料を1枚セットし、引裂強度試験器に備え付けられているナイフで試料の長手方向中央にMD方向に沿って切れ目を入れて、MD方向に引裂いて測定する。切れ目の長さを20mm切り込む。
薄葉紙(ウェブ)の寸法としては、嵩を30〜100mm、幅を150〜250mm、奥行を95〜120mm、収納組数を90〜240組とすることができる。
薄葉紙の取出抵抗値に関し、10組目の取出抵抗値は60gf以下、特に52gf以下、さらには50gf未満が望ましい。
ここで、取出抵抗値の測定は、下記の順序で行う。
図9に示すように、取出口からポップアップしている薄葉紙2の先端中央部を、クリップ21(コクヨ社製、商品名:目玉クリップ クリー17)で挟持する。具体的には、薄葉紙2の幅方向の辺の中央部かつ取出し方向端部から10mmの位置に水性ペンで直径1mm程度の丸印23を付け、クリップ21の挟持部分の長手方向が薄葉紙2の幅方向と平行となり、前記挟持部分の中心と丸印23が一致するように挟持する。
クリップ21の一方の押圧部21aの穴に、プッシュプルゲージ22(株式会社イマダ製、商品名:デジタルフォースゲージ DPS−20)のフック22aを通し、プッシュプルゲージ22を上方に引いて、0.4秒〜0.6秒の時間をかけて一定速度で薄葉紙2をフィルム包装袋10から垂直に取出し、取出し動作中の抵抗値の最大値を、取出抵抗値とする。
測定は最上層から1〜10組目の薄葉紙2の取出しを10回行って、各回の10組目の平均値を算出する。
次に、本発明に係る薄葉紙包装製品1の実施例と比較例とを示し、本発明の効果をより明らかにする。
(市販品)
市販のいずれも150組(2枚1組)のティシュペーパーを収納したフィルム包装袋について、「取出抵抗値」及び「フィルム浮き(包装袋持ち上がり)発生組数」で取出し性を評価した。
ここに「取出抵抗値」は、1組目、5組目、10組目、25組目、50組目についてそれぞれ測定したが、取出し性の傾向が明確に判る10組目の「取出抵抗値」のみについて表に記入した。
また、「フィルム浮き(包装袋持ち上がり)発生組数」は順次取出しを行うにあたり、フィルム包装袋の上面の形状が変化して取出口が変形し、フィルム包装袋の浮き(持ち上がり)が生じ、底面部が机や床などの置き場から完全に浮いた組数をいう。
その他の取出し性については備考に記載した。
表1に示すように、ミシン目を開封することによりスリット口を形成する奥行き0mmのものは、いずれも残組数が少なくなり、製品重量を取出抵抗値が上回った時点で「フィルム浮き」が生じる。
(試作品と比較品の比較)
スリット口の幅方向長さ及び包装形態を変えた試作品と比較品を作成(いずれも150組(2枚1組))し、取出し性を評価した。なお、薄葉紙の坪量は10.9g/m2で共通である。
表1に示すように、取出口の幅方向長さの縮小によって取出抵抗値が増加する傾向がみられる(試作品1と比較品1の比較)。また、比較品2のように更に幅方向長さを縮小、幅方向長さを伸長させることで取出抵抗値を低下させることができるが、幅方向長さが短すぎることでティシュペーパーが窄むことで詰まりが発生した結果であり、フィルム包装袋の浮きが改善できていない。これは、ティシュペーパーの幅方向側縁がスリット口の端に接触してそのときの抵抗が取出抵抗値として加わるものと推測される。
(試作品1〜4)
取出口寸法を一定として、フィルム材質やフィルム膜厚を変えた試作品を作成し、取出し性を評価した。
表1に示すように、取出し口を一定としてフィルム材質とフィルム膜厚が規定内であれば取出抵抗値が抑えられると共にフィルム浮きが発生していないが、過度にフィルムが厚くなることで取出抵抗値が増加し、フィルム浮きが発生する。
(試作品2〜4と比較品4〜5の比較)本発明の規定外となる取出口比率から幅方向を更に大きくした比較品4については取出し口が大きすぎることで中身の薄葉紙束が取出口から出てしまい、最後まで取出すことができない結果となった。また、奥行方向を狭くした比較品5については、取出し性が下がり、フィルム浮きの発生が確認された。
Figure 0006532445
1…薄葉紙包装製品、2…薄葉紙、10…フィルム包装袋、15…取出口、15a・・・ 、16…収納空間、17・・・幅方向端部、19・・・シール部、20…薄葉紙束、21・・・クリップ、21a・・・クリップの押圧部、22・・・プッシュプルゲージ、22a・・・フック 、23・・・クリップの丸印、WD…幅方向、CD…奥行方向、HD…嵩高方向、S・・・スリット口。

Claims (6)

  1. 可撓性フィルムから形成されたフィルム包装袋の内部に、多数のティシュペーパーがポップアップ式に折り畳み重ねることで構成されたティシュペーパーの束が収納され、前記フィルム包装袋の上面に、前記ティシュペーパーの束の幅方向に沿う取出口が形成されているティシュペーパー包装製品であり、
    前記ティシュペーパーは、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるソフトネスが1.0〜4.0cNであり、JIS P 8124(1998)に基づいて測定される1枚あたりの坪量が10.0〜14.0g/m2であり、
    前記フィルム包装袋を形成する可撓性フィルムは、JIS P 8118(1998)に準拠して測定される厚みが20〜60μmであり、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるソフトネスが5.0〜50.0cNであり、
    フィルム包装袋の収納空間は、幅方向長さがティシュペーパーの束の幅方向長さの103〜135%であり、奥行方向長さがティシュペーパー束の奥行方向長さの103〜135%であり、
    前記取出口は、その幅がティシュペーパーの束の幅に対して78%〜96%であり、奥行がティシュペーパーの束の奥行に対して15%〜28%であり、幅方向両端部が、最端縁を中心に含む少なくとも奥行の前後5mmの範囲において、曲率半径が5mm以上の曲線、あるいは最端縁として5mm以上の直線部分を有するものである、
    ことを特徴とするティシュペーパー包装製品。
  2. 前記取出口は、切除により開口している請求項1に記載のティシュペーパー包装製品。
  3. 可撓性フィルムから形成されたフィルム包装袋の内部に、多数のティシュペーパーがポップアップ式に折り畳み重ねることで構成されたティシュペーパーの束が収納され、前記フィルム包装袋の上面に、前記ティシュペーパーの束の幅方向に沿う取出口が形成されているティシュペーパー包装製品であり、
    前記ティシュペーパーは、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるソフトネスが1.0〜4.0cNであり、JIS P 8124(1998)に基づいて測定される1枚あたりの坪量が10.0〜14.0g/m 2 であり、
    前記フィルム包装袋を形成する可撓性フィルムは、JIS P 8118(1998)に準拠して測定される厚みが20〜60μmであり、JIS L 1096(2010) E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるソフトネスが5.0〜50.0cNであり、
    フィルム包装袋の収納空間は、幅方向長さがティシュペーパーの束の幅方向長さの103〜135%であり、奥行方向長さがティシュペーパー束の奥行方向長さの103〜135%であり、
    前記取出口は、幅方向に沿って配されたスリットにより形成され、その幅がティシュペーパーの束の幅に対して78%〜96%であり、幅方向両端部が、最端縁を中心に含む少なくとも奥行の前後5mmの範囲において、曲率半径が5mm以上の曲線、あるいは最端縁として5mm以上の直線部分を有するものであり、奥行方向範囲長さがティシュペーパーの束の奥行に対して15%〜28%である
    ことを特徴とするティシュペーパー包装製品。
  4. 前記取出口は、平面視でS字状を示している請求項3に記載のティシュペーパー包装製品。
  5. 前記取出口は、端部に曲線部を有し、その曲線部は奥行の同方向に向かって反る形状である請求項3に記載のティシュペーパー包装製品。
  6. 前記フィルムは、ポリエチレン及びポリプロピレンの少なくとも一方を材料としている 請求項1に記載のティシュペーパー包装製品。
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