JP6499740B2 - 食品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、食品組成物に関するものである。
従来、体調を整える種々の食品組成物が提案されてきた。中でも、特定の菌類乃至菌類抽出物を含有する食品組成物は健康の増進に効果があるといわれている。
例えば、菌類の中でも牛樟芝(ベニクスノキタケ)は免疫機能の正常化に効果があり、医薬品としても使用されている。
しかし、ベニクスノキタケの抽出物のみを含有する医薬品乃至食品組成物は効果の点において限られたものであることもまた知られている。
この点に関し、ベニクスノキタケの他に乳酸菌を含有する免疫調整製剤が提案されている(例えば、特許文献1。)。
しかし、乳酸菌には多数の種類があり、健康の増進に寄与するものと、寄与しないものとがある。従って、乳酸菌であればどのような種類でもベニクスノキタケ抽出物の免疫調整機能を増強させるとは言えない。
実用新案登録第3159091号公報
本発明の解決しようとする課題は、ベニクスノキタケを含有する食品組成物であって、免疫機能を正常化させる機能を更に増進させた食品組成物を提供することである。
本発明は、ベニクスノキタケと、ナリネ菌と、を含む食品組成物を提供する。
本発明によれば、ベニクスノキタケを含有する食品組成物であって、免疫機能を正常化させる機能を更に増進させた食品組成物を提供することができる。
第1期調査と第2期調査との被験者全体における既往症別の体感の変化を示す図。 VASの解答欄の例を示す図。 第1回目調査の結果を示す図。 第2回目調査の結果を示す図。 第3回目調査の結果を示す図。 被験者全体における既往症別の体感の変化を示す図。 第1の顕著な例を示す図。 第2の顕著な例を示す図。 被験者の既往症の内訳を示す図。 「疲れ」、「痛み」、及び「調子」の体感に関するVASの回答結果の平均値を示す図。 改善された体感の集計結果を示す図。 改善された体感の有無を感じた被験者の被験者全体に対する割合を示す図。 被験物質単独によるマクロファージのIL−12の生産性を示す図。 マクロファージのCpG-DNAによる誘導を示す図。 ベニクスノキタケエキスとナリネ菌の組み合わせによるIL−12誘導の結果を示す図。
以下、本発明の一実施形態にかかる食品組成物を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る食品組成物は、ベニクスノキタケ(牛樟芝、Antrodia Cinnamomea)と、ナリネ菌(Lactobacillusacidophilus Er317/402)と、を含む。この食品組成物は、免疫機能の正常化に寄与する。
(ベニクスノキタケ)
ベニクスノキタケは、台湾に固有の菌類であり、台湾に生息する牛樟(カシ)と呼ばれる楠木にのみに生息する。
ベニクスノキタケの固体培養の菌糸体には、アントロキノノール、多糖類、トリテルペン、スーパーオキシドディスムターゼ、核酸、GABA(γ-アミノ酪酸、Gamma Amino Butyric Acid)等が含まれる。
(アントロキノノール)
アントロキノノールは、以下の構造式を有する。
アントロキノノール(Antroquinonol)は、直鎖炭化水素を有するシクロヘキサンケトン化合物である。アントロキノノールは、抗腫瘍(癌細胞自食作用、アポトーシス誘導)、免疫調整、炎症の抑制、高コレステロール血症、動脈硬化症、脂肪肝、肝線維症の改善、腎臓保護、皮膚の状態の改善などの作用があることが知られている。
アントロキノノールの抗腫瘍作用は以下のように考えられている。EGF(上皮増殖因子)を例に説明する。GDPが結合して不活性化されているRAS蛋白のGDPがGTPに置き換わることによりRAS蛋白が活性化され、細胞が増殖する。正常な細胞においては、活性化されたRAS蛋白のGTPが脱リンされてGDPに変わり、RAS蛋白は不活性化され、細胞の増殖が止まる。
RAS蛋白に異常があると、活性化されたRAS蛋白のGTPがGDPに変化せず、細胞は増殖を続けてしまう。
アントロキノノールは、RAS蛋白を活性化させるFTaseを阻害すると考えられている。RAS蛋白が活性化できない場合、細胞はオートファジーにより死滅する。従って、アントロキノノールは細胞の無秩序な増殖を止める働きがある。
アントロキノノールは、このほかの効果として、LDLコレステロール低減、C反応性タンパク質低減、動脈硬化改善、NF−kB活性の阻害、Nrf2活性の増加、尿たんぱく低減、血尿低減、BUN及びクレアチニンの低減、好中球の腎臓への集積低下、クレアチニンキナーゼの抑制、乳酸脱水素酵素の抑制などが知られている。
(多糖類)
ベニクスノキタケは多糖類として例えばβ―Dグルカンを含む。β―Dグルカンは免疫機能向上、抗腫瘍、高血圧の抑制、コレステロール低減、糖尿病の症状改善などに効果があるといわれている。
(トリテルペン)
ベニクスノキタケはトリテルペンとして、例えばアントシンA、アントシンB、アントシンC、アントシンE、アントシンF、ザンク酸D、ザンク酸E、15α‐アセチルデヒドロスルフレン酸、デヒドロエブリコ酸、デヒドロスルフレン酸など、200種類程度を含む。これらのトリテルペンは、肝臓保護、肝臓解毒機能向上及び肝臓細胞再生、高血圧症改善、炎症の抑制、免疫調整などに効果があるといわれている。
(スーパーオキシドディスムターゼ)
ベニクスノキタケは、スーパーオキシドディスムターゼを含む。このスーパーオキシドディスムターゼは、活性酸素の毒性の抑制、抗酸化、老化抑制、生活習慣病の予防などに効果があるといわれている。
(核酸)
ベニクスノキタケは、核酸としてアデノシンを含む。アデノシンは、育毛効果、血行促進効果、心疾患や脳疾患の予防などに効果があるといわれている。
(GABA)
GABAは肝機能改善作用、血圧上昇抑制作用などの効果があるといわれている。
(ナリネ菌)
ナリネ菌は乳酸菌の一種である。ナリネ菌は新生児由来の菌であり、抗菌作用、耐酸作用があることが知られている。
ナリネ菌は、有害細菌の増殖を抑え、腸内環境の改善に寄与する。
(その他の成分)
本実施形態の食品組成物は、その他の成分を含んできてもよい。その他の成分としては、例えば、ポリフェノール、ビタミン、ミネラル、その他の添加物などを含んでいてもよい。これらの成分を含んでいても免疫機能の正常化作用は阻害されない。
ポリフェノールとしてはヘスペリジン(Hesperidin)が、ビタミンとしてはビタミンB2、ビタミンB12が、ミネラルとしてはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、モリブデンなどが挙げられる。
特にヘスペリジンは、免疫機能の正常化に寄与することが期待できるため、本実施形態の効果を維持、又は更に高めることが期待される。
その他の添加物そしては、界面活性剤、賦形剤、糖類などが挙げられる。
(実施例)
本実施形態の食品組成物は1日の摂取量が、ベニクスノキタケ末がアントロキノノールの含有量が5mg/g以上の場合、250mg以上500mg以下となり、ナリネ菌は菌密度が10億個/gの場合100mg以上10g以下となるように調整される。中でも、最も望ましい配合重量比は、上述の含有率の場合、ベニクスノキタケ末:ナリネ菌=250mg:150mg=5:3である。以下の各処方例においては、食品組成物はベニクスノキタケ末:ナリネ菌=250mg:150mgとなるように調整されている。
1日の摂取量が上記の各最低値を下回る場合、免疫機能を正常化させる効果に乏しく、上記の各最高値を上回る場合であっても、効果が摂取量に比例してよくなることは期待できない。
(処方例1)
ベニクスノキタケエキス末 15.200重量%
ナリネ菌末 9.100重量%
マルチトール 44.700重量%
結晶セルロース 15.000重量%
ショ糖脂肪酸エステル 4.000重量%
海藻末 10.000重量%
二酸化ケイ素 2.000重量%
ここで、ベニクスノキタケエキス末はGolden Biotechnology Corporation(国鼎生物科技股ふん有限公司)製を用いた。このベニクスノキタケエキス末にはアントロキノノールが5mg/g以上含まれている。また、ナリネ菌はアルメニア国のVITAWAY製を使用した。ナリネ菌の菌密度は10億個/gである。以降の処方例においても同様である。
(処方例2)
ベニクスノキタケエキス末 15.200重量%
ナリネ菌末 9.100重量%
ヘスペリジン 15.200重量%
マルチトール 34.500重量%
結晶セルロース 10.000重量%
ショ糖脂肪酸エステル 4.000重量%
海藻末 10.000重量%
二酸化ケイ素 2.000重量%
(製造方法)
上記の各処方の成分をミキサーにて撹拌し、予備顆粒を生成し、この予備顆粒にバインダーを投入して打錠する。打錠された錠剤にコーティングを施し、330mgを1錠として最終錠剤とした。
(実験1)
既往症のある被験者43人を第1グループ21名、第2グループ22名に分けた。第1期調査においては、第1グループにつき処方例1の食品組成物を、1回5錠(ベニクスノキタケ250mg、ナリネ菌150mg相当)、1日に1回摂取を30日間連続して行った。その後30日開けて、処方例2の食品組成物を、1回5錠(ベニクスノキタケ250mg、ナリネ菌150mg、ヘスペリジン250mg相当)、1日に1回摂取を30日間連続して行った。
第2期調査においては、第2グループにつき処方例1の食品組成物を、1回5錠(ベニクスノキタケ250mg、ナリネ菌150mg相当)、1日に1回摂取を30日間連続して行った。その後30日開けて、処方例2の食品組成物を、1回5錠(ベニクスノキタケ250mg、ナリネ菌150mg、ヘスペリジン250mg相当)、1日に1回摂取を30日間連続して行った。
(実験1の結果)
処方例1と処方例2との結果には有意な差がみられなかったため、処方例1の結果のみを示す。
図1は、第1期調査と第2期調査との被験者全体における既往症別の体感の変化を示す図である。
図1に示すように、癌を患っている被験者20人のうち13人が、リウマチを患っている被験者12人のうち8人が、体感がよくなったと感じた。全体を見ると被験者43人中69.8%にあたる30人が、体感がよくなったと感じた。
更に詳しい調査を行うため、疲れ、痛み、体調についてVAS(visual analog scale)によって評価させた。
図2は、VASの解答欄の例を示す図である。図2に示すように、体調の良いほうを「1」、悪いほうを「9」とし、被験者の体感を摂取前と30日間摂取後に、それぞれ評価させた。
図3は、第1期調査の結果を示す図である。図3においては、癌を患っている被験者8人につき、VASの回答結果の平均値を示す。図3に示すように、75%の被験者が、体感が改善したと感じた。特に「疲れ」については顕著な改善が見られた。
図4は、第2期調査の結果を示す図である。図4においては、癌を患っている被験者12人につき、VASの回答結果の平均値を示す。図4に示すように、67%の被験者が、体感が改善したと感じた。特に「疲れ」については顕著な改善が見られた。
図5は、第1期調査及び第2期調査の結果を示す図である。図5においては、リウマチを患っている被験者12人につき、VASの回答結果の平均値を示す。図5に示すように、67%の被験者が、体感が改善したと感じた。「疲れ」、「痛み」、及び「体調」のいずれにもついて顕著な改善が見られた。
各調査において自由記述欄には次のような体感の差が記載されていた。
・便秘が治った。
・脾臓癌の痛みが減り、基礎体温が上昇した。
・脾臓癌が小さくなり、手術が不要となった。
・抗がん剤の効きがよくなった。
・便の状態が改善し、眠れるようになった。
・リンパ球数と白血球数が上がった。
・肺がんが改善した。
・抗がん剤投与による白血球の低下が抑制された。
・食欲が戻った。
以上のように、処方例1及び処方例2について、特に免疫系の疾患の既往を有する被験者について体感の改善が見られた。よって、本実施形態の食品組成物は免疫機能の正常化に寄与するという効果がある。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る食品組成物は、ベニクスノキタケ(牛樟芝、Antrodia Cinnamomea)と、ナリネ菌(Lactobacillusacidophilus Er317/402)と、ブロッコリーと、を含む。この食品組成物は、免疫機能の正常化にさらに寄与する。
(ブロッコリー)
ブロッコリー(Brassica oleracea var. italica)は、通常市中において入手できる食用のアブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜の一種である。ブロッコリーは免疫活性物質を多く含む。
従って、ブロッコリーを処方に加えることにより、免疫機能の正常化をさらに促進することができる。
(実施例)
本実施形態の食品組成物は1日の摂取量が、ベニクスノキタケ末がアントロキノノールの含有量が5mg/g以上の場合、250mg以上500mg以下となり、ナリネ菌は菌密度が10億個/gの場合100mg以上10g以下となるように調整される。中でも、最も望ましい配合重量比は、上述の含有率の場合、ベニクスノキタケ末:ナリネ菌=250mg:150mg=5:3である。以下の各処方例においては、食品組成物はベニクスノキタケ末:ナリネ菌=250mg:150mgとなるように調整されている。
1日の摂取量が上記の各最低値を下回る場合、免疫機能を正常化させる効果に乏しく、上記の各最高値を上回る場合であっても、効果が摂取量に比例してよくなることは期待できない。
ブロッコリー末は、上述の組成範囲に対して、50mg以上200mg以下が望ましい。この範囲を下回ると効果に乏しく、この範囲を上回ると錠剤の大きさが大きくなり、飲みにくくなる。
(処方例3)
ベニクスノキタケエキス末 15.200重量%
ナリネ菌末 9.100重量%
ブロッコリー末 3.100重量%
海藻末 4.000重量%
マルチトール 51.253重量%
結晶セルロース 12.000重量%
ショ糖脂肪酸エステル 4.000重量%
ビタミンB2 0.104重量%
ビタミンB12 0.243重量%
シェラック 0.500重量%
カルナウバロウ 微量
ここで、ブロッコリー末は、ブロッコリーをフリーズドライ製法にて粉末にしたものである。処方例4においても同じブロッコリー末を用いた。
(処方例4)
ベニクスノキタケエキス末 15.200重量%
ナリネ菌末 9.100重量%
ブロッコリー末 3.100重量%
ヘスペリジン 15.200重量%
海藻末 4.000重量%
マルチトール 36.053重量%
結晶セルロース 12.000重量%
ショ糖脂肪酸エステル 4.000重量%
ビタミンB2 0.104重量%
ビタミンB12 0.243重量%
シェラック 0.500重量%
カルナウバロウ 微量
(製造方法)
上記の各処方の成分をミキサーにて撹拌し、予備顆粒を生成し、この予備顆粒にバインダーを投入して打錠する。打錠された錠剤にコーティングを施し、330mgを1錠として最終錠剤とした。
(実験2)
既往症のある被験者47人につき処方例3の食品組成物を、1回5錠(ベニクスノキタケ250mg、ナリネ菌150mg、ブロッコリー末50mg相当)、1日に1回摂取を30日間連続して行った。その後30日開けて、処方例4の食品組成物を、1回5錠(ベニクスノキタケ250mg、ナリネ菌150mg、ブロッコリー末50mg、ヘスペリジン250mg相当)、1日に1回摂取を30日間連続して行った。
(実験2の結果)
処方例3と処方例4との結果には有意な差がみられなかったため、処方例3の結果のみを示す。
図6は、被験者全体における既往症別の体感の変化を示す図である。図6に示すように、 癌を患っている被験者30人のうち24人が、シェーグレン症候群を患っている被験者2人のうち全員が、体感がよくなったと感じた。全体を見ると被験者47人中70.2%にあたる33人が、体感がよくなったと感じた。
図7は、第1の顕著な例を示す図である。図7に示すように、摂取前(A)は頭髪が薄く、白さが目立っていたのに対し、30日摂取後(B)には黒い頭髪が生えてきている。
図8は、第2の顕著な例を示す図である。図8に示すように、摂取前(A)には背中にアトピー性皮膚炎の炎症が広がっていたのに対し、30日摂取後にはその炎症がほとんどなくなっている。
そのほかの顕著な例として、以下のような例が報告された。
・すい臓癌が消えて手術の必要がなくなった。
・転移していた癌がなくなった。
・大腸癌による下血がなくなった。
・前立腺癌の痛みがなくなった。
・リウマチの痛みが消えた。
・多発性硬化症において、ほとんど歩けない状態から階段を登れる状態に改善した。
・エリトマテーデスにおいて、体温が上がり、白血球数、肝機能の数値などが正常値になった。
・抗癌剤投与による白血球の減少状態からの回復期間が著しく短縮された。
(実験3)
処方例3及び処方例4の食品組成物を既往症のなる被験者819名に1回5錠(ベニクスノキタケ250mg、ナリネ菌150mg、ブロッコリー末50mg、処方例4についてはヘスペリジン150mg相当)、1日に1回摂取を3か月間連続して行い、アンケートを取った。アンケートの返送人数は554名であった。処方例3と処方例4とでは結果に有意な差が見られなかった。従って、以下処方例4の結果のみを示す。
図9は、被験者の既往症の内訳を示す図である。図9に示すように、被験者の半数以上が癌の既往があり、被験者の約10%がリウマチ又は自己免疫疾患の既往があった。
(実験3の結果)
図10は、「疲れ」、「痛み」、及び「調子」の体感に関するVASの回答結果の平均値を示す図である。1か月ごとに飲み始めと飲み終わりの時にVASによるアンケートを実施した。
図10に示すように、いずれの期間においても、「疲れ」、「痛み」、及び「調子」のすべての体感について、飲み始めより飲み終わりの方が改善していた。
具体的には、「疲れ」については実験開始が5.35であったのに対し実験終了時には3.26に改善された。「痛み」については実験開始が3.97であったのに対し実験終了時には2.88に改善された。「体調」については実験開始が5.20であったのに対し実験終了時には3.24に改善された。
図11は、改善された体感の集計結果を示す図である。アンケートにおいては、被験者に複数回答により改善された各体感についてチェックを付けてもらった。
図11に示すように、3か月間のいずれの期間においても、「体調良化」、「検査結果改善」、「疲れの改善」、「便通の改善」、「痛みの改善」、「睡眠改善」などの他、「癌が消えた・小さくなった」などの顕著な例も報告された。
図12は、改善された体感の有無を感じた被験者の被験者全体に対する割合を示す図である。
図12に示すように、全体の72%に上る被験者が、体感の改善を感じていた。
アンケートの自由記入欄に記載された事項を以下に抜粋する。以下に記す「エレン」は処方例4に係る食品組成物を指す。
(癌)
「息子は、私にとっては自の中に入れても痛くないほど可愛い分身です。その息子は、末期のすい臓がん(ステージ5)です。8月初めから10月終わりの3か月間で、ステージ5あったがんが顕微鏡で、見てもがん細胞が消えていたそうです。生を救ってくださり、感謝の言葉が見つかりません。」
「ステージ4の胃と、リンパ、大動脈周辺のがんが、一部1.4cm→0.9cmに縮小、その屈辺のがんは見当たらなくなっているとのこと。部作用が強く、抗がん剤を飲まずにいたので、エレンのおかげだと思う。毎日楽しい。」
「身体が楽になってきた。腰痛、背中の痛みが取れた。肝機能が改善された。副作用がとても少ない。脱毛し続けるといわれていたが、生えてきて驚いている。しびれも改善された。余命3か月と言われ、腹水で、妊娠8か月くらいのお腹だったが、腹水貯蔵もなく、腹膜播種の傾向も良好。転移もない。」
「悪性リンパ腫になり2年5か月、白血球の数値が1900〜3300(基準値3500)だったが、8月末で、基準値を超え3600になった。そして、10月31日の検査で、4300になった。」
「がんのマーカー数値が下がり、先生がびっくりしていた。抗がん剤を打たなくていいというだけで、涙が出るほどうれしい。」
「肺の周りに水がたまっていたのがきれいになくなって医師がびっくりしていた。のどの周りのがんが少しずつ良くなっている。肝臓の数値がかなり良く、医師が驚いていた。」
「7月の時点での排尿回数が1日18回、排便が10回。1回に排出する量が少なく回数が多かったが、エレンを飲んで3日目で普通量になった。現在、一日のトイレの回数は1/3 になり、生活水準が上がった。がんのマーカー数値も正常になった。」
「身体が温かく、足がポカポ力。足が軽い。食欲も出た。仕事が楽しみになってきた。PSAが194.8→11.4 に激減。体調良い。」
「癌の転移なし、再発なし、放射線治療なし。今まで放射線治療をしない乳がんの人はいないそうで、医師からも学会等で発表する機会があれば報告させて頂くことを了承くださいと言われ、うれしかった。」
「2015年卵巣癌と余命宣告。あらゆる臓器に転移しており、手術できないなら年内まで、命が持たないとのこと。リンパにまで癌が見つかり、家族の為に生きたいと思いモニターを希望した。結果、膀胱の上にあった8mm〜1cmのがんが消え、膣の上にあった腫蕩も消えている。大腸の腹膜播種も消えている。肝臓転移の腫瘍も消えている。転移性の卵巣がんも良くなっているのに、しかし、元の卵巣がんマーカーは上がっている。本体は本当にしぶとい。エレンと闘っていきたい。」
「モニター希望は母。4月8日に大腸癌(ステージIV)の診断があり、肝臓とリンパに転移確認。モニター(本実験3を指す。以下同じ。)の結果、小さな癌がなくなった。大きな癌も小さくなりはじめ、医師からはがんを取る手術をしようといわれるまで、になった。2年生存率16%と言われた母が、ここまで良くなると思っていなかったです。」
「抗がん剤後の吐き気・食欲低下・倦怠感に悩まされていた。H28年2月から工レンのモニターに参加したが、モニターをしている時が一番副作用が軽く、腫蕩マーカーも今までで一番低かった。ぜひ続けて飲みたく、応募した。結果、血圧も正常、体温も36度台をキープ。便も普通になってきている。腫蕩マーカ−CEAは、6月8日11.5→11月8日5.0(基準値)、ICA19−9は、6月8日96→11月8日38。白血球の数値も少しずつ上がってきている。肝機能、腎機能も心配ない数値を維持、副作用が本当に軽い。」
「39歳の娘、9月の定期検診で大腸がんと言われ、すぐ入院と言われた。ディレクタ一会議で、エレンをもらったので、入院をのばしてエレンを飲ませて入院したら「がんがない!」と言われ、見間違いと言われ、すぐに退院した。私は、エレンのおかげだと信じている。」
(リウマチ)
「リウマチ。昨年12月から急に手、腕、肩が腫れ、激痛に夜も眠れず、動けず、耐えるしかなかった。その後、注射と処方をもらったが、飲み薬が体に合わず、現在は注射を月に1回2本打ってもらっている。 副作用の為、昧も匂いもわからない。寛解は無理でも少しでも軽くなりたい。田舎なので、車でしか移動できない。せめて車の運転ができたら幸せ。」→「14日目、痛みがなくなった。自が覚めて痛みがないことに感動した。その日から一度も痛みはなく、慶応病院の先生は、11月の診察の時に「寛解かな」と言っていた。エレンを飲む前と比べたら、考えられないくらい生活が楽になった。」
「現在52歳、28歳の時関節リウマチになり重症化。新薬投与を続けることで肝機能が悪化、そのたびに薬が変わってきた。足の関節、手が曲がったり、年齢ごとに悪化。看護師だったので自分の体験を伝えたい。」→「こわばりが軽い。腫れや痛みが落ち着いている。しかし、天気が悪いと痛みがある。肝機能数値正常になった。炎症反応も正常値に。」→「痛みもなく、手のこわばりもなくなった。23年間痛みと戦って苦しんできましたが、痛みのない生活が本当に幸せです。」
(自己免疫疾患)
「自己免疫不全で現在入院中。治療はステロイド投与。退院のめどが立っていない。」→「フェリチンの値が全く下がらなかったが、8/22から9/1で782→386と半分に下がった。体調もとても良くなっている。肝機能正常に。お通じ快便、ぐっすり眠れている。体調もとてもよい。」→「快適。快眠、快便。何を食べてもおいしい。疲れ知らず。毎日楽しい。ストレス感じない。肝機能数値、フェリチン、改善。9月末退院。」→「快適。肝機能は劇的に良好な数値となり、現在は正常値。」
「H25 年11月肺癌手術。また、尋常乾癖に30年苦しんできた。顔、ウエスト、尻、足のかゆみがひどく、大の男が泣きたくなるほど。」→「肝臓数値良くなった。シーツとパジャマは毎日血まみれで洗濯でしたが、10/6は無し。腹回りはきれいになり、頭と首にぽつぽつ残っているが、疲れもなく、気持ちが穏やかで、元気になった」
(その他)
「常総の水害時に汚水につかり、その時の菌が原因で突然の高熱が1週間続く。その後もたびたび高熱が出るようになった。」→「週1度高熱が出ていたが、でなくなり、3か月一度も出なかった。下痢と便秘の繰り返しが改善され、白血球が高かったのが正常値になった。すっきり元気。体重も6Kg減り、肌も白くなり、低体温が改善した。」
「C型肝炎と大腸がん。大腸がんは手術したが帯状包診もあり免疫をアップしたい。」→「だるさがなくなった。便通が改善された。こんなに体が楽で働けるのは、40年何年ぶりのような気がする。エレンのおかげだと思う。検査数値も改善。」→「疲れにくくなり、便の色正常に。痛みがなくなった。3か月目は大変体調が良く、体も軽く、こんなに違うものかと驚いている。C型肝炎完治。」
「過敏性腸症候群で胃腸がきりきり痛むのが15歳から続いていたが、気にならなくなった。神経痛も当初の半分程度の痛みになり、過ごしやすくなった。低体温改善。」
「パーキンソンの症状が軽い。さっさと歩行できる。がんの膀胱への転移ない。血液検査すべて正常値。パーキンソンで、行動面が良くなっていくのは考えられないと、医師に驚かれた。」
「口腔内が潤うようになった。口がパサパサで夜何回も起きたが、飲み始めて4日目、よだれで起きた。感激した!!不正脈落ち着いている。便通良く、元気。食事、おいしい。」
「夜中のトイレの回数が減った。痴呆は70%以上良くなり、周りの人がびっくりしている。」
「下半身がしびれて下着もつけられなかったが、今は上を向いて眠るときにしびれるだけで、歩けるようになった。エレンを飲んでいるときは便も落ちないが、忘れると始まってしまう。この10年10か月、お出かけをしたことがなかったが、10/21に一人で船橋から佐原まで60年前に働いていた場所に出かけ、無事に帰ってきた。」
以上のように、処方例3及び処方例4の食品組成物の摂取により、特に癌、リウマチ、自己免疫疾患、及びC型肝炎などの症状が改善された。
(実験4)
In vitroにおいてマクロファージのIL-12の生産に対するナリネ菌及びベニクスノキタケエキスの影響を測定した。
(材料)
・細胞
細胞名 :J774.1(JCRB0018)(マクロファージ)
供給源 :JCRB細胞バンク(HS財団)
Lot.No.:01162014
培養液 :10%FBS、1%P/S含RPMI1640
備考 :マウスマクロファージ様細胞株、plateに接着
・被験物質
ベニクスノキタケエキス:Golden Biotechnology Corporation(国鼎生物科技股ふん有限公司)製
ナリネ菌:アルメニア国のVITAWAY製
ヘスペリジン:株式会社林原製
ブロッコリー末:こだま食品株式会社製 国産ブロッコリーマイクロパウダー
・主な試薬
PRMI1640:ナカライテスク製
10,000U/ml Penicillin-10,000μg/ml Streptmycin(P/S):ナカライテスク製
FBS:Gibco製
PBS:ナカライテスク製
0.25%トリプシン-EDTA:ナカライテスク製
CpG-DNA、HC4033:コスモバイオ製
IL-12/IL-23(p40)、Nonallele-Specific, Mouse, ELISA kit, Quantikine:
R&D製
・培養培地
RPMI1640 500mlに非働化FBS50ml及びP/S 5mlを添加した。
・CpG-DNAの調整
200nmolのCpG-DNA凍結乾燥品に0.2mlの滅菌済みDWを加え、ピペッティングにて完全に溶解し、1nmol/L(1mM)の溶液を作成した。
・被験物質の調整
各被験物質100mgに10mlのPBSを加え、10mg/mlの溶液に調製した。
更に、この溶液をPBSと培養培地を用いて、終濃度0.1μg/ml、1μg/ml、10μg/ml、100μg/ml、1,000μg/mlとなる希釈液をそれぞれ調製し、添加液とした。
(細胞培養)
細胞は、炭酸ガスインキュベーター(37℃、5%CO)内で培養する。細胞の継代は、PBS(−)で細胞を洗浄した後、トリプシン−EDTA処理にて細胞を剥離する。細胞培養培地を加えて剥離した細胞を回収し、全自動セルカウンターまたは血球計算盤を用いて細胞懸濁液の細胞密度を算出する。細胞懸濁液を培養フラスコに播種し、炭酸ガスインキュベーター(37℃、5% CO)内で培養する。
(CpG−DNAによるIL−12誘導)
48−well plateに培養培地で1×10/mlに懸濁したJ774.1細胞を0.25 ml/well(0.25×10/well)で播種し、完全にplateに接着させるために一夜炭酸ガスインキュベーター(37℃、5%CO)内で培養した。培養液を除去し、培養培地で段階希釈したCpG−DNA(0,0.01,0.1,1,10μM)を0.25ml添加して24時間から48時間培養した(1希釈率あたり2 well使用、Appendix1)。培養後、サンプルをエッペンチューブに回収し、遠心後、同一条件のwellのサンプルをプールしIL−12の評価まで−80℃にて保存した。
ここで、CpG−DNAはメチル化されていないシトシン、グアニンの連続した塩基配列である。CpG−DNAは細菌に独特の塩基配列であり、ヒトなどの脊椎動物では異物として認識される。従って、CpG−DNAを用いれば、マクロファージが正常に機能しているかを調べることができる。
また、IL−12は、免疫細胞によって生産され、免疫賦活や抗アレルギー作用を導くサイトカインである。IL−12はNK細胞を活性化するとともに、抗アレルギー作用を導くTh1細胞を活性化し、アレルギー症状の緩和に貢献する。従って、マクロファージによるIL−12の生産量を測定することにより、各被験物質の免疫賦活化、抗アレルギー作用を確認することができる。
(被験物質単独によるIL−12誘導)
48−well plateに培養培地で1×10/mLに懸濁したJ774.1細胞を0.25 ml/well(0.25×10/well)で播種し、完全にplateに接着させるために一夜炭酸ガスインキュベーター(37℃、5%CO)内で培養した。培養液を除去し、段階希釈した4種類の被験物質(0,1,10,100,1,000 μg/ml)を各々0.25mL添加して24時間から48時間培養する(1希釈率あたり2well使用、Appendix1)。培養後、サンプルをエッペンチューブに回収し、遠心後、同一条件のwellのサンプルをプールしIL−12の評価まで−80℃にて保存した。
(ベニクスノキタケエキスとナリネ菌の組み合わせによるIL−12誘導)
48−well plateに培養培地で1×10/mlに懸濁したJ774.1細胞を0.25 ml/well(0.25×10/well)で播種し、完全にplateに接着させるために一夜炭酸ガスインキュベーター(37℃、5%CO)内で培養した。11.6.2.2で評価した結果に基づいて、最大にIL−12を誘導する1/2〜1/10量の一定量のナリネ菌に対し、ベニクスノキタケエキスの量を変えたサンプルを作製した(Appendix2−1)。培養液を除去し、ベニクスノキタケエキス+ナリネ菌サンプルを0.25mL添加して24時間から48時間培養した(1希釈率あたり2 well使用)。培養後、サンプルをエッペンチューブに回収し、遠心後、同一条件のwellのサンプルをプールしてIL−12の評価まで−80℃にて保存した。
(IL−12の測定)
マウスIL−12活性の測定は、融解したサンプル(必要に応じて希釈)50μLを用い、IL−12/IL−23(p40), Nonallele−Specific, Mouse, ELISA Kit, Quantikine添付のプロトコールに従って測定した。
(実験4の結果)
図13は、被験物質単独によるマクロファージのIL−12の生産性を示す図である。図13(A)において縦軸はIL−12の検出量を、横軸はCpG-DNAの添加量を、図13(B)〜図13(E)において縦軸はIL−12の検出量を、横軸は被験物質の添加量を、それぞれ示す。図13に示すように、ナリネ菌、ベニクスノキタケエキス、ヘスペリジン、ブロッコリー末のそれぞれが、ある程度マクロファージに対するIL−12誘導性能を示した。
ここで、図13(A)はマクロファージのCpG-DNAによる誘導を示す図である。図13(A)に示すように、実験に用いたマクロファージは正常にIL−12を生産していた。
図13(B)はナリネ菌単独でのマクロファージのIL−12の誘導を示す図である。図13(B)に示すように、ナリネ菌は1,000μg/mlの濃度において最もIL−12を誘導した。
図13(C)は、ベニクスノキタケエキス単独でのマクロファージのIL−12の誘導を示す図、図13(C1)は図13(C)の縦軸を変更した図である。図13(C)、図13(C1)に示すように、ベニクスノキタケエキスは100μg/mlの濃度において最もIL−12を誘導した。
図13(D)は、ヘスペリジン単独でのマクロファージのIL−12の誘導を示す図、図13(D1)は図13(D)の縦軸を変更した図である。図13(D)、図13(D1)に示すように、ヘスペリジンは10μg/mlの濃度において最もIL−12を誘導した。
図13(E)は、ブロッコリー末単独でのマクロファージのIL−12の誘導を示す図、図13(E1)は図13(E)の縦軸を変更した図である。図13(E)、図13(E1)に示すように、ブロッコリー末は1,000μg/mlの濃度において最もIL−12を誘導した。
次に、ベニクスノキタケエキスとナリネ菌の組み合わせによるIL−12誘導を測定した。図14はマクロファージのCpG-DNAによる誘導を示す図である。図14において縦軸はIL−12の検出量を、横軸はCpG-DNAの添加量を、それぞれ示す。図14に示すように、実験に用いたマクロファージは正常にIL−12を生産していた。
図15は、ベニクスノキタケエキスとナリネ菌の組み合わせによるIL−12誘導の結果を示す図である。図15において、横軸の1は無刺激(コントロール)を、2はベニクスノキタケエキス1,000μg/ml添加を、3はナリネ菌500μg/ml添加を、4はナリネ菌500μg/ml及びベニクスノキタケエキス1μg/ml添加を、5はナリネ菌500μg/ml及びベニクスノキタケエキス10μg/ml添加を、6はナリネ菌500μg/ml及びベニクスノキタケエキス100μg/ml添加を、それぞれ示す。
図15に示すように、ベニクスノキタケエキスとナリネ菌との組み合わせによってマクロファージのIL−12誘導がより活性化された。特に、5に示すナリネ菌500μg/ml及びベニクスノキタケエキス10μg/mlを添加した場合が最もIL−12の誘導が活性化された。
以上のように、処方例3及び処方例4について、特に癌及び免疫系の疾患の既往を有する被験者について体感の顕著な改善が見られた。よって、本実施形態の食品組成物は免疫機能の正常化に著しく寄与するという効果がある。
具体的には、癌の他、リウマチ、自己免疫疾患、C型肝炎につき、諸症状の改善の効果が認められた。従って、本実施形態の食品組成物は、これらの疾患の諸症状の緩和の用途に用いることができる。

Claims (7)

  1. ベニクスノキタケと、
    ナリネ菌と、
    を含む食品組成物。
  2. ブロッコリーをさらに含む請求項1に記載の食品組成物。
  3. ヘスペリジンをさらに含む請求項1又は請求項2に記載の食品組成物。
  4. 用途が免疫機能の正常化である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の食品組成物。
  5. 用途が癌の諸症状の緩和である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の食品組成物。
  6. 用途が自己免疫疾患の諸症状の緩和である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の食品組成物。
  7. 用途がリウマチの諸症状の緩和である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の食品組成物。
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