JP6410645B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置に関する。
特許文献1では、ねじりコイルばねからなる付勢ばねにより支持軸回りに回転付勢された偏心カムの凹凸が、インナーコラム側に噛み込むことで、テレスコロックが達成される。また、調節レバーとともに締付軸と一体回転する解除レバーが、付勢ばねに抗して偏心カムを解除方向に回転変位させることで、テレスコロックが解除される。
特開2010−254204号公報
支持軸を二次衝突時に破断可能な部材(樹脂部材等)で構成する場合を想定する。その場合、通常時において、操作レバーを操作するときの荷重負荷によって、支持軸が変形し、支持軸によって支持されている部材の回転運動に影響を与えることが懸念される。
このため、可及的に、操作レバーの操作力がばらついたり、操作力のピーク値が高くなったりして、操作レバーの回転操作が行い難くなるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、支持軸の変形を抑制して操作レバーの回転操作を行い易くするステアリング装置を提供することである。
請求項1の発明は、軸方向(X)に伸縮可能なステアリングシャフト(3)と、スリット(26)と前記スリットの両側に配置された一対の被締付部(19)とを含むアウタージャケット(12)と、前記アウタージャケットに嵌合されたインナージャケット(11)とを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持する軸方向に伸縮可能なコラムジャケット(8)と、前記一対の被締付部の締付軸挿通孔(29)に挿通された締付軸(21)と、前記締付軸を回転操作する操作レバー(20)と、を含み、前記締付軸を介して前記一対の被締付部を締め付けることにより前記アウタージャケットに前記インナージャケットを保持させる締付機構(18)と、被係合歯(41)を形成し前記インナージャケットに固定された被係合歯形成部材(40)と、前記一対の被締付部の支持孔(38)によって支持された一対の端部(50a,50b)を含み二次衝突時に破断する支持軸(50)と、前記支持軸の前記一対の端部間の所定領域(PA)の外周(50c)に嵌合された筒状の補強部材(60)と、前記被係合歯に係合する係合歯(72a)を含み、前記支持軸によって前記補強部材を介して回転可能に支持され、前記操作レバーの操作に応じて回転することにより、前記被係合歯に対して前記係合歯を係合または係合解除させる係合歯形成部材(70)と、を備えるステアリング装置(1)を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2のように、前記支持軸は、前記支持軸の前記所定領域の両側位置に配置されて二次衝突時に破断する一対の破断予定部(H)を含んでいてもよい。
請求項3のように、前記補強部材は、前記支持軸の強度よりも高い強度を有していてもよい。
請求項1の発明によれば、補強部材により補強された支持軸は、係合歯形成部材からの荷重負荷による変形を抑制される。このため、操作レバーの操作に伴う係合歯形成部材の回転運動を円滑に行うことができる。可及的に操作レバーの操作が行い易くなる。
請求項2の発明によれば、支持軸において、補強部材が嵌合される部分と補強部材の両側の一対の破断予定部との間に、強度差がある。このため、二次衝突時に一対の破断予定部の破断が促進される。
請求項3の発明によれば、支持軸において、高強度の補強部材の嵌合により補強された所定領域と補強部材の両側の一対の破断予定部との間の強度差が拡大される。これにより、二次衝突時に、一対の破断予定部が確実に破断する。
本発明の一実施形態のステアリング装置の概略構成を示す一部破断模式的側面図である。 ステアリング装置の概略斜視図である。 ステアリング装置の要部の断面図であり、図1のIII−III線に沿って切断された断面図に相当する。 ステアリング装置の要部の断面図であり、ツースロック機構のロック状態を示している。 ステアリング装置の要部の断面図であり、ツースロック機構のアンロック状態を示している。 ステアリング装置の要部の断面図であり、ツースロック機構の係合歯形成部材を支持する機構を示している。
図1は本発明の一実施形態のステアリング装置の概略構成を示す一部破断模式的側面図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2が一端(軸方向上端)に連結されたステアリングシャフト3と、インターミディエイトシャフト4等を介してステアリングシャフト3と連結された転舵機構5と備えている。
転舵機構5は、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵する例えばラックアンドピニオン機構である。操舵部材2の回転は、ステアリングシャフト3およびインターミディエイトシャフト4等を介して転舵機構5に伝達される。また、転舵機構5に伝達された回転は、図示しないラック軸の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪が転舵される。
ステアリングシャフト3は、例えばスプライン嵌合やセレーション嵌合によって相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーシャフト6とロアーシャフト7とを有している。操舵部材2は、アッパーシャフト6の一端に連結されている。また、ステアリングシャフト3は、軸方向Xに伸縮可能である。
ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持する中空のコラムジャケット8を備える。ステアリングシャフト3は、コラムジャケット8内に挿通されており、複数の軸受9,10を介してコラムジャケット8によって回転可能に支持されている。
コラムジャケット8は、相対摺動可能に嵌合された例えばアッパージャケットである筒状のインナージャケット11と、例えばロアージャケットである筒状のアウタージャケット12とを有している。コラムジャケット8は、軸方向Xに伸縮可能である。
アッパー側のインナージャケット11は、軸受9を介して軸方向Xに同行移動可能にアッパーシャフト6に連結されている。ロアー側のアウタージャケット12は、軸受10を介してロアーシャフト7を回転可能に支持している。
ステアリング装置1は、車体13に固定される固定ブラケット14と、固定ブラケット14によって支持されたチルト中心軸15と、アウタージャケット12の外周に固定され、チルト中心軸15によって回転可能に支持されたコラムブラケット16とを備える。コラムジャケット8およびステアリングシャフト3は、チルト中心軸15の中心軸線であるチルト中心CCを支点にしてチルト方向Yに回動可能(チルト可能)となっている。
チルト中心CC回りにステアリングシャフト3およびコラムジャケット8を回動(チルト)させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。また、ステアリングシャフト3およびコラムジャケット8を軸方向Xに伸縮させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるテレスコ調整)。
ステアリング装置1は、車体13に固定されるブラケット17と、アウタージャケット12の軸方向Xの上部に単一の材料で一体に設けられた一対の被締付部19を締め付けることによりチルトロックおよびテレスコロックを達成する締付機構18とを備える。
図1および概略斜視図である図2に示すように、締付機構18は、運転者が回転操作する操作部材としての操作レバー20と、操作レバー20と一体回転可能な締付軸21とを備える。締付軸21の中心軸線C1が、操作レバー20の回転中心に相当する。
図2に示すように、アウタージャケット12は、軸方向Xの上端から下方に延びるスリット26を形成している。一対の被締付部19は、スリット26の両側に配置されている。一対の被締付部19をクランプすることにより、アウタージャケット12は、弾性的に縮径可能である。
アウタージャケット12は、軸方向Xに延びる案内溝27を形成している。案内溝27には、インナージャケット11に固定された被案内突起28が嵌合している。案内溝27は、被案内突起28を介してインナージャケット11の軸方向移動を案内しつつ、アウタージャケット12に対するインナージャケット11の回転を規制する。また、案内溝27と被案内突起28との嵌合により、アウタージャケット12からのインナージャケット11の抜けが防止されている。
締付機構18は、締付軸21を介してブラケット17をアウタージャケット12の一対の被締付部19に締め付けることによりチルトロックを達成する。
また、締付機構18は、アウタージャケット12の一対の被締付部19を締め付けることにより、縮径させたアウタージャケット12によってインナージャケット11を軸方向Xに移動不能にクランプさせてテレスコロックを達成する。これにより、操舵部材2の位置が、車体13(図1参照)に対して固定される。
締付軸21は、ブラケット17の一対の側板22(図1では一方の側板22のみを示してある)にそれぞれ設けられチルト方向Yに延びるチルト用長孔23を挿通している。
図3に示すように、ブラケット17は、車体13に取り付けられた取付板24と、取付板24の両端からチルト方向Yの下方に延びる一対の側板22とを備えている。
アウタージャケット12の一対の被締付部19は、一対の側板22間に配置され、対応する側板22の内側面22bにそれぞれ沿う板状をなしている。各側板22の内側面22bが、それぞれ対応する被締付部19の外側面19aに対向している。
アウタージャケット12の各被締付部19には、締付軸21が挿通される円孔からなる締付軸挿通孔29が形成されている。締付軸21と、アウタージャケット12と、インナージャケット11と、ステアリングシャフト3とは、チルト調整時に、チルト方向Yに一体に移動する。
締付軸21は、ブラケット17の両側板22のチルト用長孔23およびアウタージャケット12の両被締付部19の締付軸挿通孔29を挿通するボルトからなる。締付軸21の一端に設けられた大径の頭部21aは、操作レバー20と一体回転可能に固定されている。
締付機構18は、締付軸21の頭部21aと一方の側板22との間に介在し、操作レバー20の操作トルクを締付軸21の軸力(一対の側板22を締め付けるための締付力)に変換する力変換機構30をさらに備える。
力変換機構30は、操作レバー20と一体回転に連結され締付軸21に対して締付軸方向Jの移動が規制された回転カム31と、回転カム31に対してカム係合し、一方の側板22を締め付ける非回転カムである一方の締付部材32とを含む。
締付機構18は、締付軸21の他端のねじ部21bに螺合したナット33と、他方の側板22を締め付ける他方の締付部材34と、他方の締付部材34とナット33との間に介在する介在部材35とをさらに備える。
介在部材35は、ナット33と他方の締付部材34との間に介在するワッシャ36と、ワッシャ36と他方の締付部材34との間に介在する針状ころ軸受37とを備える。
ナット33とブラケット17の他方の側板22との間に、他方の締付部材34と、介在部材35とが介在している。回転カム31と、一方の締付部材32(非回転カム)と、他方の締付部材34と、介在部材35とは、締付軸21の外周によって支持されている。
一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、それぞれ対応する側板22を締め付ける締付板部32a,34aと、それぞれ対応するチルト用長孔23に嵌合したボス部32b,34bとを有している。各ボス部32b,34bと対応するチルト用長孔23との嵌合によって、各締付部材32,34の回転が規制されている。
また、一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、締付軸21によって締付軸方向Jに移動可能に支持されている。
操作レバー20のロック方向への回転に伴って、回転カム31が一方の締付部材32(非回転カム)に対して回転することにより、一方の締付部材32が締付軸方向Jに移動されて、両締付部材32,34(の締付板部32a,34a)の間で、ブラケット17の一対の側板22がクランプされて締め付けられる。
これにより、ブラケット17の各側板22が、アウタージャケット12の対応する被締付部19を締め付ける。その結果、アウタージャケット12のチルト方向Yの移動が規制されて、チルトロックが達成される。また、両被締付部19が締め付られることで、アウタージャケット12が、弾性的に縮径してインナージャケット11を締め付ける。これにより、インナージャケット11の軸方向Xの移動が規制されて、テレスコロックが達成される。
図4および図5に示すように、ステアリング装置1は、テレスコロックの保持力を向上するためのツースロック機構TLを備えている。図4はツースロック機構TLのロック状態を示し、図5はツースロック機構TLのアンロック状態(ロック解除状態)を示している。
ツースロック機構TLは、インナージャケット11の外周11aに固定された被係合歯形成部材40と、一対の被締付部19によって支持された支持軸50と、支持軸50に筒状の補強部材60を介して回転可能に支持された係合歯形成部材70と、締付軸21の回転に係合歯形成部材70の回転を連動させる連動機構80とを備える。
被係合歯形成部材40は、多数の被係合歯41を軸方向Xに所定間隔毎に並べて形成している。素材となる長尺板に、多数の溝42を軸方向Xの所定間隔毎に形成し、隣接する溝42間に、各被係合歯41が形成されてもよい。
図6に示すように、支持軸50は、支持軸50の中心軸方向である支持軸方向Kの両端に第1端部50aおよび第2端部50bを備える。また、支持軸50の外周50cは、第1端部50aに設けられた大径部51と、大径部51を除く残りの部分に設けられ、大径部51よりも径の小さい小径部52と、大径部51と小径部52との間に形成された軸直角面からなる段部53とを含む。
第1端部50aの大径部51は、一方(図6において右方)の被締付部19の支持孔38によって直接支持されている。第2端部50bは、他方(図6において左方)の被締付部19の支持孔38に圧入固定された筒状のブッシュ39に挿通されて支持されている。ブッシュ39は、支持孔38に圧入固定されるため、支持孔38に対するブッシュ39の軸方向移動が規制されている。
具体的には、ブッシュ39は、補強部材60の端面と当接する一端面39aを備え、また、一端面39aとは反対側の端部に、径方向外方に延びる位置決めフランジ39bを備えている。
位置決めフランジ39bは、他方の被締付部19の外側面19aに設けられた収容凹部19cに収容されている。収容凹部19cは、支持孔38と連通しており、支持孔38よりも大径である。位置決めフランジ39bの端面が、収容凹部19cの底部19dと当接することにより、ブッシュ39が支持孔38の軸方向に位置決めされている。
補強部材60は、支持軸50の両端部50a,50b間の外周50cの所定領域PA(小径部52の一部の軸方向領域に相当)に嵌合されている。補強部材60は、ブッシュ39の一端面39aと段部53との間に介在している。ブッシュ39の一端面39aおよび段部53は、一対の被締付部19間(すなわちスリット26内)に配置されている。
補強部材60の一端部60aは、大径部51と小径部52との間の段部53に当接している。具体的には、補強部材60の一端部60aに設けられて径方向外方に延びるフランジ61が、段部53に当接している。補強部材60の他端部60bの端面は、ブッシュ39の一端面39aと当接している。
補強部材60のフランジ61は、係合歯形成部材70のボス部71の一端面と支持軸50の段部53との間に介在している。フランジ61は、補強部材60の全体が、ボス部71の内部に嵌まり込んでしまうこを防止している。
支持軸50の第1端部50a(すなわち大径部51)と対向する側板22との間に、支持軸50の第1端部50aと一体に設けられた付勢部材90が介在している。付勢部材90は、側板22を押圧する反力で、支持軸50を、支持軸方向Kの第2端部20b側である付勢方向K2に付勢している。
付勢部材90は、一方の被締付部19の外側面19aに設けられた収容凹部19eに収容されている。収容凹部19eは、支持孔38と連通しており、支持孔38よりも大径である。
付勢部材90による付勢力は、段部53および補強部材60を介して、ブッシュ39の一端面39aによって受けられる。支持軸50の付勢方向K2の移動が、ブッシュ39の一端面39aによって規制される。すなわち、ブッシュ39の一端面39aが、支持軸50を付勢方向K2に位置決めする位置決め部として機能している。換言すると、他方の被締付部19が、ブッシュ39を介して、支持軸50を間接的に位置決めする。
支持軸50は、補強部材60の嵌合により補強された所定領域PAの両側位置(すなわち補強部材60の両側位置)に、一対の破断予定部Hを設けている。二次衝突時において、支持軸50は、一対の破断予定部Hで破断する。具体的には、二次衝突時に、ステアリングシャフト3からインナージャケット11および被係合歯形成部材40を介して係合歯形成部材70に所定以上の衝撃荷重が与えられることで、支持軸50は、一対の破断予定部Hで破断する。
補強部材60は、支持軸50の強度よりも高い強度を有しており、所定領域PAに対する補強度合いを強めている。支持軸50が樹脂製である場合、補強部材60として、支持軸50を形成する樹脂よりも高い強度を持つ樹脂部材または金属部材が用いられる。補強部材60は例えばカラーである。
係合歯形成部材70は、支持軸50の外周の回りを取り囲むボス部71と、ボス部71の外周から突出状に延び、先端に被係合歯41に係合可能な係合歯72aを形成した係合歯形成腕72とを備えている。
連動機構80は、締付軸21に一体回転可能に連結されたカム部材81と、係合歯形成部材70と一体回転可能に設けられカム部材81に従動するカムフォロワ腕73と、カムフォロワ腕73を介して係合歯72aが被係合歯41に噛み合う方向に係合歯形成部材70を回転付勢する付勢部材82とを備えている。
カム部材81は、締付軸21の外周に嵌合されたボス部81aと、ボス部81aから径方向外方へ突出するカム突起81bとを含む。
付勢部材82は、例えはねじりばねからなる。すなわち、付勢部材82は、係合歯形成部材70のボス部71を取り囲むコイル部82aと、コイル部82aから延びカム部材81のボス部81aの外周に係合する第1係合部82bと、カムフォロワ腕73に係合する第2係合部82cとを備えている。
付勢部材82は、図4において反時計回りに(図4において白抜き矢符で示す)、係合歯形成部材70を回転付勢している。付勢部材82により反時計回りに回転付勢された係合歯形成部材70の係合歯72aが被係合歯41に噛み合う状態で、図4に示すように、ツースロックが達成されている。
すなわち、図5に示すアンロック状態から、操作レバー20および締付軸21を締付軸21の中心軸線C1回りにロック方向(図5において時計回り)に回転させると、カム突起81bが、支持軸50の中心軸線C2を中心とする、カムフォロワ腕73の反時計回りの回転を許容する。このため、付勢部材82の働きで、係合歯形成部材70が反時計回りに回転し、図4に示すように、係合歯72aが被係合歯41に噛み合うことによりツースロックが達成される。
一方、図4に示すロック状態から、操作レバー20をアンロック方向(図4において反時計回り)に回転させると、図5に示すように、カム突起81bが、付勢部材82に抗して、カムフォロワ腕73を介して係合歯形成部材70を中心軸線C2を中心として時計回りに回転させる。このため、被係合歯41に対する係合歯72aの噛み合いが外れ、ツースロックが解除される。
本実施形態によれば、補強部材60により補強された支持軸50が、係合歯形成部材70からの荷重負荷による変形を抑制される。このため、操作レバー20の回転操作に伴う係合歯形成部材70の回転運動を円滑に行うことができる。可及的に、操作レバー20の操作力のばらつきを低減し、操作力のピーク値を下げることができる。その結果、操作レバー20の回転操作が行い易くなる。
また、支持軸50において、補強部材60が嵌合される部分と、補強部材60の両側の一対の破断予定部Hとの間に、強度差がある。このため、二次衝突時に一対の破断予定部Hの破断を促進して、一対の破断予定部Hで確実に破断させることができる。
また、補強部材60が支持軸50よりも高い強度を持つ。このため、支持軸50において、高強度の補強部材60の嵌合により補強された部分と補強部材60の両側の一対の破断予定部Hとの間の強度差が拡大される。これにより、二次衝突時に、一対の破断予定部Hが確実に破断する。可及的に安定した衝撃吸収を達成することができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、ステアリング装置1は、マニュアルタイプに限らず、電動モータの動力をステアリングシャフト3に与えて操舵を補助する電動パワーステアリング装置であってもよい。その他、本発明は、本発明の特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…ステアリング装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、5…転舵機構、8…コラムジャケット、11…インナージャケット、12…アウタージャケット、13…車体、17…ブラケット、18…締付機構、19…被締付部、19a…外側面、19c…収容凹部、19d…底部、19e…収容凹部、20…操作レバー、21…締付軸、22…側板、22b…内側面、26…スリット、38…支持孔、39…ブッシュ、39a…一端面(位置決め部)、39b…位置決めフランジ、40…被係合歯形成部材、41…被係合歯、50…支持軸、50a…第1端部、50b…第2端部、50c…外周、51…大径部、52…小径部、53…段部、60…補強部材、60a…一端部、60b…他端部、61…フランジ、70…係合歯形成部材、71…ボス部、72…係合歯形成腕、72a…係合歯、73…カムフォロワ腕、80…連動機構、81…カム部材、81a…ボス部、81b…カム突起、82…付勢部材、H…破断予定部、K…支持軸方向、PA…所定領域、X…軸方向

Claims (3)

  1. 軸方向に伸縮可能なステアリングシャフトと、
    スリットと前記スリットの両側に配置された一対の被締付部とを含むアウタージャケットと、前記アウタージャケットに嵌合されたインナージャケットとを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持する軸方向に伸縮可能なコラムジャケットと、
    前記一対の被締付部の締付軸挿通孔に挿通された締付軸と、前記締付軸を回転操作する操作レバーと、を含み、前記締付軸を介して前記一対の被締付部を締め付けることにより前記アウタージャケットに前記インナージャケットを保持させる締付機構と、
    被係合歯を形成し前記インナージャケットに固定された被係合歯形成部材と、
    前記一対の被締付部の支持孔によって支持された一対の端部を含み二次衝突時に破断する支持軸と、
    前記支持軸の前記一対の端部間の所定領域の外周に嵌合された筒状の補強部材と、
    前記被係合歯に係合する係合歯を含み、前記支持軸によって前記補強部材を介して回転可能に支持され、前記操作レバーの操作に応じて回転することにより、前記被係合歯に対して前記係合歯を係合または係合解除させる係合歯形成部材と、を備えるステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記支持軸は、前記支持軸の前記所定領域の両側位置に配置されて二次衝突時に破断する一対の破断予定部を含むステアリング装置。
  3. 請求項1または2において、前記補強部材は、前記支持軸の強度よりも高い強度を有するステアリング装置。
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