JP6493729B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
請求項4記載の発明は、前記弾性部材は、皿ばねであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置である。
操作部材の操作に応じて移動部材が直交方向においてブラケット側へ移動する間、弾性部材が、ツース部材と移動部材との間で圧縮されながらツース部材をブラケットへ向けて直交方向に移動させる。通常であれば、第1歯と第2歯とがチルト方向に交互に並ぶことによって、第1歯列と第2歯列とが噛み合う。これにより、チルト方向における操舵部材の位置がロックされる。直交方向における弾性部材の圧縮量が所定範囲内であるときには、弾性部材が発生する復元力は一定なので、この復元力は、一定の反力として操作部材に作用する。したがって、弾性部材の圧縮量が所定範囲内となるように移動部材が移動する間に操作部材の操作するための操作力は一定に保たれる。
請求項2記載の発明によれば、コラムジャケットを支持するブラケットは、操舵部材が連結されたステアリングシャフトの軸方向に対して上下に交差するチルト方向に沿って並ぶ複数の第1歯で構成された第1歯列を有している。操舵部材の位置調整の際にコラムジャケットとともにチルト方向に移動するツース部材が、ステアリングシャフトの軸方向およびチルト方向の両方に対する直交方向においてブラケットに並んで設けられている。
操作部材の操作に応じて移動部材が直交方向においてブラケット側へ移動する間、弾性部材が、ツース部材と移動部材との間で圧縮されながらツース部材をブラケットへ向けて直交方向に移動させる。通常であれば、第1歯と第2歯とがチルト方向に交互に並ぶことによって、第1歯列と第2歯列とが噛み合う。これにより、チルト方向における操舵部材の位置がロックされる。直交方向における弾性部材の圧縮量が所定範囲内であるときには、弾性部材が発生する復元力は一定なので、この復元力は、一定の反力として操作部材に作用する。したがって、弾性部材の圧縮量が所定範囲内となるように移動部材が移動する間に操作部材の操作するための操作力は一定に保たれる。
請求項3記載の発明のように、第1歯列と第2歯列とが噛み合った状態では、弾性部材が、第2歯列の少なくとも一部に当接していてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリング装置1の概略構成を示す側面図である。図1において、紙面左側が、ステアリング装置1が取り付けられる車体2の前側であり、紙面右側が車体2の後側であり、紙面上側が車体2の上側であり、紙面下側が車体2の下側である。図2は、ステアリング装置1の斜視図である。
ステアリングシャフト3では、後端である一端3Aに操舵部材11が連結されている。ステアリングシャフト3において前端である他端3Bが、自在継手12、インターミディエイトシャフト13および自在継手14を順に介して、転舵機構15のピニオン軸16に連結されている。
ステアリングシャフト3は、車体2の前後方向に延びている。以下では、ステアリングシャフト3が延びる方向を軸方向Xとする。軸方向Xは、他端3Bが一端3Aよりも低くなるように水平方向に対して傾斜している。軸方向Xにおける後側には、符号「X1」を付し、軸方向Xにおける前側には、符号「X2」を付す。
なお、図1以外の各図において図1の軸方向X、後側X1、前側X2、左右方向Y、右側Y1、左側Y2、上下方向Z、上側Z1および下側Z2に対応する方向には、図1と同じ符号を付している。
アッパーシャフト20における後端20Aが、ステアリングシャフト3の一端3Aであり、アッパーシャフト20の後端20Aに操舵部材11が連結されている。
ロアーシャフト21は、スプライン嵌合やセレーション嵌合によってアッパーシャフト20に嵌合されることでアッパーシャフト20の前端20Bに連結されている。そのため、アッパーシャフト20とロアーシャフト21とは、一体回転可能であるとともに、軸方向Xに沿って相対移動可能である。ロアーシャフト21に対するアッパーシャフト20の軸方向Xへの移動によって、ステアリングシャフト3は、軸方向Xに伸縮可能である。
アッパージャケット22は、ロアージャケット23よりも後側X1に位置している。アッパージャケット22は、ロアージャケット23に対して内嵌されている。詳しくは、アッパージャケット22の前端22Aがロアージャケット23の後端23Aに対して後側X1から挿入されている。この状態で、アッパージャケット22は、ロアージャケット23に対する軸方向Xへの移動が可能である。この移動によって、コラムジャケット4の全体は、軸方向Xに沿って伸縮可能である。
詳しくは、アッパージャケット22の後端は、軸受24によってアッパーシャフト20に連結されている。これにより、アッパージャケット22は、アッパーシャフト20を回転自在に支持している。また、ロアージャケット23の前端は、軸受25によってロアーシャフト21に連結されている。これにより、ロアージャケット23は、ロアーシャフト21を回転自在に支持している。そのため、アッパーシャフト20およびアッパージャケット22のまとまりは、ロアーシャフト21およびロアージャケット23のまとまりに対して、軸方向Xに移動可能である。これにより、コラムジャケット4は、ステアリングシャフト3とともに伸縮可能である。
ロアーブラケット5は、ロアージャケット23の前側X2の部分を支持し、ステアリング装置1を車体2に連結している。
可動ブラケット5Aは、固定ブラケット5Bによって、中心軸5Cを介して回動可能に支持されている。そのため、コラムジャケット4全体は、ステアリングシャフト3を伴って、中心軸5Cを中心に上下に回動することができる。ここでの回動を「チルト」と呼び、中心軸5Cを中心とした略上下方向をチルト方向Cと呼ぶ。チルト方向Cは、軸方向Xに対して上下に交差している。チルト方向Cは、左右方向Yに直交している。チルトによる操舵部材11の位置調整をチルト調整と呼ぶ。
図2を参照して、アッパーブラケット6は、下向きに開放する溝形であり、軸方向Xから見て上下が逆になった略U字状をなすように、コラムジャケット4を挟んで左右対称に形成されている。詳述すると、アッパーブラケット6は、左右方向Yに薄くコラムジャケット4を挟んで対向する一対の側板30と、一対の側板30のそれぞれの上端部に連結された上下方向Zに薄い連結板31とを一体的に備えている。
図3を参照して、一対の支持部34のそれぞれには、左右方向Yに支持部34を貫通する軸挿通孔35が形成されている。軸挿通孔35は、左右方向Yから見て、略円形状である。一対の支持部34の軸挿通孔35は、左右方向Yから見て同じ位置にある。一対の支持部34の軸挿通孔35は、左右方向Yから見て、アッパーブラケット6の一対の側板30のチルト溝32の一部と重なっている。
位置調整機構7は、回転軸40、操作部材41、カム42、第1移動部材(移動部材)43、ナット44、第2移動部材(移動部材)45、針状ころ軸受46およびスラストワッシャ47を含む。
回転軸40の左端部には、回転軸40の他の部分よりも大径な頭部40Bが設けられており、回転軸40の外周面の右端部には、ねじ溝40Cが設けられている。
図4を参照して、第1移動部材43は、例えば、焼結部品などであり、左右方向Yから見て、全体として環状である。第1移動部材43は、第1押圧部51と、第2押圧部52と、ボス部53とを一体的に含む。
第1移動部材43の第1押圧部51は、左右方向Yに薄い板状である。第1押圧部51は、左右方向Yから見て、略四角形状である。第1押圧部51には、第1押圧部51を左右方向Yに貫通する挿通孔51Aが形成されている。以下では、第1押圧部51の右側面を第1押圧面54と呼ぶことにする。
第2押圧部52の右側面を第2押圧面55と呼ぶことにする。厳密には、第2押圧面55は、略半円弧状であり、軸方向Xに間隔を隔てて一対設けられている。一対の第2押圧面55は、Xにおける両外側へ膨出している。挿通孔51Aは、左右方向Yに第2押圧部52も貫通している。
第1移動部材43のボス部53は、左側Y2のチルト溝32に挿通されている。前述したように、ボス部53の面53Aは、いわゆる2面幅として機能し、チルト溝32においてチルト方向Cに延びる縁部(軸方向Xにおける両側の縁部)に沿っている。そのため、第1移動部材43の空転がチルト溝32によって防止されている。
回転軸40のねじ溝40Cには、ナット44が取り付けられている。ナット44と右側の側板30との間には、第2移動部材45、針状ころ軸受46およびスラストワッシャ47が、左側Y2からこの順に並んでいる。
第2移動部材45のボス部53は、右側Y1のチルト溝32に挿通されている。回転軸40は、相対回転可能に第2移動部材45を支持している。前述したように、ボス部53の面53Aは、2面幅として機能し、チルト溝32においてチルト方向Cに延びる縁部に沿っている。そのため、右側Y1のチルト溝32内で第2移動部材45が回転することが防止される。第2移動部材45の一対の第2押圧面55は、アッパーブラケット6の右側Y1の側板30の右側面(チルト溝32の周辺部分)に右側Y1から当接している。
このように、操作部材41の操作に応じて、第1移動部材43および第2移動部材45がアッパーブラケット6の一対の側板30に対して左右方向Yに相対移動する。これにより、一対の側板30は、第1移動部材43と第2移動部材45との間で左右方向Yの両側から締め付けられる。これにより、一対の側板30が左右方向Yの両側からロアージャケット23の支持部34を挟持することで各側板30と支持部34との間に摩擦力が生じる。当該摩擦力によって、コラムジャケット4の位置がロックされ、操舵部材11は、チルト調整後の位置でロックされ、チルト方向Cに移動できなくなる。
ロック状態のステアリング装置1において、操作部材41を先程とは逆方向へ回動させると、カム42が第1移動部材43に対して回転し、第1移動部材43は、回転軸40の軸方向に沿って左側Y2に移動し、第2移動部材45は、右側Y1に移動する。これにより、第1移動部材43と第2移動部材45との間における一対の側板30に対する締め付けが解除される。各側板30と支持部34との間の摩擦力や、ロアージャケット23とアッパージャケット22との間の摩擦力が無くなるので、操舵部材11が軸方向Xおよびチルト方向Cに移動できるようになる。このように、操作部材41を操作することによって、操舵部材11のテレスコ調整やチルト調整が再び可能となる。言い換えると、操作部材41は、テレスコ調整やチルト調整のために操作される。
図1を参照して、テレスコロック機構8は、歯同士の噛み合いによってロアージャケット23に対するアッパージャケット22の軸方向Xにおける位置を強固にロックしたり、アッパージャケット22のロックを解除したりするための機構である。テレスコロック機構8は、筒状のロック部材57と、伝達部材58と、軸方向Xに延びる板状のロックプレート59とを含む。
チルトロック機構9は、一対の側板30のそれぞれの周辺に設けられている。左側Y2のチルトロック機構9は、前述した第1移動部材43と、左側Y2の側板30に設けられたツース係合部65と、ツース部材66と、弾性部材67と、スペーサ68とによって構成される。
図5は、図3においてV−V線に沿った断面図である。図6は、図5においてVI−VI線に沿った断面図である。
保持部70の左端部には、軸方向Xおよびチルト方向Cに平坦な被係合面70Aが形成されている。
ツース部材66は、板厚tの一枚の金属をプレス成型などによって加工したものであり、剛体である。ツース部材66は、本体部74と、一対の第2歯列75と、一対のリブ76と、一対のばね部77とを一体的に含む。
本体部74の軸方向Xおよび上下方向Zにおける略中央には、左右方向Yに本体部74を貫通する貫通孔78が形成されている。貫通孔78は、左右方向Yから見て、略円形状である。本体部74において貫通孔78を区画する周縁部78Aの上下方向Zの両端は、第1移動部材43の第2押圧部52の平坦面52Aに対して平行である。周縁部78Aは、左側Y2から見て、第1移動部材43の第2押圧部52の外周面とほぼ一致する(図5参照)。
図5を参照して、ばね部77は、上側Z1のリブ76の後端部76Aと、下側Z2のリブ76の前端部76Bとのそれぞれから上下方向Zに本体部74から離れるように左右方向Yにおける同じ方向(右側Y1)へ突出している。各ばね部77は、上下方向Zに本体部74から離れるようにリブ76から突出する支持部83と、支持部83によって支持され、左右方向Yに弾性的に変形可能な変形部84とを有する。
上側Z1のばね部77の変形部84は、左右方向Yに薄く、上側Z1の支持部83の前端部から前側X2かつ右側Y1へ延びている。下側Z2のばね部77の変形部84は、左右方向Yに薄く、下側Z2の支持部83の後端部から後側X1かつ右側Y1へ延びている。
ツース部材66は、第1移動部材43の第1押圧部51と左側Y2の側板30との間において、左側Y2の側板30の左側Y2に並んで配置されている。言い換えると、第1移動部材43の第1押圧部51は、ツース部材66に対して、左側Y2の側板30の反対側(左側Y2)に配置されている。
ツース部材66のばね部77の接触部85は、左側Y2の側板30の左側面に左側Y2から当接している(図4参照)。この状態でばね部77の変形部84は、左右方向Yに変形させられており、変形させられる前の状態に戻るための力、すなわち復元力を発生させている。
図7を参照して、左右方向Yに圧縮されていない弾性部材67を左右方向Yに圧縮し始めると、弾性部材67が左右方向Yに圧縮される量、すなわち圧縮量Pの増加にともなって復元力Fが徐々に増加する。圧縮量Pが第1圧縮量P1に達すると、弾性部材67の復元力Fは、荷重F1に達する。弾性部材67を左右方向Yにさらに圧縮しても圧縮量Pが第2圧縮量P2に達するまでの間では、復元力Fは、荷重F1で一定となる。圧縮量Pが第2圧縮量P2を超えると、復元力Fは、再び上昇し始める。弾性部材67の復元力Fは、ツース部材66の変形部84の復元力よりも大きい。このように、弾性部材67は、第2圧縮量P2と第1圧縮量P1との間の所定範囲において一定の復元力Fを発生させることができる。
次に、ステアリング装置1をロック状態から解除状態にする際のチルトロック機構9の動作について説明する。以下では、左側Y2のチルトロック機構9の動作を中心に説明する。右側Y1のチルトロック機構9の動作は、左側Y2のチルトロック機構9の各部材の動作の左右を入れ替えたものと同様であるため、その説明を省略する。
操作部材41(図3参照)を操作しステアリング装置1を解除状態にする際、第1移動部材43は、ロック位置から左側Y2に移動する。
第1移動部材43の左側Y2への移動にともない、弾性部材67の左右方向Yにおける圧縮量Pは、徐々に小さくなる。ステアリング装置1が解除状態になる途中で、弾性部材67は、圧縮されていない状態になる。
前述したように、ツース部材66のばね部77の変形部84は、左右方向Yに弾性変形しているため、ツース部材66全体は、変形部84の復元力によって左側Y2へ付勢されている。また、変形部84の復元力は、復元力Fと比較して無視できる程度に小さい。そのため、ステアリング装置1がロック状態から解除状態になる途中で弾性部材67が圧縮されていない状態になると、ツース部材66は、変形部84の復元力により、左側Y2へ移動し始める。これに伴い、ツース部材66の第2歯列75も左側Y2へ移動し始める。解除状態では、第2歯列75は、第1歯列71よりも左側Y2へ移動しており、第2歯列75と第1歯列71との噛み合いは、解除されている。このときの第1移動部材43の左右方向Yにおける位置を「解除位置」と呼ぶ。
次に、ステアリング装置1が解除状態からロック状態になる際の左側Y2のチルトロック機構9の動作について説明する。この動作は、ステアリング装置1がロック状態から解除状態になる際の動作を逆にしたものである。なお、前述したように、変形部84の復元力は、弾性部材67の復元力Fと比較して無視できる程度に小さいため、以下では変形部84の復元力については考慮しない。
図9を参照して、ツース部材66の第2歯列75が第1歯列71に噛み合うまでの間、操作部材41の操作力Sは、ほとんど上昇しない。
その後、第1移動部材43は、弾性部材67を左右方向Yに圧縮しながら右側Y1へ移動する。第1移動部材43が弾性部材67を圧縮し始めると、弾性部材67の左右方向Yにおける復元力F(図7参照)は、徐々に大きくなるため、弾性部材67から第1移動部材43を介して操作部材41に伝達される力も徐々に大きくなる。そのため、操作部材41を操作するために必要な力、すなわち操作力Sが徐々に大きくなる。解除位置から操作力Sが大きくなり始める位置までの第1移動部材43の移動距離には、符号「D1」を付す。また、解除位置からロック位置までの第1移動部材43の移動距離には、符号「D2」を付す。
次に、使用者がチルト調整した後に、複数の第1歯72と複数の第2歯82とがチルト方向Cに重なった状態で、操作部材41を操作した場合を想定する。
図10を参照して、この場合も先程と同様に、スペーサ68および弾性部材67を介して、第1移動部材43がツース部材66を右側Y1へ移動する。
図11を参照して、複数の第1歯72と複数の第2歯82とがチルト方向Cに重なっているため、第2歯列75の係合面74Aと第1歯列71の被係合面70Aとが左右方向Yに当接する。そのため、第1歯列71と第2歯列75とが噛み合わずに、第2歯列75が第1歯列71に乗り上げる、いわゆるハーフロックが発生する。ハーフロックが発生するときのステアリング装置1の状態を「ハーフロック状態」と呼ぶ。ハーフロック状態では、第2歯列75が第1歯列71に乗り上げているので、ツース部材66と第1移動部材43との間は、ハーフロックしない場合よりもツース部材66の本体部74の板厚tだけ狭い。
図3を参照して、このように、位置調整機構7およびチルトロック機構9によって、第1歯列71と第2歯列75とが噛み合うか否かにかかわらず、コラムジャケット4の位置をロックできる。つまり、第1移動部材43および第2移動部材45がチルト溝32内で移動可能な範囲において、無段階にチルト調整することができる。
図9における一点鎖線のグラフに示すように、ハーフロック状態から、第1移動部材43を右側Y1へ移動させると、弾性部材67が圧縮され始める。解除位置からハーフロック状態において弾性部材67が圧縮し始める位置までの第1移動部材43の移動距離には、符号「D3」を付す。
前述したように、弾性部材67の圧縮量Pが第1圧縮量P1に達すると、弾性部材67の復元力Fは、荷重F1に達し、一定になる(図7参照)。これにより、操作部材41の操作力Sが荷重S1で一定になる。解除位置からハーフロック状態において操作力Sが一定になるまでの第1移動部材43の移動距離には、符号「D4」を付す。
また、通常のロック状態と、ハーフロック状態では、第1移動部材43の移動距離に対する操作力Sの立ち上がり方、および操作力Sの最大値(荷重S1)が等しい。そのため、車両の使用者が操作部材41を操作するときの感覚は、ロック状態とハーフロック状態とでほぼ等しくなる。
図12(a)は、弾性部材67とツース部材66との位置関係を模式的に示した図であり、図12(b)は、図12(a)の状態から弾性部材67の位置がずれた状態を示した図である。
また、弾性部材67の右端部の一部が第2歯列75の一部の第2歯82に当接していてもよいので、弾性部材67の大きさを自由に選択できる。
また、ハーフロック状態では、前述したように、位置調整機構7の摩擦力だけでコラムジャケット4の位置を保持している。そのため、二次衝突が発生した場合、コラムジャケット4がチルト方向Cに回動しようとする。この場合、コラムジャケット4が第1歯列71および第2歯列75のピッチの半分に相当する量をチルト方向Cに回動すると、第1歯列71の第1歯72と第2歯列75の第2歯82とがチルト方向Cに交互に並ぶようになる。第2歯列75を有するツース部材66は、左右方向Yに圧縮された弾性部材67の復元力Fを受けているため、ツース部材66がアッパーブラケット6側へ移動し、第1歯列71と第2歯列75とが噛み合う。これにより、ハーフロックの場合でも二次衝突時にコラムジャケット4がチルト方向Cに回動することを防止できる。
図13は、図11に本発明の変形例を適用した図である。
図13を参照して、変形例では、本実施形態の弾性部材67を左右方向Yに反転させた状態で配置している。
詳しくは、変形例の弾性部材67は、左側Y2へ向かうにつれて回転軸40の径方向に広がる略円環状である。回転軸40の周方向に直交する面で切断した弾性部材67の断面は、時計回りに90°傾いたハの字状である。
例えば、本実施形態とは異なり、チルトロック機構9は、アッパーブラケット6の右側Y1または左側Y2のいずれか一方に設けられていてもよい。
また、ツース部材66のリブ76は、ツース部材66の本体部74と別体で設けられていてもよい。
また、ステアリング装置1は、操舵部材11の操舵が補助されないマニュアルタイプのステアリング装置に限らず、電動モータによって操舵部材11の操舵が補助されるコラムアシストタイプの電動パワーステアリング装置(C−EPS)であってもよい。
また、チルトロック機構9は、本実施形態とは異なり、アッパーブラケット6の連結板31(図2参照)と車体2(図1参照)とを連結するカプセル(図示せず)を有するカプセルタイプのステアリング装置1にも適用可能である。
Claims (4)
- 一端に操舵部材が連結されたステアリングシャフトを保持し、前記ステアリングシャフトの軸方向に対して上下に交差するチルト方向における前記操舵部材の位置調整のために前記チルト方向に移動可能なコラムジャケットと、
前記チルト方向に沿って並ぶ複数の第1歯で構成された第1歯列を有し、車体に固定され、前記コラムジャケットを支持するブラケットと、
前記位置調整のために操作される操作部材と、
前記軸方向および前記チルト方向の両方に対する直交方向において前記ブラケットに並んで設けられ、前記コラムジャケットとともに前記チルト方向に移動可能であり、前記直交方向に移動可能な剛体のツース部材と、
前記ツース部材において前記直交方向で前記第1歯列に対向する面に設けられ、前記チルト方向に沿って並ぶ複数の第2歯で構成され、前記第1歯と前記第2歯とが前記チルト方向に交互に並ぶことで前記第1歯列と噛み合う第2歯列と、
前記直交方向において前記ツース部材に対する前記ブラケットの反対側に配置され、前記操作部材の操作に応じて前記直交方向に移動可能な移動部材と、
前記ツース部材と前記移動部材との間に配置され、前記ツース部材と前記移動部材との間で前記直交方向において圧縮され、前記直交方向における圧縮量が所定範囲内であるときに一定の値の復元力を発生する弾性部材とを含み、
前記所定範囲は、前記移動部材が前記ブラケット側へ移動する際に前記第1歯列と前記第2歯列とが噛み合わずに前記第2歯列が前記第1歯列に乗り上げた場合において、前記移動部材が前記ブラケット側に移動する際に前記弾性部材の復元力が前記一定の値に達したときの前記移動部材の位置である復元力到達位置から、前記移動部材の可動範囲において、最も前記ブラケット側であり前記弾性部材が最も圧縮されるロック位置までの範囲よりも広いことを特徴とする、ステアリング装置。 - 一端に操舵部材が連結されたステアリングシャフトを保持し、前記ステアリングシャフトの軸方向に対して上下に交差するチルト方向における前記操舵部材の位置調整のために前記チルト方向に移動可能なコラムジャケットと、
前記チルト方向に沿って並ぶ複数の第1歯で構成された第1歯列を有し、車体に固定され、前記コラムジャケットを支持するブラケットと、
前記位置調整のために操作される操作部材と、
前記軸方向および前記チルト方向の両方に対する直交方向において前記ブラケットに並んで設けられ、補強用のリブを有し、前記コラムジャケットとともに前記チルト方向に移動可能であり、前記直交方向に移動可能なツース部材と、
前記ツース部材において前記直交方向で前記第1歯列に対向する面に設けられ、前記チルト方向に沿って並ぶ複数の第2歯で構成され、前記第1歯と前記第2歯とが前記チルト方向に交互に並ぶことで前記第1歯列と噛み合う第2歯列と、
前記直交方向において前記ツース部材に対する前記ブラケットの反対側に配置され、前記操作部材の操作に応じて前記直交方向に移動可能な移動部材と、
前記ツース部材と前記移動部材との間に配置され、前記ツース部材と前記移動部材との間で前記直交方向において圧縮され、前記直交方向における圧縮量が所定範囲内であるときに一定の値の復元力を発生する弾性部材とを含み、
前記所定範囲は、前記移動部材が前記ブラケット側へ移動する際に前記第1歯列と前記第2歯列とが噛み合わずに前記第2歯列が前記第1歯列に乗り上げた場合において、前記移動部材が前記ブラケット側に移動する際に前記弾性部材の復元力が前記一定の値に達したときの前記移動部材の位置である復元力到達位置から、前記移動部材の可動範囲において、最も前記ブラケット側であり前記弾性部材が最も圧縮されるロック位置までの範囲よりも広いことを特徴とする、ステアリング装置。 - 前記第1歯列と前記第2歯列とが噛み合った状態では、前記弾性部材が、前記第2歯列の少なくとも一部に当接していることを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置。
- 前記弾性部材は、皿ばねであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置。
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