JP2951883B2 - ロック機構の噛合同期構造 - Google Patents

ロック機構の噛合同期構造

Info

Publication number
JP2951883B2
JP2951883B2 JP8064035A JP6403596A JP2951883B2 JP 2951883 B2 JP2951883 B2 JP 2951883B2 JP 8064035 A JP8064035 A JP 8064035A JP 6403596 A JP6403596 A JP 6403596A JP 2951883 B2 JP2951883 B2 JP 2951883B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ratchet
ratchet teeth
guide member
meshing
ratchet tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8064035A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09254792A (ja
Inventor
善美 山本
プライフォルト エリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP8064035A priority Critical patent/JP2951883B2/ja
Priority to EP97104528A priority patent/EP0796780B1/en
Priority to DE69703459T priority patent/DE69703459T2/de
Priority to US08/827,110 priority patent/US5893676A/en
Publication of JPH09254792A publication Critical patent/JPH09254792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2951883B2 publication Critical patent/JP2951883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/184Mechanisms for locking columns at selected positions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/59Manually releaseable latch type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/59Manually releaseable latch type
    • Y10T403/599Spring biased manipulator
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/70Interfitted members
    • Y10T403/7062Clamped members

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラチェット歯部
を有する二部材が近接離反可能で、近接し噛合して締結
固定され、又は、弛緩し離間して噛合解除する構造のロ
ック機構の噛合同期構造に関するもので、特に、ラチェ
ット歯部の山どうしが接触して所謂ハーフロック状態と
なるのを防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ラチェット歯部を有する二部材が近接離
反可能で、近接し噛合して締結固定され、又は、弛緩し
離反して噛合解除する構造のロック機構を有するものと
して、例えば、自動車のチルト式ステアリングコラム装
置があり、この装置はステアリングホイールを回転可能
に支承するコラム上端部が、上下方向へ回動可能に支持
されているから、そのコラム上端部を支持する可動ブラ
ケット(ディスタンスブラケット)が、車体に固定した
固定ブラケット(マウンティングブラケット)に上下動
可能に支持されている。
【0003】そして、上下動させた可動ブラケットの位
置を固定するために、上下方向の長孔を有する固定ブラ
ケットと可動ブラケットとの間に締付ボルトが貫通さ
れ、この締付ボルトに螺合するナットを固定したチルト
レバーを回動操作することにより、固定ブラケットと可
動ブラケット間の摩擦力を生じさせるチルトロック機構
を設けていた。
【0004】しかしながら、摩擦力だけで位置を固定す
ることは、固定ブラケットと可動ブラケット間の摩擦力
をできるだけ大きくする必要があるために、可能な限り
多くの摩擦板(締付ブロック)をチルトレバーのナット
と固定ブラケットとの間に介在させなければならなかっ
た。したがって、チルトレバーの大きな締付力を必要と
するため、締付力不足が生じることが有り得る。
【0005】そこで、このような不都合を解決すべく、
実公平4−35259号公報によれば、固定ブラケット
に長孔に沿うラチェット歯部を形成するとともに、締付
ブロックにこのラチェット歯部と噛合するラチェット歯
部を固定ブラケット側で形成したチルトロック機構が提
供されている。したがって、可動ブラケットを上下動さ
せてチルト設定をした後、チルトレバーを回動操作して
ナットで締付ボルトを締結すれば、ラチェット歯部が互
いに噛合し締結固定されてその位置が固定保持されると
いうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、歯部の
噛合によるチルトロック機構は、チルトレバーによる締
付けが、ラチェット歯部の山部と山部が互いに接触した
状態で終了する所謂ハーフロックの状態が生じることが
あり、その場合、車体の振動等により山部と山部が滑動
してそれにより初めて山部が谷部に噛合する事態が生じ
る惧れがある。そのため、チルト設定をした後のチルト
レバーの回動操作はきわめて注意深く、慎重を期す必要
があった。
【0007】そこで、この発明は、ラチェット歯部を有
する二部材が近接離反可能で、近接し噛合して締結固定
され、又は、弛緩し離反して噛合解除する構造のロック
機構の噛合同期構造を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるロック
機構の噛合同期構造は、ラチェット歯部を有する二部材
が近接離反可能で、近接し噛合して締結固定され、又
は、弛緩し離間して噛合解除する構造のロック機構にお
いて、前記ラチェット歯部のいずれか一方にその山部と
並列して、他方のラチェット歯部の谷部に係合する噛合
案内部材がこのラチェット歯部の山部より突出するとと
もに、弾性的に支持固定してなり、両ラチェット歯部が
噛合するとき、前記噛合案内部材が他方のラチェット歯
部の谷部に嵌合して両ラチェット歯部の山部どうしの接
触を阻止することにより、ラチェット歯部間のハーフロ
ックを防止するようにしたことを特徴とする。
【0009】したがって、二つのラチェット歯部のそれ
ぞれの山部が互いに対面して所謂ハーフロックが生じる
状態となった場合には、初めに噛合案内部材が一方のラ
チェット歯部の谷部に嵌合し、この噛合案内部材に最も
近い他方のラチェット歯部の山部が噛合案内部材部材に
より滑動して谷部に嵌合し、両方のラチェット歯部の山
部が互いに接触することはなく、ハーフロックを防止で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の第1の形態は、
図1に示すように、ラチェット歯部10を形成したブロ
ック29とラチェット歯部13を形成したブロック20
とが近接離反可能で、締付力Fにて近接し噛合して締結
固定され、又は、弛緩し離間して噛合解除する構造のロ
ック機構において、一方のラチェット歯部13にその山
部13aと並列して、他方のラチェット歯部10の谷部
10bに係合する噛合案内部材22を弾性的に支持固定
してなる。
【0011】したがって、両ラチェット歯部10,13
が噛合するとき、前記噛合案内部材22が他方のラチェ
ット歯部10の谷部10bに嵌合して両ラチェット歯部
10,13の山部10a,13aどうしの接触を阻止す
ることにより、ラチェット歯部10,13間のハーフロ
ックを防止するようにしたものである。
【0012】つぎに、この発明の実施の第1の形態を図
1及び図8を用いてさらに詳細に説明する。ラチェット
歯部13を形成したブロック20には、噛合案内部材2
2が摺接する傾斜部13cがラチェット歯部13の最外
側の山部13aの歯面から連続して形成されており、こ
の傾斜部13cはラチェット歯部13の他の山部13a
の歯面と平行に形成されている。
【0013】噛合案内部材22は、ラチェット歯部13
の山部13aより突出する位置で傾斜部13cに摺接す
るようばね23により弾性的に支持固定されており、ブ
ロック29のラチェット歯部10にラチェット歯部13
よりも常に先に接触するよう構成されている。この噛合
案内部材22は円形断面をした円柱等からなる軸部材か
らなり、ラチェット歯部10,13の隣接する山部間の
幅Lと同じ外径を有するように設定する。また、この噛
合案内部材22には、ばね23の先端部を係合する周溝
が形成され、この周溝にばね25の略U字状に折り曲げ
た端部を係合させることで噛合案内部材22が軸方向へ
ずれないように支持される。
【0014】したがって、両ラチェット歯部10,13
が噛合するとき、ラチェット歯部10,13の山部10
a,13aが対向した状態では、初めに噛合案内部材2
2がラチェット歯部10の谷部10bに嵌合し、これに
より、噛合案内部材22が嵌合した谷部10bの隣の谷
部10bの歯面が噛合案内部材22の接線と一致すると
ともに、噛合時に対向するラチェット歯部10,13の
それぞれの歯面が一直線上になり、この状態からラチェ
ット歯部10,13をさらに近接すると、傾斜部13c
が噛合案内部材22上を滑って斜めに移動するため、ラ
チェット歯部10,13の山部10a,13aが互いに
衝突することなく噛合する。
【0015】なお、噛合案内部材22に摺接して移動す
る傾斜部13cがラチェット歯部10,13が完全に噛
合する手前で噛合案内部材22から外れるようにしても
よい。すなわち、この実施の第1の形態では、噛合案内
部材22の外径をラチェット歯部10,13の隣接する
山部間の幅lと同じになるよう高精度に管理しなければ
ならないが、ラチェット歯部10,13が完全に噛合す
る手前で噛合案内部材22から傾斜部13cが外れるよ
うにすることで、噛合案内部材22の外径のばらつきに
よるラチェット歯部10,13の不完全の噛合を防止で
きるので管理コストの低減ができる。
【0016】図9はこの発明の実施の第2の形態を示す
もので、上記実施の第1の形態と異なる点についてのみ
説明する。この発明の実施の第2の形態では、噛合案内
部材22の外径D1をラチェット歯部10,13の隣接
する山部間の幅lより大きくなるように設定するととも
に、傾斜部13cはラチェット歯部13の最外側の山部
13aの歯面から連続して形成され、かつ、他の山部1
3aの歯面と平行に形成された第1の傾斜面13eと、
この第1の傾斜面13eよりも大きく傾斜した第2の傾
斜面13fとから構成している。
【0017】したがって、両ラチェット歯部10,13
が噛合するとき、ラチェット歯部10,13の山部10
a,13aが対向した状態では、初めに噛合案内部材2
2がラチェット歯部10の谷部10bに嵌合し、これに
よりラチェット歯部10,13の噛合時に対向するラチ
ェット歯部10,13のそれぞれの歯面が所定の間隔h
を有して離間し、噛合案内部材22が傾斜部13cの第
1の傾斜面13eに摺接している間はラチェット歯部1
0,13の対向する歯面が所定の間隔hを保持した状態
で接近する。そして、噛合案内部材22が傾斜部13c
の第2の傾斜面13fに移動すると、間隔hは徐々に小
さくなり、ラチェット歯部10,13が噛合したときに
はその手前でこの間隔がなくなり、ラチェット歯部1
0,13の対向する歯面が互いに接触する。
【0018】以上説明したこの発明の第2の実施の形態
によれば、ラチェット歯部10,13の噛合が深くなる
まで、その対向する歯面が接触することがないため、噛
合案内部材22の外径のばらつきにより、ラチェット歯
部10,13の噛合初期においてラチェット歯部10,
13の山部10a,13aが衝突することが防止できる
ので、噛合案内部材22の外径寸法精度の管理コストの
低減ができる。
【0019】そこで、この発明の第1の形態をチルト式
ステアリング装置のチルトロック機構に適用した形態に
付き、図に基づいて説明する。図2〜4に示すように、
インストルメントパネル等の車体に固定される固定ブラ
ケット2に、自在継手3で2分された上方のステアリン
グシャフト1を支架する可動ブラケット(ディスタンス
ブラケット)5が上下方向へ摺動可能に嵌合するととも
に、固定ブラケット2と可動ブラケット5を貫通して締
付ボルト6が設けられ、かつ、締付ボルト6を上下方向
へ移動させる長孔8が固定ブラケット2の左右両側壁部
に開設されている。
【0020】一方、締付ボルト6は図4に示すように、
長孔8に嵌合する回転止め部6aを一端に有し、長孔8
を貫通した他端にばね15を弾装し、螺部6bにカラー
11、チルトレバー4及びロックナット17をそれぞれ
嵌装してある。ロックカラー11は固定ブラケット2と
の圧接面に、長孔8に嵌合する回転止め部12及びラチ
ェット歯部13が形成され、その背向面にはワンウエイ
カム14が一体形成又は冠着している。
【0021】ラチェット歯部13が圧接する固定ブラケ
ット2の側壁には長孔8の長手方向両側にラチェット歯
部10が刻設され、ラチェット歯部10,13は噛合可
能に構成されている。チルトレバー4にはロックカラー
11と一体化するワンウエイカム14に圧接する突起部
16が形成されている。ロックナット17はチルトレバ
ー4の回転孔4aに嵌着するカラー部17aを有し、こ
のカラー部17aとチルトレバー4とは一体的に連結さ
れる。
【0022】ここで、ロックカラー11は、図5,6に
示すように、締付ボルト6が貫通する軸孔21と、回転
止め部12と、軸孔21を挟んで左右両側に刻設した歯
部13とを形成した略方形のブロックに、歯部13のピ
ッチよりもやや大きい直径でブロックの一辺と略等しい
長さの軸部材からなる噛合案内部材22をラチェット歯
部13と並列してばね23で抱持固定してある。この噛
合案内部材22は、図1又は図7(A)に示すように、
ラチェット歯部13の山部13aの先端よりもやや突出
して保持されており、したがって、ラチェット歯部13
とラチェット歯部10が噛合するときには、初めに噛合
案内部材22がラチェット歯部10に接触するように設
定されている。
【0023】ロックカラー11の片面には矢羽根車形状
の係合突起24を一体形成し、その係合突起24に別部
品として形成されたワンウエイカム14が回転止めして
冠着できるように構成されている。ワンウエイカム14
はブロックの軸孔21を囲むスロープ25と係合突起2
4に嵌合する切欠部26が形成された環状体からなり、
スロープ25には前記突起部16が摺接する。また、ワ
ンウエイカム14にはばね23をロックカラー11との
間に挟持して固定するための切欠部27が形成されてい
る。
【0024】そこで、チルト操作は、チルトレバー4を
上下いずれかの方向へ回動させることによって、チルト
レバー4の突起部16がロックカラー11のワンウエイ
カム14を介し徐々にラチェット歯部13をラチェット
歯部10に押し付け又はばね15の力で離反させること
ができ、固定ブラケット2が可動ブラケット5を締付固
定し、又は、弛緩させて摺動可能にすることにより、ス
テアリングホイール9の位置を所望に設定するものであ
る。
【0025】このようなチルト操作時に、図7(A)に
示すように、ラチェット歯部13とラチェット歯部10
のそれぞれの山部13a,10aが互いに対面して所謂
ハーフロックが生じる状態で締付力Fが加わった場合に
は、図7(B)から図7(C)に示すように、初めに噛
合案内部材22がラチェット歯部10の谷部10bに嵌
合し、図7(C)から図7(D)に示すように、この噛
合案内部材22に最も近いラチェット歯部13の山部1
3aが噛合案内部材部材22により滑動してラチェット
歯部10の山部10aと接触することはなく、山部13
aが谷部10bに嵌合するように案内される。そして、
ラチェット歯部13,10が完全に噛合するまで、ばね
23は弾性変形してロックカラー11の動きを許容す
る。
【0026】また、噛合案内部材22が山部10aに接
触した場合、すなわち、ラチェット歯部13の山部13
aとラチェット歯部10の谷部10bが対面している場
合には、噛合案内部材22は山部10aの斜面を滑動し
て谷部10bに嵌合するため、ラチェット歯部13の山
部13aは噛合案内部材部材22が傾斜部13cを滑動
してもそのままラチェット歯部10の谷部10bに嵌合
し、ラチェット歯部10,13の山部10a,13aが
互いに接触することはなく、それぞれの山部13aが対
応する谷部10bに嵌合する。
【0027】したがって、山部13a,10aが互いに
接触した状態でチルトレバー4の締付が終了することは
皆無となり、チルトロック機構の所謂ハーフロックが完
全に防止される。
【0028】なお、上記実施の形態においてはチルト式
ステアリングコラム装置を例として説明したが、チルト
式の外に、ステアリングホイール9を乗員側へ伸縮させ
るテレスコピック式ステアリング装置その他、ラチェッ
ト歯部を有する二部材が近接離反可能で、近接し噛合し
て締結固定され、又は、離反し噛合解除して弛緩する構
造を有する一般機械等のロック機構にも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、二つの
ラチェット歯部が噛合するとき、噛合案内部材が山部と
山部の接触を回避させてハーフロックを防止するので、
確実なロックができるようになる。とりわけ、自動車用
のステアリングコラム装置のチルトロック機構等に用い
た場合には、チルトレバーの回動操作の慎重性を軽減で
き、確実なチルトロックにより安全性が向上する。ま
た、構造はきわめて簡単であるから、製造容易でコスト
安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1の形態の概要を示す側面
【図2】この発明を適用したチルト式ステアリングコラ
ム装置の一部切欠側面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】図2の分解斜視図
【図5】ロックカラーの全体斜視図
【図6】ロックカラーの分解斜視図
【図7】(A)から(D)は噛合案内部材の作用説明図
【図8】図1の要部拡大図
【図9】この発明の実施の第2の形態の概要を示す要部
拡大図
【符号の説明】
10,13…ラチェット歯部 10a,13a…山部 10b,13b…谷部 13c…傾斜部 22…噛合案内部材 23…ばね 2…固定ブラケット 4…チルトレバー 5…可動ブラケット 6…締付ボルト 11…ロックカラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−110063(JP,U) 実開 昭62−92975(JP,U) 実開 平6−1108(JP,U) 実開 昭60−105567(JP,U) 実公 平4−35259(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 1/04 - 1/20 F16B 5/07

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラチェット歯部を有する二部材が近接離
    反可能で、近接し噛合して締結固定され、又は、弛緩し
    離反して噛合解除する構造のロック機構において、前記
    ラチェット歯部のいずれか一方にその山部と並列して、
    他方のラチェット歯部の谷部に係合する噛合案内部材
    このラチェット歯部の山部より突出するとともに、弾性
    的に支持固定してなり、両ラチェット歯部が噛合すると
    き、前記噛合案内部材が他方のラチェット歯部の谷部に
    嵌合して両ラチェット歯部の山部どうしの接触を阻止す
    ることにより、ラチェット歯部間のハーフロックを防止
    するようにしたことを特徴とするロック機構の噛合同期
    構造。
  2. 【請求項2】 車体に固定したブラケットに、ステアリ
    ングコラムを支架した可動ブラケットが、締付ボルトを
    介し固定ブラケットの長孔に沿って上下動可能に嵌合す
    るとともに、前記締付ボルトには前記長孔の長手方向両
    側に刻設されたラチェット歯部と噛合するラチェット歯
    部を形成したロックカラー及びロックナットを有するチ
    ルトレバーを嵌挿してなる自動車用のステアリングコラ
    ム装置において、前記ロックカラーにはそのラチェット
    歯部の山部と並列して、他方のラチェット歯部の谷部に
    係合する噛合案内部材がこのラチェット歯部の山部より
    突出するとともに、弾性的に支持固定したことを特徴と
    するステアリングコラム装置における可動ブラケットの
    ロック機構の噛合同期構造。
  3. 【請求項3】 前記噛合案内部材は他方のラチェット歯
    部の谷部に嵌合する円形断面をした軸部材からなり、該
    軸部材がばねで前記部材に弾性支持されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載のロック機構の噛合同期構
    造。
JP8064035A 1996-03-21 1996-03-21 ロック機構の噛合同期構造 Expired - Fee Related JP2951883B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8064035A JP2951883B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 ロック機構の噛合同期構造
EP97104528A EP0796780B1 (en) 1996-03-21 1997-03-17 Interlocking device for opposed racks in an adjustable steering column
DE69703459T DE69703459T2 (de) 1996-03-21 1997-03-17 Verriegelung von sich gegenüber stehenden Zahnstangen für eine einstellbare Lenksäule
US08/827,110 US5893676A (en) 1996-03-21 1997-03-17 Device for interlocking opposed racks

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8064035A JP2951883B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 ロック機構の噛合同期構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09254792A JPH09254792A (ja) 1997-09-30
JP2951883B2 true JP2951883B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=13246471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8064035A Expired - Fee Related JP2951883B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 ロック機構の噛合同期構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5893676A (ja)
EP (1) EP0796780B1 (ja)
JP (1) JP2951883B2 (ja)
DE (1) DE69703459T2 (ja)

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2764951B1 (fr) * 1997-06-23 1999-09-03 Lemforder Nacam Sa Dispositif de maintien en position d'un systeme de serrage de deux elements
GB2364765B (en) * 1997-10-28 2002-03-27 Nsk Ltd Tilt-adjustable steering apparatus
DE19846292C2 (de) * 1998-10-08 2001-06-21 Nacam Deutschland Gmbh Verriegelungsvorrichtung für eine in Höhe und Neigung einstellbare Kraftfahrzeuglenksäule
DE19915341A1 (de) * 1999-04-03 2000-10-05 Lemfoerder Lenksaeulen Gmbh Verriegelungsvorrichtung für eine in Höhe und Neigung einstellbare Kraftfahrzeuglenksäule
US6467739B1 (en) * 2000-08-30 2002-10-22 Yuh-Chiou Jou Adjustable device for adjusting length of foldable table leg
AT411353B (de) * 2000-10-25 2003-12-29 Sticht Fertigungstech Stiwa Kupplungsvorrichtung, insbesondere für zumindest zwei relativ zueinander verstellbare teile
DE10240235A1 (de) 2002-08-28 2004-03-11 Thyssenkrupp Presta Ag Verriegelungsvorrichtung für zwei relativ zueinander verschiebbar gelagerte Bauteile
DE10333228A1 (de) 2003-07-21 2005-02-24 Thyssenkrupp Presta Ag Feststelleinrichtung einer in mindestens eine Verstellrichtung verstellbaren Lenksäule
US20050217801A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-06 Russ Bowen Awning retention device
DE102004018902B3 (de) 2004-04-15 2006-01-12 Thyssenkrupp Presta Ag Feststelleinrichtung einer zumindest höhenverstellbaren Lenksäule
KR100591926B1 (ko) * 2004-09-25 2006-06-20 남양공업주식회사 스티어링컬럼의 틸팅장치
KR101026119B1 (ko) * 2004-11-13 2011-04-05 주식회사 만도 스티어링 칼럼의 틸팅장치
DE102005035009B3 (de) * 2005-07-22 2006-12-14 Thyssenkrupp Presta Ag Verstellbare Lenksäule für ein Kraftfahrzeug
DE102005036582A1 (de) * 2005-08-01 2007-02-08 Thyssenkrupp Presta Ag Verstellbare Lenksäule für ein Kraftfahrzeug
JP5131425B2 (ja) * 2005-11-21 2013-01-30 日本精工株式会社 ステアリングコラム装置
JP4857890B2 (ja) * 2006-04-27 2012-01-18 株式会社ジェイテクト ロック装置及びこれを備えた操舵装置
JP4940830B2 (ja) * 2006-08-24 2012-05-30 株式会社ジェイテクト ロック装置及びこれを備えた操舵装置
KR100854767B1 (ko) * 2007-03-07 2008-08-27 주식회사 만도 조정 스프링을 구비한 자동차의 틸트 또는 틸트 앤텔레스코프 조향장치
JP5045255B2 (ja) * 2007-06-14 2012-10-10 日本精工株式会社 ステアリング装置
GB0725145D0 (en) 2007-12-22 2008-01-30 Trw Ltd Locking assembly for adjustable steering column assembly
US20100101175A1 (en) * 2008-10-27 2010-04-29 Mitek Holdings, Inc. Locking concrete insert
JP2010264870A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Jtekt Corp 車両用ステアリング装置
JP2010269629A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Jtekt Corp 車両用ステアリング装置
JP5466969B2 (ja) * 2010-02-26 2014-04-09 富士機工株式会社 ステアリングコラム装置
US8677856B2 (en) * 2010-07-21 2014-03-25 Nsk Ltd. Steering device
KR101642300B1 (ko) * 2012-07-13 2016-07-25 남양공업주식회사 차량용 스티어링 컬럼의 래치 장치
US8881618B2 (en) * 2012-10-04 2014-11-11 Steering Solutions Ip Holding Corporation Adjustable steering column lock
JP2014218228A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
US10017359B2 (en) * 2014-01-08 2018-07-10 Modern Concepts Outdoors Llc Rack and roller pinion lift system
JP6288424B2 (ja) * 2014-01-08 2018-03-07 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP6351007B2 (ja) 2014-02-07 2018-07-04 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
KR102053708B1 (ko) * 2014-02-10 2019-12-09 남양넥스모 주식회사 스티어링 컬럼의 틸팅장치
GB201412973D0 (en) * 2014-07-22 2014-09-03 Trw Ltd Adjustable steering columns
KR102076012B1 (ko) * 2014-11-26 2020-02-12 남양넥스모 주식회사 차량용 조향 래칫 구조체
JP6410644B2 (ja) * 2015-03-09 2018-10-24 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP6410645B2 (ja) * 2015-03-09 2018-10-24 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
KR102267718B1 (ko) * 2015-05-27 2021-06-22 남양넥스모 주식회사 스티어링 컬럼 래치구조
JP6323621B2 (ja) * 2015-10-02 2018-05-16 日本精工株式会社 調節レバー組立体及びステアリングホイールの位置調節装置
US10676122B2 (en) * 2017-01-26 2020-06-09 Mando Corporation Tilt fixing device for vehicular steering column
JP2017150671A (ja) * 2017-05-01 2017-08-31 株式会社ベルテック 他物固定具
US11180223B1 (en) * 2020-08-07 2021-11-23 Robert M. Kohen Roller mount for marine seat
DE102020211564A1 (de) * 2020-09-15 2022-03-17 Zf Automotive Germany Gmbh Rasteinrichtung, Lenkvorrichtung mit einer solchen Rasteinrichtung und Verfahren zum Herstellen einer formschlüssigen Rastverbindung mit einer solchen Rasteinrichtung

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1319630A (en) * 1919-10-21 Automobile-lamp
US3355962A (en) * 1965-12-10 1967-12-05 Ford Motor Co Adjustable steering column mechanism
US4357050A (en) * 1980-11-17 1982-11-02 Fisher Corporation Silent seat back recliner with quick release
IT8223528V0 (it) * 1982-11-24 1982-11-24 Olivieri Icaro & C Pattino a rotelle di tipo allungabile.
JPS6088680A (ja) * 1983-10-19 1985-05-18 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラムのチルト装置
JPS60144569U (ja) * 1984-03-07 1985-09-25 日本精工株式会社 チルト式ステアリング装置
US4759177A (en) * 1987-11-06 1988-07-26 Brazell Rex K Safety link
DE3837190C1 (ja) * 1988-11-02 1990-02-22 Lemfoerder Metallwaren Ag, 2844 Lemfoerde, De
US5052240A (en) * 1989-03-06 1991-10-01 Mazda Motor Corporation Structural arrangement for supporting a tilt steering drive
US4938093A (en) * 1989-03-10 1990-07-03 Nippon Seiko Kabushiki Kaisha Tilt steering column unit for vehicles with memory mechanism
DE3914608C1 (ja) * 1989-05-03 1990-10-31 Lemfoerder Metallwaren Ag, 2844 Lemfoerde, De
US5117707A (en) * 1990-02-23 1992-06-02 Fuji Kiko Company, Limited Tilting steering column
US5222410A (en) * 1991-01-31 1993-06-29 Fuji Kiko Co., Ltd. Steering column assembly
US5338064A (en) * 1992-11-25 1994-08-16 Nsk Ltd. Tilting type steering apparatus
US5461937A (en) * 1994-10-31 1995-10-31 General Motors Corporation Position control apparatus for steering column

Also Published As

Publication number Publication date
DE69703459D1 (de) 2000-12-14
EP0796780A3 (en) 1999-04-07
DE69703459T2 (de) 2001-05-10
US5893676A (en) 1999-04-13
JPH09254792A (ja) 1997-09-30
EP0796780A2 (en) 1997-09-24
EP0796780B1 (en) 2000-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2951883B2 (ja) ロック機構の噛合同期構造
US5338064A (en) Tilting type steering apparatus
US6508510B2 (en) Child car seat
EP0978413A1 (en) Locking structure for a reclining seat
JP5073414B2 (ja) ステアリングロック装置
GB2247608A (en) Shoulder adjuster for a seat belt
JP2562690Y2 (ja) ステアリングロック装置のケ−ブル接続構造
JPS6241903B2 (ja)
JP5093454B2 (ja) ステアリングコラム装置
JP5019925B2 (ja) ステアリングコラム装置
US6848716B2 (en) Steering column with a locking device
JP2008081026A (ja) 車両用ステアリングコラム装置のロック構造
JP2002036955A (ja) 車両用ミラー装置
JP2005138825A (ja) ステアリングコラム装置
JP2004001758A (ja) 車両用ステアリングコラム
US5724857A (en) Steering gear apparatus of rack-and-pinion type
JPH0638772Y2 (ja) シ−トベルトアンカ−装置
JP3537929B2 (ja) クリップの取付構造
JP4308435B2 (ja) ロッド状アンテナを固定するための装置
JPH10151577A (ja) 変速機付回転工具
CN115476910A (zh) 一种转向管柱结构和车辆
JPH08268295A (ja) チルトステアリングコラムのアジャストストッパー
JP3346963B2 (ja) タイミングチェーンのプランジャ機構
JP3009594B2 (ja) 車両用シートスライド装置におけるロック部材と操作ハンドルとの連結構造
JPS6325265Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140709

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees