JP6344606B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置に関する。
ボルト軸を含む締付具によってアウターコラムの一対の締付片を締め付けることにより、アウターコラムの抱持本体部を縮径させて、アッパー側の収縮可能なインナーコラムをロックするステアリング装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2012−162152号公報
通例、アッパー側のインナーコラムにはステアリングロックを達成するためのキーロック装置が取り付けられている。インナーコラムに過大なトルクが負荷され、キーロック装置の機能が阻害されて、車両が盗難にあうおそれがある。
このため、インナーコラムの回転を規制する機構が必要である。しかしながら、その回転規制機構が、二次衝突時にステアリングコラムの収縮に悪影響を与えるおそれがある。
本発明の目的は、回転規制機構が二次衝突時のステアリングコラムの収縮に悪影響を与えることのないステアリング装置を提供することである。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、一端に操舵部材(2)が連結されるステアリングシャフト(3)と、軸方向(X)に相対摺動可能に嵌合されたアウターチューブ(12)およびインナーチューブ(11)を含んで前記ステアリングシャフトを支持し、二次衝突時に前記ステアリングシャフトと共に収縮するステアリングコラム(8)と、前記インナーチューブの回転を規制する回転規制機構(60)と、を備え、前記アウターチューブは、第1開口(51)を含み、前記インナーチューブは、第2開口(52)を含み、前記第2開口は、周方向(P)に対向する一対の回転被規制縁部(53,54)と、前記一対の回転被規制縁部と交差する駆動縁部(55)と、を含み、前記回転規制機構は、二次衝突時に前記アウターチューブに対する位置が変化しない支軸(24)と、前記支軸の外周に相対回転可能に支持され、前記第1開口を通して前記第2開口に挿入される挿入位置と前記第2開口から退避する退避位置とに変位する規制部材(70)と、前記規制部材を前記挿入位置に付勢する付勢部材(80)と、を含み、前記規制部材は、前記挿入位置で対応する回転被規制縁部と係合することにより両チューブの相対回転を規制する回転規制部(73,74)と、二次衝突時に前記駆動縁部と係合する被駆動部(75)と、を含み、二次衝突時に、前記駆動縁部は、前記被駆動部を介して前記規制部材を前記退避位置に駆動するように構成されているステアリング装置(1)を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2のように、前記アウターチューブは、車体(13)によって支持されるロアーチューブであり、前記インナーチューブは、アッパーチューブであり、前記支軸は、前記車体によって支持されるように構成されていてもよい。
請求項3のように、チルト用長溝(21)を含み車体に支持される第1側板(20)と、挿通溝(23)を含み前記アウターチューブに固定された第2側板(22)と、前記チルト用長溝および挿通溝を挿通する前記支軸としての締付軸(24)と前記締付軸と一体回転する操作レバー(25)とを含み、前記第1側板を前記第2側板に締め付けてチルトロックを達成するロック装置(19)と、を備えていてもよい。
請求項4のように、前記被駆動部は、前記インナーチューブの軸方向(X)に対して傾斜する傾斜状カム面であってもよい。
請求項5のように、前記第2開口は、前記駆動縁部と対向する抜脱被規制縁部(56)を含み、前記規制部材は、前記抜脱被規制縁部と係合することにより前記アウターチューブからの前記インナーチューブの抜脱を規制する抜脱規制部(76)を含んでいてもよい。
請求項1の発明によれば、付勢部材によって付勢された規制部材が、アウターチューブの第1開口を通してインナーチューブの第2開口に挿入された挿入位置にある状態で、規制部材の回転規制部が第2開口の回転被規制縁部と係合することにより、インナーチューブの回転が規制される。これにより、トルク負荷に対してステアリングコラムの剛性を確保することができる。
また、二次衝突時に、ステアリングコラムが収縮するときに、第2開口の駆動縁部が、規制部材を第2開口から退避する退避位置に駆動する。したがって、回転規制機構が、二次衝突時のステアリングコラムの収縮に悪影響を与えることがない。
請求項2の発明によれば、二次衝突時に、車体によって支持されるアウターチューブとしてのロアーチューブおよび支軸に対して、インナーチューブとしてのアッパーチューブが可動する。
請求項3の発明によれば、チルトロックを達成するロック装置に含まれる締付軸が、規制部材を支持する支軸を兼用するので、構造を簡素化することができる。
請求項4の発明によれば、二次衝突時に、軸方向に移動するインナーチューブの第2開口の駆動縁部が、当該軸方向に対して傾斜する被駆動部としての傾斜状カム面を介して、規制部材を退避位置に駆動する。
請求項5の発明によれば、通常時ないし二次衝突後において、規制部材の抜脱規制部が第2開口の抜脱被規制縁部と係合することにより、アウターチューブからのインナーチューブの抜脱が規制される。
本発明の一実施形態のステアリング装置の模式的断面図であり、ステアリング装置の概略構成を示している。 ステアリング装置の要部の断面図であり、図1のII−II線に沿う断面図に相当する。 (a)はアウターチューブの概略図であり、(b)はインナーチューブの概略図である。 ステアリング装置の要部の断面図であり、図2の一部を拡大した断面図に相当する。 ステアリングコラムおよび回転規制機構の概略断面図であり、通常時の状態を示している。 ステアリングコラムおよび回転規制機構の概略断面図であり、(a)は二次衝突時の初期状態を示し、(b)は二次衝突時の途中の状態を示している。 回転規制機構の規制部材および付勢部材の概略斜視図である。
図1は本発明の一実施形態のステアリング装置の概略構成を示す一部破断模式的側面図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、操舵部材2が軸方向Xの一端に連結されたステアリングシャフト3と、インターミディエイトシャフト4等を介してステアリングシャフト3と連結されたステアリング機構5と備える。
ステアリング機構5は、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵する例えばラックアンドピニオン機構である。操舵部材2の回転は、ステアリングシャフト3およびインターミディエイトシャフト4等を介してステアリング機構5に伝達される。また、ステアリング機構5に伝達された回転は、図示しないラック軸の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪が転舵される。
ステアリングシャフト3は、例えばスプライン嵌合やセレーション嵌合によって相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーシャフト6とロアーシャフト7とを有している。操舵部材2は、アッパーシャフト6の一端に連結されている。また、ステアリングシャフト3は、軸方向Xに伸縮可能である。
ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持する中空のステアリングコラム8を備える。ステアリングシャフト3は、ステアリングコラム8内に挿通されており、複数の軸受9,10を介してステアリングコラム8によって回転可能に支持されている。
ステアリングコラム8は、相対摺動可能に嵌合された例えばアッパーチューブであるインナーチューブ11と例えばロアーチューブであるアウターチューブ12とを有している。ステアリングコラム8は、軸方向Xに伸縮可能である。インナーチューブ11は、軸受9を介してアッパーシャフト6を回転可能に支持している。また、インナーチューブ11は、軸受9を介して、ステアリングシャフト3の軸方向Xに同行移動可能にアッパーシャフト6に連結されている。
ステアリング装置1は、車体13に固定される固定ブラケット14と、固定ブラケット14によって支持されたチルト中心軸15と、アウターチューブ12の外周に固定され、チルト中心軸15によって回転可能に支持されたコラムブラケット16とを備える。ステアリングコラム8およびステアリングシャフト3は、チルト中心軸15の中心軸線であるチルト中心CCを支点にしてチルト方向Yに回動可能(チルト可能)となっている。
ステアリング装置1は、チルト中心CC回りにステアリングシャフト3およびステアリングコラム8を回動(チルト)させることで、操舵部材2の位置をチルト方向Yに調整するチルトステアリング装置として構成されている。
ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3およびステアリングコラム8を軸方向Xに伸縮させて、操舵部材2の位置を調整するテレスコ調整の機能を備えていない。ステアリング装置1は、二次衝突時に、ステアリングシャフト3とともにステアリングコラム8を軸方向Xに収縮させて、衝撃を吸収する機能を備えている。
ステアリング装置1は、車体13に固定される第1ブラケット17と、ステアリングコラム8のインナーチューブ11に固定された第2ブラケット18(ディスタンスブラケットに相当)と、ロック装置19とを備える。ロック装置19によって、両ブラケット17,18がロックされることにより、ステアリングコラム8の位置が車体13に対して固定されて、操舵部材2の位置が固定される。
第1ブラケット17は、締付対象としての一対の第1側板20(図1では一方の第1側板20のみを示してある)を含む。各第1側板20には、チルト方向Yに延びる第1挿通溝としてのチルト用長溝21が形成されている。第2ブラケット18は、締付対象としての一対の第2側板22(図1では一方の第2側板22のみを示してある)を含む。各第2側板22には、第2挿通溝23(図2参照)が形成されている。
図1に示すように、ロック装置19は、締付対象としての第1側板20および第2側板22と、第1側板20のチルト用長溝21(第1挿通溝)および第2側板22の第2挿通溝23を挿通する締付軸24と、締付軸24と一体回転可能であり、運転者が回転操作する操作レバー25とを備える。締付軸24の中心軸線C1が、操作レバー25の回転中心に相当する。操作レバー25は、回転中心(締付軸24の中心軸線C1)回りのロック方向Z1およびその反対方向であるロック解除方向Z2に操作される。
図2に示すように、第1ブラケット17は、車体13に支持された取付板26と、取付板26に沿って固定された天板27と、天板27の両端からチルト方向Yの下方に延びる前述の一対の第1側板20とを備える。天板27と第1側板20とが、全体として溝形を形成している。
第2ブラケット18は、第1ブラケット17の一対の第2側板22にそれぞれ対向する前述の一対の第2側板22と、一対の第2側板22のチルト方向Yの下端間を連結する連結板28とを備える。第2ブラケット18は、全体として溝形を形成している。
締付軸24は、第1ブラケット17の両第1側板20のチルト用長溝21およびコラムブラケット17の両第2側板22の第2挿通溝23を貫通するボルトからなる。締付軸24の軸部24aの一端に設けられた頭部29は、操作レバー25と一体回転可能に固定されている。締付軸24の軸部24aの他端に設けられたねじ部24bには、ナット30がねじ係合されている。
また、ロック装置19は、操作レバー25の回転操作に伴って操作レバー25の操作トルクを締付軸24の軸力に変換する力変換機構31を備えている。力変換機構31は、操作レバー25のロック方向Z1への回転操作に伴って、各第1側板20をそれぞれ対応する第2側板22に締め付けて、チルトロックを達成する締付機構として機能する。
力変換機構31は、締付軸24の軸部24aの外周によって支持され、操作レバー25と一体回転する第1カム32と、締付軸24の軸部24aによって支持され、チルト用長溝21によって回転規制された第2カム33とを含む。第2カム33は、一方の第1側板20を対応する第2側板22に締め付ける一方の締付部材として機能する。
第1カム32は、操作レバー25と一体回転可能に連結され、締付軸24に対する軸方向Kの移動が規制されている。操作レバー25は締付軸24の頭部29に対する回転が規制されている。第1カム32は、環状板34と、環状板34から軸方向に延び操作レバー25の挿通孔に一体回転可能に挿通されたボス35とを備える。
第2カム33は、第1カム32の環状板34に対向する環状板36と、環状板36の中心孔の周囲から軸方向に延びるボス37とを備える。ボス37が、第1側板20のチルト用長溝21に挿通されて回転規制されることにより、中心軸線C1回りの第2カム33の回転が規制されている。ボス37は、締付軸24の回転を許容する。
また、ロック装置19は、他方の第1側板20を対応する第2側板22に締め付ける他方の締付部材38と、前述のナット30と、他方の締付部材38とナット30との間に介在した介在部材39とを備える。
他方の締付部材38は、他方の第1側板20に対向する環状板40と、環状板40の中心孔の周囲から軸方向に延びるボス41とを備える。ボス41が、第1ブラケット17の他方の第1側板20のチルト用長溝21に挿入されて回転規制されることにより、中心軸線C1回りの他方の締付部材38の回転が規制されている。ボス41は、締付軸24の回転を許容する。
締付軸24の頭部29と一方の第1側板20との間に、操作レバー25と、第1カム32と、一方の締付部材である第2カム33とが介在している。ナット30と第1ブラケット17の他方の第1側板20との間に、他方の締付部材38と、介在部材39とが介在している。第1カム32、第2カム33(一方の締付部材)、他方の締付部材38および介在部材39は、締付軸24の外周によって支持されている。第2カム33(一方の締付部材)および他方の締付部材38は、締付軸24の軸方向Kに移動可能に支持されている。
介在部材39は、ナット30と締付部材38との間に介在するワッシャ42と、ワッシャ42と締付部材38の環状板40との間に介在する針状ころ軸受43とを備える。
操作レバー25の回転に伴って、第1カム32が第2カム33(一方の締付部材に対して回転することにより、第2カム33が締付軸24の軸方向Kに移動されて、第2カム33(一方の締付部材)の環状板36と他方の締付部材38の環状板40との間で、第1ブラケット17の両第1側板20が挟持されて締め付けられる。
これにより、第1ブラケット17の各第1側板20が、第2ブラケット18の対応する第2側板22に圧接されて、チルトロックが達成される。
図3(a)に示すように、アウターチューブ12は、例えば矩形形状をなす第1開口51を含む。図3(b)に示すように、インナーチューブ11は、例えば矩形形状をなす第2開口52を含む。第2開口52は、インナーチューブ11の周方向Pに対向する一対の回転被規制縁部53,54と、一対の回転被規制縁部53,54と交差する駆動縁部55と、駆動縁部55と軸方向Xに対向する抜脱被規制縁部56とを含む。
図5に示すように、インナーチューブ11とアウターチューブ12とは、樹脂ピン90を介して所定の保持力で連結されている。樹脂ピン90は、各チューブ11,12の径方向の挿通孔に跨がる態様で挿通孔内に配置されている。インナーチューブ11が軸方向下方X2に移動する二次衝突時には、樹脂ピン90は、剪断により2つの分割体90a,90bに分割される[図6(a)を参照]。
図2および図2の要部を拡大した図4に示すように、ステアリング装置1は、インナーチューブ11の回転を規制する回転規制機構60を備えている。
回転規制機構60は、二次衝突時にアウターチューブ12に対する位置が変化しない支持部材としての支軸を構成する締付軸24と、締付軸24によって相対回転可能に支持された規制部材70と、規制部材70を付勢する例えばねじりばねからなる付勢部材80とを含む。
規制部材70は、図5に示すように第1開口51を通して第2開口52に挿入される挿入位置と、図6(b)に示すように第2開口52から退避する退避位置とに変位する。付勢部材80は、規制部材70を図5に示す挿入位置に付勢する。
図4、図5および図7に示すように、規制部材70は、基端部71aおよび先端部71bを有するアーム71と、アーム71の基端部71aに一体に連結されたボス72とを備える。ボス72は、締付軸24の外周(軸部24aの外周24c)に相対回転可能に嵌合する。
図5に示すように、規制部材70が挿入位置にあるときに、アーム71の先端部71bは、第2開口52内に挿入される。図4に示すように、規制部材70は、挿入位置で対応する回転被規制縁部53,54と係合することにより、インナーチューブ11の回転を規制する一対の回転規制部73,74を含む。図7に示すように、回転規制部73,74は、アーム71の先端部71bに配置されている。
規制部材70は、二次衝突時に、図6(a)に示すように、第2開口52の駆動縁部55と係合する被駆動部75を含む。被駆動部75は、軸方向Xに対して傾斜した傾斜状カム面により構成されている。図7に示すように、被駆動部75は、アーム71の先端部71bに配置されている。二次衝突時に、図6(a)に示すように、インナーチューブ11の第2開口52の駆動縁部55は、被駆動部75を介して規制部材70を退避位置[図6(b)を参照]に駆動するように構成されている。
図5に示すように、規制部材70は、インナーチューブ11の第2開口52の抜脱被規制縁部56と係合することにより、アウターチューブ12からのインナーチューブ11の抜脱を規制する抜脱規制部76を含む。図7に示すように、抜脱規制部76は、アーム71の先端部71bに配置されている。規制部材70のボス72は、アーム71の基端部71aの両側に突出する一対の突出部72a,72bを含む。
図7に示すように、付勢部材80は、ボス72の一対の突出部72a,72bの外周にそれぞれ巻回されたコイル部81,82と、各コイル部81,82の一端81a,82a間を連結し、アーム71の中間部71cに係合された付勢部83とを備える。
また、付勢部材80は、各コイル部81,82の他端81b,82bからそれぞれ延設されて、その延設端86が図5に示すように第2ブラケット18の連結板28によって受けられる延設部84,85を備える。
付勢部材80は、図5に示すように、付勢部83によって規制部材70を締付軸24の中心軸線C1の回り(図5において時計回り)に回転付勢することにより、規制部材70を挿入位置に付勢している。
本実施形態によれば、付勢部材80によって付勢された規制部材70が、図5に示すようにアウターチューブ12の第1開口51を通してインナーチューブ11の第2開口52に挿入された挿入位置にある状態で、図4に示すように、規制部材70の回転規制部73,74が第2開口52の回転被規制縁部53,54と係合することにより、インナーチューブ11の回転が規制される。これにより、トルク負荷に対してステアリングコラム8の剛性を確保することができるので、図示しないステアリングロック用キーロック装置の機能阻害を伴う車両の盗難の発生を防止することができる。
また、二次衝突時に、図6(b)に示すように、インナーチューブ11が軸方向下方X2に移動してステアリングコラム8が収縮するときに、第2開口52の駆動縁部55が、付勢部材80に抗して、規制部材70を第2開口52から退避する退避位置[図6(b)を参照]に駆動する。したがって、回転規制機構60が、二次衝突時のステアリングコラム8の収縮に悪影響を与えることがない。その結果、安定した衝撃吸収荷重を発生させることができる。
また、二次衝突時に、車体13によって支持されるアウターチューブ12としてのロアーチューブおよび支軸(締付軸24)に対して、インナーチューブ11としてのアッパーチューブが可動する。
また、チルトロックを達成するロック装置19に含まれる締付軸24が、規制部材70を支持する支軸を兼用するので、構造を簡素化することができる。
また、二次衝突時に、軸方向下方X2に移動するインナーチューブ11の第2開口52の駆動縁部55が、図6(a)に示すように軸方向Xに対して傾斜する被駆動部75としての傾斜状カム面を介して、規制部材70を退避位置[図6(b)]に駆動する。
また、通常時ないし二次衝突後において、規制部材70の抜脱規制部76が第2開口52の抜脱被規制縁部56と係合することにより、アウターチューブ12からのインナーチューブ11の軸方向上方X1への抜脱が規制される。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、規制部材70を支持する支軸(図示せず)を、締付軸24とは別途に設けてもよい。
また、付勢部材80として、ねじりばねに代えて、規制部材70のアーム71の中間部71cと連結板28との間に介在する圧縮コイルばね等の圧縮ばね(図示せず)を用いてもよい。その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…ステアリング装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、5…ステアリング機構、6…アッパーシャフト、7…ロアーシャフト、8…ステアリングコラム、11…インナーチューブ(アッパーチューブ)、12…アウターチューブ(ロアーチューブ)、13…車体、17…第1ブラケット、18…第2ブラケット、19…ロック装置、20…第1側板、21…チルト用長溝(第1挿通溝)、22…第2側板、23…第2挿通溝、24…締付軸(支軸)、24a…軸部、28…連結板、31…力変換機構、51…第1開口、52…第2開口、53,54…回転被規制縁部、55…駆動縁部、56…抜脱被規制縁部、60…回転規制機構、70…規制部材、71…アーム、71a…基端部、71b…先端部、71c…中間部、72…ボス、72a,72b…突出部、73,74…回転規制部、75…被駆動部、76…抜脱規制部、80…付勢部材、81,82…コイル部、83…付勢部、84,85…延設部、86…延設端、P…(インナーチューブの)周方向、X…(ステアリングシャフトの)軸方向、X1…軸方向上方、X2…軸方向下方、Y…チルト方向

Claims (5)

  1. 一端に操舵部材が連結されるステアリングシャフトと、
    相対摺動可能に嵌合されたアウターチューブおよびインナーチューブを含んで前記ステアリングシャフトを支持し、二次衝突時に前記ステアリングシャフトと共に収縮するステアリングコラムと、
    前記インナーチューブの回転を規制する回転規制機構と、を備え、
    前記アウターチューブは、第1開口を含み、
    前記インナーチューブは、第2開口を含み、前記第2開口は、周方向に対向する一対の回転被規制縁部と、前記一対の回転被規制縁部と交差する駆動縁部と、を含み、
    前記回転規制機構は、二次衝突時に前記アウターチューブに対する位置が変化しない支軸と、前記支軸の外周に相対回転可能に支持され、前記第1開口を通して前記第2開口に挿入される挿入位置と前記第2開口から退避する退避位置とに変位する規制部材と、前記規制部材を前記挿入位置に付勢する付勢部材と、を含み、
    前記規制部材は、前記挿入位置で対応する回転被規制縁部と係合することにより両チューブの相対回転を規制する回転規制部と、二次衝突時に前記駆動縁部と係合する被駆動部と、を含み、
    二次衝突時に、前記駆動縁部は、前記被駆動部を介して前記規制部材を前記退避位置に駆動するように構成されているステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記アウターチューブは、車体によって支持されるロアーチューブであり、前記インナーチューブは、アッパーチューブであり、
    前記支軸は、前記車体によって支持されるように構成されているステアリング装置。
  3. 請求項2において、チルト用長溝を含み車体に支持される第1側板と、
    挿通溝を含み前記アウターチューブに固定された第2側板と、
    前記第1側板の前記チルト用長溝および前記第2側板の前記挿通溝を挿通する前記支軸としての締付軸と前記締付軸と一体回転する操作レバーとを含み、前記第1側板を前記第2側板に締め付けてチルトロックを達成するロック装置と、を備えるステアリング装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項において、前記被駆動部は、前記インナーチューブの軸方向に対して傾斜する傾斜状カム面であるステアリング装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項において、前記第2開口は、前記駆動縁部と対向する抜脱被規制縁部を含み、
    前記規制部材は、前記抜脱被規制縁部と係合することにより前記アウターチューブからの前記インナーチューブの抜脱を規制する抜脱規制部を含むステアリング装置。
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