JP6400998B2 - 液体収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体収納容器に関し、詳細には、外壁材の施工時に用いられる液体を収納するのに適した液体収納容器に関する。
外壁材をはじめとする各種建築用材料を施工する現場では、建物の意匠性を維持するために塗料が用いられる場合がある。このような塗料は、有底筒状の缶に収納されている。このような缶は、その開口部を蓋で塞がれるようになっている。また、施工現場で塗料を使用する場合、例えば筆やヘラのような塗付具を塗料に浸して、塗付具が適量で塗料を保持するように、塗付具に保持されている塗料の一部が缶の開口部で取り除かれる。これにより、缶の開口部では、付着した塗料が硬化するので、缶の開口部は蓋で塞がれ難くなり、開口部と蓋とで隙間が生じやすくなる。この隙間から、塗料の溶剤が揮発し易くなるだけでなく、塗料も漏れやすくなる。つまり、隙間から溶剤が揮発し易くなると、塗料を長期間保存することが困難となる。また、隙間から塗料が漏れやすくなると、施工者の動作を制限するだけでなく、建築用材料を塗料で汚してしまう可能性が生じる。
そこで従来から、例えば、口の内側側面にテーパー状構造を設けたビンと、このテーパー状構造を嵌合する筆の軸すり合わせ部を設けたキャップとを備える筆つきビンが提案されている(特許文献1参照)。
実開第3050914(実願平10−990)号公報
しかし、このような筆つきビンでも、施工者によっては、筆に付着した液体内容物の一部をビンの口で取り除く場合がある。これにより、ビンの口では液体内容物が硬化してしまうので、キャップでビンの口を密栓しようとしてもキャップとビンの口との間で、僅かな隙間生じる可能性がある。また、ビンの口に付着している液体内容物が硬化する前にキャップで密栓してしまうと、再度使用する際には液体内容物が硬化して、キャップがビンに固着してしまう可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、収納された液体を可能な限り長く使用することができる液体収納容器を提供することを目的とするものである。
本発明の第1発明に係る液体収納容器は、ボトルと、キャップとを備え、前記ボトルは、液体を収納するための胴部と、開口部と、内壁から前記開口部に臨むしごき片とを備え、前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、前記しごき片にて前記フデから除去される前記液体が前記胴部の内方へと流下可能とされ、前記キャップのキャップ本体は、前記ボトルの開口部を閉塞可能とされ、前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記しごき片よりも内方において前記ボトルの内面と前記フデの外面とが前記液体を前記胴部内に密封可能となるよう密着可能とされ、前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする。
本発明の第2発明に係る液体収納容器は、ボトルと、キャップとを備え、前記ボトルは、頭部と、液体を収納するための胴部とを備え、前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、前記キャップのキャップ本体は、前記頭部を覆い、前記頭部は、その上端に位置する開口部と、前記フデに付着する液体の一部を取り除くしごき片とを備え、前記頭部の内壁は、その下端側で前記胴部側に傾斜し、前記しごき片は、前記頭部の下端側から前記開口部へ立設され、前記しごき片の上端は、前記頭部の内壁よりも平面視内側に位置しており、前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記ボトルの内面と前記フデの外面とが密着可能とされ、前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする。
本発明によれば、収納された液体を可能な限り長く使用することができる。
図1は、本実施形態に係る液体収納容器の概略外観図と概略縦断面図をと示す第1例である。 図2は、図2Aと図2Bとからなり、図2Aは、本実施形態に係る液体収納容器におけるボトルの頭部の一部の概略外観図と概略縦断面図をと示す一例であり、図2Bは、図2Aで示されるボトルの頭部の一部を上方から見た概略外観図の一例を示す。 図3は、本実施形態に係る液体収納容器におけるボトルの頭部の一部の概略縦断面図を示す他例である。 図4は、本実施形態に係る液体収納容器におけるキャップの概略外観図と概略縦断面図をと示す一例である。 図5は、本実施形態に係る液体収納容器におけるボトルの概略外観図と概略縦断面図をと示す第2例である。 図6は、図5で示されるボトルの頭部の一部における概略横断面図の一例を示す。 図7は、本実施形態に係る液体収納容器の概略外観図と概略縦断面図をと示す第3例である。 図8は図8A乃至図8Cから構成される。図8A乃至図8Cの各々は、図7で示される液体収納容器の開口部を上方から見た概略平面図を示す。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。これらの図面で同一の構成要素には同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図1のように、本実施形態に係る液体収納容器は、ボトル1と、キャップ2とを備える。ボトル1は、頭部3と、液体を収納するための胴部4と、開口部5と、頭部3の内壁から開口部5に臨むしごき片31とを備える。キャップ2は、キャップ本体21と、フデ6とを備える。しごき片31にてフデ6から除去される液体が胴部4の内方へと流下可能となっている。キャップ本体21は、ボトル1の開口部5を閉塞可能に構成されており、頭部3の外側を覆っている。キャップ2によりボトル1の開口部5を閉塞した際に、しごき片31よりも内方において液体を胴部4内に密封可能となるようボトル1の内面(内壁)とフデ6の外面とが密着可能になっている。開口部5は、頭部3の上端に位置する。しごき片31は、フデ6に付着した液体の一部を取り除くように構成されている。頭部3の内壁は、その下端側から胴部4に向かうように傾斜する。しごき片31は、頭部3の下端側から開口部5へ立設されている。しごき片31の上端は、頭部3の内壁よりも平面視内側(ボトル1の中心軸側)に位置している。
上記の液体は、室温で流動性を有する溶液であれば、特に限定されない。このような液体として、例えば、塗料等が挙げられる。
また、頭部3は、胴部4と連結していることが好ましい。頭部3が胴部4と連結していると、ボトル1の内面は、その一部として頭部3の内壁を含むこととなる。
また、本実施形態に係る液体収納容器では、胴部4に液体を収納する観点から、ボトル1は、耐薬品性を付与する材料から形成されていることが好ましい。また、施工現場での落下や建築用材料との衝突により胴部4が割れて内部の液体が漏れ出ることを軽減する観点から、ボトル1は、耐衝撃性を付与する材料から形成されていることも好ましい。
このようにボトル1に耐薬品性及び耐衝撃性を付与するにあたって、ボトル1を構成する材料として、例えば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)のような樹脂材料が挙げられる。また、ボトル1は、上記のように例示した材料のうち、成型品に透光性を付与する材料から形成されていることが好ましい。このように、ボトル1が透光性を有していると、キャップ2を開けることなく、例えば、色、残量、撹拌状態等のボトル1内の液体の様子を容易に視認することができる。
また、ボトル1は、ブロー成型法や、ブロー成型法を応用した公知の成型法で成型することができる。ブロー成型法を応用した成型法として、例えば、インジェクションブロー成型法などがある。ここで、「インジェクションブロー成型法」とは、射出成型法と、ブロー成型法とを組み合わせた成型法である。
また、ボトル1は、胴部4で50〜80gの液体を収納できる容積を有することが好ましい。ボトル1が、上述のような容積を有していると、液体を収納する容器の大きさを従来よりも小さくすることができる。これにより、製造現場では、保管スペースが軽減されて保管管理がし易くなる。また、液体が塗料である場合、施工現場では、本実施形態に係る液体収納容器の持ち運びが便利になり、作業者が塗料を用いて補修する際に直ぐに使用することができるので、作業の煩雑性を軽減することができる。
また、頭部3は、中栓30を備える。図1のように、ボトル1の上方部11と中栓30とが嵌合して一体になることで頭部3は構成される。このような中栓30には、ボトル1の中心軸に沿って上下方向に貫通する空間7が形成されている。この空間7は、開口部5と接続されている。また、中栓30は、側片33と、縦片34とを備える。側片33及び縦片34は、互いに連結し、上方部11の内壁形状に沿って上方部11の内壁全周に設けられている。これにより、側片33及び縦片34の各々の内壁は、頭部3の内壁を構成する。この頭部3の内壁は、その上端で、開口部5の外周縁を規定する。
側片33の内壁は、側片33の下端側で傾斜しているとよい。また、頭部3の外壁側には、雄ネジ36が設けられている。この雄ネジ36は、キャップ本体21の内壁に設けられている雌ネジ22と螺合する。
また更に、中栓30は、しごき片31と、傾斜片32と、固定片35とを備える。しごき片31は、頭部3の下端側に位置する側片33及び縦片34の連結位置から開口部5へ立設されている。また、図1及び図2Aのように、しごき片31の上端は、頭部3の上端よりも高い位置に配置されていることが好ましい。また、図2Bのように、しごき片31は、開口部5の外周縁に沿って配置されていることが好ましい。このようなしごき片31は、適度の強度を有するとよい。また、しごき片31は、頭部3の形状に沿って複数設けられていることが好ましい。しごき片31が複数設けられえていると、ボトル1を持ち替えることなく任意のしごき片31を使用することができ使い勝手が向上するとともに、しごき片31と側片33との間に垂れ落ちた液体を隣り合う2つのしごき片31、31の間から傾斜片32を通って、胴部4に戻すことができる。
ここで、「適度の強度」とは、フデ6に付着した液体の一部を取り除くために必要な強度を指す。
上述のように、しごき片31に強度を付与するにあたって、例えば、固定片35で、しごき片31を側片33に固定しているとよい。
しごき片31が固定片35により固定される場合、固定片35は、しごき片31と側片33との間に設けられ、しごき片31と側片33とに連結されているとよい。また、固定片35の上端は、図1及び図2Aのように、頭部3の上端よりも低い位置に配置されていることが好ましい。これにより、しごき片31で、フデ6に付着した液体の一部を取り除くときに、液体が固定片35の上端に付着したとしても、この液体が頭部3の上端にまで漏れだすことを軽減することができる。しごき片31は、図2Bのように、頭部3の形状に沿って複数設けられている場合も、上述のように、固定片35で、しごき片31の各々を側片33に固定することができる。しごき片31を頭部3の形状に沿って複数設ける場合、しごき片31の数は、特に限定されない。例えば、図2Bのように、4つのしごき片31、31、31、31を、略等間隔で離間して、ボトル1の中心軸周りに沿った同一曲線上に設けるとよい。ここで、「略等間隔」とは、同一曲線上で隣り合うしごき片31、31の距離において、その各々の差が僅かで、事実上同じと判断できる程度を指す。
また、図2A及び図2Bのように、しごき片31には、その上端から凹入している縦溝37が設けられていることが好ましい。このように、縦溝37が設けられていると、縦溝37が、フデ6に付着した液体の一部を取り除く箇所になる。これにより、液体を取り除く箇所が決まるので、液体が頭部3の上端に付着し難くなり、雄ネジ36にまで液体が漏れだすことを軽減することができる。また更に、縦溝37は、その下端が丸みを帯びた形状となるU字状に形成されていることが好ましい。縦溝37がU字状に形成されていると、フデ6に付着した液体の一部を効率よく取り除くことができる。これにより、フデ6から液体を垂れ落ちにくくすることができる。また、液体が塗料であると、作業現場や建築用材料をフデ6から垂れ落ちた塗料で汚すことを軽減できる。結果として、作業現場での作業効率を改善することができる。上記縦溝37の下端は、固定片35の上端と同じ位置に配置されていることが好ましい。
また、図2Aのように、しごき片31よりも内側(ボトル1の中心軸側)に傾斜片32が設けられていることが好ましい。また、この傾斜片32は、しごき片31の配置位置から下方へ傾斜していることが好ましい。また、傾斜片32は、しごき片31の配置位置から下方へ傾斜し、途中で屈曲して更に下方へ傾斜している。このような傾斜片32は、ボトル1の中心軸周りの全周に亘って繋がって配置されていることが好ましい。
上述のように、本実施形態に係る液体収納容器が傾斜片32を備えると、傾斜片32の下端が、液体収納容器において最も小さく開口する。これにより、液体が揮発し易い溶剤を含有していても、この溶剤を胴部4から揮発させ難くすることができる。傾斜片32は、後述のフデ支持部62と接触するので、胴部4の内部を、傾斜片32と後述のフデ支持部62とで更に密閉することができる。なお、傾斜片32とフデ6とを接触させても良い。
また、図3のように、傾斜片32の内面には、ボトル1の中心軸周りの全周に亘って繋がっている横リブ38が設けられていることが好ましい。この横リブ38は、水平方向に沿って、傾斜片32から突出していることが好ましい。また、傾斜片32の内面に設けられる横リブ38の数は、特に限定されない。しかし、横リブ38は上下方向に沿って間隔をあけて複数設けられているとよい。尚、図3の例では、2つ横リブ38、38が互いに上下方向に沿って間隔をあけて傾斜片32の内面に設けられている。このように横リブ38を傾斜片32の内面に設けると、傾斜片32とフデ6の一部との接触面積が減るので、キャップ2の取外しが容易になる。なお、上記フデ6の一部は、後述のフデ支持部62であってもよい。
上述のような中栓30は樹脂材料から形成されているとよい。また、中栓30の成型方法は、公知の成型方法であれば、特に限定されない。中栓30の成型方法として、例えば、射出成型法が挙げられる。
また、図1ように、本実施形態に係る液体収納容器では、キャップ2は、少なくとも開口部5をキャップ本体21で密閉していることが好ましい。このように開口部5を密閉するには、キャップ本体21の内側天面にコンタクトリング23を設けるとよい。コンタクトリング23は、キャップ2の内側天面から下方に突出する円状の突起であり、頭部3の上端と接触するように形成されている。また、これに限らず、コンタクトリング23よりも内側(ボトル1の中心軸側)に位置するインナーリングを更にキャップ本体21の内側天面に設けることができる。上記インナーリングは、コンタクトリング23よりも内側に位置してコンタクトリング23よりも下方に突出する円状の突起であり、開口部5の外周縁から頭部3の内壁にかけて接触するように形成されている。
上記キャップ本体21は、樹脂材料から形成されているとよい。また、キャップ本体21の成型方法は、公知の成型方法であれば、特に限定されない。キャップ本体21の成型方法として、例えば、射出成型法が挙げられる。
また、本実施形態に係る液体収納容器が密閉されている場合、胴部4の内部に液体と撹拌球とを収納させ、この撹拌球で液体を胴部4の内部で撹拌することが可能になる。
また、図1及び図4のように、本実施形態に係る液体収納容器では、キャップ2の中心軸に沿って、キャップ本体21の内側天面にフデ6が設けられていることが好ましい。これにより、フデ6は、キャップ2の一部となる。尚、図4のように、フデ6は、キャップ本体21と一体に成型されてもよい。また、フデ6は、軸61と、フデ支持部62とを備える。軸61は、その上端でフデ支持部62と一体になるように設けられていることが好ましい。尚、図4のように、軸61は、フデ支持部62と一体に成型されてもよい。
また、図4のように、フデ支持部62は、キャップ2の中心軸に沿ってキャップ本体21の内側天面から下方へ突出するように形成されているとよい。また、フデ支持部62には、キャップ2の中心軸側に、縦溝24が形成されている。この縦溝24の表面は、キャップ2の外面の一部として構成されている。フデ支持部62に縦溝24を設けると、成型時の肉引きが軽減されるので、キャップ2における各種寸法誤差を軽減することができる。
ここで「肉引き」とは、成型型の中で、軟化した樹脂等の材料が硬化して縮む現象を指す。
また、フデ6は、軸61及びフデ支持部62の他に、穂63を備える。この穂63は、軸61の先端に設けられているとよい。すなわち、穂63は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、軸61の下端に設けられているとよい。
また、フデ6の先端は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、胴部4の内側に位置していることが好ましい。更に好ましくは、フデ6の先端は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、胴部4の内側に位置し、更にはボトル1の内底面付近にまで達している。このように、フデ6の先端が胴部4の内側に位置していると、可能な限り少ない残量まで胴部4の液体をフデ6に付着させて使用することができる。また、フデ6の一部は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、傾斜片32と接触していること好ましい。更に好ましくは、フデ支持部62の一部は、キャップ2でボトル1の開口部5を閉塞した状態で、傾斜片32と接触している。このように、フデ6の一部が傾斜片32と接触していると、胴部4の液体は、開口部5の他に、フデ6の一部と傾斜片32とで密閉される。これにより、液体が揮発性の溶剤を含有していても、この溶剤を胴部4から揮発させ難くすることができる。
また、キャップ2は、雌ネジ22を更に備える。雌ネジ22は、キャップ本体21の内壁に設けられている。
また、キャップ2が頭部3を覆って開口部5を閉塞した状態で、キャップ2の中心軸とボトル1の中心軸とが略一致しているとよい。
ここで「略一致」とは、キャップ2の中心軸とボトル1の中心軸とのずれが僅かで、事実上、一致していると考えられる程度を指す。
また、軸61は、穂63がボトル1の内側底面付近に位置するような長さになっているとよい。軸61を構成する材料は、使用時にフデ6をフデ支持部62で保持できるようになっていれば、特に限定されない。軸61を構成する材料は、例えば、樹脂材料、木材、金属材料等から形成することができる。また、図4のように、軸61が、フデ支持部62及びキャップ本体21と一体に成型される場合、軸61、フデ支持部62、及びキャップ本体21の各々を構成する材料を、同一にすることができる。軸61をフデ支持部62及びキャップ本体21と一体に成型する方法は、公知の成型方法であれば、特に限定されない。このような方法として、例えば、射出成型法が挙げられる。
また、穂63は、液体を塗布するのに要する剛性を継時的に低下させ難くなっていれば、穂63を構成する材料等は、特に限定されない。例えば、穂63は、樹脂材料、動物毛、植物繊維等から形成することができる。
また、図5のように、本実施形態に係る液体収納容器では、頭部3は、上下方向で雄ネジ36と胴部4との間に位置する首部8を備える。この首部8には、その外側面から水平方向に沿って突出する縦リブ81が設けられている。この縦リブ81は、図6のように複数設けられてもよい。
また、図5のような、首部8に縦リブ81が設けられたボトル1でも、上述のボトル1の上方部11と中栓30とが嵌合して一体になることで頭部3を構成することができる。
また、図7のように、本実施形態に係る液体収納容器では、しごき片31と、傾斜片32と、ボトル1の上方部11とを一体に成型して、ボトル1を形成してもよい。このようなボトル1では、傾斜片32は、首部8となり、ボトル1の上方部11は、頭部3となる。これにより、上方部11の内壁は、頭部3の内壁を構成する。このような頭部3の内側(ボトル1の中心軸側)では、ボトル1の中心軸に沿って上下方向に貫通する空間7が形成されている。この空間7は、開口部5と接続されている。また、しごき片31は、頭部3(ボトル1の上方部11)の内壁よりもボトル1の中心軸側に位置し、傾斜片32上に設けられていることが好ましい。
また、図8Aのように、しごき片31は、開口部5の外周縁(ボトル1の中心軸周り)に沿って、設けられていることが好ましい。尚、図8Aの例では、1つのしごき片31が、開口部5の外周縁に沿った同一曲線上に繋がって設けられている。
また、しごき片31は、図8B及び図8Cのように、複数設けられてもよい。また、しごき片31の各々には、頭部3に固定する面積を増やすために固定片35を設けてもよい。しごき片31が複数設けられていれば、その数については、特に限定されない。例えば、図8Bのように、2つのしごき片31、31を、互いに向かい合うように、ボトル1の中心軸周りに沿った同一曲線上に設けるとよい。また、図8Cのように、5つのしごき片31、31、31、31、31を、略等間隔で離間して、ボトル1の中心軸周りに沿った同一曲線上に設けるとよい。
ここで、「略等間隔」とは、同一曲線上で隣り合うしごき片31、31の距離において、その各々の差が僅かで、事実上同じと判断できる程度を指す。
上述のように、しごき片31が複数設けられていると、ボトル1を持ち替えることなく任意のしごき片31を使用することができ使い勝手が向上するとともに、しごき片31の外側面と頭部3の内壁との間に垂れ落ちた液体を隣り合う2つのしごき片31、31の間から傾斜片32を通って、胴部4に戻すことができる。なお、しごき片31としては、例えば図8Bや図8Cのように複数設けることなく、いずれか一つ設けるものであってもよい。
また、図7のように、しごき片31の上端は、頭部3の上端よりも低くなるように配置されていてもよい。また、図8Aのように、しごき片31は、自身が位置する傾斜片32上に横孔を備えてもよい。しごき片31が上記横孔を備えると、しごき片31の外側面と頭部3の内壁との間に垂れ落ちた液体を上記横孔を通って、胴部4に戻すことができる。また、上記横孔は、ボトル1の中心軸周りに沿って、複数設けられているとよい。上記横孔を複数設けると、しごき片31の外側面と頭部3の内壁との間に垂れ落ちた液体を効率よく、胴部4に戻すことができる。
また、図7のように、しごき片31の上端には、その形状に沿って、横突起39が設けられていることが好ましい。この横突起39は、しごき片31からボトル1の中心軸に向かって突出していることが好ましい。この場合、横突起39の大きさは、特に限定されないが、例えば、横突起39は、0.3〜0.5mmのサイズで突出しているとよい。
上述のように、横突起39をしごき片31の上端に設けるにあたって、横突起39は、フデ6の一部と接触するように配置されていることが好ましい。更に好ましくは、横突起39は、縦溝24を備える中空釣鐘状のフデ支持部62と接触するように配置されていることが好ましい。つまり、フデ6を備えるキャップ2で頭部3の外側を覆う場合、フデ6の一部は、横突起39と、傾斜片32とで接触し、キャップ本体21は、頭部3の上端と接触していることが好ましい。
また、横突起39がしごき片31の上端に設けられていると、しごき片31でフデ6に付着した液体の一部を取り除いても、この液体は、横突起39を乗り上げて頭部3の上端に付着し難くなる。これにより、ボトル1の雄ネジ36を液体で汚すことが軽減され、雄ネジ36に漏れ出た液体によりキャップ2が頭部3に固着することを軽減することができる。
本実施形態に係る液体収納容器では、フデ6に付着した液体の一部を取り除く際に、液体が頭部3の上端に付着することを軽減することができる。これにより、液体が塗料であっても、塗料が硬化したことによる隙間を頭部3とキャップ2との間に生じにくくすることができる。本実施形態に係る液体収納容器に液体を収納して保管すると、液体に含有される溶剤を揮発させ難くすることができる。これにより、液体を胴部4の内部で硬化させ難くすることができる。胴部4の内部で液体が硬化され難くなると、本実施形態に係る液体収納容器に液体を収納して保管する期間を更に長く向上することができる。また、フデ6から液体が垂れ落ちにくくすることができるので、例えば、施工現場や各種建築用材料を液体で汚すことを軽減することができる。結果として、施工現場での作業を軽減することができる。
上記では、幾つかの好ましい実施形態について記述したが、本来の趣旨および範囲、即ち特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者によって様々な修正および変形が可能である。
1 ボト
2 キャッ
3 頭
4 胴
5 開口
6 フ
21 キャップ本体
31 しごき

Claims (6)

  1. ボトルと、キャップとを備え、
    前記ボトルは、液体を収納するための胴部と、開口部と、内壁から前記開口部に臨むしごき片とを備え、
    前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、
    前記しごき片にて前記フデから除去される前記液体が前記胴部の内方へと流下可能とされ、
    前記キャップのキャップ本体は、前記ボトルの開口部を閉塞可能とされ、
    前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記しごき片よりも内方において前記ボトルの内面と前記フデの外面とが前記液体を前記胴部内に密封可能となるよう密着可能とされ
    前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする液体収納容器。
  2. ボトルと、キャップとを備え、
    前記ボトルは、頭部と、液体を収納するための胴部とを備え、
    前記キャップは、キャップ本体と、前記キャップの中心軸に沿って縦溝が形成されたフデとを備え、
    前記キャップのキャップ本体は、前記頭部を覆い、
    前記頭部は、その上端に位置する開口部と、前記フデに付着する液体の一部を取り除くしごき片とを備え、
    前記頭部の内壁は、その下端側で前記胴部側に傾斜し、
    前記しごき片は、前記頭部の下端側から前記開口部へ立設され、
    前記しごき片の上端は、前記頭部の内壁よりも平面視内側に位置しており、
    前記キャップにより前記ボトルの開口部を閉塞した際に、前記ボトルの内面と前記フデの外面とが密着可能とされ、
    前記ボトルの内面と前記フデの外面との密着部分よりも前記フデの先端側に前記縦溝が延びていることを特徴とする液体収納容器。
  3. 前記しごき片よりも内側に傾斜片が設けられ、
    前記傾斜片は、前記しごき片の配置位置から下方へ傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体収納容器。
  4. 前記しごき片は、頭部の形状に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体収納容器。
  5. 前記しごき片には、その上端から凹入している縦溝が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の液体収納容器。
  6. 前記フデの先端は、前記胴部の内側に位置し、
    前記フデの一部は、前記傾斜片と接触していることを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の液体収納容器。
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