JP6354839B2 - 弾性波フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、帯域通過型の弾性波フィルタ装置に関し、特に、高音速材上に低音速膜、圧電膜及びIDT電極が積層されている構造を有する弾性波フィルタ装置に関する。
下記の特許文献1には、支持基板上に、AlN膜、SiO膜、LiTaO膜及びAlを主体とするIDT電極を積層してなる弾性表面波フィルタが開示されている。高音速膜であるAlN膜と、圧電膜であるLiTaO膜との間に低音速膜であるSiO膜が積層されている。従って、高周波化に対応でき、Q値を高めることができるとされている。
他方、下記の特許文献2には、弾性表面波フィルタを用いたデュプレクサが開示されている。このデュプレクサの送信フィルタでは、弾性表面波共振子に橋絡容量としてくし型容量電極が接続されている。
下記の特許文献3には、弾性境界波フィルタ装置が開示されている。この弾性境界波装置においては、弾性境界波フィルタにくし型容量電極が接続されている。ここでは、弾性境界波の音速をVm、くし型容量電極の電極指の延びる方向と直交する方向における、第1,第2の媒質の遅い横波音速のうち、遅い横波の音速をVcとした場合、Vm/λm<Vc/λcとされている。なお、λmは弾性表面波の波長、λcは上記遅い横波の波長である。
WO12/086639 WO12/114593 WO06/123518
特許文献1に記載の積層構造を有する弾性表面波フィルタにおいて、特許文献2に記載のようなくし型容量電極を設けると、弾性表面波フィルタの通過帯域内において所望でないスプリアスが生じることがわかった。
特許文献3では、弾性表面波装置ではなく弾性境界波装置において、くし型容量電極で発生した弾性境界波の影響が抑制されているにすぎない。また、Vc/λcを大きくする必要があった。そのため、くし型容量電極における電極指のピッチが非常に小さくなる。従って、実際には、製造が非常に困難であるという問題があった。
本発明の目的は、くし型容量電極によるスプリアスの影響が生じ難く、製造が容易な弾性波フィルタ装置を提供することにある。
本発明に係る弾性波フィルタ装置は、高音速材と、前記高音速材上に積層されている低音速膜と、前記低音速膜上に積層されている圧電膜と、前記圧電膜上に形成されており、フィルタを構成しているIDT電極と、前記圧電膜上に形成されており、前記フィルタに電気的に接続されているくし型容量電極とを備える。
本発明では、前記高音速材を伝搬するバルク波音速は、前記圧電膜を伝搬するバルク波の音速よりも高速である。前記低音速膜を伝搬するバルク波音速は、前記圧電膜を伝搬するバルク波音速よりも低速である。
ここで、前記くし型容量電極の電極指ピッチで定まる波長をλcとする。前記くし型容量電極で発生する弾性波のモードにおいて、P+SV波の音速をVC−(P+SV)、SH波の音速をVC−SH、SH波の高次モードのうち最も低い周波数側に位置している高次モードの音速をVC−HOとする。本発明では、VC−(P+SV)<VC−SH<VC−HOである。
前記フィルタの低周波数側のカットオフ周波数をfF−L、高周波数側のカットオフ周波数をfF−Hとし、前記くし型容量電極で発生する弾性波の伝搬方向を、圧電膜の結晶に対するオイラー角で(0°,θ,ψ)と表す。任意のθとψにおいて、VC−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−SH/λ>fF−H、またはVC−SH/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−Hとされている。
本発明に係る弾性波フィルタ装置では、好ましくは、前記くし型容量電極で発生する弾性波の伝搬方位であるオイラー角のψが86°以上、94°以下の範囲にある。
本発明に係る弾性波フィルタ装置では、より好ましくは、VC−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−Hである。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の他の特定の局面では、前記高音速材が高音速膜であり、該高音速膜が上面に積層されている支持基板をさらに備える。
本発明に係る弾性波フィルタ装置のさらに他の特定の局面では、前記高音速材が、高音速基板からなる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の別の特定の局面では、前記くし型容量電極が対向し合っている一対のバスバーを有し、前記IDT電極が、前記くし型容量電極から前記バスバーが延びる方向においてギャップを隔てて配置されている第1のIDT電極を有し、前記第1のIDT電極が対向し合っている一対のバスバーを有し、前記第1のIDT電極における弾性波の伝搬方向と前記バスバーとがなす角度を前記第1のIDT電極の傾斜角度とし、前記第1のIDT電極の傾斜角度をX°としたときに、前記くし型容量電極で発生する弾性波の伝搬方位であるオイラー角のψが(90°+X°−5°)以上、(90°+X°+5°)以下の範囲内にある。
本発明に係る弾性波フィルタ装置のさらに別の特定の局面では、前記くし型容量電極の前記バスバーが、前記第1のIDT電極の弾性波の伝搬方向に垂直に延びている。
本発明に係る弾性波フィルタ装置のさらに別の特定の局面では、前記IDT電極が、前記第1のIDT電極に接続されている第2のIDT電極を有し、前記第2のIDT電極が、前記第1のIDT電極の前記バスバーに平行に延びており、かつ対向し合っている一対のバスバーを有し、前記くし型容量電極の側方に、前記第2のIDT電極が配置されている。
本発明によれば、高音速材、低音速膜及び圧電膜を積層した構造を有する弾性波フィルタ装置において、通過帯域内において、くし型容量電極で生じる振動モードに基づくスプリアスが生じ難い。また、くし型容量電極を容易に形成することができる。よって,フィルタ特性が良好であり生産性に優れた弾性波フィルタ装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態の弾性表面波フィルタ装置を有するデュプレクサの回路図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波フィルタ装置の構造を略図的に示す正面断面図である。 図3は、くし型容量電極における伝搬方位ψを説明するための模式図である。 図4(a)は、くし型容量電極における伝搬方位ψが0°である場合の電極構造の模式的平面図であり、図4(b)はくし型容量電極のインピーダンス−周波数特性を示す図である。 図5(a)は、くし型容量電極における伝搬方位ψが45°である場合の電極構造の模式的平面図であり、図5(b)はくし型容量電極のインピーダンス−周波数特性を示す図である。 図6(a)は、くし型容量電極における伝搬方位ψが90°である場合の電極構造の模式的平面図であり、図6(b)はくし型容量電極のインピーダンス−周波数特性を示す図である。 図7は、くし型容量電極における電極指ピッチで定まる波長を変化させた場合のインピーダンス−周波数特性の変化を示す図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波フィルタ装置のフィルタ特性を示す図である。 図9は、図12に示したフィルタ特性を有する弾性表面波フィルタ装置で用いられているくし型容量電極単体のインピーダンス−周波数特性を示す図である。 図10は、オイラー角のθを−40°とし、伝搬方位ψを変化させた場合のくし型容量電極において発生する各モードの比帯域幅BWの変化を示す図である。 図11は、オイラー角のθを−40°とし、伝搬方位ψを変化させた場合のくし型容量電極において発生する各モードの音速の変化を示す図である。 図12は、伝搬方位ψ=90°とし、θを変化させた場合のくし型容量電極における各振動モードの比帯域幅BWの変化を示す図である。 図13は、伝搬方位ψ=90°とし、θを変化させた場合のくし型容量電極における各振動モードの音速の変化を示す図である。 図14は、本発明の弾性表面波フィルタ装置の変形例を示す正面断面図である。 図15は、第2の実施形態の弾性波フィルタ装置を模式的に示す部分切り欠き平面図である。 図16は、比較例の弾性波フィルタ装置を模式的に示す部分切り欠き平面図である。 図17は、本発明の第3の実施形態としての弾性境界波装置を示す模式的正面断面図である。 図18は、三媒質構造の弾性境界波装置を示す模式的正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波フィルタ装置を有するデュプレクサの回路図である。デュプレクサ1は、送信フィルタを構成している弾性表面波フィルタ装置2と、受信フィルタ3とを有する。この送信フィルタを構成している弾性表面波フィルタ装置2が、本発明の一実施形態に係る弾性表面波フィルタ装置である。
弾性表面波フィルタ装置2は、特に限定されないが、ラダー型回路構成を有する。すなわち、複数の直列腕共振子S1a〜S1c、S2a,S2b、S3、S4a〜S4cと、並列腕共振子P1a,P1b〜P4a,P4bを有する。直列腕共振子S2a,S2bに並列に橋絡容量Cが接続されている。
直列腕共振子S1a〜S4c、及び並列腕共振子P1a〜P4bは、それぞれ、弾性表面波共振子により構成されている。また、橋絡容量Cは、後述するようにくし型容量電極からなる。
図2は、上記弾性表面波フィルタ装置2の具体的な構造を略図的に示す正面断面図である。
弾性表面波フィルタ装置2は、支持基板4を有する。支持基板4は、本実施形態では、LiTaO基板からなる。もっとも、支持基板4を構成する材料は特に限定されず、適宜の絶縁体、圧電体、半導体などを用いて形成することができる。
支持基板4上に、高音速膜5が積層されている。高音速膜5上に、低音速膜6が積層されている。低音速膜6上に、圧電膜7が積層されている。この圧電膜7上に、弾性表面波共振子を構成するために、IDT電極8が形成されている。すなわち、IDT電極8は、前述した弾性表面波フィルタ装置2の弾性表面波共振子を構成するために設けられている。
他方、IDT電極8と隔てられて、略図的に示すくし型容量電極10が圧電膜7上に形成されている。このくし型容量電極10は、前述した橋絡容量Cを構成するものである。
上記高音速膜5は、本実施形態ではAlNからなる。高音速膜5を伝搬するバルク波の音速は、圧電膜7を伝搬するバルク波の音速よりも高い。このような関係を満たす限り高音速膜5はAlNに限らず、適宜の絶縁体や半導体で形成することができる。
低音速膜6は、本実施形態では、SiOからなる。低音速膜6を伝搬するバルク波の音速は、圧電膜7を伝搬する音速よりも低い。このような関係を満たす限り、低音速膜6は、SiO以外の適宜の絶縁体や半導体などで形成することができる。
圧電膜7は、本実施形態では、50°回転YカットのLiTaO膜からなる。もっとも、圧電膜7は、LiTaOに限らず、LiNbOなどの適宜の圧電単結晶により形成することができる。
IDT電極8及びくし型容量電極10は、Alからなる。もっともAlを主体とする適宜の合金を用いてもよい。あるいは、Al以外の他の金属もしくは合金を用いてもよい。また、金属が積層されていてもよい。
上記高音速膜5、低音速膜6及び圧電膜7が積層されている構造では、特許文献1の記載のように、高周波化が容易であり、かつQを高めることができる。
他方、弾性表面波フィルタ装置2では、図1に示す橋絡容量Cの接続によりフィルタ特性の向上が図られる。
もっとも、橋絡容量Cを構成している、くし型容量電極10において、所望でない弾性表面波が励振される。図3に示すように、くし型容量電極10は、一方電位に接続される複数本の電極指11と、他方電位に接続される複数本の電極指12とを有する。
上記くし型容量電極10の電極指ピッチで定まる波長をλcとする。また、くし型容量電極で発生する弾性表面波のモードにおいて、P+SV波の音速をVC−(P+SV)、SH波の音速をVC−SH、SH波の高次モードのうち、最も低い周波数側に位置している高次モードの音速をVC−HOとする。この場合、VC−(P+SV)<VC−SH<VC−HOである。なお、本実施形態では、P+SV波は、レイリー波である。
また、上記弾性表面波フィルタ装置2における通過帯域、すなわちIDT電極8などを用いて構成されているバンドパスフィルタの通過帯域の低周波数側のカットオフ周波数をfF−Lとし、高周波数側のカットオフ周波数をfF−Hとする。また、くし型容量電極10で発生する弾性表面波の伝搬方位を、圧電膜7の結晶に対するオイラー角で(0°,θ,ψ)と表す。本実施形態では、θ=−40°となる。また、ψは、図3に示すように、くし型容量電極10の電極指11,12と直交する方向を表す。任意のθ及びψにおいて、VC−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−SH/λ>fF−H、またはVC−SH/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−Hとされている。
本実施形態の弾性表面波フィルタ装置2では、上記のように、「VC−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−SH/λ>fF−H」または「VC−SH/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−H」とされているため、くし型容量電極10により励振される弾性表面波の各モードによるスプリアスが、弾性表面波フィルタ装置2の通過帯域内に生じ難い。従って、フィルタ特性を高めることができる。また、くし型容量電極10の電極指ピッチをさほど小さくせずともよい。よって、くし型容量電極10を容易に形成することができ、弾性表面波フィルタ装置2の生産性を高めることができる。これを、以下においてより詳細に説明する。
図4(a)は、上記くし型容量電極10における弾性表面波の伝搬方位が(0°,−40°,0°)である場合の弾性表面波フィルタ装置2の電極構造の模式的平面図である。
図4(a)では、くし型容量電極10におけるψが0°である。図5(a)ではくし型容量電極10のψが45°とされている。図6(a)では、ψが90°とされている。
なお、図4(a)、図5(a)及び図6(a)では、上記弾性表面波フィルタ装置2のくし型容量電極10とくし型容量電極10に接続されている配線パターンのみを模式的に示している。
上記伝搬方位ψが0°、45°または90°とされた各くし型容量電極を有する弾性表面波フィルタ装置2を以下のようにして設計した。
電極厚み=160nm
圧電膜7の厚み=500nm
低音速膜6の厚み=700nm
高音速膜5の厚み=1340nm
支持基板4の厚み=350μm
くし型容量電極10における電極指ピッチで定まる波長=1.8μm
上記各くし型容量電極におけるインピーダンス−周波数特性を図4(b)、図5(b)及び図6(b)に示す。図4(b)では、SH波の基本モードによる応答SHと、高次モードによる応答Hが現れている。
図5(b)では、レイリー波による応答R、SH波の基本モードによる応答SH、高次モードによる応答Hが現れている。
図6(b)では、伝搬方位ψが90°であるため、SH波の基本モードによる影響はみられず、レイリー波による応答Rと、高次モードによる応答Hが現れている。
上記のように、伝搬方位を0°、45°または90°と変化させたとしても、くし型容量電極10においては、間挿し合う複数本の電極指11,12を有するため、弾性表面波の各モードが励振されている。
他方、図7は、上記くし型容量電極10における伝搬方位を90°とした構成において、電極指のピッチで定まる波長を1.7μm、1.8μm、2.1μmまたは2.3μmと変化させた場合のインピーダンス−周波数特性を示す。図7から明らかなように、伝搬方位ψ=90°の場合SH波の基本波による応答は現れていない。
また、レイリー波及び高次モードによる応答が、上記波長を変化させた場合においても、現れていることがわかる。また、くし型容量電極10における波長が短くなるほど、言い換えれば電極指ピッチが小さくなるほど、応答が高域側にシフトしていることがわかる。
図4(a)〜図7から明らかなように、くし型容量電極10においても、弾性表面波の各モードが励振されることがわかる。
圧電膜7が、回転YカットのLiTaOやLiNbOである場合には、本実施形態の構造で発生する弾性表面波のモードは、上記のようにレイリー波すなわち縦波+SV波によるモード、SH波の基本波によるモード、SH波の高次モードの3種類となる。ただし、高次モードは、高周波数側に複数発生する。この複数の高次モードの音速や比帯域幅は様々である。さらに、上記積層構造を構成している各層の材料や厚みによっても、高次モードの現れ方は変化する。本実施形態では、発生する複数の高次モードのうち、スプリアス応答として無視できない大きさのモードであって、かつ最も低周波数側に位置しているモードを以下、高次モードとする。この無視できない大きさとは、比帯域幅で0.01%以上の応答をいうものとする。また、最も低周波数側に発生する高次モードのみを扱うのは、通過帯域が高次モードよりも低周波数側に位置されることになるからである。
なお、比帯域幅BW={(***振周波数−共振周波数)/共振周波数}×100(%)で求められる値である。
本実施形態では、任意のθ及びψにおいて、条件1:〔VC−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−SH/λ>fF−H〕、または条件2:〔VC−SH/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−H〕のいずれかの条件を満たすように、くし型容量電極10の波長λcが決定されている。そのため、くし型容量電極10により発生する表面波のスプリアスが通過帯域内に発生することがない。すなわち、図7に示したように、くし型容量電極10の波長λcを変化させると、くし型容量電極10で生じる各モードの周波数位置が変化する。従って、くし型容量電極10の波長λcを、上記条件1または条件2を満たすように選択することにより、くし型容量電極10により生じた弾性表面波のスプリアスを、フィルタの通過帯域外に位置させることができる。より具体的には、条件1では、VC−(P+SV)/λc<fF−Lであるため、くし型容量電極10で生じるレイリー波による応答は、通過帯域低域側のカットオフ周波数よりも低い周波数域に位置することとなる。従って、レイリー波による応答がスプリアスとなって通過帯域内に現れない。また、VC−SH/λc>fF−Hであるため、くし型容量電極10で生じるSH波の基本波による応答は、通過帯域高域側のカットオフ周波数fF−Hよりも高域側に位置する。従って、SH波の基本波による応答がスプリアスとなって通過帯域内に現れない。高次モードによる応答はそれより高い周波数であるため通過帯域内に現れない。
条件2では、VC−SH/λc<fF−Lであるため、くし型容量電極10で生じるSH波の基本波による応答が通過帯域よりも低い周波数域に位置する。くし型容量電極10で生じるレイリー波の応答は、SH波の基本波による応答よりも低い周波数域に位置しているため、スプリアスとなって通過帯域内に現れない。また、くし型容量電極10で生じる高次モードによる応答は、VC−HO/λc>fF−Hであるため、通過帯域の高域側のカットオフ周波数よりも高い周波数域に位置される。従って、高次モードによるスプリアスも通過帯域内に現れない。
上記のように、バンドパスフィルタの通過帯域すなわち弾性表面波フィルタ装置2の通過帯域の低域側に、条件1ではレイリー波による応答を位置させ、通過帯域よりも高域側にSH波の応答を位置させる。条件2では、通過帯域よりも低域側にSH波による応答を位置させ、高域側に高次モードによる応答を位置させている。それによって、通過帯域内におけるくし型容量電極10で生じたモードによるスプリアスの影響が生じ難くされている。
よって、本実施形態の弾性表面波フィルタ装置2では、くし型容量電極10により生じた弾性表面波の各モードによるスプリアスが通過帯域内に現れ難い。また、前述した特許文献3では、Vm/λm<Vc/λcとされているため、くし型容量電極による波長λcを小さく、すなわち電極指ピッチを小さくしなければならなかった。そのため、くし型容量電極10を容易にかつ安定に形成するのが困難であった。
これに対して、本実施形態では、くし型容量電極10の波長λcは、条件1または条件2を満たすように構成されればよいため、特許文献3に記載の構成に比べて、電極指ピッチを大きくすることができる。従って、くし型容量電極10を容易に形成でき、弾性表面波フィルタ装置2の生産性を高めることができる。
図8は、上記実施形態の弾性表面波フィルタ装置2のフィルタ特性を示す図である。もっとも、くし型容量電極10のインピーダンス−周波数特性は図9に示す通りとした。すなわち、くし型容量電極10におけるオイラー角のψは90°とし、波長をλc=2.2μmとした。このようにして図1に示したデュプレクサ1の送信フィルタとしての弾性表面波フィルタ装置2を構成した。なお、このデュプレクサはBand2用のデュプレクサであり、送信フィルタとしての弾性表面波フィルタ装置2の通過帯域は、1850〜1910MHzである。
本実施形態において、レイリー波の音速VC−(P+SV)は約2700m/秒であり、高次モードの音速VC−HOは約5170m/秒である。Band2の通過帯域の低域側のカットオフ周波数fF−Lは約1850MHzであり、高域側のカットオフ周波数fF−Hは約1910MHzである。従って、本実施形態では、1.46<λc<2.70(μm)とすればよい。そこで上記フィルタ装置では、λc=2.2μmとした。
他方、図9は、この弾性表面波フィルタ装置2に用いられているくし型容量電極単体のインピーダンス−周波数特性を示す。図9から明らかなように、レイリー波による応答Rは、1300MHz付近に、高次モードによる応答Hは2350MHz付近に現れており、SH波の基本波による応答は現れていないことがわかる。よって、図8に示すフィルタ特性では、上記くし型容量電極10により励振された各モードによる応答が、通過帯域内スプリアスとなっていないことがわかる。
本実施形態の構造において、オイラー角のθを−40°に固定し、くし型容量電極における伝搬方位ψを変化させ、各モードの比帯域幅BW(%)と、音速とを求めた。結果を図10,図11に示す。図10はくし型容量電極10における伝搬方位ψを変化させた場合の各モードの比帯域幅BW(%)の変化を示す図である。図11は、伝搬方位ψを変化させた場合の各モードの音速の変化を示す図である。
図12は、伝搬方位ψを90°に固定し、オイラー角のθを変化させた場合の各モードの比帯域幅BW(%)の変化を示し、図13は音速の変化を示す図である。なお、図10〜図13において、丸印で示されるデータがレイリー波のモード、四角形で示されるデータがSH波のモード、白抜きの三角形で示されるデータが高次モード、である。
図10及び図11から、伝搬方位ψが変化すると、各モードの比帯域幅BWは変化しているが、音速は常にVC−(P+SV)<VC−SH<VC−HOとなることがわかる。
また、図12及び図13から明らかなように、θを変化させた場合においても、同様に、VC−(P+SV)<VC−SH<VC−HOの関係であることがわかる。
図10及び図12から明らかなように、任意のθにおいて、ψが90°±4°以内の範囲、すなわちψが86°以上、94°以下であれば、SH波の基本波の比帯域幅BWは0.01%以下である。従って、好ましくは、ψは86°以上、94°以下である。それによって、SH波の基本波の応答を無視することができる。
この場合には、VC−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−Hの条件を満たすように波長λcを選択すればよい。それによって、くし型容量電極10により発生するスプリアスの影響をより確実に回避することができる。
なお、上述した実施形態では、弾性表面波フィルタ装置2は、ラダー型回路構成を有していたが、本発明の弾性表面波フィルタ装置における回路構成は特に限定されない。すなわち、ラダー型回路構成に限らず、縦結合共振子型やラチス型などの様々な回路構成の弾性表面波フィルタ装置に、本発明を適用することができる。この場合、くし型容量電極は、上記橋絡容量Cとして機能するものに限定されない。すなわち、バンドパスフィルタに静電容量を接続してなる構成に広く本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、支持基板4上に高音速材としての高音速膜5が積層されていたが、図14に示すように、支持基板4を用いずに、高音速基板5Aを用いてもよい。高音速基板5Aは、高音速膜5と同様に伝搬するバルク波の音速が高速である適宜の材料で形成することができる。
前述したように、くし型容量電極10における伝搬方位ψ=90°の場合には、SH波の基本波による応答は無視することができる。
図15は、第2の実施形態の弾性波フィルタ装置を模式的に示す部分切り欠き平面図である。図16は、比較例の弾性波フィルタ装置を模式的に示す部分切り欠き平面図である。
図15に示すように、第2の実施形態の弾性波フィルタ装置は、くし型容量電極20と第1,第2のIDT電極8A,8Bとを有する。くし型容量電極20は、互いに平行に延びている一対のバスバー20a,20bを有する。くし型容量電極20からバスバー20a,20bが延びる方向においてギャップを隔てて、第1のIDT電極8Aが配置されている。くし型容量電極20の側方には、第2のIDT電極8Bが配置されている。第1,第2のIDT電極8A,8Bにおける弾性波の伝搬方向は、くし型容量電極20のバスバー20a,20bが延びる方向に垂直な方向である。
第1のIDT電極8Aは、第2のIDT電極8Bに接続されている。第1のIDT電極8Aは、互いに平行に延びている一対のバスバー8Aa,8Abを有する。第2のIDT電極8Bも、互いに平行に延びている一対のバスバー8Ba,8Bbを有する。バスバー8Aa,8Abとバスバー8Ba,8Bbとは、互いに平行に延びている。
ここで、IDT電極8A及び8Bにおける弾性波の伝搬方向とバスバー8Aa,8Ab及びバスバー8Ba,8Bbとがそれぞれなす角度をIDT電極8A及び8Bの傾斜角度とする。このとき、IDT電極8A,8Bの傾斜角度はX°である。同様に、くし型容量電極20で発生する弾性波の伝搬方向とバスバー20a,20bとがなす角度を傾斜角度とする。このとき、くし型容量電極20の傾斜角度もX°である。すなわち、くし型容量電極20の伝搬方位ψは、90°+X°である。なお、IDT電極8A,8Bの傾斜角度をX°とした場合に、くし型容量電極20の伝搬方位ψは、(90°+X°)±5°の範囲内、すなわち、(90°+X°−5°)以上、(90°+X°+5°)以下の範囲内であれば特性上問題ない。
また、上記同様、ψが86°以上、94°以下の範囲にあれば、SH波の基本波の比帯域幅BWは0.01%以下となるため、なお好ましい。
ここで、バスバー20aは、第1のIDT電極8A側の端部20a1を有する。バスバー20bは、第1のIDT電極8A側の端部20b1を有する。端部20a1と端部20b1とは、バスバー20a,20bが延びる方向に垂直な方向から、角度X°だけ傾斜した仮想線Y上に位置する。すなわち、IDT電極8Aのバスバー8Aaに平行に延びる線上に、端部20a1と端部20b1とが位置する。
他方、図16に示す比較例の弾性波フィルタ装置では、くし型容量電極30の構成が、本実施形態のくし型容量電極20と異なる。くし型容量電極30の弾性波伝搬方位ψは、90°である。より具体的には、くし型容量電極30のバスバー30a,30bは、第1,第2のIDT電極8A,8Bにおける弾性波の伝搬方向に垂直に延びている。バスバー30a,30bは、くし型容量電極30における弾性波の伝搬方向に対して傾斜していない。なお、くし型容量電極30の容量と、くし型容量電極20の容量とは等しい。
比較例の弾性波フィルタ装置では、くし型容量電極30のバスバー30bの端部30b1と第1のIDT電極8Aとの間の距離よりも、バスバー30aの端部30a1と第1のIDT電極8Aとの間の距離の方が長い。このように、端部30a1とIDT電極8Aとの距離が長いため、第1,第2のIDT電極8A,8B及びくし型容量電極30を配置する面積が大きくなる。
これに対して、本実施形態では、第1のIDT電極8Aの傾斜角度をX°としたときに、くし型容量電極20の伝搬方位ψは90°+X°である。よって、くし型容量電極30と同じ容量としつつ、IDT電極8Aのバスバー8Aaに平行に延びる線上に、端部20a1と端部20b1とを位置させることができる。よって、端部20a1とIDT電極8Aとの間の距離と、端部20b1と第1のIDT電極8Aとの間の距離とを等しくすることができる。従って、容量を小さくすることなく、第1,第2のIDT電極8A,8B及びくし型容量電極20を配置する面積を小さくすることができる。
なお、くし型容量電極20のバスバー20a,20bは、第1のIDT電極8Aにおける弾性波の伝搬方向に必ずしも垂直に延びていなくともよい。
上述してきた各実施形態では弾性表面波装置につき説明したが、本発明は、弾性境界波装置などの他の弾性波装置にも適用することができ、その場合であっても同様の効果を得ることができる。図17は、第3の実施形態としての弾性境界波装置43を示す模式的正面断面図である。弾性境界波を励振するために、圧電膜45と圧電膜45上に積層された誘電体膜44との界面にIDT電極46が形成されている。
また、図18は、いわゆる三媒質構造の弾性境界波装置47の模式的正面断面図である。圧電膜45と誘電体膜48との界面にIDT電極46が形成されている。さらに、誘電体膜48上に誘電体膜48よりも横波音速が速い誘電体49が積層されている。それによって、いわゆる三媒質構造の弾性境界波装置が構成されている。
弾性境界波装置43,47のように、弾性境界波装置においても、第1の実施形態の弾性表面波フィルタ装置2と同様の効果を得ることができる。
1…デュプレクサ
2…弾性表面波フィルタ装置
3…受信フィルタ
4…支持基板
5…高音速膜
5A…高音速基板
6…低音速膜
7…圧電膜
8,8A,8B…IDT電極
8Ba,8Bb,8Aa,8Ab…バスバー
10…くし型容量電極
11,12…電極指
20…くし型容量電極
20a,20b…バスバー
20a1,20b1…端部
30…くし型容量電極
30a,30b…バスバー
30a1,30b1…端部
43…弾性境界波装置
44,48,49…誘電体膜
45…圧電膜
46…IDT電極
47…三媒質構造の弾性境界波装置
C…橋絡容量
S1a〜S1c,S2a,S2b,S3,S4a〜S4c…直列腕共振子
P1a,P1b〜P4a,P4b…並列腕共振子

Claims (8)

  1. 高音速材と、
    前記高音速材上に積層されている低音速膜と、
    前記低音速膜上に積層されており、回転YカットのLiTaO またはLiNbO からなる圧電膜と、
    前記圧電膜上に形成されており、フィルタを構成しているIDT電極と、
    前記圧電膜上に形成されており、前記フィルタに電気的に接続されているくし型容量電極とを備え、
    前記高音速材を伝搬するバルク波音速は、前記圧電膜を伝搬するバルク波の音速よりも高速であり、前記低音速膜を伝搬するバルク波音速は、前記圧電膜を伝搬するバルク波音速よりも低速であり、
    前記くし型容量電極の電極指ピッチで定まる波長をλcとし、前記くし型容量電極で発生する弾性波のモードにおいて、P+SV波の音速をVC−(P+SV)、SH波の音速をVC−SH、SH波の高次モードのうち最も低い周波数側に位置している高次モードの音速をVC−HOとしたときに、VC−(P+SV)<VC−SH<VC−HOであり、
    前記フィルタの低周波数側のカットオフ周波数をfF−L、高周波数側のカットオフ周波数をfF−Hとし、前記くし型容量電極で発生する弾性波の伝搬方向を、圧電膜の結晶に対するオイラー角で(0°,θ,ψ)と表したとき、任意のθとψにおいて、VC−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−SH/λ>fF−H、またはVC−SH/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−Hとされている、弾性波フィルタ装置。
  2. 前記くし型容量電極で発生する弾性波の伝搬方位であるオイラー角のψが86°以上、94°以下の範囲にある、請求項1に記載の弾性波フィルタ装置。
  3. C−(P+SV)/λ<fF−LかつVC−HO/λ>fF−Hである、請求項2に記載の弾性波フィルタ装置。
  4. 前記高音速材が高音速膜であり、該高音速膜が上面に積層されている支持基板をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  5. 前記高音速材が、高音速基板からなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  6. 前記くし型容量電極が対向し合っている一対のバスバーを有し、前記IDT電極が、前記くし型容量電極から前記バスバーが延びる方向においてギャップを隔てて配置されている第1のIDT電極を有し、
    前記第1のIDT電極が対向し合っている一対のバスバーを有し、前記第1のIDT電極における弾性波の伝搬方向と前記バスバーとがなす角度を前記第1のIDT電極の傾斜角度とし、前記第1のIDT電極の傾斜角度をX°としたときに、前記くし型容量電極で発生する弾性波の伝搬方位であるオイラー角のψが(90°+X°−5°)以上、(90°+X°+5°)以下の範囲内にある、請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  7. 前記くし型容量電極の前記バスバーが、前記第1のIDT電極の弾性波の伝搬方向に垂直に延びている、請求項6に記載の弾性波フィルタ装置。
  8. 前記IDT電極が、前記第1のIDT電極に接続されている第2のIDT電極を有し、前記第2のIDT電極が、前記第1のIDT電極の前記バスバーに平行に延びており、かつ対向し合っている一対のバスバーを有し、
    前記くし型容量電極の側方に、前記第2のIDT電極が配置されている、請求項6に記載の弾性波フィルタ装置。
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