JP6311189B2 - 電磁クラッチ及び気体圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁クラッチ、及び車両などに搭載された空調装置に設置される、駆動力伝達を断接する電磁クラッチを備えた気体圧縮機に関する。
例えば、自動車などの車両には、車室内の温度調整を行うための空調装置が設けられている。このような空調装置は、冷媒(冷却媒体)を循環させるようにしたループ状の冷媒サイクルを有しており、この冷媒サイクルは、蒸発器、気体圧縮機、凝縮器、膨張弁が順に設けられている。前記空調装置の気体圧縮機は、蒸発器で蒸発されたガス状の冷媒を圧縮して高圧の冷媒ガスとし、凝縮器へ送出するものである。
この気体圧縮機のうち外部から動力を受けて動作するものは、その動力の入力の受け入れと入力の停止とを切り替えるために、電磁クラッチを備えている(例えば、特許文献1参照)。
この電磁クラッチは、電磁石への電流印加によって発生した磁力によってアーマチュアの摩擦面を、板バネの付勢力に抗してクラッチロータに吸着させるように構成されている。アーマチュアの摩擦面がクラッチロータに吸着すると、クラッチロータの回転がアーマチュアを介して圧縮機本体の駆動軸へ伝達される。
クラッチロータの外周面には、ベルトを介してエンジンの回転駆動力が伝達されるプーリが一体的に設けられている。クラッチロータは、ベアリングを介して気体圧縮機のハウジンの外面側に回転可能に設けられている。また、気体圧縮機が非運転状態のときは、クラッチロータとアーマチュア間は所定のエアギャップが設けられて、離れている。
特開2007−78103号公報
ところで、上記したような電磁クラッチを備えた気体圧縮機は、車両のエンジンルーム内のエンジン付近に設置されている。このため、例えば、車両(自動車)が雨天走行中に車輪が水を跳ねたりすると、エンジンルーム内に設置されている気体圧縮機の電磁クラッチに水が付着することがある。
電磁クラッチに水が付着すると、例えば、クラッチロータとアーマチュア間のエアギャップを通して、クラッチロータの内側に設けられている前記ベアリングの端面部付近に水が浸入してこの付近に水が溜まることがある。このため、ベアリングのリップシール部からベアリング内部に水が浸入して、ベアリング内部が錆つくおそれがあった。ベアリング内部が錆つくと、クラッチロータがスムーズに回転できなくなり、気体圧縮機の運転効率が低下する。
そこで、本発明は、クラッチロータの内側に設けられているベアリングの端面部付近に水が浸入してもこの付近に水が溜まることなく逃がすことができる電磁クラッチ及び気体圧縮機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る電磁クラッチは、駆動源からの回転駆動力が伝達されて回転するとともに摩擦面を備えたクラッチロータと、前記クラッチロータの摩擦面に対して対向配置された摩擦面を有するアーマチュアと、前記アーマチュアを前記クラッチロータに対して電磁力で吸引し、前記クラッチロータと前記アーマチュアの摩擦面同士を連結して前記クラッチロータに伝達された回転駆動力を前記アーマチュアに伝達させる電磁石と、前記クラッチロータをハウジング側に回転可能に支持する円環状のベアリングとを備え、前記ベアリングの外周面が、前記クラッチロータの軸線方向に形成された内側開口部の内周壁面に圧入されている電磁クラッチにおいて、前記クラッチロータの内周壁面の、前記ベアリングが圧入された前記アーマチュア側の端面近傍から、前記クラッチロータの軸線方向に対して前記アーマチュアと反対側に有する空間に連通するようにして水逃がし通路が形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る気体圧縮機は、ハウジング内に収納され、供給された冷媒を圧縮して圧縮された高圧の冷媒を吐出する圧縮機本体と、前記圧縮機本体の駆動軸に対して駆動源からの回転駆動力を断接する電磁クラッチとを備えた気体圧縮機において、前記電磁クラッチは、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電磁クラッチであることを特徴としている。
本発明に係る電磁クラッチ(気体圧縮機)によれば、クラッチロータの内周壁面の、ベアリングが圧入されたアーマチュア側の端面近傍に水が浸入した場合でも、この付近に溜まることなく、浸入した水を水逃がし通路を通して、ベアリングの軸線方向に対してアーマチュアと反対側に有する空間に逃がすことができるので、ベアリング内に水が浸入することを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る電磁クラッチを備えた気体圧縮機(ベーンロータリー型の気体圧縮機)の外観を示す概略断面図。 図1のA−A線断面図。 (a)は、クラッチロータの摩擦面側を示す図、(b)は、図3(a)のB−B線断面図。 図3(b)のC−C線断面図。 本実施形態の変形例におけるクラッチロータの概略断面図。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電磁クラッチを備えた気体圧縮機の一例としてのベーンロータリー型の気体圧縮機(以下、「コンプレッサ」という)の概略断面図である。
(コンプレッサ1の全体構成)
図示のコンプレッサ1は、例えば、冷却媒体の気化熱を利用して冷却を行なう空気調和システム(以下、「空調システム」という)の一部として構成され、この空調システムの他の構成要素である凝縮器、膨張弁、蒸発器等(いずれも図示を省略する)とともに冷却媒体の循環経路上に設けられている。なお、このような空調システムとしては、例えば、車両(自動車など)の車室内の温度調整を行うための空調装置が挙げられる。
コンプレッサ1は、空調システムの蒸発器から取り入れた気体状の冷却媒体としての冷媒ガスを圧縮し、この圧縮された冷媒ガスを空調システムの凝縮器に供給する。凝縮器は圧縮された冷媒ガスを液化させ、高圧で液状の冷媒として膨張弁に送出する。そして、高圧で液状の冷媒は、膨張弁で低圧化され、蒸発器に送出される。低圧の液状冷媒は、蒸発器において周囲の空気から吸熱して気化し、この気化熱との熱交換により蒸発器周囲の空気を冷却する。
コンプレッサ1は、図1に示すように、一端側(図1の左側)が開口し他端側が塞がれた略円筒状の本体ケース2と、この本体ケース2の一端側の開口を塞ぐフロントヘッド3と、本体ケース2とフロントヘッド3とで構成されるハウジング4内に収納される圧縮機本体5と、駆動源である車両(自動車)のエンジン(不図示)からの駆動力を圧縮機本体5に伝達するための電磁クラッチ6を備えている。
フロントヘッド3は、開口端面側が本体ケース2の開口端部周囲にボルト締結で固定されている。フロントヘッド3には、空調システムの蒸発器(不図示)から低圧の冷媒ガスを吸入する吸入ポート7を有し、本体ケース2には、圧縮機本体5で圧縮された高圧の冷媒ガスを空調システムの凝縮器(不図示)に吐出する吐出ポート8を有している。
圧縮機本体5は、図2に示すように、駆動軸10と一体的に回転する略円柱状のロータ11と、このロータ11をその外周面(以下、「ロータ外周面」という)11aの外方から取り囲む略楕円形状の内周面(以下、「シリンダ内周面」という)12aを有するシリンダ12と、ロータ外周面11aからシリンダ内周面12aに向けて突出自在に設けられた複数枚(図では5枚)の板状のベーン13と、ロータ11及びシリンダ12の両端面を塞ぐ2つのサイドブロック(フロントサイドブロック14(図1参照)、リアサイドブロック15)とを備えている。
圧縮機本体5は、フロントサイドブロック14側がフロントヘッド3にボルト締結で固定され、リアサイドブロック15側が本体ケース2の内周面に嵌合されるようにして保持される。図2は、図1のA−A線断面図である。なお、図2では、圧縮機本体5の外周面側の本体ケース2は省略している。
フロントヘッド3の内側凹部とフロントサイドブロック14の間には吸入室16が形成され、リアサイドブロック15側の本体ケース2内には吐出室17が形成されている。リアサイドブロック15の外側端面には、油分離器18が吐出室17内に位置するようにして設置されている。
(圧縮機本体5の構成、動作)
図2に示したように、シリンダ内周面12aとロータ外周面11aと両サイドブロック14,15(図1参照)との間の空間には、等間隔で設置された5つのベーン13によって仕切られた複数の圧縮室20が形成される。
各ベーン13は、ロータ11内に形成されたベーン溝21に摺動可能に設置されていて、ベーン溝21の底部21aに供給される冷凍機油による背圧により、ロータ外周面11aから外方向に突出する。
シリンダ12は、ロータ外周面11aの外方を取り囲む断面輪郭が略楕円形状のシリンダ内周面12aを有している。各圧縮室20は、ロータ11の回転にともなう冷媒ガスの吸入工程及び圧縮工程で、それぞれ容積の増大及び減少を繰り返す。なお、本実施形態のコンプレッサ1(圧縮機本体5)は、ロータ11が1回転する間に2回の吸入工程と圧縮工程を有している。
シリンダ12には、各圧縮室20へ冷媒ガスG1を吸入するための各吸入孔(不図示)と、各圧縮室20で圧縮された冷媒ガスG2を吐出するための各吐出孔22a,22bが設けられている。
具体的には、圧縮室20の容積が増加する行程において、低圧の冷媒ガスをフロントサイドブロック14とシリンダ12に形成された吸入孔を通して圧縮室20内に吸入し、容積が減少する行程において、圧縮室20内に閉じこめられた冷媒ガスを圧縮し、これによって冷媒ガスは高温、高圧となる。そして、この高温、高圧の冷媒ガスG2は、各吐出孔22a,22bを通して、シリンダ12、ハウジング2及び両サイドブロック14,15で囲まれて区画された空間である吐出チャンバ23a,23bに吐出される。
各吐出チャンバ23a,23bには、冷媒ガスの圧縮室20側への逆流を阻止する吐出弁24と、吐出弁24の過大な変形(反り)を阻止する弁サポート25が設けられている。吐出孔22a,22bから吐出チャンバ23a,23bに吐出された高温、高圧の冷媒ガスG2は、リアサイドブロック15に形成された吐出口26a,26bを通して、吐出室17内に設けた油分離器18に導入される。
そして、図1のように、油分離器18内で冷媒ガスから分離された冷凍機油Rは吐出室17の底部に溜まり、冷凍機油が分離された後の高圧の冷媒ガスG2は、吐出室17から吐出ポート8を通して凝縮器(不図示)に吐出される。
なお、吐出室17の底部に溜まる冷凍機油Rは、吐出室17に吐出された高圧の冷媒ガスによる高圧雰囲気により、両サイドブロック14,15に形成された油路、サライ溝27(図2参照)等を通してベーン溝21の底部21aに供給され、ベーン13を外方に突出させる背圧となる。なお、図2では、リアサイドブロック15側のサライ溝27を示しているが、フロントサイドブロック14側にも同様にサライ溝が形成されている。
(電磁クラッチ6の構成、動作)
電磁クラッチ6は、フロントヘッド3の外面側に設置されており、エンジンの回転駆動力をベルト(不図示)を介して入力する円環状のプーリ30が外周面に一体的に形成されたクラッチロータ31と、フロントヘッド3側に配置された電磁石32と、クラッチロータ31と所定のエアギャップを設けて配置されたアーマチュア33と、連結プレート34とアーマチュア33間に連結された板バネ35と、クラッチロータ31をフロントヘッド3に対して回転可能に支持するベアリング36などを備えている。
連結プレート34は、駆動軸10の先端側(図1の左側)に連結されている。なお、駆動軸10は、フロントサイドブロック14とリアサイドブロック15の中心貫通孔に回転可能に軸支されている。
そして、コンプレッサ1(圧縮機本体5)の運転時に、クラッチロータ31の内側に設けた電磁石32の励磁によってアーマチュア33の摩擦面33aが、板バネ35の付勢力に抗してクラッチロータ31の摩擦面31aに吸着(連結)されることにより、ベルト(不図示)を介してプーリ30に伝達されているエンジンの回転駆動力が、アーマチュア33、板バネ35、連結プレート34を介して駆動軸10(ロータ11)に伝達される。
また、通電を停止して電磁石32の励磁を解除すると、アーマチュア33の摩擦面33aがクラッチロータ31の摩擦面31aから離れて吸着(連結)が解除される。
次に、本発明の特徴であるクラッチロータ31の詳細ついて説明する。
図3(a)は、クラッチロータ31の摩擦面31a側を示す図、図3(b)は、図3(a)のB−B線断面図である。
両図に示すように、クラッチロータ31の摩擦面31aの内側中央部には、軸線a方向に沿って貫通した開口部31bが形成されており、開口部31bの内周壁面に、円環状のベアリング36の外周面側が圧入され固定されている。なお、図3(a)に示したクラッチロータ31において、図の左側がアーマチュア33側であり、図の右側がフロントヘッド3側である。
ベアリング36の内周面側は、フロントヘッド3の先端側の外周面に圧入され固定されている。また、クラッチロータ31のプーリ30の内側には、円環状の電磁石32が収納される凹状の電磁石収納空間31cが形成されている。電磁石収納空間31cのフロントヘッド3側(図3(b)の右側)の端面は開口している。クラッチロータ31の摩擦面31aと電磁石収納空間31cとの間には、周方向に沿って複数の貫通溝31dが形成されている。
図3(b)、図4に示すように、ベアリング36の外周面が接するクラッチロータ31の開口部31bの内周壁面には、軸線a方向に沿ってクラッチロータ31の摩擦面31a側(図3(b)の左側)からフロントヘッド3側(図3(b)の右側)の端面まで延びる複数の断面凹状の溝部37が形成されている。
溝部37は、周方向に沿って90°間隔で4箇所に形成されている。図4は、図3(b)のC−C線断面図である。なお、本実施形態では、ベアリング36の外周面が接する開口部31bの内周壁面に、溝部37を4箇所形成したが、3箇所以内又は5箇所以上に溝部37を形成してもよい。
また、クラッチロータ31の内周壁面の、ベアリング36の外周面が圧入されている摩擦面31a側の端面には、前記溝部37と連通するようにしてリング状溝部38が形成されている。
溝部37は、圧入されているベアリング36の外周面によって塞がれているため、リング状溝部38から溝部37とベアリング36の外周面との間に、軸線a方向に沿って孔状の水逃がし通路39が形成される。この水逃がし通路39は、ベアリング36の外周面の軸線a方向に沿って、ベアリング36の、アーマチュア33側(図3(b)の左側)の空間(以下、「ベアリング後方側空間」という)とフロントヘッド3側(図3(b)の右側)の空間(以下、「ベアリング前方側空間」とい)との間を連通するようにして設けられる。
そして、例えば雨天の走行中などに、クラッチロータ31とアーマチュア33間のエアギャップ側や、連結プレート34側から、クラッチロータ31の内側に設けられているベアリング36の端面部(ベアリング36の後方側空間)付近に水が浸入した場合でも、この付近に溜まることなく、回転するクラッチロータ31の遠心力や走行にともなう風圧などによって、浸入した水を水逃がし通路39を通してベアリング前方側空間に逃がすことができる。
ベアリング前方側空間に排出された水は、クラッチロータ31とフロントヘッド3間の隙間を通して外部に排出される。
このように、クラッチロータ31の内側に設けられているベアリング36の端面部(ベアリング36の後方側空間)付近に水が浸入した場合でも、浸入した水を、水逃がし通路39を通してベアリング前方側空間に逃がすことができるので、ベアリング36のリップシール部からベアリング内部に水が浸入することを抑制することができる。
これにより、ベアリング36内が水で錆つくのを防止することができ、更に、ベアリング36内のベアリンググリースがクラッチロータ31の摩擦面31aなどに漏れることもなくなる。
また、本実施形態の変形例として、図5に示すように、水逃がし通路39(溝部37)と電磁石収納空間31c間を連通するようにして、クラッチロータ31の内周壁面に、電磁石収納空間31cの開口側(図5の右側)に向けて傾斜した連通孔40を形成してもよい。他の構成は前記実施形態と同様である。
このように、図5に示した本実施形態の変形例においては、クラッチロータ31の内側に設けられているベアリング36の端面部(ベアリング36の後方側空間)付近に水が浸入した場合に、浸入した水を、水逃がし通路39を通してベアリング前方側空間に逃がすことができ、更に、浸入した水のうちの一部の水を、水逃がし通路39に連通する連通孔40を通して電磁石収納空間31cの開口側からも逃がすことができるので、ベアリング36のリップシール部からベアリング内部に水が浸入することを抑制することができる。
なお、図5に示した本実施形態の変形例では、電磁石収納空間31c側への連通孔40を、水逃がし通路39(溝部37)の中間部付近に設けたが、これ以外にも、例えば、水逃がし通路39(溝部37)の一端側のリング状溝部38付近から、電磁石収納空間31c側へ連通する連通孔40を設けてもよい。
また、前記実施形態では、水逃がし通路39は、クラッチロータ31の軸線方向に沿ってクラッチロータ31の内周壁面に形成した凹状の溝部37を、ベアリング36の外周面で塞ぐことで形成されていたが、クラッチロータ31の内周壁面の、ベアリング36の外周面が圧入されている摩擦面31a側の端面近傍から、この内周壁面内にクラッチロータ31の軸線方向に対してアーマチュアと反対側に有する空間側に連通する連通孔を設けて、この連通孔で水逃がし通路を形成するようにしてもよい。
1 コンプレッサ(気体圧縮機)
2 本体ケース
3 フロントヘッド
4 ハウジング
5 圧縮機本体
6 電磁クラッチ
10 駆動軸
11 ロータ
12 シリンダ
30 プーリ
31 クラッチロータ
31a 摩擦面
31c 電磁石収納空間
32 電磁石
33 アーマチュア
35 板バネ
36 ベアリング
37 溝部
38 リング状溝部
39 水逃がし通路
40 連通孔

Claims (6)

  1. 駆動源からの回転駆動力が伝達されて回転するとともに摩擦面を備えたクラッチロータと、
    前記クラッチロータの摩擦面に対して対向配置された摩擦面を有するアーマチュアと、
    前記アーマチュアを前記クラッチロータに対して電磁力で吸引し、前記クラッチロータと前記アーマチュアの摩擦面同士を連結して前記クラッチロータに伝達された回転駆動力を前記アーマチュアに伝達させる電磁石と、
    前記クラッチロータをハウジング側に回転可能に支持する円環状のベアリングとを備え、
    前記ベアリングの外周面が、前記クラッチロータの軸線方向に形成された内側開口部の内周壁面に圧入されている電磁クラッチにおいて、
    前記クラッチロータの内周壁面の、前記ベアリングが圧入された前記アーマチュア側の端面近傍から、前記クラッチロータの軸線方向に対して前記アーマチュアと反対側に有する空間に連通するようにして水逃がし通路が形成されていることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 前記水逃がし通路は、前記クラッチロータの周方向に沿って複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 前記水逃がし通路は、前記クラッチロータの軸線方向に形成されて、前記クラッチロータの内周壁面の前記ベアリングが圧入された両端側にそれぞれ面する空間との間を連通するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁クラッチ。
  4. 前記水逃がし通路は、前記クラッチロータの軸線方向に沿って前記クラッチロータの内周壁面に形成した凹状の溝部を、前記ベアリングの外周面で塞ぐことで形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電磁クラッチ。
  5. 前記電磁石は、前記クラッチロータの内側に設けた電磁石収納空間内に配置されており、
    前記溝部は、該溝部の途中から連通孔を通して前記電磁石収納空間側にも連通していることを特徴とする請求項4に記載の電磁クラッチ。
  6. ハウジング内に収納され、供給された冷媒を圧縮して圧縮された高圧の冷媒を吐出する圧縮機本体と、前記圧縮機本体の駆動軸に対して駆動源からの回転駆動力を断接する電磁クラッチとを備えた気体圧縮機において、
    前記電磁クラッチは、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電磁クラッチであることを特徴とする気体圧縮機。
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