JP2014218985A - 気体圧縮機 - Google Patents

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Hirotada Shimaguchi
博匡 島口
津田 昌宏
Masahiro Tsuda
昌宏 津田
尾崎 達也
Tatsuya Ozaki
達也 尾崎
士津真 金子
Shizuma Kaneko
士津真 金子
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    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
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Abstract

【課題】気体圧縮機において、圧縮室の内部での過圧縮を防止するとともに、吐出部における開閉弁の無用な開閉を防止する。【解決手段】ロータ50とシリンダ40と両サイドブロック20,30とベーン58とによって仕切られた圧縮室43がロータ50の1回転の期間に吸入、圧縮および吐出を1サイクルのみ行うように形成された圧縮機本体60を備え、シリンダ40には、圧縮室43が第1の吐出部45に臨む以前の段階で圧縮室43の内部の圧力が吐出圧力に達したときに、冷媒ガスGを吐出させる第2の吐出部46(開閉弁がない他の吐出部)が形成され、第2の吐出部46に対して回転方向Wの上流側で、圧縮室43を介して第2の吐出部46の吐出孔46bに連通しない位置に、吐出弁47c(開閉弁)を有する第3の吐出部47を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は気体圧縮機に関し、詳細には、圧縮室から気体を吐出させる吐出部の改良に関する。
空気調和システムには、冷媒ガスなどの気体を圧縮して、空気調和システム(空調システム)に気体を循環させるための気体圧縮機が用いられている。
この気体圧縮機は、回転軸の回転に伴って圧縮室内に気体を吸入し、圧縮室内で気体を高圧に圧縮し、圧縮室から圧縮された気体を吐出部を通じて吐出することで、高圧の気体を得るものである(特許文献1)。
特開昭54−28008号公報
ところで、先行技術文献に記載された気体圧縮機の圧縮機本体は、各圧縮室が、ロータの1回転の期間に気体の吸入、圧縮およびシリンダに形成された吐出部からの吐出を1サイクルのみ行うように形成されており、圧縮期間が長いため、圧縮室の内部に閉じ込められた気体の圧力は、圧縮室が吐出部に到達する以前に所定の吐出圧力に達して、圧縮室の内部が過圧縮状態となるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、圧縮室の内部での気体の過圧縮を防止するとともに、吐出部における開閉弁の無用な開閉を防止することができる気体圧縮機を提供することを目的とする。
本発明に係る気体圧縮機は、開閉弁の無い吐出部の上流側の位置であって、圧縮室を介して開閉弁の無い吐出部に連通しない位置に、開閉弁を備えた他の吐出部を設けることで、圧縮室の過圧縮状態を防止するとともに、開閉弁を備えない吐出部を通じて圧縮室に逆流した気体によって、他の吐出部の開閉弁が無用に開閉するのを防止したものである。
すなわち、本発明に係る気体圧縮機は、回転軸の1回転の期間に、圧縮室への気体の吸入、前記圧縮室における前記気体の圧縮および前記圧縮室から第1の吐出部を通じての前記気体の吐出を1サイクルのみ行うように形成された圧縮機本体を備え、前記第1の吐出部に対して前記回転軸の回転方向の上流側に、前記圧縮室の前記気体を吐出させる1つ以上の他の吐出部が形成され、前記1つ以上の他の吐出部のうち、前記回転方向の最も上流側に形成された吐出部を除いた他の吐出部および前記第1の吐出部は、前記圧縮室の前記気体の圧力に拘わらず前記圧縮室の前記気体を吐出するものであり、前記最も上流側に形成された吐出部は、前記最も上流側に形成された吐出部に対して直近の下流側に形成された吐出部に、前記圧縮室を介して連通しない位置に形成されているとともに、前記圧縮室の前記気体の圧力が所定の吐出圧力に達したときに開き、前記所定の吐出圧力に達する以前は開かない開閉弁を備えたことを特徴とする。
本発明に係る気体圧縮機によれば、圧縮室の内部での過圧縮を防止するとともに、吐出部における開閉弁の無用な開閉を防止することができる
本発明に係る気体圧縮機の一実施形態であるベーンロータリコンプレッサの縦断面図である。 図1に示したベーンロータリコンプレッサのコンプレッサ部のA−A線に沿った断面図である。 他の実施形態のコンプレッサを示す図であり、(a)は図2相当の断面図、(b)はリヤサイドブロックの外面側を示す図、をそれぞれ示す。
以下、本発明に係る気体圧縮機の具体的な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る気体圧縮機の一実施形態であるベーンロータリコンプレッサ100(以下、単にコンプレッサ100という。)は、自動車等に設置された、蒸発器、気体圧縮機、凝縮器および膨張弁を有する空気調和システムにおける気体圧縮機として用いられている。
この空気調和システムは、冷媒ガスG(気体)を循環させることで冷凍サイクルを構成している。
コンプレッサ100は、図1に示すように、主に本体ケース11とフロントカバー12とによって構成されているハウジング10の内部に、モータ90と圧縮機本体60とが収容された構成である。
本体ケース11は、略円筒形状であり、その円筒形状の一方の端部が塞がれたように形成され、他方の端部は開口して形成されている。
フロントカバー12は、この本体ケース11の開口側の端部に接した状態でこの開口を塞ぐように蓋状に形成されていて、この状態で締結部材により本体ケース11に締結されて本体ケース11と一体化され、内部に空間を有するハウジング10を形成する。
フロントカバー12には、ハウジング10の内部と外部とを通じさせて、空気調和システムの蒸発器から低圧の冷媒ガスGをハウジング10の内部に導入する吸入ポート12aが形成されている。
一方、本体ケース11には、ハウジング10の内部と外部とを通じさせて、高圧の冷媒ガスGをハウジング10の内部から空気調和システムの凝縮器に吐出する吐出ポート11aが形成されている。
本体ケース11の内部に設けられたモータ90は、永久磁石のロータ90aと電磁石のステータ90bとを備えた多相ブラシレス直流モータを構成している。
ステータ90bは本体ケース11の内周面に嵌め合わされて固定され、ロータ90aには回転軸51が固定されている。
そして、モータ90は、フロントカバー12に取り付けられた電源コネクタ90cを介して供給された電力によってステータ90bの電磁石を励磁することにより、ロータ90aおよび回転軸51をその軸心C回りに回転駆動させる。
電源コネクタ90cとステータ90bとの間には、インバータ回路90dが備えられているが、このインバータ回路90dを備えていない構成を採用することもできる。
本実施形態のコンプレッサ100は上述したとおり電動のものであるが、本発明に係る気体圧縮機は電動のものに限定されるものではなく、機械式のものであってもよく、本実施形態のコンプレッサ100を仮に機械式のものとした場合は、モータ90を備える代わりに、回転軸51をフロントカバー12から外部へ突出させて、その突出した回転軸51の先端部に、車両のエンジン等から動力の伝達を受けるプーリーや歯車等を備えた構成とすればよい。
モータ90とともにハウジング10の内部に収容された圧縮機本体60は、回転軸51の延びた方向に沿ってモータ90と並んで配置されており、ボルト等の締結部材15により、本体ケース11に固定されている。
ハウジング10の内部に収容された圧縮機本体60は、モータ90によって軸心C回りに回転自在の回転軸51と、回転軸51と一体的に回転する略円柱状のロータ50と、このロータ50を、その外周面52の外方から取り囲む輪郭形状の内周面41を有するシリンダ40と、ロータ50の外周面52からシリンダ40の内周面41に向けて突出自在に設けられた3枚の板状のベーン58と、ロータ50およびシリンダ40の両端を塞ぐ2つのサイドブロック(フロントサイドブロック20、リヤサイドブロック30)とを備えている。
ここで、回転軸51は、フロントカバー12に形成された軸受12b、圧縮機本体60の各サイドブロック20,30にそれぞれ形成された軸受27,37により、回転自在に支持されている。
また、圧縮機本体60は、ハウジング10の内部の空間を、図1において圧縮機本体60を挟んだ左側の空間と右側の空間とに仕切っている。
これらハウジング10の内部に仕切られた2つの空間のうち圧縮機本体60に対して左側の空間は、吸入ポート12aを通じて蒸発器から低圧の冷媒ガスGが導入される低圧雰囲気の吸入室13であり、圧縮機本体60に対して右側の空間は、吐出ポート11aを通じて高圧の冷媒ガスGが凝縮器に吐出される高圧雰囲気の吐出室14である。
なお、モータ90は吸入室13に配置されている。
圧縮機本体60の内部には、図2に示すように、シリンダ40の内周面41とロータ50の外周面52と両サイドブロック20,30とに囲まれた略C字状の単一のシリンダ室42が形成されている。
具体的には、シリンダ40の内周面41とロータ50の外周面52とが、回転軸51の軸心C回りの1周(角度360[度])の範囲で1箇所だけ近接するように、シリンダ40の内周面41の輪郭形状が設定されていて、これにより、シリンダ室42は単一の空間を形成している。
なお、シリンダ40の内周面41の輪郭形状のうちシリンダ40の内周面41とロータ50の外周面52とが最も近接した部分として形成された近接部48は、シリンダ40の内周面41とロータ50の外周面52とが最も離れた部分として形成された遠隔部49から、ロータ50の回転方向W(図2において時計回り方向)に沿って下流側に角度270[度]以上(360[度]未満)離れた位置に形成されている。
シリンダ40の内周面41の輪郭形状は、回転軸51およびロータ50の回転方向Wに沿って遠隔部49から近接部48に至るまで、ロータ50の外周面52とシリンダ40の内周面41との間の距離が徐々に減少するような形状に設定されている。
ベーン58はロータ50に形成されたベーン溝59に収容されていて、ベーン溝59に供給される冷凍機油Rや冷媒ガスGによる背圧により、ロータ50の外周面52から外方に突出する。
また、ベーン58は単一のシリンダ室42を複数の圧縮室43に仕切るものであり、回転軸51およびロータ50の回転方向Wに沿って相前後する2つのベーン58によって1つの圧縮室43が形成される。
したがって、3枚のベーン58が回転軸51回りに角度120[度]の等角度間隔で設置された本実施形態においては、3つ乃至4つの圧縮室43が形成される。
なお、2枚のベーン58,58の間に近接部48が存在する圧縮室43については、近接部48と1枚のベーン58とによって1つの閉じた空間を構成するため、2枚のベーン58,58の間に近接部48を挟んで位置する圧縮室43は2つの空間に分割されるため、3枚のベーンのものであっても4つの圧縮室43が形成される。
ベーン58によりシリンダ室42を仕切って得られた圧縮室43の内部の容積は、回転方向Wに沿って圧縮室43が遠隔部49から近接部48に至るまで徐々に小さくなる。
このシリンダ室42の、回転方向Wの最上流側の部分(回転方向Wに沿って、近接部48に対する下流側の直近部分)には、フロントサイドブロック20に形成された、吸入室13に通じる吸入孔23(図2において、フロントサイドブロック20は断面よりも紙面手前側に位置するため、このフロントサイドブロック20に形成された吸入孔23は二点鎖線の想像線で記載している。)が臨んでいる。
一方、シリンダ室42の、ロータ50の回転方向Wの最下流側の部分(回転方向Wに沿って、近接部48に対する上流側の直近部分)には、シリンダ40に形成された第1の吐出部45の吐出チャンバ45aに通じた吐出孔45bが臨み、その上流側には、シリンダ40に形成された第2の吐出部46(他の吐出部)の吐出チャンバ46aに通じた吐出孔46bが臨んでいる。
第2の吐出部46の吐出孔46bは、第1の吐出部45の吐出孔45bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度90[度]以内の角度位置に形成されていて、両吐出孔45b,46bは、後述する吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔45b,46bが互いに連通し得るように配置されている。
さらに、シリンダ室42の、第2の吐出部46よりも回転方向Wの上流側には、シリンダ40に形成された第3の吐出部47(他の吐出部のうち回転方向Wの最も上流側に形成された吐出部)の吐出チャンバ47aに通じた吐出孔47bが臨んでいる。
第3の吐出部47は、吐出孔47bが臨んだ圧縮室43内の冷媒ガスGの圧力が吐出チャンバ47a内の圧力(吐出圧力)以上のとき、差圧により吐出チャンバ47aの側に反るように弾性変形して吐出孔47bを開き、冷媒ガスGの圧力が吐出チャンバ47a内の圧力(吐出圧力)未満のとき弾性力により吐出孔47bを閉じる吐出弁47c(開閉弁)と、吐出弁47cが吐出チャンバ47aの側に過度に弾性変形するのを防止する弁サポート47dとを備えている。
第3の吐出部47の吐出孔47bは、第2の吐出部46の吐出孔46bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度120[度]を超える角度位置に形成されていて、両吐出孔46b,47bは、後述する吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔46b,47bが互いに連通しないように配置されている。
なお、第2の吐出部46は、第3の吐出部47に対して回転方向Wの直近の下流側に形成された吐出部となる。
シリンダ40の内周面41の輪郭形状は、吸入室13からフロントサイドブロック20に形成された吸入孔を通じた冷媒ガスGの圧縮室43への吸入、圧縮室43内での冷媒ガスGの圧縮および圧縮室43から第1の吐出部45の吐出孔45bを通じた吐出チャンバ45aへの冷媒ガスGの吐出を、ロータ50の1回転の期間に1サイクルだけ行うように設定されている。
ロータ50の回転方向Wの最上流側では、シリンダ40の内周面41とロータ50の外周面52との間隔が小さい状態から急激に大きくなるように内周面41の輪郭形状が設定されていて、遠隔部49を含んだ角度範囲では回転方向Wへの回転に伴って、圧縮室43を仕切る2枚のベーン58,58のうち回転方向Wの下流側(前側)のベーン58が吸入孔23を通過した後は、圧縮室43の容積の拡大によりフロントサイドブロック20に形成された吸入孔23を通じて圧縮室43内に冷媒ガスGが吸入される行程(吸入行程)となる。
次いで、圧縮室43を仕切る2枚のベーン58,58のうち回転方向Wの上流側(後ろ側)のベーン58が吸入孔23を通過した後は冷媒ガスGは圧縮室43内に閉じ込められ、シリンダ40の内周面41の輪郭形状が、内周面41とロータ50の外周面52との間隔が回転方向Wの下流に向かって徐々に小さくなるように設定されているため、その範囲ではロータ50の回転に伴って圧縮室43の容積が減少し、圧縮室43内の冷媒ガスGが圧縮される行程(圧縮行程)となる。
さらに、ロータ50の回転方向Wの下流側は、シリンダ40の内周面41とロータ50の外周面52との間隔がさらに小さくなって冷媒ガスGの圧縮がさらに進み、圧縮室43が吐出孔46bまたは吐出孔46bに臨む回転角度位置に達すると、圧縮室43内の冷媒ガスGが、吐出孔46b,45bを通じて吐出チャンバ45a,46aに吐出される行程(吐出行程)となる。
そして、ロータ50の回転に伴って、各圧縮室43が吸入行程、圧縮行程、吐出行程をこの順序で繰り返すことにより、吸入室13から吸入された低圧の冷媒ガスGは高圧になって圧縮機本体60の外部となるサイクロンブロック70(油分離器)に吐出される。
なお、第1の吐出部45および第2の吐出部46には、第3の吐出部47における吐出弁47cのような開閉弁を備えておらず、吐出孔45b,46bと吐出チャンバ45a,46aとが備えられているだけであるため、各吐出孔45b,46bに臨んだ圧縮室43の内部の冷媒ガスGの圧力の高低に拘わらず、圧縮室43の内部の冷媒ガスGを吐出するものとなっている。
すなわち、第1の吐出部45および第2の吐出部46は、圧縮室43の容積が所定の圧縮比に達した時点で、圧縮室43内の冷媒ガスGを吐出するものであり、第3の吐出部47は、前述した差圧が所定の値を超えたときに限って圧縮室43内の冷媒ガスGを吐出するものであり、差圧が所定の値に達する前は圧縮室43内の冷媒ガスGを吐出するものではない。
第1の吐出部45の吐出チャンバ45aは、リヤサイドブロック30の外面(吐出室14に向いた面)まで貫通して形成された吐出通路38に臨んでいて、この吐出チャンバ45aは吐出通路38を介してリヤサイドブロック30の外面に取り付けられたサイクロンブロック70に通じている。
第2の吐出部46の吐出チャンバ46aも、リヤサイドブロック30の外面(吐出室14に向いた面)まで貫通して形成された吐出通路39aに臨んでいて、この吐出チャンバ46aは吐出通路39aを介してリヤサイドブロック30の外面に取り付けられたサイクロンブロック70に通じている。
したがって、第1の吐出部45の吐出チャンバ45aに吐出された冷媒ガスGは、吐出通路38を通ってサイクロンブロック70に吐出され、第2の吐出部46の吐出チャンバ46aに吐出された冷媒ガスGは、吐出通路39aを通ってサイクロンブロック70に吐出される。
一方、第3の吐出部47の吐出チャンバ47aも、リヤサイドブロック30の外面(吐出室14に向いた面)まで貫通して形成された吐出通路39bに臨んでいるが、第2の吐出部46の吐出通路39aに合流している。
したがって、第3の吐出部47の吐出チャンバ47aに吐出された冷媒ガスGは、吐出通路39bから吐出通路39aを経由してサイクロンブロック70に吐出される。
サイクロンブロック70は、圧縮機本体60に対して冷媒ガスGの流れの下流側においてリヤサイドブロック30の外面に取り付けられていて、圧縮機本体60から吐出された冷媒ガスGに混ざった冷凍機油Rを冷媒ガスGから分離するものである。
具体的には、第1の吐出部45の吐出孔45bから吐出チャンバ45aに吐出され吐出通路38を通って圧縮機本体60から吐出された冷媒ガスG、第2の吐出部46の吐出孔46bから吐出チャンバ46aに吐出され吐出通路39aを通って圧縮機本体60から吐出された冷媒ガスG、および第3の吐出部47の吐出孔47bから吐出弁47cを開いて吐出チャンバ46aに吐出され吐出通路39b,39aを通って圧縮機本体60から吐出された冷媒ガスGを、螺旋状に旋回させることで、冷媒ガスGから冷凍機油Rを遠心分離する。
冷媒ガスGから分離された冷凍機油Rは吐出室14の底部に溜まり、冷凍機油Rが分離された後の高圧の冷媒ガスGは吐出室14に吐出された後、吐出ポート11aを通って凝縮器に吐出される。
吐出室14の底部に溜められた冷凍機油Rは、吐出室14の高圧雰囲気により、リヤサイドブロック30に形成された油路34aおよびリヤサイドブロック30に形成された背圧供給用の凹部であるサライ溝31,32を通じて、並びに、リヤサイドブロック30に形成された油路34a,34b、シリンダ40に形成された油路44、フロントサイドブロック20に形成された油路24およびフロントサイドブロック20に形成された背圧供給用の凹部であるサライ溝21,22を通じて、それぞれベーン溝59に供給される。
すなわち、ロータ50の両端面まで貫通したベーン溝59が、ロータ50の回転により、各サイドブロック20,30のサライ溝21,31またはサライ溝22,32にそれぞれ通じたときに、その通じたサライ溝21,31またはサライ溝22,32からベーン溝59に冷凍機油Rが供給されて、供給された冷凍機油Rの圧力がベーン58を外方に突出させる背圧となる。
ここで、リヤサイドブロック30の油路34aとサライ溝31との間で冷凍機油Rが通過する通路は、リヤサイドブロック30の軸受37とこの軸受37に支持された回転軸51の外周面との間の非常に狭い隙間である。
冷凍機油Rは、油路34aにおいては吐出室14の高圧雰囲気と同じ高圧であるが、この狭い隙間を通過する間に圧力損失を受け、サライ溝31に到達したときは吐出室14の内部の圧力よりも低い圧力である中圧になっている。
ここで、中圧とは、吸入室13における冷媒ガスGの圧力である低圧よりも高く、吐出室14における冷媒ガスGの圧力である高圧よりも低い圧力である。
同様に、フロントサイドブロック20の油路24とサライ溝21との間で冷凍機油Rが通過する通路は、フロントサイドブロック20の軸受27とこの軸受27に支持された回転軸51の外周面との間の非常に狭い隙間である。
そして、冷凍機油Rは、油路24においては吐出室14の高圧雰囲気と同じ高圧であるが、この狭い隙間を通過する間に圧力損失を受け、サライ溝21に到達したときは吐出室14の内部の圧力よりも低い圧力である中圧になっている。
したがって、サライ溝21,31からベーン溝59に供給されてベーン58をシリンダ40の内周面41に向けて突出させる背圧は、冷凍機油Rの中圧となっている。
一方、サライ溝22,32は、油路24、34と圧力損失なしで通じるように形成されていて、サライ溝22,32には吐出室14の内部の圧力と同等の高い圧力である高圧の冷凍機油Rが供給され、したがって、サライ溝22,32にベーン溝59が通じる圧縮行程の終盤では、ベーン58に高圧の背圧を供給することで圧縮行程の終盤における圧縮室43内の冷媒ガスGの高圧に対抗することができ、ベーン58のチャタリングを防止している。
なお、冷凍機油Rは、ベーン58とベーン溝59との間の隙間や、ロータ50とサイドブロック20,30との間の隙間等から滲みだして、ロータ50と両サイドブロック20,30との間の接触部分や、ベーン58とシリンダ40や両サイドブロック20,30との間の接触部分などにおける潤滑や冷却の機能も発揮し、その冷凍機油Rの一部が、圧縮室43内の冷媒ガスGと混ざるため、サイクロンブロック70により、冷凍機油Rの分離が行われる。
以上のように構成された本実施形態のコンプレッサ100によれば、回転軸51の回転に伴い、各圧縮室43は、吸入行程において、吸入室13の低圧の冷媒ガスGを吸入孔23を介して吸入し、圧縮行程において、吸入された冷媒ガスGを圧縮し、吐出行程において、圧縮されて高圧となった冷媒ガスGを吐出孔46b,45bを通じて吐出チャンバ45a,46aに吐出する。
ここで、圧縮機本体60における圧縮室43の圧縮比は、圧縮室43の容積比によって規定されるため常に一定であるが、コンプレッサ100と蒸発器と凝縮器と膨張弁とを含んだ空気調和システムの運転状態における圧縮比は、この空気調和システムの運転条件や環境温度等の負荷に応じて変化する。
このため、空気調和システムの運転状態における圧縮比が、圧縮機本体60の圧縮比以下のときは、圧縮室43が第2の吐出部46の吐出孔46bに臨む以前の段階で、圧縮室43の内部の冷媒ガスGの圧力が、圧縮機本体60の圧縮比で想定されている冷媒ガスGの吐出圧力に達して、圧縮室43の内部が過圧縮状態となるおそれがある。
しかし、本実施形態のコンプレッサ100は、第2の吐出部46の吐出孔46bよりも回転方向Wの上流側に第3の吐出部47が設けられていて、圧縮室43が第3の吐出部47の吐出孔47bに臨む以前の段階で、圧縮室43の内部の冷媒ガスGの圧力が、圧縮機本体60の圧縮比で想定されている冷媒ガスGの吐出圧力に達した場合、圧縮室43が第3の吐出部47の吐出孔47bに臨んでいる期間中は、第3の吐出部47の吐出弁47cが開いて、圧縮室43の内部の冷媒ガスGが吐出孔47bを通じて吐出チャンバ47aに吐出されるため、圧縮室43の内部が過圧縮状態になるのを防止することができる。
また、空気調和システムの運転状態における圧縮比が、圧縮機本体60の圧縮比以上のときは、圧縮室43が第1の吐出部45の吐出孔45bや第2の吐出部46の吐出孔46bに臨んだとき、吐出室14の側から吐出チャンバ45a,46aを通じて圧縮室43の内部に冷媒ガスGが逆流する場合が起こりうる。
ここで、仮に、第3の吐出部47の吐出孔47bが、圧縮室43を介して第1の吐出部45の吐出孔45bや第2の吐出部46の吐出孔46bと連通する位置に形成されているものとすると、第1の吐出部45の吐出チャンバ45aおよび吐出孔45bや第2の吐出部46の吐出チャンバ46aおよび吐出孔46bを通じて圧縮室43の内部に流れ込んだ冷媒ガスGによって圧縮室43の内部の圧力が高くなり、開く必要がないにも拘わらず吐出弁47cが開き、圧縮室43の回転方向Wの上流側のベーン58が吐出孔47bを通過したときに吐出弁47cが閉じる。
そして、吐出弁47cが開くときは、吐出弁47cが弁サポート47dに当たって音が発生し、吐出弁47cが閉じるときは、吐出弁47cが吐出孔47bの際の壁面に当たって音が発生する。
第1の吐出部45の吐出チャンバ45aまたは第2の吐出部46の吐出チャンバ46aから圧縮室43の内部に冷媒ガスGが流れ込んで来るとき、圧縮室43は、第1の吐出部45の吐出チャンバ45aまたは第2の吐出部46の吐出チャンバ46aに通じているため、上述したように第3の吐出部47の吐出弁47cが開く必要はない。
このように、仮に、第3の吐出部47の吐出孔47bが、圧縮室43を介して第1の吐出部45の吐出孔45bや第2の吐出部46の吐出孔46bと連通する位置に形成されているものとすると、第3の吐出部47の吐出弁47cによる無用の音が発生するおそれがある。
しかし、本実施形態のコンプレッサ100は、第3の吐出部47の吐出孔47bが、圧縮室43を介して第1の吐出部45の吐出孔45bや第2の吐出部46の吐出孔46bと連通しない位置に形成されているため、第1の吐出部45の吐出孔45bや第2の吐出部46の吐出孔46bを介した圧縮室43への冷媒ガスGの逆流があったとしても、その冷媒ガスGの逆流が生じた圧縮室43は、第3の吐出部47の吐出孔47bに臨んでいないため、圧縮室43に逆流した冷媒ガスGによって吐出弁47cが無用に開閉することがなく、吐出弁47cの開閉に伴う音の発生を防ぐことができる。
本実施形態のコンプレッサ100は、開閉弁としての吐出弁47cを備えた第3の吐出部47の吐出通路39bを第2の吐出部46の吐出通路39aに合流させたものであるが、本発明に係る気体圧縮機はこの形態に限定されるものではなく、吐出通路39bを、吐出通路38および吐出通路39aとは独立させて、サイクロンブロック70に直接通じるように形成したものであってもよい。
また、本実施形態のコンプレッサ100は、第3の吐出部47を、開閉弁の無い第1の吐出部45や第2の吐出部46と同様に、シリンダ40に形成したものであるが、本発明に係る気体圧縮機は、この形態に限定されるものではなく、上述した第3の吐出部47を例えば図3に示すように、リヤサイドブロック30に形成したものであってもよい。
すなわち、第3の吐出部47の吐出孔47bは、図3(a)に示すように、リヤサイドブロック30の、圧縮室43に臨む内面30aのうち、第2の吐出部46の吐出孔46bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度120[度]を超える角度位置から、リヤサイドブロック30の外面30bまで貫通して形成されていて、両吐出孔46b,47bは、吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔46b,47bが互いに連通しないように配置されている。
そして、この吐出孔47bがリヤサイドブロック30の外面30bで開口している部分には、図3(b)に示すように、吐出弁47cが設けられていて、吐出孔47bを塞いでいる。
なお、図3(b)に示すように、吐出通路38,39a,39bはいずれもリヤサイドブロック30の外面30bで露出しているが、リヤサイドブロック30の外面30bに設置されるサイクロンブロック70が、この露出している吐出通路38,39a,39bを全て覆うことで、これらの吐出通路38,39a,39bを流れた冷媒ガスGは漏れなくサイクロンブロック70に導かれる。
本実施形態のコンプレッサ100は、ベーン58が3枚のものであるが、ベーン58の数は2枚のものであってもよいし、4枚以上のものであってもよく、第3の吐出部47の吐出孔47bは、第2の吐出部46の吐出孔46bの位置からベーン58の枚数に応じた位置に形成される。
具体的には、ベーン58の数が2枚の場合は、第3の吐出部47の吐出孔47bは、第2の吐出部46の吐出孔46bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度180[度]を超える角度位置に形成されていて、両吐出孔46b,47bは吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔46b,47bが互いに連通しないように配置されている。
ベーン58の数が4枚の場合は、第3の吐出部47の吐出孔47bは、第2の吐出部46の吐出孔46bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度90[度]を超える角度位置に形成されていて、両吐出孔46b,47bは吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔46b,47bが互いに連通しないように配置されている。
ベーン58の数が5枚の場合は、第3の吐出部47の吐出孔47bは、第2の吐出部46の吐出孔46bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度72[度]を超える角度位置に形成されていて、両吐出孔46b,47bは吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔46b,47bが互いに連通しないように配置されている。
同様に、ベーン58の数が6枚の場合は、第3の吐出部47の吐出孔47bは、第2の吐出部46の吐出孔46bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度60[度]を超える角度位置に形成されていて、両吐出孔46b,47bは吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔46b,47bが互いに連通しないように配置されている。
本実施形態のコンプレッサ100は、第1の吐出部45に対して回転方向Wの上流側に、第1の吐出部45と同様に吐出弁(開閉弁)の無い第2の吐出部46を備えたものであるが、本発明に係る気体圧縮機は、この形態に限定されるものではなく、第2の吐出部46を備えないものであってもよい。
この場合、第1の吐出部45が、第3の吐出部47に対して回転方向Wの直近の下流側に形成された吐出部となるため、吐出弁47cを備えた第3の吐出部47の吐出孔47bが、第1の吐出部45の吐出孔45bに対して、軸心C回りで回転方向Wの上流側に角度120[度]を超える角度位置に形成されていて、両吐出孔45b,47bが、吐出行程にある1つの圧縮室43を通じて両吐出孔45b,47bが互いに連通しないように配置されていればよい。
なお、第1の吐出部45の吐出孔45bはシリンダ40の近接部48に一致しておらず、シリンダ40の近接部48よりも回転軸51の回転方向Wの上流側に配置されているため、圧縮室43の回転方向Wの上流側のベーン58が第1の吐出部45の吐出孔45bを通過した後に、その圧縮室43は、回転方向Wの上流側が近接部48によって仕切られ、回転方向Wの下流側がベーン58によって仕切られた空間となる。
そして、その圧縮室43にわずかに残った冷媒ガスGが圧縮室43から吐出されないままとなると、内部が過圧縮状態となって下流側のベーン58のチャタリングが発生するおそれがある。
そこで、シリンダ40の内周面41の、吐出孔45bから近接部48に亘る部分に、面取り乃至切欠き(外部に通じる孔でもよい。以下、同じ。)を形成し、圧縮室43にわずかに残った冷媒ガスGを、この面取り乃至切欠きを通じて吐出孔45bに逃がすことで、第1の吐出部45を通過した後の圧縮室43が過圧縮状態になるのを防止することができる。
本実施形態のコンプレッサ100は、ベーンロータリ形式の気体圧縮機であるが、本発明に係る気体圧縮機はこの形式のものに限定されるものではなく、回転軸の1回転の期間に、圧縮室への気体の吸入、圧縮室における気体の圧縮および圧縮室から第1の吐出部を通じての気体の吐出を1サイクルのみ行うように形成された圧縮機本体を備えるものであれば、いかなる形式の気体圧縮機であってもよい。
20 フロントサイドブロック
30 リヤサイドブロック
40 シリンダ
42 シリンダ室
43 圧縮室
45 第1の吐出部
46 第2の吐出部(他の吐出部)
47 第3の吐出部(他の吐出部のうち回転方向の最も上流側に形成された吐出部)
45a,46a,47a 吐出チャンバ
45b,46b,47b 吐出孔
47c 吐出弁
50 ロータ
51 回転軸
58 ベーン
60 圧縮機本体
100 ベーンロータリコンプレッサ(気体圧縮機)
G 冷媒ガス(気体)
W 回転方向

Claims (5)

  1. 回転軸の1回転の期間に、圧縮室への気体の吸入、前記圧縮室における前記気体の圧縮および前記圧縮室から第1の吐出部を通じての前記気体の吐出を1サイクルのみ行うように形成された圧縮機本体を備え、
    前記第1の吐出部に対して前記回転軸の回転方向の上流側に、前記圧縮室の前記気体を吐出させる1つ以上の他の吐出部が形成され、
    前記1つ以上の他の吐出部のうち、前記回転方向の最も上流側に形成された吐出部を除いた他の吐出部および前記第1の吐出部は、前記圧縮室の前記気体の圧力に拘わらず前記圧縮室の前記気体を吐出するものであり、
    前記最も上流側に形成された吐出部は、前記最も上流側に形成された吐出部に対して直近の下流側に形成された吐出部に、前記圧縮室を介して連通しない位置に形成されているとともに、前記圧縮室の前記気体の圧力が所定の吐出圧力に達したときに開き、前記所定の吐出圧力に達する以前は開かない開閉弁を備えたことを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記最も上流側に形成された吐出部を除いた他の吐出部および前記第1の吐出部は、吐出チャンバと、前記圧縮室と前記吐出チャンバとを通じさせる吐出孔とを有し、
    前記最も上流側に形成された吐出部は、前記最も上流側に形成された吐出部を除いた他の吐出部および前記第1の吐出部を通じて吐出された前記気体が流れる、前記吐出チャンバよりも下流側に形成された吐出通路に繋がっていることを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  3. 前記圧縮機本体は、前記回転軸とともに軸回りに回転する略円柱状のロータと、前記ロータの外周面の外方から前記ロータを取り囲む輪郭形状の内周面を有するシリンダと、前記ロータに形成されたベーン溝に挿入され、前記ロータから外方に突出自在に設けられた複数枚の板状のベーンと、前記ロータおよび前記シリンダの両端面に接してこれら両端面を覆う2つのサイドブロックとを有し、
    前記圧縮室は前記ロータと前記シリンダと前記両サイドブロックと前記ベーンとによって仕切られた複数に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の気体圧縮機。
  4. 前記最も上流側に形成された吐出部は、前記シリンダに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の気体圧縮機。
  5. 前記最も上流側に形成された吐出部は、前記サイドブロックに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の気体圧縮機。
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