JP6281068B2 - 棒状化粧料繰出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、棒状化粧料繰出容器に関する。
従来、棒状化粧料繰出容器として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の棒状化粧料繰出容器は、先筒(容器前部)と、容器前部に対し軸線周りに回転可能な軸筒(容器後部)と、容器後部内で軸線方向に移動可能且つ軸線周りに回転不能であり内周に雌螺子を有するラセン筒と、容器前部内で軸線方向に移動可能且つ軸線周りに回転不能であり雌螺子と係合する突起を後端に有する進退軸と、進退軸の先端に支持された固形化粧料(棒状化粧料)と、容器前部とラセン筒との間で少なくとも突起の軸方向長さを吸収可能な圧縮バネと、圧縮バネとラセン筒との間の環状パツキングと、を備える。
特に、上記棒状化粧料繰出容器では、容器前部及び容器後部が一方向に相対回転されて進退軸が移動した後、さらに当該一方向に相対回転された場合、突起と雌螺子とから成る螺合部の螺合が解除される。これにより、例えば螺合部の噛み込み、容器前部及び容器後部の分解等の容器の破損を抑制することが図られている。
実公平2−33703号公報
上記棒状化粧料繰出容器にあっては、容器前部及び容器後部が一方向に相対回転されて移動体が移動した後、さらに一方向に相対回転された場合、移動体がさらに移動して螺合部が螺合解除され、続いてバネ部により移動体が押し戻されて螺合部が螺合復帰する。このような螺合部の螺合解除及び螺合復帰が繰り返されると、移動体が軸線方向に往復し、移動体の先端に支持された棒状化粧料も軸線方向に往復し、棒状化粧料に衝撃が生じる場合がある。そのため、棒状化粧料が折損又は脱落してしまう虞があり、棒状化粧料を十分に保護する点で改善の余地があった。
そこで、本発明は、容器の破損を抑制しつつ、棒状化粧料を十分に保護できる棒状化粧料繰出容器を提供することを目的とする。
本発明による棒状化粧料繰出容器は、容器前部及び容器後部を備えた筒状の容器と、容器前部に対し軸線周りの回転方向に係合され且つ軸線方向に移動可能とされ、先端に棒状化粧料を支持し外周部に雄螺子を備えた移動体と、容器前部に対し軸線周りに回転可能且つ容器後部に対し軸線周りに同期回転可能とされ、内周部に雄螺子に螺合する雌螺子を備えた回転止筒と、を具備し、容器前部及び容器後部の相対回転によって、雄螺子及び雌螺子により構成された螺合部が働いて移動体が進退し、棒状化粧料が容器先端の開口から出没する棒状化粧料繰出容器であって、回転止筒は、軸線方向に伸縮可能なバネ部を備え、容器前部及び容器後部が一方向に相対回転され、移動体が移動して移動限に達した後、さらに当該一方向に相対回転された場合、移動体の移動が停止された状態においてバネ部が縮みながら螺合部が螺進し、螺合部の螺合が解除される。
このような棒状化粧料繰出容器によれば、容器前部及び容器後部が一方向に相対回転され、移動体が移動して移動限に達した後、さらに一方向に相対回転された場合、移動体の移動が停止された状態においてバネ部が縮みながら螺合部が螺進し、螺合部の螺合が解除される。そのため、当該相対回転がさらに続けられた場合であっても、螺合部が螺合解除された状態で空転し、移動限に達した移動体を螺合部でさらに移動させようとする力が生じず、よって、容器の破損を抑制することができる。また、このとき、移動体の移動は停止された状態であり、移動体は軸線方向に往復しない。従って、移動体の先端に支持された棒状化粧料も軸線方向に往復せず、棒状化粧料に衝撃が生じることを抑制できる。以上により、容器の破損を抑制しつつ、棒状化粧料を十分に保護することが可能となる。
ここで、移動限としては、前進限及び後退限の少なくとも一方が挙げられる。
また、移動体は、雄螺子の端部に隣接する位置に、雌螺子の内径よりも小さい外径を有する細径部を備え、移動体が移動して移動限に達した後、さらに一方向に相対回転された場合、移動体の移動が停止された状態においてバネ部が縮みながら螺合部が螺進して雌螺子が細径部に達し、螺合部の螺合が解除される構成としてもよい。この場合、移動体の移動が停止された状態においてバネ部が縮みながら螺合部が螺進した際、雌螺子を細径部に到達させることで、螺合部の螺合を解除できる。
また、螺合部の螺合が解除された状態において、縮小したバネ部の弾性力により雌螺子が雄螺子に対して付勢される構成としてもよい。この場合、螺合部の螺合が解除された状態において、容器前部及び容器後部を他方向に相対回転させると、螺合解除された雌螺子と雄螺子とをバネ部の弾性力により容易に螺合復帰させることができる。
また、容器前部及び容器後部が他方向に第1回転トルクで相対回転され、移動体が移動して移動限とは反対側の他の移動限に達した後、さらに当該他方向に第1回転トルクより大きい第2回転トルクで相対回転された場合、回転止筒と容器後部との軸線周りの同期回転が解除される構成としてもよい。この場合、容器前部及び容器後部が他方向に相対回転され、移動体が移動して他の移動限に達した後、さらに当該他方向に相対回転されると、回転止筒と容器後部との同期回転が解除され、雌螺子を備えた回転止筒と雄螺子を備えた移動体との相対回転が停止する。そのため、他の移動限に達した移動体を螺合部によってさらに移動させようとする力が生じず、よって、容器の破損を抑制することができる。
また、容器後部は、軸線方向に延在する複数のリブを内周部に備え、回転止筒は、径方向外側に突出する凸部が設けられ且つ径方向に沿う方向に可撓性を有する回転止ベント部を備え、隣り合うリブの間に凸部が係合されることにより容器後部に対し軸線周りに同期回転可能となり、移動体が他の移動限に達した後、さらに他方向に第2回転トルクで相対回転された場合、回転止ベント部が径方向内側に撓みながら回転止筒が容器後部に対し軸線周りに相対回転し、凸部がリブを乗り越えて係合が解除され、回転止筒と容器後部との軸線周りの同期回転が解除される構成としてもよい。この場合、回転止筒と容器後部との軸線周りの同期回転を解除するという上記作用を好適に奏することができる。
また、バネ部は、棒状化粧料に加わる外力であって当該棒状化粧料から移動体及び螺合部を介して回転止筒に伝わる外力を、バネ部の弾性力により吸収する構成としてもよい。この場合、棒状化粧料に加わる外力をバネ部の弾性力により吸収でき、棒状化粧料を一層十分に保護できる。
本発明によれば、容器の破損を抑制しつつ、棒状化粧料を十分に保護できる棒状化粧料繰出容器を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る棒状化粧料繰出容器の初期状態であって、棒状化粧料支持体が後退限に達した状態を示す縦断面図である。 図1に示す状態からキャップが取り外され使用者の操作により棒状化粧料支持体が前進限に達した状態を示す縦断面図である。 図1中の本体筒の縦断面を示す斜視図である。 図1中の継手筒の一部を断面化して示す斜視図である。 図1中の先筒の縦断面を示す斜視図である。 図1中の棒状化粧料支持体を示す斜視図である。 図1中の回転止筒を示す斜視図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図1に示す棒状化粧料支持体が後退限に達した状態を示す拡大断面図である。 変形例に係る棒状化粧料繰出容器の一部を断面化して示す斜視図である。
以下、本発明による棒状化粧料繰出容器の好適な実施形態について図1〜図8を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る棒状化粧料繰出容器の初期状態であって、棒状化粧料支持体が後退限に達した状態を示す縦断面図、図2は、キャップが取り外され使用者の操作により棒状化粧料支持体が前進限に達した状態を示す縦断面図、図3は本体筒の断面を示す斜視図、図4は、継手筒の断面を示す斜視図、図5は、先筒の断面を示す斜視図、図6は、棒状化粧料支持体を示す斜視図、図7及び図8は、回転止筒を示す各図、図9は、棒状化粧料支持体が後退限に達した状態を示す拡大断面図である。本実施形態の棒状化粧料繰出容器は、例えば、アイライナー、アイブロー、リップライナー、コンシーラー等を始めとした種々の棒状化粧料を収容し、使用者が必要に応じて適宜出没可能とするものである。なお、以下の説明において、「軸線」とは、棒状化粧料繰出容器の前後に延びる中心線を意味し、「軸線方向」とは、軸線に沿った方向(前後方向)を意味する。
図1及び図2に示すように、棒状化粧料繰出容器100は、全体形状が筆記具の如き細長い丸棒状(スティック状)を成し良好な外観を呈するもので、容器前部を構成する先筒1と、容器後部を構成する本体筒2と、容器中間部を構成する継手筒3と、を外形構成として具備する。棒状化粧料繰出容器100は、これらの先筒1、本体筒2及び継手筒3内に、細長い丸棒状を成す棒状化粧料Mと、棒状化粧料Mを支持し螺合部10の一方を有する移動体である棒状化粧料支持体4と、螺合部10の他方を有する回転止筒5とを収容している。棒状化粧料繰出容器100は、さらに本体筒2の後端部に塗布具6を備えている。
棒状化粧料繰出容器100は、その前端側を覆い棒状化粧料Mを保護する前部キャップ7が前部側に着脱可能に装着され、また、塗布具6を覆い保護する後部キャップ8が後部側に着脱可能に装着されている。
図3に示すように、本体筒2は、円筒状を成し、その軸線方向中程の内周面において周方向に沿った複数箇所(本実施形態では12等配の位置)に、軸線方向に延びる第1の突条(リブ)2aを備えている。本体筒2は、第1の突条2aの先端面2bよりも後部側に先端面2dが位置するように軸線方向に延びる第2の突条2cを、周方向に沿った複数箇所(本実施形態では4等配の位置)に備えている。第2の突条2cは、第1の突条2aよりも径方向内側に高くなるように形成されている。第2の突条2cの先端面2dは、棒状化粧料支持体4の後退を阻止すべく、棒状化粧料支持体4の後端面4nを突き当てるものである。
本体筒2は、その前部側の内周面に、本体筒2の先端近傍に先端2fが位置するように軸線方向に延びる第3の突条2eを、周方向に沿った複数箇所(本実施形態では4等配の位置)に備えている。第3の突条2eは、継手筒3を軸線周りの回転方向に係合するためのものである。本体筒2の前端近傍の内周面には、第3の突条2eの先端2fよりも前側に、継手筒3を軸線方向に係合するための凹部2gが円環状に設けられている。
なお、本体筒2は、その後端部に、塗布具6のブラシ部6aを支持する軸部6bが嵌挿される開口2hを有する。開口2hは、塗布具6の嵌挿前において、塗布具6の軸部6bの外径より小さい内径を有している。開口2hは、加熱された塗布具6の軸部6bによってその内周部が加熱されて軟化されつつ、当該軸部6bが挿入される。その後、開口2hは、冷却され硬化されることによって軸部6bが嵌挿された状態となる。
図4に示すように、継手筒3は、軸線方向中程の外周面に鍔部3aを有する円筒状を成し、この鍔部3aより後側の円筒部が、本体筒2に挿入される挿入部3bとされている。挿入部3bの外周面には、本体筒2の第3の突条2eと軸線周りの回転方向に係合されるためのものとして、軸線方向に延びる溝部3cが、周方向に沿った複数箇所(本実施形態では第3の突条2eに対応した4等配の位置)に設けられている。また、溝部3cの後部は、後部側へ行くに従って拡幅するスロープ3dを形成している。スロープ3dは、第3の突条2eを溝部3cへ案内するためのものである。継手筒3の外周面において鍔部3aと溝部3cとの間には、本体筒2の円環状の凹部2gに軸線方向に係合するためのものとして、後部が山型に傾斜した凸部3eが円環状に設けられている。
継手筒3の軸線方向中程の内周面には、先筒1を軸線周りの回転方向に回転可能としつつ軸線方向に係合するための凸部3fが円環状に設けられている。継手筒3は、その鍔部3aよりも前側の外周面において周方向に沿った複数箇所(本実施形態では3等配の位置)に、前部キャップ7を軸線方向に係合するための前部キャップ係合片3gを備えている。
図1及び図2に示すように、継手筒3は、その挿入部3bが本体筒2の先端側に内挿され、その鍔部3aに本体筒2の先端面が突き当てられると共にその溝部3cが本体筒2の第3の突条2eと軸線周りの回転方向に係合される(図3及び図4参照)。その結果、継手筒3は、本体筒2に対し軸線方向に係合され、且つ、軸線周りに同期回転可能とされる。
図5に示すように、先筒1は、軸線方向中程の外周面に段差部1aを有する段付き円筒状に構成されている。先筒1は、段差部1aよりも前側の外径が段差部1aよりも後側の外径より大とされ、この段差部1aより後側の円筒部が、継手筒3に挿入される挿入部1bとされている。挿入部1bの外周面には、継手筒3の円環状の凸部3fに軸線方向に係合するための凹部1cが円環状に設けられている。
先筒1の軸線方向に貫通する筒孔は、その先端から軸線方向中程辺り迄が、棒状化粧料Mを収容し摺動を可能とする棒状化粧料孔1eとされ、棒状化粧料孔1eの終端から当該筒孔の後端迄が、棒状化粧料Mを支持する棒状化粧料支持体4を収容し摺動を可能とする棒状化粧料支持体孔1fとされる。
先筒1は、棒状化粧料孔1eの内周面において周方向に沿った複数箇所(本実施形態では4等配の位置)に、軸線方向に延びる突条1gを備えている。互いに隣り合う突条1g同士の間の隙間は、支持片溝1hを規定する。支持片溝1hは、後述する棒状化粧料支持体4の支持片4gを収容し摺動を可能とするものである。これらの棒状化粧料孔1e及び支持片溝1hにより、棒状化粧料M及び支持片4gが摺動する進退孔1iが構成されている。
先筒1の棒状化粧料支持体孔1fの内周面には、軸線方向に延びる回転止片溝1jが周方向に沿った複数箇所(本実施形態では4等配の位置)に設けられている。回転止片溝1jは、棒状化粧料支持体4の後述する回転止部4dの回転止片4iを収容し摺動を可能とするものである。棒状化粧料支持体孔1f及び回転止片溝1jにより、回転止片4iが摺動する進退孔1kが構成されている。
図1及び図2に示すように、先筒1は、その挿入部1bが継手筒3の先端側に内挿され、その段差部1aに継手筒3の先端面が突き当てられると共に、その挿入部1bの外周面の凹部1cに、継手筒3の凸部3fが軸線方向に係合される。これにより、先筒1は、継手筒3に軸線方向に係合され且つ軸線周りに回転可能とされる。また、挿入部1bの外周面には、Oリング9を装着するためのOリング用溝1dが円環状に設けられている。Oリング用溝1dに装着されるOリング9は、先筒1と継手筒3とにより挟み込まれることで、先筒1と継手筒3との相対回転時に良好な回転抵抗を付与する。
図6に示すように、棒状化粧料支持体4は、棒状化粧料Mの後端部を支持するための支持部4aと、支持部4aの後端部に隣接し、小径の円柱形状を成す衝撃吸収部4bと、衝撃吸収部4bの後端部に隣接し、衝撃吸収部4bよりも大径の円柱形状を成す接続部4cと、接続部4cの後端部に隣接し、当該棒状化粧料支持体4を先筒1に対し軸線周りの回転方向に係合し且つ軸線方向に移動可能とする回転止部4dと、回転止部4dの後端側に隣接する軸体部4eと、を備えている。
支持部4aは、前方に開口する有底筒形状を概略有し、その内径が棒状化粧料Mの外径に対応する。支持部4aは、棒状化粧料Mの後端面を突き当てるための基部4fと、この基部4fに後端面が突き当てられた棒状化粧料Mの後端部を支持するための複数の支持片4gと、を備えている。支持片4gは、基部4fの外周面において周方向に沿った複数箇所(本実施形態では4等配の位置)に、先端側に向かって突出するように設けられている。支持部4aは、これらの支持片4gによって挟み込むようにして棒状化粧料Mを支持する。
衝撃吸収部4bは、支持部4aと接続部4cとの間に径方向の外力が働いた場合に、当該径方向に撓み、その外力を弾性力により吸収する。回転止部4dは、接続部4cより大径の円柱形状を成す基部4hと、基部4hの外周面の前端部から後端部まで軸線方向に延びる回転止片4iと、を有している。回転止片4iは、基部4hの外周面において周方向に沿った複数箇所(本実施形態では4等配の位置)に、径方向外側に突出するように設けられている。
軸体部4eは、回転止部4dの後端部から軸線方向に延在する軸体である。軸体部4eは、螺合部10の一方を構成する雄螺子4kが前端近傍から後端部までの外周部に形成されている。軸体部4eの前端部は、雄螺子4kが形成されておらず、雄螺子4kの外径、及び、回転止部4dの基部4hの外径より小径の円柱形状を成す細径部4mとされる。細径部4mは、回転止部4dの後端から雄螺子4kの前端まで形成されている。この細径部4mは、回転止筒5の後述する雌螺子5bの内径より小径、且つ、雌螺子5bの前後長より長く形成されている。
図1及び図2に示すように、棒状化粧料支持体4は、その基部4fが先筒1の棒状化粧料孔1eに進入すると共にその支持片4gが先筒1の支持片溝1hに進入するようにして、先筒1の筒孔に内挿される。これにより、支持部4aが先筒1の筒孔内において軸線方向に移動可能とされる。また、このとき、支持片4gと当該支持片4gが進入する支持片溝1hとの間には径方向に微小隙間が形成されている。これにより、後述するように棒状化粧料支持体4の衝撃吸収部4b及び回転止筒5のバネ部5aによる支持部4aの径方向の微小な変位が許容される。
また、棒状化粧料支持体4は、その回転止部4dが先筒1の棒状化粧料支持体孔1fに進入すると共にその回転止片4iが先筒1の回転止片溝1jに進入するようにして、進退孔1kに内挿される。これにより、回転止片溝1jが棒状化粧料支持体4の回り止めとされるため、棒状化粧料支持体4は、先筒1に対し軸線周りの回転方向に係合され且つ軸線方向に移動可能とされる。なお、棒状化粧料支持体4が軸線方向に前進し、その回転止片4iの先端面4jが先筒1の回転止片溝1jの先端面1mに突き当たった位置は、棒状化粧料支持体4の前進限(他の移動限)とされる(図2参照)。
図7及び図8に示すように、回転止筒5は、略円筒状を成し、その前部側が軸線方向に伸縮可能且つ径方向に可撓性を有するバネ部5aとされ、その後部側が雌螺子5bを内周部に有する螺子筒部5cとされる。雌螺子5bは、棒状化粧料支持体4の雄螺子4kに螺合して螺合部10を構成する。これらのバネ部5a及び螺合部10は、後述する第1のクラッチ機構を構成する。バネ部5aの外径は螺子筒部5cの外径より大とされ、バネ部5aの後端部が段差部5dを形成している。螺子筒部5cは、回転止ベント部5eを備えている。回転止ベント部5eは、回転止筒5を本体筒2に対して軸線周りに同期回転可能とすると共に、当該同期回転を解除可能(相対回転可能)とする。回転止ベント部5e及び本体筒2の第1の突条2a(図3参照)は、後述する第2のクラッチ機構を構成する。
回転止ベント部5eは、周方向に沿って延在するアーム5fと、アーム5fの先端部に設けられ径方向外側に突出する凸部5gと、を有する。アーム5fは、螺子筒部5cにおいてU字状のスリットを形成するようにして成り、その基端側を中心にして径方向に撓むことで、その素材に起因した径方向の弾性力を凸部5gに付与する。凸部5gは、軸線方向に延びる突条形状を成し、その周方向両側が山型に傾斜している。なお、アーム5fは、周方向の何れの方向に向かって延在していてもよく、また、径方向の弾性力を凸部5gに付与可能である限り軸線方向に向かって延在していてもよい。また、回転止ベント部5eは、一つのアーム5f及び凸部5gを有しているが、複数のアーム5f及び凸部5gを有していてもよい。例えば、回転止ベント部5eは、アーム5f及び凸部5gを周方向に沿った複数箇所(例えば、二箇所であれば2等配の位置)に備えていてもよい。
図1及び図2に示すように、回転止筒5は、本体筒2に内挿され、そのバネ部5aの前端面が継手筒3の後端面に当接すると共に、バネ部5aが僅かに圧縮された状態で段差部5dが本体筒2の第1の突条2aの先端面2bに当接する。これにより、回転止筒5は、本体筒2と継手筒3との間に挟み付けられて収容される。
また、回転止筒5の雌螺子5bは、棒状化粧料支持体4の雄螺子4kと螺合して螺合部10を構成する。このとき、回転止ベント部5eの凸部5gは、本体筒2の第1の突条2a同士の間に位置することにより、回転止筒5は本体筒2に対し係合し軸線周りに同期回転可能とされる。これにより、先筒1及び本体筒2の相対回転によって、螺合部10が働いて棒状化粧料支持体4が進退可能とされる。
次に、棒状化粧料繰出容器100の作用を説明する。棒状化粧料繰出容器100は、図1に示す初期状態において、使用者により、前部キャップ7を取り外されて先筒1が露出された後、先筒1と本体筒2とが棒状化粧料Mの繰出し方向である他方向(一方向の反対方向)に相対回転されると、先筒1に対し軸線周りに同期回転する棒状化粧料支持体4と本体筒2に対し軸線周りに同期回転可能な回転止筒5とが他方向に相対回転される。これにより、棒状化粧料支持体4の雄螺子4kと回転止筒5の雌螺子5bとにより構成された螺合部10の螺合作用が働く。
その結果、棒状化粧料支持体4は先筒1に対し前進可能であり、回転止筒5は本体筒2に対し後退が規制されていることから、棒状化粧料支持体4が前進し、棒状化粧料Mが先筒1の先端の開口1nから出現し塗布可能な使用状態とされる。このとき、先筒1と継手筒3とが相対回転することから、先筒1及び継手筒3間に挟み込まれたOリング9と継手筒3の内周面とで付与される回転抵抗に応じた第1回転トルクで相対回転される。
さらに先筒1と本体筒2とが他方向に第1回転トルクで相対回転されると、棒状化粧料支持体4はさらに前進し、図2に示すように、その回転止片4iの先端面4jが先筒1の回転止片溝1jの先端面1mに突き当たることで前進限に達する。前進限においては、第1回転トルクでは他方向へさらに相対回転せず、第1回転トルクより大きい第2回転トルクで相対回転させようとすると、回転止筒5の回転止ベント部5eのアーム5fが径方向内側に撓み、アーム5fに設けられた凸部5gが本体筒2の第1の突条2aを乗り越えて係合が解除され、その結果、回転止筒5と本体筒2との軸線周りの同期回転が解除される。この状態において、さらに先筒1と本体筒2とが他方向に相対回転されても、回転止筒5と本体筒2とが相対回転するため、棒状化粧料支持体4と回転止筒5とが相対回転せず、螺合部10の螺合作用が働かないこととなる。また、さらに先筒1と本体筒2とが他方向に相対回転されても、螺合部10の螺合作用が働かないため、棒状化粧料支持体4が前進限からさらに前進しようとして先筒1を前方へ強い力で押圧することがなく、よって、先筒1及び先筒1に係合された継手筒3が本体筒2から離脱することが阻止される。
以上のように、回転止筒5の回転止ベント部5e及び本体筒2の第1の突条2aによって構成される第2のクラッチ機構が、棒状化粧料支持体4の前進限における螺合部10の所謂クラッチとして機能する。
また、使用者により、先筒1と本体筒2とが繰戻し方向である一方向に相対回転されると、螺合部10の螺合作用が働いて棒状化粧料支持体4が後退し、棒状化粧料Mが先筒1の先端の開口1nから没入する。
さらに先筒1と本体筒2とが一方向に相対回転されると、棒状化粧料支持体4はさらに後退し、棒状化粧料支持体4の後端面4nが本体筒2の第2の突条2cの先端面2dに突き当たり後退限(移動限)に達する。後退限において、さらに一方向に相対回転させようとすると、棒状化粧料支持体4の移動が停止された状態においてバネ部5aが縮みながら、雄螺子4k及び雌螺子5bの螺合位置が移動して螺子筒部5cが前方へ移動する。このように螺合部10が螺進した結果、雌螺子5bが雄螺子4kを越えて細径部4mに達し、螺合部10の螺合が解除される(図9参照)。その結果、後退限においてさらに引き続き先筒1と本体筒2とが一方向へ相対回転されても、棒状化粧料支持体4の移動が停止され且つ螺合部10が螺合解除された状態にて、棒状化粧料支持体4と回転止筒5とが相対回転(空回転)することとなる。
螺合部10の螺合が解除された状態では、縮小したバネ部5aの弾性力により雌螺子5bが雄螺子4kに対して付勢されるため、先筒1と本体筒2とが繰出し方向である他方向に相対回転されると、雌螺子5bの雄螺子4k側の端部と、雄螺子4kの雌螺子5b側の端部と、が容易に噛合う。よって、螺合部10の螺合が解除された状態において先筒1と本体筒2とが他方向に相対回転されると、雌螺子5bと雄螺子4kとが容易に螺合復帰する。
以上のように、バネ部5a及び螺合部10によって構成される第1のクラッチ機構が、棒状化粧料支持体4の後退限における螺合部10の所謂クラッチとして機能する。第1のクラッチ機構は、棒状化粧料支持体4が後退限で移動が停止された状態において作用するため、螺合部10の螺合解除及び螺合復帰が繰り返されても棒状化粧料支持体4は軸線方向に往復しない。このため、棒状化粧料支持体4の先端に支持された棒状化粧料Mも軸線方向に往復せず、棒状化粧料Mに衝撃が生じることが抑制される。
さらに、棒状化粧料Mは、棒状化粧料支持体4及び螺合部10を介して回転止筒5に連結されている。このため、棒状化粧料Mに対し外力が軸線方向に作用した場合には、外力は、棒状化粧料Mから螺合部10を介して回転止筒5へ伝達され、バネ部5aを軸線方向に伸縮させる。このため、外力はバネ部5aの弾性力により吸収され、棒状化粧料Mは外力から十分に保護される。
また、棒状化粧料支持体4の支持片4gは、当該支持片4gが進入する先筒1の支持片溝1hとの間に微小隙間が形成されているため、径方向の微小な変位が許容される。このため、棒状化粧料Mに対し外力が径方向に作用した場合には、外力は、棒状化粧料支持体4の衝撃吸収部4b及び回転止筒5のバネ部5aを径方向に撓ませる。このため、外力は衝撃吸収部4b及びバネ部5aの弾性力により吸収され、棒状化粧料Mは外力から十分に保護される。
以上、本実施形態に係る棒状化粧料繰出容器100によれば、先筒1及び本体筒2が繰戻し方向である一方向に相対回転され、棒状化粧料支持体4が後退して後退限に達した後、さらに一方向に相対回転された場合、棒状化粧料支持体4の後退が停止された状態においてバネ部5aが縮みながら螺合部10が螺進し、螺合部10の螺合が解除される。そのため、当該相対回転がさらに続けられた場合であっても、螺合部10が螺合解除された状態で空転し、後退限に達した棒状化粧料支持体4を螺合部10でさらに後退させようとする力が生じず、よって、容器の破損を抑制することができる。また、このとき、棒状化粧料支持体4の後退は停止された状態であり、棒状化粧料支持体4は軸線方向に往復しない。従って、棒状化粧料支持体4の先端に支持された棒状化粧料Mも軸線方向に往復せず、その結果、棒状化粧料Mに衝撃が生じることを抑制できる。以上により、容器の破損を抑制しつつ、棒状化粧料Mを十分に保護することが可能となる。
本実施形態では、棒状化粧料支持体4は、雄螺子4kの端部に隣接する位置に、雌螺子5bの内径よりも小さい外径を有する細径部4mを備えている。棒状化粧料支持体4が後退して後退限に達した後、さらに一方向に相対回転された場合、棒状化粧料支持体4の後退が停止された状態においてバネ部5aが縮みながら螺合部10が螺進して雌螺子5bが細径部4mに達し、螺合部10の螺合が解除される。
本実施形態では、螺合部10の螺合が解除された状態において、縮小したバネ部5aの弾性力により雌螺子5bが雄螺子4kに対して付勢される。このような構成により、螺合部10の螺合が解除された状態において、先筒1及び本体筒2を繰出し方向である他方向に相対回転させると、螺合解除された雌螺子5bと雄螺子4kとをバネ部5aの弾性力で容易に螺合復帰させることができる。
本実施形態では、先筒1及び本体筒2が他方向に第1回転トルクで相対回転され、棒状化粧料支持体4が前進して前進限に達した後、さらに当該他方向に第1回転トルクより大きい第2回転トルクで相対回転された場合、回転止筒5と本体筒2との軸線周りの同期回転が解除される。このような構成により、先筒1及び本体筒2が他方向に相対回転され、棒状化粧料支持体4が前進して前進限に達した後、さらに当該他方向に相対回転されると、回転止筒5と本体筒2との同期回転が解除され、雌螺子5bを備えた回転止筒5と雄螺子4kを備えた棒状化粧料支持体4との相対回転が停止する。そのため、前進限に達した棒状化粧料支持体4を螺合部10によってさらに前進させようとする力が生じず、よって、容器の破損を抑制することができる。
本実施形態では、本体筒2は、軸線方向に延在する複数の第1の突条2aを内周部に備え、回転止筒5は、径方向外側に突出する凸部5gが設けられ且つ径方向に沿う方向に可撓性を有する回転止ベント部5eを備え、隣り合う第1の突条2aの間に凸部5gが係合されることにより本体筒2に対し軸線周りに同期回転可能となる。棒状化粧料支持体4が前進限に達した後、さらに他方向に相対回転された場合、回転止ベント部5eが径方向内側に撓みながら回転止筒5が本体筒2に対し軸線周りに相対回転し、凸部5gが第1の突条2aを乗り越えて係合が解除され、回転止筒5と本体筒2との軸線周りの同期回転が解除される。このような構成により、回転止筒5と本体筒2との軸線周りの同期回転を解除するという上記作用を好適に奏することができる。
本実施形態では、バネ部5aは、棒状化粧料Mに加わる外力であって当該棒状化粧料Mから棒状化粧料支持体4及び螺合部10を介して回転止筒5に伝わる外力を、バネ部5aの伸張又は縮小の弾性力により吸収する。これにより、棒状化粧料Mを一層十分に保護できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明に係る棒状化粧料繰出容器は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
図10は、変形例に係る棒状化粧料繰出容器の一部を断面化して示す斜視図である。図10では、本体筒2の開口2hに塗布具6が嵌挿されていない状態の棒状化粧料繰出容器200を例示している。例えば図10に示すように、変形例に係る棒状化粧料繰出容器200では、棒状化粧料Mの横断面(軸線方向に直交する断面)が多角形とされる。このような変形例に係る棒状化粧料繰出容器200においても、容器の破損を抑制しつつ、棒状化粧料Mを十分に保護できるという上記作用効果が奏される。なお、棒状化粧料Mの形状は限定されずあらゆる形状を選択できる。例えば、棒状化粧料Mは、その横断面が楕円形状とされてもよく、その先端が斜めにカットされた形状とされてもよい。
また、上記実施形態では、先筒1及び本体筒2が一方向に相対回転され、棒状化粧料支持体4が後退して後退限に達した後、さらに当該一方向に相対回転された場合、棒状化粧料支持体4の後退が停止された状態においてバネ部5aが縮みながら螺合部10が螺進し、螺合部10の螺合が解除される構成としたが、このような構成に代えて又は加えて、先筒1及び本体筒2が他方向に相対回転され、棒状化粧料支持体4が前進して前進限に達した後、さらに当該他方向に相対回転された場合、棒状化粧料支持体4の前進が停止された状態においてバネ部が縮みながら螺合部が螺進し、螺合部の螺合が解除される構成としてもよい。
また、上記実施形態では、回転止筒5は、段差部5dを本体筒2の第1の突条2aの先端面2bに当接させることにより、本体筒2に対する軸線方向の位置決めがされていたが、回転止筒5が当接する本体筒2の箇所は限定されない。例えば、本体筒2の後部側の内周面に、第1の突条2aの先端面2bより後部側に先端面が位置するように軸線方向に延びると共に、第1の突条2aより径方向に高く形成された第4の突条を周方向に沿った複数箇所に更に設け、この第4の突条の先端面に段差部5dを当接させることにより、本体筒2に対する軸線方向の位置決めをしてもよい。
また、雄螺子4k、雌螺子5bは、間欠的に配される突起群又は螺旋状且つ間欠的に配される突起群のように螺子山と同様な働きをするものであればよい。また、棒状化粧料繰出容器100としては、第2のクラッチ機構を有していない構成としてもよい。
1…先筒(容器前部)、1n…容器先端の開口、2…本体筒(容器後部)、2a…第1の突条(リブ)、4…棒状化粧料支持体(移動体)、4k…雄螺子、4m…細径部、5…回転止筒、5a…バネ部、5b…雌螺子、5e…回転止ベント部、5g…凸部、10…螺合部、100…棒状化粧料繰出容器、M…棒状化粧料。

Claims (5)

  1. 容器前部及び容器後部を備えた筒状の容器と、
    前記容器前部に対し軸線周りの回転方向に係合され且つ軸線方向に移動可能とされ、先端に棒状化粧料を支持し外周部に雄螺子を備えた移動体と、
    前記容器前部に対し軸線周りに回転可能且つ前記容器後部に対し軸線周りに同期回転可能とされ、内周部に前記雄螺子に螺合する雌螺子を備えた回転止筒と、を具備し、
    前記容器前部及び前記容器後部の相対回転によって、前記雄螺子及び前記雌螺子により構成された螺合部が働いて前記移動体が進退し、前記棒状化粧料が容器先端の開口から出没する棒状化粧料繰出容器であって、
    前記回転止筒は、軸線方向に伸縮可能なバネ部を備え、
    前記容器前部及び前記容器後部が一方向に相対回転され、前記移動体が移動して移動限に達した後、さらに当該一方向に相対回転された場合、前記移動体の移動が停止された状態において前記バネ部が縮みながら前記螺合部が螺進し、前記螺合部の螺合が解除され
    前記容器後部は、軸線方向に延在する複数のリブを内周部に備え、
    前記回転止筒は、
    径方向外側に突出する凸部が設けられ且つ径方向に沿う方向に可撓性を有する回転止ベント部を備え、
    隣り合う前記リブの間に前記凸部が係合されることにより前記容器後部に対し軸線周りに同期回転可能となり、
    前記容器前部及び前記容器後部が他方向に第1回転トルクで相対回転され、前記移動体が移動して前記移動限とは反対側の他の移動限に達した後、さらに当該他方向に前記第1回転トルクより大きい第2回転トルクで相対回転された場合、前記回転止ベント部が径方向内側に撓みながら前記回転止筒が前記容器後部に対し軸線周りに相対回転し、前記凸部が前記リブを乗り越えて係合が解除され、前記回転止筒と前記容器後部との軸線周りの同期回転が解除され、前記螺合部の螺合作用が働かなくなり、
    前記雌螺子は、前記軸線方向において前記バネ部と前記回転止ベント部との間に設けられている、棒状化粧料繰出容器。
  2. 前記移動限は、前進限及び後退限の少なくとも一方である、請求項1に記載の棒状化粧料繰出容器。
  3. 前記移動体は、前記雄螺子の端部に隣接する位置に、前記雌螺子の内径よりも小さい外径を有する細径部を備え、
    前記移動体が移動して移動限に達した後、さらに前記一方向に相対回転された場合、前記移動体の移動が停止された状態において前記バネ部が縮みながら前記螺合部が螺進して前記雌螺子が前記細径部に達し、前記螺合部の螺合が解除される、請求項1又は2に記載の棒状化粧料繰出容器。
  4. 前記螺合部の螺合が解除された状態において、縮小した前記バネ部の弾性力により前記雌螺子が前記雄螺子に対して付勢される、請求項3に記載の棒状化粧料繰出容器。
  5. 前記バネ部は、前記棒状化粧料に加わる外力であって当該棒状化粧料から前記移動体及び前記螺合部を介して前記回転止筒に伝わる外力を、前記バネ部の弾性力により吸収する、請求項1〜の何れか一項に記載の棒状化粧料繰出容器。
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