JP3226037B2 - プランジャの係止及び係止解除機構を備えたラチェット式テンショナ - Google Patents

プランジャの係止及び係止解除機構を備えたラチェット式テンショナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属するの技術分野】本発明は、車両用エンジン
のタイミングベルト、タイミングチェーン等に適正な張
力を付与するために用いられるラチェット式テンショナ
に関し、特に、プランジャの係止及び係止解除機構を備
えたラチェット式テンショナに関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンのクランクシャフトとカムシャ
フトとの間で回転を伝達するタイミングベルトまたはタ
イミングチェーンの走行時に生じる振動を抑止し、か
つ、適正な張力を維持するために、ラチェット式テンシ
ョナが広く採用されている。このラチェット式テンショ
ナは、テンショナのハウジングから突出するプランジャ
がエンジン本体側に揺動自在に軸支されているテンショ
ナレバーの揺動端近傍の背面を押圧することにより、テ
ンショナレバーのシュー面がチェーンの弛み側に摺動接
触して張力を付加する構成となっている（特公平３−８
４１５号公報、特開平１０−２３８６号公報、特開平１
１−３４４０８６号公報等参照。）。
【０００３】図５，図６には、ラチェット式テンショナ
３１が示され、ラチェット式テンショナ３１は、テンシ
ョナのハウジング３２内に、一方の端部３３Ａがプラン
ジャ用ばね３６により付勢されて前面から外部に出没自
在に突出するように設けられたプランジャ３３と、ハウ
ジング３２に設けられたラチェット爪体の軸３４Ａによ
り揺動自在に軸支されると共にラチェット爪体用ばね３
８で付勢されたラチェット爪体３４とを備えている。そ
して、ラチェット爪体３４に形成されたラチェット爪３
４Ｂをプランジャ外周一側面に刻設されたラチェット歯
３３Ｂに係合させてプランジャ３３の後退変位を阻止す
るようにしたものである。
【０００４】前記ラチェット式テンショナ３１は、オイ
ルの流動抵抗を利用した緩衝機構を組み込んだもので、
ラチェット歯３３Ｂとラチェット爪３４Ｂとの間にバッ
クラッシュを持たせ、プランジャ３３内部にチェックバ
ルブ機構３５を介してエンジンに連動する外部のオイル
ポンプからオイルを導入し（図示略）、プランジャ３３
がテンショナレバーから衝撃を受けたときに、ラチェッ
ト歯３３Ｂとラチェット爪３４Ｂとが係合した状態で、
前記バックラッシュの範囲内でプランジャ３３がプラン
ジャ用ばね３６の付勢力に抗して後退し、この際チェッ
クバルブ機構３５が閉じてプランジャ３３内のオイル
を、プランジャ３３の外周面とハウジング３２のプラン
ジャ収容穴内周面との間からリークさせて衝撃力を緩衝
する構造となっている。また、ベルト、チェーン等が運
転中に伸びると、プランジャ３３がプランジャ用ばね３
６により突出するとともにオイルが外部から供給され、
同時にプランジャ３３のラチェット歯３３とラチェット
爪３４との係合が１歯分ずれて常にプランジャ３３はベ
ルト、チェーン等に追随して、ワンウェイ機構として機
能するようになっている。なお、図５，図６における３
２Ｂはラチェット式テンショナ３１をエンジンに取り付
けるための取付孔である。
【０００５】さらに、このラチェット式テンショナ３１
は、ハウジング３２の外側に突出したラチェット爪体の
軸３４Ａの端部に固着されたプレート３７を備えてお
り、このラチェット式テンショナ３１を出荷したり、エ
ンジンに取り付ける場合は、ラチェット歯３３Ｂとラチ
ェット爪３４Ｂとが係合した状態で、図７，図８に示さ
れるように、ストッパーピン３９を外部プレート３７の
ピン挿入孔３７Ａに差し込み、ストッパーピン３９をハ
ウジング３２の外壁端面３２Ａに当接させて、プランジ
ャ３３がハウジング３２から飛び出さないように保持し
ている。この場合、ラチェット式テンショナ３１をエン
ジンに取り付けた後、ストッパーピン３９を取り外し運
転状態とするものである。
【０００６】また、ラチェット式テンショナの出荷時な
どに、プランジャ３３が飛び出さないように保持する他
の手段としては、図９，図１０に示されているように、
外部プレート３７の回動によりラチェット爪体３４を回
動して、ラチェット歯３３Ｂとラチェット爪３４Ｂとを
係合させ、外部プレート３７のピン挿入孔３７Ａとハウ
ジング３２に穿設したストッパー孔３２Ｃとにストッパ
ーピン３９を差し込むことも行われている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ラチェット式テンショ
ナは、エンジンの修理をするとき、あるいはチェーンを
取り外したり、取り付けたりするとき、突出していたプ
ランジャ３３を引っ込める必要がある。ところが、従来
のラチェット式テンショナは、外部プレート３７を回動
してラチェット爪体３４を回動することにより、ワンウ
ェイ機構として機能しているプランジャ３３の係止を外
すことはできるが、係止が外れた状態を保持しておく機
構を備えていなかったので、プランジャ３３をハウジン
グ内に簡単に押し込むことができず、チェーンを取り外
したり、取り付けたりする作業を簡単に行うことができ
ないという問題点があった。エンジンのサービスホール
など小さい窓孔からドライバを差し入れて外部プレート
を回動することが難しく、プランジャの係止解除状態を
保持しておくことができないという問題点があった。
【０００８】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題点を解消し、外部プレートの回動によりラチェ
ット爪体を回動させ、プランジャに刻設されているラチ
ェット歯とラチェット爪とを係合させてプランジャを係
止保持できると共に、係合を外して係止解除状態を保持
することができ、プランジャの押し込みが容易にできる
と共に、それに次ぐプランジャの係止も容易にできるプ
ランジャの係止及び係止解除機構を備えたラチェット式
テンショナを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、テンショナのハウジング内に、ばね付勢
されて外部に突出するように摺動自在に設けられたプラ
ンジャと、ハウジングに設けられたラチェット爪体の軸
により揺動可能に軸支されたラチェット爪体とを備え、
ばね付勢されたラチェット爪体に形成されたラチェット
爪をプランジャ外周面に刻設したラチェット歯に係合さ
せてプランジャの後退変位を阻止するようにしたラチェ
ット式テンショナであって、ハウジングの外側に突出し
た前記ラチェット爪体の軸に固着され、ストッパーピン
挿入用のピン挿入孔を有する外部プレートと、該ピン挿
入孔と略々対峙してハウジングの外壁に穿設された大径
のピン嵌入孔とからなるプランジャ係止及び係止解除機
構を備えたラチェット式テンショナとすると共に、外部
プレートを回動させてラチェット爪とラチェット歯とを
係合させて、外部プレートの前記ピン挿入孔とハウジン
グの前記ピン嵌入孔とにストッパーピンを差し込んでプ
ランジャを係止状態で保持し、外部プレートを反対方向
に回動させてラチェット爪とラチェット歯との係合を外
して、外部プレートの外側端面にストッパーピンを当接
すると同時にハウジングの前記ピン嵌入孔にストッパー
ピンを嵌入してプランジャを係止解除状態で保持する構
成としたものである。
【００１０】
【作用】上記の構成からなるラチェット式テンショナ
は、外部プレートを回動させてラチェット爪とラチェッ
ト歯とを係合させて、外部プレートのピン挿入孔とハウ
ジングのピン嵌入孔とにストッパーピンを差し込んでプ
ランジャを係止状態で保持することにより、プランジャ
をハウジングから突出しないようにし、また、外部プレ
ートを回動させてラチェット爪とラチェット歯との係合
を外して、外部プレートの外側端面にストッパーピンを
当接すると同時にハウジングのピン嵌入孔にストッパー
ピンを嵌入してプランジャを係止解除状態で保持するこ
とにより、プランジャをハウジングから突出させたり、
ハウジング内に押し込み保持する。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、実施例に
基づき図１〜図４を参照して説明する。ラチェット式テ
ンショナ１は、ハウジング２内に、プランジャ用ばねに
より常時付勢されて外部に突出するように設けられたプ
ランジャ３と、ハウジング２に設けられたラチェット爪
体の軸４Ａにより揺動可能に軸支されたラチェット爪体
４とを備え、ラチェット爪体用ばねにより付勢されたラ
チェット爪体４に形成されたラチェット爪４Ｂをプラン
ジャ外周面に刻設したラチェット歯（図示略）に係合さ
せてプランジャ３の後退変位を阻止するようにしたもの
である。上記各図における２Ａはラチェット式テンショ
ナ１をエンジンに取り付けるための取付孔である。な
お、ラチェット式テンショナ１は、前記従来のラチェッ
ト式テンショナ３１とテンショナとしての基本的機能が
変わらないので、その詳細構造、作動、機能等について
は説明を省略する。
【００１２】ラチェット式テンショナ１は、プランジャ
係止及び係止解除機構を備えたもので、プランジャの係
止及び係止解除機構は、ハウジング２の外側に突出した
ラチェット爪体の軸４Ａに固着された外部プレート５
と、ハウジング２の外壁に穿設された大径のピン嵌入孔
６とからなる。この外部プレート５は、ストッパーピン
７が挿入されるピン挿入孔５Ａを有しており、このピン
挿入孔５Ａと略々対峙してハウジング２の外壁に大径の
ピン嵌入孔６が穿設されている。そして、このピン嵌入
孔６は、外部プレート５のピン挿入孔５Ａより大径であ
ると共に外部プレート５の幅より小さい直径のものであ
る。この場合、ハウジング２の外壁に穿設されているピ
ン嵌入孔６は、ハウジング２のラチェット爪体４を間に
挟んでいる部分を貫通するものであることが好ましい。
ここで、外部プレート５とラチェット爪体４は共にラチ
ェット爪体の軸４Ａに固着されているので、外部プレー
ト５を回動するとラチェット爪体４も回動し、外部プレ
ート５を回動することにより、ラチェット爪体４のラチ
ェット爪４Ｂとプランジャ３に刻設されたラチェット歯
との係合位置に回動させたり、前後にあるラチェット爪
４Ｂ両者の係合が同時に外れる位置に回動させたりする
ことができる。
【００１３】図２〜図４には、プランジャの係止及び係
止解除の状態が示され、図２は、ラチェット式テンショ
ナ１の出荷時、エンジンへの取り付け時にプランジャ３
が押し込まれて係止された状態（出荷時スタイル）を示
すものである。この場合、外部プレート５を矢印Ｌ方向
に回動させてラチェット爪４Ｂとプランジャ３に刻設さ
れたラチェット歯（従来技術の３３Ｂに相当し、図示さ
れていないが、以下３Ｂと符号を付す。）とを係合させ
て、外部プレート５のピン挿入孔５Ａとハウジング２の
ピン嵌入孔６とにストッパーピン７が差し込まれている
ので、プランジャ３が係止状態で保持される。すなわ
ち、外部プレート５のピン挿入孔５Ａにストッパーピン
７が挿入され、その先端がハウジング２に形成されたピ
ン嵌入孔６の縁に当たり、外部プレート５は矢印Ｌと反
対の方向への回動が阻止されるので、プランジャ３は係
止状態で固定される。
【００１４】図３は、ラチェット式テンショナ１が運転
使用されている状態（運転時スタイル）を示すもので、
ストッパーピン７が外されてプレート５及びラチェット
爪体４が自由状態で、ばね付勢されているプランジャ３
がチェーンの伸びに追随して突出して行く。すなわち、
運転中ベルト、チェーン等の伸びにより、プランジャ３
がプランジャ用ばねにより突出するとともにオイルが外
部から供給され、同時にプランジャ３のラチェット歯３
Ｂとラチェット爪４Ｂとの係合が１歯分ずれて常にプラ
ンジャ３はベルト、チェーン等に追随して、プランジャ
３は矢印Ｃ方向に突出して行く。
【００１５】図４は、エンジンの修理時、あるいはチェ
ーンの着脱時に、突出していたプランジャ３の押し込み
が可能となるようにした状態（係止解除スタイル）を示
すものであり、外部プレート５を矢印Ｒ方向に回動させ
て前後にある両方のラチェット爪４Ｂとプランジャ３に
刻設されたラチェット歯３Ｂとの係合を外すと、プラン
ジャ３はプランジャ用ばねにより突出するが、手動等に
よりハウジング２内に押し込まれるようになる。この場
合、外部プレート５の回動によりラチェット爪４Ｂとプ
ランジャ３に刻設されたラチェット歯３Ｂとの係合を外
し、ハウジング２のピン嵌入孔６と外部プレート５の外
側端面との間にできた隙間６Ａにストッパーピン７を差
し込み、外部プレート５の外側端面にストッパーピン７
を当接すると同時にハウジングのピン嵌入孔５Ａに嵌入
してプランジャ３を係止解除の状態に保持する。ここ
で、プランジャ３をハウジング２内に押し込んでストッ
パーピン７を外し、図２に示されるように、外部プレー
ト５を回動させてストッパーピン７をピン挿入孔５Ａと
ピン嵌入孔６とに差し込むと、プランジャ３を係止保持
することができる。
【００１６】上記のように構成されているラチェット式
テンショナは、外部プレート５を回動するだけで、ラチ
ェット爪４Ｂをラチェット歯３Ｂに係合させたり、係合
を外すことができ、外部プレート５の回動により、ラチ
ェット爪４Ｂとラチェット歯３Ｂとを係合させて、外部
プレート５のピン挿入孔５Ａとハウジングのピン嵌入孔
６とにストッパーピン７を差し込んでプランジャ３を係
止状態で保持することができ、さらに、外部プレート５
の反対方向の回動によりラチェット爪４Ｂとラチェット
歯３Ｂとの係合を外して、外部プレート５の外側端面に
ストッパーピン７を当接すると同時にハウジングのピン
嵌入孔６の隙間６Ａにストッパーピン７を嵌入してプラ
ンジャ３を係止解除状態で保持することもできる。ま
た、ワンウェイ機構として機能しているプランジャ３を
係止解除状態にしてからハウジング２内に押し込んだ
後、外部プレート５を回動し、ラチェット爪４Ｂとラチ
ェット歯３Ｂとを係合させて、外部プレート５のピン挿
入孔５Ａとハウジングのピン嵌入孔６とにストッパーピ
ン７を差し込んでプランジャ３を係止状態で固定保持す
ると、チェーンをたるませることができ、その着脱作業
を容易に行うことができる。
【００１７】以上、実施例において、ラチェット式テン
ショナとして給油式のラチェット式テンショナについて
説明したが、本発明は、これ以外にオイル密封式のラチ
ェット式テンショナ（所謂オートテンショナ）、バック
ラッシュのないノーバックタイプのラチェット式テンシ
ョナ等に適用されるもので、要するに、ラチェット機構
を備えたテンショナを対象とするものである。また、ス
トッパーピンは円錐形のものが好ましいが、円筒形のも
の、ドライバーの先端部（マイナスまたはプラス）等で
もよく、特にその形状は問わない。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ラチェ
ット式テンショナのハウジングの外側に突出したラチェ
ット爪体の軸に固着された、ストッパーピン挿入用のピ
ン挿入孔を有する外部プレートと、該ピン挿入孔と略々
対峙してハウジングの外壁に穿設された大径のピン嵌入
孔とからなるプランジャ係止及び係止解除機構を備えて
いるので、外部プレートを回動するだけで、ラチェット
爪をラチェット歯に係合させたり、係合を外すことがで
きると共に、外部プレートの回動により、ラチェット爪
とラチェット歯とを係合させて、外部プレートのピン挿
入孔とハウジングのピン嵌入孔とにストッパーピンを差
し込んでプランジャを係止状態で保持することができ
る。
【００１９】さらに、外部プレートの反対方向の回動に
よりラチェット爪とラチェット歯との係合を外して、外
部プレートの外側端面にストッパーピンを当接すると同
時にハウジングのピン嵌入孔にストッパーピンを嵌入し
てプランジャを係止解除状態で保持することができる。
その結果、外部プレートの回動、及びハウジングの外壁
に穿設された大径のピン嵌入孔へのストッパーピン差し
込みという簡単な操作で、修理時などにワンウェイ機構
として機能しているプランジャをハウジング内に押し込
んで任意の位置に移動、固定させることができるので、
チェーンの着脱作業性、ひいてはエンジンの整備性を向
上させることができ、また、エンジンのサービスホール
などの小さい窓孔からのプランジャ係止解除保持の作業
を容易に行うことができる。その上、従来のラチェット
式テンショナにおける部品点数の増加、加工部位の変更
を行うことなくプランジャの係止及び係止解除機構を備
えたものとすることができるので、コストアップの阻止
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明実施例のラチェット式テンショナの一
部断面側面図である。
【図２】 プランジャ係止状態における同上テンショナ
の正面図である。
【図３】 運転時における同上テンショナの正面図であ
る。
【図４】 プランジャ係止解除状態における同上テンシ
ョナの正面図である。
【図５】 従来のラチェット式テンショナの一例を示す
斜視図である。
【図６】 同上ラチェット式テンショナの断面図であ
る。
【図７】 プランジャ係止状態における同上テンショナ
の側面図である。
【図８】 プランジャ係止状態における同上テンショナ
の正面図である。
【図９】 従来の他のラチェット式テンショナの一部断
面側面図である。
【図１０】プランジャ係止状態における同上テンショナ
の正面図である。
【符号の説明】
１ ラチェット式テンショナ ２ ハウジング ３ プランジャ ４ ラチェット爪体 ４Ａ ラチェット爪体の軸 ４Ｂ ラチェット爪 ５ 外部プレート ５Ａ ピン挿入孔 ６ ピン嵌入孔 ６Ａ 隙間 ７ ストッパーピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 テンショナのハウジング内に、ばね付勢
    されて外部に突出するように設けられたプランジャと、
    ハウジングに設けられたラチェット爪体の軸により揺動
    可能に軸支されたラチェット爪体とを備え、ばね付勢さ
    れたラチェット爪体に形成されたラチェット爪をプラン
    ジャ外周面に刻設したラチェット歯に係合させてプラン
    ジャの後退変位を阻止するようにしたラチェット式テン
    ショナであって、 ハウジングの外側に突出した前記ラチェット爪体の軸に
    固着された、ストッパーピン挿入用のピン挿入孔を有す
    る外部プレートと、該ピン挿入孔と略々対峙してハウジ
    ングの外壁に穿設された大径のピン嵌入孔とからなるプ
    ランジャの係止及び係止解除機構を備え、 外部プレートを回動させてラチェット爪とラチェット歯
    とを係合させて、外部プレートの前記ピン挿入孔とハウ
    ジングの前記ピン嵌入孔とにストッパーピンを差し込ん
    でプランジャを係止状態で保持し、外部プレートを反対
    方向に回動させてラチェット爪とラチェット歯との係合
    を外して、外部プレートの外側端面にストッパーピンを
    当接すると同時にハウジングの前記ピン嵌入孔にストッ
    パーピンを嵌入してプランジャを係止解除状態で保持す
    ることを特徴とするプランジャの係止及び係止解除機構
    を備えたラチェット式テンショナ。
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