JP6237501B2 - ガラス合紙 - Google Patents

ガラス合紙 Download PDF

Info

Publication number
JP6237501B2
JP6237501B2 JP2014137181A JP2014137181A JP6237501B2 JP 6237501 B2 JP6237501 B2 JP 6237501B2 JP 2014137181 A JP2014137181 A JP 2014137181A JP 2014137181 A JP2014137181 A JP 2014137181A JP 6237501 B2 JP6237501 B2 JP 6237501B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
paper
interleaving paper
glass plate
formation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014137181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016014205A (ja
Inventor
萩原 浩一
浩一 萩原
慶 八幡
慶 八幡
拓海 高橋
拓海 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Holdings Corp, Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Holdings Corp
Priority to JP2014137181A priority Critical patent/JP6237501B2/ja
Priority to CN201580035313.3A priority patent/CN106661844B/zh
Priority to PCT/JP2015/068319 priority patent/WO2016002616A1/ja
Priority to KR1020167036330A priority patent/KR101940087B1/ko
Priority to TW104121060A priority patent/TWI549880B/zh
Publication of JP2016014205A publication Critical patent/JP2016014205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6237501B2 publication Critical patent/JP6237501B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D57/00Internal frames or supports for flexible articles, e.g. stiffeners; Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. for preventing adhesion of sticky articles
    • B65D57/002Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. stacked or nested
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D57/00Internal frames or supports for flexible articles, e.g. stiffeners; Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. for preventing adhesion of sticky articles
    • B65D57/002Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. stacked or nested
    • B65D57/003Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. stacked or nested for horizontally placed articles, i.e. for stacked or nested articles
    • B65D57/004Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. stacked or nested for horizontally placed articles, i.e. for stacked or nested articles the articles being substantially flat panels, e.g. wooden planks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/30Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure
    • B65D85/48Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure for glass sheets
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H27/00Special paper not otherwise provided for, e.g. made by multi-step processes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、ガラス板間に挿入して用いられるガラス合紙に関するものである。
液晶パネルディスプレイやプラズマパネルディスプレイといったフラットパネルディスプレイ用のガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程や製造工程において、ガラス板を保護するために、ガラス合紙が用いられている。
フラットパネルディスプレイ用の基板材料として用いられるガラス板は、一般の建築用窓ガラス板や車両用窓ガラス板等に比べて、高い表面平滑性が要求される。フラットパネルディスプレイ用のガラス板では、ガラス板表面に電子部材等が薄膜形成されるため、他の用途に用いられるガラス板に比べて、ガラス板表面に要求される清浄度や表面平坦性は極めて高いものである。このような用途のガラス板では、他のガラス板と接触すること等によって僅かでも損傷や汚染が生じると、ディスプレイとしての性能に不具合が生じるおそれがある。
さらに、近年では、ガラス板の大型化・量産化に伴い、搬送効率を高めるため、ガラス板を極力重ねて搬送するようになり、ガラス合紙との接触面積が増大する傾向にある。ガラス板とガラス合紙との接触面積や接触圧が増大すると、ガラス合紙中に存在する異物等によって、傷が発生するおそれが高まっている。また、ガラス合紙中に含まれる樹脂分等が移行して、ガラス板表面を汚染するおそれも高まっている。
そのため、ガラス板同士の間に挿入されるガラス合紙に対しては、高い品質が求められるようになってきている。
ガラス合紙に起因する傷や汚染を低減させるため、例えば特許文献1には、パルプ原料を主成分とするガラス用合紙が開示されている。このガラス用合紙は、坪量が30〜60g/mであり、隣接する測定点の最大紙厚差が8μm以下かつ紙厚の最大値と最小値の差が16μm以下であることを特徴としている。
特許文献2には、パルプ配合を規定し、圧縮仕事量が0.15J/m以上でかつ圧縮回復率が50%以上にすることで、緩衝性を向上させてガラス板表面への傷の発生を抑制する技術が開示されている。
特開2009−184704号公報 特開2006−44674号公報
上記の従来技術は、ガラス合紙の持つ物理的な特性や形態を改良することによって、傷付きの防止や密着性、汚染性の向上等を図ろうとするものである。しかし、製造工程が増大したり、新たな原料や製造設備が必要となったりするため、製造管理や生産性の点でさらに改良する余地を有するものであった。
本発明は、係る状況に鑑みてなされたものである。本発明は、ガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程や製造工程において、ガラス板表面の傷付きを抑制することが可能なガラス合紙を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、従来のアプローチとは逆に、ガラス合紙の地合を不均一化させることによって、ガラス板表面への傷の発生を抑制し得ることを見出して、本発明を創案するに至った。すなわち、本発明は以下のような構成を有するものである。
(1)セルロースパルプを主成分とし、JIS P8121に準じて測定した叩解度が200〜700mlcsfであるセルロースパルプを抄紙したものであって、坪量が10〜100g/mであり、3Dシートアナライザーで測定した地合指数が15以下であるガラス合紙。
(2)厚さが25〜250μmであり、密度が0.4〜1.2g/cmである前記(1)に記載のガラス合紙。
本発明のガラス合紙は、ガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程において、ガラス板表面の傷付きを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を具体的に説明する。本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
本発明者らは、ガラス合紙に起因する傷や汚染を低減させるために、種々の製造条件でガラス合紙を製造し、ガラス合紙の製造条件とガラス板の傷付きや汚染との関係について検討を進めた。その結果、予想に反して、比較的地合に劣り、地合ムラが存在するガラス合紙を用いたときに、ガラス板の傷付きや汚染の発生が抑制されることを見出した。この結果は、従来の業界の常識とは逆の方向を指向するものである。
そこで、本発明者らは、前記のような結果が生じた理由について、さらに検討を進めたところ、次のように考えている。地合ムラによって生じたガラス合紙の中の相対的に厚い部分では、その厚さによって、ガラス板に対するクッション性が働くこととなる。一方、ガラス合紙の中の相対的に薄い部分では、ガラス合紙とガラス板との接触圧力が小さくなる。これらの作用によって、いずれの場合であっても、ガラス板に対しては傷付きが改善する方向に働くことになるものと推定している。
さらに、地合に劣るガラス合紙では、ガラス合紙とガラス板とは全面で接触することがなく、ガラス合紙の中の相対的に厚い部分がガラス板と主に接触することとなるため、ガラス合紙中の樹脂分等の移行は抑制されて、ガラス板の汚染も改善されることを見出した。
ここで、ガラス合紙中に含まれるガラス板表面の汚染物質としては、ガラス合紙中に含まれる粘着性物質である樹脂分が挙げられる。その多くは木材中に含まれている樹脂などの天然系不純物等である。これらの樹脂分は、特に、紙中に0.2質量%以上含まれているとガラス板の表面を汚染する可能性が大きいものとなる。洗浄などの方法によってできる限り除去されている方が好ましいが、完全に除去するのは困難である。
次に、本発明者らは、ガラス板の傷付きの発生が抑制されるようなガラス合紙の地合ムラの程度を数値化させることを検討した。その結果、米国のM/K systems社製の3Dシートアナライザーが地合ムラの定量化に有用であることが判明した。この3Dシートアナライザーを用いて、ガラス板表面の傷付きを抑制するために有効となるガラス合紙の地合指数を検討した。その結果、ガラス合紙の地合指数を15以下とすることが有効であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本実施形態のガラス合紙は、セルロースパルプを主成分とする。ガラス合紙に使用するセルロースパルプとしては、各種のものを1種または2種以上混合して使用することができる。例えば、クラフトパルプ(KP)、サルファイトパルプ(SP)、ソーダパルプ(AP)等の化学パルプ;セミケミカルパルプ(SCP)、ケミグランドウッドパルプ(CGP)等の半化学パルプ;砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP、BCTMP)、リファイナーグランドウッドパルプ(RGP)等の機械パルプ;楮、三椏、麻、ケナフ等を原料とする非木材繊維パルプを挙げることができる。これらの他に、合成パルプ、合成繊維、レーヨン繊維などを配合してもよい。セルロースパルプに使用する木材は、針葉樹材でも広葉樹材でもよく、また混合して使用してもよい。
本実施形態のガラス合紙は、JIS P8121に準じて測定した叩解度が200〜700mlcsfであるセルロースパルプを抄紙したものである。
セルロースパルプのJIS P8121による叩解度は、200〜700mlcsfとする。ここで、叩解度とは、JIS P8121によるカナダ標準ろ水度(Canadian standard freeness)のことである。叩解度を200〜700mlcsfの範囲とすることによって、ガラス合紙として必要な機械的強度と加工性を有したものとすることができる。叩解度は、400〜700mlcsfであることがより好ましい。叩解度を200〜700mlcsfに調製するために、パルプを叩解する方法については、公知の方法を使用することができる。
ガラス合紙の坪量は、10〜100g/mの範囲である。坪量は35〜80g/mであることがより好ましい。坪量は小さい方が運搬時の質量が少なくなるため好ましいが、坪量が10g/m未満であると、十分な緩衝性を付与することができない。また、坪量が100g/mを超えると、運搬時の質量が好ましくないため好ましくない。ガラス合紙の坪量の測定はJIS P8124に準じて行う。
ガラス合紙の厚さは、25〜250μmであることが好ましく、60〜200μmであることがより好ましい。また、ガラス合紙の密度は0.4〜1.2g/cmであることが好ましく、0.5〜1.1g/cmであることがより好ましい。尚、ガラス合紙の厚さと密度の測定はJIS P8118に準じて行う。
本実施形態のガラス合紙は、3Dシートアナライザーで測定した地合指数が15以下である。3Dシートアナライザーとは、紙の地合を定量的に測定するために用いられるものである。本発明者らは、ガラス合紙の地合を定量化させるための方法について検討を重ねた結果、米国、M/K systems社製の3Dシートアナライザーが再現性よく、ガラス合紙の地合を定量化し得ることを見出した。この装置は、紙のセルロース繊維の分散状態を光学的な画像とし、その画像を数値処理することによって、その均一性の度合いを定量化させるものである。
この3Dシートアナライザーを用いて、地合を定量化させた指標が、地合指数である。地合指数の算出は、具体的には以下のようにして行う。
1)ガラス合紙をガラス製ドラムに巻き付け、回転させながら、ドラム軸上に設置された光源(白色光)をガラス合紙に照射する。
2)ガラス合紙を透過した光をフォトディテクターにて検出し、測定点数100,000ポイントにおける透過光の強度を64の強度の階級に分類する。
3)64の強度の階級の中で、最多の度数(ピーク値)を、100以上の度数を持つ階級数で割り、これを1/100にした数値を地合指数とする。
すなわち、地合指数=(最多の度数/100以上の度数の階級数)×1/100
100未満の度数の階級は、ガラス合紙の全体を決定づけるわけではないので、無視する。最多の度数が大きく、100以上の度数を持つ階級数が少ないほど、地合指数は大きくなり、均一なガラス合紙といえる。逆に、地合ムラがあり、地合の均一性に劣ったガラス合紙であるほど、地合指数は小さくなる。
本発明者らは、この地合指数とガラス板の表面の傷付きの程度との関係を検討した。その結果、フラットパネルディスプレイ用という特定の用途において、実用上支障が生じないレベルにまでガラス板表面の傷入りを抑制するためには、ガラス合紙の地合指数を15以下とすることが必要であることを見出した。すなわち、3Dシートアナライザーで測定した地合指数が15以下であるガラス合紙であれば、傷入り性を許容レベルにまで抑制することが可能である。ガラス合紙の地合指数は、より好ましくは10以下である。
地合指数が15以下のガラス合紙となるように抄紙する方法としては、例えば、以下のような方法がある。
(1)ワイヤーシェーキング装置の振幅、振動数を小さくする。
(2)ワイヤーシェーキング装置の振動を停止させる。
(3)フォーミングボードのハイドロフォイル(カウンターブレード)の使用本数を増やして、初期脱水量を増大させる。
(4)インレット濃度を増大させる。例えば、通常のインレット濃度が0.5%であれば、1%程度にする。
これらの方法のいずれかを単独で、または複数の方法を適宜組み合わせて採用することができる。具体的な条件は、原料パルプの種類や装置の構造等によって、得られるガラス合紙の地合が変動するため、いくつか条件を変えて製造したガラス合紙の地合を測定して、両者の関係を確認しつつ、適切な条件に設定することができる。
本実施形態のガラス合紙の抄造内添薬品については、ガラス板表面を汚染させないことや傷付けない範囲で添加することが好ましい。例えば、硫酸アルミニウム、硫酸、ロジン、スチレン・マレイン酸、アルケニル無水コハク酸、アルキルケテンダイマー等のサイズ剤、ポリアクリルアミド等の各種紙力増強剤、濾水歩留り向上剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン等の耐水化剤、柔軟剤、帯電防止剤、消泡剤、スライムコントロール剤、填料、染料等を使用することができる。また、ガラス合紙の表面や裏面に上記薬品以外に、水、ガラス洗浄剤、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、デンプン等を塗布や含浸させることも可能である。
上記薬品を塗布あるいは含浸させる手段としては、例えば、2本ロールサイズプレス、トランスファロールコーター(ゲートロールコーター、マッセイコーター、KCMコーター、チャンピオンマシンコーターなど)、フィルムトランスファサイズプレス(シムサイザ、ブレードメタリングサイズプレスなど)、ビルブレードコータ(スタンダードコーター、ディファレンシャルコーター、コンビコーター)、ツーストリームコーター、ベルバパコーター、バーコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、キャレンダーコーター等を用いることができる。
本実施形態のガラス合紙を製造するための製造装置、製造条件には、特に限定はなく、公知の製造装置、製造条件を適宜選択して用いることができる。例えば、長網フォーマ、ツインワイヤーフォーマ、円網フォーマ、傾斜フォーマで、単層もしくは多層の紙として抄紙することができる。また、地合を適度に整え、紙面の平滑性や幅方向の均一性を制御する目的で、ダンディロールを使用してもよい。
本実施形態のガラス合紙は、表面に微細な凹凸であるエンボス加工やクレープ化処理を施してもよい。エンボス加工はエンボッサーや凸凹の金型などを用いて行われ、点状、鎖線状、直線状、波状などの形状に加工される。クレープ化処理を施す方法としては、抄紙機のウェットパートにおけるプレスロール上もしくはドライヤー上に設置されたドクターにて密着したシートを剥離してクレープ化する方法が挙げられる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、配合を示す数値は、固形分又は有効成分の質量基準の数値である。また、特に記載のない場合については抄造した紙はJIS P8111に準じて処理を行なった後、測定やテストに供した。地合指数の測定、傷入り試験、傷入り評価の詳細は下記の通りである。
<ガラス合紙の地合指数の測定>
ガラス合紙を光学式地合計である3Dシートアナライザー(米国、M/K systems社製、M/K975)を使用して地合指数を測定した。地合指数が小さい方が、地合が劣る(地合ムラがある)ことを示す。
<ガラス板表面の傷入り試験>
300mm×300mmのフラットパネルディスプレイ用ガラス板に、310mm×310mmガラス合紙を当て、0.7MPaで10秒間プレスを行なう方法において、300mm×300mmのフラットパネルディスプレイ用ガラス板は同一として、310mm×310mmガラス合紙を1回プレスする毎に新規なものに変えて、2000回プレスを繰返し、試験後のフラットパネルディスプレイ用ガラス板を得た。
<ガラス板表面の傷入り性の評価>
上記試験後のフラットパネルディスプレイ用ガラス板表面をブラッシング洗浄した後、スポットライトをガラス板表面に当て、ガラス板表面の傷を目視及び顕微鏡にてカウントした。傷入り性の評価は以下のように行った。
○:0個〜4個の傷あり
×:5個以上の傷あり
<実施例1>
市販NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)100%のパルプスラリーをダブルディスクリファイナーによって400mlcsfまで叩解した。上記で得た原料を、長網抄紙機で抄紙するにあたり、ワイヤーパートにおいてワイヤーシェーキング装置の振幅、振動を停止させた。フォーミングボード、ハイドロフォイル、サクションボックスを用いて脱水して抄紙し、乾燥させ、坪量が45g/mである本発明のガラス合紙を得た。
<実施例2>
ダブルディスクリファイナーによって600mlcsfまで叩解した以外は実施例1と同様にしてガラス合紙を得た。
<実施例3>
長網抄紙機で抄紙するにあたりワイヤーシェーキング装置を使用し、ハイドロフォイルの本数を実施例1の2倍にして抄紙した以外は実施例1と同様にしてガラス合紙を得た。
<比較例1>
ダブルディスクリファイナーによって150mlcsfまで叩解した以外は実施例1と同様にしてガラス合紙を得た。
<比較例2>
長網抄紙機で抄紙するにあたりワイヤーシェーキング装置を使用して抄紙した以外は実施例1と同様にしてガラス合紙を得た。
以上のようにして、製造したガラス合紙の地合指数とガラス板表面の傷入り性の評価結果を表1に示した。
Figure 0006237501
実施例1〜3のガラス合紙は、地合指数が15以下のものであり、傷入り性は良好なものであった。一方、比較例1と比較例2は、地合指数は15を超えるものであり、傷入り性が不良であった。

Claims (2)

  1. セルロースパルプを主成分とし、JIS P8121に準じて測定した叩解度が200〜700mlcsfであるセルロースパルプを抄紙したものであって、坪量が10〜100g/mであり、3Dシートアナライザーで測定した地合指数が15以下であるガラス合紙。
  2. 厚さが25〜250μmであり、密度が0.4〜1.2g/cmである請求項1に記載のガラス合紙。
JP2014137181A 2014-07-02 2014-07-02 ガラス合紙 Active JP6237501B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014137181A JP6237501B2 (ja) 2014-07-02 2014-07-02 ガラス合紙
CN201580035313.3A CN106661844B (zh) 2014-07-02 2015-06-25 玻璃板衬纸
PCT/JP2015/068319 WO2016002616A1 (ja) 2014-07-02 2015-06-25 ガラス合紙
KR1020167036330A KR101940087B1 (ko) 2014-07-02 2015-06-25 유리 합지
TW104121060A TWI549880B (zh) 2014-07-02 2015-06-30 Glass plate paper

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014137181A JP6237501B2 (ja) 2014-07-02 2014-07-02 ガラス合紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016014205A JP2016014205A (ja) 2016-01-28
JP6237501B2 true JP6237501B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=55019157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014137181A Active JP6237501B2 (ja) 2014-07-02 2014-07-02 ガラス合紙

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6237501B2 (ja)
KR (1) KR101940087B1 (ja)
CN (1) CN106661844B (ja)
TW (1) TWI549880B (ja)
WO (1) WO2016002616A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6712890B2 (ja) * 2016-03-31 2020-06-24 特種東海製紙株式会社 給紙作業を安定に実施可能な紙
JP6977322B2 (ja) * 2016-06-16 2021-12-08 Agc株式会社 ガラス合紙、ガラス合紙の製造方法、及びガラス板積層体
CN111886186B (zh) * 2018-03-29 2022-08-12 特种东海制纸株式会社 玻璃板用衬纸及其制造方法
JPWO2019188927A1 (ja) * 2018-03-29 2021-02-12 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びその製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61289199A (ja) * 1985-06-13 1986-12-19 日本板硝子株式会社 ガラス用合紙
JP4639690B2 (ja) * 2004-07-30 2011-02-23 王子製紙株式会社 ガラス合紙
JP5137063B2 (ja) * 2007-03-29 2013-02-06 王子ホールディングス株式会社 ガラス合紙
JPWO2009008413A1 (ja) * 2007-07-11 2010-09-09 旭硝子株式会社 ガラス板用合紙及びガラス板積層体
JP4304224B1 (ja) * 2008-02-06 2009-07-29 大王製紙株式会社 ガラス用合紙
KR20130061676A (ko) * 2010-04-22 2013-06-11 아사히 가라스 가부시키가이샤 유리판 적층체, 파렛트 및 유리판 곤포체
CN103298712A (zh) * 2011-01-21 2013-09-11 旭硝子株式会社 包装容器及包装体
CN103313913A (zh) * 2011-01-25 2013-09-18 旭硝子株式会社 包装方法及包装体
JP2013011032A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Daifuku Paper Mfg Co Ltd ガラス用合紙
JP5986769B2 (ja) * 2012-03-28 2016-09-06 大王製紙株式会社 ガラス合紙及び積層体
JP6171327B2 (ja) * 2012-12-19 2017-08-02 旭硝子株式会社 ガラス合紙およびガラス板梱包体

Also Published As

Publication number Publication date
TWI549880B (zh) 2016-09-21
JP2016014205A (ja) 2016-01-28
TW201612082A (en) 2016-04-01
CN106661844B (zh) 2020-10-30
KR101940087B1 (ko) 2019-01-18
WO2016002616A1 (ja) 2016-01-07
KR20170010851A (ko) 2017-02-01
CN106661844A (zh) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6179466B2 (ja) ガラス合紙
JP5137063B2 (ja) ガラス合紙
JP5320656B2 (ja) ガラス合紙の製造方法
JP7264199B2 (ja) ガラス板用合紙、その製造方法、および、凝集物付着低減方法
JP2007131965A (ja) ガラス合紙
JP6237501B2 (ja) ガラス合紙
JP6439311B2 (ja) ガラス板用合紙の製造方法
TWI679154B (zh) 玻璃板間隔紙
CN111886187B (zh) 玻璃板用衬纸及其制造方法
JP2007051386A (ja) ガラス合紙
JP2005248409A (ja) ガラス用合紙及びその製造方法
CN111886186B (zh) 玻璃板用衬纸及其制造方法
JP7326377B2 (ja) ガラス板用合紙
JP2021055192A (ja) ガラス合紙用パルプ、ガラス合紙およびその製造方法
JP7118200B1 (ja) ガラス板用合紙及びガラス板用合紙からの紙粉発生抑制方法
KR20240090908A (ko) 유리판용 합지

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6237501

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250