JP6229435B2 - 内装材固定具及び内装材固定構造 - Google Patents

内装材固定具及び内装材固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6229435B2
JP6229435B2 JP2013225811A JP2013225811A JP6229435B2 JP 6229435 B2 JP6229435 B2 JP 6229435B2 JP 2013225811 A JP2013225811 A JP 2013225811A JP 2013225811 A JP2013225811 A JP 2013225811A JP 6229435 B2 JP6229435 B2 JP 6229435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interior material
fixing
claw
cover
cover portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013225811A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015085799A (ja
Inventor
貴史 豊田
貴史 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013225811A priority Critical patent/JP6229435B2/ja
Publication of JP2015085799A publication Critical patent/JP2015085799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6229435B2 publication Critical patent/JP6229435B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

本発明は、内装材固定具及び内装材固定構造に関する。
内装材を車体に固定する内装材固定具として、特許文献1には、車室内側から天井部材(内装材)の挿入孔へ挿入されて天井部材をルーフフレーム(ボデー)に固定するピン状のクリップが開示されている。
特開2002−98111号公報
しかしながら、上記特許文献1では、クリップに対して車室外側から荷重が作用すると、クリップが外れて飛散する虞がある。
本発明は、上記を考慮し、車室内側へ飛散するのを抑制又は防止できる内装材固定具及び内装材固定構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る内装材固定具は、締結具が挿入されて内装材を車体へ固定させる固定部と、前記固定部に係止される係止爪を備え、車室内側から装着されて前記締結具を覆うカバー部と、前記カバー部に設けられると共に、前記係止爪と一体に形成された飛散防止爪を有し、前記カバー部が前記固定部に取り付けられた状態で前記固定部へ挿入されると共に、前記カバー部が前記固定部から離間する方向へ移動すると、前記飛散防止爪が前記固定部に係止されて前記カバー部が外れるのを防止する飛散防止手段と、を有し、前記固定部は、樹脂製のベースと金属製の固定座とを備え、前記固定座とブラケットを直接接触させて前記車体へ締結されており、前記ベースは、前記カバー部と樹脂で一体に形成されてインテグラルヒンジで連結されている
請求項1に記載の本発明に係る内装材固定具によれば、固定部に締結具が挿入されて内装材が車体へ固定されている。また、固定部には車室内側からカバー部が装着され、カバー部の係止爪が固定部に係止されてカバー部が外れるのを抑制している。さらに、カバー部が締結具を覆うため、締結具が露出せず外観を良好に維持することができる。また、固定部は締結具によって車体へ固定されているので、固定部に荷重が作用しても、固定部が内装材から外れるのを抑制することができる。
さらに、カバー部には、係止爪と一体に形成された飛散防止爪を有する飛散防止手段が設けられており、カバー部が固定部に取り付けられた状態では、飛散防止手段が固定部へ挿入されている。ここで、カバー部に対して車室外側から荷重が作用し、係止爪と固定部との係止状態が解除されると、カバー部が固定部から離間する方向へ移動するが、飛散防止爪が固定部に係止されるため、カバー部が固定部から外れるのを抑制することができる。このようにして、内装材固定具が車室内側へ飛散するのを抑制することができる。
請求項1に記載の本発明に係る内装材固定具によれば、係止爪と飛散防止爪とを別体で形成した場合と比較して、スペースを有効に活用でき、小型化を図ることができる。
また、請求項1に記載の本発明に係る内装材固定具によれば、固定部とカバー部とがインテグラルヒンジで連結されているので、位置合わせ等の手間が省ける。これにより、固定部とカバー部とを別体で用意する場合と比較して、組付性を向上させることができる。また、作業中に固定部及びカバー部の一方を紛失することもない。さらに、固定部のベースとカバー部とが樹脂で一体に形成されているので、別体で形成する場合と比較して、コストを削減することができる。
請求項2に記載の本発明に係る内装材固定具は、請求項1に記載の内装材固定具であって、前記飛散防止爪の少なくとも前記固定部に係止される側の面は、前記カバー部を前記固定部へ取り付ける際の回転軌道に合わせて湾曲している。
請求項2に記載の本発明に係る内装材固定具によれば、インテグラルヒンジを中心にカバー部を回転させて固定部に取り付ける際に、飛散防止爪が固定部と干渉せずにスムーズに固定部へ挿入させることができる。
請求項3に記載の本発明に係る内装材固定具は、請求項1又は請求項2に記載の内装材固定具であって、記固定部の前記カバー部が取り付けられる面とは反対側の面には、前記飛散防止爪を受ける受け部が突設されている。
請求項3に記載の本発明に係る内装材固定具によれば、カバー部が固定部から離間する方向へ移動した際に、受け部が設けられていない場合と比較して、より早いタイミングで飛散防止爪を受けることができるので、飛散防止効果を高めることができる。
請求項4に記載の本発明に係る内装材固定具は、請求項1〜3の何れか1項に記載の内装材固定具であって、前記固定部には、車体へ係止される仮固定用爪が設けられている。
請求項4に記載の本発明に係る内装材固定具によれば、固定部を車体へ仮固定することができるので、内装固定具の組付作業の効率を向上させることができる。
請求項5に記載の本発明に係る内装材固定構造は、請求項1〜4の何れか1項に記載の内装材固定具であって、エアバッグを覆う内装材と、前記内装材を車体へ固定する。
請求項5に記載の本発明に係る内装材固定構造によれば、エアバッグが展開して内装材固定具に対して車室外側から荷重が作用した場合であっても、カバー部が飛散するのを抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る内装材固定具及び内装材固定構造は、車室内側へ飛散するのを抑制できるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る内装材固定具が開いている状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る内装材固定具が閉じている状態を示す平面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 図5の6−6線断面図である。 本発明の実施形態に係る内装材固定具が取り付けられた車両上部のエアバッグ展開前の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る内装材固定具が取り付けられた車両上部のエアバッグ展開後の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る内装材固定具及び内装材固定構造の実施形態について説明する。なお、図中に適宜示される矢印FRは車両前方向を示しており、矢印UPは車両上方向を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
(内装材固定構造の構成)
図7に示されるように、本実施形態の内装材固定構造50は、車室内側の上部に配置されており、内装材としての天井内張り材100と、この天井内張り材100を車体102へ固定する内装材固定具10とを備えている。なお、図7では、車両の進行方向右側の内装材固定構造50のみが示されているが、車両の進行方向左側にも同様の内装材固定構造が設けられている。また、符号114は、サンルーフ用のレールを示している。
天井内張り材100は、車体102に設けられたカーテンシールドエアバッグ110を覆うように取り付けられており、天井内張り材100の車両幅方向外側の端部は、ルーフサイドレールに設けられたオープニングトリム112の下端縁と重なり合っている。また、カーテンシールドエアバッグ110には、エアバッグ袋体110Aが収容されている(図8参照)。ここで、カーテンシールドエアバッグ110の展開時にエアバッグ袋体110Aが膨張すると、天井内張り材100の車両幅方向外側の端部がオープニングトリム112から外れてエアバッグ袋体110Aが車室内側に展開できるように構成されている。
なお、本実施形態では、一例として、車体102にブラケット104が取り付けられており、このブラケット104を介して天井内張り材100が車体102へ固定されているが、これに限らず、天井内張り材100を直接車体102へ固定してもよい。
また、本実施形態では、カーテンシールドエアバッグ110を覆う天井内張り材100に内装材固定具10が取り付けられているが、これに限らず、カーテンシールドエアバッグ110を搭載していない車両に適用してもよい。さらに、内装材固定具10は、天井内張り材100以外の内装材を固定する固定具として用いてもよく、例えば、ガーニッシュ等を固定する固定具として用いてもよい。
(内装材固定具の構成)
次に、本実施形態の内装材固定構造50を構成する内装材固定具10について説明する。図1に示されるように、本実施形態の内装材固定具10は、主として、固定部12と、カバー部14とを備えており、固定部12とカバー部14とはインテグラルヒンジ16で連結されている。
固定部12は、樹脂製のベース18と、金属製の固定座20とを備えており、ベース18は、インテグラルヒンジ16及びカバー部14と樹脂で一体に形成されている。なお、以下の説明において、固定部12及びカバー部14の互いに対向する面を表面と記載し、反対側の面を裏面と記載する。また、内装材固定具10を車体102に取り付けた際に、車両上下方向となる方向を内装材固定具10の長さ方向とし、車両前後方向となる方向を内装材固定具10の幅方向とする。
固定部12を構成するベース18は、表面側から見て角が丸い略矩形状の樹脂部材であり、ベース18の四隅には、保持爪22が突設されている。保持爪22はそれぞれ、固定座20より表面側へ延びており、先端部がベース18の外周側へ凸となるように形成されている。
ベース18の幅方向の両端部には、筒状の挿入部26が設けられている。挿入部26は、ベース18の長さ方向の中央部に位置しており、表面側から見て略矩形状の挿入孔26Aを備えている。この挿入孔26Aには、後述するカバー部14の係止爪32が挿入される。
また、ベース18のインテグラルヒンジ16が設けられた端部とは反対側の端部には、裏面側へ貫通する貫通孔28が設けられている。さらに、ベース18の裏面には、図2に示されるように、一対の受け部40が設けられている。受け部40は、ベース18から裏面側へ向かって突設されており、裏面側から見てL字を回転させた形状に形成されている。また、受け部40の近傍には、一対の仮固定用爪24が設けられている。仮固定用爪24は、ベース18から裏面側へ向かって突設されている。
図1に示されるように、ベース18の表面側には、固定座20が設けられている。固定座20は、ベース18より一回り小さい外形形状を有する金属製の板材であり、固定座20の四隅には、平面視で長孔形状の保持孔20Aが形成されている。ここで、それぞれの保持孔20Aは、ベース18の保持爪22へ挿入されており、保持爪22の先端部が固定座20の表面に掛けられて固定座20がベース18に保持されている(図4参照)。また、固定座20の中央部は、裏面側へ凹んで略円形の底部20Bが形成されており、底部20Bにはボルト108が挿入されるボルト孔20Cが形成されている。なお、本実施形態では、四つの保持爪22で固定座20を保持しているが、これに限らず、さらに多くの保持爪22を設けてもよく、逆に三つ以下の保持爪22で固定座20を保持する構成としてもよい。
カバー部14は、固定部12のベース18と略同一の外径形状を有する樹脂製の部材であり、カバー部14の四隅には、保持爪22との干渉を避けるための凹部30が形成されている。また、カバー部14の幅方向の両端部には、係止爪32が突設されている。係止爪32は、カバー部14を固定部12へ装着した状態(カバー部14を閉じた状態)で、挿入部26と対応する位置に形成されており、係止爪32の先端部には、幅方向の外側へ凸となるように係止部32Aが形成されている。
さらに、カバー部14の凹部30より中央側には、四つのリブ34が突設されている。リブ34はそれぞれ断面が略T字形状に形成されており、同じ高さに形成されている。また、リブ34は、カバー部14を閉じた状態で固定部12と対向し、ストッパーとして機能する。なお、本実施形態では、四つのリブ34が突設されているが、これに限らず、リブ34の数は特に限定しない。また、リブ34を設けなくてもよい。
ここで、カバー部14のインテグラルヒンジ16が設けられた端部とは反対側の端部には、係止爪36が突設されており、この係止爪36には、飛散防止手段としての飛散防止爪38が一体に形成されている。係止爪36は、係止爪32と同様に、先端部が長さ方向の外側へ凸となる係止部36Aを備えており、係止爪36の先端部から表面側へ飛散防止爪38が延びている。
飛散防止爪38は、長尺状の本体部38Aと、本体部38Aの先端から幅方向の両側へ向かって斜め下方へ延びる飛散防止ピン38Bとを備えており、本体部38Aの係止部36Aが形成された側の面、すなわち、固定部12に係止される側の面は、カバー部14をインテグラルヒンジ16を中心に回転させたときの回転軌道に合わせて湾曲している(図5参照)。なお、本体部38Aの湾曲形状は、カバー部14の回転軌道と厳密に一致していなくてもよく、本体部38Aを抵抗なく貫通孔28へ挿入できる程度に湾曲していればよい。また、少なくとも固定部12に係止される側の面が回転軌道に合わせて湾曲していればよく、反対側の面は直線状でもよい。
また、本実施形態では、係止爪36と飛散防止爪38とが一体に形成されており、別体で形成する場合と比較してスペースを有効に活用することができるが、これに限らず、係止爪36と飛散防止爪38とを別体で形成してもよい。さらに、二つの係止爪32で係止状態を維持できる場合は、係止爪36を設けずに飛散防止爪38のみを設けてもよい。
(作用並びに効果)
次に、内装材固定具10が天井内張り材100に取り付けられた状態について説明しつつ、本実施形態の作用並びに効果について説明する。図3に示されるように、内装材固定具10の固定部12には、締結具としてのボルト108が挿入されており、このボルト108で天井内張り材100が車体102に固定されている。詳細には、車体102にブラケット104が連結されており、ブラケット104に天井内張り材100が押し付けられた状態で、ボルト108が車室内側から固定座20のボルト孔20Cへ挿入され、ブラケット104に溶接されたウエルドナット106へ捩じ込まれて天井内張り材100が車体102に固定されている。
このように天井内張り材100が車体102に固定された状態では、固定座20がボルト108でブラケット104に締結されているので、固定座20に荷重が作用しても固定座20が天井内張り材100から外れるのを抑制することができる。また、ボルト108で固定部12をブラケット104へ締結した後に、カバー部14を車室内側から固定部12へ装着すると、カバー部14の係止爪32が挿入孔26Aへ挿入されて、係止部32Aが挿入部26の裏面側に係止される。この状態では、カバー部14でボルト108が覆われているので、ボルト108が乗員から見えず、外観を良好に維持することができる。なお、図3中の二点鎖線は、固定部12に取り付けられる前のカバー部14を示したものである。
また、図4に示されるように、カバー部14が固定部12に装着された状態(カバー部14が閉じた状態)では、ベース18に突設された仮固定用爪24がブラケット104に挿入されて仮固定できるようになっている。これにより、ボルト108を挿入する前に予め固定部12をブラケット104に仮固定して位置決めを行うことができるので、組付作業の効率を向上させることができる。
また、カバー部14が閉じた状態では、カバー部14に突設されたリブ34が固定部12と対向した状態となり、ストッパーとして機能する。すなわち、カバー部14に対して車室内側から荷重が加えられた際に、リブ34が固定部12に当接してカバー部14が必要以上に押し込まれるのを抑制することができる。
さらに、図5に示されるように、係止爪36は、貫通孔28に挿入されており、係止部36Aがベース18の裏面側で係止されている。また、係止爪36と一体に形成された飛散防止爪38は、係止爪36より車室外側へ延びており、飛散防止爪38の先端部は、貫通孔28を貫通して天井内張り材100の裏面側に位置している。ここで、飛散防止爪38の本体部38Aの外周面がカバー部14の回転軌道に合わせて湾曲しているため、インテグラルヒンジ16を中心にカバー部14を回転させたときに、本体部38Aが固定部12と干渉しにくい。これにより、飛散防止爪38を抵抗なくスムーズに貫通孔28へ挿入させることができる。
また、飛散防止爪38の先端部に設けられた飛散防止ピン38Bは、図6に示されるように、貫通孔28の孔壁に当たって撓み変形されながら天井内張り材100の裏面側まで挿入されている。一方、図2に示されるように、ベース18の裏面には受け部40が突設されており、この受け部40と飛散防止ピン38Bとが内装材固定具10の厚さ方向で重複するように位置している。これにより、カバー部14が固定部12から離間する方向へ移動すると、飛散防止ピン38Bが受け部40に当たって係止され、カバー部14が固定部12から外れるのを抑制することができる。特に、エアバッグの展開時等では、カバー部14に過大な荷重が加えられるため、飛散防止爪38が移動する初期段階で飛散防止ピン38Bを受ける必要がある。このため、ベース18の裏面に受け部40を突設することにより、受け部40が無い場合と比較して早いタイミングで飛散防止ピン38Bを受けることができ、飛散防止効果を高めることができる。
なお、本実施形態では、一例として、受け部40がベース18と樹脂で一体に形成されているが、これに限らず、飛散防止ピン38Bの衝撃を和らげるようにゴム等の弾性率の高い部材で形成してもよい。
ここで、図7及び図8を参照して、カーテンシールドエアバッグ110の展開前後における内装材固定具10の挙動について説明する。図7に示されるように、内装材固定具10の固定部12にはボルト108が挿通されており、天井内張り材100と車体102とがブラケット104を介して固定されている。また、固定部12には車室内側からカバー部14が取り付けられており、カバー部14の係止爪32及び係止爪36が固定部12に係止されている(図3及び図5参照)。
さらに、飛散防止爪38が貫通孔28を貫通して天井内張り材100の裏面側まで延びている(図5参照)。この状態で、カーテンシールドエアバッグ110が展開すると、図8に示されるように、エアバッグ袋体110Aが膨張して天井内張り材100とオープニングトリム112との係止状態が解除される。そして、天井内張り材100を車室内側へ押し広げてエアバッグ袋体110Aが展開される。
ここで、カーテンシールドエアバッグ110の展開時の荷重は、天井内張り材100を介して内装材固定具10へ伝達される。そして、荷重が大きい場合は、固定部12とカバー部14とを連結するインテグラルヒンジ16が切断される。また、係止爪32及び係止爪36と固定部12との係止状態が解除されて、カバー部14が固定部12から離間する方向へ移動する。このとき、飛散防止爪38の先端部の飛散防止ピン38Bが受け部40に当たって飛散防止爪38が貫通孔28から抜けるのを防止する。これにより、カバー部14が車室内側へ飛散するのを抑制することができる。また、固定部12は、ボルト108によってブラケット104に締結されているので、カーテンシールドエアバッグ110が展開しても固定部12が車室内側へ飛散するのを抑制することができる。
なお、インテグラルヒンジ16が切断されなかった場合は、カバー部14がインテグラルヒンジ16を中心に回転しながら固定部12から離間しようとするが、飛散防止ピン38Bが受け部40に当たって係止され、カバー部14が車室内側へ飛散するのを抑制することができる。また、内装材固定具10に対して、カーテンシールドエアバッグ110の展開時の荷重より小さい荷重が作用した場合は、係止爪32及び係止爪36と固定部12との係止状態を維持することができるので、カバー部14が車室内側へ飛散することはない。
以上、本発明の実施形態に係る内装材固定具10及び内装材固定構造50について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 内装材固定具
12 固定部
14 カバー部
16 インテグラルヒンジ
18 ベース
20 固定座
24 仮固定用爪
32 係止爪
36 係止爪
38 飛散防止爪(飛散防止手段)
40 受け部
50 内装材固定構造
100 天井内張り材(内装材)
102 車体
108 ボルト(締結具)
110 カーテンシールドエアバッグ(エアバッグ)

Claims (5)

  1. 締結具が挿入されて内装材を車体へ固定させる固定部と、
    前記固定部に係止される係止爪を備え、車室内側から装着されて前記締結具を覆うカバー部と、
    前記カバー部に設けられると共に、前記係止爪と一体に形成された飛散防止爪を有し、前記カバー部が前記固定部に取り付けられた状態で前記固定部へ挿入されると共に、前記カバー部が前記固定部から離間する方向へ移動すると、前記飛散防止爪が前記固定部に係止されて前記カバー部が外れるのを防止する飛散防止手段と、を有し、
    前記固定部は、樹脂製のベースと金属製の固定座とを備え、前記固定座とブラケットを直接接触させて前記車体へ締結されており、
    前記ベースは、前記カバー部と樹脂で一体に形成されてインテグラルヒンジで連結されている内装材固定具。
  2. 前記飛散防止爪の少なくとも前記固定部に係止される側の面は、前記カバー部を前記固定部へ取り付ける際の回転軌道に合わせて湾曲している請求項1に記載の内装材固定具。
  3. 前記固定部の前記カバー部が取り付けられる面とは反対側の面には、前記飛散防止爪を受ける受け部が突設されている請求項1又は2に記載の内装材固定具。
  4. 前記固定部には、車体へ係止される仮固定用爪が設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の内装材固定具。
  5. エアバッグを覆う内装材と、
    前記内装材を車体へ固定する請求項1〜4の何れか1項に記載の内装材固定具と、
    を有する内装材固定構造。
JP2013225811A 2013-10-30 2013-10-30 内装材固定具及び内装材固定構造 Active JP6229435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013225811A JP6229435B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 内装材固定具及び内装材固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013225811A JP6229435B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 内装材固定具及び内装材固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015085799A JP2015085799A (ja) 2015-05-07
JP6229435B2 true JP6229435B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=53049056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013225811A Active JP6229435B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 内装材固定具及び内装材固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6229435B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065265Y2 (ja) * 1987-09-18 1994-02-09 日産自動車株式会社 トランクフイニッシャ取付構造
JP3649035B2 (ja) * 1999-03-25 2005-05-18 豊田合成株式会社 エアバッグカバー
JP3485038B2 (ja) * 1999-08-20 2004-01-13 トヨタ自動車株式会社 頭部保護エアバッグ搭載車両の内装品取付構造
JP3960835B2 (ja) * 2002-03-20 2007-08-15 株式会社パイオラックス 車両用内装部品のトリムボードへの取付け装置
JP4372454B2 (ja) * 2003-05-21 2009-11-25 富士重工業株式会社 トリム取付構造
JP4504828B2 (ja) * 2005-01-28 2010-07-14 林テレンプ株式会社 キャップ取付構造およびキャップ
KR100747279B1 (ko) * 2005-12-01 2007-08-07 현대자동차주식회사 커튼 에어백의 a필라 구조
JP5053321B2 (ja) * 2009-04-07 2012-10-17 本田技研工業株式会社 車両用内装部材
JP2012224261A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Toyota Motor Corp ガーニッシュ取付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015085799A (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5447678B2 (ja) ガーニッシュ取付装置
JP6323714B2 (ja) ピラーガーニッシュ
JP4466676B2 (ja) 衝撃吸収部材の取付構造
JP5287754B2 (ja) Aピラーガーニッシュ取付け装置
US10967808B2 (en) Interior cover mount assembly
JP2007062688A (ja) エアバッグ装置
CN108495759B (zh) 车用内部装饰配件
JP2009062019A (ja) 車両用ドアのドアライニング
JP6022989B2 (ja) 車両の外部構造
JP6229435B2 (ja) 内装材固定具及び内装材固定構造
JP5149726B2 (ja) ピラートリムの取付構造
JP2009073425A (ja) 車両用外装部品
US10894518B2 (en) Door trim
JP6414741B2 (ja) フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法
JP6803318B2 (ja) カウルトップガーニッシュ
JP5267903B2 (ja) 車両のピラートリム取付構造
JP2009220713A (ja) 自動車のピラートリム
JP5123898B2 (ja) 装飾部材の取付構造
JP6917351B2 (ja) クリップ取付構造、クリップ取付座及びクリップ取付方法
JP2020082989A (ja) 車両側部構造
JP4725838B2 (ja) 内装トリム構造
JP2005014694A (ja) 乗員保護装置
JP6378558B2 (ja) 自動車用バイザー及び自動車用バイザーの取付構造
JP6442128B2 (ja) 車両用内装
JP2017094997A (ja) フードエアバッグモジュール取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6229435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151