JP6175849B2 - 液体供給装置及び液体消費装置 - Google Patents

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本発明は、液体を供給する液体供給装置及び同液体供給装置を備えた液体消費装置に関する。
従来から、液体消費装置の一種として、供給されたインクを液体消費部から用紙などに噴射して、画像などを印刷するインクジェット式プリンターが知られている。こうしたプリンターには、液体消費部で消費されるインクの供給源を、そのインクの種類に応じて、プリンター内部に配置されるインクカートリッジとしたり、プリンター外部に配置されるインクタンクとしたりするものがある(例えば、特許文献1)。
すなわち、上記のプリンターでは、液体消費部に対して、黒色インクをインクカートリッジよりもインク収容量の大きいインクタンクから供給し、黒色インクよりも使用頻度の低いカラーインクをインクカートリッジから供給するようにしている。
特開2008−238787号公報
ところで、上記のプリンターでは、黒色インクをインクタンクから液体消費部に供給するためのインク供給チューブを、プリンター内部で引き回している。このため、インク供給チューブの引き回し方によっては、インクカートリッジの交換時に、インクカートリッジとインク供給チューブが干渉してしまうという課題があった。
なお、こうした実状は、上述したようなインクジェット式プリンターに限らず、液体を収容する液体収容体が着脱可能に装着される装着部と、同装着部と他の液体収容体とを接続する液体供給チューブと、を備えた液体供給装置及び同液体供給装置を備えた液体消費装置にあっては、概ね共通するものとなっている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものである。その目的は、装着部に対して着脱される第1の液体収容体が、他の装着部と第2の液体収容体とを接続する液体供給チューブと干渉することを抑制することができる液体供給装置及び同液体供給装置を備えた液体消費装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体供給装置は、液体を消費する液体消費部に前記液体を供給する液体供給装置であって、前記液体を収容する第1の液体収容体が着脱可能に装着される複数の装着部と、前記複数の装着部のうち前記第1の液体収容体が装着された第1の装着部以外の第2の装着部と前記第1の液体収容体が収容する液体量よりも大量の前記液体を収容する第2の液体収容体との間を接続可能な液体供給チューブと、備え、前記液体供給チューブは、前記第1の装着部に対する前記第1の液体収容体の着脱領域外から前記第2の装着部に接続される。
上記構成によれば、液体供給チューブは、第1の装着部に対する第1の液体収容体の着脱領域外から第2の装着部に接続される。このため、第1の装着部に対して第1の液体収容体を着脱する場合に、同第1の液体収容体が、他の装着部と第2の液体収容体とを接続する液体供給チューブと干渉することを抑制することができる。
上記液体供給装置において、前記液体供給チューブは、前記複数の装着部の並設方向において両端に位置する装着部の何れか一方の装着部に接続されることが望ましい。
上記構成によれば、液体供給チューブは、並設方向において一端側に位置する装着部及び他端側に位置する装着部の何れかの一方の装着部に接続される。このため、液体供給チューブが、複数の装着部のうち両端の装着部を除く他の装着部に接続された場合に比べて、着脱に係る第1の液体収容体が液体供給チューブに干渉し難くすることができる。
上記液体供給装置は、前記液体供給チューブを該液体供給チューブが接続される装着部に向かって案内する案内部をさらに備え、前記案内部は、前記着脱領域外に形成されることが望ましい。
上記構成によれば、第2の液体収容体から延設された液体供給チューブは、着脱領域外に形成される案内部によって、装着部に案内される。このため、液体供給チューブが接続される第2の装着部が複数の装着部のうち何れの装着部であっても、第1の装着部に対して着脱される第1の液体収容体が液体供給チューブと干渉することを抑制することができる。
上記液体供給装置において、前記液体供給チューブは、前記装着部より上方から前記装着部に接続されることが望ましい。
上記構成によれば、液体供給チューブを装着部より上方から装着部に接続するができる。これによれば、例えば、液体供給チューブを装着部の前方から装着部に接続する場合に比べ、液体供給チューブの接続態様を簡潔にすることができる。
上記液体供給装置は、前記案内部に案内される前記液体供給チューブを覆うカバーをさらに備えることが望ましい。
上記構成によれば、案内部に案内される液体供給チューブをカバーで覆うことによって、液体供給チューブが案内部から取り外れさてしまうことを抑制することができる。
上記液体供給装置において、前記複数の装着部は、前記液体消費部を支持して往復移動するキャリッジ上に設けられることが望ましい。
上記構成によれば、複数の装着部を往復移動するキャリッジ上に設けた場合であっても、第1の装着部に対して第1の液体収容体を着脱する場合に、同第1の液体収容体が、他の装着部と第2の液体収容体とを接続する液体供給チューブと干渉することを抑制することができる。
上記液体供給装置において、前記第2の液体収容体は、前記キャリッジの移動領域の外側に配置されることが望ましい。
上記構成によれば、往復移動するキャリッジが、第2の液体収容体と干渉することを抑制することができる。
上記液体供給装置は、前記第1の液体収容体を交換する交換位置に前記キャリッジが位置したときに、前記液体供給チューブを前記着脱領域と遮蔽する遮蔽部をさらに備えることが望ましい。
上記構成によれば、交換位置にキャリッジが位置したときに、液体供給チューブは遮蔽部によって着脱領域から遮蔽される。このため、第1の液体収容体を着脱する際に、同第1の液体収容体が液体供給チューブと干渉することをさらに抑制することができる。
上記課題を解決する液体消費装置は、上述した液体供給装置と、前記液体消費部と、を備える。
上記構成によれば、液体消費装置において、上述した液体供給装置が奏する効果と同様の効果を得ることができる。
複合機の外観を示す斜視図。 記録装置の内部構造を示す斜視図。 記録装置のキャリッジを示す斜視図。 キャリッジに装着されるカバーの斜視図。 キャリッジにカバーを装着する様子を示す図であって、(a)は装着途中の斜視図、(b)は装着完了時の斜視図。 インクカートリッジを着脱する際の様子を模式的に示す斜視図。 (a)〜(c)は、変形例における装着部に対するインク供給チューブの接続態様を説明する斜視図。 (a),(b)は、変形例において、インクカートリッジの交換位置に位置するキャリッジを示す斜視図。
以下、液体消費装置を記録装置に具体化した一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、複合機11は、用紙Pに対して記録を行う記録装置12と、原稿に記録された画像等を読み取るスキャナーユニット13と、液体の一例であるインクを収容する第2の液体収容体の一例としてのインクタンク14と、複合機11の動作を操作するための操作パネル15とを備えている。スキャナーユニット13は、記録装置12の上方に搭載され、インクタンク14は記録装置12の一側面に取り付けられている。また、操作パネル15は、記録装置12の前面側に配置されている。
なお、以降の説明では、複合機11において操作パネル15が設けられた側を前側とし、その反対側を後側とする。また、記録装置12に対してスキャナーユニット13が搭載される側を上側とし、その反対側を下側とする。また、記録装置12に対してインクタンク14が配置される側を右側とし、その反対側を左側とする。そして、前方向及び後方向に沿う方向を前後方向Yとするとともに、鉛直方向と沿う方向を上下方向Zとする。さらに、前後方向Y及び上下方向Zと直交する左右方向を走査方向Xとする。
スキャナーユニット13は、記録装置12に対して、回動自在に連結されたスキャナー本体部16と、スキャナー本体部16の上方に配置された搬送ユニット17とを備えている。スキャナー本体部16は、その後端側に設けられた回転機構18を介して、記録装置12の上方を開閉可能としている。また、搬送ユニット17は、その後端側に設けられた回転機構19を介して、スキャナー本体部16の上方を開閉可能としている。
操作パネル15は、メニュー画面等を表示するための液晶ディスプレイなどの表示部20と、表示部20の周囲に設けられた種々の操作ボタン21とを備えている。
また、記録装置12において操作パネル15の下方となる位置には、記録装置12内から用紙Pを排出するための排紙口22と、引き出し可能に収容された排紙台23が設けられている。また、記録装置12の背面側には、複数の用紙Pを積載可能な伸縮式の媒体支持体24と、用紙Pを記録装置12内に給紙するための給紙口25が設けられている。また、記録装置12内には、図示しない搬送機構が収容されている。そして、搬送機構は、給紙口25を通じて記録装置12内に給紙された用紙Pを、記録装置12内で搬送することで排紙口22を通じて記録装置12外に排出する。すなわち、前後方向Yにおける前方向は、記録装置12内において用紙Pが搬送される方向でもある。
次に、複合機11からスキャナーユニット13と一部構成を取り除いた図2を主に参照して、記録装置12の内部構造について説明する。
図2に示すように、記録装置12内には、走査方向Xを長手方向とするとともに上下方向Zを短手方向とする板状のガイドフレーム31が設けられ、同ガイドフレーム31の上端部及び下端部にはガイドレール32が形成されている。そして、ガイドレール32には、同ガイドレール32に沿って、走査方向Xに往復移動可能なキャリッジ40が支持されている。
図1に示すように、キャリッジ40は、インクを噴射可能な液体消費部の一例としての液体噴射ヘッド41を備えている。また、図2及び図3に示すように、キャリッジ40は、インクを収容可能な第1の液体収容体の一例としてのインクカートリッジ33が着脱可能に装着される複数の装着部42(42a,42b,42c,42d)を備えている。液体噴射ヘッド41は、キャリッジ40の下側に設けられ、装着部42は、同液体噴射ヘッド41の上方に設けられている。
また、図2に示すように、インクカートリッジ33が装着されていない装着部42(42d)には、液体噴射ヘッド41にインクを供給可能なアダプター34が装着されている。アダプター34は、液体供給チューブの一例としてのインク供給チューブ35を介してインクタンク14と接続されている。すなわち、図3に示すように、インク供給チューブ35は、装着部42のうちインクカートリッジ33が装着された装着部42a,42b,42c以外の装着部42dとインクタンク14との間を接続している。また、インク供給チューブ35は、キャリッジ40の往復移動に応じて追従変形することを可能としている。こうして、アダプター34及びインク供給チューブ35は、インクタンク14に収容されたインクを、往復移動するキャリッジ40に支持された液体噴射ヘッド41に供給することを可能としている。
図2に示すように、記録装置12の内底部には、液体噴射ヘッド41からインクを噴射される用紙Pを支持するための支持部材36が、走査方向Xに沿って延設されている。また、キャリッジ40の後方には、走査方向Xにおいて対をなすプーリー37(一方は不図示)と、両プーリーに巻き掛けられた無端状のタイミングベルト38と、一方のプーリーを駆動するキャリッジモーター39が設けられている。
また、図2に示すキャリッジ40の下方であって、支持部材36と隣り合う位置は、液体噴射ヘッド41のメンテナンスが行われるホームポジションとなっている。そして、本実施形態では、支持部材36と対向する領域とホームポジションを含む領域が、キャリッジ40が走査方向Xに沿って移動可能な移動領域となっている。また、本実施形態では、上述したインクタンク14は、キャリッジ40の移動領域の外側であって、且つ記録装置12の外側に配置されている。
次に、キャリッジ40の具体的構成について説明する。
図3に示すように、キャリッジ40は、上下方向Zにおける上側に開口を有する箱体状をなし、前後方向Yにおいて前側となる第1側壁43及び後側となる第2側壁44と、走査方向Xにおいてインクタンク14側となる第3側壁45及びその反対側となる第4側壁46とを備えている。第1側壁43は、他の側壁44〜46に比べ、その上下方向Zにおける高さが低くなっている。
第1側壁43には、その上端部において、インクタンク14側から引き回しされたインク供給チューブ35をアダプター34(装着部42d)に向かって案内する案内部47が形成されている。案内部47は、その平面視において、第1側壁43の上端部から前方かつ第4側壁46側(インクタンク14側とは反対側)に向かって孤を描くように延設されている。また、案内部47には、上下方向Zと直交する方向からインク供給チューブ35を挟持可能なガイド壁48が、案内部47の延設方向に沿って形成されている。さらに、案内部47には、案内部47の補強のための補強壁49が、ガイド壁48と並設されている。
また、第3側壁45及び案内部47には、後述するカバー50(図4参照)を装着する際に、同カバー50を係止するための係止部45a及び係止部47aが形成されている。また、第1側壁43及び第3側壁45で作る隅角における上端部には、上下方向Zに沿うねじ穴45bが形成されている。
また、上述した装着部42は、キャリッジ40における各側壁43〜46に囲まれた領域に、走査方向Xに沿って複数(本実施形態では4つ)並設されている。そして、本実施形態では、図2及び図3に示すように、装着部42のうち最もインクタンク14側に位置する装着部42dに、黒色インクを収容するインクタンク14とインク供給チューブ35を介して接続されたアダプター34が装着されている。すなわち、本実施形態では、インク供給チューブ35は、複数の装着部42の並設方向(走査方向)において最もインクタンク14側に位置する装着部42dにアダプター34を介して接続されている。その一方、残りの装着部42a,42b,42cには、カラーインク(一例として、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク)を収容するインクカートリッジ33が装着されている。
すなわち、本実施形態では、4つの装着部42のうち、インクカートリッジ33が装着された3つの装着部42a,42b,42cが第1の装着部に相当し、アダプター34を介してインク供給チューブ35が接続された1つの装着部42dが第2の装着部に相当する。ここで、インクタンク14は、インクカートリッジ33が収容するインク量よりも大量のインクを収容可能としている。このため、記録装置12において、比較的使用量が高いインク(本実施形態では黒インク)はインクタンク14から供給され、比較的使用量が低いインク(本実施形態ではカラーインク)はインクカートリッジ33から供給されることが望ましい。
次に、キャリッジ40に装着するカバー50について説明する。
図3及び図4に示すように、カバー50は、その平面視においてインク供給チューブ35がアダプター34を介して接続される装着部42dと案内部47に対応する形状に形成されている。すなわち、カバー50は、案内部47を覆うことのできる第1被覆部51と、キャリッジ40のアダプター34が装着される装着部42dを覆うことのできる第2被覆部52とを備えている。第1被覆部51には、カバー50がキャリッジ40に装着された際に、キャリッジ40の案内部47に形成された係止部47aと係合する被係止部51aが形成されている。また、第2被覆部52には、カバー50がキャリッジ40に装着された際に、キャリッジ40の第3側壁45に形成された係止部45aと係合する被係止部52aと、キャリッジ40のねじ穴45bと連通する貫通孔52bが形成されている。
次に、記録装置12の外側に配置されるインクタンク14から液体噴射ヘッド41までにおけるインク供給系に係る構成について詳述する。
図2に示すように、インク供給系の最上流側となるインクタンク14は、その上面にスライドカバー14aが設けられている。このスライドカバー14aを開状態とすることで現れる注入口(図示略)を介して、インクタンク14にインクを注入することが可能とされている。
そして、インクタンク14に収容されたインクは、記録装置12内部に引き回しされたインク供給チューブ35を介して、液体噴射ヘッド41まで供給される。具体的には、インク供給チューブ35は、記録装置12内で走査方向Xに沿って延設されるガイド部61上に載置された状態で、インクタンク14側からその反対側に向かって延設された後に、その延設方向をインクタンク14側に向かって反転される。そして、反転されたインク供給チューブ35は、案内部47に案内されることで、その延設方向を走査方向Xに沿う方向(右方向)から前後方向Y(後方向)に変更して、アダプター34に接続される。なお、インク供給チューブ35が走査方向Xにおいて反転される際に形成される湾曲部35aの凸方向は、走査方向Xにおいて、記録装置12に対してインクタンク14が配置される方向(右方向)の反対方向(左方向)となっている。
また、インク供給チューブ35には、同インク供給チューブ35とともに追従変形する保護プレート62が添設されている。保護プレート62は、その上流側(インクタンク14側)端部がインク供給チューブ35とともにガイド部61に固定される一方、その下流側(液体噴射ヘッド40側)端部が案内部47に係止されている。
こうして、本実施形態では、インクカートリッジ33及びアダプター34が装着される装着部42と、インクタンク14とアダプター34を接続するインク供給チューブ35とで、液体噴射ヘッド41にインクを供給する液体供給装置の一例が構成されている。
次に、本実施形態の複合機11の作用について説明する。
まず、キャリッジ40に対するカバー50の装着に係る作用について説明する。
図5(a)に示すように、キャリッジ40に対してカバー50を装着する際には、同カバー50の本来の装着位置よりもやや第3側壁45寄りの位置であって、かつキャリッジ40の第3側壁45の上端面にカバー50を載置する。そして、図5(b)に示すように、カバー50をキャリッジ40に対して、第4側壁46側に移動させることで、カバー50がキャリッジ40に対して装着される。
図5(b)に示す状態では、キャリッジ40の係止部45a及び係止部47aは、カバー50の被係止部51a及び被係止部52aと係合し、キャリッジ40のねじ穴45bとカバー50の貫通孔52bが上下方向Zにおいて重なることとなる。さらに、重なったキャリッジ40のねじ穴45b(図3参照)とカバー50の貫通孔52b(図4参照)をねじ止めすることで、カバー50をキャリッジ40に対してより強固に装着することが可能となる。
そして、カバー50がキャリッジ40の案内部47を上方から覆うことによって、案内部47上に位置したインク供給チューブ35が、案内部47から浮き上がったり、取り外れたりすることが抑制される。また、カバー50がアダプター34とインク供給チューブ35の接続部位を上方から覆うことによって、ユーザーが不用意に、同接続部位に触れる可能性が低減される。
次に、インクカートリッジ33の交換に係る作用について説明する。
図6に示すように、インクカートリッジ33を交換する際には、交換したいインクカートリッジ33(図6では全てのインクカートリッジ33)が、キャリッジ40の装着部42から取り外される。すなわち、図6において、2点鎖線で示すように、インクカートリッジ33は、複合機11のユーザーによって、装着部42a,42b,42cから上側に向かって取り外される。このとき、二点鎖線で囲まれた領域は、インクカートリッジ33が装着部42a,42b,42cに対して着脱される際に、同インクカートリッジ33が変位する着脱領域RAとなっている。ここで、インク供給チューブ35は、着脱領域RA外において、同着脱領域RA外に形成された案内部47に案内され、アダプター34を介して装着部42dに接続されている。このため、本実施形態によれば、インクカートリッジ33を着脱する際に、同インクカートリッジ33がインク供給チューブ35と干渉することが抑制される。
なお、このインクカートリッジ33の着脱交換は、キャリッジ40にカバー50を装着した状態で行ってもよい。また、キャリッジ40の第1側壁43が他の側壁44,45,46よりも上下方向Zにおいて低く形成されていることから、キャリッジ40の装着部42a,42b,42cからインクカートリッジ33を取り外す際に、ユーザーはインクカートリッジ33に手を掛け易くなっている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)インク供給チューブ35は、装着部42a,42b,42cに対するインクカートリッジ33の着脱領域RA外から装着部42dに接続される。このため、インクカートリッジ33を着脱する場合に、同インクカートリッジ33がインク供給チューブ35と干渉することを抑制することができる。
(2)インク供給チューブ35は、装着部42の並設方向において一端側(インクタンク14側)に位置する装着部42dにアダプター34を介して接続される。このため、インク供給チューブ35が、複数の装着部42のうち並設方向における両端の装着部42a,42dを除く他の装着部42b,42cに接続された場合に比べて、インク供給チューブ35と着脱に係るインクカートリッジ33が干渉し難くすることができる。
(3)インクタンク14から引き回されたインク供給チューブ35は、着脱領域RA外に形成される案内部47によって装着部42に案内される。このため、インク供給チューブ35が接続される第2の装着部(本実施形態では装着部42d)が複数の装着部42のうち何れの装着部であっても、第1の装着部(本実施形態では装着部42a,42b,42c)に対して着脱されるインクカートリッジ33がインク供給チューブ35と干渉することを抑制することができる。
(4)案内部47に案内されるインク供給チューブ35をカバー50で覆うことによって、同インク供給チューブ35が案内部47から取り外されてしまうことを抑制することができる。
(5)また、カバー50が、アダプター34とインク供給チューブ35の接続部位を覆うことで、記録装置12のユーザーなどが同接続部位に触れることを抑制することができる。
(6)インクタンク14をキャリッジ40の移動領域の外側に設けたことで、往復移動するキャリッジ40が、インクタンク14と干渉することを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下に示す変形例のように変更してもよい。さらに、変形例同士を組み合わせてもよい。
・インク供給チューブ35を案内する案内部47の位置を変更してもよい。また、アダプター34におけるインク供給チューブ35との接続位置を変更してもよい。
例えば、図7(a)に示すように、案内部47を第3側壁45に形成された貫通孔45cとしてもよい。この場合には、アダプター34におけるインク供給チューブ35との接続位置を同アダプター34の第3側壁45側の側面にすることが望ましい。
また、例えば、図7(b)に示すように、案内部47を第1側壁43に形成された貫通孔43aとしてもよい。この場合には、アダプター34におけるインク供給チューブ35との接続位置を同アダプター34の第1側壁43側の側面にすることが望ましい。
・インク供給チューブ35を案内する案内部47を省略してもよい。例えば、図7(c)に示すように、アダプター34(装着部42a)の上方からインク供給チューブ35をアダプター34に直接的に接続するようにして、案内部47を省略してもよい。これによれば、例えば、インク供給チューブ35をキャリッジ40の前方から装着部42に接続する場合に比べ、インク供給チューブ35の引き回しを簡潔にすることができる。その一方、図7(c)において、アダプター34(装着部42a)の上方からインク供給チューブ35をアダプター34に直接的に接続する場合にも、同インク供給チューブ35をアダプター34に対して案内する案内部を設けてもよい。
・アダプター34は、複数の装着部42のうち最もインクタンク14側に位置する装着部42dに装着しなくてもよい。例えば、図7(b),(c)に示すように、アダプター34をインクタンク14側とは反対側に位置する装着部42aに装着してもよいし、その他の装着部42cに装着してもよい。
・インクカートリッジ33を交換する交換位置において、アダプター34及び同アダプター34に接続されるインク供給チューブ35を、着脱領域RAから遮蔽する遮蔽部を設けてもよい。
例えば、図8(a)に示すように、アダプター34が複数の装着部42に対して最も第3側壁45側の装着部42dに装着される場合には、キャリッジ40が交換位置に位置したときに、少なくとも同アダプター34が隠蔽されるように遮蔽部63を設けることが望ましい。
また、図8(b)に示すように、アダプター34が複数の装着部42に対して第3側壁45側から2番目に位置する装着部42dに装着される場合には、キャリッジ40が交換位置に位置したときに、少なくとも同アダプター34が隠蔽されるように遮蔽部64を設けることが望ましい。
これらによれば、インクカートリッジ33を着脱する際に、同インクカートリッジ33がアダプター34やインク供給チューブ35と干渉することを抑制することができる。
・インク供給チューブ35は、アダプター34を介さずに直接的に装着部42に接続してもよい。例えば、装着部42に設けられたインクカートリッジ33内のインクを導出させる導出部などに、インク供給チューブ35を直接的に接続すればよい。
・装着部42は、2つでもよいし、3つでもよいし、5つ以上でもよい。
・装着部42は、インクカートリッジ33を上下方向Zにおける上方向以外の方向に着脱できるようにしてもよい。例えば、装着部42は、インクカートリッジ33を前方向に着脱可能に構成してもよい。
・インクカートリッジ33及びアダプター34の何れかが、必ずしも全ての装着部42に装着されていなくてもよい。すなわち、何も装着されない装着部42があってもよい。
・インクカートリッジ33は、装着部42に対して少なくとも1つ以上装着されていれば、いくつ装着されていてもよい。アダプター34についても同様である。
・カバー50は、全ての装着部42と案内部47を覆うことができるように形成してもよい。
・インクタンク14から供給されるインクは黒色インクでなくてもよい。例えば、他のインクの使用頻度が高くなる場合には、そのインクをインクタンク14から供給するようにしてもよい。また、増粘し易い又は増粘し難いといったインクの特性に応じて、同インクをインクカートリッジ33から供給するか、インクタンク14から供給するかを選択してもよい。
・インクタンク14は、キャリッジ40の移動領域の外側であれば、記録装置12の内側に配置してもよい。
・装着部42は、記録装置12内において、キャリッジ40上以外の所定箇所に設けてもよい。すなわち、インクカートリッジ33は、そのような装着部に装着される所謂オフキャリッジタイプのインクカートリッジであってもよい。この場合には、例えば、図3及び図7等に示されるキャリッジ40と同様に、インクカートリッジ33が装着される装着部42を備えたカートリッジ保持部が、記録装置12内の所定位置に固定されることが望ましい。そして、この場合でも、インクカートリッジを着脱する際の着脱領域外から、一端がインクタンク14に接続されたインク供給チューブ35をそのような装着部(第2の装着部)に接続することができる。これによれば、装着部がキャリッジ40上に設けられていなくても、インクカートリッジを着脱する場合に、同インクカートリッジがインク供給チューブ35と干渉することを抑制することができる。
・上記実施形態において、記録装置12は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
12…記録装置(液体消費装置の一例)、14…インクタンク(第2の液体収容体の一例)、33…インクカートリッジ(第1の液体収容体の一例)、35…インク供給チューブ(液体供給チューブの一例)、40…キャリッジ、41…液体噴射ヘッド(液体消費部の一例)、42(42a,42b,42c)…装着部(第1の装着部の一例)、42(42d)…装着部(第2の装着部の一例)、47…案内部、50…カバー、63,64…遮蔽部、RA…着脱領域。

Claims (7)

  1. 液体を消費する液体消費部に前記液体を供給する液体供給装置であって、
    前記液体を収容する第1の液体収容体が着脱可能に装着される複数の装着部と、
    前記複数の装着部のうち前記第1の液体収容体が装着された第1の装着部以外の第2の装着部と前記第1の液体収容体が収容する液体量よりも大量の前記液体を収容する第2の液体収容体との間を接続可能な液体供給チューブと、備え、
    前記液体供給チューブは、前記第1の装着部に対する前記第1の液体収容体の着脱領域外から前記第2の装着部に接続され
    前記複数の装着部は、前記液体消費部を支持して往復移動するキャリッジ上に設けられ、
    前記第1の液体収容体を交換する交換位置に前記キャリッジが位置したときに、前記液体供給チューブを前記着脱領域と遮蔽する遮蔽部をさらに備えることを特徴とする液体供給装置。
  2. 液体を消費する液体消費部に前記液体を供給する液体供給装置であって、
    前記液体を収容する第1の液体収容体が着脱可能に装着される複数の装着部と、
    前記複数の装着部のうち前記第1の液体収容体が装着された第1の装着部以外の第2の装着部と前記第1の液体収容体が収容する液体量よりも大量の前記液体を収容する第2の液体収容体との間を接続可能な液体供給チューブと、を備え、
    前記液体供給チューブは、前記第1の装着部に対する前記第1の液体収容体の着脱領域外において、記録媒体の搬送方向の下流側から前記第2の装着部に接続されることを特徴とする液体供給装置。
  3. 前記液体供給チューブは、前記複数の装着部の並設方向において両端に位置する装着部の何れか一方の装着部に接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 前記液体供給チューブを該液体供給チューブが接続される装着部に向かって案内する案内部をさらに備え、
    前記案内部は、前記着脱領域外に形成されることを特徴とする請求項1請求項3の何れか一項に記載の液体供給装置。
  5. 前記案内部に案内される前記液体供給チューブを覆うカバーをさらに備え
    前記カバーは、前記液体供給装置の使用状態における鉛直方向上方からの平面視において、前記第1の装着部を開放し、前記第2の装着部と前記案内部とを覆うように構成されることを特徴とする請求項4に記載の液体供給装置。
  6. 前記第2の液体収容体は、前記液体消費部を支持して往復移動するキャリッジの移動領域の外側に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体供給装置。
  7. 請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の液体供給装置と、
    前記液体消費部と、を備えることを特徴とする液体消費装置。
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